JP2543957B2 - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、発電プラント、化学プラントのような大
規模プラントなどにおいて、計装システムを含めたプラ
ントの監視装置に関する。
(従来の技術) 大規模のプラントにおいては、多数の設備および機器
が有機的に結合して機能しており、プラントを監視する
ための検出器も非常に多数設けられている。そのため、
プラント監視のためには、これらの多数の検出器検出値
を見る必要があるが、従来のプラント監視装置では、プ
ラント状態量が設定された限界値を越えた時点でプラン
ト操作員に警報を発するようにし、その異状原因の同定
と対策はプラント操作員に委ねる形態をとっていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のプラント監視装置で
は、検出器ごとに設ける許容範囲を狭くし過ぎると警報
が頻繁に発せられ、逆に許容範囲を拡げ過ぎると異状の
検出が遅れてしまうことになり、許容範囲の設定がむず
かしい問題点があった。
また、ある検出器のデータが限界値を越えて警報が発
せられても、それが直ちに処理をしなければならない異
状とは限らず、仮に緊急を要する異状であってもその警
報から一意的に対応が決定するものでもなく、熟練した
プラント操作員にとっても異状原因の同定は困難な作業
であり、操作員に過大な負担を負わせていた。特に変化
の速いプラントにおいては、ある検出器が限界値を越え
て警報が発せられた時点では異状がかなり進行してしま
っていて、ごく短時間のうちに対策を施さなくては大事
故を招く事態に至りかねないような場合もありうる。こ
の様な場合に操作員の判断に頼っていると、緊急である
がゆえにかえって判断を誤り、誤操作により事態をさら
に悪化させてしまう危険もあるという問題点があった。
この発明は、上記のような従来の問題点を解決し、む
やみに警報を発すること無く、しかも対策の必要な異状
に対して早期に、かつ正確に真の原因を判断し、具体的
な対策措置までも指示してプラント操作員の作業負担を
軽減し、安全かつ正確にプラントを監視することができ
るプラント監視装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明のプラン監視装置は、プラントの状態データ
を入力するプラントデータ入力部と、前記プラントデー
タ入力部により入力された過去および現在のプラントデ
ータに基づいて、現在および未来のプラント状態を判断
するための知識を格納した知識ベースであって、プラン
ト状態の異状を判断する異状判定知識と、異状の緊急度
および重要度によるランク付けを行うランク付け知識
と、異状に対する真の原因を究明するための原因判定知
識と、異状の原因に対する異状対策知識と、知識ベース
にない初めて現れた異状を判別し、記録する未経験異状
判定知識が格納されているものと、この知識ベースの知
識を選択し組合せることにより推論処理を行なう推論処
理部と、この推論処理結果に基いて自動的に異状に対す
る警報などの処置を区別して出力する出力部とを備えた
ものである。
(作用) この発明のプラント監視装置では、周期的に読み込ん
だデータの時系列的変化やデータ相互の関係など、設計
条件やプラント操作員の経験などから得られた異状判定
知識と常に照らし合わせ、異状を判断あるいは予測す
る。
そして、異状が検出されると、一時的なデータ異状の
ように逐一プラント操作員に警報で知らせなくとも済む
異状や重要ではあるが緊急を要しない異状、さらには、
直ちに対策措置が必要な異状のように異状のランク付け
を行い、この異状のランクにより、必要な場合は原因究
明を行い、プラント操作員に指示する対策を決定する。
そして、プラント操作員が異状のランクを認識し、そ
れぞれのランクに応じた対応が行えるように警報および
表示出力も区別して行なわせる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図に基いて詳説する。
第1図に示すこの発明の一実施例のプラント監視装置
は、プラントデータの検出器11と、一定周期で検出器1
1,11…からプラントデータを収集し、工学単位変換、平
均値演算、データ保存などの処理を行う入力処理部12
と、この入力処理部12から入力したプラントデータを記
録するプラントデータベース13とを備えている。
さらに、プラントの状態判定や設備に関する知識など
を蓄積した知識ベース14と、プラントデータベース13に
記録された過去および現在のデータと知識ベース14の知
識とを照合し、推論処理を行う推論処理部15と、推論処
理部15の処理結果を受けて、それぞれの異状ランクに応
じた出力を行う推論結果出力部16と、警報または異状判
定結果などを出力するベル、アナンシェータ、CRTなど
の表示出力装置17と、異状発生履歴のデータベース18と
を備えている。
前記知識ベース14は、異状判定知識141、ランク付け
知識142、原因判定知識143、異状対策知識144、未経験
異状判定知識145から構成される。
上記の構成のプラント監視装置の動作を、次に説明す
る。
第2図のフローチャートに基いて、入力処理部12は一
定ごどに各データ検出器11をサーチし、プラントデータ
を収集する。収集されたデータは、工学単位変換、移動
平均の算出などを行い、プラントデータベース13に記憶
される(ステップ21)。
推論処理部15は、上記データ入力処理でデータ入力す
る周期毎に、異状判定知識14を用いてプラントデータベ
ース13に記憶された過去および現在のプロセス値、平均
値、制御設定値、制御操作値などと照合して異状判定を
行なう(ステップ22)。
この異状判定処理において異状が検出または予測され
た場合(ステップ23)、ランク付け知識142を用いて異
状の重要度や緊急度に応じて、無視できる異状、対策が
必要な重大な異状、緊急に対策を必要とする異状、その
他の未登録異状に分類する(ステップ24)。
そして、無視できる異状であった場合、プラント操作
員には通知せず、また処置が要求されるような異状に関
しては知識に基づいて自動的に処置を行なうようにする
(ステップ25)。
ステップ24において対策が必要な異状とされた場合、
原因判定知識143を用い、検出された異状に対してその
原因仮説を立て、プラントデータベース13のデータによ
り検証し、さらにその原因事態が最終原因でない場合に
は、同様の推論動作により真の原因を求める。そして、
真の異状原因が決定すると、異状対策知識144を用い
て、発生した異状と、その原因および対策とが結び付け
られる(ステップ26)。
異状が検出され、異状の解析処理がされると、異状の
ランクによりアナンシェータなどの表示出力装置17に重
大な異状発生、緊急異状発生、原因不明異状発生などが
表示されると共に、ベルによってもこれらが区別できる
ように音を変えて発せられる(ステップ27)。
また、異状原因が決定しているものに関しては、異状
発生箇所とその原因箇所がCRTのような表示出力装置17
のプラントフロー表示部上に色替え表示で示され(ステ
ップ28〜30)、さらに緊急性のある異状に関しては対策
も同時に表示される(ステップ31,32)。
尚、発生した異状に関しては、ランクに関係なく異状
発生履歴データベース18に記録される(ステップ33)。
このようにして、プラント監視を知識ベース14に基い
て行うことにより、プラントデータ個々の変化速度、変
化加速度など微妙な変化、およびデータ相互の関係、設
計条件との対比などから総合的に判断してプラント状態
を判定し、発見された異状に対してランク付けし、しば
しば発生し、簡単な処置で済むような異状に対しては自
動的に処理してしまい、重大な異状、特に緊急を要する
ような異状に対してはその原因および対策を表示出力装
置17により同時に表示することにより、すばやい対応を
可能にしている。
さらに、原因判定の知識がなく、初めて現れる異状に
対しても、未経験異状と確認してプラント操作員に通知
するため、対応および知識ベース14の更新ができる。し
たがって、発見された異状は、そのランクにより警報方
法が区別されるため、プラント操作員に過度の負担がか
からず、余裕を持ってプラント運転ができ、熟練した操
作員でなくても安全かつ正確にプラントの運転ができる
ようになるのである。
[発明の効果] 異状のようにこの発明によれば、知識ベースと推論処
理手段を用いてプラント異状発見時に異状のランク付け
を行ない、軽度のものから重大、緊急なものまでそのラ
ンクに応じた警報出力と異状原因、対策表示を行なうこ
とができるため、プラント操作員は緊急に対策の必要な
異状についてその原因、対策をもただちに知ることがで
き、プラント運転、監視の負担が大幅に軽減される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のプラント監視装置の一実施例のブロ
ック図、第2図は上記実施例における異状判定および異
状のランク分け表示動作を示すフローチャートである。 11……検出器、12……入力処理部 13……プラントデータベース 14……知識ベース、141……異状判定知識 142……ランク付け知識 143……原因判定知識、144……異状対策知識 145……未経験異状判定知識 15……推論処理部、17……表示出力装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラントの状態データを入力するプラント
    データ入力部と、前記プラントデータ入力部により入力
    された過去および現在のプラントデータに基づいて、現
    在および未来のプラント状態を判断するための知識を格
    納した知識ベースであって、プラント状態の異状を判断
    する異状判定知識と、異状の緊急度および重要度による
    ランク付けを行うランク付け知識と、異状に対する真の
    原因を究明するための原因判定知識と、異状の原因に対
    する異状対策知識と、この知識ベースの知識を選択し組
    み合わせることにより推論処理を行う推論処理部と、異
    状に対する処置を出力する出力部とを備え、前記推論処
    理部は、異状のランクに応じて警報を区別して前記出力
    部に出力し、処置内容の程度に応じて自動処理を行うこ
    とを特徴とするプラント監視装置。
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