JP4277366B2 - 微小部品供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は微小部品供給装置に関するものであり、更に詳しくは、微小部品供給装置としての振動パーツフィーダに形成されるトラックにおいて微小部品が途中で停滞することなく円滑に移送される微小部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は供給対象の微小部品の一例としての角柱状のチップ抵抗C(以降、微小部品Cと略称する)を示す斜視図である。図1のAは正規な姿勢にある微小部品Cの斜視図である。微小部品Cはセラミック製で白色の角柱状であり、その一側面にのみ厚膜抵抗としての炭素膜Rが形成され、その両端部は電極Eとされている。そして、各稜線の長さは長い方から順にl=0.6mm、w=0.3mm、h=0.24mmである。また、図1のBは微小部品Cの一側面を下にして横立ちさせた時の斜視図である。
【0003】
図5は上記の角柱状の微小部品Cを図1のAに示すように炭素膜Rを上にした姿勢で矢印の向きに供給する従来例の微小部品供給装置2の部分破断側面図であり、図6はその平面図である。すなわち、微小部品供給装置2は捩り振動パーツフィーダをベースとして構成されており、微小部品Cを収容し選別して移送するボウル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっている。図5を参照して、駆動部11においては、ボウル21の底板と一体的に固定された可動ブロック12が等角度間隔に配置された傾斜板ばね13によって下方の固定ブロック14と連結されている。固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁石16が可動ブロック12の下面の可動コア12cと僅かの間隙をあけ対向して設けられている。また、駆動部11は、その周囲を防音カバー17によって覆われており、防振ゴム18を介して床面に設置されている。そして、図1に示した角柱状の微小部品Cを高い精度で選別して供給するために、コイル15にインバーター制御された高周波の交流、例えばボウル21の共振周波数に近い200〜300Hzの交流が通電され、電磁石16と可動コア12cとの間に交番的な吸引力が働いて、ボウル21に反時計方向に振動角約10度の捩り振動を与える。その時の振幅は0.05〜0.1mm、好ましくは微小部品Cのサイズを考慮して0.07〜0.08mmとされる。
【0004】
図6を参照して、ボウル21においては、底面22には図示せずとも多数の微小部品Cが収容され、微小部品Cの移送路となる平面状のトラック24が底面22の周縁部から周壁25の内面に沿い、約2度の上昇角度でスパイラル状に形成されている。微小部品Cはこのトラック24を周壁25の内面に接するように移送されるが、トラック24の途中には微小部品Cの姿勢、移送の向き、表裏を整えるための各種の機構が設けられている。なお、ボウル21の直径は最外周の周壁25において約160mmφである。
【0005】
トラック24の内周側に形成されている切欠き23はトラック24の幅を狭めて、トラック24の内周側を移送されてくる微小部品Cを落下させて底面22へ戻し移送量を調整するためのものである。その下流側の切欠き261 、丸樋溝271 が設けられている。切欠き261 は内周側の微小部品Cを落下させて、丸樋溝271 を移送される微小部品Cの割合を高め、丸樋溝271 は微小部品Cの長さ方向を移送方向に向けるべく設けられている。続いて設けられている切欠き262 、丸樋溝272 および切欠き263 、丸樋溝273 も同様である。
【0006】
丸樋溝273 の下流側には、品種切り替え時、作業終了時などに、底面22に残る微小部品Cを排出路32から系外へ取り出すために、ゲート板34を備えた早出しゲート31が設けられている。早出しゲート31の直ぐ下流側には、切欠き36と外周側へ凸の円弧状に第1整列トラック441 が形成され、第1整列トラック441 の下流端は切欠き45に始端を有し外周側へ凸の円弧状に形成された第2整列トラック442 の上流端部に接続されている。第1整列トラック441 、第2整列トラック442 は丸樋状の断面を有しており、表裏は不定のまま微小部品Cの長さ方向を移送方向に揃え、微小部品Cを単列として移送するためのものである。
【0007】
第2整列トラック442 より下流側においては、ボウル21の周縁部の上半部を削り落とした面に載置したトラックブロック50とこれに重ねて組み合わされた側壁ブロック51とによって、選別トラック54とその側壁が形成されている。選別トラック54は直ちに、内周側からの切欠き55によって微小部品Cが単列でのみ移送されるようにトラック幅が狭められている。選別トラック54の途中には、側壁ブロック51の外周側に圧縮空気配管の継手62から側壁ブロック51内を経て選別トラック54の側壁に開口する空気噴出孔64が設けられており、電極Eの端面に立つた姿勢で移送されてくる微小部品Cを排除する。
【0008】
空気噴出孔64の下流側には、重なって移送されてくる微小部品Cを単層にするためのワイパープレート71が選別トラック54とは斜めに交差しオーバーハングして設けられ、ワイパープレート71の下流側には、微小部品Cの表裏姿勢選別部81Aが設けられている。表裏姿勢選別部81AはL字形状の取付け板85に取り付けられ、微小部品Cが黒色の炭素膜Rを上にした表向きであるか否かをチェックする光センサー86と、表向き以外の微小部品Cは排除するための図示されない空気噴出ノズルとからなり、更に選別トラック54が微小部品Cの幅と同一幅にされている。従って、表向きで長さ方向を移送方向に向けた微小部品Cのみが表裏姿勢選別部81Aを通過し、それ以外の微小部品Cは排除されボウル21へ戻されるようになっている。表裏姿勢選別部81Aを通過した微小部品Cは続いて設けられている同様な表裏姿勢選別部81Bに至ってダブルチェックされた後、トンネル状とされた排出トラック104の下流端から次工程へ供給するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
微小部品Cを上記の微小部品供給装置2によって供給している時に微小部品Cがトラック24の途中で引っ掛かり、後続の微小部品が重なり合って移送が停滞し、微小部品Cを次工程へ円滑に供給し得ないような事態が発生するのである。図7は従来例の図6における[7]−[7]線方向の断面図であり、図8は図7において〇印で示した部分の拡大図である。図7を参照して、トラック24はボウル21内において底面22からスパイラル状に上昇して形成されており、下流側へ向かって上向きの傾斜(本実施の形態例では上昇角度約2度)になっている。また、上述したように、機械加工によってトラック24と周壁25とを削り出す場合、トラック24と周壁25とのコーナー部26は通常的には曲率半径が0.1R〜0.3R程度の曲面となる。更に、トラック24はボウル21の中心から径外方へ向かって下向き傾斜(例えば下向き傾斜角度10度)に形成されるのが通常であり、トラック24とその側壁である周壁25とのなす角度は直角より小さいく、上記の例では80度である。そして、微小部品Cはスパイラル状に形成されているトラック24とボウル21の接線方向の移送力を受けて移送される。
【0010】
コーナー部26の曲面の曲率半径を0.1Rとして示す図8を参照して、コーナー部26の曲面の曲率半径の大きさと微小部品Cの稜線の長さとの関係から、トラック24の外周側を移送される微小部品Cはコーナー部26に接近、接触し、代表的に微小部品Ca として示すように、平行な2本の稜線の内の1本の稜線lはトラック24に、他の1本の稜線lはコーナー部26の曲面に接触させた状態、または微小部品Cb として示すように、端面をトラック24に面接触させながら上方の1本の稜線hを周壁25に接触させた状態で移送されるが、何れにしろ、0.1Rのコーナー部26およびその近傍では表面が設計通りの仕上げ記号「▽▽▽」の平滑さには仕上がっておらず、その表面の凹凸に引っ掛かって捕捉されていることが考えられる。部品のサイズが大きい場合に問題が発生しないのは、大きい部品はコーナー部26に接近することがないためと考えられる。
【0011】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、最長の稜線の長さが1mm以下の角柱状の微小部品が移送の途中で引っ掛かることなく円滑に移送されるトラックを備えた微小部品供給装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれば、請求項1の微小部品供給装置は、底面に角柱状の微小部品を収容可能で、前記底面から周壁に沿いスパイラル状に上昇して形成され、前記周壁に向かって内側から下方に傾斜する平面状のトラックを有するボウルと、前記ボウルの底面に収容される微小部品に捩り振動を与えて前記微小部品をトラック上に移送させる駆動部とを具備し、前記周壁は、垂直に形成され、前記トラックと前記周壁との接合部であるコーナー部が前記微小部品の最長の稜線の長さより大きい曲率半径を有する曲面に形成され、前記曲面と前記トラックとの接続は、その接続部分での前記曲面と前記トラックの移送面との傾きが同一であり、前記曲面と前記周壁との接続は、その接続部分での前記曲面と周壁面との傾きが同一である。このような微小部品供給装置は、微小部品がトラックと周壁とのコーナー部に引っ掛かることなく、移送の停滞を発生させない。また、破片や塵埃的な異物が微小部品に共存しており、それらがトラックと周壁とのコーナー部に引っ掛かることなく、微小部品の移送の停止を招くようなこともない。
【0013】
請求項1に従属する請求項2の微小部品供給装置は、前記トラックと前記周壁とのなす角度が直角より小さい鋭角に形成されているものである。トラックと周壁とのなす角度が直角または鋭角である場合、微小部品はトラックと周壁とのコーナー部に引っ掛かり捕捉され易いが、請求項2の微小部品供給装置は、トラックと周壁とのコーナー部が曲率半径の大きい曲面に形成されているので、微小部品はトラックと周壁とのコーナー部に捕捉されない。
【0014】
請求項1の微小部品供給装置は、ボウルの底面に収容された微小部品に捩り振動を与え、ボウルの底面から周壁に沿いスパイラル状に上昇して形成されたトラックを移送するものである。このような微小部品供給装置では、微小部品はボウルの接線方向の移送力を受けて移送されるので、スパイラル状に形成されているトラックと側壁である周壁とのコーナー部に引っ掛かり捕捉され易いが、請求項1の微小部品供給装置は、トラックと周壁とのコーナー部が曲率半径の大きい曲面に形成されているので、微小部品はトラックと周壁とのコーナー部に捕捉されない。
【0015】
請求項1に従属する請求項3の微小部品供給装置は、前記曲面の曲率半径が(曲面の曲率半径/微小部品の最長の稜線の長さ)の比で示して、1/1より大きく2/1までの範囲内にあるものである。このような請求項3の微小部品供給装置はトラックと周壁とのコーナー部が曲率半径の大きい曲面に形成されているので、微小部品はトラックと周壁とのコーナー部に引っ掛かって捕捉されることはない。
【0016】
請求項1に従属する請求項5の微小部品供給装置は最長の稜線の長さが1mm以下の部品を供給対象とするものである。このような微小部品を供給するに際し、トラック上で移送の停滞を発生させない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による微小部品供給装置について具体的に説明する。
【0018】
図2は本実施の形態例の微小部品供給装置1の平面図である。また、図3は図2における[3]−[3]線方向の断面図である。微小部品供給装置1の全体的な構成は従来例の微小部品供給装置2と同様である。従って、本実施の形態例の微小部品供給装置1が従来例の微小部品供給装置2と異なる部分、すなわち、ボウル121と、その内部に形成されているトラック124、周壁125、およびそれらの接続部であるコーナー部126は符号を変えて付している。そして、それら以外の対応する構成要素については同一の符号を付して説明は省略する。また、図4は図3において〇印で示した部分の拡大図である。
【0019】
図3、図4を参照して、本実施の形態例の微小部品供給装置1は、ボウル121内に形成させるトラック124と周壁125との接続部であるコーナー部126の曲面を微小部品Cの最長の稜線の長さより大きい曲率半径で形成させたものであり、具体的には微小部品Cの最長の稜線の長さl=0.6mmであるから、コーナー部126の曲面の曲率半径を0.75Rとして製作したものである。従って、図4を参照して、トラック124の外周側を移送される微小部品Cは、代表的に微小部品C1 または微小部品C2 として示すように、コーナー部126の曲面に隣り合う平行な2本の稜線lとlまたはhとhを接触させた状態で移送されるが、微小部品Cのサイズと比較してコーナー部126の曲面の曲率半径が大きく、トラック124と周壁125とのなす角度は80度であっても、コーナー部126およびその近傍は表面粗さが設計通りに仕上がると考えられるが、事実、このようなコーナー部126を有するボウル121を備えた微小部品供給装置1を使用して微小部品Cを移送したところ、微小部品Cはトラック124において移送の停滞を全く発生することなく極めて円滑に移送された。
【0020】
本実施の形態の微小部品供給装置1は以上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0021】
本発明の微小部品供給装置は、最長の稜線の長さが1mm以下の角柱状の微小部品に振動を与えて移送する平面状のトラックとその側壁を備えた微小部品供給装置において、トラックと側壁との接合部であるコーナー部が稜線の最大長さより大きい曲率半径の曲面に形成されているものであり、本実施の形態例においては、微小部品Cに捩り振動を与えて移送する微小部品供給装置1を例示したが、これ以外に微小部品に直線振動を与えて移送する微小部品供給装置も本発明に含まれる。なかでもトラック幅が制限されており、移送される微小部品の中で側壁に接触して移送される微小部品の割合が高いものにおいて特に効果的である。
【0022】
また、トラックと側壁とのなす角度が小さい程、機械加工でコーナー部およびその近傍を平滑な面に得ることは困難になる。本実施の形態例においては、捩り振動による微小部品供給装置1のトラック124と周壁125とのなす角度が80度である場合を例示したが、トラックと側壁とのなす角度が直角または直角より小さい鋭角に形成される限りにおいて、本発明の微小部品供給装置はトラックと側壁とがなす角度の大小は問わない。また、直線振動による微小部品供給装置においても、移送する微小部品の直線状トラックにおける幅方向の位置を規制する場合があるが、その場合には、トラックは移送方向に向かって例えば左方へ傾斜させたものとされ、直立する側壁とトラックとのなす角度は直角より小さい鋭角とされる。本発明はこのような場合も含む。
【0023】
また、トラックが下流側へ向かって上向き傾斜の場合は移送の抵抗が大きく、微小部品の引っ掛かりを生じ易くなる。本実施の形態例においては、捩り振動による微小部品供給装置1においてトラック124が上昇角度約2度を有し、下流側へ向かって上向き傾斜に形成される場合を例示したが、これ以外の上昇角度のトラックであっても同様である。更には、トラックが水平に形成されたもの、または、逆に下流側へ向かって若干下向き傾斜に形成される場合も本発明に含まれる。
【0024】
また本実施の形態例においては、捩り振動による微小部品供給装置1において、最外周の周壁125における直径が約160mmφであるボウル121内において接線方向の移送力を受けて移送される微小部品Cがスパイラル状に上昇して形成されているトラック124を移送される場合を説明した。ボウルの直径が小さくなるほど、スパイラル状のトラックの向きと、微小部品の移送力の方向とは乖離して微小部品が引っ掛かり易くなる。しかし、本発明の微小部品供給装置はトラックと側壁とのコーナー部が曲率半径の曲面に形成されているので、ボウルの直径の大小に関係なく微小部品の引っ掛かりを生じない。
【0025】
また本実施の形態例においては、微小部品C最長の稜線の長さがl=0.6mmである角柱状の微小部品Cを移送するトラック124と周壁125とのコーナー部126の曲面の曲率半径を0.75mmとした場合を例示したが、曲率半径の大きさを(曲面の曲率半径/微小部品の最長の稜線の長さ)の比で示して、1/1から2/1までの範囲内に設定することが好ましい。この比が1/1未満であると、微小部品がトラックと側壁との接続部であるコーナー部に引っ掛かり捕捉される確率が増大する。また、この比が2/1を超えても移送の停滞を防ぐという目的は達し得るが、トラック幅が大となり、多くの点において経済性を低下させる。
【0026】
【本発明の効果】
請求項1の微小部品供給装置によれば、トラックと側壁との接続部であるコーナー部が角柱状の微小部品の最長の稜線の長さより大きい曲率半径の曲面に形成されているので、微小部品がトラックと側壁とのコーナー部に引っ掛かり捕捉されることはなく、その捕捉に起因する移送の停滞を発生させない。
請求項2の微小部品供給装置によれば、トラックと側壁とのなす角度が直角または直角より小さい鋭角とされており移送の停滞が発生し易い場合においても、トラックと側壁とのコーナー部が大きい曲率半径の曲面とされているので、微小部品の移送の停滞を発生させない。
【0027】
請求項3の微小部品供給装置によれば、ボウル内において微小部品がボウルの接線方向の移送力を受けて、スパイラル状に上昇して形成されているトラックを移送され移送の停滞が発生し易い場合においても、トラックと側壁とのコーナー部が大きい曲率半径の曲面とされているので、微小部品の移送の停滞を発生させない。
請求項4の微小部品供給装置によれば、トラックと側壁とのコーナー部の曲面の曲率半径の大きさを(曲面の曲率半径/微小部品の最長の稜線の長さ)の比で1/1から2/1までの範囲内に設定されているので、トラックと側壁とのコーナー部に微小部品は捕捉されず、その捕捉に起因する微小部品の移送の停滞を発生させない。
請求項5の微小部品供給装置によれば、トラックと側壁とのコーナー部が大きい曲率半径の曲面とされているので、最長の稜線の長さが1mm以下の微小部品であってもその供給に際し、移送の停滞を発生させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】移送対象の微小部品の斜視図であり、Aは炭素抵抗膜面を上にしている場合、BはAを横倒しにした場合を示す。
【図2】実施の形態例の微小部品供給装置の平面図である。
【図3】図2における[3]−[3]線方向の断面図である。
【図4】図3における〇印部分の拡大図である。
【図5】従来例の微小部品供給装置の部分破断側面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】図6における[7]−[7]線方向の断面図である。
【図8】図7における〇印部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 実施の形態例の微小部品供給装置
121 ボウル
122 底面
124 トラック
125 周壁(側壁)
126 コーナー部
Claims (4)
- 底面に角柱状の微小部品を収容可能で、前記底面から周壁に沿いスパイラル状に上昇して形成され、前記周壁に向かって内側から下方に傾斜する平面状のトラックを有するボウルと、
前記ボウルの底面に収容される微小部品に捩り振動を与えて前記微小部品をトラック上に移送させる駆動部と
を具備し、
前記周壁は、垂直に形成され、
前記トラックと前記周壁との接合部であるコーナー部が前記微小部品の最長の稜線の長さより大きい曲率半径を有する曲面に形成され、
前記曲面と前記トラックとの接続は、その接続部分での前記曲面と前記トラックの移送面との傾きが同一であり、
前記曲面と前記周壁との接続は、その接続部分での前記曲面と周壁面との傾きが同一であることを特徴とする微小部品供給装置。 - 請求項1に記載の微小部品供給装置であって、
前記トラックと前記周壁とのなす角度が直角より小さい鋭角に形成されていることを特徴とする微小部品供給装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の微小部品供給装置であって、
前記曲面の曲率半径が(曲面の曲率半径/微小部品の最長の稜線の長さ)の比で示して、1/1より大きく2/1までの範囲内にあることを特徴とする微小部品供給装置。 - 請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の微小部品供給装置であって、
前記微小部品の最長の稜線の長さが1mm以下であることを特徴とする微小部品供給装置。
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