JPH04369099A - プロセス監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プラント各所のプロセ
ス状態を監視する場合に利用されるプロセス監視装置に
係わり、特に警報項目等の確認を画面上で効率的に行う
プロセス監視装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、プロセス監視装置では、プラン
ト各所の動作状態情報（目標値，操作量，制御量）を表
示しているが、その他にも例えばアラ−ム信号一覧や操
作員に対するガイダンス一覧等の内容を表示することに
より、操作員が表示画面上で警報項目等を確認する機能
をもっている。これらの一覧表示機能では、「アラ−ム
の重要度」というような規則に従って編集された全項目
のうちＣＲＴに表示できる所定数の項目だけを表示する
一方、それら表示項目の横に全項目のうち現在どのあた
りを表示しているかを示すスクロ−ルバ−を表示するガ
イド表示機能をもたせている。

【０００３】このとき、前記スクロ−ルバ−上をマウス
などの入力装置により新たに画面表示分の位置指定を行
なうと、その新たに指定された位置に相当する前記画面
表示分の項目がＣＲＴ画面上に表示される。また、現在
表示している位置を示しているガイドをマウスなどで移
動させて表示項目を変更指定することも可能である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
スクロ−ルバ−の表示では、操作員が注目したい項目を
探すときに、現在の表示項目は全項目の並びの中で上の
方にあるという大まかな位置を把握できるが、全項目内
における小分類一つ一つの内訳が分らないので、スクロ
−ルバ−上のどの位置を指定したら注目したい項目を表
示できるのかが分らない。そのために、何度も表示位置
を指定しなおして画面の表示を移動させなければ注目し
たい項目を探すことが難しく、操作が非常に煩雑である
と同時に監視能率の低下を招く問題がある。

【０００５】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、一覧表示の項目全体の中から注目したい項目を容易
に探し出しうるプロセス監視装置を提供することを目的
とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、複数の測定点から取り込んだプロセスデ−
タを所定の判断基準デ−タの下にプロセス状態を判断す
るプロセス状態判断手段と、このプロセス状態判断手段
によって判断されたプロセス状態デ−タを、アラ−ム重
要度の分類分けに基づいて格納するデ−タ保持手段と、
このデ−タ保持手段に保持されたプロセス状態デ−タを
アラ−ム重要度の分類分けによってＣＲＴ表示装置に色
分け表示する項目表示手段と、前記デ−タ保持手段に保
持されたプロセス状態デ−タ全体に対する分類分けされ
たアラ−ム重要度の割合を算出する割合算出手段と、前
記ＣＲＴ表示装置にスクロ−ルバ−を表示するとともに
このスクロ−ルバ−内に前記割合算出手段で算出された
割合デ−タに基づいて色分け表示し、かつ、現在の表示
位置を表示するスクロ−ルバ−表示手段と、前記スクロ
−ルバ−内の現在の表示位置の変更をチェックし、当該
変更表示位置に基づいて表示範囲を前記項目表示手段に
送出する指定位置検出手段とを備え、所要とするアラ−
ム重要度のプロセス状態を表示可能とした構成である。

【０００７】

【作用】従って、本発明は以上のような手段を講じたこ
とにより、予め、デ−タ保持手段にプロセス状態デ−タ
がアラ−ム重要度の分類分けに基づいて格納されるので
、項目表示手段は画面表示分のプロセス状態デ−タの前
記分類分けに基づく色分け表示を行え、また割合算出手
段はプロセス状態デ−タ全体に対する分類分けされたア
ラ−ム重要度の割合を算出できるので、この算出された
割合デ−タに基づいて、スクロ−ルバ−表示手段はスク
ロ−ルバ−を分割および色分けしてガイド表示を行うこ
とができる。すなわち、操作員が色分け分割表示された
スクロ−ルバ−を見ただけで前記プロセス状態デ−タの
内訳が分るようになるので、従来のように何度も表示位
置を移動させながら項目を探す動作がなくなる。その結
果、操作員は一目で確認したいアラ−ム重要度に対応し
たスクロ−ルバ−上の指定を行うことができ、指定位置
検出手段により再指定位置の検出がされた後、前記指定
に対応したプロセス状態デ−タが画面に表示されるので
、注目したいプロセス状態デ−タの確認が効率的に行わ
れる。

【０００８】

【実施例】図１は本発明に係るプロセス監視装置の一実
施例を示す機能ブロック図である。同図において１はプ
ラントの各所から取り込んだプロセスデ−タと上・下限
値その他種々の基準値，設定値などと比較してプロセス
状態、つまりプラント各所の異常の程度，異常内容を判
断するプロセス状態判断手段であって、ここで判断され
た異常の程度などのプロセス状態デ−タは所定の信号名
称に変換されてデ−タ保持手段２に送出される。このデ
−タ保持手段２はプロセス状態判断手段１から送られて
くる信号名称などに関し、「アラ−ムの重要度」例えば
重故障，中故障および軽故障の順番に並び替えを行って
保持するものとする。

【０００９】３は項目表示手段であって、これはデ−タ
保持手段２に保持されている信号名称のうち上から順番
に表示画面の表示分だけ読み出して表示可能に編集し、
かつ、アラ−ムの重要度に応じて色分けしてＣＲＴ表示
装置４に表示する。例えば重故障に係るアラ−ムの内容
の場合には赤色、中故障の場合には紫色、軽故障の場合
には黄色で表示する、さらに、前記ＣＲＴ表示装置４に
は必要なデ−タや命令等を入力するキ−ボ−ド５ａや表
示位置の指定を行うマウス５ｂ等の入力装置が接続され
ている。

【００１０】６はデ−タ保持手段２の保持デ−タ全体に
対する重故障，中故障および軽故障のそれぞれの割合或
いは少なくともデ−タ全体に対する重故障の割合を算出
して割合デ−タをスクロ−ルバ−表示手段７に送出する
割合算出手段である。

【００１１】このスクロ−ルバ−表示手段７は、ＣＲＴ
表示装置４の表示画面上にスクロ−ルバ−の他、割合算
出手段６の重故障，中故障，軽故障の割合デ−タに基づ
いてスクロ−ルバ−を分割して色分け表示する一方、デ
−タ全体の中での現在の表示位置を表示する機能をもっ
ている。

【００１２】８は指定位置検出手段であって、これは一
定周期ごとにキ−ボ−ド５ａまたはマウス５ｂによって
スクロ−ルバ−上における現在の表示位置が変更された
か否かをチェックし，変更された場合にはその指定表示
位置デ−タを前記項目表示手段３に送出する。従って、
この項目表示手段３では指定位置検出手段８からの指定
表示位置デ−タに基づいてデ−タ保持手段２からデ−タ
を読み出してＣＲＴ表示装置４の表示画面に表示しなお
す機能をもっている。次に、上記装置の動作について、
図２および図３を参照しながら説明する。

【００１３】まず、操作員が画面４ａ上において表示位
置の指定を行なうと、項目表示手段３では当該指定位置
に基づいて表示範囲内でのプロセス状態デ−タをデ−タ
保持手段２から読み出して画面４ａに表示する（ＳＴ１
）。このとき、プロセス状態デ−タのアラ−ム重要度の
分類分けに従って重故障に係る場合には図３の（ａ）の
ように赤色，中故障に係る場合には図３の（ｂ）のよう
に紫色で表示する。因みに、図３の（ａ）に示す画面上
に表示されたプロセス状態デ−タの内容として例えば「
Ｔ００１」、「Ｔ００２」、・・はプラントの場所、制
御機器或いは検出・操作機器を意味し、またＰＨ、ＰＬ
、・・はアラ−ムの内容を表すものとする。

【００１４】一方、割合算出手段６ではプロセス状態デ
−タ全体の数と分類分けされたアラ−ム重要度に占める
プロセス状態デ−タの数を読みだして、その各分類分け
毎のプロセス状態デ−タの数が前記プロセス状態デ−タ
全体に占める割合を各々算出し、割合デ−タとして出力
する（ＳＴ２）。

【００１５】しかる後、スクロ−ルバ−表示手段７はア
ラ−ム一覧の横にスクロ−ルバ−１１を表示する一方、
割合算出手段６からの割合デ−タを基にスクロ−ルバ−
１１を重故障の場合には赤色、中故障の場合には紫色、
軽故障の場合には黄色の如き色分けしてガイド表示及び
前記プロセス状態デ−タ全体に対する現在の表示位置１
２を表示する（ＳＴ３）。

【００１６】ところで、以上のような画面の表示状態に
おいて操作員が注目したい項目を探し出すとき、キ−ボ
−ド５ａ或いはマウス５ｂにてスクロ−ルバ−１１の注
目部分をクリック１３し、現在表示位置の変更指定を要
求する。例えば、中故障のあるアラ−ムについて調べた
いときはスクロ−ルバ−１１の紫色の所要部分を指定す
ることになる。このとき、指定位置検出手段８では、一
定周期ごとに現在表示位置の変更要求があるか、つまり
スクロ−ルバ−１１がクリックされたか否かを判断し（
ＳＴ４）、クリックされている場合にはその変更された
指定表示位置デ−タを項目表示手段３に送出する。この
場合には再度ステップＳＴ１に戻り、その指定表示位置
デ−タに基づいて表示可能範囲のプロセス状態デ−タを
デ−タ保持手段２から読み出して画面４ａに表示する。

【００１７】また、ステップＳＴ４においてクリックさ
れていないと判断したとき、次のステップＳＴ５にて表
示の終了要求有無を判断し、終了要求があれば表示終了
を行い、終了要求がない場合にはステップＳＴ４に戻っ
てスクロ−ルバ−１１がクリックされたか否かを繰り返
し判断する。

【００１８】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、操作員による表示位置の指定の後、割合算出手段６
により算出された全プロセス状態デ−タの内訳の割合を
スクロ−ルバ−表示手段７がスクロ−ルバ−に反映させ
てガイド表示を行なうので、スクロ−ルバ−を見るだけ
で全プロセス状態デ−タの内訳と現在の表示位置がわか
り、操作員は容易に調べたい項目を確認することが可能
となる。また、さらに分割表示されたスクロ−ルバ−の
分割の範囲内とその範囲内に該当する表示項目とを連動
させて同じ色で表示を行なうことにより、視覚的にも確
認が容易となる。　　次に図４は操作員に対するガイダ
ンスの一覧表示の例を示す図である。ここで重要なのは
そのガイダンスが操作員により確認操作されたか、未確
認のままかという点である。未確認はブリンク表示によ
って表すものとする。従って、この実施例ではスクロ−
ルバ−１１をブリンク表示している部分とブリンク表示
していない部分とに分けて表示を行なう。

【００１９】図４の（ａ）において、現在の表示位置１
２はスクロ−ルバ−１１のブリンク表示の部分であるか
ら、表示されているガイダンス１４はブリンク表示され
ている。すなわち、表示されているガイダンス１４は未
確認である。

【００２０】確認済みのガイダンスについて調べたいと
きには、スクロ−ルバ−１１のブリンクしていない部分
を指定すると、ＣＲＴ表示は図４の（ｂ）のようにブリ
ンク表示していない確認済みのガイダンスを表示する。

【００２１】従って、この図４に示す実施例の構成によ
れば、最初にガイダンスの画面を操作員が呼び出したと
きには項目表示手段３とスクロ−ルバ−表示手段７とで
表示を行なうデ−タは全てブリンク表示にしておき、確
認操作後に、操作員が新たに表示位置の指定を行なって
指定位置検出手段８に検出されると、前記指定位置に対
応する分割されたスクロ−ルバ−の範囲とその範囲に該
当する表示項目とのブリンク表示を項目表示手段３とス
クロ−ルバ−表示手段７とがとりやめることにより、操
作員は画面上に表示されている項目について確認操作し
たか、未確認かの区別を容易につけることができる。さ
らに、調べたい確認済みガイダンスについてもスクロ−
ルバ−１１のブリンクしていない部分の指定により表示
することができる。

【００２２】なお、上記実施例においては、アラ−ムの
重要度による表示例や操作員のガイダンス確認表示の例
を述べたが、機械ごと，或いは温度や圧力等の種類ごと
に表示を行なう場合でもスクロ−ルバ−１１を分割して
ガイド表示を行なうことにより上記実施例と同様に適応
できる。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施できる。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、項
目全体の中の小分類毎にスクロ−ルバ−を分割してガイ
ド表示を行なうことにより前記項目全体の内訳と現在の
表示位置が一目でわかるので、一覧表示の項目全体の中
から注目したい項目を容易に探し出すことのできるプロ
セス監視装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るプロセス監視装置の一実施例を示
す機能ブロック図である。

【図２】本発明に係るプロセス監視装置の一実施例を示
す動作フロ−チャ−ト図である。

【図３】アラ−ムが発生している信号の一覧表示の例を
示す図である。

【図４】操作員に対するガイダンスの一覧表示の例を示
す図である。

【符号の説明】

１…プロセス状態判断手段、２…デ−タ保持手段、３…
項目表示手段、４…ＣＲＴ表示装置、５ａ…キ−ボ−ド
，５ｂ…マウス、６…割合算出手段、７…スクロ−ルバ
−表示手段、８…指定位置検出手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の測定点から取り込んだプロセス
   デ−タを所定の判断基準デ−タの下にプロセス状態を判
   断するプロセス状態判断手段と、このプロセス状態判断
   手段によって判断されたプロセス状態デ−タを、アラ−
   ム重要度の分類分けに基づいて格納するデ−タ保持手段
   と、このデ−タ保持手段に保持されたプロセス状態デ−
   タをアラ−ム重要度の分類分けに従ってＣＲＴ表示装置
   に色分け表示する項目表示手段と、前記デ−タ保持手段
   に保持されたプロセス状態デ−タ全体に対する分類分け
   されたアラ−ム重要度の割合を算出する割合算出手段と
   、前記ＣＲＴ表示装置にスクロ−ルバ−を表示するとと
   もにこのスクロ−ルバ−内に前記割合算出手段で算出さ
   れた割合デ−タに基づいて色分け表示し、かつ、現在の
   表示位置を表示するスクロ−ルバ−表示手段と、前記ス
   クロ−ルバ−内の現在の表示位置の変更指定をチェック
   し、変更指定があったとき指定表示位置デ−タを前記項
   目表示手段に送出する指定位置検出手段とを備え、所要
   とするアラ−ム重要度のプロセス状態を表示可能とした
   ことを特徴とするプロセス監視装置。