JP4270890B2 - 歯間ブラシ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、歯間ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の歯間ブラシを示している。
【0003】
歯間ブラシは、先端部に毛が撚り込まれたステンレス製のブラシ軸部111を有するブラシ部110と、ブラシ軸部111の基端部が固定された把持部120とからなる。ブラシ部110は、次のようにして把持部120に固定されている。つまり、ブラシ部110におけるブラシ軸部111の基端部を把持部成形用の金型内に挿入し、把持部の材料となる熱可塑性合成樹脂を金型内に充填して、樹脂を固める。この後、金型を開いて、製品を取り出す。これにより、ブラシ部110と把持部120が一体化された完成品が得られる。このような方法は、インサート成形と呼ばれている。
【0004】
なお、図8に示すように、把持部120内に埋設されるブラシ軸部111の基端部が直線状の場合には、歯間ブラシの使用に伴って、ブラシ軸部111が把持部120から抜けやすくなるので、それを防止するために、ブラシ軸部111の基端部をコの字形、くの字形、L字形に折り曲げたものもある。
【0005】
ところで、把持部120の材料として、ポリプロピレン等の硬質の合成樹脂を用いた場合には、ブラシ軸部111の基端部を保持する能力は高いが、把持部120の先端部が柔軟性に欠けるため、ブラシ部110全体が屈曲しにくくなり、歯間の清掃を行いにくくなる。
【0006】
一方、把持部120の材料として、ポリエチレン等の柔軟性に富んだ合成樹脂を用いた場合には、把持部120の先端部に柔軟性があり、ブラシ部110全体が屈曲しやすくなり、歯間の清掃を行いやすくなるが、ブラシ軸部111の基端部を保持する能力が低くなる。
【0007】
【特許文献】
特開平10−313944号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、歯間の清掃が行いやすくかつ把持部とブラシ部との結合が強固である歯間ブラシを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、先端部に毛が撚り込まれたステンレス製のブラシ軸部(11)を有するブラシ部(10)と、ブラシ部(10)におけるブラシ軸部(11)の基端部に固定されたブラシ軸固定部材(20)と、ブラシ部(10)とブラシ軸固定部材(20)との結合体を保持する把持部(30)とからなり、ブラシ軸部(11)の基端部がブラシ軸固定部材(20)の内部に埋め込まれた状態で、ブラシ部(10)がブラシ固定部材(20)一体的に結合されており、ブラシ軸部(11)のうちのブラシ軸固定部材(20)から突出している部分の基端部とブラシ軸固定部材(20)とが把持部(30)の内部に埋め込まれかつブラシ軸部(11)の先端部が把持部(30)の先端部から突出した状態で、ブラシ部(10)とブラシ軸固定部材(20)との結合体が把持部(30)一体的に結合されており、把持部(30)は柔軟性を有する合成樹脂で形成されており、ブラシ軸固定部材(20)は把持部(30)の材料に比べて硬質な合成樹脂で形成されており、把持部(30)は円柱状の胴部分(31)と、胴部分(31)の上側の円錐台状の首部分(32)と、首部分(32)の上側の小径の頭部分(33)とからなり、ブラシ部(10)とブラシ軸固定部材(20)との結合体のうち、ブラシ軸固定部材(20)は把持部(30)の頭部分(33)より胴部分(31)側において把持部(30)内に埋め込まれており、把持部(30)の頭部分(33)内にはブラシ部(10)のブラシ軸部(11)が貫通していることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の歯間ブラシにおいて、ブラシ軸固定部材(20)は、その外面に回転防止用突起(21)を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1乃至2に記載の歯間ブラシにおいて、把持部(30)がポリエチレンで形成され、ブラシ軸固定部材(20)がポリプロピレンで形成されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
【0013】
図1および図2は、歯間ブラシを示している。
【0014】
歯間ブラシは、先端部に毛が撚り込まれたステンレス製のブラシ軸部11を有するブラシ部10と、ブラシ部10におけるブラシ軸部11の基端部に固定されたブラシ軸固定部材20と、ブラシ部10とブラシ軸固定部材20との結合体(一次成形品)を保持する把持部30とからなる。
【0015】
ブラシ軸部11の基端部がブラシ軸固定部材20の内部に埋め込まれた状態で、ブラシ部10がブラシ固定部材20に結合されている。ブラシ軸部11のうちのブラシ軸固定部材20から突出している部分の基端部とブラシ軸固定部材20とが把持部30の内部に埋め込まれかつブラシ軸部11の先端部が把持部30の先端部から突出した状態で、ブラシ部10とブラシ軸固定部材20との結合体(一次成形品)が把持部30に結合されている。
【0016】
ブラシ軸固定部材20は、図2〜図4に示すように、円柱状であり、その下部外周面には、一対の翼状の回転防止用突起21が形成されている。ブラシ軸固定部材20の材料としては、PP(ポリプロピレン)、AS(アクリロニトリルスチレン共重合体)、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の硬質の合成樹脂が用いられる。この実施の形態では、ブラシ軸固定部材20の材料としては、PP(ポリプロピレン)が用いられている。
【0017】
把持部30は、図1および図2に示すように、円柱状の胴部分31と、胴部分31の上側の円錐台状の首部分32と、首部分32の上側の小径の頭部分33とからなる。把持部30の材料としては、PE(ポリエチレン)、EPDM(エチレンプロピレンジエン三元共重合体)等の柔軟性に富んだ合成樹脂が用いられている。この実施の形態では、把持部30の材料としては、PE(ポリエチレン)が用いられている。つまり、把持部30は柔軟性を有する合成樹脂で形成されおり、ブラシ軸固定部材20は把持部30の材料に比べて硬質な合成樹脂で形成されている。
【0018】
以下、歯間ブラシの製造方法について説明する。
【0019】
ブラシ部10におけるブラシ軸部11の基端部を、ブラシ軸固定部材成形用の金型内に挿入し、ブラシ軸固定部材20の材料となるポリプロピレン等の硬質の合成樹脂を金型内に充填して、樹脂を固める。この後、金型を開いて、製品を取り出す。これにより、図3および図4に示すように、ブラシ部10とブラシ軸固定部材20とが一体化された一次成形品が得られる。
【0020】
なお、図5(a)、(b)、(c)に示すように、ブラシ軸固定部材20に埋設されるブラシ軸部11の基端部を、コの字形、くの字形、L字形に折り曲げておくことが好ましい。
【0021】
次に、ブラシ軸部11のうちのブラシ軸固定部材20から突出した部分の基端部およびブラシ軸固定部材20を、把持部成形用の金型内に挿入し、把持部の材料となるポリエチレン等の柔軟性に富んだ合成樹脂を金型内に充填して、樹脂を固める。この後、金型を開いて、製品を取り出す。これにより、図1および図2に示すように、一次成形品と把持部30とが一体化された二次成形品(完成品)が得られる。
【0022】
上記実施の形態によれば、硬質の合成樹脂製であるブラシ軸固定部材20とブラシ部10とがインサート成形によって結合されているので、ブラシ部10とブラシ軸固定部材20とが強固に結合される。また、ブラシ軸固定部材20は回転防止用突起21を有しており、ブラシ部10とブラシ軸固定部材20との結合体と把持部30とがインサート成形によって結合されているので、ブラシ部10とブラシ軸固定部材20との結合体と把持部30とが強固に結合される。
【0023】
また、把持部30は、柔軟性に富んだ合成樹脂製であるため、歯間ブラシの使用時において、その先端の頭部分33が屈曲しやすいため、ブラシ部10全体が把持部30の先端部から屈曲しやすくなり、歯間の清掃を行いやすくなる。
【0024】
なお、図6および図7に示すように、ブラシ軸固定部材20に形成される回転防止用突起21として、横断面が文字または記号の形状をした突起21aを用いてもよい。この例では、ブラシ軸固定部材20の外周面に縦一列状に複数の突起21aが形成されている。そして、各突起21aの横断面は、それぞれ”K”、”I”、”−”、”W”、”O”、”R”、”K”、”S”の形状に形成されている。そして、図6および図7に示すように、その突起21aの突出端が、把持部30の外面と面一な状態で把持部30の外面上に現れるようにすると、突起21aに基づく文字または文字列が把持部30の外面上に現れるので、歯間ブラシの外観デザインとして利用することができるようになる。
【0025】
【発明の効果】
この発明によれば、歯間の清掃が行いやすくかつ把持部とブラシ部との結合が強固である歯間ブラシが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による歯間ブラシを示す斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態による歯間ブラシを示す一部切り欠き斜視図である。
【図3】一次成形品を示す斜視図である。
【図4】一次成形品を示す断面図である。
【図5】ブラシ軸部の基端部が、コの字形、くの字形またはL字形に折り曲げられている例を示す、一次成形品の断面図である。
【図6】変形例を示す斜視図である。
【図7】図6の一部を切欠いた図である。
【図8】従来の歯間ブラシを示す一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
10 ブラシ部
11 ブラシ軸部
20 ブラシ軸固定部材
21、21a 回転防止用突起
30 把持部

Claims (3)

  1. 先端部に毛が撚り込まれたステンレス製のブラシ軸部(11)を有するブラシ部(10)と、ブラシ部(10)におけるブラシ軸部(11)の基端部に固定されたブラシ軸固定部材(20)と、ブラシ部(10)とブラシ軸固定部材(20)との結合体を保持する把持部(30)とからなり、
    ブラシ軸部(11)の基端部がブラシ軸固定部材(20)の内部に埋め込まれた状態で、ブラシ部(10)がブラシ固定部材(20)一体的に結合されており、
    ブラシ軸部(11)のうちのブラシ軸固定部材(20)から突出している部分の基端部とブラシ軸固定部材(20)とが把持部(30)の内部に埋め込まれかつブラシ軸部(11)の先端部が把持部(30)の先端部から突出した状態で、ブラシ部(10)とブラシ軸固定部材(20)との結合体が把持部(30)一体的に結合されており、
    把持部(30)は柔軟性を有する合成樹脂で形成されており、ブラシ軸固定部材(20)は把持部(30)の材料に比べて硬質な合成樹脂で形成されており、
    把持部(30)は円柱状の胴部分(31)と、胴部分(31)の上側の円錐台状の首部分(32)と、首部分(32)の上側の小径の頭部分(33)とからなり、
    ブラシ部(10)とブラシ軸固定部材(20)との結合体のうち、ブラシ軸固定部材(20)は把持部(30)の頭部分(33)より胴部分(31)側において把持部(30)内に埋め込まれており、把持部(30)の頭部分(33)内にはブラシ部(10)のブラシ軸部(11)が貫通していることを特徴とする歯間ブラシ。
  2. ブラシ軸固定部材(20)は、その外面に回転防止用突起(21)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の歯間ブラシ。
  3. 把持部(30)がポリエチレンで形成され、ブラシ軸固定部材(20)がポリプロピレンで形成されていることを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の歯間ブラシ。
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