JP2021106723A - 歯間清掃具 - Google Patents

歯間清掃具 Download PDF

Info

Publication number
JP2021106723A
JP2021106723A JP2019239159A JP2019239159A JP2021106723A JP 2021106723 A JP2021106723 A JP 2021106723A JP 2019239159 A JP2019239159 A JP 2019239159A JP 2019239159 A JP2019239159 A JP 2019239159A JP 2021106723 A JP2021106723 A JP 2021106723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
base
cleaning tool
interdental
wide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019239159A
Other languages
English (en)
Inventor
智和 吉田
Tomokazu Yoshida
智和 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2019239159A priority Critical patent/JP2021106723A/ja
Publication of JP2021106723A publication Critical patent/JP2021106723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Brushes (AREA)

Abstract

【課題】奥歯の歯間を清掃することに適した歯間清掃具において、清掃部を安定して支持して、清掃部の歯間への挿入性及び操作性を高めた歯間清掃具を提供する。【解決手段】歯間清掃具Dは、第一方向Xaに沿って延出した基部1と、基部の一端部から延出して第一方向から第一方向と交差する第二方向Xbに向かって屈曲した屈曲部2と、屈曲部の基部とは反対側の端部から第二方向に沿って延出した軸部3と、を有する本体Aと、軸部に形成され、歯間への挿入が可能な外形で構成された清掃部本体4と、を備え、基部の一端部から屈曲部に亘る部分に、第一方向と第二方向とに直交する第三方向の長さw1が第一方向と第三方向とに直交する第四方向Xdの長さt1よりも長い幅広部13を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、歯間を清掃する歯間清掃具に関する。
従来から、奥歯の歯間を清掃することに適した歯間清掃具が知られている。そのような歯間清掃具として、特許文献1には、特定方向に沿って延出する形状を有する基部と、該基部の先端部から当該基部の延出方向と交差する方向に沿って延出する軸部と、軸部に被覆されると共に歯間に挿通可能な形状を有しており歯間を清掃可能な清掃部と、を備えた歯間清掃具が開示されている。
基部は、指で把持することが可能な形状を有する把持部と、把持部から延出して把持部よりも幅狭な延出部とを有している。延出部の先端から延出部と交差する方向に軸部(清掃部)が延出している。特許文献1に記載の歯間清掃具においては、歯間に清掃部を挿入するときや、歯間を清掃しているときには、把持部に加えられる外力(操作力)が延出部を介して清掃部に伝達される。
意匠登録第1416907号公報
特許文献1に記載の歯間清掃具のように、基部の延出方向と交差する方向に清掃部が延出した形状は、奥歯の清掃に適しているが、基部の延出方向に沿って清掃部が配置された直線状の歯間清掃具と比較して、歯間への挿入性及び操作性に劣る。その理由は、直線状の歯間清掃具は、把持部に加えられる操作力の方向と清掃部の移動方向が一致しているため、操作力をダイレクトに清掃部に伝達することができ、把持部を保持して移動させるだけで清掃部を安定支持して歯間に挿入して清掃することができるからである。
しかし、特許文献1の記載の歯間清掃具においては、基部の延出方向と清掃部の延出方向とが交差しており、把持部に加えられる操作力の方向と清掃部の移動方向が一致していないため、把持部を把持するだけでは清掃部を安定して支持することができない。そのため、使用者は、歯間清掃具の把持部を把持した状態で延出部の先端における清掃部の延出側と反対側の部分を指の腹で支えて支持した状態で、清掃部を歯間に挿入して清掃する。しかし、延出部の厚みが薄いため指の腹で支持する部分の面積が小さくなり、清掃部を安定して支持することができないという問題がある。
そこで、奥歯の歯間を清掃することに適した歯間清掃具において、清掃部を安定して支持して、清掃部の歯間への挿入性及び操作性を高めた歯間清掃具が望まれている。
本発明の一態様に係る歯間清掃具は、第一方向に沿って延出した基部と、前記基部の一端部から延出して前記第一方向から前記第一方向と交差する第二方向に向かって屈曲した屈曲部と、前記屈曲部の前記基部とは反対側の端部から前記第二方向に沿って延出した軸部と、を有する本体と、前記軸部に形成され、歯間への挿入が可能な外形で構成された清掃部本体と、を備え、前記基部の前記一端部から前記屈曲部に亘る部分に、前記第一方向と前記第二方向とに直交する第三方向の長さが前記第一方向と前記第三方向とに直交する第四方向の長さよりも長い幅広部を有していることを特徴とする。
本歯間清掃具では、基部の一端部から屈曲部に亘る部分に、第一方向と第二方向とに直交する第三方向の長さが第一方向と第三方向とに直交する第四方向の長さよりも長い幅広部を有するので、歯間清掃具を保持するときに、基部を把持した状態で幅広部に指の腹を載置して本体を把持することができる。これにより、軸部を清掃部本体で覆った清掃部を安定して支持することができ、清掃部の歯間への挿入性及び操作性を高めて歯間清掃をすることができる。幅広部に載置する指は、清掃する歯間の場所により適宜変えることができる。例えば、奥歯の歯間を清掃する際には人差し指を幅広部に置いて支持し、前歯の歯間を清掃する際には人差し指と親指とで幅広部を挟んで支持することができる。このように、歯の歯間を清掃することに適した歯間清掃具において、清掃部を安定して支持して、清掃部の歯間への挿入性及び操作性を高めた歯間清掃具を提供することができた。
他の構成として、前記第四方向に沿って見たときに、前記基部は、前記幅広部の第三方向に沿う方向で最も長さが長い箇所から前記基部の前記一端部とは反対側の他端部に向かって次第に幅が狭くなるように構成されていることが好ましい。
このように、基部の一端部とは反対側の他端部よりも幅広部の方の幅を広くすれば、視覚的に幅広部に指の腹を載置して把持するように使用者を誘導することができる。特に、奥歯の清掃時には基部の他端部の幅広部と直交する面を親指と中指とで挟むので、その面の幅は幅広部よりも狭くなって指で挟みやすくなっており、その面と直交する幅広部は人差し指の腹を載置して清掃部を安定して支持することができる。
他の構成として、前記基部の前記一端部とは反対側の他端部は、前記屈曲部の屈曲方向と反対側に向かって湾曲していることが好ましい。
このように、基部の一端部とは反対側の他端部が屈曲部の屈曲方向と反対側に向かって湾曲していれば、基部の他端部を把持した時も指がずれることがなく、安定して歯間清掃具を保持することができる。
他の構成として、前記第三方向に沿う前記幅広部の最大幅は、前記第三方向に垂直な前記基部の最大厚さよりも長いことが好ましい。
このように、第三方向に沿う幅広部の最大幅の方が、第三方向に垂直な基部の最大厚さよりも長くすれば、視覚的に幅広部に指の腹を載置して把持するように使用者を誘導することができる。
本実施形態に係る歯間清掃具を示す斜視図である。 本実施形態に係る歯間清掃具を示す側面図である。 本実施形態に係る歯間清掃具の使用例を示す図である。 本実施形態の変形例に係る歯間清掃具を示す斜視図である。 本実施形態の変形例に係る歯間清掃具を示す側面図である。 本実施形態の変形例に係る歯間清掃具の使用例を示す図である。 他の実施形態に係る歯間清掃具の幅広部の断面の例を示す図である。
以下に、本発明に係る歯間清掃具の実施形態について、図面に基づいて説明する。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
図1及び図2に示すように、歯間清掃具Dは、基端部11及び延出部12を有する基部1と屈曲部2と軸部3とが一体成形された本体Aと、本体Aの硬度よりも低い硬度を有する弾性材料である軟質部材からなり、軸部3を覆う清掃部本体4を備えている。以下では、軸部3のうち清掃部本体4で覆われた部分と、清掃部本体4と、を清掃部Bと総称する。また、以下、歯間清掃具Dの本体Aのうち、屈曲部2の屈曲外側に位置する面(図2の紙面右側に位置する面)を背面、屈曲部2の屈曲内側に位置する面(図2の紙面左側に位置する面)を腹面、背面と腹面との間にある二つの面(図2で紙面に平行な二面)を側面として説明する。
本体Aは、ポリプロピレン、ABS、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアセタール等の合成樹脂の1種又は2種以上の組み合わせで構成されている。本実施形態における本体Aは、ポリプロピレンで構成されている。また、本体Aを構成する合成樹脂には、剛性を高める強化剤が含まれることが好ましい。強化剤としては、ガラス繊維、ナノセルロース繊維、アラミド繊維、炭素繊維等の繊維状の強化剤、マイカ、ガラスフレーム等の板状の強化剤、タルク等の粉末状の強化剤、ワラストナイト等の針状の強化剤が挙げられる。強化剤の含有量としては、5重量%以上50重量%以下であり、好ましくは10重量%以上40重量%以下、更に好ましくは15重量%以上40重量%以下である。
清掃部本体4の材料である軟質部材は、本体Aの硬度よりも低い硬度を有するエラストマーで構成されている。このエラストマーとして、スチレン系エラストマーが好ましく、シリコン、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等を用いても良い。
図1及び図2に示すように、本体Aは、側面視で略逆S字形状に形成されており、基端部11の先端側(基部の他端部の一例)は、清掃部Bの延在方向とは反対側に湾曲した湾曲部分111となっている。延出部12は、基端部11から第一方向Xaに延出している。屈曲部2は、延出部12の基端部11とは反対側の端部(基部の一端部の一例)から延出して、第一方向Xaから第一方向Xaと交差する(本実施形態では屈曲内角が120度)第二方向Xbに向けて屈曲している。屈曲部2の屈曲方向は、基端部11(基部1)の湾曲方向とは反対方向である。なお、第一方向Xaと第二方向Xbとの交差角(屈曲内角)は、30度以上150度以下、好ましくは80度以上140度以下、更に好ましくは100度以上130度以下で構成されているのが良い。
図2に示す側面視において、本体Aは、基端部11のうち延出部12とは反対側の端部に向かう箇所と屈曲部2から軸部3の先端に亘る箇所とは、次第にその厚さ(長さ)が小さくなっているが、それ以外の箇所は略一定の厚さt1で形成されている。すなわち、基部1(本体A)の最大厚さはt1である。
図1から理解されるように、歯間清掃具Dを第二方向Xbに沿って背面を見たときに、本体Aは、基部1の基端部11から延出部12にかけて幅(長さ)が次第に長くなっている。換言すると、基部1は、延出部12が屈曲部2と隣接している箇所の近傍から基端部11の先端側に向かって次第に幅が狭くなるように構成されている。そして、延出部12が屈曲部2と隣接している箇所の近傍で最も幅が長くなっている。この最大幅の箇所の長さを最大幅w1とする。そして、最大幅w1の箇所から屈曲部2、軸部3に向かうにつれて幅が次第に狭くなっている。本体Aにおける最大幅w1の箇所の延出方向は、第一方向Xaと第二方向Xbとに直交する方向である第三方向Xcである。また、最大幅w1の箇所における本体Aの厚さt1の方向は、第一方向Xaと第三方向Xcとに直交する方向である第四方向Xdである。第三方向Xc、第四方向Xdは、一方向である第一方向Xa、第二方向Xbとは異なり、双方向である。以下、本体Aにおいて、最大幅w1の箇所を中心として第一方向Xaに沿って両側に所定長さだけ広がった範囲の領域(図1及び図2において破線で挟まれた網掛けの領域)を幅広部13と称する。
幅広部13は、背面だけでなく、背面に隣接する両側面、両側面に隣接する腹面を含む全周に亘る。以下、幅広部13を背面、腹面、側面で区別する場合には、背面を背幅広部分131、腹面を腹幅広部分132、両側面をそれぞれ側幅広部分133,133と称する。背幅広部分131は、図2に示す側面視で外方に凸になるように湾曲した滑らかな曲面である。腹幅広部分132は、側面視で内方に凹になるように湾曲した滑らかな曲面である。側幅広部分133,133は、最大幅w1の箇所を中心として第三方向Xcに突出した滑らかな曲面である。幅広部13の背幅広部分131は、人差し指の腹を載置するのに十分な面積を有している。また、腹幅広部分132は、親指の腹を載置するのに十分な面積を有している。なお、幅広部13の最大幅w1は厚さt1よりも長い。最大幅w1と厚さt1との比率は2対1から10対1であり、好ましくは3対1から8対1、更に好ましくは4対1から6対1である。
軸部3は、屈曲部2に対して延出部12とは反対側の端部から第二方向Xbに沿って延出している。図1においては、清掃部本体4の一部を除去して軸部3を部分的に露出させているが、本実施形態では、軸部3の全体が清掃部本体4に覆われており、軸部3自体を直接視認することはできない。軸部3は、清掃部本体4の被覆部41の外形と相似形状で、被覆部41の厚さの分だけ小さく形成されている。すなわち、軸部3は、屈曲部2との接続部位(以下、「基端」と称する場合もある)から先端に向かって一定割合で直径が小さくなる(縮径する)テーパを有する円錐台棒状に形成されている。
軟質部材からなる清掃部本体4は、軸部3の外周面全体を被覆すると共に歯間への挿入が可能な外形を有しており、軸部3と共に清掃部Bを構成している。本実施形態における清掃部本体4は、軸部3の長手方向(第二方向Xbに沿う方向)全体を覆って密着する被覆部41と、被覆部41から外方に突出した複数(多数)の毛を有するブラシ部42とを有している。被覆部41は、軸部3の直径よりも小さい肉厚(厚み)で構成されている。ブラシ部42は、被覆部41から離間するにつれて先細り形状となる円錐状に形成されている。本実施形態に係る歯間清掃具Dにおいては、清掃部Bが歯間に挿入されたとき、ブラシ部42の毛が柔軟に変形すると共に、被覆部41やブラシ部42が歯に当接して、歯間に存在する異物(食べカス等)や歯に付着した異物(歯垢等)を取り除くことができる。なお、清掃部本体4は、軸部3の長手方向で、軸部3の先端からの一部分を覆う構造であってもよい。
次に、本実施形態に係る歯間清掃具Dの製造方法について説明する。歯間清掃具Dは、合成樹脂製の本体Aの軸部3に射出成形等の公知の方法により清掃部本体4等を成形する二色成形法により製造される。具体的には、まず本体Aを射出成形等の公知の方法により形成する。次に、形成された本体Aを二色成形用の金型に載置し、本体Aの軸部3の先端近傍に設けられたゲートから、溶融エラストマーを金型内に射出して充填する。充填された溶融エラストマーは固化して軟質部材となり、清掃部本体4が形成される。このようにして、歯間清掃具Dが製造される。
次に、歯間清掃具Dの把持方法について説明する。使用者は、基部1の基端部11を持ち、幅広部13に指を載置して清掃部Bを支持した状態で、清掃部Bを奥歯や前歯等の歯間に挿入して往復移動させて歯間清掃具Dを使用する。例えば、図3(1)は奥歯の歯間を清掃するときに適した把持方法である。図3(2)は前歯の歯間を清掃するときに適した把持方法である。
図3(1)に示すように、奥歯の歯間を清掃するときには、使用者は、基端部11の背面の湾曲部分111に中指を引っ掛けて、幅広部13よりも少し基端部11寄りの延出部12の腹面に親指の腹を載置し、幅広部13の背幅広部分131に人差し指の腹を載置して歯間清掃具Dを把持する。このように把持すると、親指と中指とで本体Aを把持しつつ、背幅広部分131に載置された人差し指で、清掃部Bに対して屈曲部2の側から先端側に向けて力を加えられるように支持することができる。また、基端部11の端部にある湾曲部分111は、屈曲部2の屈曲方向と反対側に向かって湾曲しているので、基端部11を把持した時も中指がずれることがなく、安定して歯間清掃具Dを保持することができる。これにより、使用者は、歯間清掃具Dの清掃部Bを安定して支持した状態で清掃部Bを奥歯の歯間に挿入することができると共に、歯間清掃具Dの操作性を高めることができ、その結果、清掃部Bによる奥歯の歯間の清掃能力を高めることができる。
図3(2)に示すように、前歯の歯間を清掃するときには、使用者は、湾曲部分111を含む基部1の基端部11の背面に中指と薬指を載置して(もしくは基端部11を中指及び薬指で包み込むようにして)、幅広部13の背幅広部分131に人差し指を載置して、幅広部13の腹幅広部分132に親指を載置して歯間清掃具Dを把持する。すなわち、人差し指と親指とで幅広部13を背面側と腹面側とから挟むように把持する。このように把持すると、人差し指、中指、薬指と親指とで本体Aを挟んで把持しつつ、背幅広部分131に載置された人差し指で、清掃部Bに対して屈曲部2の側から先端側に向けて力を加えられるように支持することができる。これにより、使用者は、歯間清掃具Dの清掃部Bを安定して支持した状態で清掃部Bを前歯の歯間に挿入することができると共に、歯間清掃具Dの操作性を高めることができ、その結果、清掃部Bによる前歯の歯間の清掃能力を高めることができる。
このように、本実施形態に係る歯間清掃具Dは、本体Aの側面の厚さt1よりも長い最大幅w1を有する幅広部13を有しており、背幅広部分131には人差し指の腹を安定して載置することができる。また、腹幅広部分132には親指の腹を安定して載置することができる。これにより、歯間を清掃するときに、使用者により基端部11に加えられる操作力の方向と清掃部Bの移動方向とが一致しておらず、歯間に清掃部Bを挿入するときの歯と清掃部Bとの間の摩擦抵抗により清掃部Bの先端側から屈曲部2の側に摩擦抵抗による力が加えられても、摩擦抵抗による力に対する反力を人差し指の腹から幅広部13を介して清掃部Bに加えることができる。したがって、歯間清掃具Dにおいて、清掃部Bを安定して支持することができると共に、清掃部Bの歯間への挿入性と操作性を高めることができる。
また、基端部11の第三方向Xcに沿う長さよりも幅広部13の最大幅w1の方が長いので、視覚的に幅広部13に指の腹を載置して把持するように使用者を誘導することができる。更に、図2の側面視における基部1の基端部11及び延出部12の厚さt1よりも幅広部13の最大幅w1の方が長いので、視覚的に幅広部13に指の腹を載置して把持するように使用者を誘導することができる。
〔本実施形態の変形例〕
次に、本発明の実施形態の変形例に係る歯間清掃具Dについて説明する。本変形例は、基部1の基端部11が把持部分112を有する点のみ本実施形態と異なっており、他の構成は本実施形態と同じである。
図4及び図5に示すように、本変形例に係る歯間清掃具Dの把持部分112は、第三方向Xcに沿って見たときに、基部1の基端部11の両方の側面の厚さ(長さ)が第四方向Xdに沿って背面側と腹面側に突出する突出部分により厚さt1から厚さt2となった部分である。把持部分112の厚さt1からt2へは、滑らかな曲線により変化している。また、本体Aにおいて、把持部分112の厚さt2は、基部1の基端部11の背面及び腹面における第三方向Xcの幅(長さ)w2よりも長くなっている。把持部分112は、親指や中指の腹を載置するのに十分な面積を有している。本変形例においては、基端部11は湾曲部分111を有しておらず、図5に示す側面視においては、基部1の延出部12から基端部11にかけて直線状である。
次に、本変形例に係る歯間清掃具Dの把持方法について説明する。使用者は、基端部11を持ち、幅広部13に指を載置して清掃部Bを支持した状態で、清掃部Bを奥歯や前歯等の歯間に挿入して往復移動させて歯間清掃具Dを使用する。例えば、図6(1)は奥歯の歯間を清掃するときに適した把持方法である。図6(2)は前歯の歯間を清掃するときに適した把持方法である。
図6(1)に示すように、奥歯の歯間を清掃するときには、使用者は、基端部11の把持部分112に親指と中指とを載置して把持部分112を挟み込み、幅広部13の背幅広部分131に人差し指の腹を載置して歯間清掃具Dを把持する。このように把持すると、基部1の側面に親指と中指とを載置して本体Aを把持しつつ、背幅広部分131に載置された人差し指で、清掃部Bに対して屈曲部2の側から先端側に向けて力を加えられるように支持することができる。特に、奥歯の清掃時には、本変形例に係る歯間清掃具Dの把持部分112を親指と中指とで挟んで本体Aを把持するので、把持部分112の対向する側面間の幅w2は幅広部13の最大幅w1よりも狭くなって指で挟んで把持しやすくなっており、把持部分112の両側面と直交する幅広部13には人差し指の腹を載置して清掃部Bを支持することができる。これにより、使用者は、歯間清掃具Dの清掃部Bを安定して支持した状態で清掃部Bを奥歯の歯間に挿入することができると共に、歯間清掃具Dの操作性を高めることができ、その結果、清掃部Bによる奥歯の歯間の清掃能力を高めることができる。
図6(2)に示すように、前歯の歯間を清掃するときには、使用者は基部1の基端部11の背面であって、把持部分112の突出部分の手前に中指を引っ掛けて、幅広部13の背幅広部分131に人差し指を載置して、幅広部13の腹幅広部分132に親指を載置して歯間清掃具Dを把持する。すなわち、人差し指と親指とで幅広部13を背面側と腹面側とから挟むように把持する。このように把持すると、人差し指、中指と親指とで本体Aを挟んで把持しつつ、背幅広部分131に載置された人差し指で、清掃部Bに対して屈曲部2の側から先端側に向けて力を加えられるように支持することができる。これにより、使用者は、歯間清掃具Dの清掃部Bを安定して支持した状態で清掃部Bを前歯の歯間に挿入することができると共に、歯間清掃具Dの操作性を高めることができ、その結果、清掃部Bによる前歯の歯間の清掃能力を高めることができる。
〔他の実施形態〕
(a)本実施形態及びその変形例に係る歯間清掃具Dにおいては、図面に示されたように、本体Aの幅広部13の背面と側面との境界、側面と腹面との境界は角状になっている。しかし、幅広部13の最大幅w1が厚さt1よりも長くなり、幅広部13が指の腹を載置するのに十分な面積を有している限りにおいて、本体Aの幅広部13の背面と側面との境界、側面と腹面との境界に角Rを設けてもよく(図7(1))、基部1の第一方向Xaに垂直な断面が長円形状(図7(2))又は楕円形状(図7(3))であってもよい。更には、幅広部13の背幅広部分131が外方に突出するように湾曲し、腹幅広部分132が内方に窪むように湾曲した形状(図7(4))であってもよい。
(b)本実施形態においては、基端部11は湾曲部分111を有していたが、基端部11が湾曲部分111を有していなくてもよい。また、本実施形態の変形例においては、基端部11は湾曲部分111を有してなかったが、基端部11が湾曲部分111を有していてもよい。
本発明は、歯間を清掃する歯間清掃具に利用可能である。
1 :基部
2 :屈曲部
3 :軸部
4 :清掃部本体
11 :基端部
112 :把持部分
12 :延出部
13 :幅広部
A :本体
D :歯間清掃具
Xa :第一方向
Xb :第二方向
Xc :第三方向
Xd :第四方向

Claims (4)

  1. 第一方向に沿って延出した基部と、前記基部の一端部から延出して前記第一方向から前記第一方向と交差する第二方向に向かって屈曲した屈曲部と、前記屈曲部の前記基部とは反対側の端部から前記第二方向に沿って延出した軸部と、を有する本体と、
    前記軸部に形成され、歯間への挿入が可能な外形で構成された清掃部本体と、を備え、
    前記基部の前記一端部から前記屈曲部に亘る部分に、前記第一方向と前記第二方向とに直交する第三方向の長さが前記第一方向と前記第三方向とに直交する第四方向の長さよりも長い幅広部を有している歯間清掃具。
  2. 前記第四方向に沿って見たときに、前記基部は、前記幅広部の第三方向に沿う方向で最も長さが長い箇所から前記基部の前記一端部とは反対側の他端部に向かって次第に幅が狭くなるように構成されている請求項1に記載の歯間清掃具。
  3. 前記基部の前記一端部とは反対側の他端部は、前記屈曲部の屈曲方向と反対側に向かって湾曲している請求項1又は2に記載の歯間清掃具。
  4. 前記第三方向に沿う前記幅広部の最大幅は、前記第三方向に垂直な前記基部の最大厚さよりも長い請求項1から3のいずれか一項に記載の歯間清掃具。
JP2019239159A 2019-12-27 2019-12-27 歯間清掃具 Pending JP2021106723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019239159A JP2021106723A (ja) 2019-12-27 2019-12-27 歯間清掃具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019239159A JP2021106723A (ja) 2019-12-27 2019-12-27 歯間清掃具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021106723A true JP2021106723A (ja) 2021-07-29

Family

ID=76968102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019239159A Pending JP2021106723A (ja) 2019-12-27 2019-12-27 歯間清掃具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021106723A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102183121B1 (ko) 칫솔
CN108697230B (zh) 牙刷
WO2018079114A1 (ja) 歯ブラシ
KR20210087428A (ko) 칫솔
WO2017155045A1 (ja) 歯ブラシ
JP2021106723A (ja) 歯間清掃具
JP6478384B2 (ja) 歯ブラシ用ハンドル体及び歯ブラシ
JP6512703B2 (ja) 歯ブラシ
JP7457502B2 (ja) 歯間清掃具
JP7378294B2 (ja) 歯間清掃具
WO2022004578A1 (ja) 歯間清掃具
WO2022004577A1 (ja) 歯間清掃具
JP7388922B2 (ja) 歯間清掃具
WO2022004579A1 (ja) 歯間清掃具
WO2018088512A1 (ja) 歯ブラシ
WO2022004576A1 (ja) 歯間清掃具
JP2021106722A (ja) 歯間清掃具
JP2020000753A (ja) 歯間清掃具
WO2022004575A1 (ja) 歯間清掃具
JP2021106721A (ja) 歯間清掃具
TWI840807B (zh) 牙刷
JP2022104256A (ja) 塗布用ブラシ
JP2021106725A (ja) 歯間清掃具
JP2021106724A (ja) 歯間清掃具
CN114025643A (zh) 牙刷

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240319

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240514