JP4276657B2 - 記録媒体へのデータ記録方法、再生方法、および記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスクなどの記録媒体にレーザー光などのエネルギーを照射して未記録部とは物理的性質の異なるマークを形成し、それによってデータ(情報)を記録する記録方法および装置に関する。
DVD−RAMなどの書き換え可能な光ディスクは、基板上に設けられた相変化記録膜を有している。この相変化記録膜は、高いエネルギー密度を有するレーザー光の照射を受けると、照射部分の温度が局所的に融点を超える温度に達し、溶融する。レーザー光の照射を受ける光ディスクは高速で回転しているため、レーザー光のビームスポットは相変化記録膜上をトラックに沿って高速で移動することになる。このため、相変化記録膜のうち、ビームスポットの通過によって溶融した部分はすぐに自然冷却され、凝固する。このときのレーザー光のパワーを調節することにより、相変化記録膜の溶融部分は急冷されて非晶質化する。相変化記録膜において非晶質化した領域は、他の領域(結晶領域)とは異なる屈折率および光反射率を示す。このようにして形成された非晶質領域は「マーク」とよばれる。また、トラック上において「マーク」と「マーク」との間の領域は「スペース」と称される。
このようなマークおよびスペースをトラック上に配列することにより、光ディスク上にデータを記録することができる。再生用の弱いレーザー光を光ディスク上に照射し、その反射光強度を測定すれば、マークおよびスペースの境界(マーク・エッジ)を検知することができ、それによってデータを再生できる。再生用レーサ光のパワーは、相変化記録膜を溶融しない低いレベルに保持される。
これらの光ディスク媒体について、データ記録再生時における情報転送速度を向上するには、記録線密度を上昇させるか、光ディスク媒体上におけるビームスポットの走査速度を上昇させればよい。
記録線密度を上昇させるには、マーク長およびスペース長を縮小したり、マーク長およびスペース長の変化の刻みを短くしてマークエッジ位置を検出するための時間幅を狭くすることが有効である。
しかし、記録線密度を上昇させると、再生信号におけるS/N比が低下するため、大幅な記録線密度上昇は望めない。
光ディスク上に微小マークを高い精度で形成するため、1個または複数個のレーザーパルスの連続照射によって記録膜に各マークを形成するライトストラテジーが採用される。
特許文献1に開示されている第1の従来技術によれば、異なる長さを有する複数のマークの各々について、レーザー光のパルス列が割り当てられる。形成すべきマーク長に基づいて、各マークを形成するために照射するべきレーザー光のパルス例、すなわち、レーザー光の強度変化を示す波形(記録波形)が決定される。各マーク形成期間に照射されるパルスの個数および振幅は、記録符号列の長さに応じて制御される。
上記マーク形成期間における記録波形は、先頭部と後続部分の2つの部分に分けられる。各パルスのパルス高は一般に異なっている。また、マーク形成期間以外の期間では、スペースを前置して記録補助パルスが発生される。
特許文献1の技術によると、スペース長によらず、先行するマークから直後のマークの前エッジへの熱拡散を補償でき、マーク幅およびマークエッジ位置が高い精度で制御できる。
特許文献2が開示している第2の従来技術では、個々の記録符号を異なる長さの複数の基本的な要素に分解し、各要素に1つの記録パルスを対応させる。そして、個々の記録符号を各記録パルスによる各々独立した一連の記録マークとして形成する。
特許文献3が開示している第3の従来技術では、先頭の加熱パルスと後続する複数個の後部加熱パルスと後部冷却パルスおよび最後尾冷却パルスからなるマルチパルス記録方式において、記録チャンネル・クロック周期に対する偶数長と奇数長のいずれか一方のマーク長を記録する場合に、後部加熱パルスと後部冷却パルスのパルス幅を記録チャンネル・クロック周期と略同一とする方法が開示されている。
特許文献4が開示している第4の従来技術では、任意長のマークに対するマーク形成期間における単位時間当たりの注入エネルギーの任意の2変化点の間隔が検出窓幅の1/2倍より長くなるように記録符号列中のマーク長に応じて該マーク形成期間内の注入エネルギー・パルス数を変化させる方法が開示されている。
特開平5−298737号公報 特開平8−7277号公報 特開平9−134525号公報 特開平11−175976
上記の第1の従来技術では、検出窓幅分のマークの延長に1発の記録パルスが対応している。このため検出窓幅が短縮した場合、記録エネルギー発生源である半導体レーザー・ダイオードを従来以上に高速に駆動する必要が出てくる。例えば一般的な(1,7)変調方式を用いて磁気ディスク装置なみの10MBytes/secのバースト転送速度を実現しようとした場合、再生信号における検出窓幅は約8.3ns(ナノ秒)となり、したがって最短の記録電流パルス幅は検出窓幅の約1/2の約4.2nsとなる。しかし半導体レーザーの立ち上がりには数ns程度必要であり、正確な記録光パルス発生は困難である。また仮に正確な記録光パルスが発生できたとしても、相変化ディスクのように加熱部分の冷却速度によってマークの形成を制御する媒体に対してマルチパルス記録を行う場合には、加熱部分が十分に冷却されないうちに次の光パルスが照射されるため、正常なマーク形成が不可能となる。例えば同様に(1,7)変調方式を用いて10MBytes/secのバースト転送速度を実現しようとした場合、記録媒体の冷却時間も最短の記録電流パルス幅に等しい約4.2nsとなるので、記録媒体の特性によってはマークが正しく形成できない。
前記第2の従来技術では、個々の記録符号を異なる長さの複数の基本的な要素に分解し、各要素に1つの記録パルスを対応させ、個々の記録符号を各記録パルスによる各々独立した一連の記録マークとして形成する方法が開示されている。しかし本従来技術では各要素に対応した記録パルス間の熱的なバランスが考慮されておらず、記録線密度を上昇させていく場合、マークエッジ位置の制御に問題が生ずる。すなわち1つの記録符号に対応するマークを形成しようとする場合、記録符号先頭部と記録符号後端部では記録膜における熱の蓄積量が異なるために、位置によって記録マーク幅が変動し、正確なエッジ記録が出来なくなる。
前記第3の従来技術では、マーク形成期間の中央部付近で検出窓幅よりも相当短いパルスが記録波形に挿入されるケースが存在し、その近傍でのマーク幅が他の部分に比べて大きく変動する。本従来技術の説明ではマークエッジ記録を行う場合、マークのエッジ位置さえ正確であればマーク中央部分での信号振幅の変動は大きな問題にはならないとしている。しかし再生信号の平均レベルを検出して記録再生条件を決定するような記録再生装置の場合、このような再生信号の歪みは装置の動作に悪影響を与える。例えば相変化記録媒体の場合、位相ピット型記録媒体と同様に反射率の変化で信号が検出できる。このため相変化記録媒体では位相ピット型記録媒体と再生装置を共用しやすいという利点を有するが、位相ピット型記録媒体からの再生信号には前述の歪みが存在しないため、位相ピット型記録媒体用と同一の装置による再生が困難となる。
また前記第4の従来技術では、記録パルス列の記録パワーレベルがステップ状に変動しているため複雑なパワー制御が必要である。また、4Twの符号長の信号を記録する場合。少なくとも3Tw長の間平均パワーレベルよりも高いパワーレベルで発光させることとなり、高密度化になり微小マークを形成させる場合、これでは照射時間が長すぎるため、所望の記録マークが形成されないと言う欠点がある。
号公報
上記の各従来技術によれば、高転送速度時にマークを十分な精度で形成することができず、結果として十分な記録面密度と信頼性を実現することができなかった。
本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高速転送時においても高い精度でマークを形成できるデータ記録方法およびデータ記録装置を提供することにある。
本発明のデータ記録方法は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録方法であって、記録すべきデータに基づいて記録符号列を生成するステップ(A)と、記録符号列に含まれる各符号の符号長に応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するステップ(B)と、前記記録波形に基づいて前記エネルギービームのパワーを変調するステップ(C)とを含み、前記ステップ(B)は、前記記録符号列の最短符号長がn(nは1以上の整数)である場合において、符号長xがn、n+1、またはn+2の符号に対応する記録マーク形成期間に対しては、記録パルスが1個である記録波形を割り当て、符号長xがn+3以上の符号に対応する記録マーク形成期間に対しては、記録パルス(Pw)が複数個である記録波形を割り当てる。
好ましい実施形態において、前記ステップ(B)は、前記記録符号列の最短符号長がn(nは1以上の整数)である場合において、符号長xがn、n+1、n+2、n+3以上の少なくも4つに区分し、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数が等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目の記録パルスの期間を「符号長mの記録パルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目の記録パルスの期間を「符号長m+1の記録パルス幅」とした場合において、(符号長mの記録パルス幅)≦(符号長m+1の記録パルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
好ましい実施形態において、前記ステップ(B)は、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数、および2つの記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間の数が相互に等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長mのパルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長m+1のパルス幅」とした場合において、(符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
好ましい実施形態において、符号長xがn+3以上の符号に対応する記録マーク形成期間における記録波形は、(x−1)を2で割った商に等しい記録パルスを含む。
好ましい実施形態において、各符号長xがn+3以上の符号に対応する記録マーク形成期間における記録波形の消去パワーレベル(Pe)の期間は、1Tw以上に設定される。
好ましい実施形態において、各記録マーク形成期間における記録波形のボトムパワーレベル(Pb)の期間は1Tw以上に設定される。
好ましい実施形態において、各記録マーク形成期間における記録波形の冷却パワーレベル(Pc)の期間は1Tw以上に設定される。
好ましい実施形態において、符号長xに応じて、対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる先頭パルスの開始位置および冷却パルスの終端位置のシフトを行なう。
好ましい実施形態において、前記シフトは、符号長xがn、n+1、n+2、n+3以上の少なくとも4つの区分けに応じて異なる大きさに設定される。
本発明によるデータ記録装置は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録装置であって、前記エネルギービームのパワー変調を行なうレーザー駆動手段と、前記記録媒体に記録すべきデータを記録符号列に変換する符号化手段と、前期記録符号列に含まれる各符号の符号長xに応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するマーク長分類手段とを備え、前記マーク長分類手段は、前記記録符号列の最短符号長がn(nは1以上の整数)である場合において、符号長xがn、n+1、またはn+2の符号に対応する記録マーク形成期間に対しては、記録パルス(Pw)が1個である記録波形を割り当て、符号長xがn+3以上の符号にに対応する記録マーク形成期間に対しては、記録パルス(Pw)が複数個である記録波形を割り当てる。
好ましい実施形態において、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数、および2つの記録パルス(Pw)の間にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間の数が等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目のボトムパワーレベルの期間を「符号長mのパルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目のボトムパワーレベルの期間を「符号長m+1のパルス幅」とした場合において、(符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
好ましい実施形態において、前記記録符号列の最短符号長がn(nは1以上の整数)である場合において、符号長xがn、n+1、n+2、n+3以上の少なくも4つに区分し、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数が等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目の記録パルスの期間を「符号長mの記録パルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目の記録パルスの期間を「符号長m+1の記録パルス幅」とした場合において、(符号長mの記録パルス幅)≦(符号長m+1の記録パルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
好ましい実施形態において、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数、および2つの記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間の数が相互に等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長mのパルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長m+1のパルス幅」とした場合において、(符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
好ましい実施形態において、符号長xがn+3以上の符号に対応する記録マーク形成期間における記録波形は、(x−1)を2で割った商に等しい記録パルスを含むように決定される。
好ましい実施形態において、マーク形成期間におけるレーザーパルスの基本波形の立ち下がりから立ち上がりの全間隔が検出窓幅(Tw)以上となるように前記記録波形を決定する。
好ましい実施形態において、符号長xに応じて、対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる先頭パルスの開始位置および冷却パルスの終端位置のシフトを行なうパルス移動手段を備える。
好ましい実施形態において、符号長xがn、n+1、n+2、n+3以上の少なくとも4つの区分けに応じて異なる大きさに前記シフトを設定する記録補償手段を有する。
本発明の他のデータ記録方法は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録方法であって、記録すべきデータに基づいて記録符号列を生成するステップ(A)と、記録符号列に含まれる各符号の符号長に応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するステップ(B)と、前記記録波形に基づいて前記エネルギービームのパワーを変調するステップ(C)とを含み、前記ステップ(B)は、符号長nおよび符号長n+1に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数が1つに設定し、しかも、符号長nに対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の幅は、符号長n+1に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の幅以下に設定し符号長n+2および符号長n+3に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数は2つに設定され、しかも、符号長n+2に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる第1記録パルス(Pw)の幅は、符号長n+3に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる第1記録パルス(Pw)の幅以下であり、かつ、符号長n+2に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる第2記録パルス(Pw)の幅は、符号長n+3に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる第2記録パルス(Pw)の幅以下に設定される。
本発明の更に他のデータ記録方法は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録方法であって、記録すべきデータに基づいて記録符号列を生成するステップ(A)と、記録符号列に含まれる各符号の符号長に応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するステップ(B)と、前記記録波形に基づいて前記エネルギービームのパワーを変調するステップ(C)と、を含み、前記ステップ(B)は、前記記録符号列の最短符号長がn(nは1以上の整数)である場合において、符号長xがn、n+1、n+2、n+3以上の少なくも4つに区分し、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数が等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目の記録パルスの期間を「符号長mの記録パルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目の記録パルスの期間を「符号長m+1の記録パルス幅」とした場合において、(符号長mの記録パルス幅)≦(符号長m+1の記録パルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
本発明の更に他のデータ記録方法は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録方法であって、記録すべきデータに基づいて記録符号列を生成するステップ(A)と、記録符号列に含まれる各符号の符号長に応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するステップ(B)と、前記記録波形に基づいて前記エネルギービームのパワーを変調するステップ(C)とを含み、前記ステップ(B)は、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数、および2つの記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間の数が相互に等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長mのパルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長m+1のパルス幅」とした場合において、(符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
本発明の他のデータ記録装置は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録装置であって、前記エネルギービームのパワー変調を行なうレーザー駆動手段と、前記記録媒体に記録すべきデータを記録符号列に変換する符号化手段と、前期記録符号列に含まれる各符号の符号長xに応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するマーク長分類手段とを備え、前記マーク長分類手段は、符号長nおよび符号長n+1に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数が1つに設定し、しかも、符号長nに対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の幅は、符号長n+1に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の幅以下に設定し、符号長n+2および符号長n+3に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数が2つに設定され、しかも、符号長n+2に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる第1記録パルス(Pw)の幅は、符号長n+3に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる第1記録パルス(Pw)の幅以下であり、かつ、符号長n+2に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる第2記録パルス(Pw)の幅は、符号長n+3に対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる第2記録パルス(Pw)の幅以下に設定される。
本発明の更に他のデータ記録装置は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録装置であって、前記エネルギービームのパワー変調を行なうレーザー駆動手段と、前記記録媒体に記録すべきデータを記録符号列に変換する符号化手段と、前期記録符号列に含まれる各符号の符号長xに応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するマーク長分類手段とを備え、前記マーク長分類手段は、前記記録符号列の最短符号長がn(nは1以上の整数)である場合において、符号長xがn、n+1、n+2、n+3以上の少なくも4つに区分し、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数が等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目の記録パルスの期間を「符号長mの記録パルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目の記録パルスの期間を「符号長m+1の記録パルス幅」とした場合において、(符号長mの記録パルス幅)≦(符号長m+1の記録パルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
本発明の更に他のデータ記録装置は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録装置であって、前記エネルギービームのパワー変調を行なうレーザー駆動手段と、前記記録媒体に記録すべきデータを記録符号列に変換する符号化手段と、前期記録符号列に含まれる各符号の符号長xに応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するマーク長分類手段とを備え、前記マーク長分類手段は、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数、および2つの記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間の数が相互に等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長mのパルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長m+1のパルス幅」とした場合において、(符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
本発明の更に他のデータ記録方法は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録方法であって、記録すべきデータに基づいて記録符号列を生成するステップ(A)と、記録符号列に含まれる各符号の符号長に応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するステップ(B)と、前記記録波形に基づいて前記エネルギービームのパワーを変調するステップ(C)とを含み、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数が等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目の記録パルスの期間を「符号長mの記録パルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目の記録パルスの期間を「符号長m+1の記録パルス幅」とした場合において、(符号長mの記録パルス幅)≦(符号長m+1の記録パルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
本発明の更に他のデータ記録方法は、パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録方法であって、記録すべきデータに基づいて記録符号列を生成するステップ(A)と、記録符号列に含まれる各符号の符号長に応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するステップ(B)と、前記記録波形に基づいて前記エネルギービームのパワーを変調するステップ(C)とを含み、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数、および2つの記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間の数が相互に等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長mのパルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長m+1のパルス幅」とした場合において、(符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定する。
本発明によれば、記録媒体にエネルギーを注入して未記録部とは物理的性質の異なるマークを形成し、それによってデータを記録するデータ記録装置において、高速で精度良くマークを形成することが可能となる。これにより、記録方式として高記録線密度化に有利なマークエッジ記録方式を用いることが可能となる。
以上により記録/再生動作の高速化、高信頼化が図られ、同時に情報記録装置および記録媒体の小型化が実現されるので、コストの点で有利となる。
従来の光ディスク装置におけるライトストラテジーでは、前述のように、マークの形状が終端部で広がらないようにするため、マルチパルスの数を増やすことが行なわれていた。
本発明者は、高いレートでデータを記録する場合には、マルチパルスの数を増やす代わりにパルス幅を増加させることにより、マークの形状を適切に保持できることを見出し、本発明を想到するにいたった。今後、データ転送レートが72Mbpsを超えて高いレベルになると、マルチパルスの数が多い従来のライトストラテジーでは、データ記録装置における光源として用いられる半導体レーザーの動作周波数を更に向上させることが必要になる。しかしながら、半導体レーザーの動作周波数を更に高めることは困難である。
これに対し、本発明の好ましい実施形態では、後述するように、符号長が2〜4Twの比較的短いマークについては、1つのパルスでデータを記録するため、半導体レーザーの特性を更に高める必要がなくなる。また、形成されるマークの形状も適切なものであるため、読み取りエラーが増加することもない。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[実施形態1]
まず、本発明によるデータ記録装置の第1の実施形態を説明する。
本実施形態では、記録媒体として相変化型の光ディスクを用いるが、本発明で使用可能な記録媒体は、このような光ディスクに限定されない。例えば、磁気エネルギーや電子ビームなどの光以外のエネルギーを注入することによって他の部分とは物理的性質の異なる「マーク」を局所的に形成することができる記録媒体であれば、本発明に好適に用いることが可能である。
本願発明では、データを記録媒体に記録するときに記録媒体に照射するエネルギー(記録エネルギー)のレベルを高い精度で制御するライトストラテジーに特徴を有している。ここで、「記録エネルギーのレベル」とは、検出窓幅(マークおよびスペースのエッジ位置の変化単位)の1/2倍程度の期間にわたるレーザーの平均エネルギーレベルを意味するものとする。レーザー・ノイズの抑圧のため等の何らかの理由により、検出窓幅に相当する周期の周波数よりも十分に高い周波数成分が記録波形に重畳されているような場合には、その周波数成分の影響が無視できる程度以上の期間にわたる平均エネルギーレベルを意味している。
まず、図1を参照する。図1は、本発明によるデータ記録装置の好ましい実施形態の全体構成を示している。本実施形態の装置は、図1に示すように、光ピックアップ、記録処理系、および再生処理系とを備えている。
光ピックアップは、レーザー光123を放射するレーザー110と、レーザー光123を平行化するコリメート・レンズ109と、ハーフ・ミラー108と、レーザー光123を光ディスク117上に集光する対物レンズ116と、光ディスク117からの反射光を集光する検出レンズ106と、反射光を検出する光検出器100と、光検出器100の出力を増幅するプリアンプ101とを備えている。
本実施形態におけるレーザー110は、例えば波長405nmで発振する半導体レーザーであり、対物レンズ116のNAは0.85である。図1では、1種類のレーザー−110と、これに対応する光学シスステムのみが示されているが、1つの光ピックアップが、異なる波長のレーザー光を出射する光源モジュールと、それに対応した光学システムとを備えていても良い。
図1に示す記録処理系は、記録データ127を記録符号列(NRZI)126に変換する符号器113と、記録符号列(NRZI)126に基づいてレベル発生信号125を生成する記録波形発生回路112と、レベル発生信号125に基づいてパルス発生信号130を生成するパルス移動回路115と、パルス発生信号130に基づいてレーザー駆動電流124を出力するレーザー駆動回路111とを備えている。符号器113および記録波形発生回路112には基準信号発生器119から基準時間信号128が入力される。本実施形態における基準時間信号128の周波数は72MHzであり、検出窓幅Tw=7.58nsである。記録処理系は、更に、パワー設定器114と記録補償器118とを有している。
図1に示す再生処理系は、光ピックアップのプリアンプ101から出力された再生信号120を受け取り、波形等化処理を行なう波形等化器103と、再生信号を2値化再生信号121に変換する2値化器104と、2値化再生信号121を復号して再生データ122を生成する復号器105とを備えている。
次に、図1のデータ記録装置の動作を説明する。
記録処理系における符号器113は、光ディスク117上に記録すべき記録データ127を受け取り、この記録データ127を、光ディスク117上に形成されるマーク・スペースに対応する記録符号列(NRZI)126に変換する。記録波形発生回路112は、記録符号列126を受け取り、記録波形に対応したレベル発生信号125に変換する。符号器113および記録波形発生回路112は、基準時間発生器119が発生する基準時間信号128に同期して動作する。
パルス移動回路115は、レベル発生信号125を受け取り、これをパルス発生信号130としてレーザー駆動回路111に送出する。このとき、パルス移動回路115は、記録補償器118における記録補償テーブル値に応じてレベル発生信号125のパルス状の波形を時間軸上で補償して、パルス発生信号130を形成する。
レーザー駆動回路111は、パルス発生信号130に基づいてレーザー駆動電流124を発生する。このレーザー駆動電流124は、レーザー110に注入され、レーザー110を駆動する。レーザー110は、所定の記録波形にしたがってレーザー光123を放射する。このようにしてレーザー光123のパワーレベルは、「記録波形」に従って変化することになる。
レーザー110から放出されたレーザー光123は、コリメート・レンズ109、ハーフ・ミラー108、および対物レンズ116を通って光ディスク117上に集光される。集光されたパルス状のレーザー光123は、高速で回転する光ディスク117上の相変化記録膜を局所的に加熱し、マークおよびスペースを光ディスク117のトラックに沿って形成する。このとき、短い間隔を置いてパルス状のレーザー光123が相変化記録膜を照射すると、相変化記録膜の溶融部分が連結して、ひとつの長いマークが形成される。前述したように、レーザー光123のパワーレベルは記録波形に依存するため、記録波形を適切に制御すると、複数のパルスによって1つの長いマークを形成することができる。
光ディスク117に記録されたデータを再生する場合、相変化記録膜に形成されたマークを破壊(溶融)しない程度に低いパワーレベルのレーザー光123で光ディスク117上のマーク列を走査する。光ディスク117からの反射光は、対物レンズ116、ハーフ・ミラー108を通って、検出レンズ106に入射する。
光ディスク117で反射されたレーザー光は、検出レンズ106を通って光検出器100上に集光される。光検出器100は、受光面におけるレーザー光の光強度分布に応じて入射光を電気信号に変換する。この電気信号は、光検出器100に設けられたプリアンプ101によって増幅された後、光ディスク117上の走査位置におけるマークの有無に対応した再生信号120を生成する。
再生信号120は、波形等化器103によって波形等化処理を受け、さらに2値化器104において2値化再生信号121に変換される。復号器105は、この2値化再生信号121に対して符号器113の逆変換を施して再生データ122を生成する。
光ディスク117は、情報を記録できる記録面が単層の単層ディスクと情報を記録できる記録面が2層の2層ディスクのいずれであってもよい。また、相変化記録材料を用いた書き換え型の光ディスク媒体の他に、1度だけ追記できるライトワンス型の光ディスク媒体のいずれでもよい。
符号化方式は(1,7)変調のほかに17PP変調、8−16変調でもかまわない。8−16変調の場合は、最短の符号長は3Tとなるが、この場合、(1,7)変調を用いた本実施形態に符号長を1足した例としてよい。
次に、図2を参照しながら、図1に示す記録処理系の構成例を更に詳細に説明する。
記録データ127は、符号器113でマーク長、スペース長、およびそれらの先頭位置情報を示す記録符号列126に変換される。記録符号列126は、マーク長分類器201と記録波形テーブル202に伝達される。マーク長分類器201では記録符号列126のマーク長を所定の規則にしたがって分類し、その結果をマーク長分類信号204として記録波形テーブル202に入力する。
カウンタ200は、記録符号列126を参照し、基準時間信号128を単位としてマーク先頭位置からの時間を計時し、カウント信号205を生成する。記録波形テーブル202は、記録符号列126、マーク長分類信号204、およびカウント信号205に基づいて、所定の記録波形を反映したレベル発生信号125をパルス移動回路115に送出する。
記録補償器118の記録補償テーブル値に応じてレベル発生信号125におけるパルス状の波形が時間軸上で補償され、パルス発生信号130としてレーザー駆動回路111に送出される。パルス発生信号130は、記録波形を規定するパワーレベルを示すPc発生信号206、Pb発生信号207、Pe発生信号208、およびPw発生信号209を含んでいる。レーザー駆動回路111は、パルス発生信号130に基づいてレーザー110を駆動する。
次に、図3(a)〜(h)を参照しながら、本実施形態における記録符号列を説明する。なお、何らかの理由で前後の記録パターンや符号長等を参照して記録波形の一部の期間の長さまたはレベルを微調整(記録補償)する場合がある。以降の記録波形の説明では、このような記録補償を行なう場合、微調整前の記録波形を比較するものとする。したがって、以降の記録波形の説明においては、形成するマークの前後に十分長い距離にわたって記録パターンが同一である場合を示している。ここで。「十分長い距離」とは、検出窓幅程度の期間にわたる記録エネルギーの注入によって影響を受ける媒体上の距離よりも十分に長い距離を意味する。
図3(a)は、記録動作の時間基準となる基準時間信号128を示している。「Tw」はクロックの1周期である。
図3(b)は、記録データを符号器113でNRZI変換した結果の記録符号列126を示している。記録符号列126を示す信号波形は、“1”のレベルと“0”のレベルとの間で遷移している。検出窓幅はTwに等しく、記録符号列126におけるマーク長およびスペース長の変化量の最小単位である。
図3(c)は、光ディスク上に実際に記録されるマークとスペースの平面形状を模式的に示している。データ記録のために光ディスク上に形成するレーザー光のビームスポットは、そのパワーレベルを変化させながら、図3(c)を左から右へ移動し、図3(c)に示すマークの列を形成する。図3(c)に示すマーク301は、記録符号列126中の“1”のレベルに対応して形成される。マーク301の長さは、記録符号列126のレベルが“1”である期間に比例している。
図3(d)は、カウント信号205を示している。マーク301およびスペース302の先頭からの時間がTw単位で計時される。
図3(e)は、比較のための図であり、従来の装置におけるマーク長分類信号307を示している。この従来の装置では、マーク長を奇数倍長と偶数倍長の場合に分類している。
図3(f)は、図3(b)の記録符号列126に対応した従来の装置における記録波形303を示している。記録波形303は、カウント信号205、記録符号列126、およびマーク長分類信号307を参照して生成される。
図3(g)は、本実施形態におけるマーク長分類信号204を示しいる。本実施形態では、マーク長を最も短い符号長(2T)、2番目に短い符号長(3T)、3番目に短い符号長(4T)、4番目以降の符号長に分離し、4番目移行の符号長については奇数倍の符号長および偶数倍の符号長に分類する。
図3(h)は、図3(b)の記録符号列126に対応した本実施形態における記録波形304を示している。この記録波形304は、カウント信号205、記録符号列126、およびマーク長分類信号204を参照して生成される。この記録波形304における最短冷却時間は、1Tw程度である。
以下、図2および図4(a)から(j)を参照しながら、本発明によるマーク形成のための信号波形を詳細に説明する。図4(a)から(j)は、それぞれ、記録波形400〜407を示している。
なお、本実施形態では、符号器113(図2)における符号化方式が(1,7)符号変調後にNRZI変調を行なうものであるため、マーク長、スペース長は必ず2Tw以上8Tw以下となる。但し、同期信号として9Twなどの信号を意図的に挿入する場合にも適応可能である。しかし、このことは符号器113の符号化規則に限定を加えるものではなく、任意の符号化規則(例えば8−16変調等)を有する符号器113に本発明は適用可能である。
本実施形態におけるマーク長分類器201は、まず、形成すべきマークの符号長nを、2T、3T、4T、または5T以上の4つに区別する。そして、符号長nが5T以上の場合は、(n−1)に対して除数2による除算(剰余の演算)を行い、商を求める。マーク長分類器201は、この商をマーク長分類信号として出力する。例えば符号長nが5であれば、(5−1)=4の除数2による商は2となる。また、符号長nが6であれば、(6−1)=5の除数2の商も2となる。故に、5Tw長および6Tw長のマークについては、いずれも同一のマーク長分類信号が出力される。
このようなマーク長分類信号によれば、記録符号列のマーク/スペースを検出窓幅Twの偶数倍長の場合と奇数倍長の場合とを識別することができる。本実施形態では、簡単のために除数を2に設定しているが、3以上の他の除数を用いても差し支えない。また、本実施形態のマーク長分類器201は、剰余の演算に基づいて動作しているが、本発明はこれに限定されない。
次に、図4(a)から(j)を参照する。
図4(a)は、基準時間信号128の波形を示しており、図4(b)は、カウンタ200によって発生されるカウント信号205を示している。マーク先頭からの時間が検出窓幅Tw単位で計時される。カウント信号が0に移行するタイミングはマークもしくはスペースの先頭に対応する。図4(そ)から(j)は、2Tw長から9Tw長のマークを形成する場合の信号波形を示している。
なお、本明細書における「マーク形成期間」とは、図4(j)に示すように、先頭パルスの立ち上がり位置から最終パルスの立ち下り位置の間の期間と定義される。
2Tw長マーク形成時のマーク形成期間における記録波形は、図4(c)に示すように、長さ0.5Tw以上1Tw以下、レベルPwのパルスから構成される。
3Tw長マーク形成時のマーク形成期間における記録波形は、図4(d)に示すように、長さ1Tw以上、2Tw未満、レベルPwのパルスから構成される。但し、マーク形成期間は、2Tw長のそれに対し0.5Tw以上長いこととする。
4Tw長マーク形成時のマーク形成期間における記録波形は、図4(e)に示すように、1.5Tw以上2.5Tw未満、レベルPwのパルスから構成される。但し、マーク形成期間は、3Tw長のそれに対し0.5Tw以上長いこととする。
DVDプレーヤやレコーダなどの従来のデータ記録装置では、4Tw長のマークは、図13(a)に示すように、1つのマーク形成期間に2つの記録パルス(Pw)を含む記録波形に従って形成される。記録パルスの波長は、DVDでは、650nm程度である。このような装置においては、図13(b)に示すような1つの記録パルス(Pw)で4Tw長マークを形成しようとすると、図13(c)に示すように、マークの幅が終端部で拡大するという問題が生じる。しかしながら、本実施形態では、図13(b)に示すような1つの記録パルスでも、図13(d)に示すように、適切な形状のマークを再現性良く形成できる。
なお、次世代の光ディスクとして、Blu−ray Disc(BD)が開発されている。BDでは、記録/再生に用いるレーザー光の波長が400nm程度である。また、BDにおける記録層の材料および組成もDVDにおける記録層の材料および組成も異なる。その他、BDとDVDとの間には、物理的な構成に異なる点が多く存在している。BDでは、記録パルスの幅や間隔をDVDに比べて狭くする必要があるため、データ転送レートが高くなると、特に図13(a)に示す波形の記録パルスを用いても、4Tw長マークの形状が歪むおそれがある。これに対して、図13(b)に示す1つの記録パルスで4Tw長マークを形成する場合は、BDでも好ましい形状のマークを得ることができる。
5Tw長マーク形成時のマーク形成期間における記録波形は、図4(f)に示すように、長さ1TTw、レベルPwのパルスに引き続き、長さ1Tw、レベルPeの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間が続く。
6Tw長マーク形成時のマーク形成期間における記録波形は、図4(g)に示すように長さ1TTw、レベルPwのパルスに引き続き、長さ2Tw、レベルPeの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間が続く。
7Tw長マークおよび9Tw長マーク(符号長が5Tw以上で、かつ検出窓幅Twの奇数長マーク)形成時のマーク形成期間における記録波形は、図4(h)および(j)に示すように、それぞれ、マーク長2Twあたり長さ1Tw、レベルPeの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間がマーク形成部の中間に図のように付加される。
8Tw長マーク形成時(符号長が5Tw以上で、かつ検出窓幅Twの偶数倍長マーク)のマーク形成期間における記録波形は、図4(i)に示すように、マーク長2Twあたり長さ1Tw、レベルPeの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間がマーク形成部の中間に図のように付加される。
なお、マーク非形成期間における信号波形は、スペース長によらず、次のマーク形成期間までPeレベルが維持される。本実施形態では、マーク形成期間305における最短のPeレベル(最短冷却期間)を1Twに設定している。
以上のようなライトストラテジーを採用する本実施形態によれば、半導体レーザー素子の光出力の立上がり速度/立下り速度の影響を受けることなく、適切なマークを再現性良く形成できるという効果が得られる。例えばデータ転送レートが72Mbpsの場合、Twは7.6nsとなる。このとき、0.5Tw=3.8nsであるため、半導体レーザー素子の光出力の立上がりおよび立下り速度が2ns程度であると、ピークパワーおよびボトムパワーのレベルに達することができず、所望のマーク形状を形成できなくなる。これに対し、本実施形態のラストストラテジーを採用すれば、半導体レーザー素子の光出力の立上がりおよび立下り速度を今のレベル以上に高めなくとも。記録波形に忠実なレーザパワーの変調が実現できる。
また、本実施形態では、記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数が等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目の記録パルスの期間を「符号長mの記録パルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目の記録パルスの期間を「符号長m+1の記録パルス幅」とした場合において、(符号長mの記録パルス幅)≦(符号長m+1の記録パルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定している。
これにより、マーク形状を適切なものにしやすいという効果が得られる。
更に、本実施形態では、各符号長xがn+3以上の符号に対応する記録マーク形成期間における記録波形の消去パワーレベル(Pe)の期間は、1Tw以上に設定している。これにより、半導体レーザー素子の光出力の立上がりおよび立下り速度が2ns程度であっても、所望の記録パワーでレーザーの変調を行なえるため、再現性良くマークを形成できると言う効果が得られる。
[実施形態2]
次に、図6を参照しながら、本発明によるデータ記録方法の第2の実施形態を説明する。
本実施形態のデータ記録方法は、実施形態1におけるデータ記録装置における動作プログラムを変更するだけで実行できる。このため、本実施形態に係るデータ記録装置の構成は、図1および図2に示す構成と実質的に同一の構成を有しており、その詳細な説明は繰り返さない。
図6(a)から(j)を参照しながら、本実施形態における記録波形600〜607を示す。
図6(a)から(j)を図4(a)から(j)と比較することにより、明らかなように、本実施形態で採用する信号波形600〜607は、図4の信号波形400〜407と類似している。特に、図6(c)から(e)に示されるように、信号波形600〜602は、信号波形400〜402と同一である。実施形態1と実施形態2との相違点は、符号長nが5Tw以上における信号波形に形態にある。
図6(f)を参照する。5Tw長マーク形成時の記録波形は、1TTw、レベルPwのパルスに引き続き、長さ1Tw、レベルPbの期間、および、長さ1Tw、レベルPwの期間が続く。ここで注意すべき点は、2つのパルスに挟まれた期間におけるレベルPbがレベルPeよりも低いことである。
6Tw長マーク形成時の記録波形は、図6(g)に示すように、マーク形成期間305は長さ1Tw、レベルPwのパルスに引き続き、長さ2Tw、レベルPbの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間が続く。
符号長が5Tw以上で、かつ検出窓幅Twの奇数倍長マークの場合における記録波形は、図6(h)および(j)に示すように、マーク長2Twあたり長さ1Tw、レベルPbの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間がマーク形成部の中間に図のように付加される。
符号長が5Tw以上で、かつ検出窓幅Twの偶数倍長マークの場合には、図6(i)に示すように、マーク長2Twあたり長さ1Tw、レベルPbの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間がマーク形成部の中間に図のように付加される。
本実施形態によれば、記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数、および2つの記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間の数が相互に等しい符号長mおよび符号長m+1の符号について(mは1以上の整数)、符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長mのパルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長m+1のパルス幅」とした場合において、(符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)の関係が成立するように記録波形を決定している。符号長が短いほど、マークの終端部には熱の蓄積が生じやすいが、(符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)の関係により、熱の蓄積を緩和し、マークの形状を整えられるという効果が得られる。
更に、本実施形態では、各記録マーク形成期間における記録波形のボトムパワーレベル(Pb)の期間を1Tw以上に設定している。これにより、半導体レーザー素子の光出力の立上がりおよび立下り速度が2ns程度であっても、所望の記録パワーでレーザーの変調を行なえるため、再現性良くマークを形成できるという効果が得られる。
[実施形態3]
次に、図7を参照しながら、本発明によるデータ記録方法の第3の実施形態を説明する。
本実施形態のデータ記録方法は、実施形態1におけるデータ記録装置における動作プログラムを変更するだけで実行できる。このため、本実施形態に係るデータ記録装置の構成は、図1および図2に示す構成と実質的に同一の構成を有しており、その詳細な説明は繰り返さない。
図7(a)から(j)を参照しながら、本実施形態における記録波形700〜707を示す。
図7(a)から(j)を図6(a)から(j)と比較して明らかなように、本実施形態で採用する信号波形700〜707は、図6の信号波形600〜607と類似している。実施形態2と実施形態3との相違点は、マーク非形成期間の先頭に長さ1Tw以上1.5Tw以下、レベルPcの期間を置き、その後、次のマーク形成期間までPeレベルを維持する点にある。本実施形態では、このレベルPcとレベルPbとを別々のパワーレベルに設定しているが、レベルPcとレベルPbとが等しく設定されていても良い。
[実施形態4]
次に、図11を参照しながら、本発明によるデータ記録方法の第4の実施形態を説明する。
本実施形態のデータ記録方法は、実施形態1におけるデータ記録装置における動作プログラムを変更するだけで実行できる。このため、本実施形態に係るデータ記録装置の構成は、図1および図2に示す構成と実質的に同一の構成を有しており、その詳細な説明は繰り返さない。
図11(a)から(j)を参照しながら、本実施形態における記録波形1100〜1107を示す。
図11(c)から(j)を図4(c)から(j)と比較して明らかなように、本実施形態で採用する信号波形1100、1101、1103〜1107は、図4の信号波形400、401、403〜407と同一である。本実施形態で特徴的な点は、図11(e)に示すように、4Tw長マーク形成時における記録波形において、長さ0.5Tw、レベルPwのパルスに引き続き、長さ1Tw、レベルPeの期間、長さ0.5Tw、レベルPwの期間が続く点にある。その後、次のマーク形成期間までPeレベルが維持される。
図11(b1)はカウンタ200によって発生されるカウント信号205であり、マーク先頭からの時間を検出窓幅Tw単位で計時する。カウント信号が0に移行するタイミングはマークもしくはスペースの先頭に対応する。
図11(b2)はカウンタ200によって発生されるサブカウント信号210であり、基準信号に対して位相が180°となっている。カウント信号が0に移行するタイミングはマークもしくはスペースの先頭から180°位相が遅延している。
図11(e)に示すように、Pwのパルス幅は0.5Twであるが、0.5Tw以上の幅であればよい。ここで、各パルスの始端・終端のどちらかあるいは両方のサブカウント信号と同期している。
本実施形態では、4Tw長の信号波形1102における第1のパルスの立下り部分と第2パルスの立ち上がり部分は、サブカウント信号210と同期している。
[実施形態5]
次に、図12を参照しながら、本発明によるデータ記録方法の第5の実施形態を説明する。
本実施形態のデータ記録方法は、実施形態1におけるデータ記録装置における動作プログラムを変更するだけで実行できる。このため、本実施形態に係るデータ記録装置の構成は、図1および図2に示す構成と実質的に同一の構成を有しており、その詳細な説明は繰り返さない。
図12(a)から(j)を参照しながら、本実施形態における記録波形1200〜1207を示す。
図12(a)は、基準時間信号128の波形を示している。図12(b1)はカウンタ200によって発生されるカウント信号205であり、マーク先頭からの時間を検出窓幅Tw単位で計時する。カウント信号が0に移行するタイミングはマークもしくはスペースの先頭に対応する。図12(b2)はカウンタ200によって発生されるサブカウント信号210であり、基準信号に対して位相が180°となっている。カウント信号が0に移行するタイミングはマークもしくはスペースの先頭から180°位相が遅延している。
2Tw長マーク形成時の記録波形は、図12(c)に示すように長さ1Tw、レベルPwのパルスから構成される。マーク非形成期間は先頭に長さ1Tw、レベルPcの期間を置き、その後次のマーク形成期間までPeレベルを維持する。
3Tw長マーク形成時の記録波形は、図12(d)に示すように、長さ2Tw、レベルPwのパルスから構成される。マーク非形成期間は先頭に長さ1Tw、レベルPcの期間を置き、その後次のマーク形成期間までPeレベルを維持する。但し、マーク形成期間は、2Tw長のそれに対し0.5Tw以上長いこととする。
4Tw長マーク形成時の記録波形は、図12(e)に示すように、長さ1Tw、レベルPwのパルスに引き続き、長さ1Tw、レベルPbの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間が続く。マーク非形成期間は先頭に長さ1Tw、レベルPcの期間を置き、その後次のマーク形成期間までPeレベルを維持する。
検出窓幅Twの偶数倍長マークの場合は、図12(g)、(i)に示すように、マーク長2Twあたり長さ1Tw、レベルPbの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間がマーク形成部の中間に図のように付加される。マーク非形成期間は先頭に長さ1Tw、レベルPcの期間を置き、その後次のマーク形成期間までPeレベルを維持する。
5Tw長マーク形成時の記録波形は、図12(f)に示すように、長さ1Tw、レベルPwのパルスに引き続き、長さ2Tw、レベルPbの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間が続く。マーク非形成期間は先頭に長さ1Tw、レベルPcの期間を置き、その後次のマーク形成期間までPeレベルを維持する。
7Tw長マーク形成時の記録波形は、図12(h)に示すように、長さ1Tw、レベルPwのパルスに引き続き、長さ1.5Tw、レベルPbの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間、長さ1.5Tw、レベルPbの期間が続く。マーク非形成期間は先頭に長さ1Tw、レベルPcの期間を置き、その後次のマーク形成期間までPeレベルを維持する。
ここで、中間パルスの始端・終端のどちらか、あるいは両方のサブカウント信号と同期している。図では第2のパルスの立ち上がり部分と立ち下り部分は、サブカウント信号と同期している。
以降、図12(j)に図示する通り、検出窓幅Twの奇数倍長マークの場合には、マーク長2Twあたり長さ1Tw、レベルPbの期間、長さ1Tw、レベルPwの期間がマーク形成部の中間に図のように付加される。マーク非形成期間は先頭に長さ1Tw、レベルPcの期間を置き、その後次のマーク形成期間までPeレベルを維持する。
本実施形態のいくつかにおいて、PeレベルとPb、Pcレベルを同じパワーレベルであることとしたが、PeレベルとPb、Pcレベルを異ならせても構わない。
次に適応型マーク補償の例について図面を参照しながら説明する。高密度光記録では、記録条件に応じてマークエッジが移動する記録干渉が発生する。これによる記録信号の劣化を防ぐため、適法型マーク補償を行うことが可能である。
適応型マーク補償とは図8に示すように2Tマーク(2Tm)、3Tマーク(3Tm)、4Tマーク(4Tm)、5T以上のマーク(≧5Tm)ごとにレーザーの照射開始位置やパルス幅を変化させる補償動作のことである。
図8は、記録パワーが2値の場合の適応型マーク補償の一例を示す。記録マークの符号長に応じて、上記のパラメータのうちマーク始端位置は、dTtopとTtopをシフトさせることで、記録マーク終端位置は、TlpあるいはdTlpをシフトさせることによりマークの始端と終端のエッジシフトを抑え良好な信号品質を得ることができる。
図9は、記録パワーが4値の場合の適応型マーク補償の一例を示す。記録マークの符号長に応じて、上記のパラメータのうちマーク始端位置は、dTtopとTtopをシフトさせることで、記録マーク終端位置は、dTeをシフトさせることによりマークの始端と終端のエッジシフトを抑え良好な信号品質を得ることができる。ここで記録パワーを4値としたがPb=Pcとして3値とした場合も同じマーク補償を適用できる。
なお記録補償によって動かせるシフト量は、ディレイライン等を使って、基準時間信号から微小なシフト量、例えばTw/16を単位に動かすことが可能である。
また、記録補償を行うとき、基本波形に応じてカウント信号に同期した位置から補償を開始する場合と、サブカウント信号に同期した位置から補償を開始してもよい。
ここで、基本波形において、各パルス幅、およびマーク形成区間におけるボトムパワーレベルの幅およびクーリングパワーレベルの幅は1T以上であることとしたが、前記記録補償を行った後に各マーク長の各パルス幅は少なくとも0.5Tw以上が望ましい。この場合レーザーの応答速度の影響を受けにくく、記録条件を緩和することが可能である。
[比較例]
次に、図5(a)〜(i)および図10を参照しながら、比較例の装置における記録波形500〜506のパターンを説明する。
図10を参照する。図10は、この装置における記録処理系の構成を示す図である。
図10中の符号器1013は、記録データ1027を受け取り、記録符号列1026に変換する。マーク長分類器1001は、記録符号列1025に基づいて、符号長nに対する除数2による除算(剰余の演算)を行なう。このマーク長分類信号1001は、記録符号列のマーク/スペースを検出窓幅Twの偶数倍長の場合と奇数倍長の場合で識別する。
カウンタ1000は、マーク先頭からの時間を検出窓幅Tw単位で計時し、カウント信号1005を発生する。図5(b)は、カウント信号1005を示している。カウント信号1005が0に移行するタイミングは、マークまたはスペースの先頭に対応する。
カウンタ1000および符号器1013には基準時間信号1028が入力される。カウント信号1005は、記録波形テーブル1002に入力される。記録波形テーブル1002は、レベル発生信号1025をレーザー駆動回路1011に送出し、レーザー駆動回路1011はレーザー駆動電流1024を出力する。
図5(c)は、2Tw長マーク形成時の記録波形を示している。マーク形成期間305は、長さ1Tw、レベルPw1のパルスから構成される。マーク非形成期間は先頭に長さ1Tw、レベルPbの期間を置き、その後、次のマーク形成期間までPaレベルを維持する。
図5(d)は、3Tw長マーク形成時の記録波形を示している。マーク形成期間305は、図5(c)と同じ長さ1Tw、レベルPw1のパルスに引き続き、長さ1Tw、レベルPw2の期間が続く。マーク非形成期間は、図5(c)に示す記録波形と同様に、先頭に長さ1Tw、レベルPbの期間を置き、その後、次のマーク形成期間までPaレベルを維持する。マーク非形成期間の波形については、以降の図5(e)〜(f)に示す波形でも同様である。すなわち、マーク非形成期間はスペース長によらず、先頭に長さ1TwレベルPbの期間を置き、その後次のマーク形成期間までPaレベルを維持する。このようにマーク形成期間305における最短冷却期間は1Twとなっている。
図5(e)は、4Tw長マーク形成時の記録波形を示している。マーク形成期間305は、図5(c)と同じ長さ1Tw、レベルPw1のパルスに引き続き、長さ1Tw、レベルPaの期間、長さ1Tw、レベルPw3の期間が続く。
図5(f)および(h)は、それぞれ、5Twマーク長および7Twマーク長形成時の記録波形を示している。このように検出窓幅Twの奇数倍長マークの場合には、マーク長2Twあたり長さ1Tw、レベルPaの期間、長さ1Tw、レベルPw3の期間がマーク形成部の後端に付加される。マーク非形成期間は、スペース長によらず、先頭に長さ1TwレベルPbの期間を置き、その後次のマーク形成期間までPaレベルを維持する。
図5(g)および(i)は、それぞれ、6Twマーク長および8Twマーク長形成時の記録波形を示している。このように検出窓幅Twの偶数倍長マークの場合には、マーク長2Twあたり長さ1Tw、レベルPaの期間、長さ1Tw、レベルPw3の期間がマーク形成部の後端に付加される。
比較例では、本発明の実施形態に比べて記録パルス例の記録パワーがステップ状に変動しているため、複雑なパワー制御が必要になる。また、符号長4Twのマークを記録する場合、少なくと3Tw長の間、平均パワーレベルよりも高いパワーレベルで半導体レーザー素子を発光させる必要がある。光ディスクの記録密度が上昇し、微小なマークを形成することが求められる場合、比較例では、照射時間が長くなりすぎるため、所望のマーク形状が得られないという欠点がある。
本発明によれば、記録媒体にエネルギーを注入して未記録部とは物理的性質の異なるマークを形成し、それによってデータを記録するデータ記録装置において、高速で精度良くマークを形成することが可能となる。これにより、記録方式として高記録線密度化に有利なマークエッジ記録方式を用いることが可能となる。
以上により記録/再生動作の高速化、高信頼化が図られ、同時に情報記録装置および記録媒体の小型化が実現されるので、コストの点で有利となる。
本発明によるデータ記録装置の全体構成を示す図である。 図1に示す記録処理系の構成を説明する図である。 (a)から(h)は、本発明および従来技術による記録処理系の動作を説明するための図である。 (a)から(j)は、本発明によるデータ記録装置の第1の実施形態で採用する記録波形を示す図である。 (a)から(i)は、従来技術のデータ記録装置(比較例)における記録処理系の記録波形を示す図である。 (a)から(j)は、本発明によるデータ記録装置の第2の実施形態で採用する記録波形を示す図である。 (a)から(j)は、本発明によるデータ記録装置の第3の実施形態で採用する記録波形を示す図である。 本発明による適応型マーク補償の例を説明する図である。 本発明による適応型マーク補償の例を説明する図である。 従来のデータ記録装置における記録処理系の構成を示す図である。 (a)から(j)は、本発明によるデータ記録装置の第4の実施形態で採用する記録波形を示す図である。 (a)から(j)は、本発明によるデータ記録装置の第5の実施形態で採用する記録波形を示す図である。 (a)および(b)は、4Tw長マークを形成するための2種類の記録波形を示し、(c)および(d)は、それぞれ、形成されるマークの形状を模式的に示す図である。

Claims (15)

  1. パルス状のエネルギービームで記録媒体を照射することにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として前記記録媒体に記録するデータ記録方法であって、
    記録すべきデータに基づいてNRZIデータを生成するステップ(A)と、
    NRZIデータに含まれる各符号の符号長xに応じて、前記エネルギービームのパワー変調を規定する記録波形を決定するステップ(B)と、
    前記記録波形に基づいて前記エネルギービームのパワーを変調するステップ(C)と、を含み、
    前記ステップ(B)は、前記NRZIデータの最短符号長がn(nは1以上の整数)である場合において、符号長xがnおよびn+1の符号に対応する記録マーク形成期間に対しては、記録パルスが1個である記録波形を割り当て、符号長xがn+2以上の符号に対応する記録マーク形成期間に対しては、記録パルス(Pw)が複数個である記録波形を割り当てるとともに、
    符号長xがn+2以上の符号に対応する記録マーク形成期間における記録波形は、xを2で割った商に等しい数の記録パルスを含み、
    前記ステップ(B)は、前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数、および2つの記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間の数が相互に等しい符号長m(mは1以上の整数)および符号長m+1の符号について、
    符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長mのパルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長m+1のパルス幅」とした場合において、K=1の時に、
    (符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)
    の関係が成立するように記録波形を決定し、
    前記ステップ(B)は、
    記録パルス(Pw)が3個以上である符号長に対応する記録マーク形成期間に対しては、最初の記録パルス(Pw)と最後の記録パルス(Pw)を除いた記録パルス(Pw)の期間を等しくし、
    記録パルス(Pw)が4個以上である符号長に対応する記録マーク形成期間に対しては、最初の記録パルス(Pw)と最後の記録パルス(Pw)を除いた記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間を等しくするように記録波形を決定するデータ記録方法。
  2. 符号長xに応じて、対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる先頭パルスの開始位置のシフトを行なう請求項1に記載のデータ記録方法。
  3. 符号長xに応じて、対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる冷却パルスの終端位置のシフトを行なう請求項1に記載のデータ記録方法。
  4. 前記NRZIデータの最短符号長は2である請求項1に記載のデータ記録方法。
  5. 前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれるパルスがシフトされ、シフト量はT/16を単位として設定される請求項1に記載のデータ記録方法。
  6. 前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれるパルスをシフトする場合、シフト量は符号長xに応じて複数に分類して設定される請求項1に記載のデータ記録方法。
  7. 前記シフト量は、符号長xがn,n+1,n+2,n+3の少なくとも4つの区分けに応じて設定される請求項6に記載のデータ記録方法。
  8. パルス状のエネルギービームで照射されることにより、データを複数の長さのマークおよびスペースのエッジ位置情報として記録する記録領域を備えた記録媒体であって、
    前記エネルギービームのパワーの変調は、記録すべきデータに基づいて生成されるNRZIデータに含まれる各符号の符号長xに応じて、記録波形によって規定され、
    NRZIデータの最短符号長がn(nは1以上の整数)である場合において、符号長xがnおよびn+1の符号に対応する記録マーク形成期間に対しては、記録パルスが1個である記録波形を割り当て、符号長xがn+2以上の符号に対応する記録マーク形成期間に対しては、記録パルス(Pw)が複数個である記録波形を割り当てられ、
    符号長xがn+2以上の符号に対応する記録マーク形成期間における記録波形は、xを2で割った商に等しい数の記録パルスを含み、
    前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれる記録パルス(Pw)の数、および2つの記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間の数が相互に等しい符号長m(mは1以上の整数)および符号長m+1の符号について、
    符号長mの記録マーク形成期間に含まれる任意の第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長mのパルス幅」とし、符号長m+1の記録マーク形成期間に含まれる第K番目のボトムパワーレベル(Pb)の期間を「符号長m+1のパルス幅」とした場合において、K=1の時に、
    (符号長mのパルス幅)≦(符号長m+1のパルス幅)
    の関係が成立し、
    記録パルス(Pw)が3個以上である符号長に対応する記録マーク形成期間に対しては、最初の記録パルス(Pw)と最後の記録パルス(Pw)を除いた記録パルス(Pw)の期間が等しく、
    記録パルス(Pw)が4個以上である符号長に対応する記録マーク形成期間に対しては、最初の記録パルス(Pw)と最後の記録パルス(Pw)を除いた記録パルス(Pw)にはさまれたボトムパワーレベル(Pb)の期間が等しい、記録媒体。
  9. 符号長xに応じて、対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる先頭パルスの開始位置がシフトされる請求項8に記載の記録媒体。
  10. 符号長xに応じて、対応する記録マーク形成期間における記録波形に含まれる冷却パルスの終端位置がシフトされる請求項8に記載の記録媒体。
  11. 前記NRZIデータの最短符号長は2である請求項8に記載の記録媒体。
  12. 前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれるパルスがTw/16を単位としてシフトされる請求項8に記載の記録媒体。
  13. 前記記録マーク形成期間における記録波形に含まれるパルスのシフト量は、符号長xに応じて複数に分類して設定される請求項8に記載の記録媒体。
  14. 前記シフト量は、符号長xがn,n+1,n+2,n+3の少なくとも4つの区分けに応じて設定される請求項13に記載の記録媒体。
  15. 請求項8から請求項14の何れかに記載の記録媒体を再生する方法であって、
    前記記録媒体に光ビームを照射するステップと、
    前記記録マークを再生するステップと、を含む再生方法。
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