JPH10304126A - データ受信方法およびデータ受信装置 - Google Patents

データ受信方法およびデータ受信装置

Info

Publication number
JPH10304126A
JPH10304126A JP9111220A JP11122097A JPH10304126A JP H10304126 A JPH10304126 A JP H10304126A JP 9111220 A JP9111220 A JP 9111220A JP 11122097 A JP11122097 A JP 11122097A JP H10304126 A JPH10304126 A JP H10304126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
facsimile
still image
multimedia
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9111220A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kutsumi
洋 九津見
Yasushi Miura
康史 三浦
Takeshi Imanaka
今中  武
Satoshi Matsuura
聰 松浦
Atsushi Imura
敦 井村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9111220A priority Critical patent/JPH10304126A/ja
Publication of JPH10304126A publication Critical patent/JPH10304126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価なプリンタを別途設けることなく、静止
画や動画の内容の概略を紙にプリントアウトして残し、
データ記憶手段から画像データを読み出してテレビジョ
ン受像機やモニタの画面上に表示させず、データ記憶手
段に記憶させた静止画や動画の内容の概略を把握する。 【解決手段】 公衆電話回線を通して受信したマルチメ
ディアデータをいったんデータ記憶手段に蓄積し(ステ
ップA4)、その後データ記憶手段からマルチメディア
データを読み出し、マルチメディアデータから静止画像
データを抽出し(ステップA7)、静止画像データを二
値化および圧縮してファクシミリデータを生成し(ステ
ップA8,A9)、ファクシミリデータをファクシミリ
装置へ送出する(ステップA10〜A12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆電話回線など
の通信媒体を通して送信されるマルチメディアデータ
(動画、静止画、テキスト情報、音声情報、プログラム
等のバイナリデータ等)を受信するためのデータ受信方
法およびデータ受信装置に関するもので、より具体的に
は、マルチメディア情報を受信する機能を備えたセット
トップボックス、テレビジョン受像機およびファクシミ
リ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、情報の発信元から公衆電話回線を
通してマルチメディアデータ(動画、静止画、テキスト
情報、音声情報、プログラム等のバイナリデータ等)を
送信し、受信側では、公衆電話回線を通して受信したマ
ルチメディアデータをハードディスク装置やフラッシュ
メモリ装置等の記憶手段にいったん蓄積し、後で記憶手
段から蓄積したマルチメディアデータを読み出してテレ
ビジョン受像機やモニタで再生させるようなシステムが
考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムに
おいて、静止画や動画などは画面上で表示されたものを
画面上で表示し、それを利用者が鑑賞するというような
情報の利用形態がとられる。このような場合において、
例えば静止画や動画の代表的な画像を紙にプリントアウ
トして残しておきたいという要望がある。また、例えば
記憶手段に記憶させた静止画や動画などの画像データを
選択的に読み出す場合において、予め画像データを蓄積
する際に静止画や動画の代表的な画像を紙にプリントア
ウトしておけば、記憶手段から画像データを読み出して
テレビジョン受像機やモニタの画面上に表示させる前
に、記憶手段に記憶させた静止画や動画の内容の概略を
把握することができ、記憶手段から画像データを選択す
る場合に便利である。
【0004】このような要望を満たすには、テレビジョ
ン受像機やモニタの他に、別途高価なプリンタを設ける
ことが必要となり、システムコストが高くなるという問
題がある。特に、高品質の画像は要求されず、画像の概
要がわかればよいというような状況では、わざわざプリ
ンタを設けることも無駄である。したがって、この発明
の目的は、高価なプリンタを別途設けることなく、静止
画や動画の内容の概略を紙にプリントアウトして残すこ
とができるデータ受信方法およびデータ受信装置を提供
することである。
【0005】また、この発明の他の目的は、データ記憶
手段から画像データを読み出してテレビジョン受像機や
モニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記
憶させた静止画や動画の内容の概略を把握することがで
きるデータ受信方法およびデータ受信装置を提供するこ
とである。また、この発明のさらに他の目的は、静止画
や動画の内容の概略を必要なもののみ紙にプリントアウ
トして残すことができるデータ受信方法およびデータ受
信装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデータ受
信方法は、通信媒体を通して受信したマルチメディアデ
ータをいったんデータ記憶手段に蓄積し、その後データ
記憶手段からマルチメディアデータを読み出し、マルチ
メディアデータから静止画像データを抽出し、静止画像
データを二値化および圧縮してファクシミリデータを生
成し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出す
ることを特徴とする。
【0007】この方法によれば、マルチメディアデータ
から静止画像データを抽出し、静止画像データを二値化
および圧縮してファクシミリデータを生成し、ファクシ
ミリデータをファクシミリ装置へ送出するので、高価な
プリンタを別途設けることなく、静止画の概略を紙にプ
リントアウトして残すことができ、データ記憶手段から
画像データを読み出してテレビジョン受像機やモニタの
画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた
静止画の概略を把握することができる。
【0008】請求項2記載のデータ受信方法は、通信媒
体を通して受信したマルチメディアデータをいったんデ
ータ記憶手段に蓄積し、その後データ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出し、マルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出し、静止画像データをディザリ
ング処理または誤差拡散処理した上で二値化および圧縮
してファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータ
をファクシミリ装置へ送出することを特徴とする。
【0009】この方法によれば、マルチメディアデータ
から静止画像データを抽出し、静止画像データをディザ
リング処理または誤差拡散処理した上で二値化および圧
縮してファクシミリデータを生成し、ファクシミリデー
タをファクシミリ装置へ送出するので、高価なプリンタ
を別途設けることなく、静止画の概略を紙にプリントア
ウトして残すことができ、データ記憶手段から画像デー
タを読み出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に
表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた静止画の
概略を把握することができる。特に、ディザリング処理
または誤差拡散処理を行うので、プリントアウト後の画
質を高めることができる。
【0010】請求項3記載のデータ受信方法は、通信媒
体を通して受信したマルチメディアデータをいったんデ
ータ記憶手段に蓄積し、その後データ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出し、マルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出し、静止画像データから赤成
分、緑成分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの
赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮し
てファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータを
ファクシミリ装置へ送出することを特徴とする。
【0011】この方法によれば、マルチメディアデータ
から静止画像データを抽出し、静止画像データから赤成
分、緑成分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの
赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮し
てファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータを
ファクシミリ装置へ送出するので、高価なプリンタを別
途設けることなく、静止画の概略を紙にプリントアウト
して残すことができ、データ記憶手段から画像データを
読み出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に表示
させる前に、データ記憶手段に記憶させた静止画の概略
を把握することができる。特に、静止画像データの赤成
分、緑成分、青成分のそれぞれについてファクシミリデ
ータを送るので、これらのファクシミリデータを基にパ
ソコン等でカラー合成を行うと、色分解能は低いものの
画像のカラー再現が可能である。
【0012】請求項4記載のデータ受信方法は、通信媒
体を通して受信したマルチメディアデータをいったんデ
ータ記憶手段に蓄積し、その後データ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出し、マルチメディアデータか
ら動画像データを抽出し、動画像データから代表的な静
止画像データを選択し、静止画像データを二値化および
圧縮してファクシミリデータを生成し、ファクシミリデ
ータをファクシミリ装置へ送出することを特徴とする。
【0013】この方法によれば、マルチメディアデータ
から動画像データを抽出し、動画像データから代表的な
静止画像データを選択し、静止画像データを二値化およ
び圧縮してファクシミリデータを生成し、ファクシミリ
データをファクシミリ装置へ送出するので、高価なプリ
ンタを別途設けることなく、動画の内容の概略を紙にプ
リントアウトして残すことができ、データ記憶手段から
画像データを読み出してテレビジョン受像機やモニタの
画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた
動画の内容の概略を把握することができる。
【0014】請求項5記載のデータ受信方法は、通信媒
体を通して受信したマルチメディアデータをいったんデ
ータ記憶手段に蓄積し、その後データ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出し、マルチメディアデータか
ら動画像データを抽出し、動画像データから代表的な静
止画像データを選択し、静止画像データをディザリング
処理または誤差拡散処理した上で二値化および圧縮して
ファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータをフ
ァクシミリ装置へ送出することを特徴とする。
【0015】この方法によれば、マルチメディアデータ
から動画像データを抽出し、動画像データから代表的な
静止画像データを選択し、静止画像データをディザリン
グ処理または誤差拡散処理した上で二値化および圧縮し
てファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータを
ファクシミリ装置へ送出するので、高価なプリンタを別
途設けることなく、動画の内容の概略を紙にプリントア
ウトして残すことができ、データ記憶手段から画像デー
タを読み出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に
表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた動画の内
容の概略を把握することができる。特に、ディザリング
処理または誤差拡散処理を行うので、プリントアウト後
の画質を高めることができる。
【0016】請求項6記載のデータ受信方法は、通信媒
体を通して受信したマルチメディアデータをいったんデ
ータ記憶手段に蓄積し、その後データ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出し、マルチメディアデータか
ら動画像データを抽出し、動画像データから代表的な静
止画像データを選択し、静止画像データから赤成分、緑
成分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの赤成
分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮してフ
ァクシミリデータを生成し、ファクシミリデータをファ
クシミリ装置へ送出することを特徴とする。
【0017】この方法によれば、マルチメディアデータ
から動画像データを抽出し、動画像データから代表的な
静止画像データを選択し、静止画像データから赤成分、
緑成分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの赤成
分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮してフ
ァクシミリデータを生成し、ファクシミリデータをファ
クシミリ装置へ送出するので、高価なプリンタを別途設
けることなく、動画の内容の概略を紙にプリントアウト
して残すことができ、データ記憶手段から画像データを
読み出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に表示
させる前に、データ記憶手段に記憶させた動画の内容の
概略を把握することができる。特に、静止画像データの
赤成分、緑成分、青成分のそれぞれについてファクシミ
リデータを送るので、これらのファクシミリデータを基
にパソコン等でカラー合成を行うと、色分解能は低いも
のの画像のカラー再現が可能である。
【0018】請求項7記載のデータ受信方法は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
求項6記載のデータ受信方法において、マルチメディア
データから音声データを抽出し、ファクシミリデータと
ともに音声データを音声出力機能付のファクシミリ装置
へ送出することを特徴とする。この方法によれば、マル
チメディアデータから音声データを抽出し、ファクシミ
リデータとともに音声データを音声出力機能付のファク
シミリ装置へ送出するので、請求項1、請求項2、請求
項3、請求項4、請求項5または請求項6記載の作用に
加え、画像情報だけでなく、それに関連する音声を併せ
て送ることができ、画像情報の内容の理解を助けること
ができる。
【0019】請求項8記載のデータ受信方法は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
求項6記載のデータ受信方法において、マルチメディア
データに含まれる印刷もしくは転送の可否を示す印刷・
転送可否情報を検出し、印刷・転送否と設定されている
ときに、ファクシミリデータのファクシミリ装置への送
出を禁止することを特徴とする。
【0020】この方法によれば、マルチメディアデータ
に含まれる印刷もしくは転送の可否を示す印刷・転送可
否情報を検出し、印刷・転送否と設定されているとき
に、ファクシミリデータのファクシミリ装置への送出を
禁止するので、請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5または請求項6記載の方法の作用に加え、
印刷もしくは転送が禁止されているマルチメディアデー
タについては自動的に印刷もしくは転送させないように
することができる。
【0021】請求項9記載のデータ受信方法は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
求項6記載のデータ受信方法において、ファクシミリ装
置が内線接続された内線ファクシミリ装置であって、内
線ファクシミリ装置に対してリンガー信号を発生し、内
線ファクシミリ装置の着呼を検出した後にファクシミリ
データを内線ファクシミリ装置へ送出することを特徴と
する。
【0022】この方法によれば、内線ファクシミリ装置
に対してリンガー信号を発生し、内線ファクシミリ装置
の着呼を検出した後にファクシミリデータを内線ファク
シミリ装置へ送出するので、請求項1、請求項2、請求
項3、請求項4、請求項5または請求項6記載の作用に
加え、内線ファクシミリ装置へ正しくファクシミリデー
タを送ることができる。
【0023】請求項10記載のデータ受信方法は、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または
請求項6記載のデータ受信方法において、ファクシミリ
装置が公衆電話回線に接続された外線ファクシミリ装置
であって、外線ファクシミリ装置の電話番号にダイヤル
をし、外線ファクシミリ装置の着呼を検出した後にファ
クシミリデータを公衆電話回線に送出することを特徴と
する。
【0024】この方法によれば、外線ファクシミリ装置
の電話番号にダイヤルをし、外線ファクシミリ装置の着
呼を検出した後にファクシミリデータを公衆電話回線に
送出するので、請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5または請求項6記載の作用に加え、外線フ
ァクシミリ装置に正しくファクシミリデータを送ること
ができる。
【0025】請求項11記載のデータ受信方法は、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または
請求項6記載のデータ受信方法において、ファクシミリ
出力指示を与えたマルチメディアデータについて選択的
にファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出するこ
と特徴とする。この方法によれば、ファクシミリ出力指
示を与えたマルチメディアデータについて選択的にファ
クシミリデータをファクシミリ装置へ送出するので、請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5また
は請求項6記載の方法による作用に加え、静止画や動画
の内容の概略を必要なもののみ紙にプリントアウトして
残すことができる。
【0026】請求項12記載のデータ受信方法は、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または
請求項6記載のデータ受信方法において、通信媒体とし
て公衆電話回線を用いることを特徴とする。この方法に
よれば、通信媒体が公衆電話回線であるので、データ通
信にあたって新しく通信システムを構築することが不要
であり、通信コストを低くできる。請求項13記載のデ
ータ受信装置は、通信媒体を通してマルチメディアデー
タを受信するデータ送受信手段と、データ送受信手段に
よって受信したマルチメディアデータを記憶するデータ
記憶手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータをデータ記憶手段へ書き込むとともにデ
ータ記憶手段からマルチメディアデータを読み出すデー
タ読出書込手段と、データ記憶手段から読み出されたマ
ルチメディアデータを表示用信号に変換して出力する出
力手段と、データ読出書込手段によって読み出されたマ
ルチメディアデータから静止画像データを抽出する静止
画像データ抽出手段と、静止画像データ抽出手段によっ
て抽出された静止画像データを二値化する二値画像変換
手段と、二値画像変換手段から出力される二値化画像デ
ータをファクシミリ用フォーマットで圧縮してファクシ
ミリデータとしてデータ送受信手段へ供給する画像圧縮
手段と、データ送受信手段と内線ファクシミリ装置とを
接続しデータ送受信手段から出力されるファクシミリデ
ータを受け取って内線ファクシミリ装置へ送る内線接続
手段とを備えている。
【0027】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから静止画像
データを抽出する静止画像データ抽出手段を設け、静止
画像データ抽出手段によって抽出された静止画像データ
を二値化する二値画像変換手段を設け、二値画像変換手
段から出力される二値化画像データをファクシミリ用フ
ォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデータ
送受信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、データ送受
信手段と内線ファクシミリ装置とを接続しデータ送受信
手段から出力されるファクシミリデータを受け取って内
線ファクシミリ装置へ送る内線接続手段を設けたので、
マルチメディアデータから静止画像データを抽出し、静
止画像データを二値化および圧縮してファクシミリデー
タを生成し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ
送出することができる。その結果、高価なプリンタを別
途設けることなく、静止画や動画の内容の概略を紙にプ
リントアウトして残すことができ、データ記憶手段から
画像データを読み出してテレビジョン受像機やモニタの
画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた
静止画や動画の内容の概略を把握することができる。
【0028】請求項14記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出する静止画像データ抽出手段
と、静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画
像データをディザリング処理または誤差拡散処理を行っ
た上で二値化する二値画像変換手段と、二値画像変換手
段から出力される二値化画像データをファクシミリ用フ
ォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデータ
送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、データ送受信手
段と内線ファクシミリ装置とを接続しデータ送受信手段
から出力されるファクシミリデータを受け取って内線フ
ァクシミリ装置へ送る内線接続手段とを備えている。
【0029】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから静止画像
データを抽出する静止画像データ抽出手段を設け、静止
画像データ抽出手段によって抽出された静止画像データ
をディザリング処理または誤差拡散処理を行った上で二
値化する二値画像変換手段を設け、二値画像変換手段か
ら出力される二値化画像データをファクシミリ用フォー
マットで圧縮してファクシミリデータとしてデータ送受
信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、データ送受信手
段と内線ファクシミリ装置とを接続しデータ送受信手段
から出力されるファクシミリデータを受け取って内線フ
ァクシミリ装置へ送る内線接続手段を設けたので、マル
チメディアデータから静止画像データを抽出し、静止画
像データをディザリング処理または誤差拡散処理した上
で二値化および圧縮してファクシミリデータを生成し、
ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出すること
ができる。その結果、高価なプリンタを別途設けること
なく、静止画の概略を紙にプリントアウトして残すこと
ができ、データ記憶手段から画像データを読み出してテ
レビジョン受像機やモニタの画面上に表示させる前に、
データ記憶手段に記憶させた静止画の概略を把握するこ
とができる。特に、ディザリング処理または誤差拡散処
理を行うことができ、プリントアウト後の画質を高める
ことができる。
【0030】請求項15記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出する静止画像データ抽出手段
と、静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画
像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、
静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二
値化する二値画像変換手段と、二値画像変換手段から出
力される赤成分、緑成分、青成分の二値化画像データを
ファクシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮してファク
シミリデータとしてデータ送受信手段へ供給する画像圧
縮手段と、データ送受信手段と内線ファクシミリ装置と
を接続しデータ送受信手段から出力されるファクシミリ
データを受け取って内線ファクシミリ装置へ送る内線接
続手段とを備えている。
【0031】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから静止画像
データを抽出する静止画像データ抽出手段を設け、静止
画像データ抽出手段によって抽出された静止画像データ
から赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、静止画像
データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化する
二値画像変換手段を設け、二値画像変換手段から出力さ
れる赤成分、緑成分、青成分の二値化画像データをファ
クシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮してファクシミ
リデータとしてデータ送受信手段へ供給する画像圧縮手
段を設け、データ送受信手段と内線ファクシミリ装置と
を接続しデータ送受信手段から出力されるファクシミリ
データを受け取って内線ファクシミリ装置へ送る内線接
続手段を設けたので、マルチメディアデータから静止画
像データを抽出し、静止画像データから赤成分、緑成
分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの赤成分、
緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮してファク
シミリデータを生成し、ファクシミリデータをファクシ
ミリ装置へ送出することができる。その結果、高価なプ
リンタを別途設けることなく、静止画の概略を紙にプリ
ントアウトして残すことができ、データ記憶手段から画
像データを読み出してテレビジョン受像機やモニタの画
面上に表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた静
止画の概略を把握することができる。特に、静止画像デ
ータの赤成分、緑成分、青成分のそれぞれについてファ
クシミリデータを送ることができ、これらのファクシミ
リデータを基にパソコン等でカラー合成を行うと、色分
解能は低いものの画像のカラー再現が可能である。
【0032】請求項16記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら動画像データを抽出する動画像データ抽出手段と、動
画像データ抽出手段によって抽出された動画像データの
中から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手
段と、代表静止画像選択手段により選択された代表静止
画像データを二値化する二値画像変換手段と、二値画像
変換手段から出力される二値化画像データをファクシミ
リ用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとして
データ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、データ送
受信手段と内線ファクシミリ装置とを接続しデータ送受
信手段から出力されるファクシミリデータを受け取って
内線ファクシミリ装置へ送る内線接続手段とを備えてい
る。
【0033】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから動画像デ
ータを抽出する動画像データ抽出手段を設け、動画像デ
ータ抽出手段によって抽出された動画像データの中から
代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段を設
け、代表静止画像選択手段により選択された代表静止画
像データを二値化する二値画像変換手段を設け、二値画
像変換手段から出力される二値化画像データをファクシ
ミリ用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとし
てデータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、デ
ータ送受信手段と内線ファクシミリ装置とを接続しデー
タ送受信手段から出力されるファクシミリデータを受け
取って内線ファクシミリ装置へ送る内線接続手段を設け
たので、マルチメディアデータから動画像データを抽出
し、動画像データから代表的な静止画像データを選択
し、静止画像データを二値化および圧縮してファクシミ
リデータを生成し、ファクシミリデータをファクシミリ
装置へ送出することができる。その結果、高価なプリン
タを別途設けることなく、動画の内容の概略を紙にプリ
ントアウトして残すことができ、データ記憶手段から画
像データを読み出してテレビジョン受像機やモニタの画
面上に表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた動
画の内容の概略を把握することができる。
【0034】請求項17記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら動画像データを抽出する動画像データ抽出手段と、動
画像データ抽出手段によって抽出された動画像データの
中から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手
段と、代表静止画像選択手段により選択された代表静止
画像データをディザリング処理または誤差拡散処理を行
った上で二値化する二値画像変換手段と、二値画像変換
手段から出力される二値化画像データをファクシミリ用
フォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデー
タ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、データ送受信
手段と内線ファクシミリ装置とを接続しデータ送受信手
段から出力されるファクシミリデータを受け取って内線
ファクシミリ装置へ送る内線接続手段とを備えている。
【0035】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから動画像デ
ータを抽出する動画像データ抽出手段を設け、動画像デ
ータ抽出手段によって抽出された動画像データの中から
代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段を設
け、代表静止画像選択手段により選択された代表静止画
像データをディザリング処理または誤差拡散処理を行っ
た上で二値化する二値画像変換手段を設け、二値画像変
換手段から出力される二値化画像データをファクシミリ
用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデ
ータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、データ
送受信手段と内線ファクシミリ装置とを接続しデータ送
受信手段から出力されるファクシミリデータを受け取っ
て内線ファクシミリ装置へ送る内線接続手段を設けたの
で、マルチメディアデータから動画像データを抽出し、
動画像データから代表的な静止画像データを選択し、静
止画像データをディザリング処理または誤差拡散処理し
た上で二値化および圧縮してファクシミリデータを生成
し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出する
ことができる。その結果、高価なプリンタを別途設ける
ことなく、動画の内容の概略を紙にプリントアウトして
残すことができ、データ記憶手段から画像データを読み
出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に表示させ
る前に、データ記憶手段に記憶させた動画の内容の概略
を把握することができる。特に、ディザリング処理また
は誤差拡散処理を行うことができ、プリントアウト後の
画質を高めることができる。
【0036】請求項18記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら動画像データを抽出する動画像データ抽出手段と、動
画像データ抽出手段によって抽出された動画像データの
中から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手
段と、代表静止画像選択手段により選択された代表静止
画像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出
し、代表静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそ
れぞれ二値化する二値画像変換手段と、二値画像変換手
段から出力される赤成分、緑成分、青成分の二値化画像
データをファクシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮し
てファクシミリデータとしてデータ送受信手段へ供給す
る画像圧縮手段と、データ送受信手段と内線ファクシミ
リ装置とを接続しデータ送受信手段から出力されるファ
クシミリデータを受け取って内線ファクシミリ装置へ送
る内線接続手段とを備えている。
【0037】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから動画像デ
ータを抽出する動画像データ抽出手段を設け、動画像デ
ータ抽出手段によって抽出された動画像データの中から
代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段を設
け、代表静止画像選択手段により選択された代表静止画
像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、
代表静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞ
れ二値化する二値画像変換手段を設け、二値画像変換手
段から出力される赤成分、緑成分、青成分の二値化画像
データをファクシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮し
てファクシミリデータとしてデータ送受信手段へ供給す
る画像圧縮手段を設け、データ送受信手段と内線ファク
シミリ装置とを接続しデータ送受信手段から出力される
ファクシミリデータを受け取って内線ファクシミリ装置
へ送る内線接続手段を設けたので、マルチメディアデー
タから動画像データを抽出し、動画像データから代表的
な静止画像データを選択し、静止画像データから赤成
分、緑成分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの
赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮し
てファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータを
ファクシミリ装置へ送出することができる。その結果、
高価なプリンタを別途設けることなく、動画の内容の概
略を紙にプリントアウトして残すことができ、データ記
憶手段から画像データを読み出してテレビジョン受像機
やモニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手段に
記憶させた動画の内容の概略を把握することができる。
特に、静止画像データの赤成分、緑成分、青成分のそれ
ぞれについてファクシミリデータを送ることができ、こ
れらのファクシミリデータを基にパソコン等でカラー合
成を行うと、色分解能は低いものの画像のカラー再現が
可能である。
【0038】請求項19記載のデータ受信装置は、請求
項13、請求項14、請求項15、請求項16、請求項
17または請求項18記載のデータ受信装置において、
データ読出書込手段によって読み出されたマルチメディ
アデータから音声データを抽出してデータ送受信手段へ
供給する音声データ抽出手段を設け、内線接続手段を介
して音声出力機能付の内線ファクシミリ装置へ送るよう
にしたことを特徴とする。
【0039】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから音声デー
タを抽出してデータ送受信手段へ供給する音声データ抽
出手段を設け、内線接続手段を介して音声出力機能付の
内線ファクシミリ装置へ送るようにしたので、請求項1
3、請求項14、請求項15、請求項16、請求項17
または請求項18記載の構成の作用に加え、画像情報だ
けでなく、それに関連する音声を併せて送ることがで
き、画像情報の内容の理解を助けることができる。
【0040】請求項20記載のデータ受信装置は、請求
項13、請求項14、請求項15、請求項16、請求項
17または請求項18記載のデータ受信装置において、
マルチメディアデータに含まれる印刷もしくは転送の可
否を示す印刷・転送可否情報を検出する印刷・転送可否
判定手段を設け、この印刷・転送可否判定手段による印
刷もしくは転送の否の判定結果に応答してファクシミリ
データのファクシミリ装置への送出を禁止するようにし
たことを特徴とする。
【0041】この構成によれば、マルチメディアデータ
に含まれる印刷もしくは転送の可否を示す印刷・転送可
否情報を検出する印刷・転送可否判定手段を設け、この
印刷・転送可否判定手段による印刷もしくは転送の否の
判定結果に応答してファクシミリデータのファクシミリ
装置への送出を禁止するようにしたので、請求項13、
請求項14、請求項15、請求項16、請求項17また
は請求項18記載の構成の作用に加え、印刷もしくは転
送が禁止されているマルチメディアデータについては自
動的に印刷もしくは転送させないようにすることができ
る。
【0042】請求項21記載のデータ受信装置は、請求
項13、請求項14、請求項15、請求項16、請求項
17または請求項18記載のデータ受信装置において、
ファクシミリ出力指示を与えたマルチメディアデータに
ついて選択的にファクシミリデータを内線ファクシミリ
装置へ送出するようにしたこと特徴とする。この構成に
よれば、ファクシミリ出力指示を与えたマルチメディア
データについて選択的にファクシミリデータを内線ファ
クシミリ装置へ送出するようにしたので、請求項13、
請求項14、請求項15、請求項16、請求項17また
は請求項18記載の構成による作用に加え、静止画や動
画の内容の概略を必要なもののみ紙にプリントアウトし
て残すことができる。
【0043】請求項22記載のデータ受信装置は、請求
項13、請求項14、請求項15、請求項16、請求項
17または請求項18記載のデータ受信装置において、
通信媒体として公衆電話回線を用いたことを特徴とす
る。この構成によれば、通信媒体が公衆電話回線である
ので、データ通信にあたって新しく通信システムを構築
することが不要であり、通信コストを低くできる。
【0044】請求項23記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出する静止画像データ抽出手段
と、静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画
像データを二値化する二値画像変換手段と、二値画像変
換手段から出力される二値化画像データをファクシミリ
用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデ
ータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、公衆電話回
線に接続された外線ファクシミリ装置の電話番号をダイ
ヤルするダイヤル手段とを備えている。
【0045】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから静止画像
データを抽出する静止画像データ抽出手段を設け、静止
画像データ抽出手段によって抽出された静止画像データ
を二値化する二値画像変換手段を設け、二値画像変換手
段から出力される二値化画像データをファクシミリ用フ
ォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデータ
送受信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、公衆電話回
線に接続された外線ファクシミリ装置の電話番号をダイ
ヤルするダイヤル手段を設けたので、マルチメディアデ
ータから静止画像データを抽出し、静止画像データを二
値化および圧縮してファクシミリデータを生成し、ファ
クシミリデータをファクシミリ装置へ送出することがで
きる。その結果、高価なプリンタを別途設けることな
く、静止画や動画の内容の概略を紙にプリントアウトし
て残すことができ、データ記憶手段から画像データを読
み出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に表示さ
せる前に、データ記憶手段に記憶させた静止画や動画の
内容の概略を把握することができる。
【0046】請求項24記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出する静止画像データ抽出手段
と、静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画
像データをディザリング処理または誤差拡散処理を行っ
た上で二値化する二値画像変換手段と、二値画像変換手
段から出力される二値化画像データをファクシミリ用フ
ォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデータ
送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、公衆電話回線に
接続された外線ファクシミリ装置の電話番号をダイヤル
するダイヤル手段とを備えている。
【0047】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから静止画像
データを抽出する静止画像データ抽出手段を設け、静止
画像データ抽出手段によって抽出された静止画像データ
をディザリング処理または誤差拡散処理を行った上で二
値化する二値画像変換手段を設け、二値画像変換手段か
ら出力される二値化画像データをファクシミリ用フォー
マットで圧縮してファクシミリデータとしてデータ送受
信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、公衆電話回線に
接続された外線ファクシミリ装置の電話番号をダイヤル
するダイヤル手段を設けているので、マルチメディアデ
ータから静止画像データを抽出し、静止画像データをデ
ィザリング処理または誤差拡散処理した上で二値化およ
び圧縮してファクシミリデータを生成し、ファクシミリ
データをファクシミリ装置へ送出することができる。そ
の結果、高価なプリンタを別途設けることなく、静止画
の概略を紙にプリントアウトして残すことができ、デー
タ記憶手段から画像データを読み出してテレビジョン受
像機やモニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手
段に記憶させた静止画の概略を把握することができる。
特に、ディザリング処理または誤差拡散処理を行うこと
ができ、プリントアウト後の画質を高めることができ
る。
【0048】請求項25記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出する静止画像データ抽出手段
と、静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画
像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、
静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二
値化する二値画像変換手段と、二値画像変換手段から出
力される赤成分、緑成分、青成分の二値化画像データを
ファクシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮してファク
シミリデータとしてデータ送受信手段へ供給する画像圧
縮手段と、公衆電話回線に接続された外線ファクシミリ
装置の電話番号をダイヤルするダイヤル手段とを備えて
いる。
【0049】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから静止画像
データを抽出する静止画像データ抽出手段を設け、静止
画像データ抽出手段によって抽出された静止画像データ
から赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、静止画像
データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化する
二値画像変換手段を設け、二値画像変換手段から出力さ
れる赤成分、緑成分、青成分の二値化画像データをファ
クシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮してファクシミ
リデータとしてデータ送受信手段へ供給する画像圧縮手
段を設け、公衆電話回線に接続された外線ファクシミリ
装置の電話番号をダイヤルするダイヤル手段を設けたの
で、マルチメディアデータから静止画像データを抽出
し、静止画像データから赤成分、緑成分、青成分を別々
に抽出し、静止画像データの赤成分、緑成分、青成分を
それぞれ二値化および圧縮してファクシミリデータを生
成し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出す
ることができる。その結果、高価なプリンタを別途設け
ることなく、静止画の概略を紙にプリントアウトして残
すことができ、データ記憶手段から画像データを読み出
してテレビジョン受像機やモニタの画面上に表示させる
前に、データ記憶手段に記憶させた静止画の概略を把握
することができる。特に、静止画像データの赤成分、緑
成分、青成分のそれぞれについてファクシミリデータを
送ることができ、これらのファクシミリデータを基にパ
ソコン等でカラー合成を行うと、色分解能は低いものの
画像のカラー再現が可能である。
【0050】請求項26記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら動画像データを抽出する動画像データ抽出手段と、動
画像データ抽出手段によって抽出された動画像データの
中から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手
段と、代表静止画像選択手段により選択された代表静止
画像データを二値化する二値画像変換手段と、二値画像
変換手段から出力される二値化画像データをファクシミ
リ用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとして
データ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、公衆電話
回線に接続された外線ファクシミリ装置の電話番号をダ
イヤルするダイヤル手段とを備えている。
【0051】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから動画像デ
ータを抽出する動画像データ抽出手段を設け、動画像デ
ータ抽出手段によって抽出された動画像データの中から
代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段を設
け、代表静止画像選択手段により選択された代表静止画
像データを二値化する二値画像変換手段を設け、二値画
像変換手段から出力される二値化画像データをファクシ
ミリ用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとし
てデータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、公
衆電話回線に接続された外線ファクシミリ装置の電話番
号をダイヤルするダイヤル手段を設けたので、マルチメ
ディアデータから動画像データを抽出し、動画像データ
から代表的な静止画像データを選択し、静止画像データ
を二値化および圧縮してファクシミリデータを生成し、
ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出すること
ができる。その結果、高価なプリンタを別途設けること
なく、動画の内容の概略を紙にプリントアウトして残す
ことができ、データ記憶手段から画像データを読み出し
てテレビジョン受像機やモニタの画面上に表示させる前
に、データ記憶手段に記憶させた動画の内容の概略を把
握することができる。
【0052】請求項27記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら動画像データを抽出する動画像データ抽出手段と、動
画像データ抽出手段によって抽出された動画像データの
中から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手
段と、代表静止画像選択手段により選択された代表静止
画像データをディザリング処理または誤差拡散処理を行
った上で二値化する二値画像変換手段と、二値画像変換
手段から出力される二値化画像データをファクシミリ用
フォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデー
タ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、公衆電話回線
に接続された外線ファクシミリ装置の電話番号をダイヤ
ルするダイヤル手段とを備えている。
【0053】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから動画像デ
ータを抽出する動画像データ抽出手段を設け、動画像デ
ータ抽出手段によって抽出された動画像データの中から
代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段を設
け、代表静止画像選択手段により選択された代表静止画
像データをディザリング処理または誤差拡散処理を行っ
た上で二値化する二値画像変換手段を設け、二値画像変
換手段から出力される二値化画像データをファクシミリ
用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデ
ータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、公衆電
話回線に接続された外線ファクシミリ装置の電話番号を
ダイヤルするダイヤル手段を設けたので、マルチメディ
アデータから動画像データを抽出し、動画像データから
代表的な静止画像データを選択し、静止画像データをデ
ィザリング処理または誤差拡散処理した上で二値化およ
び圧縮してファクシミリデータを生成し、ファクシミリ
データをファクシミリ装置へ送出することができる。そ
の結果、高価なプリンタを別途設けることなく、動画の
内容の概略を紙にプリントアウトして残すことができ、
データ記憶手段から画像データを読み出してテレビジョ
ン受像機やモニタの画面上に表示させる前に、データ記
憶手段に記憶させた動画の内容の概略を把握することが
できる。特に、ディザリング処理または誤差拡散処理を
行うことができ、プリントアウト後の画質を高めること
ができる。
【0054】請求項28記載のデータ受信装置は、通信
媒体を通してマルチメディアデータを受信するデータ送
受信手段と、データ送受信手段によって受信したマルチ
メディアデータを記憶するデータ記憶手段と、データ送
受信手段によって受信したマルチメディアデータをデー
タ記憶手段へ書き込むとともにデータ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出すデータ読出書込手段と、デ
ータ記憶手段から読み出されたマルチメディアデータを
表示用信号に変換して出力する出力手段と、データ読出
書込手段によって読み出されたマルチメディアデータか
ら動画像データを抽出する動画像データ抽出手段と、動
画像データ抽出手段によって抽出された動画像データの
中から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手
段と、代表静止画像選択手段により選択された代表静止
画像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出
し、代表静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそ
れぞれ二値化する二値画像変換手段と、二値画像変換手
段から出力される赤成分、緑成分、青成分の二値化画像
データをファクシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮し
てファクシミリデータとしてデータ送受信手段へ供給す
る画像圧縮手段と、公衆電話回線に接続された外線ファ
クシミリ装置の電話番号をダイヤルするダイヤル手段と
を備えている。
【0055】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから動画像デ
ータを抽出する動画像データ抽出手段を設け、動画像デ
ータ抽出手段によって抽出された動画像データの中から
代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段を設
け、代表静止画像選択手段により選択された代表静止画
像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、
代表静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞ
れ二値化する二値画像変換手段を設け、二値画像変換手
段から出力される赤成分、緑成分、青成分の二値化画像
データをファクシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮し
てファクシミリデータとしてデータ送受信手段へ供給す
る画像圧縮手段を設け、公衆電話回線に接続された外線
ファクシミリ装置の電話番号をダイヤルするダイヤル手
段を設けたので、マルチメディアデータから動画像デー
タを抽出し、動画像データから代表的な静止画像データ
を選択し、静止画像データから赤成分、緑成分、青成分
を別々に抽出し、静止画像データの赤成分、緑成分、青
成分をそれぞれ二値化および圧縮してファクシミリデー
タを生成し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ
送出することができる。その結果、高価なプリンタを別
途設けることなく、動画の内容の概略を紙にプリントア
ウトして残すことができ、データ記憶手段から画像デー
タを読み出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に
表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた動画の内
容の概略を把握することができる。特に、静止画像デー
タの赤成分、緑成分、青成分のそれぞれについてファク
シミリデータを送ることができ、これらのファクシミリ
データを基にパソコン等でカラー合成を行うと、色分解
能は低いものの画像のカラー再現が可能である。
【0056】請求項29記載のデータ受信装置は、請求
項23、請求項24、請求項25、請求項26、請求項
27または請求項28記載のデータ受信装置において、
データ読出書込手段によって読み出されたマルチメディ
アデータから音声データを抽出してデータ送受信手段へ
供給する音声データ抽出手段を設け、音声出力機能付の
外線ファクシミリ装置へ送るようにしたことを特徴とす
る。
【0057】この構成によれば、データ読出書込手段に
よって読み出されたマルチメディアデータから音声デー
タを抽出してデータ送受信手段へ供給する音声データ抽
出手段を設け、音声出力機能付の外線ファクシミリ装置
へ送るようにしたので、請求項23、請求項24、請求
項25、請求項26、請求項27または請求項28記載
の構成による作用に加え、画像情報だけでなく、それに
関連する音声を併せて送ることができ、画像情報の内容
の理解を助けることができる。
【0058】請求項30記載のデータ受信装置は、請求
項23、請求項24、請求項25、請求項26、請求項
27または請求項28記載のデータ受信装置において、
マルチメディアデータに含まれる印刷もしくは転送の可
否を示す印刷・転送可否情報を検出する印刷・転送可否
判定手段を設け、この印刷・転送可否判定手段による印
刷もしくは転送の否の判定結果に応答してファクシミリ
データのファクシミリ装置への送出を禁止するようにし
たことを特徴とする。
【0059】この構成によれば、マルチメディアデータ
に含まれる印刷もしくは転送の可否を示す印刷・転送可
否情報を検出する印刷・転送可否判定手段を設け、この
印刷・転送可否判定手段による印刷もしくは転送の否の
判定結果に応答してファクシミリデータのファクシミリ
装置への送出を禁止するようにしたので、請求項23、
請求項24、請求項25、請求項26、請求項27また
は請求項28記載の構成による作用に加え、マルチメデ
ィアデータに含まれる印刷もしくは転送の可否を示す印
刷・転送可否情報を検出する印刷・転送可否判定手段を
設け、この印刷・転送可否判定手段による印刷もしくは
転送の否の判定結果に応答してファクシミリデータのフ
ァクシミリ装置への送出を禁止するようにしたので、印
刷もしくは転送が禁止されているマルチメディアデータ
については自動的に印刷もしくは転送させないようにす
ることができる。
【0060】請求項31記載のデータ受信装置は、請求
項23、請求項24、請求項25、請求項26、請求項
27または請求項28記載のデータ受信装置において、
ファクシミリ出力指示を受けたマルチメディアデータに
ついて選択的にファクシミリデータを外線ファクシミリ
装置へ送出するようにしたこと特徴とする。この構成に
よれば、ファクシミリ出力指示を与えたマルチメディア
データについて選択的にファクシミリデータを外線ファ
クシミリ装置へ送出するようにしたので、請求項23、
請求項24、請求項25、請求項26、請求項27また
は請求項28記載の構成による作用に加え、静止画や動
画の内容の概略を必要なもののみ紙にプリントアウトし
て残すことができる。
【0061】請求項32記載のデータ受信装置は、請求
項23、請求項24、請求項25、請求項26、請求項
27または請求項28記載のデータ受信装置において、
通信媒体として公衆電話回線を用いたことを特徴とす
る。この構成によれば、通信媒体が公衆電話回線である
ので、データ通信にあたって新しく通信システムを構築
することが不要であり、通信コストを低くできる。
【0062】請求項33記載のセットトップボックス
は、請求項13から請求項32までの何れかの請求項に
記載の構成を備え、出力手段にテレビジョン受像機もし
くはモニタに接続する信号出力端子を設けたことを特徴
とする。この構成によれば、出力手段にテレビジョン受
像機もしくはモニタに接続する信号出力端子を設けたの
で、請求項13から請求項32までの何れかの請求項に
記載の構成による作用に加え、簡単にテレビジョン受像
機もしくはモニタに接続することができる。
【0063】請求項34記載のテレビジョン受像機は、
請求項13から請求項32までの何れかの請求項に記載
の構成を備え、テレビジョン放送信号を受信するテレビ
受信手段を設け、テレビ受信手段により受信したテレビ
ジョン放送信号を表示するとともに出力手段から出力さ
れる表示用信号を画面上に表示するテレビ表示手段を設
けたことを特徴とする。
【0064】この構成によれば、テレビジョン放送信号
を受信するテレビ受信手段を設け、テレビ受信手段によ
り受信したテレビジョン放送信号を表示するとともに出
力手段から出力される表示用信号を画面上に表示するテ
レビ表示手段を設けたので、請求項13から請求項32
までの何れかの請求項に記載の構成による作用に加え、
テレビジョン放送を受信して表示することができ、また
テレビ表示機能を利用することで、特に外部にモニタを
接続しなくても、テレビ画面上にテレビジョン放送に代
えてマルチメディアデータを表示することが可能とな
る。
【0065】請求項35記載のファクシミリ装置は、請
求項13から請求項32までの何れかの請求項に記載の
構成を備え、出力手段にテレビジョン受像機もしくはモ
ニタに接続する信号出力端子を設け、公衆電話回線を通
して送るべきファクシミリデータを生成する画像読み取
り手段を設け、公衆電話回線を通して送られたファクシ
ミリデータと画像生成手段から出力されるファクシミリ
データとをプリントアウトする画像出力手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0066】この構成によれば、出力手段にテレビジョ
ン受像機もしくはモニタに接続する信号出力端子を設
け、公衆電話回線を通して送るべきファクシミリデータ
を生成する画像読み取り手段を設け、公衆電話回線を通
して送られたファクシミリデータと画像生成手段から出
力されるファクシミリデータとをプリントアウトする画
像出力手段を設けたので、請求項13から請求項32ま
での何れかの請求項に記載の構成による作用に加え、簡
単にテレビジョン受像機もしくはモニタに接続すること
ができ、さらに外部にスキャナや印字装置を接続するこ
となしに、ファクシミリデータを送信することができる
とともに、受信したファクシミリデータと画像生成手段
から出力されるファクシミリデータとをプリントアウト
することができる。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態;請求項1,9,11,12,1
3,21,22,33に対応〕この第1の実施の形態
は、通信媒体の一例としての公衆電話回線を通して受信
したマルチメディアデータをいったんデータ記憶手段に
蓄積し、その後データ記憶手段からマルチメディアデー
タを読み出し、マルチメディアデータから静止画像デー
タを抽出し、静止画像データを二値化および圧縮してフ
ァクシミリデータを生成し、ファクシミリデータをファ
クシミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受信方
法を実施するためのデータ受信装置の一例としてのセッ
トトップボックスを示すものである。以下、その構成お
よび動作を詳細に説明する。
【0068】図1は本発明の第1の実施の形態における
セットトップボックスのハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。このセットトップボックスは、図1に示す
ように、CPU1と、RAM等の主記憶装置2と、ハー
ドディスクドライブ装置やフラッシュメモリ装置等の補
助記憶装置3と、データ送受信手段4と、VRAM(ビ
デオRAM)5と、画像を表示させるための表示用信号
を出力する出力手段6とで構成されている。なお、出力
手段6には、テレビジョン受像機もしくはモニタに接続
する信号出力端子が設けられている。また、プリンタ接
続端子も必要に応じて設けられる。
【0069】図2は、マルチメディアデータを受信する
ための公衆電話回線と、マルチメディアデータを受信し
て蓄積するとともにマルチメディアデータからファクシ
ミリデータを生成するデータ受信装置(データ受信端
末)と、データ受信装置で生成したファクシミリデータ
を印刷する内線ファクシミリ装置との接続の一例を示す
概略図であり、11は公衆電話回線、12はデータ受信
装置、13は内線ファクシミリ装置(内線FAX)であ
る。なお、図示はしていないが、本発明では、データ受
信装置で生成したファクシミリデータを内線ファクシミ
リ装置13へ送って印刷させるだけでなく、公衆電話回
線11を介して接続された他のファクシミリ装置へファ
クシミリデータを転送し、他のファクシミリ装置で印刷
することも考慮している。
【0070】図3は本発明の第1の実施の形態における
セットトップボックスのシステム構成を示すブロック図
である。このセットトップボックスは、図2に示すよう
に、公衆電話回線21に接続されたデータ送受信手段2
2と、データ記憶手段23と、データ読出書込手段24
と、出力手段25と、画像データ抽出手段26と、FA
Xデータ生成手段27と、内線接続手段28とで構成さ
れている。このなかで、画像データ抽出手段26は静止
画像データ抽出手段26Aからなり、FAXデータ生成
手段27は二値画像変換手段27Aと画像圧縮手段27
Bとからなる。
【0071】データ送受信手段22は、マルチメディア
データの送信元との間で公衆電話回線21を通して、マ
ルチメディアデータの受信の前のネゴシエーションを行
ったり、送信元からのマルチメディアデータを受信した
り、またはFAXデータ生成手段27で生成されたファ
クシミリデータを内線ファクシミリ装置へ送る機能を有
する。
【0072】データ記憶手段23は、データ送受信手段
22で受信したマルチメディアデータを記憶する機能を
有する。データ読出書込手段24は、データ送受信手段
22で受信したマルチメディアデータをデータ記憶手段
23へ書き込んだり、あるいはデータ記憶手段23に記
憶したマルチメディアデータを出力手段25へ読み出し
たり、またはマルチメディアデータの受信につづいて自
動的に、もしくはFAX出力指示に従って画像データ抽
出手段26へマルチメディアデータを読み出す機能を有
する。
【0073】出力手段25は、データ読出書込手段24
により読み出されたマルチメディアデータに対応した表
示用信号をモニタ(図示せず)へ出力する機能を有し、
テレビジョン受像機もしくはモニタに接続する信号出力
端子が設けられている。なお、プリンタ接続端子も必要
に応じて設けられる。画像データ抽出手段26を構成す
る静止画像データ抽出手段26Aは、データ読出書込手
段24により読み出されたマルチメディアデータから静
止画像データのみを抽出する機能を有する。マルチメデ
ィアデータは、例えば図4(a)に示すようなフォーマ
ットをしており、このフォーマットは、データヘッダX
1、静止画像データX2、音データX3、テキストデー
タX4からなる。このフォーマットのうちのデータヘッ
ダX1の内容を読むことにより静止画像の存在位置が分
かる。上記のデータヘッダX1は、マルチメディアデー
タあるいはファクシミリデータなどのデータを区別する
ための識別符号X11とデータ内容情報X12とからな
り、データ内容情報X12は、図4(b)のようなテー
ブルで示される。このテーブルには、データの種類の欄
と、開始位置(ポインタ)の欄と、データサイズの欄と
があり、データの種類の欄には、動画像、静止画像、
音、テキストの項目があり、開始位置(ポインタ)の欄
およびデータサイズの欄には、動画像、静止画像、音、
テキストの各項目に対応して開始位置(ポインタ)を示
す数値、ならびにデータサイズを示す数値が記されてい
る。
【0074】FAXデータ生成手段27における二値画
像変換手段27Aは、静止画像データ抽出手段26Aに
よって抽出されたカラーあるいはモノクロの静止画像デ
ータを二値化して二値化画像データを生成する機能を有
する。また、FAXデータ生成手段27における画像圧
縮手段27Bは、二値画像変換手段27Aによって生成
された二値化画像データをファクシミリで送るための形
式にデータを圧縮し、データ送受信手段22へ供給する
機能を有する。ファクシミリにおける圧縮形式には、M
H圧縮、MR圧縮、MMR圧縮などの公知の方法があ
る。以上の二値画像変換手段27Aと画像圧縮手段27
Bとにより、静止画像データからファクシミリデータを
生成することになる。
【0075】内線接続手段28は、データ送受信手段2
2と内線接続したファクシミリ装置(図示せず)に対し
てリンガー信号を発生したり、カレントループを発生さ
せる機能を有する。図5はこのセットトップボックスに
おけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチャートで
ある。図5のデータ受信アルゴリズムにおいては、まず
公衆電話回線にリンガー信号が検出されたどうかを繰り
返し判定する(ステップA1)。
【0076】ステップA1の判定結果に基づき、リンガ
ー信号が検出された場合に、回線を接続し(ステップA
2)、ついでデータを受信し(ステップA3)、ついで
受信したデータをメモリに記憶する(ステップA4)、
その後回線を切断する(ステップA5)。ついで、受信
データが静止画像を含むマルチメディアデータかどうか
を判定する(ステップA6)。
【0077】ステップA6の判定結果に基づき、受信デ
ータが静止画像を含むマルチメディアデータである場合
には、記憶したデータから静止画像データを抽出し(ス
テップA7)、ついで静止画像データを二値化し(ステ
ップA8)、ついで二値化した二値化画像データをFA
X用フォーマットで圧縮してファクシミリデータを生成
し(ステップA9)、ついで内線接続されたファクシミ
リ装置にリンガー信号を発生させる(ステップA1
0)。
【0078】ステップA6の判定結果に基づき、受信デ
ータが静止画像を含むマルチメディアデータではない場
合、何もせずに終了する。ステップA10につづいて、
内線接続したファクシミリ装置が着呼したかどうかを繰
り返し判定する(ステップA11)。ステップA11の
判定結果に基づき、内線接続したファクシミリ装置が着
呼した場合に、ファクシミリデータをファクシミリ装置
へ送信し(ステップA12)、ついで内線の回線を切断
し(ステップA13)、終了する。
【0079】この実施の形態によれば、データ読出書込
手段24によって読み出されたマルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出する静止画像データ抽出手段2
6Aを設け、静止画像データ抽出手段26Aによって抽
出された静止画像データを二値化する二値画像変換手段
27Aを設け、二値画像変換手段27Aから出力される
二値化画像データをファクシミリ用フォーマットで圧縮
してファクシミリデータとしてデータ送受信手段22へ
供給する画像圧縮手段27Bを設け、データ送受信手段
22と内線ファクシミリ装置とを接続しデータ送受信手
段22から出力されるファクシミリデータを受け取って
内線ファクシミリ装置へ送る内線接続手段28を設けた
ので、マルチメディアデータから静止画像データを抽出
し、静止画像データを二値化および圧縮してファクシミ
リデータを生成し、ファクシミリデータを内線ファクシ
ミリ装置へ送出することができる。その結果、高価なプ
リンタを別途設けることなく、静止画や動画の内容の概
略を紙にプリントアウトして残すことができ、データ記
憶手段23から画像データを読み出してテレビジョン受
像機やモニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手
段23に記憶させた静止画や動画の内容の概略を把握す
ることができる。また、通信媒体が公衆電話回線21で
あるので、データ通信にあたって新しく通信システムを
構築することが不要であり、通信コストを低くできる。
【0080】なお、上記の実施の形態では、マルチメデ
ィアデータの受信をすると、これにつづいて自動的にフ
ァクシミリ装置により静止画像データに対応したファク
シミリデータを内線ファクシミリ装置から出力させるよ
うにしたが、データ受信に続いてファクシミリデータを
出力させる必要はない。例えば、ユーザーが受信データ
を確認した後、ファクシミリ出力が必要なもののみ選択
的に内線ファクシミリ装置へ送るようにしてもよい。
【0081】また、この実施の形態では、公衆電話回線
を通じてマルチメディアデータを受信しているが、それ
以外の他の通信媒体、例えば地上波アナログテレビ放
送、衛星アナログテレビ放送、CATVなどの放送波に
重畳されて送られてくるマルチメディアデータでもよい
し、LAN接続あるいは衛星デジタル放送によって送ら
れてくるものであってもよい。
【0082】〔第2の実施の形態;請求項2,9,1
1,12,14,21,22,33に対応〕この第2の
実施の形態は、通信媒体の一例としての公衆電話回線を
通して受信したマルチメディアデータをいったんデータ
記憶手段に蓄積し、その後データ記憶手段からマルチメ
ディアデータを読み出し、マルチメディアデータから静
止画像データを抽出し、静止画像データをディザリング
処理または誤差拡散処理した上で二値化および圧縮して
ファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータをフ
ァクシミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受信
方法を実施するためのデータ受信装置の一例としてのセ
ットトップボックスを示すものである。以下、その構成
および動作を詳細に説明する。
【0083】本発明の第2の実施の形態におけるセット
トップボックスのハードウェア構成は第1の実施の形態
と同様であり、図1に示した通りである。図6は本発明
の第2の実施の形態におけるセットトップボックスのシ
ステム構成を示すブロック図である。このセットトップ
ボックスは、図6に示すように、公衆電話回線31に接
続されたデータ送受信手段32と、データ記憶手段33
と、データ読出書込手段34と、出力手段35と、画像
データ抽出手段36と、FAXデータ生成手段37と、
内線接続手段38とで構成されている。このなかで、画
像データ抽出手段36は静止画像データ抽出手段36A
からなり、FAXデータ生成手段37はディザリング
(もしくは誤差拡散)二値画像変換手段37Aと画像圧
縮手段37Bとからなる。
【0084】データ送受信手段32は、マルチメディア
データの送信元との間で公衆電話回線31を通して、マ
ルチメディアデータの受信の前のネゴシエーションを行
ったり、送信元からのマルチメディアデータを受信した
り、またはFAXデータ生成手段37で生成されたファ
クシミリデータを内線ファクシミリ装置へ送る機能を有
する。
【0085】データ記憶手段33は、データ送受信手段
32で受信したマルチメディアデータを記憶する機能を
有する。データ読出書込手段34は、データ送受信手段
32で受信したマルチメディアデータをデータ記憶手段
33へ書き込んだり、あるいはデータ記憶手段33に記
憶したマルチメディアデータを出力手段35へ読み出し
たり、またはマルチメディアデータの受信につづいて自
動的に、もしくはFAX出力指示に従って画像データ抽
出手段36へマルチメディアデータを読み出す機能を有
する。
【0086】出力手段35は、データ読出書込手段34
により読み出されたマルチメディアデータに対応した表
示用信号をモニタ(図示せず)へ出力する機能を有し、
テレビジョン受像機もしくはモニタに接続する信号出力
端子が設けられている。なお、プリンタ接続端子も必要
に応じて設けられる。画像データ抽出手段36を構成す
る静止画像データ抽出手段36Aは、データ読出書込手
段34により読み出されたマルチメディアデータから静
止画像データのみを抽出する機能を有する。マルチメデ
ィアデータについては、図4に示した通りである。
【0087】FAXデータ生成手段37におけるディザ
リング二値画像変換手段37Aは、静止画像データ抽出
手段36Aによって抽出されたカラーあるいはモノクロ
の静止画像データをディザリングおよび二値化してディ
ザリング二値化画像データを生成する機能を有する。ま
た、FAXデータ生成手段37における画像圧縮手段3
7Bは、ディザリング二値画像変換手段37Aによって
生成された二値化画像データをファクシミリで送るため
の形式にデータを圧縮し、データ送受信手段32へ供給
する機能を有する。ファクシミリにおける圧縮形式に
は、MH圧縮、MR圧縮、MMR圧縮などの公知の方法
がある。以上のディザリング二値画像変換手段37Aと
画像圧縮手段37Bとにより、静止画像データからファ
クシミリデータを生成することになる。なお、画像デー
タを二値化する際に、ディザリング処理を行うのに代え
て、誤差拡散処理を行ってもよい。
【0088】内線接続手段38は、データ送受信手段3
2と内線接続したファクシミリ装置(図示せず)に対し
てリンガー信号を発生したり、カレントループを発生さ
せる機能を有する。図7はこのセットトップボックスに
おけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチャートで
ある。図7のデータ受信アルゴリズムにおいては、まず
公衆電話回線にリンガー信号が検出されたどうかを繰り
返し判定する(ステップB1)。
【0089】ステップB1の判定結果に基づき、リンガ
ー信号が検出された場合に、回線を接続し(ステップB
2)、ついでデータを受信し(ステップB3)、ついで
受信したデータをメモリに記憶する(ステップB4)、
その後回線を切断する(ステップB5)。ついで、受信
データが静止画像を含むマルチメディアデータかどうか
を判定する(ステップB6)。
【0090】ステップB6の判定結果に基づき、受信デ
ータが静止画像を含むマルチメディアデータである場合
には、記憶したデータから静止画像データを抽出し(ス
テップB7)、ついで静止画像データをディザリング
(または誤差拡散)して二値化し(ステップB8)、つ
いでディザリング(または誤差拡散)して二値化した二
値化画像データをFAX用フォーマットで圧縮してファ
クシミリデータを生成し(ステップB9)、ついで内線
接続されたファクシミリ装置にリンガー信号を発生させ
る(ステップB10)。
【0091】ステップB6の判定結果に基づき、受信デ
ータが静止画像を含むマルチメディアデータではない場
合、何もせずに終了する。ステップB10につづいて、
内線接続したファクシミリ装置が着呼したかどうかを繰
り返し判定する(ステップB11)。ステップB11の
判定結果に基づき、内線接続したファクシミリ装置が着
呼した場合に、ファクシミリデータをファクシミリ装置
へ送信し(ステップB12)、ついで内線の回線を切断
し(ステップB13)、終了する。
【0092】この実施の形態によれば、データ読出書込
手段34によって読み出されたマルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出する静止画像データ抽出手段3
6Aを設け、静止画像データ抽出手段36Aによって抽
出された静止画像データをディザリング処理または誤差
拡散処理を行った上で二値化するディザリング二値画像
変換手段37Aを設け、ディザリング二値画像変換手段
37Aから出力される二値化画像データをファクシミリ
用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデ
ータ送受信手段32へ供給する画像圧縮手段37Bを設
け、データ送受信手段32と内線ファクシミリ装置とを
接続しデータ送受信手段32から出力されるファクシミ
リデータを受け取って内線ファクシミリ装置へ送る内線
接続手段38を設けたので、マルチメディアデータから
静止画像データを抽出し、静止画像データをディザリン
グ処理または誤差拡散処理した上で二値化および圧縮し
てファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータを
内線ファクシミリ装置へ送出することができる。その結
果、高価なプリンタを別途設けることなく、静止画の概
略を紙にプリントアウトして残すことができ、データ記
憶手段33から画像データを読み出してテレビジョン受
像機やモニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手
段33に記憶させた静止画の概略を把握することができ
る。特に、ディザリング処理または誤差拡散処理を行う
ことができ、プリントアウト後の画質を高めることがで
きる。また、通信媒体が公衆電話回線31であるので、
データ通信にあたって新しく通信システムを構築するこ
とが不要であり、通信コストを低くできる。
【0093】なお、上記の実施の形態では、マルチメデ
ィアデータの受信をすると、これにつづいて自動的にフ
ァクシミリ装置により静止画像データに対応したファク
シミリデータを内線ファクシミリ装置から出力させるよ
うにしたが、データ受信に続いてファクシミリデータを
出力させる必要はない。例えば、ユーザーが受信データ
を確認した後、ファクシミリ出力が必要なもののみ選択
的に内線ファクシミリ装置へ送るようにしてもよい。
【0094】また、この実施の形態では、公衆電話回線
を通じてマルチメディアデータを受信しているが、それ
以外の他の通信媒体、例えば地上波アナログテレビ放
送、衛星アナログテレビ放送、CATVなどの放送波に
重畳されて送られてくるマルチメディアデータでもよい
し、LAN接続あるいは衛星デジタル放送によって送ら
れてくるものであってもよい。
【0095】〔第3の実施の形態;請求項3,9,1
1,12,15,21,22,33に対応〕この第3の
実施の形態は、通信媒体の一例としての公衆電話回線を
通して受信したマルチメディアデータをいったんデータ
記憶手段に蓄積し、その後データ記憶手段からマルチメ
ディアデータを読み出し、マルチメディアデータから静
止画像データを抽出し、静止画像データから赤成分、緑
成分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの赤成
分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮してフ
ァクシミリデータを生成し、ファクシミリデータをファ
クシミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受信方
法を実施するためのデータ受信装置の一例としてのセッ
トトップボックスを示すものである。以下、その構成お
よび動作を詳細に説明する。
【0096】本発明の第3の実施の形態におけるセット
トップボックスのハードウェア構成は第1の実施の形態
と同様であり、図1に示した通りである。図8は本発明
の第3の実施の形態におけるセットトップボックスのシ
ステム構成を示すブロック図である。このセットトップ
ボックスは、図8に示すように、公衆電話回線41に接
続されたデータ送受信手段42と、データ記憶手段43
と、データ読出書込手段44と、出力手段45と、画像
データ抽出手段46と、FAXデータ生成手段47と、
内線接続手段48とで構成されている。このなかで、画
像データ抽出手段46は静止画像データ抽出手段46A
とRGB成分抽出手段46Bとからなり、FAXデータ
生成手段47は二値画像変換手段47Aと画像圧縮手段
47Bとからなる。
【0097】データ送受信手段42は、マルチメディア
データの送信元との間で公衆電話回線41を通して、マ
ルチメディアデータの受信の前のネゴシエーションを行
ったり、送信元からのマルチメディアデータを受信した
り、またはFAXデータ生成手段47で生成されたファ
クシミリデータを内線ファクシミリ装置へ送る機能を有
する。
【0098】データ記憶手段43は、データ送受信手段
42で受信したマルチメディアデータを記憶する機能を
有する。データ読出書込手段44は、データ送受信手段
42で受信したマルチメディアデータをデータ記憶手段
43へ書き込んだり、あるいはデータ記憶手段43に記
憶したマルチメディアデータを出力手段45へ読み出し
たり、またはマルチメディアデータの受信につづいて自
動的に、もしくFAX出力指示に従って画像データ抽出
手段46へマルチメディアデータを読み出す機能を有す
る。
【0099】出力手段45は、データ読出書込手段44
により読み出されたマルチメディアデータに対応した表
示用信号をモニタ(図示せず)へ出力する機能を有し、
テレビジョン受像機もしくはモニタに接続する信号出力
端子が設けられている。なお、プリンタ接続端子も必要
に応じて設けられる。画像データ抽出手段46を構成す
る静止画像データ抽出手段46Aは、データ読出書込手
段44により読み出されたマルチメディアデータから静
止画像データのみを抽出する機能を有する。画像データ
抽出手段46を構成するRGB成分抽出手段46Bは、
静止画像データ抽出手段46Aにより抽出されたカラー
の静止画像データのR(赤)成分、G(緑)成分、B
(青)成分の各々を抽出する機能を有する。以上の静止
画像データ抽出手段46AとRGB成分抽出手段46B
とにより画像データ抽出手段46がカラーの静止画像デ
ータからR、G、Bの各色成分の画像データを抽出する
ことになる。マルチメディアデータについては、図4に
示した通りである。
【0100】FAXデータ生成手段47における二値画
像変換手段47Aは、RGB成分抽出手段46Bによっ
て抽出されたR成分、G成分、B成分の静止画像データ
をそれぞれ二値化して3つの二値化画像データを生成す
る機能を有する。また、FAXデータ生成手段47にお
ける画像圧縮手段47Bは、二値画像変換手段47Aに
よって生成された二値化画像データをファクシミリで送
るための形式にデータを圧縮し、データ送受信手段42
へ供給する機能を有する。ファクシミリにおける圧縮形
式には、MH圧縮、MR圧縮、MMR圧縮などの公知の
方法がある。以上の二値画像変換手段47Aと画像圧縮
手段47Bとにより、静止画像データからファクシミリ
データを生成することになる。
【0101】内線接続手段48は、データ送受信手段4
2と内線接続したファクシミリ装置(図示せず)に対し
てリンガー信号を発生したり、カレントループを発生さ
せる機能を有する。なお、このようなカラー画像データ
をRGB成分に分けて二値化する場合には、ディザリン
グ等の処理は行ってもよいが、特に必要なものではな
く、通常の二値化を行えば十分である。
【0102】図9はこのセットトップボックスにおける
データ受信アルゴリズムを示すフローチャートである。
図9のデータ受信アルゴリズムにおいては、まず公衆電
話回線にリンガー信号が検出されたどうかを繰り返し判
定する(ステップC1)。ステップC1の判定結果に基
づき、リンガー信号が検出された場合に、回線を接続し
(ステップC2)、ついでデータを受信し(ステップC
3)、ついで受信したデータをメモリに記憶する(ステ
ップC4)、その後回線を切断する(ステップC5)。
【0103】ついで、受信データが静止画像を含むマル
チメディアデータかどうかを判定する(ステップC
6)。ステップC6の判定結果に基づき、受信データが
静止画像を含むマルチメディアデータである場合には、
記憶したデータから静止画像データを抽出し(ステップ
C7)、ついで静止画像のRGB成分をそれぞれ別々に
抽出し(ステップC8)、ついでRGB成分のそれぞれ
について二値化し(ステップC9)、RGB成分の二値
化画像データをそれぞれFAX用フォーマットで圧縮し
てファクシミリデータを生成し(ステップC10)、つ
いで内線接続されたファクシミリ装置にリンガー信号を
発生させる(ステップC11)。
【0104】ステップC6の判定結果に基づき、受信デ
ータが静止画像を含むマルチメディアデータではない場
合、何もせずに終了する。ステップC11につづいて、
内線接続したファクシミリ装置が着呼したかどうかを繰
り返し判定する(ステップC12)。ステップC12の
判定結果に基づき、内線接続したファクシミリ装置が着
呼した場合に、ファクシミリデータをファクシミリ装置
へ送信し(ステップC13)、ついで内線の回線を切断
し(ステップC14)、終了する。
【0105】この実施の形態によれば、データ読出書込
手段44によって読み出されたマルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出する静止画像データ抽出手段4
6Aを設け、静止画像データ抽出手段46Aによって抽
出された静止画像データから赤成分、緑成分、青成分を
別々に抽出し、静止画像データの赤成分、緑成分、青成
分をそれぞれ二値化する二値画像変換手段47Aを設
け、二値画像変換手段47Aから出力される赤成分、緑
成分、青成分の二値化画像データをファクシミリ用フォ
ーマットでそれぞれ圧縮してファクシミリデータとして
データ送受信手段へ供給する画像圧縮手段47Bを設
け、データ送受信手段42と内線ファクシミリ装置とを
接続しデータ送受信手段42から出力されるファクシミ
リデータを受け取って内線ファクシミリ装置へ送る内線
接続手段48を設けたので、マルチメディアデータから
静止画像データを抽出し、静止画像データから赤成分、
緑成分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの赤成
分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮してフ
ァクシミリデータを生成し、ファクシミリデータを内線
ファクシミリ装置へ送出することができる。その結果、
高価なプリンタを別途設けることなく、静止画の概略を
紙にプリントアウトして残すことができ、データ記憶手
段43から画像データを読み出してテレビジョン受像機
やモニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手段4
3に記憶させた静止画の概略を把握することができる。
特に、静止画像データの赤成分、緑成分、青成分のそれ
ぞれについてファクシミリデータを送ることができ、こ
れらのファクシミリデータを基にパソコン等でカラー合
成を行うと、色分解能は低いものの画像のカラー再現が
可能である。また、通信媒体が公衆電話回線41である
ので、データ通信にあたって新しく通信システムを構築
することが不要であり、通信コストを低くできる。
【0106】なお、上記の実施の形態では、マルチメデ
ィアデータの受信をすると、これにつづいて自動的にフ
ァクシミリ装置により静止画像データに対応したファク
シミリデータを内線ファクシミリ装置から出力させるよ
うにしたが、データ受信に続いてファクシミリデータを
出力させる必要はない。例えば、ユーザーが受信データ
を確認した後、ファクシミリ出力が必要なもののみ選択
的に内線ファクシミリ装置へ送るようにしてもよい。
【0107】また、この実施の形態では、公衆電話回線
を通じてマルチメディアデータを受信しているが、それ
以外の他の通信媒体、例えば地上波アナログテレビ放
送、衛星アナログテレビ放送、CATVなどの放送波に
重畳されて送られてくるマルチメディアデータでもよい
し、LAN接続あるいは衛星デジタル放送によって送ら
れてくるものであってもよい。
【0108】〔第4の実施の形態;請求項4,5,6,
9,11,12,16,17,18,21,22,33
に対応〕この第4の実施の形態は、通信媒体の一例とし
ての公衆電話回線を通して受信したマルチメディアデー
タをいったんデータ記憶手段に蓄積し、その後データ記
憶手段からマルチメディアデータを読み出し、マルチメ
ディアデータから動画像データを抽出し、動画像データ
から代表的な静止画像データを選択し、静止画像データ
を二値化および圧縮してファクシミリデータを生成し、
ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出すること
を特徴とするデータ受信方法を実施するためのデータ受
信装置の一例としてのセットトップボックスを示すもの
である。以下、その構成および動作を詳細に説明する。
【0109】本発明の第4の実施の形態におけるセット
トップボックスのハードウェア構成は第1の実施の形態
と同様であり、図1に示した通りである。図10は本発
明の第4の実施の形態におけるセットトップボックスの
システム構成を示すブロック図である。このセットトッ
プボックスは、図10に示すように、公衆電話回線51
に接続されたデータ送受信手段52と、データ記憶手段
53と、データ読出書込手段54と、出力手段55と、
画像データ抽出手段56と、FAXデータ生成手段57
と、内線接続手段58とで構成されている。このなか
で、画像データ抽出手段56は動画像データ抽出手段5
6Aと代表静止画像選択手段56Bとからなり、FAX
データ生成手段57は二値画像変換手段57Aと画像圧
縮手段57Bとからなる。
【0110】データ送受信手段52は、マルチメディア
データの送信元との間で公衆電話回線51を通して、マ
ルチメディアデータの受信の前のネゴシエーションを行
ったり、送信元からのマルチメディアデータを受信した
り、またはFAXデータ生成手段57で生成されたファ
クシミリデータを内線ファクシミリ装置へ送る機能を有
する。
【0111】データ記憶手段53は、データ送受信手段
52で受信したマルチメディアデータを記憶する機能を
有する。データ読出書込手段54は、データ送受信手段
52で受信したマルチメディアデータをデータ記憶手段
53へ書き込んだり、あるいはデータ記憶手段53に記
憶したマルチメディアデータを出力手段55へ読み出し
たり、またはマルチメディアデータの受信につづいて自
動的に、もしくはFAX出力指示に従って画像データ抽
出手段56へマルチメディアデータを読み出す機能を有
する。
【0112】出力手段55は、データ読出書込手段54
により読み出されたマルチメディアデータに対応した表
示用信号をモニタ(図示せず)へ出力する機能を有し、
テレビジョン受像機もしくはモニタに接続する信号出力
端子が設けられている。なお、プリンタ接続端子も必要
に応じて設けられる。画像データ抽出手段56を構成す
る動画像データ抽出手段56Aは、データ読出書込手段
54により読み出されたマルチメディアデータから動画
像のみを抽出する機能を有する。画像データ抽出手段5
6を構成する代表静止画像選択手段56Bは、動画像デ
ータ抽出手段56Aにより抽出されたカラーもしくはモ
ノクロの動画像データの中から代表的な静止画像データ
を少なくとも一つ選択する機能を有する。以上の動画像
データ抽出手段56Aと代表静止画像選択手段56Bと
により画像データ抽出手段56が動画像データから代表
的な静止画像データを抽出することになる。マルチメデ
ィアデータについては、図4に示した通りである。な
お、代表静止画像選択手段56Bでは、例えば、動画像
データのなかから代表的な場面の静止画像データを少な
くともひとつ選択する。その選択方法については問わな
いが、例えば動画の先頭の画像を選択したり、あるいは
シーンの変り目を検出しシーンが変化した最初の画像を
選択することが考えられる。
【0113】FAXデータ生成手段57における二値画
像変換手段57Aは、代表静止画像選択手段56Bによ
って選択された代表静止画像データを二値化して二値化
画像データを生成する機能を有する。また、FAXデー
タ生成手段57における画像圧縮手段57Bは、二値画
像変換手段57Aによって生成された二値化画像データ
をファクシミリで送るための形式にデータを圧縮し、デ
ータ送受信手段52へ供給する機能を有する。ファクシ
ミリにおける圧縮形式には、MH圧縮、MR圧縮、MM
R圧縮などの公知の方法がある。以上の二値画像変換手
段57Aと画像圧縮手段57Bとにより、代表静止画像
データからファクシミリデータを生成することになる。
【0114】内線接続手段58は、データ送受信手段5
2と内線接続したファクシミリ装置(図示せず)に対し
てリンガー信号を発生したり、カレントループを発生さ
せる機能を有する。図11はこのセットトップボックス
におけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチャート
である。図11のデータ受信アルゴリズムにおいては、
まず公衆電話回線にリンガー信号が検出されたどうかを
繰り返し判定する(ステップD1)。
【0115】ステップD1の判定結果に基づき、リンガ
ー信号が検出された場合に、回線を接続し(ステップD
2)、ついでデータを受信し(ステップD3)、ついで
受信したデータをメモリに記憶する(ステップD4)、
その後回線を切断する(ステップD5)。ついで、受信
データが動画像を含むマルチメディアデータかどうかを
判定する(ステップD6)。
【0116】ステップD6の判定結果に基づき、受信デ
ータが動画像を含むマルチメディアデータである場合に
は、記憶したデータから動画像データを抽出し(ステッ
プD7)、ついで動画像データの中から代表静止画像デ
ータ(例えば、動画像の最初の1フレーム分の静止画像
データ、またはシーン変り目の最初の1フレーム分の静
止画像データ)を抽出し(ステップD8)、ついで代表
静止画像データを二値化し(ステップD9)、二値化し
た二値化画像データをFAX用フォーマットで圧縮して
ファクシミリデータを生成し(ステップD10)、つい
で内線接続されたファクシミリ装置にリンガー信号を発
生させる(ステップD11)。
【0117】ステップD6の判定結果に基づき、受信デ
ータが動画像を含むマルチメディアデータではない場
合、何もせずに終了する。ステップD11につづいて、
内線接続したファクシミリ装置が着呼したかどうかを繰
り返し判定する(ステップD12)。ステップD12の
判定結果に基づき、内線接続したファクシミリ装置が着
呼した場合に、ファクシミリデータをファクシミリ装置
へ送信し(ステップD13)、ついで内線の回線を切断
し(ステップD14)、終了する。
【0118】この実施の形態によれば、データ読出書込
手段53によって読み出されたマルチメディアデータか
ら動画像データを抽出する動画像データ抽出手段56A
を設け、動画像データ抽出手段56Aによって抽出され
た動画像データの中から代表的な静止画像を選択する代
表静止画像選択手段56Bを設け、代表静止画像選択手
段56Bにより選択された代表静止画像データを二値化
する二値画像変換手段57Aを設け、二値画像変換手段
57Aから出力される二値化画像データをファクシミリ
用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとしてデ
ータ送受信手段52へ供給する画像圧縮手段57Bを設
け、データ送受信手段52と内線ファクシミリ装置とを
接続しデータ送受信手段52から出力されるファクシミ
リデータを受け取って内線ファクシミリ装置へ送る内線
接続手段58を設けたので、マルチメディアデータから
動画像データを抽出し、動画像データから代表的な静止
画像データを選択し、静止画像データを二値化および圧
縮してファクシミリデータを生成し、ファクシミリデー
タを内線ファクシミリ装置へ送出することができる。そ
の結果、高価なプリンタを別途設けることなく、動画の
内容の概略を紙にプリントアウトして残すことができ、
データ記憶手段53から画像データを読み出してテレビ
ジョン受像機やモニタの画面上に表示させる前に、デー
タ記憶手段53に記憶させた動画の内容の概略を把握す
ることができる。また、通信媒体が公衆電話回線51で
あるので、データ通信にあたって新しく通信システムを
構築することが不要であり、通信コストを低くできる。
【0119】なお、上記の実施の形態では、マルチメデ
ィアデータの受信をすると、これにつづいて自動的にフ
ァクシミリ装置により代表静止画像データに対応したフ
ァクシミリデータを内線ファクシミリ装置から出力させ
るようにしたが、データ受信に続いてファクシミリデー
タを出力させる必要はない。例えば、ユーザーが受信デ
ータを確認した後、ファクシミリ出力が必要なもののみ
選択的に内線ファクシミリ装置へ送るようにしてもよ
い。
【0120】また、上記の実施の形態では、FAXデー
タ生成手段57を、二値画像変換手段57Aと画像圧縮
手段57Bとで構成していたが、これに代えて、第2の
実施の形態と同様に、ディザリング(または誤差拡散)
二値画像変換手段と画像圧縮手段とで構成してもよい。
ディザリング(または誤差拡散)による効果は、前述の
実施の形態で述べた通りである。上記の構成は、通信媒
体の一例としての公衆電話回線を通して受信したマルチ
メディアデータをいったんデータ記憶手段に蓄積し、そ
の後データ記憶手段からマルチメディアデータを読み出
し、マルチメディアデータから動画像データを抽出し、
動画像データから代表的な静止画像データを選択し、静
止画像データをディザリング処理または誤差拡散処理し
た上で二値化および圧縮してファクシミリデータを生成
し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出する
ことを特徴とするデータ受信方法を実施するためのデー
タ受信装置としてのセットトップボックスの構成を示し
ている。
【0121】また、第3の実施の形態と同様に、代表静
止画像データからRGB成分を別々に抽出するRGB成
分抽出手段を追加して、RGB成分の各色毎にファクシ
ミリデータを生成するようにしてもよい。RGB成分抽
出による効果は前述の実施の形態で述べたとおりであ
る。上記の構成は、通信媒体の一例としての公衆電話回
線を通して受信したマルチメディアデータをいったんデ
ータ記憶手段に蓄積し、その後データ記憶手段からマル
チメディアデータを読み出し、マルチメディアデータか
ら動画像データを抽出し、動画像データから代表的な静
止画像データを選択し、静止画像データから赤成分、緑
成分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの赤成
分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮してフ
ァクシミリデータを生成し、ファクシミリデータをファ
クシミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受信方
法を実施するためのデータ受信装置としてのセットトッ
プボックスの構成を示している。
【0122】また、この実施の形態では、公衆電話回線
を通じてマルチメディアデータを受信しているが、それ
以外の他の通信媒体、例えば地上波アナログテレビ放
送、衛星アナログテレビ放送、CATVなどの放送波に
重畳されて送られてくるマルチメディアデータでもよい
し、LAN接続あるいは衛星デジタル放送によって送ら
れてくるものであってもよい。
【0123】〔第5の実施の形態;請求項7,9,1
1,12,19,21,22,33に対応〕この第5の
実施の形態は、上記の第1から第5までの各々の実施の
形態の方法に加え、マルチメディアデータから音声デー
タを抽出し、ファクシミリデータとともに音声データを
音声出力機能付のファクシミリ装置へ送出することを特
徴とするデータ受信方法を実施するためのデータ受信装
置の一例としてのセットトップボックスを示すものであ
る。以下、その構成および動作を詳細に説明する。
【0124】本発明の第5の実施の形態におけるセット
トップボックスのハードウェア構成は第1の実施の形態
と同様であり、図1に示した通りである。図12は本発
明の第5の実施の形態におけるセットトップボックスの
システム構成を示すブロック図である。このセットトッ
プボックスは、図12に示すように、公衆電話回線61
に接続されたデータ送受信手段62と、データ記憶手段
63と、データ読出書込手段64と、出力手段65と、
画像データ抽出手段66と、FAXデータ生成手段67
と、内線接続手段68と、音声データ抽出手段69とで
構成されている。このなかで、画像データ抽出手段66
は静止画像データ抽出手段66Aからなり、FAXデー
タ生成手段67は二値画像変換手段67Aと画像圧縮手
段67Bとからなる。
【0125】データ送受信手段62は、マルチメディア
データの送信元との間で公衆電話回線61を通して、マ
ルチメディアデータの受信の前のネゴシエーションを行
ったり、送信元からのマルチメディアデータを受信した
り、またはFAXデータ生成手段67で生成されたファ
クシミリデータを内線ファクシミリ装置へ送ったり、ま
たは音声データ抽出手段69で抽出された音声を音声再
生機能付の内線ファクシミリ装置へ送る機能を有する。
【0126】データ記憶手段63は、データ送受信手段
62で受信したマルチメディアデータを記憶する機能を
有する。データ読出書込手段64は、データ送受信手段
62で受信したマルチメディアデータをデータ記憶手段
63へ書き込んだり、あるいはデータ記憶手段63に記
憶したマルチメディアデータを出力手段65へ読み出し
たり、またはマルチメディアデータの受信につづいて自
動的に、もしくはFAX出力指示に従って画像データ抽
出手段66へマルチメディアデータを読み出す機能を有
する。
【0127】出力手段65は、データ読出書込手段64
により読み出されたマルチメディアデータに対応した表
示用信号をモニタ(図示せず)へ出力する機能を有し、
テレビジョン受像機もしくはモニタに接続する信号出力
端子が設けられている。なお、プリンタ接続端子も必要
に応じて設けられる。画像データ抽出手段66を構成す
る静止画像データ抽出手段66Aは、データ読出書込手
段64により読み出されたマルチメディアデータから静
止画像データのみを抽出する機能を有する。マルチメデ
ィアデータについては図4に示した通りである。
【0128】FAXデータ生成手段67における二値画
像変換手段67Aは、静止画像データ抽出手段66Aに
よって抽出されたカラーあるいはモノクロの静止画像デ
ータを二値化して二値化画像データを生成する機能を有
する。また、FAXデータ生成手段67における画像圧
縮手段67Bは、二値画像変換手段67Aによって生成
された二値化画像データをファクシミリで送るための形
式にデータを圧縮し、データ送受信手段62へ供給する
機能を有する。ファクシミリにおける圧縮形式には、M
H圧縮、MR圧縮、MMR圧縮などの公知の方法があ
る。以上の二値画像変換手段67Aと画像圧縮手段67
Bとにより、静止画像データからファクシミリデータを
生成することになる。
【0129】音声データ抽出手段69は、データ読出書
込手段64により読み出されたマルチメディアデータか
ら音声データのみを抽出してデータ送受信手段62へ供
給する機能を有する。内線接続手段68は、データ送受
信手段62と内線接続したファクシミリ装置(図示せ
ず)に対してリンガー信号を発生したり、カレントルー
プを発生させる機能を有する。
【0130】図13はこのセットトップボックスにおけ
るデータ受信アルゴリズムを示すフローチャートであ
る。図13のデータ受信アルゴリズムにおいては、まず
公衆電話回線にリンガー信号が検出されたどうかを繰り
返し判定する(ステップE1)。ステップE1の判定結
果に基づき、リンガー信号が検出された場合に、回線を
接続し(ステップE2)、ついでデータを受信し(ステ
ップE3)、ついで受信したデータをメモリに記憶する
(ステップE4)、その後回線を切断する(ステップE
5)。
【0131】ついで、受信データが静止画像と音声を含
むマルチメディアデータかどうかを判定する(ステップ
E6)。ステップE6の判定結果に基づき、受信データ
が静止画像と音声を含むマルチメディアデータである場
合には、記憶したデータから音声データを抽出し(ステ
ップE7)、ついで記憶したデータから静止画像データ
を抽出し(ステップE8)、ついで静止画像データを二
値化し(ステップE9)、二値化した二値化画像データ
をFAX用フォーマットで圧縮してファクシミリデータ
を生成し(ステップE10)、ついで内線接続されたフ
ァクシミリ装置にリンガー信号を発生させる(ステップ
E11)。
【0132】ステップE6の判定結果に基づき、受信デ
ータが静止画像と音声を含むマルチメディアデータでは
ない場合、何もせずに終了する。ステップE11につづ
いて、内線接続したファクシミリ装置が着呼したかどう
かを繰り返し判定する(ステップE12)。ステップE
12の判定結果に基づき、内線接続したファクシミリ装
置が着呼した場合に、ファクシミリデータをファクシミ
リ装置へ送信し(ステップE13)、ついで音声データ
を送信し(ステップE14)、ついで内線の回線を切断
し(ステップE15)、終了する。
【0133】この実施の形態によれば、画像情報だけで
なく、それに関連する音声を併せて送ることができ、画
像情報の内容の理解を助けることができる。その他の効
果は、第1の実施の形態と同様である。なお、上記の実
施の形態では、マルチメディアデータの受信をすると、
これにつづいて自動的にファクシミリ装置により静止画
像データに対応したファクシミリデータを内線ファクシ
ミリ装置から出力させるようにしたが、データ受信に続
いてファクシミリデータを出力させる必要はない。例え
ば、ユーザーが受信データを確認した後、ファクシミリ
出力が必要なもののみ選択的に内線ファクシミリ装置へ
送るようにしてもよい。
【0134】また、上記の実施の形態では、FAXデー
タ生成手段67を、二値画像変換手段67Aと画像圧縮
手段67Bとで構成していたが、これに代えて、第2の
実施の形態と同様に、ディザリング(誤差拡散)二値画
像変換手段と画像圧縮手段とで構成してもよく、また第
3の実施の形態と同様に、静止画像データからRGB成
分を別々に抽出するRGB成分抽出手段を追加して、R
GB成分の各色毎にファクシミリデータを生成するよう
にしてもよい。各々の構成による効果は、前述したとお
りである。
【0135】また、図13のフローチャートでは、先に
ファクシミリデータを送信し、後で音声データを送信し
たが、逆に音声データを先に送信し、後でファクシミリ
データを送信してもよい。また、この実施の形態では、
公衆電話回線を通じてマルチメディアデータを受信して
いるが、それ以外の他の通信媒体、例えば地上波アナロ
グテレビ放送、衛星アナログテレビ放送、CATVなど
の放送波に重畳されて送られてくるマルチメディアデー
タでもよいし、LAN接続あるいは衛星デジタル放送に
よって送られてくるものであってもよい。
【0136】〔第6の実施の形態;請求項8,9,1
1,12,20,21,22,33に対応〕この第6の
実施の形態は、上記の第1から第5までの各々の実施の
形態の方法に加え、マルチメディアデータに含まれる印
刷もしくは転送の可否を示す印刷・転送可否情報を検出
し、印刷・転送否と設定されているときに、ファクシミ
リデータのファクシミリ装置への送出を禁止することを
特徴とするデータ受信方法を実施するためのデータ受信
装置の一例としてのセットトップボックスを示すもので
ある。以下、その構成および動作を詳細に説明する。
【0137】本発明の第6の実施の形態におけるセット
トップボックスのハードウェア構成は第1の実施の形態
と同様であり、図1に示した通りである。図14は本発
明の第6の実施の形態におけるセットトップボックスの
システム構成を示すブロック図である。このセットトッ
プボックスは、図14に示すように、公衆電話回線71
に接続されたデータ送受信手段72と、データ記憶手段
73と、データ読出書込手段74と、出力手段75と、
画像データ抽出手段76と、FAXデータ生成手段77
と、内線接続手段78と、印刷・転送可否判定手段79
とで構成されている。このなかで、画像データ抽出手段
76は静止画像データ抽出手段76Aからなり、FAX
データ生成手段77は二値画像変換手段77Aと画像圧
縮手段77Bとからなる。
【0138】データ送受信手段72は、マルチメディア
データの送信元との間で公衆電話回線71を通して、マ
ルチメディアデータの受信の前のネゴシエーションを行
ったり、送信元からのマルチメディアデータを受信した
り、またはFAXデータ生成手段77で生成されたファ
クシミリデータを内線ファクシミリ装置へ送る機能を有
する。
【0139】データ記憶手段73は、データ送受信手段
72で受信したマルチメディアデータを記憶する機能を
有する。データ読出書込手段74は、データ送受信手段
72で受信したマルチメディアデータをデータ記憶手段
73へ書き込んだり、あるいはデータ記憶手段73に記
憶したマルチメディアデータを出力手段75へ読み出し
たり、またはマルチメディアデータの受信につづいて自
動的に、もしくはFAX出力指示に従って画像データ抽
出手段76へマルチメディアデータを読み出す機能を有
する。
【0140】出力手段75は、データ読出書込手段74
により読み出されたマルチメディアデータに対応した表
示用信号をモニタ(図示せず)へ出力する機能を有し、
テレビジョン受像機もしくはモニタに接続する信号出力
端子が設けられている。なお、プリンタ接続端子も必要
に応じて設けられる。画像データ抽出手段76を構成す
る静止画像データ抽出手段76Aは、データ読出書込手
段74により読み出されたマルチメディアデータから静
止画像データのみを抽出する機能を有する。マルチメデ
ィアデータについては図4に示した通りである。なお、
画像データ抽出手段76で静止画像データを抽出できる
のは、印刷・転送許可情報が許可を示す値に設定されて
いるマルチメディアデータのみである。その判別は、後
述の印刷・転送可否判定手段79が行う。
【0141】FAXデータ生成手段77における二値画
像変換手段77Aは、静止画像データ抽出手段76Aに
よって抽出されたカラーあるいはモノクロの静止画像デ
ータを二値化して二値化画像データを生成する機能を有
する。また、FAXデータ生成手段77における画像圧
縮手段77Bは、二値画像変換手段77Aによって生成
された二値化画像データをファクシミリで送るための形
式にデータを圧縮し、データ送受信手段72へ供給する
機能を有する。ファクシミリにおける圧縮形式には、M
H圧縮、MR圧縮、MMR圧縮などの公知の方法があ
る。以上の二値画像変換手段77Aと画像圧縮手段77
Bとにより、静止画像データからファクシミリデータを
生成することになる。
【0142】印刷・転送可否判定手段79は、データ読
出書込手段74によって読み出されたマルチメディアデ
ータが印刷・転送可能かどうかを判定し、印刷・転送可
能な場合にのみマルチメディアデータを画像データ抽出
手段76へ供給する機能を有する。したがって、印刷・
転送不可能のマルチメディアデータについては、内線フ
ァクシミリ装置へ送って印字することはできない。な
お、印刷・転送可否反転手段79での印刷・転送可否の
判定は、マルチメディアデータに含まれている印刷・転
送許可情報に基づいて行われる。図15にマルチメディ
アデータのフォーマットの一例を示す。このフォーマッ
トでは、データヘッダに印刷・転送許可情報X13が付
加されている点が、図4に示したフォーマットと相違す
る。
【0143】内線接続手段78は、データ送受信手段7
2と内線接続したファクシミリ装置(図示せず)に対し
てリンガー信号を発生したり、カレントループを発生さ
せる機能を有する。図16はこのセットトップボックス
におけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチャート
である。図16のデータ受信アルゴリズムにおいては、
まず公衆電話回線にリンガー信号が検出されたどうかを
繰り返し判定する(ステップF1)。
【0144】ステップF1の判定結果に基づき、リンガ
ー信号が検出された場合に、回線を接続し(ステップF
2)、ついでデータを受信し(ステップF3)、ついで
受信したデータをメモリに記憶する(ステップF4)、
その後回線を切断する(ステップF5)。ついで、受信
データが印刷もしくは転送をしてもよいデータであるか
どうかを判定し(ステップF6)、受信データが印刷も
しくは転送をしてもよいデータではない場合には、その
まま終了する。
【0145】ステップF6の判定結果に基づき、受信デ
ータが印刷もしくは転送をしてもよいデータである場合
には、受信データが静止画像を含むマルチメディアデー
タであるかどうかを判定する(ステップF7)。ステッ
プF7の判定結果に基づき、受信データが静止画像を含
むマルチメディアデータである場合には、記憶したデー
タから静止画像データを抽出し(ステップF8)、つい
で静止画像データを二値化し(ステップF9)、二値化
した二値化画像データをFAX用フォーマットで圧縮し
てファクシミリデータを生成し(ステップF10)、つ
いで内線接続されたファクシミリ装置にリンガー信号を
発生させる(ステップF11)。
【0146】ステップF7の判定結果に基づき、受信デ
ータが静止画像を含むマルチメディアデータではない場
合、何もせずに終了する。ステップF11につづいて、
内線接続したファクシミリ装置が着呼したかどうかを繰
り返し判定する(ステップF12)。ステップF12の
判定結果に基づき、内線接続したファクシミリ装置が着
呼した場合に、ファクシミリデータをファクシミリ装置
へ送信し(ステップF13)、ついで内線の回線を切断
し(ステップF14)、終了する。
【0147】この実施の形態によれば、印刷もしくは転
送が禁止されているマルチメディアデータについては自
動的に印刷もしくは転送させないようにすることができ
る。その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
なお、上記の実施の形態では、マルチメディアデータの
受信をすると、これにつづいて自動的にファクシミリ装
置により静止画像データに対応したファクシミリデータ
を内線ファクシミリ装置から出力させるようにしたが、
データ受信に続いてファクシミリデータを出力させる必
要はない。例えば、ユーザーが受信データを確認した
後、ファクシミリ出力が必要なもののみ選択的に内線フ
ァクシミリ装置へ送るようにしてもよい。
【0148】また、この実施の形態は、第1の実施の形
態の構成に、印刷・転送可否判定手段79の構成を追加
したものを示したが、第2、第3、第4および第5の各
実施の形態の構成に、印刷・転送可否判定手段の構成を
追加したものも実施の形態としてあげることができ、印
刷・転送可否判定手段による効果は第6の実施の形態と
同様である。
【0149】また、この実施の形態では、公衆電話回線
を通じてマルチメディアデータを受信しているが、それ
以外の他の通信媒体、例えば地上波アナログテレビ放
送、衛星アナログテレビ放送、CATVなどの放送波に
重畳されて送られてくるマルチメディアデータでもよい
し、LAN接続あるいは衛星デジタル放送によって送ら
れてくるものであってもよい。
【0150】〔第7の実施の形態;請求項10,11,
12,23〜31,32,33に対応〕上記の第1から
第6までの各々の実施の形態は内線接続した内線ファク
シミリ装置に対応したものであったのに対し、この第7
の実施の形態は、これに代えて公衆電話回線に接続した
ファクシミリ装置、すなわち外線ファクシミリ装置に対
応したものであり、内線接続したファクシミリ装置と公
衆電話回線に接続したファクシミリ装置の違いを除け
ば、第1から第6までの実施の形態と同様である。上記
においては、内線を通してファクシミリデータが送られ
るファクシミリ装置と、公衆電話回線を通してファクシ
ミリデータが送られるファクシミリ装置とを区別するた
めに、前者を内線ファクシミリ装置と称し、後者を外線
ファクシミリ装置と称している。以下、データ受信方法
を実施するためのデータ受信装置の一例としてのセット
トップボックスを示すものである。以下、その構成およ
び動作を詳細に説明する。
【0151】本発明の第7の実施の形態におけるセット
トップボックスのハードウェア構成は第1の実施の形態
と同様であり、図1に示した通りである。図17は本発
明の第7の実施の形態におけるセットトップボックスの
システム構成を示すブロック図である。このセットトッ
プボックスは、図17に示すように、公衆電話回線81
に接続されたデータ送受信手段82と、データ記憶手段
83と、データ読出書込手段84と、出力手段85と、
画像データ抽出手段86と、FAXデータ生成手段87
と、ダイヤル手段88と、印刷・転送可否判定手段89
と、音声データ抽出手段90とで構成されている。この
なかで、画像データ抽出手段86は静止画像データ抽出
手段86Aからなり、FAXデータ生成手段87は二値
画像変換手段87Aと画像圧縮手段87Bとからなる。
【0152】データ送受信手段82は、マルチメディア
データの送信元との間で公衆電話回線81を通して、マ
ルチメディアデータの受信の前のネゴシエーションを行
ったり、送信元からのマルチメディアデータを受信した
り、またはFAXデータ生成手段87で生成されたファ
クシミリデータを公衆電話回線を通して他の外部のファ
クシミリ装置へ送ったり、または音声データ抽出手段8
9で抽出された音声を音声再生機能付の他の外部のファ
クシミリ装置へ送る機能を有する。
【0153】データ記憶手段83は、データ送受信手段
82で受信したマルチメディアデータを記憶する機能を
有する。データ読出書込手段84は、データ送受信手段
82で受信したマルチメディアデータをデータ記憶手段
83へ書き込んだり、あるいはデータ記憶手段83に記
憶したマルチメディアデータを出力手段85へ読み出し
たり、またはマルチメディアデータの受信につづいて自
動的に、もしくはFAX出力指示に従って画像データ抽
出手段86へマルチメディアデータを読み出す機能を有
する。
【0154】出力手段85は、データ読出書込手段84
により読み出されたマルチメディアデータに対応した表
示用信号をモニタ(図示せず)へ出力する機能を有し、
テレビジョン受像機もしくはモニタに接続する信号出力
端子が設けられている。なお、プリンタ接続端子も必要
に応じて設けられる。画像データ抽出手段86を構成す
る静止画像データ抽出手段86Aは、データ読出書込手
段84により読み出されたマルチメディアデータから静
止画像データのみを抽出する機能を有する。マルチメデ
ィアデータについては図4に示した通りである。なお、
画像データ抽出手段86で静止画像データを抽出できる
のは、印刷・転送許可情報が許可を示す状態(“1”ま
たは“0”の何れか)に設定されているマルチメディア
データのみである。その判別は、後述の印刷・転送可否
判定手段89が行う。
【0155】FAXデータ生成手段87における二値画
像変換手段87Aは、静止画像データ抽出手段86Aに
よって抽出されたカラーあるいはモノクロの静止画像デ
ータを二値化して二値化画像データを生成する機能を有
する。また、FAXデータ生成手段87における画像圧
縮手段87Bは、二値画像変換手段87Aによって生成
された二値化画像データをファクシミリで送るための形
式にデータを圧縮し、データ送受信手段82へ供給する
機能を有する。ファクシミリにおける圧縮形式には、M
H圧縮、MR圧縮、MMR圧縮などの公知の方法があ
る。以上の二値画像変換手段87Aと画像圧縮手段87
Bとにより、静止画像データからファクシミリデータを
生成することになる。
【0156】音声データ抽出手段90は、データ読出書
込手段94により読み出されたマルチメディアデータか
ら音声データのみを抽出してデータ送受信手段92へ供
給する機能を有する。印刷・転送可否判定手段89は、
データ読出書込手段84によって読み出されたマルチメ
ディアデータが印刷・転送可能かどうかを判定し、印刷
・転送可能な場合にのみマルチメディアデータを画像デ
ータ抽出手段86および音声データ抽出手段90へ供給
する機能を有する。したがって、印刷・転送不可能のマ
ルチメディアデータについては、他のファクシミリ装置
へ送って印字したり、音声を他のファクシミリ装置へ送
って再生させるということはできない。なお、印刷・転
送可否反転手段89での印刷・転送可否の判定は、マル
チメディアデータに含まれている印刷・転送許可情報に
基づいて行われる。図15にマルチメディアデータにつ
いては、図15に示した通りである。
【0157】ダイヤル手段88は、公衆電話回線81に
接続された外部ファクシミリ装置(図示せず)を呼び出
すためのダイヤル発信機能を有する。図18はこのセッ
トトップボックスにおけるデータ受信アルゴリズムを示
すフローチャートである。図18のデータ受信アルゴリ
ズムにおいては、まず公衆電話回線にリンガー信号が検
出されたどうかを繰り返し判定する(ステップG1)。
【0158】ステップG1の判定結果に基づき、リンガ
ー信号が検出された場合に、回線を接続し(ステップG
2)、ついでデータを受信し(ステップG3)、ついで
受信したデータをメモリに記憶する(ステップG4)、
その後回線を切断する(ステップG5)。ついで、受信
データが印刷もしくは転送をしてもよいデータであるか
どうかを判定し(ステップG6)、受信データが印刷も
しくは転送をしてもよいデータではない場合には、その
まま終了する。
【0159】ステップG6の判定結果に基づき、受信デ
ータが印刷もしくは転送をしてもよいデータである場合
には、受信データが音声と静止画像を含むマルチメディ
アデータであるかどうかを判定する(ステップG7)。
ステップG7の判定結果に基づき、受信データが音声と
静止画像を含むマルチメディアデータである場合には、
記憶したデータから音声データを抽出し(ステップG
8)、ついで記憶したデータから静止画像データを抽出
し(ステップG9)、ついで静止画像データを二値化し
(ステップG10)、二値化した二値化画像データをF
AX用フォーマットで圧縮してファクシミリデータを生
成し(ステップG11)、ついで相手先のファクシミリ
装置(外部ファクシミリ装置)にダイヤルする(ステッ
プG12)。
【0160】ステップG7の判定結果に基づき、受信デ
ータが音声と静止画像を含むマルチメディアデータでは
ない場合、何もせずに終了する。ステップG12につづ
いて、相手先のファクシミリ装置が着呼したかどうかを
繰り返し判定する(ステップG13)。ステップG13
の判定結果に基づき、相手先のファクシミリ装置が着呼
した場合に、ファクシミリデータを相手先のファクシミ
リ装置へ送信し(ステップG14)、ついで音声データ
を送信し(ステップG15)、ついで回線を切断し(ス
テップG16)、終了する。
【0161】この実施の形態によれば、公衆電話回線に
接続された他のファクシミリ装置へ静止画あるいは動画
等から作成したファクシミリデータを転送することがで
きる他、第5および第6の実施の形態と同様の効果を有
する。なお、上記の実施の形態では、マルチメディアデ
ータの受信をすると、これにつづいて自動的にファクシ
ミリ装置により静止画像データに対応したファクシミリ
データを公衆電話回線に接続された他のファクシミリ装
置から出力させるようにしたが、データ受信に続いてフ
ァクシミリデータを出力させる必要はない。例えば、ユ
ーザーが受信データを確認した後、ファクシミリ出力が
必要なもののみ選択的に公衆電話回線に接続された他の
ファクシミリ装置へ送るようにしてもよい。
【0162】また、上記の実施の形態では、印刷・転送
可否判定手段89と音声データ抽出手段90が設けられ
ていたが、これらはいずれも必要なものではないので、
省くことができる。また、第2の実施の形態の内線接続
手段をダイヤル手段に変更して、他のファクシミリ装置
へファクシミリデータを送るものも実施の形態として考
えることができる。同様に、第3の実施の形態の内線接
続手段をダイヤル手段に変更して、他のファクシミリ装
置へファクシミリデータを送るものも実施の形態として
考えることができる。
【0163】また、この実施の形態では、公衆電話回線
を通じてマルチメディアデータを受信しているが、それ
以外の他の通信媒体、例えば地上波アナログテレビ放
送、衛星アナログテレビ放送、CATVなどの放送波に
重畳されて送られてくるマルチメディアデータでもよい
し、LAN接続あるいは衛星デジタル放送によって送ら
れてくるものであってもよい。
【0164】〔第8の実施の形態;請求項34に対応〕
この第8の実施の形態は、第1から第7までの実施の形
態におけるデータ受信方法を実施するためのデータ受信
装置の一例としてのテレビジョン受像機を示すものであ
る。以下、その構成および動作を詳細に説明する。図1
9は本発明の第8の実施の形態におけるテレビジョン受
像機のハードウェア構成を示すブロック図である。この
テレビジョン受像機は、図19に示すように、CPU1
と、RAM等の主記憶装置2と、ハードディスクドライ
ブ装置やフラッシュメモリ装置等の補助記憶装置3と、
データ送受信手段4と、VRAM(ビデオRAM)5
と、画像を表示させるための表示用信号を出力する出力
手段6と、テレビジョン放送を受信するためのテレビ受
信手段7と、テレビ受信手段7で受信したテレビジョン
放送を表示するためのテレビ表示手段(ブラウン管を含
む)8とで構成されている。なお、出力手段6には、テ
レビジョン受像機もしくはモニタに接続する信号出力端
子が設けられている。また、プリンタ接続端子も必要に
応じて設けられる。
【0165】本発明の第8の実施の形態におけるテレビ
ジョン受像機のシステム構成は、第1、第2、第3、第
4、第5、第6または第7の実施の形態におけるセット
トップボックスのシステム構成に対して、テレビ受信機
能およびテレビ表示機能が追加されている以外は、第
1、第2、第3、第4、第5、第6または第7の実施の
形態と同様であるので、説明は省略する。
【0166】また、本発明の第8の実施の形態における
テレビジョン受像機におけるデータ受信アルゴリズム
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6または第7の
実施の形態のセットトップボックスにおけるデータ受信
アルゴリズムと同様であるので、説明は省略する。この
実施の形態によると、テレビジョン放送を受信して表示
することができる他、テレビ表示機能を利用すること
で、特に外部にモニタを接続しなくても、テレビ画面上
にテレビジョン放送に代えて、マルチメディアデータを
表示したり、あるいは画面を分割して一方にテレビジョ
ン放送を表示し、他方にマルチメディアデータを表示す
ることが可能となるという効果が、第1、第2、第3、
第4、第5、第6または第7の実施の形態の効果に加わ
ることになる。なお、表示の形態は第1、第2、第3、
第4、第5、第6または第7の実施の形態と同様であ
る。また、外部モニタや外部テレビジョン受像機におけ
る表示形態も、上記のテレビ画面の表示形態と同様にす
ることができる。
【0167】〔第9の実施の形態;請求項35に対応〕
この第9の実施の形態は、第1から第7までの実施の形
態におけるデータ受信方法を実施するためのデータ受信
装置の一例としてのファクシミリ装置を示すものであ
る。以下、その構成および動作を詳細に説明する。図2
0は本発明の第9の実施の形態におけるファクシミリ装
置のハードウェア構成を示すブロック図である。このフ
ァクシミリ装置は、図20に示すように、CPU1と、
RAM等の主記憶装置2と、ハードディスクドライブ装
置やフラッシュメモリ装置等の補助記憶装置3と、デー
タ送受信手段4と、VRAM(ビデオRAM)5と、画
像を表示させるための表示用信号を出力する出力手段6
と、ファクシミリ送信すべき原稿を読み取る画像読取手
段9と、受信したファクシミリデータを画像としてプリ
ントアウトする画像出力手段(印字装置を含む)10と
で構成されている。なお、出力手段6には、テレビジョ
ン受像機もしくはモニタに接続する信号出力端子が設け
られている。また、プリンタ接続端子も必要に応じて設
けられる。
【0168】本発明の第9の実施の形態におけるファク
シミリ装置のシステム構成は、第1、第2、第3、第
4、第5、第6または第7の実施の形態におけるセット
トップボックスのシステム構成に対して、ファクシミリ
データの送信のための画像読取機能およびファクシミリ
データの受信のための画像出力機能が追加されている以
外は、第1、第2、第3、第4、第5、第6または第7
の実施の形態と同様であるので、説明は省略する。
【0169】また、本発明の第9の実施の形態における
ファクシミリ装置におけるデータ受信アルゴリズムは、
第1、第2、第3、第4、第5、第6または第7の実施
の形態におけるセットトップボックスにおけるデータ受
信アルゴリズムと同様であるので、説明は省略する。こ
の実施の形態によると、外部にスキャナや印字装置を接
続することなしに、ファクシミリデータを送信すること
ができるとともに、ファクシミリデータを受信してプリ
ントアウトすることができるという効果が、第1、第
2、第3、第4、第5、第6または第7の各実施の形態
の効果に加わることになる。
【0170】
【発明の効果】請求項1記載のデータ受信方法によれ
ば、マルチメディアデータから静止画像データを抽出
し、静止画像データを二値化および圧縮してファクシミ
リデータを生成し、ファクシミリデータをファクシミリ
装置へ送出するので、高価なプリンタを別途設けること
なく、静止画の概略を紙にプリントアウトして残すこと
ができ、データ記憶手段から画像データを読み出してテ
レビジョン受像機やモニタの画面上に表示させる前に、
データ記憶手段に記憶させた静止画の概略を把握するこ
とができる。
【0171】請求項2記載のデータ受信方法によれば、
マルチメディアデータから静止画像データを抽出し、静
止画像データをディザリング処理または誤差拡散処理し
た上で二値化および圧縮してファクシミリデータを生成
し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出する
ので、高価なプリンタを別途設けることなく、静止画の
概略を紙にプリントアウトして残すことができ、データ
記憶手段から画像データを読み出してテレビジョン受像
機やモニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手段
に記憶させた静止画の概略を把握することができる。特
に、ディザリング処理または誤差拡散処理を行うので、
プリントアウト後の画質を高めることができる。
【0172】請求項3記載のデータ受信方法によれば、
マルチメディアデータから静止画像データを抽出し、静
止画像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出
し、静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞ
れ二値化および圧縮してファクシミリデータを生成し、
ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出するの
で、高価なプリンタを別途設けることなく、静止画の概
略を紙にプリントアウトして残すことができ、データ記
憶手段から画像データを読み出してテレビジョン受像機
やモニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手段に
記憶させた静止画の概略を把握することができる。特
に、静止画像データの赤成分、緑成分、青成分のそれぞ
れについてファクシミリデータを送るので、これらのフ
ァクシミリデータを基にパソコン等でカラー合成を行う
と、色分解能は低いものの画像のカラー再現が可能であ
る。
【0173】請求項4記載のデータ受信方法によれば、
マルチメディアデータから動画像データを抽出し、動画
像データから代表的な静止画像データを選択し、静止画
像データを二値化および圧縮してファクシミリデータを
生成し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出
するので、高価なプリンタを別途設けることなく、動画
の内容の概略を紙にプリントアウトして残すことがで
き、データ記憶手段から画像データを読み出してテレビ
ジョン受像機やモニタの画面上に表示させる前に、デー
タ記憶手段に記憶させた動画の内容の概略を把握するこ
とができる。
【0174】請求項5記載のデータ受信方法によれば、
マルチメディアデータから動画像データを抽出し、動画
像データから代表的な静止画像データを選択し、静止画
像データをディザリング処理または誤差拡散処理した上
で二値化および圧縮してファクシミリデータを生成し、
ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出するの
で、高価なプリンタを別途設けることなく、動画の内容
の概略を紙にプリントアウトして残すことができ、デー
タ記憶手段から画像データを読み出してテレビジョン受
像機やモニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手
段に記憶させた動画の内容の概略を把握することができ
る。特に、ディザリング処理または誤差拡散処理を行う
ので、プリントアウト後の画質を高めることができる。
【0175】請求項6記載のデータ受信方法によれば、
マルチメディアデータから動画像データを抽出し、動画
像データから代表的な静止画像データを選択し、静止画
像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、
静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二
値化および圧縮してファクシミリデータを生成し、ファ
クシミリデータをファクシミリ装置へ送出するので、高
価なプリンタを別途設けることなく、動画の内容の概略
を紙にプリントアウトして残すことができ、データ記憶
手段から画像データを読み出してテレビジョン受像機や
モニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記
憶させた動画の内容の概略を把握することができる。特
に、静止画像データの赤成分、緑成分、青成分のそれぞ
れについてファクシミリデータを送るので、これらのフ
ァクシミリデータを基にパソコン等でカラー合成を行う
と、色分解能は低いものの画像のカラー再現が可能であ
る。
【0176】請求項7記載のデータ受信方法によれば、
マルチメディアデータから音声データを抽出し、ファク
シミリデータとともに音声データを音声出力機能付のフ
ァクシミリ装置へ送出するので、請求項1、請求項2、
請求項3、請求項4、請求項5または請求項6記載の効
果に加え、画像情報だけでなく、それに関連する音声を
併せて送ることができ、画像情報の内容の理解を助ける
ことができる。
【0177】請求項8記載のデータ受信方法によれば、
マルチメディアデータに含まれる印刷もしくは転送の可
否を示す印刷・転送可否情報を検出し、印刷・転送否と
設定されているときに、ファクシミリデータのファクシ
ミリ装置への送出を禁止するので、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6記載
の方法の効果に加え、印刷もしくは転送が禁止されてい
るマルチメディアデータについては自動的に印刷もしく
は転送させないようにすることができる。
【0178】請求項9記載のデータ受信方法によれば、
内線ファクシミリ装置に対してリンガー信号を発生し、
内線ファクシミリ装置の着呼を検出した後にファクシミ
リデータを内線ファクシミリ装置へ送出するので、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または
請求項6記載の効果に加え、内線ファクシミリ装置へ正
しくファクシミリデータを送ることができる。
【0179】請求項10記載のデータ受信方法によれ
ば、外線ファクシミリ装置の電話番号にダイヤルをし、
外線ファクシミリ装置の着呼を検出した後にファクシミ
リデータを公衆電話回線に送出するので、請求項1、請
求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6
記載の効果に加え、外線ファクシミリ装置に正しくファ
クシミリデータを送ることができる。
【0180】請求項11記載のデータ受信方法によれ
ば、ファクシミリ出力指示を与えたマルチメディアデー
タについて選択的にファクシミリデータをファクシミリ
装置へ送出するので、請求項1、請求項2、請求項3、
請求項4、請求項5または請求項6記載の方法による効
果に加え、静止画や動画の内容の概略を必要なもののみ
紙にプリントアウトして残すことができる。
【0181】請求項12記載のデータ受信方法によれ
ば、通信媒体として公衆電話回線を用いるので、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
求項6記載の方法による効果に加え、通信媒体が公衆電
話回線であるので、データ通信にあたって新しく通信シ
ステムを構築することが不要であり、通信コストを低く
できる。請求項13記載のデータ受信装置によれば、デ
ータ読出書込手段によって読み出されたマルチメディア
データから静止画像データを抽出する静止画像データ抽
出手段を設け、静止画像データ抽出手段によって抽出さ
れた静止画像データを二値化する二値画像変換手段を設
け、二値画像変換手段から出力される二値化画像データ
をファクシミリ用フォーマットで圧縮してファクシミリ
データとしてデータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段
を設け、データ送受信手段と内線ファクシミリ装置とを
接続しデータ送受信手段から出力されるファクシミリデ
ータを受け取って内線ファクシミリ装置へ送る内線接続
手段を設けたので、マルチメディアデータから静止画像
データを抽出し、静止画像データを二値化および圧縮し
てファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータを
ファクシミリ装置へ送出することができる。その結果、
高価なプリンタを別途設けることなく、静止画や動画の
内容の概略を紙にプリントアウトして残すことができ、
データ記憶手段から画像データを読み出してテレビジョ
ン受像機やモニタの画面上に表示させる前に、データ記
憶手段に記憶させた静止画や動画の内容の概略を把握す
ることができる。
【0182】請求項14記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから静止画像データを抽出する静止画像デ
ータ抽出手段を設け、静止画像データ抽出手段によって
抽出された静止画像データをディザリング処理または誤
差拡散処理を行った上で二値化する二値画像変換手段を
設け、二値画像変換手段から出力される二値化画像デー
タをファクシミリ用フォーマットで圧縮してファクシミ
リデータとしてデータ送受信手段へ供給する画像圧縮手
段を設け、データ送受信手段と内線ファクシミリ装置と
を接続しデータ送受信手段から出力されるファクシミリ
データを受け取って内線ファクシミリ装置へ送る内線接
続手段を設けたので、マルチメディアデータから静止画
像データを抽出し、静止画像データをディザリング処理
または誤差拡散処理した上で二値化および圧縮してファ
クシミリデータを生成し、ファクシミリデータをファク
シミリ装置へ送出することができる。その結果、高価な
プリンタを別途設けることなく、静止画の概略を紙にプ
リントアウトして残すことができ、データ記憶手段から
画像データを読み出してテレビジョン受像機やモニタの
画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた
静止画の概略を把握することができる。特に、ディザリ
ング処理または誤差拡散処理を行うことができ、プリン
トアウト後の画質を高めることができる。
【0183】請求項15記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから静止画像データを抽出する静止画像デ
ータ抽出手段を設け、静止画像データ抽出手段によって
抽出された静止画像データから赤成分、緑成分、青成分
を別々に抽出し、静止画像データの赤成分、緑成分、青
成分をそれぞれ二値化する二値画像変換手段を設け、二
値画像変換手段から出力される赤成分、緑成分、青成分
の二値化画像データをファクシミリ用フォーマットでそ
れぞれ圧縮してファクシミリデータとしてデータ送受信
手段へ供給する画像圧縮手段を設け、データ送受信手段
と内線ファクシミリ装置とを接続しデータ送受信手段か
ら出力されるファクシミリデータを受け取って内線ファ
クシミリ装置へ送る内線接続手段を設けたので、マルチ
メディアデータから静止画像データを抽出し、静止画像
データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、静
止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二値
化および圧縮してファクシミリデータを生成し、ファク
シミリデータをファクシミリ装置へ送出することができ
る。その結果、高価なプリンタを別途設けることなく、
静止画の概略を紙にプリントアウトして残すことがで
き、データ記憶手段から画像データを読み出してテレビ
ジョン受像機やモニタの画面上に表示させる前に、デー
タ記憶手段に記憶させた静止画の概略を把握することが
できる。特に、静止画像データの赤成分、緑成分、青成
分のそれぞれについてファクシミリデータを送ることが
でき、これらのファクシミリデータを基にパソコン等で
カラー合成を行うと、色分解能は低いものの画像のカラ
ー再現が可能である。
【0184】請求項16記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから動画像データを抽出する動画像データ
抽出手段を設け、動画像データ抽出手段によって抽出さ
れた動画像データの中から代表的な静止画像を選択する
代表静止画像選択手段を設け、代表静止画像選択手段に
より選択された代表静止画像データを二値化する二値画
像変換手段を設け、二値画像変換手段から出力される二
値化画像データをファクシミリ用フォーマットで圧縮し
てファクシミリデータとしてデータ送受信手段へ供給す
る画像圧縮手段を設け、データ送受信手段と内線ファク
シミリ装置とを接続しデータ送受信手段から出力される
ファクシミリデータを受け取って内線ファクシミリ装置
へ送る内線接続手段を設けたので、マルチメディアデー
タから動画像データを抽出し、動画像データから代表的
な静止画像データを選択し、静止画像データを二値化お
よび圧縮してファクシミリデータを生成し、ファクシミ
リデータをファクシミリ装置へ送出することができる。
その結果、高価なプリンタを別途設けることなく、動画
の内容の概略を紙にプリントアウトして残すことがで
き、データ記憶手段から画像データを読み出してテレビ
ジョン受像機やモニタの画面上に表示させる前に、デー
タ記憶手段に記憶させた動画の内容の概略を把握するこ
とができる。
【0185】請求項17記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから動画像データを抽出する動画像データ
抽出手段を設け、動画像データ抽出手段によって抽出さ
れた動画像データの中から代表的な静止画像を選択する
代表静止画像選択手段を設け、代表静止画像選択手段に
より選択された代表静止画像データをディザリング処理
または誤差拡散処理を行った上で二値化する二値画像変
換手段を設け、二値画像変換手段から出力される二値化
画像データをファクシミリ用フォーマットで圧縮してフ
ァクシミリデータとしてデータ送受信手段へ供給する画
像圧縮手段を設け、データ送受信手段と内線ファクシミ
リ装置とを接続しデータ送受信手段から出力されるファ
クシミリデータを受け取って内線ファクシミリ装置へ送
る内線接続手段を設けたので、マルチメディアデータか
ら動画像データを抽出し、動画像データから代表的な静
止画像データを選択し、静止画像データをディザリング
処理または誤差拡散処理した上で二値化および圧縮して
ファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータをフ
ァクシミリ装置へ送出することができる。その結果、高
価なプリンタを別途設けることなく、動画の内容の概略
を紙にプリントアウトして残すことができ、データ記憶
手段から画像データを読み出してテレビジョン受像機や
モニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記
憶させた動画の内容の概略を把握することができる。特
に、ディザリング処理または誤差拡散処理を行うことが
でき、プリントアウト後の画質を高めることができる。
【0186】請求項18記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから動画像データを抽出する動画像データ
抽出手段を設け、動画像データ抽出手段によって抽出さ
れた動画像データの中から代表的な静止画像を選択する
代表静止画像選択手段を設け、代表静止画像選択手段に
より選択された代表静止画像データから赤成分、緑成
分、青成分を別々に抽出し、代表静止画像データの赤成
分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化する二値画像変換
手段を設け、二値画像変換手段から出力される赤成分、
緑成分、青成分の二値化画像データをファクシミリ用フ
ォーマットでそれぞれ圧縮してファクシミリデータとし
てデータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、デ
ータ送受信手段と内線ファクシミリ装置とを接続しデー
タ送受信手段から出力されるファクシミリデータを受け
取って内線ファクシミリ装置へ送る内線接続手段を設け
たので、マルチメディアデータから動画像データを抽出
し、動画像データから代表的な静止画像データを選択
し、静止画像データから赤成分、緑成分、青成分を別々
に抽出し、静止画像データの赤成分、緑成分、青成分を
それぞれ二値化および圧縮してファクシミリデータを生
成し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ送出す
ることができる。その結果、高価なプリンタを別途設け
ることなく、動画の内容の概略を紙にプリントアウトし
て残すことができ、データ記憶手段から画像データを読
み出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に表示さ
せる前に、データ記憶手段に記憶させた動画の内容の概
略を把握することができる。特に、静止画像データの赤
成分、緑成分、青成分のそれぞれについてファクシミリ
データを送ることができ、これらのファクシミリデータ
を基にパソコン等でカラー合成を行うと、色分解能は低
いものの画像のカラー再現が可能である。
【0187】請求項19記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから音声データを抽出してデータ送受信手
段へ供給する音声データ抽出手段を設け、内線接続手段
を介して音声出力機能付の内線ファクシミリ装置へ送る
ようにしたので、請求項13、請求項14、請求項1
5、請求項16、請求項17または請求項18記載の構
成の効果に加え、画像情報だけでなく、それに関連する
音声を併せて送ることができ、画像情報の内容の理解を
助けることができる。
【0188】請求項20記載のデータ受信装置によれ
ば、マルチメディアデータに含まれる印刷もしくは転送
の可否を示す印刷・転送可否情報を検出する印刷・転送
可否判定手段を設け、この印刷・転送可否判定手段によ
る印刷もしくは転送の否の判定結果に応答してファクシ
ミリデータのファクシミリ装置への送出を禁止するよう
にしたので、請求項13、請求項14、請求項15、請
求項16、請求項17または請求項18記載の構成の効
果に加え、印刷もしくは転送が禁止されているマルチメ
ディアデータについては自動的に印刷もしくは転送させ
ないようにすることができる。
【0189】請求項21記載のデータ受信装置によれ
ば、ファクシミリ出力指示を与えたマルチメディアデー
タについて選択的にファクシミリデータを内線ファクシ
ミリ装置へ送出するようにしたので、請求項13、請求
項14、請求項15、請求項16、請求項17または請
求項18記載の構成による効果に加え、静止画や動画の
内容の概略を必要なもののみ紙にプリントアウトして残
すことができる。
【0190】請求項22記載のデータ受信装置によれ
ば、通信媒体として公衆電話回線を用いたので、請求項
13、請求項14、請求項15、請求項16、請求項1
7または請求項18記載の構成による効果に加え、通信
媒体が公衆電話回線であるので、データ通信にあたって
新しく通信システムを構築することが不要であり、通信
コストを低くできる。
【0191】請求項23記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから静止画像データを抽出する静止画像デ
ータ抽出手段を設け、静止画像データ抽出手段によって
抽出された静止画像データを二値化する二値画像変換手
段を設け、二値画像変換手段から出力される二値化画像
データをファクシミリ用フォーマットで圧縮してファク
シミリデータとしてデータ送受信手段へ供給する画像圧
縮手段を設け、公衆電話回線に接続された外線ファクシ
ミリ装置の電話番号をダイヤルするダイヤル手段を設け
たので、マルチメディアデータから静止画像データを抽
出し、静止画像データを二値化および圧縮してファクシ
ミリデータを生成し、ファクシミリデータをファクシミ
リ装置へ送出することができる。その結果、高価なプリ
ンタを別途設けることなく、静止画や動画の内容の概略
を紙にプリントアウトして残すことができ、データ記憶
手段から画像データを読み出してテレビジョン受像機や
モニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記
憶させた静止画や動画の内容の概略を把握することがで
きる。
【0192】請求項24記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから静止画像データを抽出する静止画像デ
ータ抽出手段を設け、静止画像データ抽出手段によって
抽出された静止画像データをディザリング処理または誤
差拡散処理を行った上で二値化する二値画像変換手段を
設け、二値画像変換手段から出力される二値化画像デー
タをファクシミリ用フォーマットで圧縮してファクシミ
リデータとしてデータ送受信手段へ供給する画像圧縮手
段を設け、公衆電話回線に接続された外線ファクシミリ
装置の電話番号をダイヤルするダイヤル手段を設けてい
るので、マルチメディアデータから静止画像データを抽
出し、静止画像データをディザリング処理または誤差拡
散処理した上で二値化および圧縮してファクシミリデー
タを生成し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ
送出することができる。その結果、高価なプリンタを別
途設けることなく、静止画の概略を紙にプリントアウト
して残すことができ、データ記憶手段から画像データを
読み出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に表示
させる前に、データ記憶手段に記憶させた静止画の概略
を把握することができる。特に、ディザリング処理また
は誤差拡散処理を行うことができ、プリントアウト後の
画質を高めることができる。
【0193】請求項25記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから静止画像データを抽出する静止画像デ
ータ抽出手段を設け、静止画像データ抽出手段によって
抽出された静止画像データから赤成分、緑成分、青成分
を別々に抽出し、静止画像データの赤成分、緑成分、青
成分をそれぞれ二値化する二値画像変換手段を設け、二
値画像変換手段から出力される赤成分、緑成分、青成分
の二値化画像データをファクシミリ用フォーマットでそ
れぞれ圧縮してファクシミリデータとしてデータ送受信
手段へ供給する画像圧縮手段を設け、公衆電話回線に接
続された外線ファクシミリ装置の電話番号をダイヤルす
るダイヤル手段を設けたので、マルチメディアデータか
ら静止画像データを抽出し、静止画像データから赤成
分、緑成分、青成分を別々に抽出し、静止画像データの
赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮し
てファクシミリデータを生成し、ファクシミリデータを
ファクシミリ装置へ送出することができる。その結果、
高価なプリンタを別途設けることなく、静止画の概略を
紙にプリントアウトして残すことができ、データ記憶手
段から画像データを読み出してテレビジョン受像機やモ
ニタの画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記憶
させた静止画の概略を把握することができる。特に、静
止画像データの赤成分、緑成分、青成分のそれぞれにつ
いてファクシミリデータを送ることができ、これらのフ
ァクシミリデータを基にパソコン等でカラー合成を行う
と、色分解能は低いものの画像のカラー再現が可能であ
る。
【0194】請求項26記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから動画像データを抽出する動画像データ
抽出手段を設け、動画像データ抽出手段によって抽出さ
れた動画像データの中から代表的な静止画像を選択する
代表静止画像選択手段を設け、代表静止画像選択手段に
より選択された代表静止画像データを二値化する二値画
像変換手段を設け、二値画像変換手段から出力される二
値化画像データをファクシミリ用フォーマットで圧縮し
てファクシミリデータとしてデータ送受信手段へ供給す
る画像圧縮手段を設け、公衆電話回線に接続された外線
ファクシミリ装置の電話番号をダイヤルするダイヤル手
段を設けたので、マルチメディアデータから動画像デー
タを抽出し、動画像データから代表的な静止画像データ
を選択し、静止画像データを二値化および圧縮してファ
クシミリデータを生成し、ファクシミリデータをファク
シミリ装置へ送出することができる。その結果、高価な
プリンタを別途設けることなく、動画の内容の概略を紙
にプリントアウトして残すことができ、データ記憶手段
から画像データを読み出してテレビジョン受像機やモニ
タの画面上に表示させる前に、データ記憶手段に記憶さ
せた動画の内容の概略を把握することができる。
【0195】請求項27記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから動画像データを抽出する動画像データ
抽出手段を設け、動画像データ抽出手段によって抽出さ
れた動画像データの中から代表的な静止画像を選択する
代表静止画像選択手段を設け、代表静止画像選択手段に
より選択された代表静止画像データをディザリング処理
または誤差拡散処理を行った上で二値化する二値画像変
換手段を設け、二値画像変換手段から出力される二値化
画像データをファクシミリ用フォーマットで圧縮してフ
ァクシミリデータとしてデータ送受信手段へ供給する画
像圧縮手段を設け、公衆電話回線に接続された外線ファ
クシミリ装置の電話番号をダイヤルするダイヤル手段を
設けたので、マルチメディアデータから動画像データを
抽出し、動画像データから代表的な静止画像データを選
択し、静止画像データをディザリング処理または誤差拡
散処理した上で二値化および圧縮してファクシミリデー
タを生成し、ファクシミリデータをファクシミリ装置へ
送出することができる。その結果、高価なプリンタを別
途設けることなく、動画の内容の概略を紙にプリントア
ウトして残すことができ、データ記憶手段から画像デー
タを読み出してテレビジョン受像機やモニタの画面上に
表示させる前に、データ記憶手段に記憶させた動画の内
容の概略を把握することができる。特に、ディザリング
処理または誤差拡散処理を行うことができ、プリントア
ウト後の画質を高めることができる。
【0196】請求項28記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから動画像データを抽出する動画像データ
抽出手段を設け、動画像データ抽出手段によって抽出さ
れた動画像データの中から代表的な静止画像を選択する
代表静止画像選択手段を設け、代表静止画像選択手段に
より選択された代表静止画像データから赤成分、緑成
分、青成分を別々に抽出し、代表静止画像データの赤成
分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化する二値画像変換
手段を設け、二値画像変換手段から出力される赤成分、
緑成分、青成分の二値化画像データをファクシミリ用フ
ォーマットでそれぞれ圧縮してファクシミリデータとし
てデータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段を設け、公
衆電話回線に接続された外線ファクシミリ装置の電話番
号をダイヤルするダイヤル手段を設けたので、マルチメ
ディアデータから動画像データを抽出し、動画像データ
から代表的な静止画像データを選択し、静止画像データ
から赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、静止画像
データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二値化およ
び圧縮してファクシミリデータを生成し、ファクシミリ
データをファクシミリ装置へ送出することができる。そ
の結果、高価なプリンタを別途設けることなく、動画の
内容の概略を紙にプリントアウトして残すことができ、
データ記憶手段から画像データを読み出してテレビジョ
ン受像機やモニタの画面上に表示させる前に、データ記
憶手段に記憶させた動画の内容の概略を把握することが
できる。特に、静止画像データの赤成分、緑成分、青成
分のそれぞれについてファクシミリデータを送ることが
でき、これらのファクシミリデータを基にパソコン等で
カラー合成を行うと、色分解能は低いものの画像のカラ
ー再現が可能である。
【0197】請求項29記載のデータ受信装置によれ
ば、データ読出書込手段によって読み出されたマルチメ
ディアデータから音声データを抽出してデータ送受信手
段へ供給する音声データ抽出手段を設け、音声出力機能
付の外線ファクシミリ装置へ送るようにしたので、請求
項23、請求項24、請求項25、請求項26、請求項
27または請求項28記載の構成による効果に加え、画
像情報だけでなく、それに関連する音声を併せて送るこ
とができ、画像情報の内容の理解を助けることができ
る。
【0198】請求項30記載のデータ受信装置によれ
ば、マルチメディアデータに含まれる印刷もしくは転送
の可否を示す印刷・転送可否情報を検出する印刷・転送
可否判定手段を設け、この印刷・転送可否判定手段によ
る印刷もしくは転送の否の判定結果に応答してファクシ
ミリデータのファクシミリ装置への送出を禁止するよう
にしたので、請求項23、請求項24、請求項25、請
求項26、請求項27または請求項28記載の構成によ
る効果に加え、マルチメディアデータに含まれる印刷も
しくは転送の可否を示す印刷・転送可否情報を検出する
印刷・転送可否判定手段を設け、この印刷・転送可否判
定手段による印刷もしくは転送の否の判定結果に応答し
てファクシミリデータのファクシミリ装置への送出を禁
止するようにしたので、印刷もしくは転送が禁止されて
いるマルチメディアデータについては自動的に印刷もし
くは転送させないようにすることができる。
【0199】請求項31記載のデータ受信装置によれ
ば、ファクシミリ出力指示を与えたマルチメディアデー
タについて選択的にファクシミリデータを外線ファクシ
ミリ装置へ送出するようにしたので、請求項23、請求
項24、請求項25、請求項26、請求項27または請
求項28記載の構成による効果に加え、静止画や動画の
内容の概略を必要なもののみ紙にプリントアウトして残
すことができる。
【0200】請求項32記載のデータ受信装置によれ
ば、通信媒体として公衆電話回線を用いたので、請求項
23、請求項24、請求項25、請求項26、請求項2
7または請求項28記載の構成による効果に加え、通信
媒体が公衆電話回線であるので、データ通信にあたって
新しく通信システムを構築することが不要であり、通信
コストを低くできる。
【0201】請求項33記載のセットトップボックスに
よれば、出力手段にテレビジョン受像機もしくはモニタ
に接続する信号出力端子を設けたので、請求項13から
請求項32までの何れかの請求項に記載の構成による効
果に加え、簡単にテレビジョン受像機もしくはモニタに
接続することができる。請求項34記載のテレビジョン
受像機によれば、テレビジョン放送信号を受信するテレ
ビ受信手段を設け、テレビ受信手段により受信したテレ
ビジョン放送信号を表示するとともに出力手段から出力
される表示用信号を画面上に表示するテレビ表示手段を
設けたので、請求項13から請求項32までの何れかの
請求項に記載の構成による効果に加え、テレビジョン放
送を受信して表示することができ、またテレビ表示機能
を利用することで、特に外部にモニタを接続しなくて
も、テレビ画面上にテレビジョン放送に代えてマルチメ
ディアデータを表示することが可能となる。
【0202】請求項35記載のファクシミリ装置によれ
ば、出力手段にテレビジョン受像機もしくはモニタに接
続する信号出力端子を設け、公衆電話回線を通して送る
べきファクシミリデータを生成する画像読み取り手段を
設け、公衆電話回線を通して送られたファクシミリデー
タと画像生成手段から出力されるファクシミリデータと
をプリントアウトする画像出力手段を設けたので、請求
項13から請求項32までの何れかの請求項に記載の構
成による作用に加え、簡単にテレビジョン受像機もしく
はモニタに接続することができ、さらに外部にスキャナ
や印字装置を接続することなしに、ファクシミリデータ
を送信することができるとともに、受信したファクシミ
リデータと画像生成手段から出力されるファクシミリデ
ータとをプリントアウトすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のセットトップボッ
クスのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】データ受信装置と内線ファクシミリ装置と公衆
電話回線の接続の様子を示す概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のセットトップボッ
クスのシステム構成を示すブロック図である。
【図4】データのフォーマットを示す概略図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態のセットトップボッ
クスにおけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態のセットトップボッ
クスのシステム構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のセットトップボッ
クスにおけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態のセットトップボッ
クスのシステム構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態のセットトップボッ
クスにおけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチャ
ートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態のセットトップボ
ックスのシステム構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態のセットトップボ
ックスにおけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明の第5の実施の形態のセットトップボ
ックスのシステム構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態のセットトップボ
ックスにおけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図14】本発明の第6の実施の形態のセットトップボ
ックスのシステム構成を示すブロック図である。
【図15】データのフォーマットを示す概略図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態のセットトップボ
ックスにおけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図17】本発明の第7の実施の形態のセットトップボ
ックスのシステム構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第7の実施の形態のセットトップボ
ックスにおけるデータ受信アルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図19】本発明の第8の実施の形態のテレビジョン受
像機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第9の実施の形態のファクシミリ装
置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 主記憶装置 3 補助記憶装置 4 データ送受信手段 5 VRAM 6 出力手段 7 テレビ受信手段 8 テレビ表示手段 9 画像読取手段 10 画像出力手段 21 公衆電話回線 22 データ送受信手段 23 データ記憶手段 24 データ読出書込手段 25 出力手段 26 画像データ抽出手段 26A 静止画像データ抽出手段 27 FAXデータ生成手段 27A 二値画像変換手段 27B 画像圧縮手段 28 内線接続手段 31 公衆電話回線 32 データ送受信手段 33 データ記憶手段 34 データ読出書込手段 35 出力手段 36 画像データ抽出手段 36A 静止画像データ抽出手段 37 FAXデータ生成手段 37A ディザリング二値画像変換手段 37B 画像圧縮手段 38 内線接続手段 41 公衆電話回線 42 データ送受信手段 43 データ記憶手段 44 データ読出書込手段 45 出力手段 46 画像データ抽出手段 46A 静止画像データ抽出手段 46B RGB成分抽出手段 47 FAXデータ生成手段 47A 二値画像変換手段 47B 画像圧縮手段 48 内線接続手段 51 公衆電話回線 52 データ送受信手段 53 データ記憶手段 54 データ読出書込手段 55 出力手段 56 画像データ抽出手段 56A 動画像データ抽出手段 56B 代表静止画像選択手段 57 FAXデータ生成手段 57A 二値画像変換手段 57B 画像圧縮手段 58 内線接続手段 61 公衆電話回線 62 データ送受信手段 63 データ記憶手段 64 データ読出書込手段 65 出力手段 66 画像データ抽出手段 66A 静止画像データ抽出手段 67 FAXデータ生成手段 67A 二値画像変換手段 67B 画像圧縮手段 68 内線接続手段 71 公衆電話回線 72 データ送受信手段 73 データ記憶手段 74 データ読出書込手段 75 出力手段 76 画像データ抽出手段 76A 静止画像データ抽出手段 77 FAXデータ生成手段 77A 二値画像変換手段 77B 画像圧縮手段 78 内線接続手段 79 印刷・転送可否判定手段 81 公衆電話回線 82 データ送受信手段 83 データ記憶手段 84 データ読出書込手段 85 出力手段 86 画像データ抽出手段 86A 静止画像データ抽出手段 87 FAXデータ生成手段 87A 二値画像変換手段 87B 画像圧縮手段 88 ダイヤル手段 89 印刷・転送可否判定手段 90 音声データ抽出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 聰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 井村 敦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信媒体を通して受信したマルチメディ
    アデータをいったんデータ記憶手段に蓄積し、その後前
    記データ記憶手段から前記マルチメディアデータを読み
    出し、前記マルチメディアデータから静止画像データを
    抽出し、前記静止画像データを二値化および圧縮してフ
    ァクシミリデータを生成し、前記ファクシミリデータを
    ファクシミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受
    信方法。
  2. 【請求項2】 通信媒体を通して受信したマルチメディ
    アデータをいったんデータ記憶手段に蓄積し、その後前
    記データ記憶手段から前記マルチメディアデータを読み
    出し、前記マルチメディアデータから静止画像データを
    抽出し、前記静止画像データをディザリング処理または
    誤差拡散処理した上で二値化および圧縮してファクシミ
    リデータを生成し、前記ファクシミリデータをファクシ
    ミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受信方法。
  3. 【請求項3】 通信媒体を通して受信したマルチメディ
    アデータをいったんデータ記憶手段に蓄積し、その後前
    記データ記憶手段から前記マルチメディアデータを読み
    出し、前記マルチメディアデータから静止画像データを
    抽出し、前記静止画像データから赤成分、緑成分、青成
    分を別々に抽出し、前記静止画像データの赤成分、緑成
    分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮してファクシミ
    リデータを生成し、前記ファクシミリデータをファクシ
    ミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受信方法。
  4. 【請求項4】 通信媒体を通して受信したマルチメディ
    アデータをいったんデータ記憶手段に蓄積し、その後前
    記データ記憶手段から前記マルチメディアデータを読み
    出し、前記マルチメディアデータから動画像データを抽
    出し、前記動画像データから代表的な静止画像データを
    選択し、前記静止画像データを二値化および圧縮してフ
    ァクシミリデータを生成し、前記ファクシミリデータを
    ファクシミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受
    信方法。
  5. 【請求項5】 通信媒体を通して受信したマルチメディ
    アデータをいったんデータ記憶手段に蓄積し、その後前
    記データ記憶手段から前記マルチメディアデータを読み
    出し、前記マルチメディアデータから動画像データを抽
    出し、前記動画像データから代表的な静止画像データを
    選択し、前記静止画像データをディザリング処理または
    誤差拡散処理した上で二値化および圧縮してファクシミ
    リデータを生成し、前記ファクシミリデータをファクシ
    ミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受信方法。
  6. 【請求項6】 通信媒体を通して受信したマルチメディ
    アデータをいったんデータ記憶手段に蓄積し、その後前
    記データ記憶手段から前記マルチメディアデータを読み
    出し、前記マルチメディアデータから動画像データを抽
    出し、前記動画像データから代表的な静止画像データを
    選択し、前記静止画像データから赤成分、緑成分、青成
    分を別々に抽出し、前記静止画像データの赤成分、緑成
    分、青成分をそれぞれ二値化および圧縮してファクシミ
    リデータを生成し、前記ファクシミリデータをファクシ
    ミリ装置へ送出することを特徴とするデータ受信方法。
  7. 【請求項7】 マルチメディアデータから音声データを
    抽出し、ファクシミリデータとともに音声データを音声
    出力機能付のファクシミリ装置へ送出することを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5または請求項6記載のデータ受信方法。
  8. 【請求項8】 マルチメディアデータに含まれる印刷も
    しくは転送の可否を示す印刷・転送可否情報を検出し、
    印刷・転送否と設定されているときに、前記ファクシミ
    リデータのファクシミリ装置への送出を禁止することを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
    請求項5または請求項6記載のデータ受信方法。
  9. 【請求項9】 ファクシミリ装置が内線接続された内線
    ファクシミリ装置であって、前記内線ファクシミリ装置
    に対してリンガー信号を発生し、前記内線ファクシミリ
    装置の着呼を検出した後にファクシミリデータを前記内
    線ファクシミリ装置へ送出することを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
    求項6記載のデータ受信方法。
  10. 【請求項10】 ファクシミリ装置が公衆電話回線に接
    続された外線ファクシミリ装置であって、前記外線ファ
    クシミリ装置の電話番号にダイヤルをし、前記外線ファ
    クシミリ装置の着呼を検出した後にファクシミリデータ
    を前記公衆電話回線に送出することを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
    求項6記載のデータ受信方法。
  11. 【請求項11】 ファクシミリ出力指示を与えたマルチ
    メディアデータについて選択的にファクシミリデータを
    ファクシミリ装置へ送出すること特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項
    6記載のデータ受信方法。
  12. 【請求項12】 通信媒体として公衆電話回線を用いる
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5または請求項6記載のデータ受信方法。
  13. 【請求項13】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから静止
    画像データを抽出する静止画像データ抽出手段と、前記
    静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画像デ
    ータを二値化する二値画像変換手段と、前記二値画像変
    換手段から出力される二値化画像データをファクシミリ
    用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとして前
    記データ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、前記デ
    ータ送受信手段と内線ファクシミリ装置とを接続し前記
    データ送受信手段から出力されるファクシミリデータを
    受け取って前記内線ファクシミリ装置へ送る内線接続手
    段とを備えたデータ受信装置。
  14. 【請求項14】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから静止
    画像データを抽出する静止画像データ抽出手段と、前記
    静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画像デ
    ータをディザリング処理または誤差拡散処理を行った上
    で二値化する二値画像変換手段と、前記二値画像変換手
    段から出力される二値化画像データをファクシミリ用フ
    ォーマットで圧縮してファクシミリデータとして前記デ
    ータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、前記データ
    送受信手段と内線ファクシミリ装置とを接続し前記デー
    タ送受信手段から出力されるファクシミリデータを受け
    取って前記内線ファクシミリ装置へ送る内線接続手段と
    を備えたデータ受信装置。
  15. 【請求項15】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから静止
    画像データを抽出する静止画像データ抽出手段と、前記
    静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画像デ
    ータから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、前記
    静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二
    値化する二値画像変換手段と、前記二値画像変換手段か
    ら出力される赤成分、緑成分、青成分の二値化画像デー
    タをファクシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮してフ
    ァクシミリデータとして前記データ送受信手段へ供給す
    る画像圧縮手段と、前記データ送受信手段と内線ファク
    シミリ装置とを接続し前記データ送受信手段から出力さ
    れるファクシミリデータを受け取って前記内線ファクシ
    ミリ装置へ送る内線接続手段とを備えたデータ受信装
    置。
  16. 【請求項16】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから動画
    像データを抽出する動画像データ抽出手段と、前記動画
    像データ抽出手段によって抽出された動画像データの中
    から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段
    と、前記代表静止画像選択手段により選択された代表静
    止画像データを二値化する二値画像変換手段と、前記二
    値画像変換手段から出力される二値化画像データをファ
    クシミリ用フォーマットで圧縮してファクシミリデータ
    として前記データ送受信手段へ供給する画像圧縮手段
    と、前記データ送受信手段と内線ファクシミリ装置とを
    接続し前記データ送受信手段から出力されるファクシミ
    リデータを受け取って前記内線ファクシミリ装置へ送る
    内線接続手段とを備えたデータ受信装置。
  17. 【請求項17】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから動画
    像データを抽出する動画像データ抽出手段と、前記動画
    像データ抽出手段によって抽出された動画像データの中
    から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段
    と、前記代表静止画像選択手段により選択された代表静
    止画像データをディザリング処理または誤差拡散処理を
    行った上で二値化する二値画像変換手段と、前記二値画
    像変換手段から出力される二値化画像データをファクシ
    ミリ用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとし
    て前記データ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、前
    記データ送受信手段と内線ファクシミリ装置とを接続し
    前記データ送受信手段から出力されるファクシミリデー
    タを受け取って前記内線ファクシミリ装置へ送る内線接
    続手段とを備えたデータ受信装置。
  18. 【請求項18】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから動画
    像データを抽出する動画像データ抽出手段と、前記動画
    像データ抽出手段によって抽出された動画像データの中
    から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段
    と、前記代表静止画像選択手段により選択された代表静
    止画像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出
    し、前記代表静止画像データの赤成分、緑成分、青成分
    をそれぞれ二値化する二値画像変換手段と、前記二値画
    像変換手段から出力される赤成分、緑成分、青成分の二
    値化画像データをファクシミリ用フォーマットでそれぞ
    れ圧縮してファクシミリデータとして前記データ送受信
    手段へ供給する画像圧縮手段と、前記データ送受信手段
    と内線ファクシミリ装置とを接続し前記データ送受信手
    段から出力されるファクシミリデータを受け取って前記
    内線ファクシミリ装置へ送る内線接続手段とを備えたデ
    ータ受信装置。
  19. 【請求項19】 データ読出書込手段によって読み出さ
    れたマルチメディアデータから音声データを抽出してデ
    ータ送受信手段へ供給する音声データ抽出手段を設け、
    内線接続手段を介して音声出力機能付の内線ファクシミ
    リ装置へ送るようにしたことを特徴とする請求項13、
    請求項14、請求項15、請求項16、請求項17また
    は請求項18記載のデータ受信装置。
  20. 【請求項20】 マルチメディアデータに含まれる印刷
    もしくは転送の可否を示す印刷・転送可否情報を検出す
    る印刷・転送可否判定手段を設け、この印刷・転送可否
    判定手段による印刷もしくは転送の否の判定結果に応答
    して前記ファクシミリデータのファクシミリ装置への送
    出を禁止するようにしたことを特徴とする請求項13、
    請求項14、請求項15、請求項16、請求項17また
    は請求項18記載のデータ受信装置。
  21. 【請求項21】 ファクシミリ出力指示を与えたマルチ
    メディアデータについて選択的にファクシミリデータを
    内線ファクシミリ装置へ送出するようにしたこと特徴と
    する請求項13、請求項14、請求項15、請求項1
    6、請求項17または請求項18記載のデータ受信装
    置。
  22. 【請求項22】 通信媒体として公衆電話回線を用いた
    ことを特徴とする請求項13、請求項14、請求項1
    5、請求項16、請求項17または請求項18記載のデ
    ータ受信装置。
  23. 【請求項23】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから静止
    画像データを抽出する静止画像データ抽出手段と、前記
    静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画像デ
    ータを二値化する二値画像変換手段と、前記二値画像変
    換手段から出力される二値化画像データをファクシミリ
    用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとして前
    記データ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、公衆電
    話回線に接続された外線ファクシミリ装置の電話番号を
    ダイヤルするダイヤル手段とを備えたデータ受信装置。
  24. 【請求項24】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから静止
    画像データを抽出する静止画像データ抽出手段と、前記
    静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画像デ
    ータをディザリング処理または誤差拡散処理を行った上
    で二値化する二値画像変換手段と、前記二値画像変換手
    段から出力される二値化画像データをファクシミリ用フ
    ォーマットで圧縮してファクシミリデータとして前記デ
    ータ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、公衆電話回
    線に接続された外線ファクシミリ装置の電話番号をダイ
    ヤルするダイヤル手段とを備えたデータ受信装置。
  25. 【請求項25】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから静止
    画像データを抽出する静止画像データ抽出手段と、前記
    静止画像データ抽出手段によって抽出された静止画像デ
    ータから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出し、前記
    静止画像データの赤成分、緑成分、青成分をそれぞれ二
    値化する二値画像変換手段と、前記二値画像変換手段か
    ら出力される赤成分、緑成分、青成分の二値化画像デー
    タをファクシミリ用フォーマットでそれぞれ圧縮してフ
    ァクシミリデータとして前記データ送受信手段へ供給す
    る画像圧縮手段と、公衆電話回線に接続された外線ファ
    クシミリ装置の電話番号をダイヤルするダイヤル手段と
    を備えたデータ受信装置。
  26. 【請求項26】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから動画
    像データを抽出する動画像データ抽出手段と、前記動画
    像データ抽出手段によって抽出された動画像データの中
    から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段
    と、前記代表静止画像選択手段により選択された代表静
    止画像データを二値化する二値画像変換手段と、前記二
    値画像変換手段から出力される二値化画像データをファ
    クシミリ用フォーマットで圧縮してファクシミリデータ
    として前記データ送受信手段へ供給する画像圧縮手段
    と、公衆電話回線に接続された外線ファクシミリ装置の
    電話番号をダイヤルするダイヤル手段とを備えたデータ
    受信装置。
  27. 【請求項27】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから動画
    像データを抽出する動画像データ抽出手段と、前記動画
    像データ抽出手段によって抽出された動画像データの中
    から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段
    と、前記代表静止画像選択手段により選択された代表静
    止画像データをディザリング処理または誤差拡散処理を
    行った上で二値化する二値画像変換手段と、前記二値画
    像変換手段から出力される二値化画像データをファクシ
    ミリ用フォーマットで圧縮してファクシミリデータとし
    て前記データ送受信手段へ供給する画像圧縮手段と、公
    衆電話回線に接続された外線ファクシミリ装置の電話番
    号をダイヤルするダイヤル手段とを備えたデータ受信装
    置。
  28. 【請求項28】 通信媒体を通してマルチメディアデー
    タを受信するデータ送受信手段と、前記データ送受信手
    段によって受信したマルチメディアデータを記憶するデ
    ータ記憶手段と、前記データ送受信手段によって受信し
    たマルチメディアデータを前記データ記憶手段へ書き込
    むとともに前記データ記憶手段からマルチメディアデー
    タを読み出すデータ読出書込手段と、前記データ記憶手
    段から読み出されたマルチメディアデータを表示用信号
    に変換して出力する出力手段と、前記データ読出書込手
    段によって読み出されたマルチメディアデータから動画
    像データを抽出する動画像データ抽出手段と、前記動画
    像データ抽出手段によって抽出された動画像データの中
    から代表的な静止画像を選択する代表静止画像選択手段
    と、前記代表静止画像選択手段により選択された代表静
    止画像データから赤成分、緑成分、青成分を別々に抽出
    し、前記代表静止画像データの赤成分、緑成分、青成分
    をそれぞれ二値化する二値画像変換手段と、前記二値画
    像変換手段から出力される赤成分、緑成分、青成分の二
    値化画像データをファクシミリ用フォーマットでそれぞ
    れ圧縮してファクシミリデータとして前記データ送受信
    手段へ供給する画像圧縮手段と、公衆電話回線に接続さ
    れた外線ファクシミリ装置の電話番号をダイヤルするダ
    イヤル手段とを備えたデータ受信装置。
  29. 【請求項29】 データ読出書込手段によって読み出さ
    れたマルチメディアデータから音声データを抽出してデ
    ータ送受信手段へ供給する音声データ抽出手段を設け、
    音声出力機能付の外線ファクシミリ装置へ送るようにし
    たことを特徴とする請求項23、請求項24、請求項2
    5、請求項26、請求項27または請求項28記載のデ
    ータ受信装置。
  30. 【請求項30】 マルチメディアデータに含まれる印刷
    もしくは転送の可否を示す印刷・転送可否情報を検出す
    る印刷・転送可否判定手段を設け、この印刷・転送可否
    判定手段による印刷もしくは転送の否の判定結果に応答
    して前記ファクシミリデータのファクシミリ装置への送
    出を禁止するようにしたことを特徴とする請求項23、
    請求項24、請求項25、請求項26、請求項27また
    は請求項28記載のデータ受信装置。
  31. 【請求項31】 ファクシミリ出力指示を与えたマルチ
    メディアデータについて選択的にファクシミリデータを
    外線ファクシミリ装置へ送出するようにしたこと特徴と
    する請求項23、請求項24、請求項25、請求項2
    6、請求項27または請求項28記載のデータ受信装
    置。
  32. 【請求項32】 通信媒体として公衆電話回線を用いた
    ことを特徴とする請求項23、請求項24、請求項2
    5、請求項26、請求項27または請求項28記載のデ
    ータ受信装置。
  33. 【請求項33】 請求項13から請求項32までの何れ
    かの請求項に記載の構成を備え、出力手段にテレビジョ
    ン受像機もしくはモニタに接続する信号出力端子を設け
    たことを特徴とするセットトップボックス。
  34. 【請求項34】 請求項13から請求項32までの何れ
    かの請求項に記載の構成を備え、テレビジョン放送信号
    を受信するテレビ受信手段を設け、前記テレビ受信手段
    により受信したテレビジョン放送信号を表示するととも
    に出力手段から出力される表示用信号を画面上に表示す
    るテレビ表示手段を設けたことを特徴とするテレビジョ
    ン受像機。
  35. 【請求項35】 請求項13から請求項32までの何れ
    かの請求項に記載の構成を備え、出力手段にテレビジョ
    ン受像機もしくはモニタに接続する信号出力端子を設
    け、公衆電話回線を通して送るべきファクシミリデータ
    を生成する画像読み取り手段を設け、公衆電話回線を通
    して送られたファクシミリデータと画像生成手段から出
    力されるファクシミリデータとをプリントアウトする画
    像出力手段を設けたことを特徴とするファクシミリ装
    置。
JP9111220A 1997-04-28 1997-04-28 データ受信方法およびデータ受信装置 Pending JPH10304126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9111220A JPH10304126A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 データ受信方法およびデータ受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9111220A JPH10304126A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 データ受信方法およびデータ受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10304126A true JPH10304126A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14555582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9111220A Pending JPH10304126A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 データ受信方法およびデータ受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10304126A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4265053B2 (ja) デジタル放送受信システム、デジタル放送受信装置、受信装置、印刷装置、並びに印刷方法
US5793414A (en) Interactive video communication system
EP1133170B1 (en) Digital broadcast reception and printing
WO2004091198A1 (ja) Osd合成画像復号装置、osd合成画像復号方法、プログラム、記録媒体
JP2009278662A (ja) 特定の色空間を利用した画像再生
IL102369A (en) Capture device and method for displaying information
JPH0637944A (ja) ファクシミリ装置
US6925509B2 (en) Outputting a packet of character data information of an electronic program guide compliant with IEEE 1394 standard to a printer independent of a vector font
JPH10304126A (ja) データ受信方法およびデータ受信装置
US20040141206A1 (en) Printer to print out motion picture data and a control method thereof
JP2002335539A (ja) デジタル放送受信装置
US7263189B2 (en) Data transmission and receiving apparatus for digital broadcast signals which include control information
JPH11146296A (ja) 情報出力装置
JPWO2006022028A1 (ja) 特定の色空間を利用した画像再生
JP2006243410A (ja) 画像処理装置
JP2002229535A (ja) 映像処理装置
KR20060121506A (ko) 이동 단말에서 영상 표시 장치 및 방법
JP3166380B2 (ja) 分離型通信装置
JP2002044539A (ja) デジタル放送受信装置
JP2008271572A (ja) 特定の色空間を利用した画像再生
JP2001203989A (ja) デジタル放送送信装置、デジタル放送受信装置、デジタル放送送受信システム及びデジタル放送受信方法並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR100404218B1 (ko) 디지털 티브이의 영상 출력 장치
KR100310045B1 (ko) 화상데이타의저장이가능한디지탈tv시스템
KR100214819B1 (ko) 팩스기능 텔레비전의 팩스정보수신상태 표시처리장치
KR100223590B1 (ko) 다기능 텔레비전