JPH10239487A - プラント運転支援装置 - Google Patents

プラント運転支援装置

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Publication number
JPH10239487A
JPH10239487A JP3880997A JP3880997A JPH10239487A JP H10239487 A JPH10239487 A JP H10239487A JP 3880997 A JP3880997 A JP 3880997A JP 3880997 A JP3880997 A JP 3880997A JP H10239487 A JPH10239487 A JP H10239487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reliability
process signal
signal
plant operation
processing unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3880997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouhei Hisamochi
康平 久持
Yoshifumi Nagata
好文 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH10239487A publication Critical patent/JPH10239487A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

Abstract

(57)【要約】 【課題】計装系が信頼できない可能性のある仮想的な異
常時に運転員の判断を支援するプラント運転支援装置を
提供する。 【解決手段】異常時に予想される信号範囲の知識と、異
常の度合いに応じて運転員が入力した信頼度設定を基に
プロセス信号の信頼度を評価し、入力した信頼度を満足
するプロセス信号とその信頼度データとプラント運転設
定値を表示するプラント運転支援装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラント運転支援装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力プラントに異常が発生した場合、
その影響は複数の信号の変化として観測されることが多
い。プラントの運転員には、これら信号の変化からプラ
ントの状態を判断し、適切な処置をとることが要求され
るが、異常の規模が大きい場合には、運転員にかかる負
担は過大なものになり、誤判断を招く可能性がある。こ
のため異常時における運転員の状況判断を支援するため
のプラント運転支援システムの開発が行われている。
【0003】プラント運転支援装置の従来技術は、特開
平3−92799号公報に、プラントの異常発生時に異常の原
因警報の判定,処置に関わる重要警報の選出,シーケン
ス動作の監視,原因警報の起因事象の判定を行い、これ
らの結果から総合的に対応処置を決定し、それを表示す
ることにより運転員の状況判断を支援する異常時の運転
支援システムが記載されている。また、プラントの異常
時に使用することが想定されている計装系は、想定され
る最大の荷重に対して耐えうる設計がなされているが、
設計条件を超えるような仮想的な事故では、計装系の信
頼性が低下し従来技術では運転員の適切な判断の支援が
できない可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−92799号公報
に記載の従来技術は、計装系が健全である場合の運転員
の状況判断を支援することを図るものであり、計装系の
信頼度の評価及び計装系に異常がある場合の運転員の状
況判断を支援することについては考慮されていない。
【0005】本発明の目的は、計装系が信頼できない可
能性のある仮想的な異常時に運転員の判断を支援するプ
ラント運転支援装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、プロセス信号を検出するために使用さ
れるセンサとケーブルの周囲に存在する検出器の信号を
プロセス信号と共にプロセス信号の周囲信号として保存
し、プロセス信号の周囲信号を監視する状態監視部と、
周囲信号と周囲信号の有効範囲の知識と、異常時に予想
される信号範囲の知識であるプロセス信号設定ルール
と、異常の度合いに応じて運転員が入力した信頼度設定
を基に前記プロセス信号の信頼度を評価し、プロセス信
号の信頼度データとして保存する信頼度処理部と、異常
時のプラント運転に関する設定値と、プロセス信号と設
定値の関係を保存するプラント運転設定値処理部と、信
頼度を入力することにより、信頼度処理部で保存された
信頼度データを基に、入力した信頼度を満足するプロセ
ス信号と、信頼度処理部で保存された信頼度データと、
プラント運転設定値処理部で保存されたプロセス信号と
設定値の関係を表示する出力処理部を備え、異常時にお
ける運転員の状況判断を支援することを特徴とする。
【0007】したがって、本発明によれば、プロセス信
号の信頼度を評価することにより、その信号を発生させ
る装置に異常がある場合、もしくは異常があることを想
定した場合に、全てのプロセス信号の信頼度を判定し、
信頼度に応じたプロセス信号,プロセス信号の信頼度,
プラント運転上の設定値との関係を、運転員の信頼度の
選択により表示することができるので、運転員の状況判
断がより確実性を増し、誤操作の可能性が低下する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の機能構成図を示
すもので、本発明のプラント運転支援装置1は信号入力
部2,状態監視部3,信頼度条件入力部4,信頼度設定
入力部5,信頼度処理部6,プラント運転設定値情報格
納部7,プラント運転設定値処理部8および出力処理部
9とから構成されている。
【0010】本装置は、一定時間間隔で起動され、プラ
ントのプロセス信号が信号入力部2より入力される。
【0011】状態監視部3では、信号入力部2に入力さ
れたプロセス信号と、そのプロセス信号を検出する装置
の周囲環境を検出するために割り当てられたプロセス信
号を例えば温度,圧力,湿度,放射線のプロセス信号を
周囲環境データとして、プロセス信号と共に保存する。
【0012】信頼度処理部6では、状態監視部3で保存
されたプロセス信号とそのプロセス信号の周囲環境デー
タを基に信頼度を判定する。信頼度は、上記温度,圧
力,湿度,放射線等のプロセス信号としてプラントから
入力される条件と、地震及びプロセス信号を検出する装
置の測定範囲等のプロセス信号を検出する装置の設計に
関わる条件と、プロセス信号の指示値の挙動に関わる条
件により判定する。信頼度の判定は、上記条件を検出す
るために割り当てられたプロセス信号とプロセス信号を
検出する装置の設計条件とを照合することにより、条件
に合致する個数を加算し、信頼度データとする。信頼度
処理部6で、プロセス信号の挙動により信頼度を判定す
る場合は、プロセス信号とそのプロセス信号の検出器の
周辺の検出器のプロセス信号について、その指示値及び
上昇傾向か下降傾向なのかを示すトレンドデータの照合
を行う。指示値の照合では、信頼度条件入力部4で、そ
の相違範囲を入力することにより、指示値の照合による
信頼度を判定する。また、信頼度条件入力部4では、信
頼度を判定するためのプロセス信号が存在しない場合
や、運転員が条件を変更したい場合に、照合すべき条件
が入力される。
【0013】また、信頼度処理部6では、信頼度処理部
6に保存された信頼度設定ルールに基づき異常の度合い
に応じた信頼度設定がなされ、各プロセス信号の信頼度
が判定される。判定された信頼度データは、信頼度処理
部6で、各プロセス信号と共に保存される。
【0014】信頼度設定入力部5では、表示したい信頼
度を入力する。入力された信頼度を満足するプロセス信
号は、出力処理部9で表示される。
【0015】プラント運転設定値処理部8では、プラン
ト運転に関わる全ての設定値が保存されているプラント
運転設定値情報格納部7から得られるプラント運転に関
する設定値と信頼度処理部6から得られた信頼度付きの
プロセス信号を照合し、設定値の到達を判定し、出力処
理部9で表示される。
【0016】出力処理部9では、信頼度処理部6で得ら
れたプロセス信号、そのプロセス信号の信頼度データお
よびプラント運転設定値処理部8で得られた設定値との
関係データを表示する。
【0017】次に、原子力プラントに何らかの異常が発
生し、格納容器温度が上昇し、温度データ1は100℃
示し、温度データ2は97℃を示し、温度データ3が1
75℃を示す場合を例にとって以下に説明する。
【0018】温度データは、入力処理部2から入力さ
れ、状態監視部3で各温度データの周囲環境データと連
結され、信頼度処理部6で信頼度が判定される。評価さ
れた信頼度の例を表1に示す。本実施例では、温度,指
示値の比較の項目以外は全て条件を満たし、信頼度1が
加算されるとした。温度データ1の周囲温度として割り
当てられたプロセス信号は温度データ2とし、温度デー
タ2の周囲温度として割り当てられたプロセス信号は温
度データ1とし、温度データ3の周囲温度として割り当
てられたプロセス信号は温度データ2とした場合は、温
度に関する設計条件が全て171℃である場合は、表1
に示されるように、温度データ1と温度データ2は温度
条件の信頼度1が加算される。
【0019】
【表1】
【0020】表1によれば、信頼度処理部6で判定され
た信頼度は、温度データ1は信頼度8、温度データ2は
信頼度8、温度データ3は信頼度7である。信頼度の高
いデータを使用する場合は、信頼度設定入力部5で信頼
度8を入力することにより、出力処理部9で表示される
温度データは、温度データ3である。プラント運転上の
設定値として171℃で格納容器スプレイが要求される
場合は、プラント運転設定値処理部8で、温度データ3
は格納容器スプレイの設定値に到達していないことが判
定され、出力処理部9で設定値に到達していないことが
表示される。プラントに発生した異常が特定できないた
めに、データの信頼度の低い場合についても情報を得
て、プラント状態を検討する場合は、信頼度設定入力部
5で信頼度7を入力することにより、出力処理部9で表
示される温度データは、温度データ1,2および3と各
データの信頼度である。プラント運転上の設定値として
171℃で格納容器スプレイが要求される場合は、プラン
ト運転設定値処理部8で、温度データ1は格納容器スプ
レイの設定値に到達していることが判定され、出力処理
部9で設定値に到達していることが表示される。また、
温度データ1の周囲温度として割り当てられたプロセス
信号は温度データ2とし、温度データ2の周囲温度とし
て割り当てられたプロセス信号は温度データ3とし、温
度データ3の周囲温度として割り当てられたプロセス信
号は温度データ2とした場合は、温度に関する設計条件
が全て171℃である場合は、表2に示されるように、
温度データ1のみに温度条件の信頼度1が加算される。
【0021】
【表2】
【0022】表2によれば、表1と同様に、信頼度設定
入力部5で信頼度7を入力することにより、出力処理部
9で温度データ1および3がその信頼度と共に表示さ
れ、設定値に到達していることが表示される。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、プロセス信号の信頼度
を評価することにより、その信号を発生させる装置に異
常がある場合、もしくは異常があることを想定した場合
に、全てのプロセス信号の信頼度を判定し、信頼度に応
じたプロセス信号,プロセス信号の信頼度,プラント運
転上の設定値との関係を、運転員の信頼度の選択により
表示することができるので、運転員の状況判断がより確
実性を増し、誤操作の可能性が低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機能のブロック図。
【符号の説明】
1…プラント運転支援装置、2…信号入力部、3…状態
監視部、4…信頼度条件入力部、5…信頼度設定入力
部、6…信頼度処理部、7…プラント運転設定値情報格
納部、8…プラント運転設定値処理部、9…出力処理
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセス信号を入力する信号入力部と、前
    記プロセス信号を検出するために使用されるセンサとケ
    ーブルの周囲に存在する検出器の信号を前記プロセス信
    号と共に前記プロセス信号の周囲信号として保存し、前
    記プロセス信号の周囲信号を監視する状態監視部と、前
    記周囲信号と前記周囲信号の有効範囲の知識と、異常時
    に予想される信号範囲の知識を基に前記プロセス信号の
    信頼度を評価し、前記プロセス信号の信頼度データとし
    て保存し、異常の度合いに応じた前記プロセス信号設定
    ルールと、運転員の前記プロセス信号設定ルールの入力
    により前記信頼度データを評価する信頼度処理部と、異
    常時のプラント運転に関する設定値と、前記プロセス信
    号と前記設定値の関係を保存するプラント運転設定値処
    理部と、信頼度を入力することにより、前記信頼度処理
    部で保存された信頼度データを基に、入力した信頼度を
    満足するプロセス信号と、前記信頼度処理部にて保存さ
    れた信頼度データと、前記プラント運転設定値処理部で
    保存された前記プロセス信号と前記設定値の関係を表示
    する出力処理部を備え、異常時における運転員の状況判
    断を支援することを特徴とするプラント運転支援装置。
JP3880997A 1997-02-24 1997-02-24 プラント運転支援装置 Pending JPH10239487A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3880997A JPH10239487A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 プラント運転支援装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3880997A JPH10239487A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 プラント運転支援装置

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Publication Number Publication Date
JPH10239487A true JPH10239487A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12535627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3880997A Pending JPH10239487A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 プラント運転支援装置

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JP (1) JPH10239487A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030027800A (ko) * 2001-09-28 2003-04-07 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 진공장치의 감시장치 및 감시방법

Cited By (1)

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KR20030027800A (ko) * 2001-09-28 2003-04-07 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 진공장치의 감시장치 및 감시방법

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