JP4273515B2 - アラーム表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はアラーム表示装置に関し、詳しくは、計測器やプロセス制御システムなどにおいて用いられる、予め設定された設定値に対する測定信号の測定値の大小関係に基づいて測定信号の異常の有無をアラーム情報として表示するアラーム表示装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8,図9はレコーダにおける測定値に対する従来のアラーム発生状況の表示例図である。図8はアラームの発生状況をログ形式で一覧表示するログ表示画面例を示し、図9は測定値をトレンドグラフで表示するとともにアラーム発生状況もグラフィック表示するグラフ表示画面例を示していて、これらの画面に表示されるカーソルは互いに連動して変化する。
【0003】
例えば、図8のログ表示側で所望のアラームデータ範囲を選択すると、その選択範囲の先頭時刻データと最後時刻データが図9のグラフ表示側の時間幅を設定するカーソル範囲に反映される。逆に、図9のグラフ表示側においてカーソルで時間幅を範囲選択した場合には、そのカーソル範囲に含まれるアラームのON,OFFデータが図8のログ表示側で選択表示される。
【0004】
具体的には、図8のログ表示では、測定チャンネルCH01のレベルL1のHアラームが「10:35:21.750」の時点でONになり、「10:35:50.000」の時点でOFFになるまでの間に発生した他の測定チャンネルCH32とCH31のアラームのON,OFF発生状況を時刻順に表示している。
これに連動して、図9では、測定チャンネルCH01の測定値MVの変化トレンドと、レベルL1のアラーム設定値SV(1.500V)に対するアラームON,OFFの発生区間表示ZNと、アラームON,OFF時刻に対応するカーソルCA,CBなどを表示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図8のログ表示は、もともとアラームON,OFFをリアルタイムに表示することを目的とするものであるため、アラームON,OFFを別々に表示している。
このため、図8のログ表示画面から各測定チャンネルのアラーム発生区間を直観的に把握することは困難であり、記録されている測定データを後で参照する場合の表示画面としては不便である。
また、図8のアラームログ表示と図9の測定値グラフ表示とを連動させる都合上、図8のアラームログ表示の順序は時系列順にならざるを得ないという問題点もある。
【0006】
本発明はこれらの問題点に着目したものであり、その目的は、各測定チャンネルのアラーム発生区間を直観的に把握できるとともに、ログ表示におけるアラーム配列の自由度の高いアラーム表示装置を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成する請求項1の発明は、
複数の測定チャンネルの測定値とアラーム設定値とを比較して各測定チャンネル毎にアラーム発生の有無を表示するアラーム表示装置において、
互いに連動したアラーム一覧表示画面と時間軸を有し測定値をグラフ表示する測定値表示画面を備え、
前記アラーム一覧表示画面は各測定チャンネルのアラーム設定レベル毎にアラームON,OFF時刻を対にして一覧表示し、
前記アラームの一覧表示から選択された少なくとも一つのアラームON,OFF時刻に基づいて前記測定値表示画面に表示されるグラフの時間幅のカーソル範囲を設定し、アラームON,OFF時刻がこのカーソル範囲で設定された時間幅と重なるアラームを一覧表示から選択して識別表示することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載のアラーム表示装置において、アラームの一覧表示順序は、任意であることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1記載のアラーム表示装置において、
前記測定値表示画面に表示される時間幅のカーソル範囲を設定するアラームの表示形態と、カーソル範囲で設定された時間幅と重なるアラームの表示形態とを異ならせることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3記載のアラーム表示装置において、時間幅のカーソル範囲を設定するアラームの表示形態と、カーソル範囲で設定された時間幅と重なるアラームの表示形態とを異ならせることを特徴とする。
【0011】
これらにより、各測定チャンネルのアラーム設定レベル毎のアラームON,OFFの状態を、的確に直観的に把握できる。
そして、複数のアラーム情報を一覧表示するのにあたりアラームのON,OFF時刻の制限を受けることなく全く任意に配列でき、従来のカーソルによる時間範囲指定と同様にアラーム一覧中から指定されたアラームの所定の時間範囲と重なる他の少なくとも一つのアラームをアラーム一覧中から選択して識別表示できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に基づくアラームの一覧表示例である。図1に示すように、本発明では、各測定チャンネルのアラーム設定レベル毎にアラームON,OFF時刻を対にして一覧表示している。
例えば測定チャンネルCH01のレベルL1のHアラームについては「15:48:49.750」の時点でONになって「16:49:17.625」の時点でOFFになったことを対にして一列表示している。なお、これら各時刻データに続く[ ]内の値は、測定データのサンプリング番号である。
また、Hアラームは青色の上向き矢印で示し、Lアラームは赤色の下向き矢印で示している。
【0013】
このように各測定チャンネルのアラーム設定レベル毎にアラームON,OFF時刻を対にして一覧表示しているので、それぞれのアラームON,OFF時刻を読み取ることで、従来のように一覧表示の中から該当測定チャンネルの所定のアラーム設定レベルのアラームON時刻とアラームOFF時刻を個別に探し出して読み取ることなく、アラーム発生区間を容易かつ明確に把握認識できることになる。
【0014】
図2は本発明に基づいてアラーム一覧表示からグラフ表示のような測定値表示に連動させる場合の概念図、図3はその処理の流れを説明するフローチャートである。
1)(a)の一覧表示画面において、例えば縦縞を付けたアラーム3のON,OFF時刻t6,t7を選択し(ステップSP1)、この選択アラームに基づいて時間幅のカーソル範囲を計算する(ステップSP2)。これにより、(b)のグラフ表示画面に示すように、アラーム3の波形のON,OFF時刻t6,t7に基づいてカーソル範囲が設定される。なお、複数のアラームを選択した場合には、その中で最初にONになったところから最後にOFFになったところまでがカーソル範囲になる。
【0015】
2)このようにして設定されたカーソル範囲に重複するアラーム((b)の例では0,2,4)を求める(ステップSP3)。
3)アラーム一覧表示では(c)に示すように、1)で指定した縦縞を付けたアラーム3と2)で求めた横縞を付けたアラーム0,2,4とを強調して識別表示する(ステップSP4)。
4)なお、必要に応じて、測定値表示画面において、カーソルを移動させる(ステップSP5)。
【0016】
図4はこのようにしてアラーム選択されたアラーム一覧表示画面例図である。ポインタに挟まれている「測定チャンネルCH32/レベルL2/Lアラーム」が1)で選択したアラームで、バックがハイライトになっている「測定チャンネルCH01/レベルL2/Lアラーム」と「測定チャンネルCH31/レベルL1/Hアラーム」が2)で求めたアラームである。
【0017】
図5は本発明に基づいてグラフ表示のような測定値表示画面からアラーム一覧表示に連動させる場合の概念図、図6はその処理の流れを説明するフローチャートである。
1)図5(a)の測定値表示画面において、アラーム3の選択により設定されたON,OFF時刻t6,t7に基づくカーソル範囲に重複するアラーム(この例では0,2,4)を求める(ステップSP1)。
2)アラーム一覧表示画面において(b)に示すように1)で求めたアラーム0,2,4をアラーム3とともに例えば縦縞を付けたように強調して識別表示する(ステップSP2)。
【0018】
実際に測定値表示に連動して表示されたアラーム一覧表示画面の例を図7に示す。この場合、図4のようなポインタは表示されない。
【0019】
図4および図7の例から明らかなように、アラーム一覧表示においては、該当するアラームを識別可能なように強調表示している。これにより、該当アラームがアラーム一覧の中に分散して存在していても問題なく表示できる。従って、アラーム一覧表示においてはアラームを任意の順序(必要な条件で整列するなど)で表示しても、測定値表示と矛盾なく連動できる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各測定チャンネルのアラーム発生区間を直観的に把握できるとともに、ログ表示におけるアラーム配列の自由度の高いアラーム表示装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくアラームの一覧表示例である。
【図2】アラーム一覧表示から測定値表示に連動させる場合の概念説明図である。
【図3】図2の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図4】アラーム選択されたアラーム一覧表示画面例図である。
【図5】測定値表示からアラーム一覧表示に連動させる場合の概念説明図である。
【図6】図5の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図7】測定値表示に連動して表示されたアラーム一覧表示画面例図である。
【図8】従来のアラーム一覧表示画面例図である。
【図9】従来のグラフ表示画面例図である。
【符号の説明】
MV 測定値
SV アラーム設定値
CA,CB カーソル線
ZN アラーム発生区間表示
Claims (3)
- 複数の測定チャンネルの測定値とアラーム設定値とを比較して各測定チャンネル毎にアラーム発生の有無を表示するアラーム表示装置において、
互いに連動したアラーム一覧表示画面と時間軸を有し測定値をグラフ表示する測定値表示画面を備え、
前記アラーム一覧表示画面は各測定チャンネルのアラーム設定レベル毎にアラームON,OFF時刻を対にして一覧表示し、
前記アラームの一覧表示から選択された少なくとも一つのアラームON,OFF時刻に基づいて前記測定値表示画面に表示されるグラフの時間幅のカーソル範囲を設定し、アラームON,OFF時刻がこのカーソル範囲で設定された時間幅と重なるアラームを一覧表示から選択して識別表示することを特徴とするアラーム表示装置。 - アラームの一覧表示順序は、任意であることを特徴とする請求項1記載のアラーム表示装置。
- 前記測定値表示画面に表示される時間幅のカーソル範囲を設定するアラームの表示形態と、カーソル範囲で設定された時間幅と重なるアラームの表示形態とを異ならせることを特徴とする請求項1記載のアラーム表示装置。
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