JP4271189B2 - 車両のサブフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の車体フレーム、特に、自動車の車体フレームにおいて、左右一対のメインサイドフレームに橋架結合される車両のサブフレームに関する。
一般に自動車の車体フレームは、前後方向に延びる左右一対のメインサイドフレームを備え、それらのメインサイドフレーム間にサブフレームが橋架結合されており、このサブフレームに、走行用エンジン、車輪の、懸架装置および操向装置などが支持されるようにされているため、このサブフレームは、その支持剛性を確保することが要求される。
ところで、従来のこのようなサブフレームは、プレス加工されたアッパーフレームと、ロアーフレームとにより閉断面構造に形成され、さらに、それに別部材である補強ブラケットと補強プレートを一体に結合して、サブフレーム全体の剛性を確保するように構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平6−122378号公報
ところが、前記従来のサブフレームは、閉断面構造のアッパーフレームおよびロアーフレームを、別途に追加の補強部材により補強するようにしているため、サブフレーム全体の構造が複雑化するばかりでなく、部品点数が増してコストアップの原因になり、さらに重量増を招くという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、プレス成形される、アッパーフレームとロアーフレームに、特殊な加工を施すことにより、追加の補強部材に依存することなく、サブフレームに必要な剛性を保有させるようにして、前記問題を解決できるようにした、新規なサブフレームを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車両の左右一対のメインサイドフレーム間に橋架結合されるサブフレームであって、
それぞれプレス成形した、アッパフレームおよびロアーフレームを上下から重ね合わせ、それらの合わせ面を溶接して閉断面構造に構成されており、
車両の前後方向に対し、前記アッパーフレームとロアーフレームの前端部および後端部にはスポット溶接により接合され合わせ面を有し、前記合わせ面の少なくとも一部には、前記閉断面構造の一部となる略垂直な起立壁が一体に接続されており、その起立壁と合わせ面との接続部には、横断面V字状のビード形状をなし且つ合わせ面の外端縁に向かって先細り状に各々形成された複数の補強隆起部が、それら起立壁と合わせ面とに跨がって、且つ合わせ面の長手方向に間隔をあけて一体にプレス成形され、それらの補強隆起部間にスポット溶接部を有することを特徴としている。
上記目的を達成するために、請求項記載の発明は、請求項記載のものにおいて、前記複数の補強隆起部とスポット溶接部とを備えた合わせ面上に、外部から入力される負荷に対する支え部を有することを特徴としている。
上記目的を達成するために、請求項記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、前記合わせ面と略垂直な起立壁とは湾曲コーナ部を介して接続されていることを特徴としている。
上記目的達成のために、請求項記載の発明は、請求項1,2または3記載のものにおいて、前記合わせ面の外縁には、補強フランジが一体に屈曲成形されていることを特徴としている。
請求項各項記載に発明によれば、追加の補強材を必要とすることなく、プレス成形される、アッパフレームとロアーフレームよりなるサブフレームの剛性および耐久性を高め、かつサブフレーム自体の軽量化を達成できる。
また、特に請求項記載の発明によれば、外部から入力される負荷のかかる支え部を集中的に補強することができる。
また、特に請求項記載の発明によれば、補強フランジは、複数の補強隆起部と協働してサブフレームの剛性を一層高めることができる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1〜図8は本発明を自動車の車体フレームに実施した一実施例を示すもので、図1は、本発明のサブフレームを備えた自動車の車体前部の概略平面図、図2は、図1の2矢視仮想線囲い部分を下から見た図、図3は、図2の3−3線に沿う拡大断面図、図4は、図2の4−4線に沿う拡大断面図、図5は、図2の5−5線に沿う拡大断面図、図6は、図2の6矢視拡大図である。
図1において、自動車の車体フレームの、左右方向に間隔をあけて前後方向に延在する左右一対のメインサイドフレーム1,1の下面には、本発明のサブフレームFの左右両端部が一体に支持される。サブフレームFの前部上面には、横置きしたエンジンEの後部が後部エンジンマウントMR(後述する)を介して支持されており、また、前記左右のメインサイドフレーム1,1に、前記エンジンEの前部左右が、従来公知の左右前部エンジンマウントMF,MFを介して支持されている。
なお、サブフレームFの左右両端部には、図示しない懸架装置を介して左右前輪Wf,Wfがそれぞれ懸架される。
サブフレームFは、プレス加工された鋼板よりなる、アッパフレーム2およびロアーフレーム3の重ね合わせ部をスポット溶接してなるものであり、アッパーフレーム2と、ロアーフレーム3は、平面視同形状に形成されており、アッパーフレーム2と、ロアーフレーム3とで閉断面構造に構成されている。
図1に示すように、サブフレームFは、平面視で、一対のメインサイドフレーム1,1を跨架するように、前後方向よりも左右方向に長く形成され、その左右両端の取付部21が一対の左右メインサイドフレーム1,1の下面に、それぞれボルト・ナットなどに固着手段22により一体に吊下支持されている。車両の前後方向に対するサブフレームF、すなわちアッパーフレーム2とロアーフレーム3の前、後端部には、フランジ状の合わせ面2f,3fが外向きに略水平にそれぞれ一体に延設されており、それらの合わせ面2f,3fは、スポット溶接WSされる。
図1〜3に示すように、サブフレームFの左右中間部上には、前記後部エンジンマウントMRをもってエンジンEの後部が支持される。すなわち、アッパーフレーム2の左右中間部の前側には、下方に凹む凹部4が形成されており、この凹部4に、マウント部材5が配置され、このマウント部材5の前部は、合わせ面2f,3fに穿設した取付孔10(図6参照)およびマウント部材5を貫通したボルト6と、それに螺合されるナット7をもってサブフレームFの合わせ面2f,3fに固定され、また、このマウント部材5の後部は、アッパーフレーム2の中間部に、その内面に溶接される一対のナット9と、それに螺合されるボルト8をもって固定されている。
前記マウント部材5には、エンジンEの左右中間部から後方に一体に延びるフォ−ク状の取付部Emが該マウント部材5を挟むように嵌合される。取付部材Emとマウント部材5とは、それらを貫通する支持ボルト11と、それに螺合されるナット12により締め付け固定される。図3に示すように、支持ボルト11とマウント部材5との間にはマウンティングラバー13が圧入嵌合され、このマウントラバー13は筒状のラバーブッシュ14と、その内外周面にそれぞれ焼付固定されるインナーカラー15およびアウターカラー16とより構成されている。フォーク状取付部Emは、マウンティングラバー13介してマウント部材5に支持され、これにより、エンジンEの後部は、後部エンジンマウントMRをもってサブフレームFに弾性支持される。
サブフレームFのうち、特に、外部から入力される負荷のかかる支持部、この実施例では、後部エンジンマウントMRまわりの支持部は、その支持剛性を高めるべく、以下に述べるように、サブフレームF自体のプレス加工により補強される。
つぎに、その補強構造を、図2〜6を参照して説明するに、サブフレームFの後部エンジンマウントMR部分から一方(左方)のメインサイドフレーム1に向かうロアーフレーム3の前端部には、その底壁3bから略直角に起立した起立壁3aが形成されており、この起立壁3aは、サブフレームFの閉断面構造の一部を構成していて、湾曲コーナ部3cを介して合わせ面3fに接続されている。この湾曲コーナー部3cには、それらの長手方向に間隔をあけて複数の補強隆起部3e…が、起立壁3aと合わせ面3fとに跨がって且つ下向きに一体にプレス成形されており、これらの補強隆起部3a…は、下側に向かって漸次先細りの三角ビード形状(即ち横断面V字状)をなし且つ合わせ面2f,3fの外端縁に向かって先細り状に各々形成されている。そして、複数の補強隆起部3a…間には、前記合わせ面2f,3fのスポット溶接WS部がそれぞれ位置している。
なお、後部エンジンマウントMRの取付部に位置する2つの補強隆起部3a,3a間には、後部エンジンマウントMRの取付孔10(図6参照)が穿設される。
また、アッパーフレーム2の前縁には、前記複数の補強隆起部3e…側に向けて下向きに屈曲する補強フランジ2eがプレス成形されており、この補強フランジ2eは、前記複数の補強隆起部3e…と協働してサブフレームFの後部エンジンマウントMR近くの剛性を一層高めるようにされている。
しかして、サブフレームFは、特にその剛性を必要とする部位に特定して、そのサブフレームF自体に複数の補強隆起部3e…をプレス成形し、かつ、それら補強隆起部3e…間にスポット溶接WS部を設けることにより、従来のような補強ブラケット、補強プレートなどの追加の補強材に依存することなく、サブフレームFの必要な剛性、耐久性を確保することができ、しかもサブフレームF自体の軽量化を図ることができる。
さらに、前記補強フランジ2eは、複数の補強隆起部3e…およびそれら間のスポット溶接WS部と協働して、サブフレームFの一層の剛性、耐久性の向上を図ることができる。
なお、この実施例では、サブフレームFの後部エンジンマウントMR部分から他方(右方)のメインサイドフレーム1に向かうロアーフレーム3の前端部は、他の補強手段により補強されるが、本発明に従う補強手段により補強してもよい。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、サブフレームFにおいて、エンジンEの後部マウントMRから入力される負荷に対応する部位を特定して補強した場合について説明したが、他の外力が入力される他の部位を補強するようにしてもよい。
本発明にかかるサブフレームを備えた自動車の車体前部の概略平面図 図1の2矢視仮想線囲い部分を下から見た図 図2の3−3線に沿う拡大断面図 図2の4−4線に沿う拡大断面図 図2の5−5線に沿う拡大断面図 図2の6矢視拡大図
1 メインサイドフレーム
2 アッパフレーム
2e 補強フランジ
2f 合わせ面
3 ロアーフレーム
3c 湾曲コーナ部
3a 起立壁
3e 補強隆起部
3f 合わせ面
F サブフレーム
WS スポット溶接

Claims (4)

  1. 車両の左右一対のメインサイドフレーム(1)間に橋架結合されるサブフレーム(F)であって、
    それぞれプレス成形した、アッパフレーム(2)およびロアーフレーム(3)を上下から重ね合わせ、それらを溶接して閉断面構造に構成されており、
    車両の前後方向に対し、前記アッパーフレーム(2)とロアーフレーム(3)の前端部および後端部は、スポット溶接(WS)により接合される合わせ面(2f,3f)を有し、前記合わせ面(2f,3f)の少なくとも一部には、前記閉断面構造の一部となる略垂直な起立壁(3a)が一体に接続されており、その起立壁(3a)と合わせ面(2f,3f)との接続部には、横断面V字状のビード形状をなし且つ合わせ面(2f,3f)の外端縁に向かって先細り状に各々形成された複数の補強隆起部(3e)が、それら起立壁(3a)と合わせ面(2f,3f)とに跨がって、且つ合わせ面(2f,3f)の長手方向に間隔をあけて一体にプレス成形され、それらの補強隆起部(3e)間にスポット溶接(WS)部を有することを特徴とする、車両のサブフレーム。
  2. 前記複数の補強隆起部(3e)とスポット溶接(WS)部とを備えた合わせ面(2f,3f)上に、外部から入力される負荷に対する支え部を有することを特徴とする、前記請求項記載の車両のサブフレーム。
  3. 前記合わせ面(2f,3f)と略垂直な起立壁(3a)とは湾曲コーナ部(3c)を介して接続されていることを特徴とする、前記請求項1または2記載の車両のサブフレーム。
  4. 前記合わせ面(2f,3f)の外縁には、補強フランジ(2e)が一体に屈曲成形されていることを特徴とする、前記請求項1,2または3記載の車両のサブフレーム。
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