JP2001218138A - 印刷システム及び印刷方法 - Google Patents

印刷システム及び印刷方法

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JP2001218138A
JP2001218138A JP2000030270A JP2000030270A JP2001218138A JP 2001218138 A JP2001218138 A JP 2001218138A JP 2000030270 A JP2000030270 A JP 2000030270A JP 2000030270 A JP2000030270 A JP 2000030270A JP 2001218138 A JP2001218138 A JP 2001218138A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル放送を受信してその画像を印刷する
印刷システムとして、いくつかの画像を合成して印刷す
ることができ、且つ、印刷時に表示画面を殆どフリーズ
状態とすることなく印刷することができるシステムを提
供する。 【解決手段】 デジタル放送を受信する受信装置と、受
信装置によって受信したデジタル放送に含まれる画像デ
ータを印刷する印刷装置とを備えた印刷システムを構成
する。そして、受信装置により受信したデジタル放送の
データのうち、印刷対象の画像データに対して、受信装
置内の描画手段により所定の描画処理を施す。そして、
描画処理が施された描画処理済画像データを印刷装置に
転送する。そして、印刷装置に転送された描画処理済画
像データを、印刷装置内のデータ格納手段に一旦格納
し、その後、データ格納手段に格納した描画処理済画像
データを読み出して印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送に対
応し、デジタル信号をもとにテレビジョン画像等を印刷
することが可能な印刷システム及び印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】NTSC、PAL、SECAM、HDT
Vなどの各種方式のテレビジョン画像をそのまま印刷す
るためには、50Hzや60Hz周期でリフレッシュさ
れるビデオフレームを受け取って印刷を行う必要があ
る。従来、このようなテレビジョン画像の印刷には、カ
ラービデオプリンタと呼ばれる印刷装置が用いられてい
る。カラービデオプリンタとしては、例えば、ソニー株
式会社が製造販売するUP−2800やUP−7200
などが挙げられる。カラービデオプリンタでは、テレビ
ジョン画像のアナログ信号を受け取って、印刷装置内で
A/D変換を行う。そして、A/D変換により得られた
画像データを蓄積し、当該画像データを印刷する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラービデオプ
リンタでは、ビデオ信号の周波数帯域を持つA/D変換
器やメモリをプリンタ内に設けているため、価格が非常
に高いものとなっていた。また、アナログ信号を元に印
刷を行うため、画像の劣化が生じ易いという問題もあっ
た。また、テレビジョン放送は、従来のアナログ放送に
替わってデジタル放送が行われるようになってきている
が、従来のカラービデオプリンタはアナログ信号を元に
印刷を行うような構成とされており、デジタル放送には
対応していない。
【0004】また、放送のデジタル化に伴い、単に表示
装置に表示している画像を印刷するだけでなく、様々な
画像を合成して印刷するような要求も高まっている。例
えば、ある画像と、その画像のヘッダ情報を合成して印
刷したり、或いは、複数の画像を合成して1ページに印
刷したりするようなことも望まれるようになってきてい
る。従来、このような画像合成を行って印刷する場合に
は、印刷対象の画像の合成及び印刷が完了するまで、表
示対象の画像データが書き込まれる画像メモリ(いわゆ
るビデオRAM)の更新を停止しなければならなかっ
た。そのため、従来は、画像合成を行って印刷する場合
に、長い時間にわたって画面のフリーズ状態(表示画面
が更新されない状態)が続くという問題があった。
【0005】本発明は、以上のような従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、デジタル放送に対応し、デジ
タル信号をもとにテレビジョン画像等を印刷することが
可能であり、しかも、画像を合成して印刷する場合にも
画面をフリーズさせる必要がないか、あるいはフリーズ
状態にするにしても、その時間が非常に短くてすむ印刷
システム及び印刷方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る印刷システ
ムは、デジタル放送を受信する受信装置と、上記受信装
置によって受信したデジタル放送に含まれる画像データ
を印刷する印刷装置とを備える。上記受信装置は、受信
したデジタル放送のデータのうち印刷対象の画像データ
に対して所定の描画処理を施す描画手段と、上記描画手
段により描画処理が施された描画処理済画像データを上
記印刷装置に転送する転送手段とを備える。また、上記
印刷装置は、上記受信装置の転送手段により転送された
描画処理済画像データを受け取るデータ受信手段と、上
記データ受信手段により受け取った描画処理済画像デー
タを格納するデータ格納手段と、上記データ格納手段に
格納した描画処理済画像データを印刷する印刷手段とを
備える。
【0007】この印刷システムでは、受信装置により受
信したデジタル放送のデータのうち、印刷対象の画像デ
ータに対して、受信装置の描画手段により所定の描画処
理を施す。そして、描画処理が施された描画処理済画像
データを、転送手段により印刷装置に転送する。そし
て、印刷装置に転送された描画処理済画像データをデー
タ格納手段に一旦格納し、データ格納手段に格納した描
画処理済画像データを印刷手段により印刷する。
【0008】なお、上記受信装置は、受信したデジタル
放送の画像を表示する際に表示対象の画像データが書き
込まれる画像メモリを備えていてもよい。この場合は、
例えば、上記受信装置によって受信したデジタル放送に
含まれる画像データを印刷する際に、上記画像メモリに
書き込まれた画像データも上記印刷装置へ転送し、当該
画像データと、上記描画手段により描画処理を施した画
像データとを合成して印刷する。
【0009】また、上記受信装置は、上記画像メモリと
は別に設けられた記憶手段を備えていてもよい。この場
合、上記受信装置は、例えば、上記画像メモリに書き込
まれた画像データを上記印刷装置へ転送する際に、転送
対象の画像データを、上記記憶手段に一旦格納し、当該
記憶手段から上記印刷装置へ転送する。なお、上記記憶
手段から上記印刷装置へ画像データを転送する前に、当
該記憶手段に格納された画像データに対して付加情報を
加え、当該付加情報が付加された画像データを上記印刷
装置へ転送するようにしてもよい。
【0010】また、本発明に係る印刷方法では、デジタ
ル放送を受信装置によって受信し、当該受信装置によっ
て受信したデジタル放送に含まれる画像データを印刷装
置により印刷する際に、先ず、上記受信装置により受信
したデジタル放送のデータのうち、印刷対象の画像デー
タに対して、上記受信装置内に設けられた描画手段によ
り描画処理を施す。そして、上記描画処理が施された画
像データを上記印刷装置に転送して、当該印刷装置内に
設けられたデータ記憶手段に格納し、上記データ記憶手
段に格納した画像データを上記印刷装置により印刷す
る。
【0011】なお、上記印刷方法では、受信装置に、受
信したデジタル放送の画像を表示する際に表示対象の画
像データが書き込まれる画像メモリを設けて、画像を印
刷する際に、上記画像メモリに書き込まれた画像データ
を上記印刷装置へ転送し、当該画像データと、上記描画
手段により描画処理を施した画像データとを合成して印
刷するようにしてもよい。
【0012】また、上記画像メモリに書き込まれた画像
データを上記印刷装置へ転送する際に、転送対象の画像
データを、上記受信装置内に上記画像メモリとは別に設
けられた記憶手段に一旦格納し、当該記憶手段から上記
印刷装置へ転送するようにしてもよい。また、上記記憶
手段から上記印刷装置へ画像データを転送する前に、上
記記憶手段に格納された画像データに対して付加情報を
加え、当該付加情報が付加された画像データを上記印刷
装置へ転送するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】第1の実施の形態 本発明を適用したデジタル放送印刷システムの第1の構
成例を図1に示す。
【0015】このデジタル放送印刷システム1Aは、デ
ジタル放送受信装置2、表示装置3及び印刷装置4を備
え、送信局からのデジタル放送をデジタル放送受信装置
2により受信する。そして、受信したデジタル放送の画
像を、表示装置3に表示したり、印刷装置4で印刷した
りすることが可能となっている。
【0016】図1に示すように、デジタル放送受信装置
2は、通信インターフェース部11と、符号化情報展開
部12と、描画エンジン部13と、ビデオRAM部14
と、表示画像インターフェース部15と、表示制御イン
ターフェース部16と、処理制御部17と、印刷制御イ
ンターフェース部18とを備えている。また、表示装置
3は、表示画像インターフェース部21と、表示画像処
理部22と、画像表示部23と、表示制御インターフェ
ース部24と、表示制御部25とを備えている。また、
印刷装置4は、表示画像インターフェース部31と、印
刷RAM部32と、印刷画像処理部33と、画像印刷部
34と、印刷制御インターフェース部35と、印刷制御
部36とを備えている。
【0017】デジタル放送受信装置2は、いわゆるセッ
トトップボックスであり、送信局からのデジタル放送を
受信する。ここで、送信局は、放送局、サービスプロバ
イダ又はコンテンツプロバイダ等によって作成された動
画情報や静止画情報等を混成信号に合成し、その混成信
号をデジタル放送として送出する。このとき、送信局
は、必要に応じて、デジタル放送にスクランブル処理を
加えて、契約者以外が情報を閲覧できないようにする。
【0018】なお、デジタル放送受信装置2によるデジ
タル放送の受信は、地上波放送をアンテナにより受信す
るようにしてもよいし、放送衛星又は通信衛星からの電
波をアンテナにより受信するようにしてもよいし、或い
は、CATV、電話線、IEEE802.3(イーサネ
ット)、IEEE1394、USB等のネットワークを
利用して受信するようにしてもよい。
【0019】このデジタル放送受信装置2において、通
信インターフェース部11は、送信局からのデジタル放
送を受信する受信手段であり、このデジタル放送印刷シ
ステム1Aにおいて、外部からの情報の入口となる。こ
こで、通信インターフェース部11は、送信局からのデ
ジタル放送を受信するために、例えば、地上波のデジタ
ル放送の電波や、放送衛星又は通信衛星からのデジタル
放送の電波を受信する受信用インターフェースを備え
る。或いは、例えば、CATV、電話線、ケーブルモデ
ム又はIEEE802.3(イーサネット)などを介し
てデジタル放送を受信する通信インターフェースを備え
る。或いは、例えば、IEEE1394又はUSBなど
を介してデジタル放送を受信する機器間接続インターフ
ェースを備える。
【0020】この通信インターフェース部11は、図2
に示すように、チューナー部41と、暗号復号部42と
を備えており、チューナー部41によって、指定された
チャンネルの選択制御と、変調信号のベースパンド波へ
の分離とを行い、暗号復号部42によって、送信局側で
加えられたスクランブル処理の解除を行う。そして、通
信インターフェース部11からは、暗号復号部42によ
ってスクランブル処理の解除を行うことによって得られ
たデータが出力される。より具体的には、通信インター
フェース部11からは、例えば、MHEG、HTML、
MPEG、SGML又はVideotexなどの符号化
データが多重化されてなる多重化データが出力される。
【0021】通信インターフェース部11から出力され
た多重化データは、符号化情報展開部12に送られる。
符号化情報展開部12は、符号化データが多重化されて
なる多重化データを描画エンジン部13に受け渡すため
にデータ変換処理を行う。
【0022】符号化情報展開部12は、図3に示すよう
に、多重化されているデータをそれぞれのデータ形式に
分別するデマルチプレクサ51と、各々のデータ形式を
解析しデコードする各種デコーダからなるデコーダ群5
2とを備える。また、デマルチプレクサ51によるデー
タの分別処理や、デコーダ群52によるデコード処理を
行う際に必要な時間同期処理を行うための時間同期処理
部53を備える。
【0023】この符号化情報展開部12には、通信イン
ターフェース部11から出力された多重化データが入力
される。この多重化データは、デマルチプレクサ51に
より、それぞれのデータ形式(例えば、MPEGデー
タ、MHEGデータ、HTMLデータ、SGMLデー
タ、Videotexデータ等)に分別される。そし
て、デマルチプレクサ51によって分別された各データ
は、それぞれ対応したデコーダによってデコードされ
る。そして、デコードされた各データは、描画処理用デ
ータとして描画エンジン部13に受け渡される。
【0024】ここで、符号化情報展開部12から出力さ
れる描画処理用データは、描画エンジン部13にて処理
可能なように変換されたデータであり、具体的には例え
ば、Massachusetts工科大学のXウインドウシステム(X
-Windowsystem)におけるXネットワークプロトコル
や、Apple社のMac0SにおけるQuickDrawや、Microsoft社
のMicrosoft Windows95におけるグラフィックデバイス
インターフェース(GDI)などに対応したデータとされ
る。
【0025】符号化情報展開部12から出力された描画
処理用データは、描画エンジン部13に送られる。描画
エンジン部13は、符号化情報展開部12から描画処理
用データを受け取り、当該描画処理用データをもとに、
表示用の画像データを保持するビデオRAM部14に対
して画像や文字などの映像情報を描画する処理を行う。
すなわち、描画エンジン部13は、ビデオRAM部14
と協調動作して、ビデオRAM部14に備えられたフレ
ームメモリに画像や文字などの映像情報を書き込む。
【0026】ビデオRAM部14は、表示用の画像デー
タを保持するデータ記憶手段であり、画像データを保持
するためのフレームメモリを備える。ここで、フレーム
メモリには、例えば、デュアルポートのRAMを用い
る。また、ビデオRAM部14は、フレームメモリヘの
データの書き込みや、フレームメモリからのデータの読
み出しを制御するメモリコントローラを備える。
【0027】そして、このビデオRAM部14に対し
て、描画エンジン部13によって画像や文字などの映像
情報が描画される。換言すれば、描画エンジン部13に
よって描画処理が施された画像データが、ビデオRAM
部14のフレームメモリに書き込まれる。
【0028】また、ビデオRAM部14は、描画された
画像を表示装置3の画像表示部23に表示するために、
フレームメモリに書き込まれた画像データを、50Hz
や60Hzなどの所定のフレーム周波数を持つラスタ画
像として出力する。また、このデジタル放送印刷システ
ム1Aでは、後で詳細に説明するように、画像データを
印刷するために、画像データがビデオRAM部14から
印刷装置4へ転送され、印刷装置4の内部に設けられた
印刷RAM部32に複写されるようになされている。
【0029】ビデオRAM部14から読み出された画像
データは、表示画像インターフェース部15に送られ
る。表示画像インターフェース部15は、インターレー
ス又はプログレッシブ等の所定の表示モードに含わせ
て、ビデオRAM部14から出力されたラスタ画像情報
信号を伝送するためのインターフェース部分である。
【0030】そして、このデジタル放送印刷システム1
Aでは、デジタル放送受信装置2の表示画像インターフ
ェース部15と、表示装置3の表示画像インターフェー
ス部21とが高速デジタル接続され、デジタル放送受信
装置2から表示装置3へ画像データを高速に伝送できる
ようになされている。なお、デジタル放送受信装置2の
表示画像インターフェース部15と、表示装置3の表示
画像インターフェース部21とは、例えば、GVIF、
PanelLink、FlatLink、FPDLin
k等により接続される。
【0031】ここで、画像データの転送は、デジタル放
送受信装置2の表示制御インターフェース部16、及
び、表示装置3の表示制御インターフェース部24によ
って制御される。すなわち、デジタル放送受信装置2の
表示制御インターフェース部16と、表示装置3の表示
制御インターフェース部24との間で制御信号のやり取
りを行い、デジタル放送受信装置2の表示画像インター
フェース部15から表示装置3の表示画像インターフェ
ース部21への画像データの伝送を制御する。なお、デ
ジタル放送受信装置2の表示制御インターフェース部1
6と、表示装置3の表示制御インターフェース部24と
は、例えば、DDC1/2B/2AB、USB、IEE
E1394等により接続される。
【0032】画像データを受け取った表示装置3は、表
示制御部25による制御のもとで、画像表示に必要な所
定の処理を表示画像処理部22により画像データに対し
て施した上で、画像表示部23に画像を表示する。ここ
で、画像表示部23は、例えば、CRTディスプレイ、
プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ又はプロジェ
クタ等からなる。
【0033】また、このデジタル放送印刷システム1A
では、画像データを印刷するために、画像データをビデ
オRAM部14から印刷装置4へ転送できるようになさ
れている。デジタル放送受信装置2は、このような画像
データの印刷装置4への転送を制御するために、処理制
御部17を備えている。
【0034】処理制御部17は、図4に示すように、中
央処理装置(CPU)61と、リードオンリメモリ(R
OM)62と、ランダムアクセスメモリ(RAM)63
と、キーパッド等の入力機器64とを備えており、これ
らがバス65に接続されている。この処理制御部17に
おいて、中央処理装置61は、入力機器64の状態を常
時監視する。そして、ユーザーからの印刷指示が入力機
器64に入力されると、ランダムアクセスメモリ63を
ワークエリアとして使用して、リードオンリメモリ62
に保存されているプログラムを実行し、印刷動作を開始
する。
【0035】画像データを印刷する際、ビデオRAM部
14から読み出された画像データは、表示画像インター
フェース部15から印刷装置4にも転送される。そし
て、このデジタル放送印刷システム1Aでは、デジタル
放送受信装置2の表示画像インターフェース部15と、
印刷装置4の表示画像インターフェース部31とが高速
デジタル接続されており、画像データを印刷する際は、
デジタル放送受信装置2から印刷装置4へ、画像データ
が高速に転送されるようになされている。
【0036】ここで、デジタル放送受信装置2から印刷
装置4へ画像データを転送する際は、デジタル放送受信
装置2の印刷制御インターフェース部18と、印刷装置
4の印刷制御インターフェース部35との間で制御信号
のやり取りを行う。これにより、デジタル放送受信装置
2の表示画像インターフェース部15から、印刷装置4
の表示画像インターフェース部31への画像データの転
送を制御する。なお、デジタル放送受信装置2の印刷制
御インターフェース部18と、印刷装置4の印刷制御イ
ンターフェース部35とは、例えば、IEEE128
4、USB、IEEE1394、I2C等により接続さ
れる。
【0037】印刷装置4の表示画像インターフェース部
31に転送された画像データは、印刷RAM部32に書
き込まれる。すなわち、画像データを印刷する際は、デ
ジタル放送受信装置2のビデオRAM部14に格納され
ていた画像データが印刷装置4に転送され、当該画像デ
ータが印刷RAM部32に複写される。
【0038】そして、印刷装置4は、印刷制御部36に
よる制御のもとで、印刷RAM部32に書き込まれた画
像データに対して、画像印刷に必要な所定の処理を印刷
画像処理部33により施す。そして、画像印刷に必要な
所定の処理を施した画像データを画像印刷部34に供給
し、当該画像データを画像印刷部34により印刷する。
【0039】ここで、画像印刷部34は、例えば、図5
及び図6に示すような構成を有するモノクロのレーザー
プリンタからなる。なお、図5はレーザプリンタの回路
構成の概略を示すブロック図であり、図6はレーザプリ
ンタの機械構成の概略を示す図である。
【0040】図5及び図6に示すレーザプリンタに入力
された画像データは、高速バス70を通って、同期メモ
リ71、レーザーコントロール回路72及びレーザード
ライバ73にて画像データからレーザー出力信号に変換
され、レーザードライバ73によって制御されるレーザ
ー出力部74から、画像データに対応したレーザー光が
出力される。
【0041】レーザー出力部74から出力されたレーザ
ー光は、ポリゴンモータードライバ75によって制御さ
れるポリゴンミラー駆動モーター76によって回転駆動
されるポリゴンミラー77で反射され、レンズ78及び
反射ミラー79を経由して感光ドラム80の面を線状に
走査する。
【0042】感光ドラム80は、モータードライバ81
によって制御されるドラム駆動モータ82により、レー
ザー光の走査方向を回転軸として回転する。感光ドラム
80は、その回転に応じて、チャージャードライバ83
によって制御される帯電チャージャー84によって帯電
される。このように帯電した感光ドラム80の面をレー
ザー光で走査することで、画像データに応じた潜像が感
光ドラム80の面上に形成される。そして、感光ドラム
80の面上に形成された潜像に対して、現像器85によ
ってトナーが供給され、感光ドラム80にトナー像が形
成される。
【0043】トナー像は感光ドラム80の回転に伴っ
て、チャージャードライバ83によって制御される転写
チャージャー86に対向する部分までくると、図示しな
い給紙カセット部から搬送ローラ87,88によって運
ばれてくるペーパー89に転写される。この後、トナー
像が転写されたペーパー89は、図示しないペーパーパ
ス上を搬送ローラ等によって搬送され、図示しない定着
器によって定着され、機外に排出され印刷終了となる。
【0044】なお、画像印刷部34は、画像データの印
刷を行えるものであれば、以上のようなレーザプリンタ
以外のものであってもよく、例えば、感熱式プリンタ、
熱転写型プリンタ、昇華型プリンタ又はインクジェット
式プリンタ等からなるものであってもよい。また、モノ
クロ印刷を行うプリンタ、カラー印刷を行うプリンタの
いずれであってもよい。
【0045】つぎに、以上のようなデジタル放送印刷シ
ステム1Aの動作について、図7のフローチャートを参
照して説明する。なお、上記デジタル放送印刷システム
1Aでは、デジタル放送受信装置2の表示画像インター
フェース部15と、印刷装置4の表示画像インターフェ
ース部31との間、並びに、デジタル放送受信装置2の
印刷制御インターフェース部18と、印刷装置4の印刷
制御インターフェース部35との間が、デジタル接続さ
れている。そして、画像データを印刷する際は、それら
のデジタル接続を介して、画像データをデジタル放送受
信装置2から印刷装置4へ転送する。
【0046】図7に示すように、上記デジタル放送印刷
システム1Aの画像処理シーケンスでは、先ず、ステッ
プS1−1において、デジタル放送受信装置2の通信イ
ンターフェース部11を介して、デジタル放送の受信を
開始する。
【0047】そして、ユーザーから印刷指示が行われな
い間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル
放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を
周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が
行われない間は、ステップS1−2,S1−3に示すよ
うに、受信した画像データを符号化情報展開部12及び
描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書
き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新すると
ともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを
表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像
を随時表示する。
【0048】このとき、ステップS1−4に示すよう
に、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユー
ザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否か
を常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS
1−2,S1−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部
14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像デ
ータの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器6
4に入力された場合には、ステップS1−5へ進む。
【0049】ステップS1−5では、デジタル放送受信
装置2から印刷装置4への画像データの転送を開始す
る。具体的には、ステップS1−5において、デジタル
放送受信装置2の処理制御部17は、表示画像インター
フェース部15に対して、ビデオRAM部14に書き込
まれている画像データから印刷用の画像データを作成
し、当該画像データを印刷装置4に転送するように要求
する。なお、以下の説明では、この要求に基づいて実行
される処理のことを描画済画像データ転送処理と称す
る。
【0050】また、ステップS1−5において、デジタ
ル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部
13に対して、ビデオRAM部14への画像データの描
画処理と並行して、印刷制御インターフェース部18,
35を介して印刷装置4の印刷RAM部32にも画像デ
ータの描画を行うように要求する。なお、以下の説明で
は、この要求に基づいて実行される処理のことを画像デ
ータ描画処理と称する。
【0051】以上のようにステップS1−5において、
描画済画像データ転送処理と、画像データ描画処理とが
開始される。そして、これらの処理を行う一方で、デジ
タル放送受信装置2はステップS1−2へ戻って、ビデ
オRAM部14の更新や、ビデオRAM部14に書き込
んだ画像データの表示等の処理を繰り返す。
【0052】描画済画像データ転送処理では、ステップ
S1−6に示すように、デジタル放送受信装置2のビデ
オRAM部14に書き込んである描画処理済画像データ
を、表示画像インターフェース部15,31を介して、
デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14から印刷
装置4の印刷RAM部32へ転送する。
【0053】また、描画済画像データ転送処理と並行し
て、画像データ描画処理を行う。画像データ描画処理で
は、ステップS1−7に示すように、印刷装置4の印刷
RAM部32に印刷対象の画像データを描画する。この
画像データ描画処理において、描画エンジン部13にて
作成された画像データは、先ず、処理制御部17を経由
して印刷制御インターフェース部18に送られる。そし
て、デジタル放送受信装置2の印刷制御インターフェー
ス部18から、印刷装置4の印刷制御インターフェース
部35へ、例えばIEEE1284、USB又はIEE
E1394等の機器間接続インターフエースによって転
送される。印刷装置4に転送された画像データは、印刷
制御部36を経由して印刷RAM部32に転送され、印
刷RAM部32に書き込まれる。なお、画像データ描画
処理において、印刷装置4の印刷RAM部32への画像
データの描画は1度だけ行う。
【0054】以上のような描画済画像データ転送処理及
び画像データ描画処理は、ビデオRAM部14への画像
データの描画処理と並行して行う。すなわち、このデジ
タル放送印刷システム1Aでは、画像データ描画処理を
行っている間も、ビデオRAM部14の画像データの更
新を停止することなく、ビデオRAM部14の画像デー
タの更新を継続して行う。
【0055】描画済画像データ転送処理及び画像データ
描画処理が終了すると、画像合成処理が開始される。画
像合成処理では、ステップS1−8に示すように、印刷
装置4は、上記描画済画像データ転送処理でデジタル放
送受信装置2から転送されてきた画像データと、上記画
像データ描画処理でデジタル放送受信装置2から転送さ
れてきた画像データとを合成し、それらの画像データを
合成することにより得られた画像データを、印刷用画像
データとして印刷RAM部32に書き込む。
【0056】画像合成処理が終了し、印刷RAM部32
への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理
を開始する。ここで、印刷RAM部32に書き込まれて
いる画像データは、画像表示用に作成されたRGBデー
タである。そのため、当該画像データを印刷用の画像デ
ータとするために、解像度変換処理、色変換処理及びハ
ーフトーニング処理が必要となる。
【0057】そこで、画像印刷処理では、ステップS1
−9において解像度変換処理を行い、ステップS1−1
0において色変換処理を行い、ステップS1−11にお
いてハーフトーニング処理を行い、その後、ステップS
1−12において印刷処理を実行する。なお、モノクロ
にて印刷を実行する場合には、まず、RGBデータから
下記式(1)によって得られる輝度Yを求め、画像印刷
処理は、輝度Yのデータを対象として行う。
【0058】 Y=0.2126R+0.7152G+0.0722B ・・・(1) ステップS1−9の解像度変換処理では、印刷画像処理
部33にて、印刷装置4に適合した解像度となるように
画像データの解像度変換を行う。例えば、入力画像デー
タがデジタルテレビジョン放送の規格の一つである720
p:1280(H)×720(V)であり、印刷装置4の画像印刷部
34が300dpiで印刷を行うとする。この場合は、例え
ば、図8に示すように、縦横の構成画素数を2.675倍に
密度変換し拡大することにより、A4サイズにて印刷す
ることができる。
【0059】ステップS1−10の色変換処理では、印
刷画像処理部33にて、RGBデータ(モノクロの場含
は、上記式(1)によって得られた輝度Yのデータ)か
ら、CMYKデータヘの色変換を行う。ここで、RGB
データ(又はYデータ)からCMYKデータヘの色変換
は、例えば、画像印刷部34の印刷特性を反映させたル
ックアップテーブルを用いて行う。
【0060】ステップS1−11のハーフトーニング処
理では、画像印刷部34で表現可能な階調数に合うよう
に画像データを変換する。例えば、画像印刷部34とし
て、レーザープリンタやインクジェットプリンタのよう
に、2値階調しか表現できないデバイスを使用するとす
る。そして、印刷対象の画像データが、例えば256段
階に量子化されたCMYKデータであるとする。このよ
うな場合に、ハーフトーニング処理を施して、画像印刷
部34で表現可能な階調数に合うように画像データを変
換する。具体的には例えば、組織的ディザ法や誤差拡散
法等により画像データを変換する。これにより、擬似的
に階調を表現することが可能となる。なお、画像印刷部
34として、昇華型プリンタ等のように、表示装置3と
同等の階調が再現可能なデバイスを使用する場合、ハー
フトーニング処理は不要である。
【0061】そして、ステップS1−12の印刷処理で
は、以上のような解像度変換処理、色変換処理及びハー
フトーニング処理を施すことにより得られた、印刷用の
画像データを印刷する。これにより、表示装置3の画像
表示部23に表示されていた画像の印刷が実行されるこ
ととなる。
【0062】以上のようにデジタル放送を受信して画像
データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Aで
は、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信
号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点があ
る。また、上記デジタル放送印刷システム1Aでは、画
像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の
周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必
要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0063】また、上記デジタル放送印刷システム1A
では、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力
機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要
な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放
送印刷システム1Aでは、非常に簡単な操作だけで、表
示装置3の画像表示部23に表示されている画像の印刷
を行うことができる。
【0064】また、上記デジタル放送印刷システム1A
では、画像データを印刷する際に、描画済画像データ転
送処理と、画像データ描画処理とを行い、それぞれの処
理で印刷装置4に転送した画像データを合成して印刷す
るようにしている。
【0065】したがって、このデジタル放送印刷システ
ム1Aでは、例えば図9に示すように、表示装置3に表
示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情報
101とを合成した画像102を印刷するようなことが
できる。
【0066】或いは、例えば図10に示すように、表示
装置3に表示していた画像110と、その他の複数の画
像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷す
るようなこともできる。換言すれば、このデジタル放送
印刷システム1Aでは、複数ページ分の画像を1ページ
にまとめて印刷するようなことも可能である。
【0067】しかも、このデジタル放送印刷システム1
Aでは、画像合成を印刷装置4の側で行うため、印刷を
行うときに、ビデオRAM部14の更新停止期間が短く
て済む。また、印刷装置4の側で画像合成を行うため、
デジタル放送受信装置2の側のメモリが少なくて済むと
いう利点もある。
【0068】第2の実施の形態 本発明を適用したデジタル放送印刷システムの第2の構
成例を図11に示す。
【0069】図11に示すデジタル放送印刷システム1
Bは、デジタル放送受信装置2に印刷画像インターフェ
ース部150が追加されている。また、印刷装置4に
は、表示画像インターフェース部31の代わりに、印刷
画像インターフェース部151が追加されている。その
他は図1に示したデジタル放送印刷システム1Aとほぼ
同様に構成されている。
【0070】このデジタル放送印刷システム1Bでは、
デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部
150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部1
51とが、デジタル接続されている。なお、デジタル放
送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、
印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とは、
例えば、IEEE1284、USB、IEEE139
4、I2C等により接続される。
【0071】このデジタル放送印刷システム1Bでは、
デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部
150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部1
51とがデジタル接続されているので、デジタル放送受
信装置2から表示装置3への画像データの転送とは独立
に、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像デ
ータの転送を行える。
【0072】また、このデジタル放送印刷システム1B
では、印刷用の画像データを、デジタル放送受信装置2
のビデオRAM部14から取り出して印刷装置4へ転送
することができるとともに、印刷用の画像データを、デ
ジタル放送受信装置2の描画エンジン部13から直接取
り出して印刷装置4へ転送することもできるようになっ
ている。
【0073】以上のようなデジタル放送印刷システム1
Bの動作について、図12のフローチャートを参照して
説明する。
【0074】図12に示すように、上記デジタル放送印
刷システム1Bの画像処理シーケンスでは、先ず、ステ
ップS2−1において、デジタル放送受信装置2の通信
インターフェース部11を介して、デジタル放送の受信
を開始する。
【0075】そして、ユーザーから印刷指示が行われな
い間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル
放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を
周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が
行われない間は、ステップS2−2,S2−3に示すよ
うに、受信した画像データを符号化情報展開部12及び
描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書
き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新すると
ともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを
表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像
を随時表示する。
【0076】このとき、ステップS2−4に示すよう
に、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユー
ザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否か
を常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS
2−2,S2−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部
14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像デ
ータの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器6
4に入力された場合には、ステップS2−5へ進む。
【0077】ステップS2−5において、デジタル放送
受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に
対して、ビデオRAM部14へ新たに画像データを書き
込まないように指示する。これは、ビデオRAM部14
の1画面分のデータを更新して新たな画像を表示するの
に要する時間よりも、ビデオRAM部14に書き込まれ
た1画面分のデータを印刷装置4の印刷RAM部32に
転送するのに要する時間の方が長いために、画像データ
転送中にビデオRAM部14の画像データが書き換えら
れてしまうことを防ぐためである。ビデオRAM部14
へ新たに画像データが書き込まれない間、表示装置3の
画像表示部23には同じ画像が繰り返し表示される。
【0078】次に、ステップS2−6において、デジタ
ル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送
を開始する。具体的には、ステップS2−6において、
デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、印刷画像
インターフェース部150に対して、ビデオRAM部1
4に書き込まれている画像データを読み出して当該画像
データを印刷装置4に転送するように要求する。なお、
以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理の
ことを描画済画像データ転送処理と称する。
【0079】また、ステップS2−6において、デジタ
ル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部
13に対して、ビデオRAM部14への画像データの描
画処理と並行して、印刷制御インターフェース部15
0,151を介して印刷装置4の印刷RAM部32にも
画像データの描画を行うように要求する。なお、以下の
説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを
画像データ描画処理と称する。
【0080】なお、描画済画像データ転送処理を行って
いる間、デジタル放送受信装置2は、S2−7,S2−
8に示すように、描画済画像データ転送処理が終了した
か否かを監視し、描画済画像データ転送処理が終了する
まで、ビデオRAM部14に格納されている画像データ
の表示を継続する。すなわち、描画済画像データ転送処
理が終了するまで、表示装置3の画像表示部23には同
じ画像が繰り返し表示される。
【0081】そして、描画済画像データ転送処理が完了
したら、ステップS2−8からステップS2−9へと進
み、ビデオRAM部14の更新を再開する。すなわち、
ステップS2−9において、デジタル放送受信装置2の
処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデ
オRAM部14への新たな画像データの書き込み開始を
指示する。これにより、印刷装置4への画像データの転
送中にフリーズ状態となっていた画像表示部23は、動
画像表示を再開する。その後は、ステップS2−2に戻
って、ビデオRAM部14の更新や、ビデオRAM部1
4に書き込んだ画像データの表示等の処理を再開する。
【0082】一方、上述したように、ステップS2−6
において、描画済画像データ転送処理と、画像データ描
画処理とが起動される。描画済画像データ転送処理で
は、ステップS2−10に示すように、デジタル放送受
信装置2のビデオRAM部14に書き込んである描画処
理済画像データを、印刷画像インターフェース部15
0,151を介して、デジタル放送受信装置2のビデオ
RAM部14から印刷装置4の印刷RAM部32へ転送
する。
【0083】また、描画済画像データ転送処理と並行し
て、画像データ描画処理を行う。画像データ描画処理で
は、ステップS2−11に示すように、印刷装置4の印
刷RAM部32に印刷対象の画像データを描画する。こ
の画像データ描画処理において、デジタル放送受信装置
2の描画エンジン部13にて作成された画像データは印
刷制御インターフェース部150に送られる。そして、
デジタル放送受信装置2の印刷制御インターフェース部
150から、印刷装置4の印刷制御インターフェース部
151へ、例えばIEEE1284、USB又はIEE
E1394等の機器間接続インターフエースによって転
送される。印刷装置4に転送された画像データは、印刷
装置4の印刷画像インターフェース部151から印刷R
AM部32に転送され、印刷RAM部32に書き込まれ
る。なお、画像データ描画処理において、印刷装置4の
印刷RAM部32への画像データの描画は1度だけ行
う。
【0084】描画済画像データ転送処理及び画像データ
描画処理が終了すると、画像合成処理が開始される。画
像合成処理では、ステップS2−12に示すように、印
刷装置4は、上記描画済画像データ転送処理でデジタル
放送受信装置2から転送されてきた画像データと、上記
画像データ描画処理でデジタル放送受信装置2から転送
されてきた画像データとを合成し、それらの画像データ
を合成することにより得られた画像データを、印刷用画
像データとして印刷RAM部32に書き込む。
【0085】画像合成処理が終了し、印刷RAM部32
への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理
を開始する。この画像印刷処理では、第1の実施の形態
と同様に、ステップS2−13において解像度変換処理
を行い、ステップS2−14において色変換処理を行
い、ステップS2−15においてハーフトーニング処理
を行い、その後、ステップS2−16において印刷処理
を実行する。
【0086】以上のようにデジタル放送を受信して画像
データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Bで
は、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信
号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点があ
る。また、上記デジタル放送印刷システム1Bでは、画
像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の
周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必
要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0087】また、上記デジタル放送印刷システム1B
では、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力
機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要
な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放
送印刷システム1Bでは、非常に簡単な操作だけで、表
示装置3の画像表示部23に表示される画像の印刷を行
うことができる。
【0088】また、上記デジタル放送印刷システム1B
では、画像データを印刷する際に、描画済画像データ転
送処理と、画像データ描画処理とを行い、それぞれの処
理で印刷装置4に転送した画像データを合成して印刷す
るようにしている。
【0089】したがって、このデジタル放送印刷システ
ム1Bでは、例えば図9に示したように、表示装置3に
表示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情
報101とを合成した画像102を印刷するようなこと
ができる。
【0090】或いは、例えば図10に示したように、表
示装置3に表示していた画像110と、その他の複数の
画像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷
するようなこともできる。換言すれば、このデジタル放
送印刷システム1Bでは、複数ページ分の画像を1ペー
ジにまとめて印刷するようなことも可能である。
【0091】しかも、このデジタル放送印刷システム1
Bでは、画像合成を印刷装置4の側で行うため、印刷を
行うときに、ビデオRAM部の更新停止期間が短くて済
む。また、印刷装置4の側で画像合成を行うため、デジ
タル放送受信装置2の側のメモリが少なくて済むという
利点もある。
【0092】第3の実施の形態 本発明を適用したデジタル放送印刷システムの第3の構
成例を図13に示す。
【0093】図13に示すデジタル放送印刷システム1
Cは、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14と
印刷画像インターフェース部150の間にプリントRA
M部160が追加されており、その他は図11に示した
デジタル放送印刷システム1Bとほぼ同様に構成されて
いる。
【0094】このデジタル放送印刷システム1Cでは、
上記デジタル放送印刷システム1Bと同様に、デジタル
放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150
と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151と
が、デジタル接続されている。なお、デジタル放送受信
装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装
置4の印刷画像インターフェース部151とは、例え
ば、IEEE1284、USB、IEEE1394、I
2C等により接続される。
【0095】このデジタル放送印刷システム1Cでは、
デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部
150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部1
51とがデジタル接続されているので、デジタル放送受
信装置2から表示装置3への画像データの転送とは独立
に、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像デ
ータの転送を行える。
【0096】また、このデジタル放送印刷システム1C
では、印刷用の画像データを、デジタル放送受信装置2
のビデオRAM部14から取り出して印刷装置4へ転送
することができるとともに、印刷用の画像データを、デ
ジタル放送受信装置2の描画エンジン部13から直接取
り出して印刷装置4へ転送することもできるようになっ
ている。
【0097】ただし、このデジタル放送印刷システム1
Cでは、上記デジタル放送印刷システム1Bと異なり、
印刷用の画像データをビデオRAM部14から取り出し
て印刷装置4へ転送する際に、ビデオRAM部14に格
納されていた画像データをプリントRAM部160に一
旦複写し、当該画像データをプリントRAM部160か
ら印刷装置4に転送する。
【0098】以上のようなデジタル放送印刷システム1
Cの動作について、図14のフローチャートを参照して
説明する。
【0099】図14に示すように、上記デジタル放送印
刷システム1Cの画像処理シーケンスでは、先ず、ステ
ップS3−1において、デジタル放送受信装置2の通信
インターフェース部11を介して、デジタル放送の受信
を開始する。
【0100】そして、ユーザーから印刷指示が行われな
い間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル
放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を
周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が
行われない間は、ステップS3−2,S3−3に示すよ
うに、受信した画像データを符号化情報展開部12及び
描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書
き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新すると
ともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを
表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像
を随時表示する。
【0101】このとき、ステップS3−4に示すよう
に、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユー
ザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否か
を常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS
3−2,S3−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部
14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像デ
ータの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器6
4に入力された場合には、ステップS3−5へ進む。
【0102】ステップS3−5において、デジタル放送
受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に
対して、ビデオRAM部14へ新たに画像データを書き
込まないように指示する。これは、ビデオRAM部14
の1画面分のデータを更新して新たな画像を表示するの
に要する時間よりも、ビデオRAM部14に書き込まれ
た1画面分のデータを印刷装置4の印刷RAM部32に
転送するのに要する時間の方が長いために、画像データ
転送中にビデオRAM部14の画像データが書き換えら
れてしまうことを防ぐためである。ビデオRAM部14
へ新たに画像データが書き込まれない間、表示装置3の
画像表示部23には同じ画像が繰り返し表示される。
【0103】次に、ステップS3−6において、デジタ
ル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送
を開始する。具体的には、ステップS3−6において、
デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、印刷画像
インターフェース部150に対して、ビデオRAM部1
4に書き込まれている画像データを読み出して当該画像
データを印刷装置4に転送するように要求する。なお、
以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理の
ことを描画済画像データ転送処理と称する。
【0104】また、ステップS3−6において、デジタ
ル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部
13に対して、ビデオRAM部14への画像データの描
画処理と並行して、印刷制御インターフェース部15
0,151を介して印刷装置4の印刷RAM部32にも
画像データの描画を行うように要求する。なお、以下の
説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを
画像データ描画処理と称する。
【0105】なお、描画済画像データ転送処理を行って
いる間、デジタル放送受信装置2は、S3−7,S3−
8に示すように、描画済画像データ転送処理が終了した
か否かを監視し、描画処理済画像データの転送処理が終
了するまで、ビデオRAM部14に格納されている画像
データの表示を継続する。すなわち、描画処理済画像デ
ータの転送が終了するまで、表示装置3の画像表示部2
3には同じ画像が繰り返し表示される。
【0106】そして、描画処理済画像データの転送が完
了したら、ステップS3−8からステップS3−9へと
進み、ビデオRAM部14の更新を再開する。すなわ
ち、ステップS3−9において、デジタル放送受信装置
2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、
ビデオRAM部14への新たな画像データの書き込み開
始を指示する。これにより、印刷装置4への画像データ
の転送中にフリーズ状態となっていた画像表示部23
は、動画像表示を再開する。その後は、ステップS3−
2に戻って、ビデオRAM部14の更新や、ビデオRA
M部14に書き込んだ画像データの表示等の処理を再開
する。
【0107】一方、上述したように、ステップS3−6
において、描画済画像データ転送処理と、画像データ描
画処理とが起動される。描画済画像データ転送処理で
は、先ず、ステップS3−10に示すように、ビデオR
AM部14に書き込まれていた画像データを読み出し
て、当該画像データをプリントRAM部160に転送す
る。次に、ステップS3−11に示すように、デジタル
放送受信装置2のプリントRAM部160に書き込まれ
ていた画像データを読み出して、当該画像データを印刷
装置4の印刷RAM部32に転送する。すなわち、デジ
タル放送受信装置2のプリントRAM部160に書き込
まれていた画像データが、デジタル放送受信装置2の印
刷画像インターフェース部150から、印刷装置4の印
刷画像インターフェース部151にデジタル接続を介し
て転送され、その画像データが印刷装置4の印刷RAM
部32に書き込まれる。
【0108】また、描画済画像データ転送処理と並行し
て、画像データ描画処理を行う。画像データ描画処理で
は、ステップS3−12に示すように、印刷装置4の印
刷RAM部32に印刷対象の画像データを描画する。こ
の画像データ描画処理において、デジタル放送受信装置
2の描画エンジン部13にて作成された画像データは印
刷画像インターフェース部150に送られる。そして、
デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部
150から、印刷装置4の印刷画像インターフェース部
151へ、例えばIEEE1284、USB又はIEE
E1394等の機器間接続インターフエースによって転
送される。印刷装置4に転送された画像データは、印刷
装置4の印刷画像インターフェース部151から印刷R
AM部32に転送され、印刷RAM部32に書き込まれ
る。なお、画像データ描画処理において、印刷装置4の
印刷RAM部32への画像データの描画は1度だけ行
う。
【0109】描画済画像データ転送処理及び画像データ
描画処理が終了すると、画像合成処理が開始される。画
像合成処理では、ステップS3−13に示すように、印
刷装置4は、上記描画済画像データ転送処理でデジタル
放送受信装置2から転送されてきた画像データと、上記
画像データ描画処理でデジタル放送受信装置2から転送
されてきた画像データとを合成し、それらの画像データ
を合成することにより得られた画像データを、印刷用画
像データとして印刷RAM部32に書き込む。
【0110】画像合成処理が終了し、印刷RAM部32
への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理
を開始する。この画像印刷処理では、第1の実施の形態
と同様に、ステップS3−14において解像度変換処理
を行い、ステップS3−15において色変換処理を行
い、ステップS3−16においてハーフトーニング処理
を行い、その後、ステップS3−17において印刷処理
を実行する。
【0111】以上のようにデジタル放送を受信して画像
データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Cで
は、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信
号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点があ
る。また、上記デジタル放送印刷システム1Cでは、画
像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の
周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必
要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0112】また、上記デジタル放送印刷システム1C
では、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力
機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要
な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放
送印刷システム1Cでは、非常に簡単な操作だけで、表
示装置3の画像表示部23に表示される画像の印刷を行
うことができる。
【0113】また、上記デジタル放送印刷システム1C
では、画像データを印刷する際に、描画済画像データ転
送処理と、画像データ描画処理とを行い、それぞれの処
理で印刷装置4に転送した画像データを合成して印刷す
るようにしている。
【0114】したがって、このデジタル放送印刷システ
ム1Cでは、例えば図9に示したように、表示装置3に
表示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情
報101とを合成した画像102を印刷するようなこと
ができる。
【0115】或いは、例えば図10に示したように、表
示装置3に表示していた画像110と、その他の複数の
画像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷
するようなこともできる。換言すれば、このデジタル放
送印刷システム1Cでは、複数ページ分の画像を1ペー
ジにまとめて印刷するようなことも可能である。
【0116】また、上記デジタル放送印刷システム1C
では、画像データの印刷を行う際に、先ず、印刷対象の
画像データをビデオRAM部14からプリントRAM部
160に転送するようにしている。そして、プリントR
AM部160への画像データの転送後は、ビデオRAM
部14の更新やビデオRAM部14に書き込んだ画像デ
ータの表示等の処理を、速やかに再開することができ
る。したがって、上記デジタル放送印刷システム1Cで
は、印刷実行に伴う表示画像のフリーズ時間が非常に短
くて済む。
【0117】しかも、このデジタル放送印刷システム1
Cでは、画像合成を印刷装置4の側で行うため、印刷を
行うときに、ビデオRAM部14の更新停止期間が短く
て済む。また、印刷装置4の側で画像合成を行うため、
デジタル放送受信装置2の側のメモリが少なくて済むと
いう利点もある。
【0118】第4の実施の形態 本発明を適用したデジタル放送印刷システムの第4の構
成例を図15に示す。
【0119】図15に示すデジタル放送印刷システム1
Dは、描画エンジン部13による画像データの描画処理
が、ビデオRAM部14に対してだけでなく、プリント
RAM部160に対しても行えるようになされている。
その他は図13に示したデジタル放送印刷システム1C
とほぼ同様に構成されている。
【0120】このデジタル放送印刷システム1Dでは、
上記デジタル放送印刷システム1Cと同様に、デジタル
放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150
と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151と
が、デジタル接続されている。なお、デジタル放送受信
装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装
置4の印刷画像インターフェース部151とは、例え
ば、IEEE1284、USB、IEEE1394、I
2C等により接続される。
【0121】このデジタル放送印刷システム1Dでは、
デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部
150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部1
51とがデジタル接続されているので、デジタル放送受
信装置2から表示装置3への画像データの転送とは独立
に、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像デ
ータの転送を行える。
【0122】また、このデジタル放送印刷システム1D
では、印刷用の画像データを、デジタル放送受信装置2
のビデオRAM部14から取り出して印刷装置4へ転送
することができるとともに、印刷用の画像データを、デ
ジタル放送受信装置2の描画エンジン部13から直接取
り出して印刷装置4へ転送することもできるようになっ
ている。
【0123】ただし、このデジタル放送印刷システム1
Dでは、上記デジタル放送印刷システム1Cと同様に、
印刷用の画像データをビデオRAM部14から取り出し
て印刷装置4へ転送する際に、ビデオRAM部14に格
納されていた画像データをプリントRAM部160に一
旦複写し、当該画像データをプリントRAM部160か
ら印刷装置4に転送する。
【0124】さらに、このデジタル放送印刷システム1
Dでは、上記デジタル放送印刷システム1Cと異なり、
描画エンジン部13によるプリントRAM部160への
画像データの描画が可能となっている。すなわち、この
デジタル放送印刷システム1Dでは、ビデオRAM部1
4からプリントRAM部160に転送した画像データに
対して、付加情報としてヘッダー情報等を描画して追加
した上で、当該画像データを印刷装置4に転送すること
が可能となっている。
【0125】以上のようなデジタル放送印刷システム1
Dの動作について、図16のフローチャートを参照して
説明する。
【0126】図16に示すように、上記デジタル放送印
刷システム1Dの画像処理シーケンスでは、先ず、ステ
ップS4−1において、デジタル放送受信装置2の通信
インターフェース部11を介して、デジタル放送の受信
を開始する。
【0127】そして、ユーザーから印刷指示が行われな
い間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル
放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を
周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が
行われない間は、ステップS4−2,S4−3に示すよ
うに、受信した画像データを符号化情報展開部12及び
描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書
き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新すると
ともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを
表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像
を随時表示する。
【0128】このとき、ステップS4−4に示すよう
に、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユー
ザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否か
を常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS
4−2,S4−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部
14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像デ
ータの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器6
4に入力された場合には、ステップS4−5へ進む。
【0129】ステップS4−5において、デジタル放送
受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に
対して、ビデオRAM部14へ新たに画像データを書き
込まないように指示する。これは、ビデオRAM部14
の1画面分のデータを更新して新たな画像を表示するの
に要する時間よりも、ビデオRAM部14に書き込まれ
た1画面分のデータを印刷装置4の印刷RAM部32に
転送するのに要する時間の方が長いために、画像データ
転送中にビデオRAM部14の画像データが書き換えら
れてしまうことを防ぐためである。ビデオRAM部14
へ新たに画像データが書き込まれない間、表示装置3の
画像表示部23には同じ画像が繰り返し表示される。
【0130】次に、ステップS4−6において、デジタ
ル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送
を開始する。具体的には、ステップS4−6において、
デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、印刷画像
インターフェース部150に対して、ビデオRAM部1
4に書き込まれている画像データを読み出して当該画像
データを印刷装置4に転送するように要求する。なお、
以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理の
ことを描画済画像データ転送処理と称する。
【0131】また、ステップS4−6において、デジタ
ル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部
13に対して、ビデオRAM部14への画像データの描
画処理と並行して、印刷制御インターフェース部15
0,151を介して印刷装置4の印刷RAM部32にも
画像データの描画を行うように要求する。なお、以下の
説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを
画像データ描画処理と称する。
【0132】なお、描画済画像データ転送処理を行って
いる間、デジタル放送受信装置2は、S4−7,S4−
8に示すように、描画済画像データ転送処理が終了した
か否かを監視し、描画処理済画像データの転送処理が終
了するまで、ビデオRAM部14に格納されている画像
データの表示を継続する。すなわち、描画済画像データ
転送処理が終了するまで、表示装置3の画像表示部23
には同じ画像が繰り返し表示される。
【0133】そして、描画済画像データ転送処理が完了
したら、ステップS4−8からステップS4−9へと進
み、ビデオRAM部14の更新を再開する。すなわち、
ステップS4−9において、デジタル放送受信装置2の
処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデ
オRAM部14への新たな画像データの書き込み開始を
指示する。これにより、印刷装置4への画像データの転
送中にフリーズ状態となっていた画像表示部23は、動
画像表示を再開する。その後は、ステップS4−2に戻
って、ビデオRAM部14の更新や、ビデオRAM部1
4に書き込んだ画像データの表示等の処理を再開する。
【0134】一方、上述したように、ステップS4−6
において、描画済画像データ転送処理と、画像データ描
画処理とが起動される。描画済画像データ転送処理で
は、先ず、ステップS4−10に示すように、ビデオR
AM部14に書き込まれていた画像データを読み出し
て、当該画像データをプリントRAM部160に転送す
る。次に、ステップS4−11において、その画像のヘ
ッダ情報を描画エンジン部13によってプリントRAM
部160に描画し、表示装置3に表示していた画像デー
タと、そのヘッダ情報とを合成した画像データを作成す
る。なお、ヘッダ情報は、印刷対象の画像に関する情報
であり、例えば、画像データの種類やファイル名や印刷
日時などが含まれる。
【0135】次に、ステップS4−11に示すように、
デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書
き込まれていた画像データを読み出して、当該画像デー
タを印刷装置4の印刷RAM部32に転送する。すなわ
ち、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160
に書き込まれていた画像データが、デジタル放送受信装
置2の印刷画像インターフェース部150から、印刷装
置4の印刷画像インターフェース部151にデジタル接
続を介して転送され、その画像データが印刷装置4の印
刷RAM部32に書き込まれる。
【0136】また、描画済画像データ転送処理と並行し
て、画像データ描画処理を行う。画像データ描画処理で
は、ステップS4−13に示すように、印刷装置4の印
刷RAM部32に印刷対象の画像データを描画する。こ
の画像データ描画処理において、デジタル放送受信装置
2の描画エンジン部13にて作成された画像データは印
刷画像インターフェース部150に送られる。そして、
デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部
150から、印刷装置4の印刷画像インターフェース部
151へ、例えばIEEE1284、USB又はIEE
E1394等の機器間接続インターフエースによって転
送される。印刷装置4に転送された画像データは、印刷
装置4の印刷画像インターフェース部151から印刷R
AM部32に転送され、印刷RAM部32に書き込まれ
る。なお、画像データ描画処理において、印刷装置4の
印刷RAM部32への画像データの描画は1度だけ行
う。
【0137】描画済画像データ転送処理及び画像データ
描画処理が終了すると、画像合成処理が開始される。画
像合成処理では、ステップS4−14に示すように、印
刷装置4は、上記描画済画像データ転送処理でデジタル
放送受信装置2から転送されてきた画像データと、上記
画像データ描画処理でデジタル放送受信装置2から転送
されてきた画像データとを合成し、それらの画像データ
を合成することにより得られた画像データを、印刷用画
像データとして印刷RAM部32に書き込む。
【0138】画像合成処理が終了し、印刷RAM部32
への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理
を開始する。この画像印刷処理では、第1の実施の形態
と同様に、ステップS4−15において解像度変換処理
を行い、ステップS4−16において色変換処理を行
い、ステップS4−17においてハーフトーニング処理
を行い、その後、ステップS4−18において印刷処理
を実行する。
【0139】以上のようにデジタル放送を受信して画像
データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Dで
は、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信
号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点があ
る。また、上記デジタル放送印刷システム1Dでは、画
像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の
周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必
要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0140】また、上記デジタル放送印刷システム1D
では、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力
機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要
な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放
送印刷システム1Dでは、非常に簡単な操作だけで、表
示装置3の画像表示部23に表示される画像の印刷を行
うことができる。
【0141】また、上記デジタル放送印刷システム1D
では、画像データを印刷する際に、描画済画像データ転
送処理において、プリントRAM部160に転送した画
像データに対して、ヘッダ情報等の付加情報を描画して
追加することが可能となっている。更に、描画済画像デ
ータ転送処理と、画像データ描画処理とを行い、それぞ
れの処理で印刷装置4に転送した画像データを合成して
印刷することも可能となっている。すなわち、このデジ
タル放送印刷システム1Dでは、プリントRAM部16
0にて付加情報が追加された画像に、更に別の画像を合
成することも可能となっている。
【0142】したがって、このデジタル放送印刷システ
ム1Dでは、例えば図9に示したように、表示装置3に
表示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情
報101とを合成した画像102を印刷するようなこと
ができる。或いは、例えば図10に示したように、表示
装置3に表示していた画像110と、その他の複数の画
像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷す
るようなこともできる。換言すれば、このデジタル放送
印刷システム1Dでは、複数ページ分の画像を1ページ
にまとめて印刷するようなことも可能である。
【0143】また、上記デジタル放送印刷システム1D
では、画像データの印刷を行う際に、先ず、印刷対象の
画像データをビデオRAM部14からプリントRAM部
160に転送するようにしている。そして、プリントR
AM部160への画像データの転送後は、ビデオRAM
部14の更新やビデオRAM部14に書き込んだ画像デ
ータの表示等の処理を、速やかに再開することができ
る。したがって、上記デジタル放送印刷システム1Dで
は、印刷実行に伴う表示画像のフリーズ時間が非常に短
くて済む。
【0144】しかも、このデジタル放送印刷システム1
Dでは、描画済画像データ転送処理で印刷装置4に転送
した画像データと、画像データ描画処理で印刷装置4に
転送した画像データとの合成を印刷装置4の側で行うた
め、印刷を行うときに、ビデオRAM部14の更新停止
期間が短くて済む。また、印刷装置4の側で画像合成を
行うため、デジタル放送受信装置2の側のメモリが少な
くて済むという利点もある。
【0145】第5の実施の形態 本発明を適用したデジタル放送印刷システムの第5の構
成例を図17に示す。
【0146】図17に示すデジタル放送印刷システム1
Eは、図15に示したデジタル放送印刷システム1Dと
ほぼ同様に構成されている。ただし、このデジタル放送
印刷システム1Eにおいて、デジタル放送受信装置2の
描画エンジン部13は、ビデオRAM部14とプリント
RAM部160の両方に対して描画処理が出来るように
なされており、画像データを印刷するためにプリントR
AM部160の画像データを更新する際に、ビデオRA
M部14の画像データの更新を停止することなく、ビデ
オRAM部14の画像データの更新を継続して行うこと
が可能となっている。
【0147】このデジタル放送印刷システム1Eの動作
について、図18のフローチャートを参照して説明す
る。
【0148】図18に示すように、上記デジタル放送印
刷システム1Eの画像処理シーケンスでは、先ず、ステ
ップS5−1において、デジタル放送受信装置2の通信
インターフェース部11を介して、デジタル放送の受信
を開始する。
【0149】そして、ユーザーから印刷指示が行われな
い間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル
放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を
周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が
行われない間は、ステップS5−2,S5−3に示すよ
うに、受信した画像データを符号化情報展開部12及び
描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書
き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新すると
ともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを
表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像
を随時表示する。
【0150】このとき、ステップS5−4に示すよう
に、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユー
ザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否か
を常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS
5−2,S5−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部
14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像デ
ータの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器6
4に入力された場合には、ステップS5−5へ進む。
【0151】次に、ステップS5−5において、デジタ
ル放送受信装置2の処理制御部17は、画像データ転送
処理と画像データ描画処理とを開始するように、デジタ
ル放送受信装置2の各部へ指示を送る。なお、画像デー
タ転送処理では、デジタル放送受信装置2のプリントR
AM部160に対して、描画エンジン部13により画像
データを描画して、当該画像データを印刷装置4に転送
する。また、画像データ描画処理では、印刷制御インタ
ーフェース部150,151を介して、描画エンジン部
13により印刷装置4の印刷RAM部32に画像データ
を描画する。
【0152】そして、画像データ転送処理及び画像デー
タ描画処理を行う一方で、デジタル放送受信装置2はス
テップS5−2へ戻って、ビデオRAM部14の更新
や、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示
等の処理を繰り返す。
【0153】画像データ転送処理では、ステップS5−
6に示すように、印刷対象の画像データに対して描画エ
ンジン部13により描画処理を施し、その画像データを
デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書
き込む。なお、画像データ転送処理において、デジタル
放送受信装置2のプリントRAM部160への画像デー
タの描画は1度だけ行う。
【0154】次に、ステップS5−7において、その画
像のヘッダ情報を描画エンジン部13によってプリント
RAM部160に描画し、表示装置3に表示していた画
像データと、そのヘッダ情報とを合成した画像データを
作成する。なお、ヘッダ情報は、印刷対象の画像に関す
る情報であり、例えば、画像データの種類やファイル名
や印刷日時などが含まれる。
【0155】次に、ステップS5−8に示すように、デ
ジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書き
込まれていた画像データを読み出して、当該画像データ
を印刷装置4の印刷RAM部32に転送する。すなわ
ち、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160
に書き込まれていた画像データが、デジタル放送受信装
置2の印刷画像インターフェース部150から、印刷装
置4の印刷画像インターフェース部151にデジタル接
続を介して転送され、その画像データが印刷装置4の印
刷RAM部32に書き込まれる。
【0156】また、画像データ転送処理と並行して、画
像データ描画処理を行う。画像データ描画処理では、ス
テップS5−9に示すように、印刷装置4の印刷RAM
部32に印刷対象の画像データを描画する。この画像デ
ータ描画処理において、デジタル放送受信装置2の描画
エンジン部13にて作成された画像データは印刷制御イ
ンターフェース部150に送られる。そして、デジタル
放送受信装置2の印刷制御インターフェース部150か
ら、印刷装置4の印刷制御インターフェース部151
へ、例えばIEEE1284、USB又はIEEE13
94等の機器間接続インターフエースによって転送され
る。印刷装置4に転送された画像データは、印刷装置4
の印刷画像インターフェース部151から印刷RAM部
32に転送され、印刷RAM部32に書き込まれる。な
お、画像データ描画処理において、印刷装置4の印刷R
AM部32への画像データの描画は1度だけ行う。
【0157】画像データ転送処理及び画像データ描画処
理が終了すると、画像合成処理が開始される。画像合成
処理では、ステップS5−10に示すように、印刷装置
4は、上記画像データ転送処理でデジタル放送受信装置
2から転送されてきた画像データと、上記画像データ描
画処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画
像データとを合成し、それらの画像データを合成するこ
とにより得られた画像データを、印刷用画像データとし
て印刷RAM部32に書き込む。
【0158】画像合成処理が終了し、印刷RAM部32
への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理
を開始する。この画像印刷処理では、第1の実施の形態
と同様に、ステップS5−11において解像度変換処理
を行い、ステップS5−12において色変換処理を行
い、ステップS5−13においてハーフトーニング処理
を行い、その後、ステップS5−14において印刷処理
を実行する。
【0159】以上のようにデジタル放送を受信して画像
データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Eで
は、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信
号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点があ
る。また、上記デジタル放送印刷システム1Eでは、画
像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の
周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必
要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0160】また、上記デジタル放送印刷システム1E
では、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力
機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要
な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放
送印刷システム1Eでは、非常に簡単な操作だけで、表
示装置3の画像表示部23に表示される画像の印刷を行
うことができる。
【0161】また、上記デジタル放送印刷システム1E
では、画像データを印刷する際に、画像データ転送処理
において、プリントRAM部に転送した画像データに対
して、ヘッダ情報等の付加情報を描画して追加すること
が可能となっている。更に、画像データ転送処理と、画
像データ描画処理とを行い、それぞれの処理で印刷装置
4に転送した画像データを合成して印刷することも可能
となっている。すなわち、このデジタル放送印刷システ
ム1Eでは、プリントRAM部160にて付加情報が追
加された画像に、更に別の画像を合成することも可能と
なっている。
【0162】したがって、このデジタル放送印刷システ
ム1Eでは、例えば図9に示したように、表示装置3に
表示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情
報101とを合成した画像102を印刷するようなこと
ができる。或いは、例えば図10に示したように、表示
装置3に表示していた画像110と、その他の複数の画
像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷す
るようなこともできる。換言すれば、このデジタル放送
印刷システム1Eでは、複数ページ分の画像を1ページ
にまとめて印刷するようなことも可能である。
【0163】また、上記デジタル放送印刷システム1E
では、画像データの印刷を行う際に、先ず、印刷対象の
画像データをビデオRAM部14からプリントRAM部
160に転送するようにしている。そして、プリントR
AM部160への画像データの転送後は、ビデオRAM
部14の更新やビデオRAM部14に書き込んだ画像デ
ータの表示等の処理を、速やかに再開することができ
る。したがって、上記デジタル放送印刷システム1Eで
は、印刷実行に伴って表示画面をフリーズさせる必要が
ないか、あるいはフリーズ状態にするにしても、その時
間が非常に短くてすむ。すなわち、上記デジタル放送印
刷システム1Eでは、印刷実行に伴って表示画面を殆ど
フリーズさせるこなく、表示装置3での動画表示を継続
したまま、画像データを印刷することができる。
【0164】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、デジタル放送に対応し、デジタル信号をもとにテ
レビジョン画像等を印刷することが可能であり、しか
も、画像を合成して印刷する場合にも画面をフリーズさ
せる必要がないか、あるいはフリーズ状態にするにして
も、その時間が非常に短くてすむ印刷システム及び印刷
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル放送印刷システムの
第1の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示したデジタル放送印刷システムの通信
インターフェース部の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示したデジタル放送印刷システムの符号
化情報展開部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1に示したデジタル放送印刷システムの処理
制御部の構成例を示すブロック図である。
【図5】レーザプリンタの回路構成の概略を示すブロッ
ク図であり、
【図6】レーザプリンタの機械構成の概略を示す図であ
る。
【図7】図1に示したデジタル放送印刷システムの動作
を示すフローチャートである。
【図8】解像度変換処理を説明するための図であり、入
力画像データの縦横の構成画素数を、印刷装置の解像度
に合うように密度変換し拡大する例を示した図である。
【図9】ヘッダ情報と表示装置に表示していた画像とを
合成した画像を印刷した例を示す図である。
【図10】複数の画像を合成して、複数ページ分の画像
を1ページにまとめて印刷した例を示す図である。
【図11】本発明を適用したデジタル放送印刷システム
の第2の構成例を示すブロック図である。
【図12】図11に示したデジタル放送印刷システムの
動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明を適用したデジタル放送印刷システム
の第3の構成例を示すブロック図である。
【図14】図13に示したデジタル放送印刷システムの
動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明を適用したデジタル放送印刷システム
の第4の構成例を示すブロック図である。
【図16】図15に示したデジタル放送印刷システムの
動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明を適用したデジタル放送印刷システム
の第5の構成例を示すブロック図である。
【図18】図17に示したデジタル放送印刷システムの
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E デジタル放送印刷シス
テム、 2 デジタル放送受信装置、 3 表示装置、
4 印刷装置、 11 通信インターフェース部、
12 符号化情報展開部、 13 描画エンジン部、
14 ビデオRAM部、 15 表示画像インターフェ
ース部、 16 表示制御インターフェース部、 17
処理制御部、 18 印刷制御インターフェース部、
21表示画像インターフェース部、 22 表示画像
処理部、 23 画像表示部、24 表示制御インター
フェース部、 25 表示制御部、 31 表示画像イ
ンターフェース部、 32 印刷RAM部、 33 印
刷画像処理部、 34画像印刷部、 35 印刷制御イ
ンターフェース部、 36 印刷制御部、41 チュー
ナー部、 42 暗号復号部、 51 デマルチプレク
サ、 52デコーダ群、 53 時間同期処理部、 6
1 中央処理装置(CPU)、62 リードオンリメモ
リ(ROM)、 63 ランダムアクセスメモリ(RA
M)、 64 入力機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 祐二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 芦崎 浩二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA13 AB06 BC05 BD01 BD07 BD41 CA02 CB03 CB13 5B021 AA27 AA30 DD12 LL01 5C052 AA11 AB02 CC01 DD04 FA04 FA05 FB01 FC01 FD06 FD09 FD14 FE01 5C053 FA04 FA14 FA27 GB06 GB37 HA22 HA33 KA03 KA24 LA03 LA06 9A001 BB03 HH23 JJ35 KK42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送を受信する受信装置と、上
    記受信装置によって受信したデジタル放送に含まれる画
    像データを印刷する印刷装置とを備えた印刷システムで
    あって、 上記受信装置は、 受信したデジタル放送のデータのうち印刷対象の画像デ
    ータに対して、所定の描画処理を施す描画手段と、 上記描画手段により描画処理が施された描画処理済画像
    データを上記印刷装置に転送する転送手段とを備え、 上記印刷装置は、 上記受信装置の転送手段により転送された描画処理済画
    像データを受け取るデータ受信手段と、 上記データ受信手段により受け取った描画処理済画像デ
    ータを格納するデータ格納手段と、 上記データ格納手段に格納した描画処理済画像データを
    印刷する印刷手段とを備えることを特徴とする印刷シス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記受信装置は、受信したデジタル放送
    の画像を表示する際に表示対象の画像データが書き込ま
    れる画像メモリを備え、 上記受信装置によって受信したデジタル放送に含まれる
    画像データを印刷する際に、上記画像メモリに書き込ま
    れた画像データも上記印刷装置へ転送し、当該画像デー
    タと、上記描画手段により描画処理を施した画像データ
    とを合成して印刷することを特徴とする請求項1記載の
    印刷システム。
  3. 【請求項3】 上記受信装置は、上記画像メモリとは別
    に設けられた記憶手段を備え、 上記受信装置は、上記画像メモリに書き込まれた画像デ
    ータを上記印刷装置へ転送する際に、転送対象の画像デ
    ータを、上記記憶手段に一旦格納し、当該記憶手段から
    上記印刷装置へ転送することを特徴とする請求項2記載
    の印刷システム。
  4. 【請求項4】 上記受信装置は、上記記憶手段から上記
    印刷装置へ画像データを転送する前に、当該記憶手段に
    格納された画像データに対して付加情報を加え、当該付
    加情報が付加された画像データを上記印刷装置へ転送す
    ることを特徴とする請求項3記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 デジタル放送を受信装置によって受信
    し、当該受信装置によって受信したデジタル放送に含ま
    れる画像データを印刷装置により印刷する際に、 上記受信装置により受信したデジタル放送のデータのう
    ち印刷対象の画像データに対して、上記受信装置内に設
    けられた描画手段により描画処理を施し、 上記描画処理が施された画像データを上記印刷装置に転
    送して、当該印刷装置内に設けられたデータ記憶手段に
    格納し、 上記データ記憶手段に格納した画像データを上記印刷装
    置により印刷することを特徴とする印刷方法。
  6. 【請求項6】 上記受信装置は、受信したデジタル放送
    の画像を表示する際に表示対象の画像データが書き込ま
    れる画像メモリを備え、 画像を印刷する際に、上記画像メモリに書き込まれた画
    像データを上記印刷装置へ転送し、当該画像データと、
    上記描画手段により描画処理を施した画像データとを合
    成して印刷することを特徴とする請求項5記載の印刷方
    法。
  7. 【請求項7】 上記画像メモリに書き込まれた画像デー
    タを上記印刷装置へ転送する際に、転送対象の画像デー
    タを、上記受信装置内に上記画像メモリとは別に設けら
    れた記憶手段に一旦格納し、当該記憶手段から上記印刷
    装置へ転送することを特徴とする請求項6記載の印刷方
    法。
  8. 【請求項8】 上記記憶手段から上記印刷装置へ画像デ
    ータを転送する前に、上記記憶手段に格納された画像デ
    ータに対して付加情報を加え、当該付加情報が付加され
    た画像データを上記印刷装置へ転送することを特徴とす
    る請求項7記載の印刷方法。
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