JP4273282B2 - センサ装置及び照明システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、検出対象を検出して制御対象を制御するセンサ装置及び照明システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば照明器具に接続されるセンサ装置が用いられている。このセンサ装置は、例えば、人体の移動を検出する受動形の赤外線検出方式の人感センサ及び制御装置などを備えて天井面に設置され、人感センサの検出範囲内で人体の動きがあると、人感センサから制御装置に信号が出力され、制御装置が照明器具の点灯装置を制御してランプを点灯させる。一方、人感センサの検出範囲内で人体の動きがなく、人感センサから制御装置に信号が出力されない状態が予め設定された所定時間継続すると、制御装置が照明器具の点灯装置を制御してランプを消灯するようになっている。
【0003】
また、所定時間などの動作設定は、センサ装置に設けられたスイッチの切換操作により、あるいは、リモコン送信機(リモートコントローラ)の操作により実行するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のように、照明制御設定について、センサ装置に設けたスイッチの切換で動作設定を行う構成では、スイッチの配置スペースが限られているため、小型のスイッチのポジションによる設定となり、設定値数に限界が生じ、細かい設定は困難となる問題を有している。一方、リモコン送信機を用いて設定する場合には、例えば表示パネルやテンキーなどを備えたリモコン送信機を用いることにより、細かい設定が可能になるものの、簡単な設定においてもリモートコントローラが必要になり、例えば、一台のみのセンサ装置を設置する場合にもリモコン送信機が必要になり、初期費用(イニシャルコスト)が大きくなる問題を有している。
【0005】
また、センサ装置を備えた照明器具を退室時などに強制的に消灯したい場合には、操作者自体を検出して点灯することがないように、センサ装置自体の供給電源あるいはセンサ装置の制御線すなわち照明器具の供給電源を遮断しているが、この構成では、次の使用者が入室しても、照明器具の供給電源が遮断されているため、照明器具は自動点灯せず、操作性が悪い問題を有している。また、退室時に強制的な消灯を行わない場合には、設定してある保持時間は照明器具が点灯状態となり、省エネルギーの点で好ましくない。
【0006】
さらに、照明器具の点灯を制御するセンサ装置については、100Vの商用交流電源を開閉する開閉部を備えることになるが、複数の照明器具を制御する可能性がある場合に、多数の開閉部を備えると、初期費用(イニシャルコスト)が大きくなる問題を有している。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、操作性が良好であるとともに、コストを低減できるセンサ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のセンサ装置は、検出対象を検出する検出手段と;検出手段の信号に基づき制御対象を制御する制御部と;遠隔操作手段からの信号を受信する受信部及び操作手段を備えたスイッチ部を備え、制御部の動作を設定する設定部と;を具備し、制御部の動作の設定は、遠隔操作手段の設定よりもスイッチ部の設定が優先され、スイッチ部の設定により、遠隔操作手段による操作のみを有効とする状態に設定されるものである。
【0009】
そして、この構成では、操作者は、遠隔操作手段の操作とスイッチ部の操作手段の操作との両者から制御部の動作を設定可能であり、遠隔操作手段を用いることにより、操作性良く詳細な設定が可能になる。また、遠隔操作手段を用いずスイッチ部の操作手段の操作によることにより、設備に要するコストが低減される。さらに、制御部の動作の設定は、遠隔操作手段の設定よりも操作手段の設定が優先されるので、制御部の設定状態が容易に確実に設定される。
【0010】
なお、検出手段は、周囲の変化を検出するもので、例えば、赤外線の変化を検知する人感センサであり、制御対象は、蛍光ランプ及びインバータを搭載した照明器具であり、制御部の制御は、照明器具を点灯させる点灯保持時間である。
【0011】
なお、強制信号入力部に入力される信号は、無電圧接点信号を含むものである。
【0012】
請求項2記載のセンサ装置は、請求項1記載のセンサ装置において、制御部の設定状態を遠隔操作手段へ送信する送信部を備えたものである。
【0013】
そして、この構成では、遠隔操作手段により制御部の設定状態が容易に確認される。
【0014】
請求項3記載のセンサ装置は、請求項2記載のセンサ装置において、遠隔操作手段の操作による設定が実行された場合に、設定状態を遠隔操作手段に送信し、スイッチ部の設定が優先され遠隔操作手段の操作による設定が実行されなかった場合には、設定が実行されなかった旨及び設定状態を遠隔操作手段に送信するものである。
【0015】
そして、この構成では、遠隔操作手段による設定時に、設定が実行されたか否か及び設定の内容が容易に確実に確認される。
【0016】
請求項4記載のセンサ装置は、請求項1ないし3いずれか一記載のセンサ装置において、制御部は、制御対象の動作を直接的に制御する直接制御手段と、外部に設ける直接制御手段を制御可能な制御信号出力部を備えたものである。
【0017】
そして、この構成では、複数の制御対象を制御する場合には、制御信号出力部に外部の直接制御手段を接続し、この直接制御手段で制御対象を制御することにより、直接制御手段を複数備える構成に比べて、センサ装置の製造コストを抑制しつつ、設備の拡張に対応可能になる。
【0018】
なお、直接制御手段は、例えばリレーである。
【0019】
請求項5記載の照明システムは、請求項1ないし4いずれか一記載のセンサ装置と;センサ装置に接続された照明器具と;センサ装置に信号を送信する遠隔操作手段と;を具備しているものである。
【0020】
そして、この構成では、操作者は、遠隔操作手段の操作とセンサ装置の操作との両者からセンサ装置の動作を設定可能であり、遠隔操作手段を用いることにより、操作性良く詳細な設定が可能になる。また、遠隔操作手段を用いずセンサ装置を直接操作することにより、設備に要するコストが低減される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のセンサ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
図1は本発明のセンサ装置を備えた照明システムの一実施の形態の構成の概略を示す説明図である。図2は同上センサ装置の分解斜視図である。図3は同上センサ装置を用いた照明システムの説明図である。図4は同上センサ装置を用いた照明システムの一部の説明図である。図5は同上センサ装置のスイッチ部の操作を拡大して示す説明図である。図6は同上センサ装置に用いるリモコン送信機の正面図である。図7は同上センサ装置に用いる他のリモコン送信機の正面図である。図8は同上センサ装置の動作を示す説明図である。図9は同上センサ装置の動作を示す説明図である。図10は同上センサ装置の動作を示す説明図である。
【0023】
図において、1はセンサ装置で、このセンサ装置1は、室内の天井に埋め込み設置して備えられ、制御対象としての負荷である照明器具2に接続されて、検出対象としての人の入室及び退室に伴い自動的に照明器具2のランプを所定の点灯保持時間tだけ点灯させ、後に消灯させるものである。なお、本実施の形態では、照明器具2は、インバータ、低力率グロー安定器、及びラピッドスタート式安定器を搭載する照明器具で、最大負荷容量は4Aとなっている。なお、照明器具2としては、突入電流が40A以下であれば、白熱電球、高輝度放電ランプ、高効率グロー器具も使用することができる。
【0024】
そして、このセンサ装置1は、天井板に形成された開口部である円孔に埋込設置されるABS樹脂製の本体5を備えている。そして、この本体5の下面には、ABS樹脂製の円盤状の蓋体6が着脱可能に取り付けられ、側部には、天井板に当接して本体5を保持するステンレス製の両側一対の取付ばね7が取り付けられ、さらに、上部には、取付板8を介して電源用端子台10及び制御用端子台11が取り付けられている。
【0025】
そして、本体5には、天井板の下面に当接し、かつ、蓋体6と略同径のフランジ部14が設けられ、このフランジ部14の内側が、部品配置部15となっている。そして、この部品配置部15には、設定部を構成するディップスイッチであるチャンネル切換スイッチ16、内部スイッチとも呼ばれる設定部を構成するスイッチ部17、リモコン受信部である受信部18、送信部19、及び人感センサである検出手段21が備えられている。そして、スイッチ部17は、図5に示すように、マイナスドライバなどの治具Dを用いて回転させ切換操作するもので、本実施の形態では、0〜9及びA〜Fの16カ所のポジションを有している。また、検出手段21は、赤外線(熱)の変化を検出する人感センサであり、検知範囲は円錐形の内部で、例えば、天井面からの距離2mの検知面で直径約5mの範囲内を検知するようになっている。また、本体5の上部側面には、外部機器接続部22が設けられ、それぞれ速結端子である、第1接点入力端子台23、強制信号入力部としての第2接点入力端子台24、センサ子機入力端子台25、制御信号出力部としてのリレー出力端子台26が備えられている。さらに、本体5の内部には、これら、電源用端子台10、制御用端子台11、チャンネル切換スイッチ16、スイッチ部17、受信部18、送信部19、検出手段21、及び外部機器接続部22に接続された制御部30が収納されている。また、この制御部30は、CPUなどを備えるとともに、この制御部30を作動させる電源部31、直接制御手段としてのリレーである開閉部32などを備えている。
【0026】
また、蓋体6には、検出手段21が一部下方に突出した状態で挿入される検出手段用孔部6a、及び送信部19に対向する送信部用孔部6bが設けられている。さらに、この蓋体6は、この蓋体6の上面に設けた爪部をフランジ部14に係合して位置決めして取り付けられ、蓋体6に設けたカバー外し溝6cとフランジ部14との間にマイナスドライバを挿入して取り外すようになっている。
【0027】
また、本体5は、電源用端子台10に商用交流電源などの電力を供給する電源入力線33及びアース線34、制御用端子台11に負荷出力線35を挿入し、さらに、外部機器接続部22に必要な配線を挿入して接続した状態で、取付ばね7,7をすぼめながら本体5を電源用端子台10、制御用端子台11側から天井板の円孔に挿入することにより設置される。
【0028】
一方、天井に取り付けられた本体5は、フランジ部14に設けた両側一対の本体外し溝14aにマイナスドライバを両側から差し込み、取付ばね7,7を押さえながら円孔から取り外される。
【0029】
なお、電源用端子台10、制御用端子台11、及び外部機器接続部22には、接続された電線を取り外すためのリリースボタンが備えられている。
【0030】
さらに、このセンサ装置1には、必要に応じて、図6に示す遠隔操作手段としての高機能形のリモコン送信機41、図7に示す操作用のリモコン送信機42が組み合わせて使用される。そして、リモコン送信機41は、複数の操作ボタン41a及び液晶表示などの表示手段41bを備えるとともに、本体5とデータの送受信を行って、点灯保持時間などの照明制御設定の設定操作及び手動の点灯消灯操作を行うことができる受信機能も備えている。一方、操作用のリモコン送信機42は、複数の操作ボタン42a及び発光ダイオードなどの表示手段42bを備え、手動の点灯消灯操作のみを行うことができるようになっている。
【0031】
さらに、必要に応じて、図3に示すように、外部機器接続部22のセンサ子機入力端子台25には、人感センサ子機信号線44aを介して、最大8台までの人感センサ子機44が接続され、第1接点入力端子台23には、外部接点入力信号線45aを介して壁面に設置された無電圧接点であるオンオフスイッチ45が接続され、第2接点入力端子台24には、外部接点入力信号線46aを介して壁面に設置された無電圧接点であるプッシュオンスイッチSW1が接続される。さらに、リレー出力端子台26には、外部リレー接続線48aを介して、直接制御手段としての外部リレー48が接続され、図3及び図4に示すように、この外部リレー48に単数あるいは複数の照明器具2が接続される。すなわち、このリレー出力端子台26には、トランジスタTr1を用いたオープンコレクタ出力形態で、開閉部32を駆動するものと同じタイミングで外部リレー48のコイル側を制御するリレー駆動信号が出力される。そこで、この外部リレー48の接点側に照明器具2を接続することにより、本体5の開閉部32で直接制御するものと同じタイミングで外部リレー48に接続した照明器具2が制御される。
【0032】
そして、これらセンサ装置1、照明器具2、リモコン送信機41,42、及びセンサ装置1に接続された種々の外部機器により、照明システムSが構成されている。
【0033】
次に、このセンサ装置1及び照明システムSの動作を説明する。
【0034】
まず、リモコン送信機41あるいは操作用のリモコン送信機42を用いる場合は、チャンネル切換スイッチ16を操作し、これらリモコン送信機41,42との送受信チャンネルを合わせておく。
【0035】
また、第1接点入力端子台23接続されたオンオフスイッチ45がオン(短絡)の状態では、人感センサ21及びリモコン送信機41,42の消灯動作に優先して強制的に照明器具2を点灯させるため、通常はオフとしておく。
【0036】
また、スイッチ部17及びリモコン送信機41により、点灯保持時間tの設定を行う。すなわち、スイッチ部17の1〜9及びA〜Eの14カ所のポジションは、順次、5秒(認定用)、30秒、1分、2分、3分、4分、5分、6分、8分、10分、12分、15分、20分、30分を目標値とするもので、さらに、0のポジションではリモコン操作のみが有効になり、Fのポジションはセンサ機能を切る設定に成っている。そして、スイッチ部17の設定操作とリモコン送信機41の設定操作とでは、スイッチ部17の操作が優先し、スイッチ部17を0のポジションとした場合のみ、リモコン送信機41による設定操作が有効になる。すなわち、リモコン送信機41により、点灯保持時間tの設定を詳細に行うことができる。さらに、本実施の形態では、リモコン送信機41による設定操作時に、設定操作が有効に行われたか、及び、設定された現在の点灯保持時間tが、センサ装置1の送信部19からリモコン送信機41に送信すなわち返信され、表示手段41bに表示されて、設定内容を容易にかつ確実に確認できるようになっている。また、スイッチ部17が0のポジションになく、リモコン送信機41による設定操作が拒絶された場合には、リモコン送信機41による設定ができない旨及びスイッチ部17による現在の点灯保持時間tがセンサ装置1の送信部19からリモコン送信機41に送信すなわち返信され、表示手段41bに表示されて、設定内容を容易にかつ確実に確認できるようになっている。
【0037】
なお、リモコン送信機41によりセンサ機能を切ることも可能である。また、リモコン送信機41にはリセットボタン41cが設けられ、このリセットボタン41cを治具などにて押動操作すると、センサ機能有効、点灯保持時間6分の工場出荷設定値に復帰するようになっている。
【0038】
そして、図8に示すように、通常のセンサ機能有効の動作状態で、室内に人が存在しない場合、すなわち赤外線の変化がない場合、制御部30は、開閉部32を開き、照明器具2を消灯状態となっている。
【0039】
そして、人感センサ21が赤外線の変化を検出すると、パルス状の信号が制御部30に入力され、制御部30は、開閉部32を閉じ、照明器具2を点灯状態とする。次いで、信号入力後、新たな信号が設定した点灯保持時間tの間に一度も入力されないと、制御部30は、開閉部32を開き、照明器具2を消灯状態とする。一方、点灯状態の間に次の信号が入力されると、この次の信号が点灯保持時間tの起算点とされ、点灯状態が保持される。
【0040】
また、人感センサ21による点灯状態で、リモコン送信機41,42の「ON/OFF」ボタンを操作することにより、照明器具2を強制的に消灯し、すなわちセンサ機能を停止した状態にすることができる。そして、この消灯状態では、「ON/OFF」ボタンあるいは「自動」ボタンを操作することにより、照明器具2を点灯させ、かつ、センサ機能を有効にすることができる。
【0041】
なお、リモコン送信機41,42の操作による消灯時に、センサ装置1への電源供給が一旦切断され、再度電源が投入された場合は、消灯復帰となり、点灯状態とするには、リモコン送信機41,42を操作することが必要である。
【0042】
また、図9に示すように、プッシュオンスイッチSW1が操作され、第2接点入力端子台24に変化があった場合には、制御部30は、人感センサ21からの信号に関わらず強制的に開閉部32を開き、照明器具2を消灯状態とする。すなわち、点灯保持時間t内であれば、この点灯保持時間tをキャンセルして照明器具2を消灯するとともに、そして、この後、所定の猶予時間t1、例えば10秒間は、人感センサ21からの信号を無視する。これは、プッシュオンスイッチSW1が、人感センサ21の検知範囲内に存在する場合にも、不意の点灯を抑制することを考慮したものである。そして、この猶予時間t1が経過した後は、従来の供給電源開閉時の操作の場合と同様に、開閉部32を開いた消灯状態で、通常のセンサ機能有効の動作状態に復帰し、良好な操作性が維持される。すなわち、猶予時間t1が経過した後、人感センサ21が赤外線の変化を検出すると、制御部30は、開閉部32を閉じ、照明器具2を点灯状態とするとともに、通常のセンサ機能有効の動作状態とする。
【0043】
また、通常のセンサ機能有効の動作状態で照明器具2が消灯状態の場合、及び、図10に示すように、猶予時間t1内で照明器具2が消灯状態の場合に、再度プッシュオンスイッチSW1が操作され、第2接点入力端子台24に変化があった場合には、制御部30は、開閉部32を閉じ、照明器具2を点灯状態とする。
【0044】
このように、本実施の形態の照明制御用センサ器具によれば、点灯保持時間などの照明制御設定を、リモコン送信機41及び本体5のスイッチ部17の両者で設定可能としたため、リモコン送信機41を用いて多数の細かい設定が可能になるとともに、簡単な設定においては本体5に設けたスイッチ部17のみにて操作可能で必ずしも高価なリモコン送信機を容易する必要なく、イニシャルコストを低減でき、使用者の要求に応じた構成を実現できる。
【0045】
また、リモコン送信機41による設定操作時に、設定操作が有効に行われたか、及び、設定された現在の点灯保持時間が、センサ装置1の送信部19からリモコン送信機41に送信され、表示手段41bに表示されて、設定内容を容易にかつ確実に確認できる。
【0046】
さらに、外部からの接点信号を接続可能な第2接点入力端子台24を設け、この第2接点入力端子台24に接続したプッシュオンスイッチSW1を操作することにより、照明器具2を消灯状態とし、かつ、所定の猶予時間は人が動いても照明器具2を点灯させないことにより、退室時の消灯を容易にして、退室時などの無駄な電力の消費を防止し、省エネルギーを実現できるとともに、次の使用者の入室時にはセンサ機能による消灯時と同様の自動的な点灯を実現でき、操作性を向上できる。
【0047】
また、センサ子機入力端子台25に人感センサ子機44を接続することにより、容易に検知エリアを広くすることができる。
【0048】
さらに、照明器具2への電源供給を開閉制御する本体5に内蔵された開閉部32とは別に、外部リレー48を駆動可能な信号を外部に供給可能なリレー出力端子台26を設けたため、このリレー出力端子台26に外部リレー48を接続することにより、この外部リレー48の接点定格分の照明器具2を増設可能になり、内蔵された開閉部32のみを用いる構成に比べ、リレーの大きさの制約もなく、照明器具2の制御台数を低コストで容易に増やすことができる。そこで、人感センサ子機44を接続したいわゆる広域制御にも容易に対応できる。
【0049】
【発明の効果】
請求項1記載のセンサ装置によれば、操作者は、遠隔操作手段の操作とスイッチ部の操作手段の操作との両者から制御部の動作を設定でき、遠隔操作手段を用いることにより、操作性良く詳細に設定でき、また、遠隔操作手段を用いずスイッチ部の操作手段の操作によることにより、設備に要するコストを低減できる。さらに、制御部の動作の設定は、遠隔操作手段の設定よりも操作手段の設定が優先されるため、制御部の設定状態を容易に確実に設定できる。
【0050】
請求項2記載のセンサ装置によれば、請求項1記載の効果に加え、制御部の設定状態を遠隔操作手段へ送信する送信部を備えたため、遠隔操作手段により制御部の設定状態が容易に確認される。
【0051】
請求項3記載のセンサ装置によれば、請求項2記載の効果に加え、遠隔操作手段の操作による設定が実行された場合に、設定状態を遠隔操作手段に送信し、スイッチ部の設定が優先され遠隔操作手段の操作による設定が実行されなかった場合には、設定が実行されなかった旨及び設定状態を遠隔操作手段に送信するため、遠隔操作手段による設定時に、設定が実行されたか否か及び設定の内容を容易に確実に確認できる。
【0052】
請求項4記載のセンサ装置によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の効果に加え、制御部は、制御対象の動作を直接的に制御する直接制御手段と、外部の直接制御手段を制御可能な制御信号出力部を備えたため、複数の制御対象を制御する場合には、制御信号出力部に外部の直接制御手段を接続し、この直接制御手段で制御対象を制御することにより、直接制御手段を複数備える構成に比べて、センサ装置の製造コストを抑制しつつ、設備の拡張に対応できる。
【0053】
請求項5記載の照明システムによれば、請求項1ないし4いずれか一記載のセンサ装置と、センサ装置に接続された照明器具と、センサ装置に信号を送信する遠隔操作手段とを具備しているため、操作者は、遠隔操作手段の操作とセンサ装置の操作との両者からセンサ装置の動作を設定でき、遠隔操作手段を用いることにより、操作性良く詳細な設定が可能になる一方、遠隔操作手段を用いずセンサ装置を直接操作することにより、設備に要するコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセンサ装置を備えた照明システムの一実施の形態の構成の概略を示す説明図である。
【図2】 同上センサ装置の分解斜視図である。
【図3】 同上センサ装置を用いた照明システムの説明図である。
【図4】 同上センサ装置を用いた照明システムの一部の説明図である。
【図5】 同上センサ装置のスイッチ部の操作を拡大して示す説明図である。
【図6】 同上センサ装置に用いるリモコン送信機の正面図である。
【図7】 同上センサ装置に用いる他のリモコン送信機の正面図である。
【図8】 同上センサ装置の動作を示す説明図である。
【図9】 同上センサ装置の動作を示す説明図である。
【図10】 同上センサ装置の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 センサ装置
2 制御対象としての照明器具
17 スイッチ部
18 受信部
19 送信部
21 検出手段
26 制御信号出力部としてのリレー出力端子台
30 制御部
32 直接制御手段としてのリレーである開閉部
41 遠隔操作手段としてのリモコン送信機
48 直接制御手段としての外部リレー
S 照明システム
Claims (5)
- 検出対象を検出する検出手段と;
検出手段の信号に基づき制御対象を制御する制御部と;
遠隔操作手段からの信号を受信する受信部及び操作手段を備えたスイッチ部を備え、制御部の動作を設定する設定部と;
を具備し、
制御部の動作の設定は、遠隔操作手段の設定よりもスイッチ部の設定が優先され、スイッチ部の設定により、遠隔操作手段による操作のみを有効とする状態に設定される
ことを特徴とするセンサ装置。 - 制御部の設定状態を遠隔操作手段へ送信する送信部を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のセンサ装置。 - 遠隔操作手段の操作による設定が実行された場合に、設定状態を遠隔操作手段に送信し、スイッチ部の設定が優先され遠隔操作手段の操作による設定が実行されなかった場合には、設定が実行されなかった旨及び設定状態を遠隔操作手段に送信する
ことを特徴とする請求項2記載のセンサ装置。 - 制御部は、制御対象の動作を直接的に制御する直接制御手段と、外部に設ける直接制御手段を制御可能な制御信号出力部を備えた
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のセンサ装置。 - 請求項1ないし4いずれか一記載のセンサ装置と;
センサ装置に接続された照明器具と;
センサ装置に信号を送信する遠隔操作手段と;
を具備していることを特徴とする照明システム。
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