JP4272409B2 - 化学機械的ポリシングスラリー及びこれを用いた化学機械的ポリシング方法 - Google Patents

化学機械的ポリシングスラリー及びこれを用いた化学機械的ポリシング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4272409B2
JP4272409B2 JP2002325915A JP2002325915A JP4272409B2 JP 4272409 B2 JP4272409 B2 JP 4272409B2 JP 2002325915 A JP2002325915 A JP 2002325915A JP 2002325915 A JP2002325915 A JP 2002325915A JP 4272409 B2 JP4272409 B2 JP 4272409B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
chemical mechanical
mechanical polishing
acid
polishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002325915A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004079984A (ja
Inventor
鍾元 李
昌基 洪
在東 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2004079984A publication Critical patent/JP2004079984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4272409B2 publication Critical patent/JP4272409B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/31051Planarisation of the insulating layers
    • H01L21/31053Planarisation of the insulating layers involving a dielectric removal step
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09GPOLISHING COMPOSITIONS; SKI WAXES
    • C09G1/00Polishing compositions
    • C09G1/02Polishing compositions containing abrasives or grinding agents

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超小型半導体素子を製造するのに用いられる化学機械的ポリシング(以下,CMP)スラリー及びこれを用いたCMP方法に係り、特に、高選択比を有するCMPスラリー及びこれを用いたCMP方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子の高集積化、微細化及び配線構造の多層化が進むに伴い、ウェーハ上に多層形成される導電層または絶縁層において段差が大きくなりつつある。このような段差を除去するために、1980年代の末ごろ、米国のIBM社により化学的除去工程及び機械的除去工程を結合させたCMPといった新しい工程が開発された。以降、64Mビット級以上のメモリ半導体及び非メモリ半導体ではほとんどの領域にCMP工程が適用されるほどに微細加工技術の中心となっており、今後次世代のギガビット級DRAMメモリまたは同級の非メモリ半導体の製造において最も重要な技術として注目されている。
【0003】
CMP工程とは、加工しようとするウェーハの表面と研磨パッドとを接触させた状態でスラリーをこれらの接触部位に供給しつつウェーハ及び研磨パッドを相対的に移動させることにより、ウェーハの表面の凹凸部分を化学的に反応させると共に物理的に除去して平坦化させる技術である。従って、CMP工程のパーフォーマンスはCMP装備の工程条件、スラリーの種類、研磨パッドの種類などによって決められる。
【0004】
これらの中でも、特に、スラリーは、ポリシング工程のパーフォーマンスに最も重要な影響を及ぼす要因である。ところが、従来の浅いトレンチ素子分離(以下、STI)工程又はDRAMのソース/ドレイン領域を露出させる自己整列コンタクトホールが形成される層間絶縁膜の形成(以下、ILD)工程に適用されるCMPスラリーの場合、被ポリシング膜(例えば、酸化膜)に対するポリシングストッパ(例えば、シリコン窒化膜)の選択比が4:1ほどと低く、ポリシングストッパが許容範囲以上にポリシングされてしまう。このため、ポリシングストッパを厚く形成しなければならず、且つ、CMP後に残留するポリシングストッパの厚みの変化幅が一定ではないといった問題がある。これは段差の発生につながり、且つ、後続する素子製造工程のマージンを減らして素子の特性を劣化させてしまう。
【0005】
この理由から、スラリーとして要求される高選択比特性を満足し得る新規なCMPスラリーに対する開発が望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする技術的課題は、高選択比特性を有するCMPスラリーを提供するところにある。
【0007】
本発明が解決しようとする別の技術的課題は、前記のような特性を有するCMPスラリーを用いたCMP方法を提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題を達成するために、本発明に係るCMPスラリーは、金属酸化物研磨粒子と、除去速度加速剤と、1,000ないし100,000の分子量を有するアニオン性ポリマーパッシベーション剤と、C〜C12のアニオン性パッシベーション剤と、残量の水と、を含む水溶液である。
【0009】
好ましくは、研磨粒子は、セリア、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア及び酸化ゲルマニウムよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質である。除去速度加速剤は、リン酸塩またはエステル化合物または亜リン酸塩またはエステル化合物であることが好ましい。アニオン性ポリマーパッシベーション剤は、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)、ポリ(アクリル酸−マレイン酸)、ポリ(メタクリル酸−マレイン酸)、ポリ(アクリル酸−アクリルアミド)、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸)、その誘導体及びこれらの塩よりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質またはその混合物であることが好ましい。C〜C12のアニオン性パッシベーション剤は、フタル酸塩またはエステルであることが好ましい。
【0010】
前記スラリーは、pH調節剤をさらに含むことが好ましい。そして、前記スラリーのpHは、3ないし6であることが好ましい。前記被ポリシング膜は酸化膜であり、前記ポリシングストッパはシリコン窒化膜よりなり、且つ、前記被ポリシング膜に対する前記ポリシングストッパの選択比は、30:1ないし50:1であることが好ましい。
【0011】
前記別の技術的課題を達成するために、本発明に係るCPM方法によれば、まず、ポリシングストッパ及び該ポリシングストッパを覆う被ポリシング膜を備える基板をCMP装備に与える。次に、前記基板の表面と前記CMP装備の研磨パッドとの間に、金属酸化物研磨粒子、除去速度加速剤、1,000ないし100,000の分子量を有するアニオン性ポリマーパッシベーション剤、C〜C12のアニオン性パッシベーション剤及び残量の水を含むCMPスラリーを供給しつつ前記基板と研磨パッドとを接触させたままで前記基板及び前記研磨パッドを相対的に移動させて前記基板の表面の被ポリシング膜を研磨する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づき、本発明に係るCMPスラリー及びこれを用いたCMP方法に関する実施の形態について詳細に説明する。しかし、本発明は後述する実施の形態にのみ限定されることなく、相異なる様々な形態により具現可能である。但し、これら実施の形態は本発明の開示を完全ならしめると共に、当業者に本発明の範ちゅうを完全に知らせるために提供される。図中、各層の厚みは説明の便宜のために誇張または概略化されている。明細書の全体に亘って同じ参照符号は同じ要素を指す。
【0013】
本発明に係る高選択比のCMPスラリーは、研磨粒子と、CMPスラリーの特性を調節するために添加される第1ないし第3添加剤とを含む。
【0014】
本発明に係る高選択比のCMPスラリーは、研磨粒子として金属酸化物研磨粒子を含む。金属酸化物研磨粒子としては、セリア、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア及び酸化ゲルマニウムよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質またはその混合物が好適である。金属酸化物研磨粒子は、スラリーの総重量に対して0.5重量%ないし25重量%になるように脱イオン水と混合されることが好ましい。金属酸化物研磨粒子の含量が0.5重量%未満であれば効率的な研磨速度の確保が困難である一方、25重量%を超えればスラリー分散の安定性の側面から好ましくないため、前記含量の範囲が好適である。
【0015】
第1添加剤としては、除去速度加速剤が用いられる。除去速度加速剤としては、被ポリシング膜を効果的に除去して被ポリシング膜の除去速度を高め得る物質が用いられる。例えば、被ポリシング膜が酸化膜である場合、除去速度加速剤としてはリン酸塩またはエステル、または亜リン酸塩またはエステル化合物が好適である。リン酸塩またはエステル化合物としては、リン酸水素アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸二水素カリウム、リン酸ビス(2−エチルヘキシル)、リン酸二水素2−アミノエチル、六フッ化リン酸4−クロロベンゼンジアゾニウム、六フッ化リン酸ニトロベンゼンジアゾニウム、六フッ化リン酸アンモニウム、クロロリン酸ビス(2,4ジクロロフェニル)、リン酸水素ビス(2−エチルヘキシル)、フッ化リン酸カルシウム、クロロリン酸ジエチル、クロロチオリン酸ジエチル、ヘキサフルオロリン酸カリウム、ピロホスフェート、六フッ化リン酸テトラブチルアンモニウム、及び六フッ化リン酸テトラエチルアンモニウムよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質またはその混合物が好適である。亜リン酸塩またはエステル化合物としては、亜リン酸ビス(2−エチルヘキシル)が好適である。前記除去速度加速剤の含量は、スラリーの総重量に対して0.001重量%ないし10重量%であることが好ましい。除去速度加速剤の含量が0.001重量%未満であれば効率的な研磨速度の確保が困難である一方、10重量%を超えれば分散安定性の側面及び制御可能な研磨速度の確保の側面から好ましくないため、前記含量の範囲が好適である。さらに好ましくは、前記除去速度加速剤の含量は、0.01重量%ないし1重量%である。
【0016】
第2添加剤としては、研磨粒子の分散安定性を高め、スラリーの流動性を調節すると共に、ポリシングストッパに対するパッシベーションの機能を果し得る物質が用いられる。ポリシングストッパがシリコン窒化膜であり、且つ、被ポリシング膜が酸化膜である場合には、第2添加剤は、アニオン性ポリマーパッシベーション剤であることが好ましい。アニオン性ポリマーパッシベーション剤の分子量は、スラリーの流動性の側面から1,000ないし100,000であることが好ましい。さらに、好ましくは、前記アニオン性ポリマーパッシベーション剤は、カルボキシル基(−COOH)を作用基として有する化合物である。前記アニオン性ポリマーパッシベーション剤としては、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)などのモノポリマー、ポリ(アクリル酸−マレイン酸)、ポリ(メタクリル酸−マレイン酸)、ポリ(アクリル酸−アクリルアミド)などのコポリマー、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸)などのターポリマー、その誘導体及びこれらの塩よりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質またはその混合物が好適である。アニオン性ポリマーパッシベーション剤の含量は、スラリーの総重量に対して0.001重量%ないし10重量%であることが好ましい。アニオン性ポリマーパッシベーション剤の含量が0.001重量%未満であれば十分なパッシベーション効果が得られない一方、10重量%を超えれば効果的な研磨速度の確保の側面から好ましくないため、前記含量の範囲が好適である。さらに好ましくは、前記アニオン性ポリマーパッシベーション剤の含量は、0.01重量%ないし1重量%である。
【0017】
第3添加剤としては、ポリシングストッパに対するパッシベーション機能を強め得る物質が用いられる。ポリシングストッパがシリコン窒化膜である場合には、第3酸化剤としては、C〜C12のアニオン性パッシベーション剤が好ましい。C〜C12のアニオン性パッシベーション剤としては、フタル酸塩またはエステル化合物が好適である。フタル酸塩またはエステルとしては、フタル酸水素カリウムが好適である。C〜C12のアニオン性パッシベーション剤の含量は、スラリーの総重量に対して0.001重量%ないし10重量%であることが好ましい。C〜C12のアニオン性ポリマーパッシベーション剤の含量が0.001重量%未満であれば高選択比が確保し難い一方、10重量%を超えれば効果的な研磨速度の確保の側面から好ましくないため、前記含量の範囲が好適である。さらに好ましくは、前記C〜C12のアニオン性パッシベーション剤の含量は、0.01重量%ないし1重量%である。
【0018】
好ましくは、本発明に係るCMPスラリーは、pH調節剤をさらに含んでスラリーのpHを最適化させる。スラリーに最適なpHは、被ポリシング膜及びポリシングストッパを構成する膜に応じて異なってくる。被ポリシング膜が酸化膜であり、且つ、ポリシングストッパがシリコン窒化膜である場合には、スラリーのpHは3ないし6であることが好ましい。
【0019】
pH調節剤としては、水酸化カリウム(KOH)、水酸化アンモニウム(NHOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)及びコリンよりなる群から選ばれた塩基または硫酸(HSO)、塩酸(HCl)、リン酸(HPO)、硝酸(HNO)及び酢酸(CHCOOH)よりなる群から選ばれた酸であることが好適である。
【0020】
本発明に係るCMPスラリー内において、前記第1ないし第3添加剤の相互有機的な作用により被ポリシング膜の除去速度が高まると共に、ポリシングストッパに対するパッシベーション機能が強められて高選択比特性を示す。
【0021】
すなわち、第1添加剤である除去速度加速剤の機能により、被ポリシング膜(例えば、酸化膜)の除去速度が2,000Å/分ないし6,000Å/分に調節される。一方、第2添加剤である1,000ないし100,000の分子量を有するアニオン性ポリマーパッシベーション剤は、下記の反応式1のように水溶性スラリー内において溶解されて負(−)電荷のポリマーを多量形成する。
【化1】
Figure 0004272409
【0022】
負電荷のポリマーは静電気的引力により正(+)電荷を示す表面には強く吸着され、静電気的斥力により負電荷を示す表面とは反撥力が働く。すなわち、アニオン性ポリマーは、スラリー内において正電荷を示す表面に吸着されてパッシベーションの機能を果たす。その結果、スラリー内において正電荷を示す物質のポリシングを抑え、負電荷の物質を選択的にポリシングすることができる。さらに、水溶性スラリー内において解離された負電荷のポリマーはパッシベーション剤の役割を果たすばかりではなく、バルク相にも存在しつつ研磨粒子の活動を抑え、スラリーの流動性に影響を与える。従って、ウェーハの表面に段差が存在する場合、高段差の部分は早く除去して低段差の部分は遅く除去するという特性も同時に示すことができる。
【0023】
〜C12のアニオン性パッシベーション剤もまた水溶性スラリー内において解離されて負電荷の物質(例えば、フタル酸水素カリウムの場合にC 2−)を生成する。この結果、アニオン性ポリマーパッシベーション剤のパッシベーションの機能が強まる。
【0024】
このため、パッシベーション剤の作用による選択比を高めるためには、水溶性スラリー内において被ポリシング膜である酸化膜は負電荷を、そしてポリシングストッパの窒化膜は正電荷を示すことが好ましい。スラリーのpHが等電点より低い場合にスラリー内の膜の表面は正(+)電荷を示し、等電点より高い場合にスラリー内の膜の表面は負(−)電荷を示す。従って、スラリーのpHを調節することによって相異なる2膜に相異なる表面電荷をもたせることができる。すなわち、pH調節剤を用いてスラリーのpHを最適化させる。
【0025】
この時、CMPスラリーは、工程マージンの観点から、またはディッシング発生の最小化の観点から、前記被ポリシング膜に対する前記ポリシングストッパの選択比が30:1ないし50:1になるように最適化させることが好ましい。
【0026】
以下では、本発明の一実施の形態による高選択比のスラリーの製造方法について図1を参照して説明する。
【0027】
まず、スラリーの原料として、脱イオン水が入っている予備混合器内に研磨粒子を入れる(S10)。次に、これら脱イオン水及び研磨粒子を予備混合する(S12)。この時、研磨粒子の濃度は、最終的に得られるスラリーの総重量に対して0.5重量%ないし25重量%の範囲に調節され、且つ、スラリーのpHは、弱酸性ないし弱アルカリに調節される。
【0028】
次に、混合されたスラリーをポンプにより適切な分散装備(メディアミルあるいは超高圧分散装備)に移送させた後に高圧で分散する(S14)。この時、分散装備としてはいかなるものも採用可能であるが、分散能力の再現性、分散工程中に発生可能な汚染の最小化、及び分散後の平均粒度及び平均粒度分散性などを考慮して超高圧分散装備を用いることが好ましい。但し、超高圧分散装備の核心とも言える高硬度の分散チャンバは、耐久性を考慮してダイアモンド材質のものであることが好ましい。さらに、高圧分散時の圧力は、10,000psiないし20,000psiであることが好ましい。高圧分散時の圧力がこれより低ければ分散効率が十分ではない一方、これより高ければ装備の効率及びチャンバの耐久性に悪影響を及ぼすために好ましくない。
【0029】
このように超高圧分散を経てスラリーの粒度制御工程を行った後、脱イオン水をさらに加えて所望の研磨粒子の濃度に調節することもできる。
【0030】
次に、スラリーの特性に必要な前記第1ないし第3添加剤を加える(S16)。具体的には、被ポリシング膜の除去力を高めるために除去速度加速剤を0.001重量%ないし10重量%に、且つ、スラリーの選択比を高めるために分子量1,000ないし100,000のアニオン性ポリマーパッシベーション剤及びC〜C12のアニオン性パッシベーション剤を各々0.001重量%ないし10重量%にして入れる。
【0031】
選択的に、前記添加剤の付加だけでは最適のpHが得られない場合には、pH調節剤をさらに加えても良い。
【0032】
CMPスラリーの製造時に加えられる添加剤の含量及び/またはpH調節剤の含量は、研磨粒子、添加剤及び/またはpH調節剤の水溶性CMPスラリー内における相互有機的な関係により決められ、CMPスラリーがポリシング時に最高の効果を奏するように最適化される。
【0033】
スラリーへの添加工程及び/またはpHの調節後には、フィルタを用いて大き目のパーチクルを素早く除去するスラリーろ過を行う(S18)。このスラリーろ過工程は、大き目のパーチクルをスラリーから除去してポリシング面におけるスクラッチの発生を減らすために行う。ろ過済みのスラリーに対しては諸物性及び性能特性を試験する。
【0034】
以下、図2及び図3に基づき、本発明の実施の形態によるCMP方法について説明する。
【0035】
まず、図2を参照すれば、CMP装備は、ポリシングパッド21が表面に取り付けられたポリシングテーブル20がモータ(図示せず)により回転運動する第1回転軸22に結ばれて回転運動する。ポリシングパッド21の上方には、CMP工程を行うべき基板36が取り付けられるポリシングヘッド30がモータ(図示せず)により回転運動する第2回転軸32によりポリシングテーブル20と反対方向に回転自在に設けられる。基板36は、ポリシングヘッド30の表面に設けられたクランプ34により脱着自在に固定される。一方、ポリシングテーブル20の一側にはスラリー供給部40からスラリー42が供給される。
【0036】
図2及び図3に基づき、CMP工程の詳細について説明する。まず、CMP工程を行うべき基板36及びCMPスラリーを用意する(S50)。次に、基板36をポリシングヘッド30に取り付けた後、スラリー42を供給する(S52)。
【0037】
本発明に係る高選択比のCMPスラリーを供給する基板36は、被ポリシング膜として酸化膜を、そしてポリシングストッパとしてシリコン窒化膜を備える基板36であることが好ましい。
【0038】
すなわち、STI工程またはILD工程を行うべき基板36が本発明に係る高選択比のCMPスラリーの供給対象となる。現在、STI工程及びILD工程において被ポリシング膜は、HDPCVD法により形成されたHDP酸化膜またはPECVD法により形成されたPE−TEOSなどの酸化膜であり、ポリシングストッパは、数百mTorr以下の圧力条件を用いるLPCVD法または高温(約500−600℃)のPECVD法により形成されたシリコン窒化膜である。
【0039】
本発明に係る高選択比のスラリーを供給した(S52)後、トレンチ埋め込み酸化膜またはILD膜をポリシングする(S54)。
【0040】
本発明の詳細については下記の具体的な実験例を通じて説明され、ここに記載されていない内容は、この技術分野における当業者であれば技術的に十分に類推可能であるため、ここではその詳細な説明を略す。
【0041】
<実験例1>
図1の製造方法に従い金属酸化物研磨粒子に1重量%のセリアを含む水溶液に除去速度加速剤としてリン酸水素アンモニウム(以下、AHP)を添加するが、AHPの添加量が相異なる複数のスラリーを製造した。
試片としては、8,000Åの厚みに酸化膜(PE−TEOS)が形成されたブランケット基板を用意した。
【0042】
下記表1のように相異なる含量のAHPを含むスラリーを用いて試片に対してCMP工程を行った後、除去率を測定した。CMPは、ロデル社(Rodel,Co.Ltd)製のIC1000スタックパッドが取り付けられたMIRRA_MESA装備を用いて行った。ポリシング条件は、3.5psiメンブレインフォース、4.5psiリング支持フォース、3.5psi内部チューブフォース、110rpmテーブル速度、104rpmヘッド速度、3,000ml/分のスラリー供給率と設定した。CMPの結果を下記表1に示し、下記表1の結果を図4のグラフに示す。
【0043】
【表1】
Figure 0004272409
【0044】
前記表1及び図4のグラフから、AHPが添加されていない場合に比べてAHPが添加された場合に酸化膜の除去率が高まるということが分かった。しかし、AHPの含量が高まるほど除去率がさらに減る傾向を示す。このことは、スラリー内において解離されたリン酸塩またはエステルが研磨粒子の周りに多量吸着されてポリシングを妨げたためであると考えられる。このことは、AHPを過量添加時に研磨粒子の沈殿現象が現れるということから推論可能である。従って、適切な酸化膜の除去率及び研磨粒子の沈殿現象の防止を考慮する時、除去速度加速剤(AHP)の含量は10重量%以下、さらに好ましくは、1重量%以下であることが分かった。
【0045】
<実験例2>
1重量%のセリアを含む水溶液にAHP 0.25重量%を添加するが、アニオン性ポリマーパッシベーション剤であるポリ(メタクリル酸)(以下、PMA)の添加量が相異なる複数のスラリーを製造した。
試片としては、8,000Åの厚みに酸化膜(PE−TEOS)が形成されたブランケット基板及び2,000Åの厚みにシリコン窒化膜(Si)が形成されたブランケット基板を用意した。
【0046】
用意されたスラリー及び試片を用い、且つ、CMP装備及び工程条件を実験例1と同様にしてCMPを行い、酸化膜及びシリコン窒化膜の除去率及び選択比を測定した。その結果を下記表2に示し、下記表2の結果を図5のグラフに示す。
【0047】
【表2】
Figure 0004272409
【0048】
下記表2及び図5の結果から、アニオン性ポリマーパッシベーション剤(PMA)の含量が高まるほどシリコン窒化膜の除去率が減るということが分かった。これより、アニオン性ポリマーパッシベーション剤がパッシベーションの作用をするということが確認できた。しかし、アニオン性ポリマーパッシベーション剤のみを添加した場合、酸化膜の除去速度もまた線形的に減るため、高選択比特性が得られないということが分かった。
【0049】
<実験例3>
1重量%のセリアを含む水溶液にAHP 0.2重量%を添加し、C〜C12のアニオン性パッシベーション剤であるフタル酸水素カリウム(以下、PHP)を添加するが、PHPの添加量が相異なる複数のスラリーを製造した。
【0050】
試片の用意とCMP装備及び工程条件は実験例2と同様にしてCMPを行い、酸化膜及びシリコン窒化膜の除去率及び選択比を測定した。その結果を下記表3に示し、下記表3の結果を図6のグラフに示す。
【0051】
【表3】
Figure 0004272409
【0052】
前記表3及び図6のグラフから、C〜C12のアニオン性パッシベーション剤(PHP)の添加量が高まるほどシリコン窒化膜の除去率が減るということが分かった。これより、アニオン性パッシベーション剤がパッシベーションの作用をするということが確認できた。一方、アニオン性パッシベーション剤の添加量のみを高めた場合、添加前に比べて酸化膜の除去速度がやや高まる傾向を示すということが分かった。しかし、アニオン性ポリマーパッシベーション剤(PMA)のみを添加した場合と同様に、アニオン性パッシベーション剤(PHP)の添加だけでは所望の高選択比特性が得られなかった。
【0053】
<実験例4>
実験例1ないし実験例3の結果を基に1重量%のセリアを含む水溶液に0.05重量%のAHPを添加した後、PMA及びPHPが共に添加された複数のスラリーを用意した。この時、PMAの添加量は0.05重量%に固定し、PHPの添加量が相異なるスラリーを用意した。
【0054】
試片の準備とCMP装備及び工程条件は実験例2と同様にしてCMPを行い、酸化膜及びシリコン窒化膜の除去率及び選択比を測定した。その結果を下記表4に示し、下記表4の結果を図7のグラフに示す。
【0055】
【表4】
Figure 0004272409
【0056】
前記表4及び図7の結果から、アニオン性ポリマーパッシベーション剤(PMA)及びアニオン性パッシベーション剤(PHP)が共に添加された場合にのみ高選択比特性が得られるということが分かった。
【0057】
<実験例5>
1重量%のセリアを含む水溶液にAHP 0.05重量%、PMA 0.05重量%及びPHP 0.05重量%を添加した後、硫酸1MのHSO溶液及び水酸化カリウム標準液をもってpHを調節して相異なるpHの複数のスラリーを用意した。
【0058】
試片の準備とCMP装備及び工程条件は実験例2と同様にしてCMPを行い、酸化膜及びシリコン窒化膜の除去率及び選択比を測定した。その結果を下記表5に示し、下記表5の結果を図8のグラフに示す。
【0059】
【表5】
Figure 0004272409
【0060】
前記表5及び図8の結果から、スラリーのpHが高まるに伴い酸化膜(PE−TEOS)の除去速度は減るが、シリコン窒化膜の除去速度も大いに高まってpHが6以上である場合に選択比が急減するということが分かった。これより、スラリーのpHが6以下であることが高選択比の確保の側面から効果的であるということが分かった。このように、スラリーのpHが高まるにつれて選択比が減る理由は、pHが高まるにつれてパッシベーション剤がシリコン窒化膜に吸着されてパッシベーションの作用がよくなされないからである。このことは、pHによりパッシベーション剤の解離度及びシリコン窒化膜の表面電荷が変わるためであると考えられる。
【0061】
解離度の側面からみれば、PHPの作用基である−COOH基またはPMAの作用基である−COOH基のpKa値が略4.2であるため、pH5以下では100%の解離が可能であるが、pHが中性に近くなるほど解離度は減るため、スラリー内において実際のパッシベーションに参加する負電荷のパッシベーション剤の量が減るために選択比が減ると推測できる。
【0062】
さらに、選択比の減少を表面電荷の側面から説明することもできる。膜質に固有な表面電荷はゼータポテンシャル(mV)の値で示すことができ、ゼータポテンシャルの符号が変わる水溶液のpHが等電点である。図9に示されたように、HDPCVDまたはPECVD酸化膜の場合、等電点は約pH3であり、LPCVDまたは高温PECVDシリコン窒化膜の場合に等電点は約pH6である。スラリーのpHが等電点より低い場合、スラリー内の膜の表面は正(+)電荷を示し、等電点より高い場合にスラリー内の膜の表面は負(−)電荷を示す。従って、スラリーのpHが3ないし6の範囲にある場合、シリコン窒化膜の表面は正(+)電荷を、酸化膜の表面は負(−)電荷を示す。従って、アニオン性ポリマーパッシベーション剤及びC〜C12のアニオン性パッシベーション剤が解離して形成された負(−)電荷物質がシリコン窒化膜の表面に吸着してパッシベーション作用が効率良く行える。
【0063】
<実験例6>
1重量%のセリアを含む水溶液に、AHP 0.05重量%、及びPHP 0.05重量%と共にアニオン性ポリマーパッシベーション剤を添加するが、相異なる分子量のアニオン性ポリマーパッシベーション剤が添加された複数のスラリーを用意した。
【0064】
試片の準備とCMP装備及び工程条件は実験例2と同様にしてCMPを行い、酸化膜及びシリコン窒化膜の除去率及び選択比を測定した。その結果を下記表6に示す。
【0065】
【表6】
Figure 0004272409
※前記表中、PAAはポリアクリル酸を、PAA−co−MAはポリ(アクリル酸−マレイン酸)を、そしてMwは分子量を各々表わす。
【0066】
前記表6の結果から、アニオン性ポリマーパッシベーション剤の分子量Mwが高まるほど選択比が減るということが分かった。被ポリシング膜(酸化膜)に対するポリシングストッパ(シリコン窒化膜)の選択比の範囲が30:1ないし50:1である場合が、工程マージンの観点から好適な選択比の範囲である。従って、前記結果から、アニオン性ポリマーパッシベーション剤の分子量が1,000ないし100,000であることが好適であるということが分かった。
【0067】
<実験例7>
試片としては総39個のチップよりなり、0.12μm級のDRAM STI工程が適用される基板を用意した。まず、図10に示されたように、基板100の全面にパッド酸化膜102及びシリコン窒化膜104を蒸着した。シリコン窒化膜104は、ジクロロシラン及びアンモニア(NH)ガスを反応ガスとして用い、数百mTorr以下の圧力条件を用いるLPCVD法または高温(約500〜600℃)のPECVD法により550Åの厚みに形成した。次に、トレンチ領域を限定するフォトレジストパターン106を形成した後、これをエッチングマスクとしてシリコン窒化膜104をエッチングし、ハードマスク及びポリシングストッパとして機能するシリコン窒化膜パターン104を形成した。次に、図11に示されたように、フォトレジストパターン106を除去した後、シリコン窒化膜パターン104をエッチングマスクとしてパッド酸化膜102及び基板100を部分的にエッチングして多数の浅いトレンチ107を形成した。次に、図12に示されたように、トレンチ107を埋め込んでシリコン窒化膜パターン104の表面を覆うように酸化膜108を5500Åの厚みに形成した。酸化膜108は、PECVD法によりPE−TEOS膜として形成した。
【0068】
スラリーとしては、1重量%のセリアを含む水溶液にAHP 0.05重量%、PMA 0.05重量%及びPHP 0.05重量%を添加してpHを5に調節した本発明に係る高選択比のスラリーを用意した。
【0069】
用意されたスラリー及び試片を用いるが、試片のシリコン窒化膜パターン104をポリシングストッパとしてCMPを行った。CMP工程は、IC1000上部パッド及びSuba4サブパッドが取り付けられたストラスバフ(Strasbaugh Co.Ltd社製)の6ED装備を用いて行った。その結果、図13のような最終結果物が得られた。得られた結果物に対してポリシングストッパである窒化膜パターン104の残留厚みを測定し、平均厚み、厚み偏差及び100μm×100μmの大きさにおけるディッシングの深さを測定した。その結果を表7に示す。
【0070】
【表7】
Figure 0004272409
【0071】
前記表7の結果から、本発明に係るスラリーを用いる場合、窒化膜ポリシングストッパが30Åないし50Åだけ除去され、残留窒化膜の厚み偏差が50Åないし60Åの範囲の低い値を示すということが分かった。これより、本発明に係るスラリーが高選択比のスラリーであることが確認できた。さらに、CMP工程条件によっては本発明のスラリーがディッシングの発生も最小化できるということが分かった。
【0072】
<実験例8>
相異なる選択比を有するスラリーに対して酸化膜(PE−TEOS)の除去率を測定した。試片の準備及びCMP工程は実験例7と同様に行い、酸化膜(PE−TEOS)膜の除去率を測定した。その結果を下記表8及び図14に示す。
【0073】
【表8】
Figure 0004272409
※選択比はスラリーの酸化膜に対する窒化膜パターンの選択比であるX:1においてXのみ示した。
【0074】
前記表8及び図14の結果から、選択比が30:1ないし50:1である場合に酸化膜の除去率が1,000ないし1,500(Å/分)であることが分かった。窒化膜パターンの除去率(図7の結果を参照のこと)と酸化膜の除去率とを同時に考慮した時、ディッシングの発生率を最小化させるためには酸化膜の除去率が1,000ないし1,500(Å/分)であることが好ましい。従って、スラリーの選択比が30:1ないし50:1である場合がディッシングの発生の最小化の上で好適であることが分かった。
【0075】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の高選択比のスラリーを用いれば、ストッパの厚みの変化幅が極めて小さくウェーハ上の均一度が良好になり、ディッシングが発生しない。従って、後続する素子製造工程のマージンが高まる。さらに、ポリシングストッパ及び被ポリシング膜を従来より薄める効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のCMPスラリーの製造過程を示す工程手順図である。
【図2】 本発明のCMP方法に用いられる装備の概略図である。
【図3】 本発明のCMP方法のフローチャートである。
【図4】 実験例1の結果を示すグラフであって、酸化膜(PE−TEOS)の除去率をリン酸水素アンモニウム含量の関数で示すグラフである。
【図5】実験例2の結果を示すグラフであって、シリコン窒化膜(SiN)及びPE−TEOSの除去率及び選択比を各添加剤の含量の関数で示すグラフである。
【図6】 実験例3の結果を示すグラフであって、シリコン窒化膜(SiN)及びPE−TEOSの除去率及び選択比を各添加剤の含量の関数で示すグラフである。
【図7】 実験例4の結果を示すグラフであって、シリコン窒化膜(SiN)及びPE−TEOSの除去率及び選択比を各添加剤の含量の関数で示すグラフである。
【図8】 SiN及びPE−TEOSの除去率及び選択比をスラリーpHの関数で示すグラフである。
【図9】 SiN及びPE−TEOSのゼータポテンシャルをpHの関数で示すグラフである。
【図10】 本発明のCMPスラリーを適用するための試片の製造過程を示す断面図である。
【図11】 本発明のCMPスラリーを適用するための試片の製造過程を示す断面図である。
【図12】 本発明のCMPスラリーを適用するための試片の製造過程を示す断面図である。
【図13】 本発明のCMPスラリーを適用した後の試片の断面図である。
【図14】 CMPスラリーの選択比による酸化膜除去率を測定した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
36,100 基板
42 スラリー
102,108 酸化膜
104 シリコン窒化膜
107 トレンチ
S52 スラリーを供給する
S54 ポリシングする(研磨する)

Claims (31)

  1. ポリシングストッパ及び該ポリシングストッパを覆う被ポリシング膜を備える基板の化学機械的ポリシングに用いられるスラリーであって、
    金属酸化物研磨粒子と、
    除去速度加速剤と、
    1,000ないし100,000の分子量を有するアニオン性ポリマーパッシベーション剤と、
    〜C12のアニオン性パッシベーション剤と、
    残量の水と、
    を含み、
    前記研磨粒子の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.5重量%ないし25重量%であり、
    前記除去速度加速剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.001重量%ないし10重量%であり、
    前記アニオン性ポリマーパッシベーション剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.001重量%ないし10重量%であり、
    前記C 〜C 12 のアニオン性パッシベーション剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.001重量%ないし10重量%であり、
    前記除去速度加速剤は、リン酸塩またはエステル化合物または亜リン酸塩またはエステル化合物であり、
    前記スラリーのpHは、3ないし6であることを特徴とする化学機械的ポリシングスラリー。
  2. 前記研磨粒子は、セリア、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア及び酸化ゲルマニウムよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質であることを特徴とする請求項1に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  3. 前記リン酸塩またはエステル化合物は、リン酸水素アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸二水素カリウム、リン酸ビス(2−エチルヘキシル)、リン酸二水素2−アミノエチル、六フッ化リン酸4−クロロベンゼンジアゾニウム、六フッ化リン酸ニトロベンゼンジアゾニウム、六フッ化リン酸アンモニウム、クロロリン酸ビス(2,4ジクロロフェニル)、リン酸水素ビス(2−エチルヘキシル)、フッ化リン酸カルシウム、クロロリン酸ジエチル、クロロチオリン酸ジエチル、ヘキサフルオロリン酸カリウム、ピロホスフェート、六フッ化リン酸テトラブチルアンモニウム、及び六フッ化リン酸テトラエチルアンモニウムよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質またはその混合物であることを特徴とする請求項に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  4. 前記亜リン酸塩またはエステル化合物は、亜リン酸ビス(2−エチルヘキシル)であることを特徴とする請求項に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  5. 前記除去速度加速剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.01重量%ないし1重量%であることを特徴とする請求項に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  6. 前記アニオン性ポリマーパッシベーション剤は、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)、ポリ(アクリル酸−マレイン酸)、ポリ(メタクリル酸−マレイン酸)、ポリ(アクリル酸−アクリルアミド)、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸)、その誘導体及びこれらの塩よりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質またはその混合物であることを特徴とする請求項1に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  7. 前記アニオン性ポリマーパッシベーション剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.01重量%ないし1重量%であることを特徴とする請求項に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  8. 前記C〜C12のアニオン性パッシベーション剤は、フタル酸塩またはエステルであることを特徴とする請求項1に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  9. 前記フタル酸塩またはエステルは、フタル酸水素カリウムであることを特徴とする請求項に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  10. 前記C〜C12のアニオン性パッシベーション剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.01重量%ないし1重量%であることを特徴とする請求項に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  11. 前記スラリーは、pH調節剤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  12. 前記pH調節剤は、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)及びコリンよりなる群から選ばれた塩基または硫酸、塩酸、リン酸、硝酸及び酢酸よりなる群から選ばれた酸であることを特徴とする請求項1に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  13. 前記被ポリシング膜は酸化膜であり、前記ポリシングストッパはシリコン窒化膜よりなることを特徴とする請求項1に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  14. 前記酸化膜はHDPCVDまたはPECVD酸化膜であり、前記シリコン窒化膜はLPCVDシリコン窒化膜または高温PECVDシリコン窒化膜であることを特徴とする請求項1に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  15. 前記被ポリシング膜に対する前記ポリシングストッパの選択比は、30:1ないし50:1であることを特徴とする請求項1、1及び14のうちいずれか1項に記載の化学機械的ポリシングスラリー。
  16. ポリシングストッパ及び該ポリシングストッパを覆う被ポリシング膜を備える基板を化学機械的ポリシング装備に与える段階と、
    前記基板の表面と前記化学機械的ポリシング装備の研磨パッドとの間に、金属酸化物研磨粒子、除去速度加速剤、1,000ないし100,000の分子量を有するアニオン性ポリマーパッシベーション剤、C〜C12のアニオン性パッシベーション剤及び残量の水を含む化学機械的ポリシングスラリーを供給しつつ前記基板と研磨パッドとを接触させたままで前記基板及び前記研磨パッドを相対的に移動させて前記基板の表面の被ポリシング膜を研磨する段階と、
    を含み、
    前記研磨粒子の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.5重量%ないし25重量%であり、
    前記除去速度加速剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.001重量%ないし10重量%であり、
    前記アニオン性ポリマーパッシベーション剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.001重量%ないし10重量%であり、
    前記C 〜C 12 のアニオン性パッシベーション剤の含量は、前記スラリーの総重量に対 して0.001重量%ないし10重量%であり、
    前記除去速度加速剤は、リン酸塩またはエステル化合物または亜リン酸塩またはエステル化合物であり、
    前記スラリーのpHは、3ないし6であることを特徴とする化学機械的ポリシング方法。
  17. 前記研磨粒子は、セリア、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア及び酸化ゲルマニウムよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質であることを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  18. 前記リン酸塩またはエステル化合物は、リン酸水素アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸二水素カリウム、リン酸ビス(2−エチルヘキシル)、リン酸二水素2−アミノエチル、六フッ化リン酸4−クロロベンゼンジアゾニウム、六フッ化リン酸ニトロベンゼンジアゾニウム、六フッ化リン酸アンモニウム、クロロリン酸ビス(2,4ジクロロフェニル)、リン酸水素ビス(2−エチルヘキシル)、フッ化リン酸カルシウム、クロロリン酸ジエチル、クロロチオリン酸ジエチル、ヘキサフルオロリン酸カリウム、ピロホスフェート、六フッ化リン酸テトラブチルアンモニウム、及び六フッ化リン酸テトラエチルアンモニウムよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質またはその混合物であることを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  19. 前記亜リン酸塩またはエステル化合物は、リン酸ビス(2−エチルヘキシル)であることを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  20. 前記除去速度加速剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.01重量%ないし1重量%であることを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  21. 前記アニオン性ポリマーパッシベーション剤は、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)、ポリ(アクリル酸−マレイン酸)、ポリ(メタクリル酸−マレイン酸)、ポリ(アクリル酸−アクリルアミド)、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸)、その誘導体及びこれらの塩よりなる群から選ばれたいずれか1種以上の物質またはその混合物であることを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  22. 前記アニオン性ポリマーパッシベーション剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.01重量%ないし1重量%であることを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  23. 前記C〜C12のアニオン性パッシベーション剤は、フタル酸塩またはエステルであることを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  24. 前記フタル酸塩またはエステルは、フタル酸水素カリウムであることを特徴とする請求項3に記載の化学機械的ポリシング方法。
  25. 前記C〜C12のアニオン性パッシベーション剤の含量は、前記スラリーの総重量に対して0.01重量%ないし1重量%であることを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  26. 前記スラリーは、pH調節剤をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  27. 前記pH調節剤は、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)及びコリンよりなる群から選ばれた塩基または硫酸、塩酸、リン酸、硝酸及び酢酸よりなる群から選ばれた酸であることを特徴とする請求項26に記載の化学機械的ポリシング方法。
  28. 前記被ポリシング膜は、基板内に形成されたトレンチを埋め込む絶縁膜または下部構造物の形成された基板上に形成された層間絶縁膜であることを特徴とする請求項16に記載の化学機械的ポリシング方法。
  29. 前記被ポリシング膜は酸化膜であり、前記ポリシングストッパはシリコン窒化膜よりなることを特徴とする請求項16または28に記載の化学機械的ポリシング方法。
  30. 前記酸化膜はHDPCVDまたはPECVD酸化膜であり、前記シリコン窒化膜はLPCVDシリコン窒化膜または高温PECVDシリコン窒化膜であることを特徴とする請求項29に記載の化学機械的ポリシング方法。
  31. 前記被ポリシング膜に対する前記ポリシングストッパの選択比は、30:1ないし50:1であることを特徴とする請求項1628ないし30のうちいずれか1項に記載の化学機械的ポリシング方法。
JP2002325915A 2002-08-16 2002-11-08 化学機械的ポリシングスラリー及びこれを用いた化学機械的ポリシング方法 Expired - Fee Related JP4272409B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2002-0048403A KR100464429B1 (ko) 2002-08-16 2002-08-16 화학 기계적 폴리싱 슬러리 및 이를 사용한 화학 기계적폴리싱 방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004079984A JP2004079984A (ja) 2004-03-11
JP4272409B2 true JP4272409B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=31185818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002325915A Expired - Fee Related JP4272409B2 (ja) 2002-08-16 2002-11-08 化学機械的ポリシングスラリー及びこれを用いた化学機械的ポリシング方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6863592B2 (ja)
JP (1) JP4272409B2 (ja)
KR (1) KR100464429B1 (ja)
CN (1) CN1475540A (ja)
DE (1) DE10252049B4 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021057453A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE470236T1 (de) * 2002-04-30 2010-06-15 Hitachi Chemical Co Ltd Poliermittel und polierverfahren
US20060189269A1 (en) * 2005-02-18 2006-08-24 Roy Pradip K Customized polishing pads for CMP and methods of fabrication and use thereof
US7186653B2 (en) 2003-07-30 2007-03-06 Climax Engineered Materials, Llc Polishing slurries and methods for chemical mechanical polishing
US20050022456A1 (en) * 2003-07-30 2005-02-03 Babu S. V. Polishing slurry and method for chemical-mechanical polishing of copper
KR100611064B1 (ko) 2004-07-15 2006-08-10 삼성전자주식회사 화학 기계적 연마 공정용 슬러리 조성물, 상기 슬러리조성물을 이용한 화학 기계적 연마 방법 및 상기 방법을이용한 게이트 패턴의 형성 방법
JP2006049912A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Samsung Electronics Co Ltd Cmpスラリー、前記cmpスラリーを使用する化学機械的研磨方法、及び前記cmpスラリーを使用する金属配線の形成方法
KR100672940B1 (ko) 2004-08-03 2007-01-24 삼성전자주식회사 금속막을 위한 화학적기계적 연마 슬러리 및 이를 이용한금속막의 화학적기계적 연마 방법
US20060118760A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Yang Andy C Slurry composition and methods for chemical mechanical polishing
US7052373B1 (en) * 2005-01-19 2006-05-30 Anji Microelectronics Co., Ltd. Systems and slurries for chemical mechanical polishing
US7449124B2 (en) * 2005-02-25 2008-11-11 3M Innovative Properties Company Method of polishing a wafer
KR100786949B1 (ko) * 2005-12-08 2007-12-17 주식회사 엘지화학 연마 선택도 조절 보조제 및 이를 함유한 cmp 슬러리
KR100786948B1 (ko) 2005-12-08 2007-12-17 주식회사 엘지화학 연마 선택비 조절제 및 이를 함유한 cmp 슬러리
KR100880107B1 (ko) * 2006-01-25 2009-01-21 주식회사 엘지화학 Cmp 슬러리 및 이를 이용한 반도체 웨이퍼의 연마 방법
US20080020680A1 (en) * 2006-07-24 2008-01-24 Cabot Microelectronics Corporation Rate-enhanced CMP compositions for dielectric films
US8591764B2 (en) * 2006-12-20 2013-11-26 3M Innovative Properties Company Chemical mechanical planarization composition, system, and method of use
US7803711B2 (en) * 2007-09-18 2010-09-28 Cabot Microelectronics Corporation Low pH barrier slurry based on titanium dioxide
WO2009042073A2 (en) 2007-09-21 2009-04-02 Cabot Microelectronics Corporation Polishing composition and method utilizing abrasive particles treated with an aminosilane
DE602008006756D1 (de) * 2007-09-24 2011-06-16 Saint Gobain Abrasifs Sa Schleifprodukte mit aktiven füllern
US20090211167A1 (en) * 2008-02-21 2009-08-27 Sumco Corporation Slurry for wire saw
KR101256551B1 (ko) * 2008-03-06 2013-04-19 주식회사 엘지화학 Cmp 슬러리 및 이를 이용한 연마 방법
KR101285948B1 (ko) * 2009-07-21 2013-07-12 한양대학교 산학협력단 멀티 선택비를 갖는 연마 슬러리 조성물 및 이를 사용한 반도체 소자 제조방법
MY170196A (en) * 2010-09-08 2019-07-09 Basf Se Aqueous polishing composition and process for chemically mechanically polishing substrates for electrical, mechanical and optical devices
KR20130103784A (ko) * 2010-12-10 2013-09-24 우베 고산 가부시키가이샤 광변환용 세라믹 복합체 및 그 제조방법
TWI573863B (zh) 2010-12-28 2017-03-11 聖高拜陶器塑膠公司 包括氧化鋯顆粒的拋光漿料以及使用這種拋光漿料之方法
US8790160B2 (en) * 2011-04-28 2014-07-29 Rohm And Haas Electronic Materials Cmp Holdings, Inc. Chemical mechanical polishing composition and method for polishing phase change alloys
CN102956450B (zh) * 2011-08-16 2015-03-11 中芯国际集成电路制造(北京)有限公司 一种制作半导体器件的方法
TW201331349A (zh) * 2011-12-15 2013-08-01 Jsr Corp 化學機械研磨用水系分散體及化學機械研磨方法
US9337103B2 (en) * 2012-12-07 2016-05-10 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method for removing hard mask oxide and making gate structure of semiconductor devices
CN104046244B (zh) * 2014-05-15 2015-07-22 广东惠和硅制品有限公司 一种改性锆硅溶胶陶瓷抛光液制备方法
CN105802506B (zh) * 2014-12-29 2020-06-09 安集微电子(上海)有限公司 一种化学机械抛光液
US10703936B2 (en) 2016-03-30 2020-07-07 Fujimi Incorporated Polishing composition
JP2017228576A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 日立化成株式会社 研磨液及び研磨方法
WO2019043819A1 (ja) 2017-08-30 2019-03-07 日立化成株式会社 スラリ及び研磨方法
US11718767B2 (en) * 2018-08-09 2023-08-08 Versum Materials Us, Llc Chemical mechanical planarization composition for polishing oxide materials and method of use thereof
KR20220049560A (ko) * 2019-08-21 2022-04-21 엔테그리스, 아이엔씨. 고선택적 질화규소 에칭을 위한 개선된 제제
CN113146451B (zh) * 2021-03-26 2022-02-22 中锗科技有限公司 一种1英寸锗加工片的抛光方法
CN113403121B (zh) * 2021-04-26 2022-06-21 中国科学院兰州化学物理研究所 一种用于聚醚润滑油的离子液体防锈抗磨添加剂
CN116053192B (zh) * 2022-12-21 2024-02-09 中环领先半导体科技股份有限公司 一种半导体材料、制备方法和半导体器件

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5759917A (en) * 1996-12-30 1998-06-02 Cabot Corporation Composition for oxide CMP
EP1102821A4 (en) 1998-06-10 2004-05-19 Rodel Inc COMPOSITION AND METHOD FOR CMP POLISHING METAL
JP2000109811A (ja) * 1998-10-08 2000-04-18 Hitachi Chem Co Ltd Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
EP1124912B1 (en) * 1998-10-23 2010-07-21 FujiFilm Electronic Materials USA, Inc. A chemical mechanical polishing slurry system having an activator solution
KR100475976B1 (ko) 1998-12-25 2005-03-15 히다치 가세고교 가부시끼가이샤 Cmp 연마제, cmp 연마제용 첨가액 및 기판의 연마방법
US6383934B1 (en) * 1999-09-02 2002-05-07 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for chemical-mechanical planarization of microelectronic substrates with selected planarizing liquids
KR100356939B1 (ko) * 1999-10-07 2002-10-19 이터널 케미칼 컴퍼니 리미티드 반도체 공정에서 사용하기 위한 화학기계적 연마 조성물
US6733553B2 (en) * 2000-04-13 2004-05-11 Showa Denko Kabushiki Kaisha Abrasive composition for polishing semiconductor device and method for producing semiconductor device using the same
KR100398141B1 (ko) * 2000-10-12 2003-09-13 아남반도체 주식회사 화학적 기계적 연마 슬러리 조성물 및 이를 이용한반도체소자의 제조방법
US6540935B2 (en) * 2001-04-05 2003-04-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Chemical/mechanical polishing slurry, and chemical mechanical polishing process and shallow trench isolation process employing the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021057453A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物
EP4039767A4 (en) * 2019-09-30 2023-05-03 Fujimi Incorporated POLISHING COMPOSITION
JP7391589B2 (ja) 2019-09-30 2023-12-05 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CN1475540A (zh) 2004-02-18
JP2004079984A (ja) 2004-03-11
KR20040016154A (ko) 2004-02-21
DE10252049A1 (de) 2004-02-26
US20040033764A1 (en) 2004-02-19
KR100464429B1 (ko) 2005-01-03
DE10252049B4 (de) 2010-08-12
US6863592B2 (en) 2005-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4272409B2 (ja) 化学機械的ポリシングスラリー及びこれを用いた化学機械的ポリシング方法
JP4537010B2 (ja) 化学機械的ポリシングスラリー及びこれを用いた化学機械的研磨方法
US6540935B2 (en) Chemical/mechanical polishing slurry, and chemical mechanical polishing process and shallow trench isolation process employing the same
TWI485235B (zh) 化學機械研磨組成物及其相關方法
TWI285668B (en) Semiconductor abrasive, process for producing the same and method of polishing
JP5290769B2 (ja) Cmpスラリー及びこれを用いる半導体ウェハーの研磨方法
JP5552475B2 (ja) 酸化セリウム製造方法、これから得られる酸化セリウムおよびこれを含むcmpスラリー
KR20040038882A (ko) 화학 기계 연마용 수계 분산체, 화학 기계 연마 방법 및반도체 장치의 제조 방법 및 화학 기계 연마용 수계분산체 제조용 재료
JPWO2008117592A1 (ja) 化学機械研磨用水系分散体、および半導体装置の化学機械研磨方法
TWI657129B (zh) 漿料和使用其的基板研磨方法
EP1580802A1 (en) Slurry composition for chemical mechanical polishing, method for planarization of surface of semiconductor element using the same, and method for controlling selection ratio of slurry composition
CN103228756A (zh) 一种钨研磨用cmp浆料组合物
KR20180064018A (ko) 화학적 기계적 연마 슬러리 조성물 및 이를 이용한 반도체 소자의 제조방법
JP4851535B2 (ja) 研磨選択度調節補助剤及びこれを含有するcmpスラリー
KR20180078652A (ko) Sti 공정용 연마 슬러리 조성물
JP6251765B2 (ja) 研磨スラリー及びこれを用いた基板の研磨方法
JP2004031893A (ja) フラッシュメモリ素子形成方法
JPWO2008117593A1 (ja) 化学機械研磨用水系分散体および半導体装置の化学機械研磨方法
WO2004100243A1 (ja) ナノトポグラフィ効果を補償し得る化学機械的研磨用スラリー組成物およびこれを利用した半導体素子の表面平坦化方法
TWI243200B (en) Chemical/mechanical polishing slurry and chemical mechanical polishing method using the same
KR20200073479A (ko) 연마 슬러리 조성물
KR20190071269A (ko) Sti 공정용 연마 슬러리 조성물
JP2004014624A (ja) 基板の研磨方法
JP2004006965A (ja) 基板の研磨法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081029

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4272409

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees