JP2002044539A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

デジタル放送受信装置

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JP2002044539A
JP2002044539A JP2000229734A JP2000229734A JP2002044539A JP 2002044539 A JP2002044539 A JP 2002044539A JP 2000229734 A JP2000229734 A JP 2000229734A JP 2000229734 A JP2000229734 A JP 2000229734A JP 2002044539 A JP2002044539 A JP 2002044539A
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Yoshio Kitamura
義男 北村
Makoto Araoka
真 新阜
Yuji Kawamura
祐二 河村
Koji Ashizaki
浩二 芦崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置と印刷装置とに対する高品質な出力
を低コストで実現する。 【解決手段】 通信インタフェース部50により受信し
たデジタル放送の信号から、描画エンジン部53により
画像データを生成する。生成した画像データを、表示用
解像度変換部56と印刷用解像度変換部57とにより、
それぞれ表示装置31と印刷装置32とにおける出力に
最適な解像度に変換する処理を施した後に、モニタ画像
信号出力部58とプリンタ画像信号出力部59とによ
り、それぞれ表示装置31と印刷装置32とに伝送す
る。そして、表示用解像度変換部56と印刷用解像度変
換部57とのうちの少なくとも一部がそれぞれ同一の回
路を共用して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送を受
信して、このデジタル放送に含まれる画像データを表示
装置と印刷装置とに出力するデジタル放送受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年では、従来のようにアナログ信号で
はなく、デジタル信号によって放送されるテレビジョン
放送、すなわちデジタル放送が広く普及しつつある。
【0003】具体的には、例えば、日本国において、平
成8年10月からCSデジタル放送が開始され、さら
に、CATV、BS放送、地上波放送でも順次デジタル
放送が開始されようとしている。このように、テレビジ
ョン放送がデジタル化されると、従来よりも高品質な映
像の提供がなされるようになる。また、デジタル化によ
って、映像信号の他に、SI(Service Information)
信号と呼ばれる各種情報を含む信号が提供され、このS
I信号によって、EPG(Electronic Program Guid
e)、すなわち、表示装置に表示可能な番組ガイド情報
を利用することが可能となる。
【0004】このように、テレビジョン放送のデジタル
化により、表示装置には、従来のような番組映像だけで
なく、各種のコンテンツ情報を組み合わせて表示するこ
とが可能となる。したがって、テレビジョン放送の表示
装置は、例えば文字情報も高精細に表示可能であること
が求められるようになってきている。
【0005】また、近年では、表示装置におけるデジタ
ルデータインタフェース規格が各種団体で検討されるよ
うになってきている。このようなデジタルデータインタ
フェース規格の一例として、社団法人日本電子工業振興
協会(JEIDA)では、平成11年1月に、デジタル
モニタインタフェース標準(Digital Interface Standa
rds for Monitor)のVersion1.0を制定している。これ
により、表示装置は、パーソナルコンピュータやセット
トップボックス(以下、STBという。)を初めとする
各種応用機器のビデオポートに接続することが容易とな
り、互換性が向上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような現在の実状
のなかで、近年の受信装置は、有効走査線数を増やす変
換処理や、インターレース表示をノンインターレース表
示に変換する処理などを行う機能を備えるようになって
きている。このように受信したテレビジョン放送に対し
て高解像度化を行うことにより、デジタル放送に含まれ
る画像や各種コンテンツ情報をより高精細に表示するこ
とが可能となる。
【0007】具体的に例示すれば、日本国における現行
の地上波放送は、走査線数が525本とされており、有
効走査線数が480〜486本とされている。(この映
像信号を仮に480iと称する。)一方では、ANSI
/SMPTE 274M−1995,296M−199
7などに規定された、有効走査線が720本程度とされ
る映像信号(720p)、1035本程度とされる映像
信号(1035i)、1080本程度とされる映像信号
(1080i,1080p)などがある。
【0008】また、テレビジョン放送に限定されず、例
えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置などに接
続されて画像を表示する表示装置では、VESA(Vide
o Electronics Standards Association)によって規定
された、800×600,1024×768,1280
×1024,1600×1200などの画素数が一般的
に用いられている。
【0009】そして、受信装置では、走査線数や画素数
を増やすように変換処理をするに際して、単純に走査線
数や画素数の比で補間する方法、デジタルフィルタによ
って周波数領域におけるフィルタ処理を行う方法、画像
の内容に応じた適応型フィルタによって補間する方法な
どが各種実用化されている。また、このとき、例えば、
毎秒30フレーム・60フィールドでインターレース表
示される画像を、毎秒60フレームでノンインターレー
ス表示されるように変換処理することによっても、画像
をチラつきや走査線の横縞を抑えて高精細に表示するこ
とができる。
【0010】上述のように高解像度化を行う回路は、各
画素ごとに積和演算を行うことから、計算量が多く、汎
用のCPUでは非常に多くの時間が必要となる。このた
め、受信装置においては、このような計算を映像のピク
セルレート(1つの画素データのサンプリング周波数や
ドットクロック)毎に計算できるような拡大フィルタ専
用の演算回路を用意することが有効となる。
【0011】一方では、デジタル放送を受信する受信装
置に対して印刷装置を接続し、このデジタル放送に含ま
れる画像データを印刷することも提案されている。とこ
ろが一般に、表示装置で出力する場合と同程度の解像度
で紙などに印刷した場合には、各画素が目立ってしま
い、高品質な印刷出力を得ることができない。
【0012】そこで、本発明は、受信装置に備える解像
度変換用の演算回路を、表示装置への出力と印刷装置へ
の出力とに対して共用することにより、表示装置と印刷
装置とに対して高品質な出力を可能とするとともに、低
コストで実現することが可能なデジタル放送受信装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデジタル放
送受信装置は、受信手段と、描画手段と、表示用解像度
変換手段と、印刷用解像度変換手段と、出力手段とを備
える。受信手段は、デジタル放送を受信する。描画手段
は、上記受信手段によって受信したデジタル放送の信号
に対して所定の信号処理を施すことにより、画像データ
を生成する。表示用解像度変換手段は、上記描画手段に
よって生成された画像データに対して演算処理を施すこ
とにより、デジタル放送を表示する表示装置での出力に
適した解像度に変換する。印刷用解像度変換手段は、上
記描画手段により生成された画像データに対して演算処
理を施すことにより、デジタル放送に含まれる画像を印
刷する印刷装置での出力に適した解像度に変換する。出
力手段は、上記映像データを上記表示装置及び/又は印
刷装置に出力する。そして、上記表示用解像度変換手段
と上記印刷用解像度変換手段とのうちの少なくとも一部
がそれぞれ同一の回路を共用している。
【0014】以上のように構成された本発明に係るデジ
タル放送受信装置は、表示用解像度変換手段と印刷用解
像度変換手段とが同一の回路を共用していることから、
高度な積和演算を高速で行う高価な演算回路を効率よく
解像度変換に用いることができ、低コスト化を図ること
ができると同時に、表示装置と印刷装置とに対して高品
質な出力を実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、ま
ず、本発明について、デジタル放送を受信する受信装置
と、デジタル放送を表示する表示装置と、デジタル放送
に含まれる画像を印刷する印刷装置との組み合わせの構
成を様々に変えた場合について説明する。
【0016】なお、以下の説明において、デジタル放送
とは、放送局からデジタル信号によって送出される放送
のことを示す。また、デジタル放送は、デジタル信号の
送出形態に限定されるものではなく、例えば、従来から
広く利用されている地上波放送、BS放送・CS放送の
ように人工衛星を介して信号を送出する衛星放送、ケー
ブルテレビのように信号線を介して信号を送出する有線
放送などのように、様々な形態により送出されたもので
あってもよい。
【0017】本発明は、図1に示すように、デジタルテ
レビ受像機10に適用することができる。デジタルテレ
ビ受像機10は、デジタル放送を受信する受信部11
と、デジタル放送を表示する表示部12と、デジタル放
送に含まれる画像を印刷する印刷部13とが一体に構成
されている。すなわち、デジタルテレビ受像機10は、
本発明を適用して、受信装置、表示装置、及び印刷装置
を一体に構成した場合の例である。
【0018】また、本発明は、図2に示すように、デジ
タルテレビ受像機20と、このデジタルテレビ受像機2
0に接続されて用いられる印刷装置21とに対して適用
することができる。デジタルテレビ受像機20は、デジ
タル放送を受信する受信部22と、デジタル放送を表示
する表示部23とを備えて一体に構成されている。すな
わち、図2に示す例は、本発明を適用して、受信装置及
び表示装置を一体に構成し、これとは別に印刷装置を外
部に接続して用いる場合の例である。
【0019】また、本発明は、図3に示すように、セッ
トトップボックス(以下、STB:Set Top Box と称す
る。)30と、このSTB30に接続して用いられる表
示装置31及び印刷装置32とに対して適用することが
できる。STB30は、デジタル放送を受信する機能を
備えている。すなわち、図3に示す例は、本発明を適用
して、受信装置、表示装置、及び印刷装置をそれぞれ別
個に構成し、受信装置と表示装置及び印刷装置とを接続
して用いる場合の例である。
【0020】また、本発明は、図4に示すように、セッ
トトップボックス(STB)40と、このSTB40に
接続されて用いられる表示装置41とに対して適用する
ことができる。STB40は、デジタル放送を受信する
受信部42と、デジタル放送に含まれる画像を印刷する
印刷部43とを備えている。すなわち、図4に示す例
は、本発明を適用して、受信装置と印刷装置とを一体に
構成し、これとは別に表示装置を接続して用いる場合の
例である。
【0021】上述したように、本発明は、デジタル放送
を受信する受信装置と、デジタル放送を表示する表示装
置と、デジタル放送に含まれる画像を印刷する印刷装置
とを様々に組み合わせた構成に対して適用することがで
きる。そして、本発明では、表示装置で表示するための
画像データと、印刷装置で印刷するための画像データと
を、受信装置が備える描画手段により生成している。
【0022】これにより、本発明では、表示するための
画像データと印刷するための画像データとを生成するに
際して、受信装置の描画手段を共通して用いることがで
きる。これにより、本発明では、印刷する画像データを
生成する描画手段を印刷装置が独自に備える必要がな
く、印刷装置の低コスト化を図ることができるととも
に、システム全体としても装置構成や回路構成を簡略化
して、低コスト化を図ることができる。
【0023】また、本発明では、受信装置に解像度変換
手段を備えており、この解像度変換手段により、デジタ
ル放送に含まれる画像データを、表示装置と印刷装置と
のそれぞれに対する出力に適した解像度に変換処理して
いる。そして、表示装置への出力と印刷装置への出力都
に対して、演算回路のうちの少なくとも一部を共用して
いる。
【0024】これにより、本発明では、高度な積和計算
を高速で行う高価な演算回路を効率よく解像度変換に用
いることができ、低コスト化を図ることが可能となると
同時に、表示装置と印刷装置とに対して高品質な出力を
実現することを可能とされている。
【0025】なお、本発明において、受信装置と、表示
装置及び印刷装置とを接続して信号を伝送する手段とし
ては、例えば、導線や光ファイバ等の信号線を相互に接
続する、いわゆる有線型の信号伝送手段であってもよい
し、電波や赤外線等によって信号を伝送する、いわゆる
無線型の信号伝送手段であってもよい。また、例えば、
IEEE802.3(イーサネット(登録商標))、I
EEE1394、USB等の各種規格に基づいた信号伝
送手段であってもよい。
【0026】本発明は、上述したように、受信装置、表
示装置及び印刷装置を様々に組み合わせた構成に対して
適用することができるため、以下の説明においては、図
3に示すように、これら各装置をそれぞれ別々な構成と
して、STB30、表示装置31、及び印刷装置32と
した場合に基づいて詳細に説明することとする。
【0027】STB30は、例えば、図5に示すよう
に、デジタル放送を受信する通信インタフェース部50
と、受信したデジタル放送の信号を展開する符号化情報
展開部51と、音声信号を生成する音声デコーダ52
と、画像データを生成する描画エンジン部53と、生成
された画像データが一時保持されるビデオRAM部54
と、このビデオRAM部54に保持された画像データが
転送されて一時保持されるプリントRAM部55と、ビ
デオRAM部54に保持された画像データを表示装置3
1での出力に適した解像度に変換する表示用解像度変換
部56と、プリントRAM部55に保持された画像デー
タを印刷装置32での出力に適した解像度に変換する印
刷用解像度変換部57と、画像データを表示装置31に
出力するモニタ画像信号出力部58と、画像データを印
刷装置32に出力するプリンタ画像信号出力部59とを
備える。また、STB30は、使用者から入力される操
作指示や外部に接続された機器に対する信号処理を行う
I/O制御部60と、STB30における各部の制御を
行うCPUシステム61と、表示装置31に対する制御
信号を出力するモニタ制御信号インタフェース部62
と、印刷装置32に対する制御信号を出力するプリンタ
制御信号インタフェース部63とを備える。STB30
において、これら各部は、STB30内に設けられたシ
ステムバスを介して、相互に各種信号をやりとりできる
ように構成されている。
【0028】STB30は、地上波放送、衛星放送、有
線放送などのように、様々な形態のデジタル放送を受信
する構成とすることができるが、以下の説明において
は、実用化が果たされているCSデジタル放送を受信す
る受信装置、いわゆるIRD(Integrated Receiver De
coder)として構成する場合について例示する。CSデ
ジタル放送では、放送局や各種サービスプロバイダ及び
コンテンツプロバイダなどの送信局によって、動画情
報、静止画情報、及びSI(Service Information)情
報がデジタル信号として混在される。なお、SI信号と
は、握手のサービス情報を記載したテーブルを所定の伝
送フォーマットにした信号である。そして、送信局で
は、このデジタル信号を、地上波放送、衛星放送、又は
有線放送として送出する。このデジタル信号は、必要に
応じてスクランブル処理が施されて、送信局と所定の契
約を交わしていない受信者が、デジタル放送を正しく再
生することができないようにしてもよい。
【0029】通信インタフェース部50は、例えば、地
上波放送、衛星放送、有線放送などにより送出されたデ
ジタル放送を受信する機能を有し、受信したデジタル放
送の信号を符号化情報展開部に出力する。通信インタフ
ェース部50は、例えば、図6に示すように、チューナ
70と、暗号復号部71とを備える。
【0030】チューナ70は、例えば、地上波放送や衛
星放送を受信するアンテナや、有線放送が送出される信
号線と接続されており、各種の送出形態によって送出さ
れたデジタル放送を受信して、この受信したデジタル放
送の信号に対して選局処理を行う。すなわち、デジタル
放送の信号のうち、所定のチャンネルに相当する成分の
信号を選択する。このチューナ70は、後述するよう
に、例えば、使用者からのリモートコントローラによる
指示に応じて、所定のチャンネルを選択数ことが可能と
されている。
【0031】暗号復号部71は、チューナ70によって
選択されたデジタル放送の信号に対して、トランスポー
トストリーム中に存在する特定のPID(Packet ID)
を有するパケットについて、スクランブルの解除処理を
行い、符号化情報展開部51に出力する。このようなス
クランブルのアルゴリズムとしては、例えば、ブロック
暗号に分類されるMULTI2等を利用することができ
る。また、STB30においては、このようにスクラン
ブルの解除処理が行われた後の信号を、出力端子から高
速にデータ出力を行うことによって、外部に取り出せる
ようにしてもよい。
【0032】また、通信インタフェース部50は、例え
ば、チューナ70の他に、電話回線やインターネット等
の通信回線と接続するためのモデムを備えていてもよ
い。これにより、STB30においては、例えば、通信
回線を介して、使用者の課金情報などを、デジタル放送
の送信局や顧客管理センタなどに対して送受信すること
が可能となる。また、使用者が必要とする各種情報を、
通信回線を介して接続されたコンピュータから受信する
ことが可能となる。
【0033】さらに、通信インタフェース部50は、チ
ューナ70の前段に、アンテナにより受信した電波を例
えば950MHz〜2GHz程度の中間周波数に変換す
るダウンコンバータを備えていてもよい。
【0034】符号化情報展開部51は、通信インタフェ
ース部50により受信したデジタル放送の信号を展開し
て、音声デコーダ52及び描画エンジン部53に出力す
る。符号化情報展開部51は、例えば、図7に示すよう
に、デマルチプレクサ80と、MPEGデコーダ81
と、MHEGデコーダ82と、HTMLデコーダ83と
を備える。
【0035】デマルチプレクサ80は、通信インタフェ
ース部50から入力されたデジタル放送の信号の中か
ら、多重化されている符号化情報を、それぞれのデータ
形式に応じて分別し、音声デコーダ52、MPEGデコ
ーダ81、MHEGデコーダ82、HTMLデコーダ8
3に出力する。符号化情報展開部51において、MPE
Gデコーダ81、MHEGデコーダ82、及びHTML
デコーダ83は、それぞれ、MPEG(Moving Picture
Experts Group)、MHEG(Multimedia and Hyperme
dia information Experts Group)、及びHTML(Hyp
er Text Markup Language)に相当するデータ形式を解
析してデコード処理を行い、デコード後の信号を描画エ
ンジン部53に出力する。
【0036】また、符号化情報展開部51は、デマルチ
プレクサ80の前段に、例えばQPSK(Quadrature P
hase Shift Keying)復調などの復調処理を行うデジタ
ル復調器を備えたり、ビタビ復号、同期検出、リードソ
ロモン復号、デインタリーブなどを行う謝り訂正部を備
えたりしてもよい。
【0037】音声デコーダ52は、符号化情報展開部5
1から出力された信号から音声データのデコード処理を
行い、音声信号として外部に出力する。この音声信号
は、例えば表示装置31に入力される。
【0038】描画エンジン部53は、符号化情報展開部
51から出力された信号を処理することにより、表示装
置31で表示するための画像データを生成する。描画エ
ンジン部53は、具体的には例えば、時間同期処理機能
を備え、ビデオRAM部54と協調動作することによ
り、このビデオRAM54部に対して、文字情報や映像
情報などから構成される画像データを描画する。
【0039】ビデオRAM部54は、描画エンジン部5
3により生成された画像データを一時保持する。そし
て、ビデオRAM部54は、表示装置31に表示する1
画面分の画像を、表示用解像度変換部56を介して、例
えば50Hzや60Hzなどのフレーム周波数を有する
画像情報としてモニタ画像信号出力部58に出力する。
また、このとき、ビデオRAM部54に保持された画像
データは、インタレース方式やプログレッシブ方式など
のような表示装置31における各種表示方式に応じて、
デジタルのラスタ画像情報信号としてモニタ画像信号出
力部58に出力される。
【0040】プリントRAM部55は、ビデオRAM部
54に保持された画像データが転送されて、これを一時
保持する。そして、プリントRAM部55は、I/O制
御部60から入力される使用者による操作指示やCPU
システム61による要求に応じて、保持している画像デ
ータのうち、所定の画像データを、印刷用解像度変換部
57を介してプリンタ画像信号出力部59に出力する。
【0041】ビデオRAM部54及びプリントRAM部
55は、例えば、画像データを保持するフレームメモリ
と、このフレームメモリに対する画像データの書き込み
及び読み出しを制御するメモリコントローラなどにより
構成することができる。
【0042】表示用解像度変換部56は、ビデオRAM
部54に一時保持された画像データをモニタ画像信号出
力部58により表示装置31に出力する際に、この画像
データに対して演算処理を施すことにより、表示装置3
1での出力に適した解像度に変換する。具体的には、表
示装置31で表示する走査線数や画素数に応じて、画像
データの解像度を変換処理する。このとき、表示用画像
変換部56では、例えば、単純に走査線数や画素数の比
で補間する方法、デジタルフィルタによって周波数領域
におけるフィルタ処理を行う方法、画像の内容に応じた
適応型フィルタによって補間する方法などの手法により
解像度を変換する。また、このとき、例えば、毎秒30
フレーム・60フィールドでインターレース表示される
画像を、毎秒60フレームでノンインターレース表示さ
れるように変換処理してもよい。
【0043】本発明によれば、表示用解像度変換部56
を備えていることにより、画像データの解像度を表示装
置31に最適化して出力することができることから、受
信したデジタル放送に含まれる画像を表示装置31で高
精細に表示することができるとともに、画像をチラつき
や走査線の横縞を抑えることができる。
【0044】印刷用解像度変換部57は、プリントRA
M部55に一時保持された画像データをプリンタ画像信
号出力部59により印刷装置32に出力する際に、この
画像データに対して演算処理を施すことにより、印刷装
置での出力に適した解像度に変換する。具体的には、印
刷装置32で印刷する画素数に応じて、画像データの解
像度を変換処理する。このとき、印刷用画像変換部57
では、例えば、単純に走査線数や画素数の比で補間する
方法、デジタルフィルタによって周波数領域におけるフ
ィルタ処理を行う方法、画像の内容に応じた適応型フィ
ルタによって補間する方法などの手法により解像度を変
換する。
【0045】本発明によれば、印刷用解像度変換部57
を備えていることにより、画像データの解像度を印刷装
置32に最適化して出力することができることから、受
信したデジタル放送に含まれる画像を印刷装置32で高
品質に印刷することが可能となる。
【0046】なお、上述した表示用解像度変換部56及
び印刷用解像度変換部57は、各種の受信装置、表示装
置或いは印刷装置に従来から用いられているような解像
度変換手段と同様な構成により、各種の信号処理回路や
演算処理回路を組み合わせることにより実現することが
できる。
【0047】ところで、本発明に係るSTB30では、
上述した表示用解像度変換部56と印刷用解像度変換部
57とのうちの少なくとも一部がそれぞれ同一の回路を
共用している。これにより、例えば、高度な積和計算を
高速で行う高価な演算回路を表示装置31への出力と印
刷装置32への出力に対して重複して備える必要がなく
なり、演算回路における処理能力を効率的に活用して表
示装置31と印刷相違32とに対してそれぞれに最適な
画像を低コストで高品質に出力することが可能となる。
【0048】なお、表示用解像度変換部56と印刷用解
像度変換部57とが共用する回路としては、例えば、積
和演算などを行う演算回路、各種の信号処理回路、或い
は各種のメモリ回路などを挙げることができる。表示用
解像度変換部56及び印刷用解像度変換部57では、高
精細で大きなサイズの画像データに対する変換処理を行
うに際して、処理途中の画像データを一時保持するため
に、広大なメモリ空間を有する大容量メモリを備えるこ
とが有効である場合がある。このような大容量メモリ
は、微小化・低コスト化を図ることが困難であるため、
表示用解像度変換部56と印刷用解像度変換部57とで
共用するように構成することにより、回路全体の小型化
・低コスト化を一層進めることができる。
【0049】また、表示用解像度変換部56と印刷用解
像度変換部57とは、少なくとも一部が同一の回路を共
用していればよく、例えば、一体に構成して、表示装置
31に画像データを出力する場合と印刷装置32に画像
データを出力する場合とで、適宜その動作を切り替える
としてもよい。
【0050】ここで、印刷用解像度変換部57において
解像度変換処理を行うに際しての具体的な場合について
説明する。
【0051】印刷用解像度変換部57には、プリントR
AM部55から、例えば図8(a)に示すように、上述
したデジタル放送の動画画像の規格の一つである720
p(1280×720画素)の画像データが入力され
る。このとき、印刷用解像度変換部57は、印刷装置3
2がA4サイズの印刷用紙に300dpiで印刷を行う
場合に、図8(b)に示すように、入力された画像デー
タの縦横の構成画素数を2.675倍に拡大して、34
24×1926画素である画像データに変換する。これ
により、A4サイズの印刷用紙いっぱいに画像データを
印刷する場合であっても、300dpiという高解像度
で印刷を行うことができる。
【0052】このように、印刷用解像度変換部57によ
り画素数を変換する場合には、ビデオRAM部54から
プリントRAM部55に転送されたままの画像データ、
すなわち、デジタル放送に含まれる画像データの画素数
に対して、縦横の画素数をそれぞれn/2倍(nは2以
上の正数)とすることが望ましい。例えば、プリントR
AM部55に保持された画像データが720p(128
0×720画素)であった場合には、縦横の構成画素数
を3/2倍に拡大することで、3200×1800画素
とする。このように、可能な限り単純な拡大比とするこ
とで、解像度変換処理による画像のボケを防止し、文字
などの微細な情報を高品質に印刷することが可能とな
る。
【0053】モニタ画像信号出力部58は、ビデオRA
M部54に保持された画像データを表示装置31に出力
する。
【0054】プリンタ画像信号出力部59は、プリント
RAM部55に保持された画像データを印刷装置32に
出力する。
【0055】すなわち、本発明では、STB内にビデオ
RAM部54とプリントRAM部55とが備えられ、ビ
デオRAM部54に保持された画像データがプリントR
AM部55へと転送されるように構成されているととも
に、これらビデオRAM部54及びプリントRAM部5
5に保持された画像データが、それぞれ表示装置31及
び印刷装置32に出力されるように構成されている。
【0056】したがって、本発明に係るデジタル放送受
信システムでは、描画エンジン部53によって生成した
画像データを、表示装置31で表示する目的で利用する
とともに、印刷装置32で印刷する目的で利用すること
ができる。このため、印刷装置32は、印刷する画像デ
ータを生成する描画手段を独自に備える必要がなく、低
コスト化を図ることができる。
【0057】また、STB30においては、表示装置3
1で表示する画像データと、印刷装置32で印刷する画
像データとを、それぞれビデオRAM部54とプリント
RAM部55とに分けて別々に保持していることから、
受信したデジタル放送を表示したり印刷したりする際の
自由度や利便性を格段に増大させることができる。
【0058】具体的には例えば、ビデオRAM部54に
保持された画像データのうち、一部だけをプリントRA
M部55に転送することにより、表示装置31で表示さ
れる画像の一部だけを印刷装置32で印刷することが可
能となる。また、このとき、描画エンジン部53により
ビデオRAM部54に描画される複数の画像データか
ら、それぞれ一部又は全部をプリントRAM部55に転
送するとともに、このプリントRAM部55が、転送さ
れた画像データを合成することにより、複数の画像デー
タをまとめて1枚の印刷用紙に印刷することが可能とな
る。
【0059】なお、STB30では、ビデオRAM部5
4に保持された画像データをプリントRAM部55に転
送し終えるまでの間は、描画エンジン部53によるビデ
オRAM部54への描画を一時停止して、描画エンジン
部53によってビデオRAM部54に保持された記憶内
容が変更されないようにすることが望ましい。これによ
り、画像データの転送途中に、別の画像データがビデオ
RAM部54に描画されてしまい、プリントRAM部5
5への画像データの転送が正常に行われなくなってしま
うことを防止することができる。
【0060】また、本発明に係るSTB30では、描画
エンジン部53がビデオRAM部54だけに対して画像
データの描画を行うとせずに、プリントRAM部55に
対しても画像データの描画を行うとしてもよい。この場
合には、ビデオRAM部54に保持された画像データが
プリントRAM部55に転送されるとともに、描画エン
ジン部53によって印刷装置32で印刷するための画像
データが生成され、この印刷用の画像データが直接プリ
ントRAM部55に描画される。すなわち、プリントR
AM部55は、ビデオRAM部54から転送された画像
データと、印刷用の画像データとを合成して一時保持す
る。これにより、例えば、表示装置31には表示しない
画像データや補記的な情報などを、ビデオRAM部54
からプリントRAM部55に転送された画像データの内
部領域、或いは転送された画像データの外の領域に描画
し、これら表示装置31には表示しない画像データや補
記的な情報などを、印刷装置32において印刷すること
が可能となる。したがって、表示装置31に表示される
画像データだけでなく、多種多様な情報を1枚の印刷用
紙に印刷することができ、使用者の利便性が向上する。
【0061】本発明において、ビデオRAM部54及び
プリントRAM部55は、例えば、表示する画面に応じ
た画像データを保持するフレームメモリと、このフレー
ムメモリに対する画像データの書き込み及び読み出しを
制御するメモリコントローラなどを備える。フレームメ
モリとしては、従来から広く利用されている各種RAM
(Random Access Memory)を用いることができる。な
お、これらビデオRAM部54及びプリントRAM部5
5についての具体的な構成については、詳細を後述す
る。
【0062】なお、本発明に係るSTB30において
は、ビデオRAM部54とプリントRAM部55とを備
えることに限定されるものではなく、1つのRAM部を
共用して用いてもよい。また、このようなRAM部を、
表示用解像度変換部56と印刷用解像度変換部57とに
おける処理途中の画像データを一時保持する用途に用い
てもよい。
【0063】I/O制御部60は、STB30内に設け
られたシステムバスに接続され、使用者から入力される
操作指示や外部に接続された機器に対する信号処理を行
う。具体的には、例えば、例えばリモートコントローラ
による使用者からの各種操作指示が入力される。また、
I/O制御部60は、例えば、ICカードに対する記録
再生を行う機能を有していてもよい。
【0064】CPUシステム61は、例えば、CPU
(Central Processing Unit)、プログラムROM(Rea
d Only Memory)、フォントROM、RAM(Random Ac
cessMemory)、フラッシュメモリ等から構成されてな
る。CPUシステム61は、STB30内に設けられた
システムバスに接続され、このシステムバスを介して各
種制御信号の送受信を行うことにより、STB30を構
成する各部に対する制御を行う。すなわち、CPUシス
テム61は、例えば、I/O制御部60に入力された使
用者からの各種操作指示に応じて、STB30を構成す
る各部に対する制御を行う。なお、図5においては、シ
ステムバスとSTB30を構成する各部との間で送受信
される各種制御信号の流れを示す矢印を、一部省略して
示している。
【0065】モニタ制御信号インタフェース部62は、
システムバスを介してCPUシステム61から出力され
たモニタ制御信号を、デジタル信号として外部に出力す
る。モニタ制御信号は、例えば、表示装置31における
解像度や表示位置、表示方式などを制御する信号であ
る。
【0066】プリンタ制御信号インタフェース部63
は、STB30内に設けられたシステムバスに接続さ
れ、印刷装置32に対してプリンタ制御信号の入出力を
行う機能を有している。プリンタ制御信号は、STB3
0から外部に接続された印刷装置32に対して、例え
ば、印刷(プリント)動作の開始及び/又は中止を指示
したり、印刷する画像のサイズや内容を指示する信号で
ある。また、例えば、印刷装置32からSTB30に対
して、印刷動作の完了や、用紙不足、用紙詰まり、イン
ク不足などの情報を提供する信号である。
【0067】プリンタ制御信号インタフェース部63
は、具体的な動作の一例を挙げると、例えば、I/O制
御部60に入力された使用者からの印刷開始の指示を、
システムバスを介して受信した場合に、印刷装置32に
対して、印刷動作の開始を指示するプリンタ制御信号を
出力する。そして、印刷装置32が印刷動作を正常に完
了すると、この印刷装置32から出力された印刷動作完
了の情報が入力され、印刷動作が完了したことを確認す
る。
【0068】また、プリンタ制御信号インタフェース部
63は、印刷装置32が、例えば用紙不足や用紙詰まり
などによって、正常な印刷動作が不能となった場合に、
この情報が印刷装置32から入力されて、印刷動作が正
常に完了しなかったことを確認する。このとき、STB
30においては、例えば、プリンタ制御信号インタフェ
ース部63からの指示により、CPUシステム61が動
作して、描画エンジン部53によって印刷が正常に完了
していないことを示す画像データを生成し、この画像デ
ータをビデオRAM部54及びモニタ画像信号出力部5
8を介して表示装置31に出力する。これにより、表示
装置31には、印刷が正常に完了していないことを示す
画像が表示される。
【0069】また、プリンタ制御信号インタフェース部
63は、印刷装置32やCPUシステム61からの指示
に応じて印刷用解像度変換部57を制御し、この印刷用
解像度変換部57における動作や拡大フィルタの設定、
或いは解像度の変換処理を行う画像データのアドレス制
御などを制御するとしてもよい。
【0070】STB30においては、上述したモニタ画
像信号出力部58及びモニタ制御信号インタフェース部
62が、外部に接続される表示装置31に対してデジタ
ル信号を出力する、いわゆるデジタルビデオインタフェ
ースとして構成されている。また、STB30において
は、上述したプリンタ画像信号出力部59及びプリンタ
制御信号インタフェース部63が、外部に接続される印
刷装置32に対してデジタル信号の入出力を行う、いわ
ゆるデジタルプリンタインタフェースとして構成されて
いる。なお、図5においては、モニタ画像信号出力部5
8とモニタ制御信号インタフェース部62とを別々に示
しているが、これらは一体に構成されていてもよい。ま
た、プリンタ画像信号出力部59とプリンタ制御信号イ
ンタフェース部63とを別々に示しているが、これらは
一体に構成されていてもよい。
【0071】また、STB30では、モニタ画像信号出
力部58及びモニタ制御信号インタフェース部62で出
力するデジタル信号の信号形式に限定されるものではな
いが、規格化された信号形式を用いることが望ましい。
これにより、STB30は、同じ規格を有する表示装置
31や印刷装置32に対して接続することが容易とな
る。
【0072】規格化された信号形式としては、例えば、
社団法人日本電子工業振興協会(JEIDA)が平成1
1年1月に制定したデジタルモニタインタフェース標準
(Digital Interface Standards for Monitor)Version
1.0 がある。この規格では、次のような信号形式がサ
ポートされている。
【0073】 1) デジタルデータ TMDS(Transition Minimaized Differential Signaling) LVDS(Low Voltage Differential Signaling) GVIF(Giga-bit Video InterFace) いずれか必須 2) 分離された水平・垂直同期信号 必須 3) データイネーブル信号 必須 4) DDC(Display Data Channel) 必須 5) VESAホットプラグ用信号(SENS) 必須 6) USB(Universal Serial Bus) オプション そして、上述したような信号形式の組み合わせによっ
て、以下の表1に示すような4つの標準が定められてい
る。
【0074】
【表1】
【0075】なお、表1に示す4つの標準のうち、標準
2b及び標準3は、同一の信号線を利用してモニタ画像
信号とモニタ制御信号とを送出する標準である。STB
30は、例えば、これら標準2b及び標準3に対応させ
る場合に、上述したように、モニタ画像信号出力部58
とモニタ制御信号インタフェース部62とを一体に構成
し、同一の信号線を利用してモニタ画像信号とモニタ制
御信号とを送出する構成とすることが望ましい。
【0076】表示装置31は、例えば、図9に示すよう
に、STB30から出力されたモニタ画像信号が入力さ
れるモニタ画像信号入力部70と、STB30から出力
されたモニタ制御信号が入力されるモニタ制御信号イン
タフェース部71と、表示デバイス駆動部72と、この
表示デバイス駆動部72によって駆動される表示デバイ
ス73と、STB30から出力された音声信号を再生す
るスピーカ74とを備える。
【0077】モニタ画像信号入力部70は、STB30
から送信されたモニタ画像信号が入力されて、このモニ
タ画像信号から、表示装置31で表示する画像データを
抽出する機能を有している。
【0078】モニタ制御信号インタフェース部71は、
STB30から送信されたモニタ制御信号が入力され
て、このモニタ制御信号に基づいて、表示デバイス駆動
部72の動作を制御する。
【0079】表示デバイス駆動部72は、モニタ画像信
号入力部70により抽出された画像データに基づいて、
表示デバイス73を駆動する駆動信号を生成する。駆動
信号としては、例えば、RGB信号等である。
【0080】表示デバイス73は、表示デバイス駆動部
72によって生成された駆動信号に基づいて、所定の画
像を表示する機能を有している。具体的には、例えば、
CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Cristal
Display)、プラズマディスプレイ等である。また、L
CD、LCOS(Liquid Cristal On Silicon)、DM
D(Digital Micro-mirro Device)などを用いた投射型
或いは透過型のプロジェクタ、又はヘッドマウントディ
スプレイなどの表示デバイスであってもよい。
【0081】スピーカ74は、STB30から送信され
た音声信号を受信して、この音声信号を再生する機能を
有している。
【0082】印刷装置32は、例えば、図10に示すよ
うに、プリンタ画像信号入力部80と、プリント処理部
81と、プリントヘッド駆動部82と、プリントヘッド
83と、プリンタ制御信号インタフェース部84と、プ
リンタCPUシステム85とを備える。
【0083】プリンタ画像信号入力部80は、STB3
0から送信されたプリンタ画像信号が入力されて、この
プリンタ画像信号から、印刷装置32で印刷する画像デ
ータを抽出する機能を有している。
【0084】プリント出力処理部81は、プリンタ画像
信号入力部80によって抽出された画像データに基づい
て、この画像データを印刷装置32で印刷するために適
したプリントデータを生成する機能を有している。
【0085】プリント出力処理部81は、具体的には例
えば、LUT(ルックアップテーブル)による変換処
理、積和演算等が高速に実行できる演算回路を利用した
演算処理、高速演算処理アルゴリズムを持つソフトウエ
アによって実現する演算処理、及び/又は専用変換回路
による処理等で実現されている。このように、プリント
出力処理部81において演算処理を順次実行する場合に
は、入力される画像データにおける各データのビット数
と同一のビット数で演算処理を行うと、各データの有効
精度が悪化してしまう場合が多い。したがって、プリン
ト出力処理部81では、入力される画像データのビット
数に対して、演算処理の途中で、各データのビット数を
増加させ、演算処理の最終段階において、増加させたビ
ット数を元の状態に減少させることが望ましい。これに
より、有効精度の悪化を回避することができる。
【0086】プリントヘッド駆動部82は、プリント出
力処理部81によって生成されたプリントデータに基づ
いて、プリントヘッド83を駆動する駆動信号を生成す
る。
【0087】プリントヘッド83は、プリントヘッド駆
動部82によって生成された駆動信号に基づいて駆動さ
れ、印刷用紙に所定の画像を印刷する機能を有してい
る。なお、図10においては図示を省略しているが、印
刷装置32には、プリントヘッド83とともに、印刷用
紙を供給する用紙供給部が備えられている。なお、用紙
供給部は、従来から用いられている各種印刷装置と同様
の構成であるため、説明を省略する。
【0088】プリントヘッド83は、印刷装置32で採
用する印刷方法に応じて、適宜構成すればよい。具体的
には例えば、インクジェット方式、溶融熱転写方式、染
料熱転写方式、通電熱転写方式、感熱方式、トナー直接
記録方式、電子写真方式、銀塩写真方式、感光・感圧性
マイクロカプセル方式などを挙げることができる。
【0089】プリンタ制御信号インタフェース部84
は、印刷装置32内に設けられたプリンタシステムバス
に接続され、STB30に対して、プリンタ制御信号の
送受信を行う機能を有している。すなわち、プリンタ制
御信号インタフェース部84は、STB30におけるプ
リンタ制御信号インタフェース部63と同等のものであ
り、例えば、STB30から送信される印刷動作の開始
及び/又は中止の指示を受信したり、印刷装置32にお
ける印刷動作の完了や用紙不足などの情報をSTB30
に送信する機能を有している。
【0090】プリンタCPUシステム85は、例えば、
CPU、プログラムROM、RAM、フラッシュメモリ
等から構成されてなる。プリンタCPUシステム85
は、印刷装置32内に設けられたプリンタシステムバス
に接続され、このプリンタシステムバスを介して各種制
御信号の送受信を行うことにより、印刷装置32を構成
する各部に対する制御を行う。すなわち、プリンタCP
Uシステム85は、例えば、プリンタ制御信号インタフ
ェース部84が受信した印刷動作の開始の指示に基づい
て、印刷装置32を構成する各部に対する制御を行う。
あるいは、例えば、印刷装置32を構成する各部からの
情報をプリンタシステムバスを介して受信し、印刷動作
の完了や用紙不足などの情報を処理して、プリンタ制御
信号インタフェース部84を介してSTB30に送信す
る。
【0091】つぎに、以下では、プリント出力処理部8
1の具体的な構成例について説明する。
【0092】プリント出力処理部81は、例えば、図1
1に示すように、RGB−CMY変換部91と、色補正
部92と、黒抽出下色除去部93と、出力ガンマ補正及
び階調修正部94と、シャープネス修正部95と、出力
特性変換部96とを備える。
【0093】RGB−CMY変換部91は、STB30
から入力された画像データに基づいて、この画像データ
を構成するRGB信号に変換処理を施し、プリントヘッ
ド83で使用するC(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yel
low)の各色により構成されたインクやトナーに対応し
たCMY信号を生成する。この変換処理は、例えば、濃
度Log変換、補色変換、又は線形マスキング変換など
によって実現することができる。
【0094】色補正部92は、RGB−CMY変換部9
1によって生成されたCMY信号に対して色補正処理を
行う。これにより、印刷装置32は、プリントヘッド8
3で使用するインクやトナーの分光吸収特性が、減法混
色による理想的な特性と異なっている場合に生じるプリ
ント画像の色調、特に色相と彩度のずれを補正すること
ができる。色補正部92において行う色補正処理は、具
体的には、LUT(Look Up Table)を用いた演算によ
る変換、線形マスキング演算による変換、又は非線形マ
スキング演算による演算などによって実現することがで
きる。
【0095】また、印刷装置32に入力される画像デー
タにおける表現可能な色特性の範囲と、プリントヘッド
83によって印刷用紙に再現可能な色特性の範囲とが異
なる場合には、色補正部92において、画像データに対
して色特性を圧縮処理やクリップ処理を行う。これによ
り、プリントヘッド83により再現可能な色特性の範囲
を超える画像データが印刷装置32に入力された場合で
あっても、この画像データに含まれる色特性の情報を効
率よく利用して最適なプリント処理を行うことが可能と
なる。
【0096】黒抽出下色除去部93は、プリントヘッド
83に黒色(以下、Kと記す。)のインク又はトナーが
備えられている場合に、色補正部92によって色補正処
理が行われた画像データに対して黒色の抽出及び下色の
除去を行う。すなわち、黒抽出下色除去部93は、色補
正部92から入力されたCMY信号中に含まれるK成分
を抽出するとともに、C、M、Yの各成分から抽出した
K成分に相当する値を減算し、C、M、Y、Kの各成分
から構成されてなるCMYK信号を生成する。
【0097】このように、CMY信号のうちK成分を抽
出してCMYK信号に置換する方法としては、例えば、
CMY信号中に含まれるK成分をすべて抽出する方法
や、所定の割合のK成分を抽出・置換する方法、所定の
濃度以上の領域でK成分を抽出・置換する方法など、様
々な方法がある。
【0098】印刷装置32においては、黒抽出下色除去
部93によってCMY信号をCMYK信号に変換し、C
MY信号中に含まれるK成分を黒色のインク又はトナー
によって印刷を行うことにより、C、M、Yの各インク
又はトナーだけでは十分に再現することが困難な黒色部
分を、最適な品質で印刷することが可能となる。なお、
印刷装置32において、プリントヘッド83に黒色のイ
ンク又はトナーが備えられていない場合には、黒色抽出
除去部93は、上述した黒色抽出・置換処理を行わな
い。あるいは、この場合には、黒色抽出下色除去部93
を備えずにプリント出力処理部81を構成してもよい。
【0099】出力ガンマ補正及び階調修正部94は、黒
抽出下色除去部93によってCMYK信号とされた画像
データに対して、ガンマ補正処理、及び階調修正処理を
行う。具体的には、プリントヘッド83における中間調
の再現方法に特徴的な出力特性を有する場合に、入力さ
れた画像データに対して、その出力特性に適したガンマ
補正処理、及び階調修正処理を行う。
【0100】シャープネス修正部95は、出力ガンマ補
正及び階調修正部94によって補正及び修正された画像
データに対して、画像の輪郭部に対する強調処理、及び
スムージング処理を行う。これにより、印刷装置32に
おいては、プリントする画像の品質を向上させることが
できる。
【0101】出力特性変換部96は、シャープネス修正
部95によって処理された画像データに対して、プリン
トヘッド83の種類、プリントヘッド83の駆動方法、
印刷用紙の種類、インク又はトナーの種類などに応じ
て、印刷する画像の品質が最適となるように、各種特性
を変換する。また、印刷時の環境温度、プリントヘッド
83における熱履歴特性、プリントヘッド83に備えら
れたプリント素子のばらつき等に応じて、各種特性を変
換する。
【0102】なお、画像データに対する各種特性の変換
処理のうち、プリントヘッド駆動部82において、補正
を行うことが適している変換処理については、このプリ
ントヘッド駆動部82にて行うとすればよい。
【0103】印刷装置32は、プリント出力処理部81
を備えていることによって、上述したように、表示装置
31で表示するために生成された画像データを変換処理
して、印刷するために適したプリントデータを出力し、
高品位な印刷を行うことが可能であるとともに、必要に
応じて自由な印刷処理を行うことが可能となる。
【0104】なお、印刷装置32は、上述したように
C、M、Y、Kの各色によって印刷するとせずに黒色
(K)のインク又はトナーだけによって印刷するとして
もよい。この場合に、プリント出力処理部81は、ST
B30から入力されたRGB信号に基づいて所定の演算
を行い、黒色(K)の濃度情報だけからなるK信号を生
成する。そして、このK信号に基づいて、プリントヘッ
ド83を駆動する。
【0105】また、プリントヘッド83において黒色
(K)だけで印刷を行うときには、プリントヘッド83
が画像データに含まれる階調を全て再現することができ
ない場合がある。この場合には、プリント出力処理部8
1において、プリントヘッド83で再現可能な階調の数
に応じてディザ処理を行う。ディザ処理としては、例え
ば、組織的ディザ法や誤差拡散法などを利用して、疑似
階調を表現する。
【0106】なお、本発明では、印刷装置32に、印刷
する画像データのうちの少なくとも一部を一時保持する
記憶手段を備えるとしてもよい。このような記憶手段と
しては、表示装置31に備えられたビデオRAM部54
やプリントRAM部55と同様に、例えば、表示する画
面に応じた画像データを保持するフレームメモリと、こ
のフレームメモリに対する画像データの書き込み及び読
み出しを制御するメモリコントローラなどにより構成す
ることができる。フレームメモリとしては、従来から広
く利用されている各種RAM(Random Access Memory)
を用いることができる。
【0107】印刷装置32は、このような記憶手段を備
えることにより、この記憶手段に印刷する画像データを
一時保持しておくことができる。このため、プリントヘ
ッド83が印刷を完了するまでに必要な時間に左右され
ずに、STB30から印刷装置32への画像データの伝
送を効率よく行うことができる。また、印刷装置32の
内部に記憶手段を備えることにより、この記憶手段と上
述したプリント出力処理部81とを協調動作させて、印
刷する画像データのフィルタリング処理や拡大縮小処理
を行うことができ、印刷の高画質化・効率化を図ること
ができる。また、この記憶手段が、印刷用紙1枚分に相
当する十分なメモリ容量を有する場合には、例えば、こ
の記憶手段に複数の画像データを保持させるなどして、
1枚の印刷用紙に複数の画像データを印刷することが可
能となり、印刷する際の自由度が向上して使用者の利便
性が向上する。
【0108】なお、本発明に係る印刷装置32は、上述
した記憶手段を備える他に、上述したSTB30と同様
な通信インタフェース部50、符号化情報展開部51及
び描画エンジン部53などを、独自に備える構成として
もよい。これにより、印刷装置32は、STB30とは
独立して印刷するための画像データを生成することがで
き、STB30から伝送されてきた画像データ、すなわ
ち表示装置31に表示されるものと同等の画像データに
対して、さらに別の画像データや補記的な情報などを追
加し、印刷することが可能となる。すなわち、印刷の自
由度や使用者の利便性がさらに向上することとなる。
【0109】つぎに、以下では、上述したSTB30、
表示装置31、及び印刷装置32における典型的な動作
の一具体例について、図12及び図13を参照しながら
説明する。
【0110】STB30は、動作開始後に、図12にお
いてステップS200に示すように、通信インタフェー
ス部50によりデジタル放送を受信するとともに、受信
したデジタル放送の信号のうち特定の番組放送を選択す
る。このとき、I/O制御部60を介して入力される使
用者からの操作指示に応じて、チューナ70によって番
組放送を選択するとすればよい。また、使用者からの操
作指示が一定時間なかった場合には、例えば、前回選択
された番組放送のチャンネルやアドレスを、CPUシス
テム61のフラッシュメモリ等から取得して、そのチャ
ンネルやアドレスに応じた番組放送を選択するとすれば
よい。
【0111】次に、ステップS201に示すように、通
信インタフェース部50により受信したデジタル放送の
信号を符号化情報展開部51により展開し、描画エンジ
ン部53によって画像データを生成する。
【0112】次に、ステップS202に示すように、描
画エンジン部53により生成された画像データを、ビデ
オRAM部54に描画するとともに一時保持する。
【0113】次に、ステップS203に示すように、ビ
デオRAM部54に一時保持された画像データに対し
て、表示用解像度変換部56により演算処理を施し、解
像度を向上させる。このとき、例えば、各種拡大フィル
タにより走査線を補間することなどにより、有効走査線
数を増大させるなどして、解像度を向上させる。
【0114】次に、ステップS204に示すように、表
示用解像度変換部56により解像度が向上された画像デ
ータを、モニタ画像信号出力部58により表示装置31
に伝送するとともに、この画像データを表示装置31に
おいて表示デバイス73上に表示する。
【0115】また、ステップS202においてビデオR
AM部54への画像データの描画を行う一方で、ステッ
プS205に示すように、STB30のI/O制御部6
0は、使用者からの印刷指示が入力されたか否かを判定
する。入力されていない場合には、ステップS201に
処理を進め、描画エンジン部53による画像データの生
成、ビデオRAM部54への描画、表示用解像度変換部
56による解像度の変換処理、表示デバイス73への表
示を順次行う。印刷指示が入力された場合には、次のス
テップS206に処理を進める。
【0116】ステップS206においては、描画エンジ
ン部53によるビデオRAM部54への描画を一時停止
するとともに、このビデオRAM部54に一時保持され
ている画像データをプリントRAM部55に転送する。
そして、転送が完了した後に、ステップS201に処理
を進め、描画エンジン部53による画像データの生成と
ビデオRAM部54への描画を再開すると同時に、印刷
動作を開始する。
【0117】なお、このステップS206においては、
例えば、I/O制御部63を介して入力された使用者か
らの操作指示に応じて、ビデオRAM部54に一時保持
された画像データのうちの一部だけをプリントRAM部
55へ転送するとしてもよい。あるいは、使用者からの
操作指示に応じて、ステップS201及びステップS2
02の処理を行いながら、ビデオRAM部54に描画さ
れた複数の画像データからそれぞれその一部又は全部を
適宜プリントRAM部55に転送するとしてもよい。本
発明においては、ビデオRAM部54からプリントRA
M部55に転送する画像データを適宜に取捨選択するこ
とにより、印刷する画像データを柔軟に構成することが
できる。
【0118】一方、印刷装置32による印刷動作が開始
されると、図13において、ステップS207に示すよ
うに、プリントRAM部55に一時保持された画像デー
タに対して、印刷用解像度変換部57により演算処理を
施し、解像度を向上させる。このとき、例えば、各種拡
大フィルタにより画素数を補間するなどして、印刷装置
32での出力に最適な解像度に変換する。
【0119】次に、ステップS208に示すように、印
刷用解像度変換部57により解像度が変換された画像デ
ータを、プリンタ画像信号出力部59によって印刷装置
32に伝送し、印刷装置32の印刷用画像処理を行う。
このとき、プリント出力処理部81によって変換処理が
行われ、印刷に適した画像データを生成する。
【0120】そして、ステップS209に示すように、
プリント出力処理部81で生成された印刷用の画像デー
タをプリントヘッド83によって印刷する。
【0121】ところで、上述した動作の一例では、使用
者からの印刷指示が入力された後に、画像データがビデ
オRAM部54からプリントRAM部55へ転送される
としたが、本発明ではこのような動作に限定されるもの
ではない。例えば、ステップS202において、使用者
から入力される印刷指示を待たずに、描画エンジン部5
3によるビデオRAM部54への描画と、このビデオR
AM部54からプリントRAM部55への転送とをほぼ
同時に行うとしてもよい。このような動作は、ビデオR
AM部54からプリントRAM部55への画像データの
転送にかかる時間が、表示装置31で表示する画像の更
新を妨げない程度に十分短い場合に有効である。
【0122】また、例えば、表示用解像度変換部56と
印刷用解像度変換部57とが一体に構成され、表示装置
31に画像データを出力する場合と印刷装置32に画像
データを出力する場合とで、適宜その動作を切り替える
としてもよい。この場合には例えば、ステップS207
の前後において、解像度変換部への入力や動作、或いは
拡大フィルタの係数の設定などを切り替えるとすればよ
い。
【0123】本発明において、STB30で画像データ
を生成する方法としては、例えばMPEG−2のデコー
ド出力をそのままデジタル出力する場合のような第1の
画像生成方法と、例えばパーソナルコンピュータに備え
られるグラフックカードに代表されるように、ランダム
アクセスが可能なビデオRAMを備え、このビデオRA
Mに保持された内容を色変換テーブルを介して出力する
場合のような第2の画像生成方法とに大別することがで
きる。
【0124】第1の画像生成方法では、入力された情報
に対する描画処理が、ほぼラスタ走査の方法に従って順
次行われるが、第2の画像生成方法では、ラスタ走査の
方向に全く関係なく、表示する画面上の任意の位置に対
して描画処理を行うことが可能である。本発明において
は、ビデオRAM部54からプリントRAM部55に画
像データを転送するに際して、第1の画像生成方法及び
第2の画像生成方法のいずれの場合においても適用する
ことができる。
【0125】そこで、第1の画像生成方法を実現する具
体的な構成例を図14を参照して説明する。
【0126】STB30において、表示装置31に表示
する画像データを生成する画像データ生成手段として
は、例えば、図14に示すようなMPEGデコーダ25
0を備えるとしてもよい。MPEGデコーダ250は、
制御部251と、画像生成部252と、音声デコーダ5
2と、ビデオRAM部54と、モニタ画像信号出力部5
8とを備える。
【0127】制御部251は、通信インタフェース部5
0からMPEGストリームが入力されて、このMPEG
ストリームから符号化情報展開部51や音声デコーダ5
2で必要となる信号を抽出するシステムデコーダ253
と、外部のCPUシステム61に接続されて各種制御信
号の送受信を行う外部CPUインタフェース254と、
MPEGデコーダ250の各部の動作を制御する制御回
路部255と、各部の動作の基準となるクロックを生成
するクロック生成部256とを備える。そして、制御部
251を構成する各部は、MPEGデコーダ250の内
部に設けられたシステムバスに接続され、このシステム
バスを介して、他の各部と相互に各種信号の送受信を行
う。
【0128】音声デコーダ52は、図5における音声デ
コーダ52と同等のものであり、システムデコーダ25
2を介して入力されたMPEGストリームから音声デー
タを抽出してデコード処理を行い、音声信号として外部
に出力する。
【0129】画像生成部252は、図5における符号化
情報展開部51と描画エンジン部53との機能を併せ持
ち、表示装置31で表示する主となる画像データを生成
するビデオデコーダ257と、このビデオデコーダ25
7により生成された画像データに対して各種フィルタ処
理を行うポストフィルタ258と、例えばDVD−Vi
deo規格に準拠したサブピクチャ(字幕など)の画像
データを生成するサブピクチャデコーダ259と、この
サブピクチャデコーダ259により生成された画像デー
タに対して各種処理を行うサブピクチャOSD260
と、使用者からの操作指示に関する情報を対話的に示す
画像データを生成するOSD(On ScreenDisplay)26
1と、ポストフィルタ258、サブピクチャOSD26
0、OSD261から出力される画像データを合成して
同期信号とデジタル映像信号とを生成する映像ミキサ2
62とを備える。
【0130】ビデオRAM部54は、フレームメモリと
してのSDRAM(Synchronus DRAM)263と、この
SDRAM263に対する画像データの書き込み及び読
み出しを制御するメモリコントローラ264とを備え
る。
【0131】画像信号出力部265は、映像ミキサ26
2により生成された同期信号とデジタル映像信号とを外
部に出力するとともに、このデジタル映像信号をNTS
CやPALなどの規格化された映像信号に変換してデジ
タル出力するNTSC/PALエンコーダ266と、こ
のNTSC/PALエンコーダ266によって変換され
たデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換して出力
するD/Aコンバータ267とを備える。
【0132】このように、STB30における画像デー
タ生成手段として、MPEGデコーダ250を備えると
する場合には、画像生成部252で生成された画像デー
タが、システムバスを介してビデオRAM部54に対し
て送受信され、このビデオRAM部54のSDRAM2
63に一時保持される。そして、SDRAM263に保
持された画像データは、システムバス、画像生成部25
2、及び画像信号出力部265を介して、デジタル映像
信号やアナログ映像信号として表示用解像度変換部56
に出力される。
【0133】つぎに、上述した第2の画像生成方法を実
現する具体的な構成例を図15及び図16を参照して説
明する。
【0134】STB30において、表示装置31に表示
する画像データを生成する画像データ生成手段として
は、例えば、図15に示すようなグラフィックカード2
70を備えるとしてもよい。グラフィックカード270
は、制御部271と、グラフィックエンジン272と、
ビデオRAM部273と、画像信号出力部274とを備
える。
【0135】制御部271は、通信インタフェース部5
0から生成すべき画像データを示す信号が入力されて、
この信号からグラフィックエンジン272で必要となる
情報信号を抽出するデータ入力インタフェース部275
と、外部のCPUシステム61に接続されて各種制御信
号の送受信を行うシステムコントローラ276と、この
システムコントローラ276で必要となるメモリ空間を
提供するメインメモリ277とを備える。そして、デー
タ入力インタフェース部275とシステムコントローラ
276とは、グラフィックカード270の内部に設けら
れたシステムバスに接続され、このシステムバスを介し
て、他の各部と相互に各種信号の送受信を行う。
【0136】グラフィックエンジン272は、図5にお
ける描画エンジン部53に相当し、データ入力インタフ
ェース部275に入力された信号に基づいて、表示装置
31で表示する画像データを生成する。
【0137】ビデオRAM部273は、図5におけるビ
デオRAM部54に相当し、グラフィックエンジン27
2によって生成された画像データを一時保持するRAM
部278と、このRAM部278に保持されている画像
データに対して順次読み書きを行うことが可能なSAM
部(データレジスタ)279と、このSAM部279に
よって取り出された画像データをRGB情報に変換して
デジタル映像信号(RGB信号)を生成するとともに、
表示装置31で適切に表示を行うための同期信号を生成
する色変換LUT(Look Up Table)280とを備え
る。
【0138】画像信号出力部274は、色変換LUT2
80で生成されたデジタル映像信号と同期信号とを外部
に出力するとともに、このデジタル映像信号をアナログ
映像信号に変換して出力するD/Aコンバータ281を
備える。
【0139】このように、STB30における画像デー
タ生成手段として、グラフィックカード270を備える
とする場合には、グラフィックエンジン272で生成さ
れた画像データが、ビデオRAM部273に転送され、
RAM部278に一時保持される。そして、RAM部2
78に保持された画像データは、SAM部279、色変
換LUT280、画像信号出力部274を介して、デジ
タル映像信号やアナログ映像信号として表示用解像度変
換部56に出力される。
【0140】なお、上述の説明では、グラフィックカー
ド270のビデオRAM部273として、RAM部27
8に対して任意のアドレスからランダムに読み書きする
ことが可能なポートと、RAM部278のアドレスに対
してブロック単位で読み書きすることが可能なポートと
を備える、いわゆるデュアルポートRAM(Dual Port
RAM)を用いている。しかしながら、グラフィックカー
ド270では、ビデオRAM部273として、例えば、
図16に示すように、高速でデータ転送を行うことが可
能であるとともに、データの入出力が外部クロックに同
期して行われるSDRAM(Synchronus DRAM)を用い
た構成としてもよい。
【0141】この場合に、ビデオRAM部273は、例
えば、図16に示すように、メモリコントローラ290
と、テクスチャバッファ291と、Zバッファ292
と、フレームバッファ293と、色変換LUT280と
を備える。そして、グラフィックエンジン272によっ
て生成された画像データは、メモリコントローラ290
の働きによって、その画像データの内容に応じて、テク
スチャバッファ291、Zバッファ292、及びフレー
ムバッファ293に一時保持される。また、これらテク
スチャバッファ291、Zバッファ292、及びフレー
ムバッファ293に保持された画像データは、メモリコ
ントローラ290により読み出されて、色変換LUT2
80、及び画像信号出力部274を介して、デジタル映
像信号やアナログ映像信号として表示用解像度変換部5
6に出力される。
【0142】ところで、STB30において、ビデオR
AM部54やプリントRAM部55は、上述したような
SDRAMやデュアルポートRAMを用いるとする他
に、例えば、先に書き込まれた信号から順に読み出すこ
とが可能なFIFO型のフィールドメモリや、1ビット
毎にデータを書き込むことが可能なSGRAM(Synchr
onus Graphic RAM)などを用いるとすればよい。また、
以上で挙げたメモリの他に、一般にビデオ用途メモリと
称されているような、例えば12MHz〜74MHz程
度で動作する高速なメモリを用いるとすればよい。これ
により、画像データの高速な書き込み及び読み出し動作
が可能となる。
【0143】つぎに、上述したように、MPEGデコー
ダ250やグラフィックカード270によって、表示装
置31で表示するために生成された画像データを、プリ
ントRAM部55に転送するに際して、このプリントR
AM部55の具体的な構成例について説明する。
【0144】STB30において、プリントRAM部5
5は、上述したデュアルポートRAMを用いて、例え
ば、図17に示すように構成することができる。この場
合に、プリントRAM部55は、アドレス生成部300
と、データイネーブラ301と、デュアルポートRAM
302とを備える。
【0145】アドレス生成部300には、MPEGデコ
ーダ250やグラフィックカード270から出力される
同期信号が入力されるとともに、例えばCPUシステム
61などから印刷開始の指示、すなわちビデオRAM部
54に保持された画像データの転送開始の指示が入力さ
れる。そして、アドレス生成部300は、同期信号に基
づいて、CPUシステム61などから入力された指示に
応じて、画像データをデュアルポートRAM302に書
き込むアドレスを生成する。
【0146】データイネーブラ301は、画像データの
転送開始の指示がアドレス生成部300を介して入力さ
れると解放され、MPEGデコーダ250やグラフィッ
クカード270から入力されされているデジタル映像信
号をデュアルポートRAM302に送出する。
【0147】デュアルポートRAM302は、画像デー
タを保持するRAM部303と、このRAM部303に
対して順次読み書きを行うことが可能なSAM部304
と、これらRAM部303及びSAM部304に対する
アドレス制御を行うアドレス制御部305とを備えてい
る。アドレス制御部305には、アドレス生成部300
によって生成されたアドレスが入力され、このアドレス
に応じて、RAM部303及びSAM部304が読み書
きを行うアドレスの制御を行う。また、RAM部303
及びアドレス制御部305は、印刷用解像度変換部57
に接続されており、RAM部303に保持された画像デ
ータを自由に印刷用解像度変換部57に出力することが
可能とされている。
【0148】このように、プリントRAM部55は、デ
ュアルポートRAM302を用いて、RAM部303に
対してブロック単位で読み書きすることが可能なシリア
ルポート側から画像データを書き込み、RAM部303
に対して任意のアドレスからランダムに読み書きするこ
とが可能なランダムポート側から画像データを読み出す
構成とすることにより、ビデオRAM部54からプリン
トRAM部55に対して高速で効率的に画像データを転
送することができるとともに、このプリントRAM部5
5に保持された画像データを柔軟に読み出すことができ
る。
【0149】なお、上述のように、プリントRAM部5
5をデュアルポートRAM302を用いて構成した場合
に、このデュアルポートRAM302におけるアドレス
制御部305を、例えば、図15で示したビデオRAM
部273(デュアルポートRAM)に備えられるアドレ
ス制御部や、図16で示したビデオRAM部273(S
DRAM)におけるメモリコントローラ290などと共
用して用いるとしてもよい。すなわち、ビデオRAM部
54とプリントRAM部55とが協調してアドレス制御
を行うとしてもよい。
【0150】また、STB30において、プリントRA
M部55は、上述したSDRAMを用いて、例えば、図
18に示すように構成することができる。この場合に、
プリントRAM部55は、アドレス生成部310と、デ
ータイネーブラ311,312,313と、SDRAM
314とを備える。
【0151】アドレス生成部310には、MPEGデコ
ーダ250やグラフィックカード270から出力される
同期信号が入力されるとともに、例えばCPUシステム
61などから印刷開始の指示、すなわちビデオRAM部
54に保持された画像データの転送開始の指示が入力さ
れる。そして、アドレス生成部310は、同期信号に基
づいて、CPUシステム61などから入力された指示に
応じて、画像データをSDRAM314に書き込むアド
レスを生成する。
【0152】データイネーブラ311は、画像データの
転送開始の指示がアドレス生成部310を介して入力さ
れると解放され、MPEGデコーダ250やグラフィッ
クカード270から入力されされているデジタル映像信
号をSDRAM314に送出する。
【0153】SDRAM314は、アドレス生成部31
0によって生成されたアドレスが入力され、このアドレ
スに相当するメモリ領域に、デジタル映像信号を画像デ
ータとして保持する。また、SDRAM314は、デー
タイネーブラ312,313を介して、印刷用解像度変
換部57に接続されており、保持された画像データを自
由に印刷用解像度変換部57に出力することが可能とさ
れている。なお、これらデータイネーブラ312,31
3は、例えばCPUシステム61やプリンタ画像信号出
力部59から入力される指示に応じて解放されるとすれ
ばよい。
【0154】このように、プリントRAM部55は、S
DRAM314を用いて構成することにより、ビデオR
AM部54からプリントRAM部55に対して高速で効
率的に画像データを転送することができるとともに、こ
のプリントRAM部55に保持された画像データを柔軟
に読み出すことができる。
【0155】なお、上述のように、プリントRAM部5
5をSDRAM314を用いて構成した場合に、このS
DRAM310におけるアドレス生成部310を、例え
ば、図15で示したビデオRAM部273(デュアルポ
ートRAM)に備えられるアドレス制御部や、図16で
示したビデオRAM部273(SDRAM)におけるメ
モリコントローラ290などと共用して用いるとしても
よい。すなわち、ビデオRAM部54とプリントRAM
部55とが協調してアドレス制御を行うとしてもよい。
【0156】また、STB30において、プリントRA
M部55は、上述したデュアルポートRAMやSDRA
Mよりも低速に動作するDRAM(Dynamic RAM)を複
数用いて、例えば、図19に示すように構成することが
できる。この場合に、プリントRAM部55は、アドレ
ス生成部320と、データイネーブラ321,322,
323と、データラッチ324と、複数のDRAM32
5,326,327とを備える。
【0157】アドレス生成部320には、MPEGデコ
ーダ250やグラフィックカード270から出力される
同期信号が入力されるとともに、例えばCPUシステム
61などから印刷開始の指示、すなわちビデオRAM部
54に保持された画像データの転送開始の指示が入力さ
れる。そして、アドレス生成部320は、同期信号に基
づいて、CPUシステム61などから入力された指示に
応じて、画像データを複数のDRAM325,326,
327に書き込むアドレスを生成する。
【0158】データイネーブラ321は、画像データの
転送開始の指示がアドレス生成部320を介して入力さ
れると解放され、MPEGデコーダ250やグラフィッ
クカード270から入力されされているデジタル映像信
号をデータラッチ324に送出する。
【0159】データラッチ324は、アドレス生成部3
20によって生成されたアドレスが入力され、このアド
レスに相当するメモリ領域に、デジタル映像信号を複数
のDRAM325,326,327に振り分けて画像デ
ータとして書き込む。また、データラッチ324は、デ
ータイネーブラ322,323を介して、印刷用解像度
変換部57に接続されており、複数のDRAM325,
326,327に振り分けて保持された画像データを自
由に印刷用解像度変換部57に出力することが可能とさ
れている。なお、これらデータイネーブラ322,32
3は、例えばCPUシステム61や印刷用解像度変換部
57から入力される指示に応じて解放されるとすればよ
い。
【0160】このように、プリントRAM部55を複数
のDRAMを用いて構成することにより、デュアルポー
トRAMやSDRAMよりも低速に動作するDRAMに
画像データを保持する場合であっても、ビデオRAM部
54からプリントRAM部55に対して高速で効率的に
画像データを転送することができるとともに、このプリ
ントRAM部55に保持された画像データを柔軟に読み
出すことができる。
【0161】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明に係るデ
ジタル放送受信装置は、表示用解像度変換手段と印刷用
解像度変換手段とが同一の回路を共用していることか
ら、高度な積和演算を高速で行う高価な演算回路を効率
よく解像度変換に用いることができ、低コスト化を図る
ことができると同時に、表示装置と印刷装置とに対して
高品質な出力を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル放送受信システムの
一例を示す概略図である。
【図2】本発明を適用したデジタル放送受信システムの
別の一例を示す概略図である。
【図3】本発明を適用したデジタル放送受信システムの
さらに別の一例を示す概略図である。
【図4】本発明を適用したデジタル放送受信システムの
さらに別の一例を示す概略図である。
【図5】本発明を適用したSTBの一例を示す概略構成
図である。
【図6】同STBにおける通信インタフェース部の一例
を示す概略構成図である。
【図7】同STBにおける符号化情報展開部の一例を示
す概略構成図である。
【図8】同STBの印刷用解像度変換部における解像度
変換処理を説明するための図であり、(a)は表示装置
に表示される画像のサイズを示し、(b)は印刷用紙に
印刷される印刷画像を示す。
【図9】同STBに接続される表示装置の一例を示す概
略構成図である。
【図10】本発明に係る印刷装置の一例を示す概略構成
図である。
【図11】同印刷装置のプリント出力処理部の一例を示
す概略構成図である。
【図12】本発明を適用して構成したデジタル放送受信
システムにおける動作の一例を示すフローチャートであ
る。
【図13】同デジタル放送受信システムにおいて印刷動
作の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係るSTBにおいて画像データを生
成する部分の構成の一例を示す概略構成図である。
【図15】本発明に係るSTBにおいて画像データを生
成する部分の構成の別の一例を示す概略構成図である。
【図16】本発明に係るSTBにおいて画像データを生
成する部分の構成のさらに別の一例を示す概略構成図で
ある。
【図17】本発明に係るSTBにおけるプリントRAM
部の構成の一例を示す概略構成図である。
【図18】本発明に係るSTBにおけるプリントRAM
部の構成の別の一例を示す概略構成図である。
【図19】本発明に係るSTBにおけるプリントRAM
部の構成のさらに別の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
30 STB、31 表示装置、32 印刷装置、50
通信インタフェース部、51 符号化情報展開部、5
2 音声デコーダ、53 描画エンジン部、54 ビデ
オRAM部、55 プリントRAM部、56 表示用解
像度変換部、57 印刷用解像度変換部、58 モニタ
画像信号出力部、59 プリンタ画像信号出力部、60
I/O制御部、61 CPUシステム、62 モニタ
制御信号インタフェース部、63 プリンタ制御信号イ
ンタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/03 H04N 7/173 630 7/035 7/20 630 7/173 610 G09G 5/00 510P 630 H04N 7/08 A 7/20 630 // G09G 5/00 510 (72)発明者 河村 祐二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 芦崎 浩二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA27 CA02 CA09 CB09 DA01 DA04 5C063 AB03 AB07 AC01 BA03 BA04 BA08 CA03 CA12 DA03 DA13 EB33 5C064 BA07 BB01 BC01 BC17 BC22 BC23 BD02 BD04 BD08 DA05 DA10 DA12 5C082 AA32 BA12 BA35 BA41 BB03 BB12 BB13 BB15 BB22 BB32 BB44 BC03 BC05 DA13 DA22 DA26 DA32 DA42 DA86 EA08 MM02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送を受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信したデジタル放送の信号に対
    して所定の信号処理を施すことにより、画像データを生
    成する描画手段と、 上記描画手段により生成された画像データに対して演算
    処理を施すことにより、デジタル放送を表示する表示装
    置での出力に適した解像度に変換する表示用解像度変換
    手段と、 上記描画手段により生成された画像データに対して演算
    処理を施すことにより、デジタル放送に含まれる画像を
    印刷する印刷装置での出力に適した解像度に変換する印
    刷用解像度変換手段と、 上記画像データを上記表示装置及び/又は上記印刷装置
    に出力する出力手段とを備え、 上記表示用解像度変換手段と上記印刷用解像度変換手段
    とのうちの少なくとも一部がそれぞれ同一の回路を共用
    していることを特徴とするデジタル放送受信装置。
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