JP4270332B2 - 荷合流装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平行に設置された複数の荷搬入手段から搬入された荷を、少なくとも1本の荷搬送手段へ搬送・合流させる荷合流装置、特に前記各荷搬入手段からそれぞれ搬入される荷を、搬送しながら所定間隔に整列し搬出する整列・搬出手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の荷合流装置の一例を図8に基づいて説明する。
荷合流装置51は、上流の複数(図8では3本)のコンベヤ52A,52B,52Cから順次搬入される荷53を搬送するコンベヤ54と、このコンベヤ54上の荷53を下流の1本のコンベヤ55側へ案内するガイド部材56から構成されている。なお、下流コンベヤ55は、その搬送経路が中央の上流コンベヤ52Bの搬送経路と一直線状となるように設置されている。
【0003】
この構成により、上流のベルトコンベヤ52A,52B,52Cから各荷53は順次搬入され、コンベヤ54により搬送されながら、ガイド部材56に案内されて下流コンベヤ55側へ移動し、合流して下流コンベヤ55へ搬出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の荷合流装置51の構成では、荷53がガイド部材56に案内される際に傾くことから荷53の間隔が縮まり、後続する荷53と接触し、荷詰まりを起こす恐れがある。そのため、荷合流装置51へ搬入する荷53の間隔を広げる必要があり、よって荷合流に要する時間が増加し、搬送作業の効率を悪くしていた。
【0005】
また荷53どうしが接触しなくても、荷53の間隔が殆どなくなると、下流において荷53を仕分けることができなくなる恐れがあった。
そこで、本発明は、投入する荷の間隔を狭くすることができ、搬送作業の効率を改善でき、さらに下流での荷の仕分けができなくなる恐れを回避できる荷合流装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、平行に設置された複数の荷搬入手段から搬入される荷を、少なくとも1本の荷搬送手段へ搬送・合流させる荷合流装置であって、前記各荷搬入手段からそれぞれ搬入される荷を、搬送中、所定間隔に整列し搬出する複数の整列・搬出手段と、前記各整列・搬出手段から搬入された荷を、前記各整列・搬出手段による搬送経路に沿って受け取り、搬送中、前記荷搬送手段の搬送経路上へ前記荷を平行移動させる平行合流手段とを備え、前記各整列・搬出手段を、前記荷搬入手段から搬入される荷を指令信号に応じて搬出する第1コンベヤと、前記第1コンベヤより搬出された荷を搬送中、荷の長さを測定し、搬出する第2コンベヤと、前記第2コンベヤにより搬入された荷を、予め決められた順となるように加速値を変えて荷の相対位置をずらし、所定間隔で整列させて前記平行合流手段へ搬出する第3コンベヤとから構成し、前記第1コンベヤによる荷の切出し後に、前記第3コンベヤにより各荷の相対位置をずらし、前記整列・搬出手段から搬出される荷の間隔を所定間隔に整列させることを特徴とするものである。
【0007】
上記構成により、荷は、第1コンベヤより第2コンベヤへ指令信号に応じて搬出され、第2コンベヤにおいて荷の長さが測定されるともに、第3コンベヤへ搬出され、第3コンベヤに搬入されると、予め決められた順となるように加速値を変えることによって荷の相対位置がずらされ、平行合流手段へ搬出される際には、各整列・搬出手段から搬出される荷の間隔が所定間隔となるように整列される。続いて、平行合流手段において、各整列・搬出手段から搬入された荷は、各整列・搬出手段による搬送経路に沿って受け取られ、搬送中、荷搬送手段の搬送経路上へ平行移動され、合流される。
【0008】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明であって、前記各第3コンベヤの速度カーブは、測定された荷の長さと所定間隔に加えて、第1コンベヤにより搬出された荷のずれにより設定されることを特徴とするものである。
【0009】
上記構成により、各第3コンベヤの速度カーブがそれぞれ測定された荷の長さと所定間隔により設定され、第1コンベヤにより指令信号に応じて搬出された荷のずれが考慮されることにより、正確な荷の所定間隔が実現される。
【0010】
また請求項3記載の発明は、上記請求項1または請求項2記載の発明であって、前記平行合流手段は、前記各整列・搬出手段から順次搬入された荷を、前記平行合流手段の搬送経路上で前記荷の姿勢のまま前記荷搬送手段の搬送経路上へ平行移動するスライドシューと、前記スライドシューを駆動する第1制御装置とを備え、前記荷搬送手段と平行に、かつ搬送経路が前記各整列・搬出手段の搬送経路と一致するように待避手段を設置し、前記第1制御装置は、一方の整列・搬出手段から搬入された荷と他方の整列・搬出手段から搬入された荷の間隔が前記スライドシュー1個分の間隔より狭い場合、前記スライドシューの駆動をロックすることを特徴とするものである。
【0011】
また請求項4記載の発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記各第3コンベヤを複数のコンベヤを連ねて形成し、荷の移載時には前後のコンベヤの速度を一致させることを特徴とするものである。
【0012】
上記構成により、複数のコンベヤを1本のコンベヤとして荷を移動させる速度カーブを設定でき、また1つコンベヤにより荷を移動中に他のコンベヤにより速度を変えて荷を移動でき、荷の搬送効率が改善される。
また請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明であって、前記各整列・搬出手段を制御する第2制御装置を設け、前記第2制御装置には、予め初速度と最終速度と加速開始までの時間からなる前記第3コンベヤの基本スケジュールが設定され、前記第2制御装置は、各第3コンベヤ毎に、測定された各荷の長さと所定間隔と第1コンベヤにより搬出された荷のずれに基づいて、前記加速開始の時間から前記最終速度に到る加速移動時間と、前記初速度から荷に間隔を設けるために加速する速度を求めて速度カーブを設定し、前記速度カーブに従って前記各第3コンベヤの複数のコンベヤの初速と終速と搬送時間を求めることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2は本発明の実施の形態における荷合流装置の概要を示す図である。
【0014】
荷合流装置1は、順次、所定間隔で整列させて荷2を搬出する、平行に配置された3列の切出し装置(整列・搬出手段の一例)3,4,5と、これら上流の切出し装置3,4,5から順次、所定間隔で搬入された荷2を、これら切出し装置3,4,5の搬送経路C1,C2,C3上で搬送しながら、下流コンベヤ7(荷搬送手段の一例)の搬送経路C2上へ平行移動させる平行合流装置(平行合流手段)11と、下流コンベヤ7と平行に、その搬送経路が左右の上流の切出し装置3,5の搬送経路C1,C3と一致するように設置された、ベルトコンベヤからなる2台のリジェクト用コンベヤ(待避手段の一例)12A,12Bと、各切出し装置3,4,5の搬出端にそれぞれ配置された、荷2の通過を検出する検出手段の一例である透過形の光電スイッチ13A,13B,13Cと、各光電スイッチ13A,13B,13Cの荷検出信号を入力し、これら荷検出信号に応じて平行合流装置11を制御する第1制御装置14から構成されている。上記切出し装置3,4,5には、それぞれ上流のコンベヤ(荷搬入手段の一例)17,18,19より荷2が搬入される。
【0015】
上記平行合流装置11により、各切出し装置3,4,5から順次搬入された荷2は搬入された姿勢のまま搬送中、第1制御装置14により駆動されるスライドシュー15により下流コンベヤ7の搬送経路C2上へ平行に移動され、下流コンベヤ7へ搬出されることによって、荷2の間隔を維持でき、荷2が傾いて、後続する荷2との間隔が縮まることが回避される。また切出し装置3,5から搬入された荷2と他のライン(切出し装置)の荷2の間隔が狭い場合は、第1制御装置14によりスライドシュー15の駆動がロックされることにより平行移動されることなく、リジェクト用コンベヤ12A,12Bへ搬出される。
【0016】
上記切出し装置3,4,5について図1により詳細に説明する。
各切出し装置3,4,5は、上流側より連ねた、切出しコンベヤ(第1コンベヤの一例)21、初速コンベヤ(第2コンベヤの一例)22、4台の整列コンベヤ(第3コンベヤの一例)23(23−1,23−2,23−3,23−4)、さらに各コンベヤ21,22,23に設けた、荷2の有無、通過、荷長を確認するための透過形の光電スイッチ(以下、PHSと略す)から構成され、これら切出し装置3,4,5を制御するコンピュータからなる第2制御装置24が設けられている。上記各コンベヤ21,22,23は、ベルトコンベヤ(ローラコンベヤでもよい)から形成されており、駆動源をサーボモータとしている。
【0017】
切出しコンベヤ21には、入口に荷2が搬入されたことを検出するPHS−S0、中央に在荷検出用のPHS−S1、出口に荷2の先端を検出するPHS−S2が設けられ、切出しコンベヤ21と初速コンベヤ22間に、荷2が切り出されたことを検出するPHS−S3が設けられている。
【0018】
また初速コンベヤ22には、中央に荷2の通過を検出する測長用のPHS−S4、出口に荷2の先端を検出するPHS−S5が設けられている。
また上流側の3台の各整列コンベヤ23−1,23−2,23−3には、入口に荷2の後端を検出するPHS−S6,−S8,−S10、出口に荷2の先端を検出するPHS−S7,−S9,−S11が設けられている。
【0019】
さらに最下流の整列コンベヤ23−4には、入口に荷2の後端を検出するPHS−S12、出口に上記平行合流装置11の制御用光電スイッチ13が設けられている。
【0020】
上記第2制御装置24には、図3に示すように、各切出し装置3,4,5のPHS−S0〜−S12の検出信号が入力され、第2制御装置24より各コンベヤ21,22,23のサーボモータ25のアンプ26へ速度指令が出力され、また各整列コンベヤ23のアンプ26から速度偏差信号を入力している。アンプ26は、サーボモータ25からフィードバックされる速度信号を判断しながら速度指令にしたがってサーボモータ25を駆動し、また整列コンベヤ23用のアンプ26は、速度指令と速度信号との速度偏差信号を第2制御装置24へ戻している。
【0021】
第2制御装置24は、各切出し装置3,4,5のPHS−S2、−S4の検出信号が入力されるメインコントローラ31と、各切出し装置3,4,5の各コンベヤ21,22,23に対応する、切出しコンベヤコントローラ32、初速コンベヤコントローラ33、整列コンベヤ−1コントローラ34、整列コンベヤ−2コントローラ35、整列コンベヤ−3コントローラ36、および整列コンベヤ−4コントローラ37から構成されている。
【0022】
切出しコンベヤコントローラ32にPHS−S0〜−S3の検出信号が入力され、初速コンベヤコントローラ33にPHS−S5の検出信号が入力され、整列コンベヤ−1コントローラ34にPHS−S6,−S7の検出信号が入力され、整列コンベヤ−2コントローラ35にPHS−S8,−S9の検出信号が入力され、整列コンベヤ−3コントローラ36にPHS−S10,−S11の検出信号が入力され、整列コンベヤ−4コントローラ37にPHS−S12の検出信号が入力されている。
【0023】
上記メインコントローラ31の機能について説明する。
1.各切出し装置3,4,5のPHS−S4の検出信号により荷2の長さを測定する。すなわち、PHS−S4により荷2を検出(以下、オンと称す)されている時間を測定し、この時間に初速コンベヤ22の一定速度Vb1を乗算して荷長を測定する。そして、測定された荷長を、整列コンベヤ−1コントローラ34、整列コンベヤ−2コントローラ35、整列コンベヤ−3コントローラ36、整列コンベヤ−4コントローラ37へ出力する。
2.各切出し装置3,4,5の4台の各整列コンベヤ23の初速と終速と搬送時間を設定する。
【0024】
まず、4台の整列コンベヤ23−1,23−2,23−3,23−4を1台のコンベヤと見なす速度カーブを図4にしたがって求める。
図4において、V0は初速度(設定値)、V1は荷2に間隔を設けるための速度、Vmは最終速度(設定値)、L0は荷2の移動距離(設定値、図1参照)、L1は基本スケジュールの加速開始までの移動距離(設定値)、L2は基本スケジュールの加速移動距離、L3は荷2に間隔を設けるための基本スケジュールとその他のラインの移動距離の差、T1は基本スケジュールの加速開始までの時間(設定値)、T2は基本スケジュールの加速移動時間、T3は荷2に間隔を設けるための加速移動時間(設定値)である。また切出しコンベヤ21による荷2の切出し時のずれをα、荷2の間隔をDf(平行合流装置11のスライドシュー1個分の定ピッチ)とする。図4より下記の式が得られる。
【0025】
L1=V0*T1
L2=(V0*T2)+{(Vm−V0)*T2}/2
∴T2=2L2/(V0+Vm)
L3=T3*(V1−V0)/2+(T1−T3)*(V1−V0)+T2(V1−V0)/2
∴V1=2L3/(2T1+T2−T3)+V0
L0=L1+L2+L3
これら式より式(1)(2)が得られる。
【0026】
T2=2(L0−L1−L3)/(V0+Vm) ・・・(1)
V1=2L3/{2T1+2(L0−L1−L3)/(V0+Vm)−T3}+V0 ・・・(2)
また、図5に示すように、荷2が平行合流装置11に搬出されるときの荷2の位置から各ライン(切出し装置3,4,5)のL3は式(3)により表される。図5では、予め決められた荷2の整列順を、切出し装置3,4,5の順としている。Fw1は切出し装置5により搬送される荷2の荷長、Fw2は切出し装置4により搬送される荷2の荷長である。
【0027】
切出し装置5のL3=α
切出し装置4のL3=Fw1+Df+α
切出し装置3のL3=Fw1+Fw2+Df+α ・・・(3)
各ラインのT2とV1は、式(3)を式(1)(2)へ挿入することにより求められる。これらの式からわかるように、
切出し装置3のV1>切出し装置4のV1>切出し装置5のV1
切出し装置3のT2<切出し装置4のT2<切出し装置5のT2
となり、切出し装置3,4,5の順に荷2が整列されて搬出される。
【0028】
各ラインのT2とV1が求められることにより各ラインの4台の整列コンベヤ23−1,23−2,23−3,23−4による速度カーブが設定される。
次に各整列コンベヤ23−1,23−2,23−3,23−4の長さ(両端のコンベヤ間の間隔の1/2を含む)は予め判っていることから、設定された速度カーブに従った各整列コンベヤ23−1,23−2,23−3,23−4の初速と終速と搬送時間が求められる。なお、整列コンベヤ23−1の終速と整列コンベヤ23−2の初速、整列コンベヤ23−2の終速と整列コンベヤ23−3の初速、整列コンベヤ23−3の終速と整列コンベヤ23−4の初速は同一である。
【0029】
求められた各整列コンベヤ23−1,23−2,23−3,23−4の初速と終速と搬送時間はそれぞれ、整列コンベヤ−1コントローラ34、整列コンベヤ−2コントローラ35、整列コンベヤ−3コントローラ36、整列コンベヤ−4コントローラ37へ出力される。
3.各切出し装置3,4,5のPHS−S2の検出信号により、切出しコンベヤ21の切出し位置に荷2が在ることを確認すると、先に切出された荷2の荷長により式(4)を演算して切出し指令信号を出力する。
【0030】
Dc=(Fw1+Fw2+3Df)*V0/Vm ・・・(4)
4.荷2の切出し時のずれαを求める。すなわち、切出し指令信号のタイミングから切出し装置5の初速コンベヤ22のPHS−4で荷2が検出されるまで時間と、ずれαがないときの時間(設定値)との差により求める。なお、初速コンベヤ22から搬出された後でも荷2のずれαは検出可能である。
【0031】
次に、上記切出しコンベヤコントローラ32の機能を図6にしたがって説明する。
切出しコンベヤ21の運転モードとして、標準速度Va1による駆動、高速度Va2による駆動、低速(頭揃え速度)Va3による駆動、停止、切出し速度Va4による駆動のモードがある。
【0032】
Va3<Va1<Va4<Va2
としている。
PHS−S0〜S3が全て荷2を検出していない(以下、オフと称す、図6では“0”)とき、標準速度Va1の速度指令信号を切出しコンベヤ21のアンプ26へ出力し、PHS−S0がオン(図6では“1”)で、かつPHS−S1,S2,S3がオフのとき高速度Va2の速度指令信号を切出しコンベヤ21のアンプ26へ出力し、PHS−S1がオンで、かつPHS−S2,S3がオフのとき低速(頭揃え速度)Va3の速度指令信号を切出しコンベヤ21のアンプ26へ出力し、PHS−S2がオンで、かつ上記切出し指令信号がオフのときに停止を出力し、切出し指令信号がオンまたはPHS−S3がオンのときに切出し速度Va4の速度指令信号を切出しコンベヤ21のアンプ26へ出力する。
【0033】
上記切出しコンベヤコントローラ32の制御により、切出しコンベヤ21は荷2が無いときは標準速度Va1による駆動されており、荷2が搬入され、PHS−S0がオンとなると、高速度Va2により荷2が搬送され、続いてPHS−S1がオンとなると、低速(頭揃え速度)Va3により荷2が搬送され、続いてPHS−S2がオンとなると、停止し、切出し指令信号がオンとなり、PHS−S3がオンの間、切出し速度Va4により荷2が初速コンベヤ22へ搬出される。
【0034】
この作用により、各切出しコンベヤ21から荷2が、切出し指令信号により搬出される(切り出される)。
次に、初速コンベヤコントローラ33の機能を説明する。
【0035】
図6に示すように、一定速度Vb1(>Va4)の速度指令信号を、初速コンベヤ22のアンプ26へ出力する。
上記初速コンベヤコントローラ33の制御により、初速コンベヤ22は一定速度Vb1により駆動され、切出しコンベヤ21から切出し速度Va4により荷2が搬入されると、速度Vb1へ加速されて荷2が搬送され、整列コンベヤ23−1へ搬出される。
【0036】
次に、整列コンベヤ−1コントローラ34、整列コンベヤ−2コントローラ35、整列コンベヤ−3コントローラ36、整列コンベヤ−4コントローラ37の機能を図7を参照しながら説明する。
1.各コントローラ34,35,36,37は、メインコントローラ31により設定された各整列コンベヤ23−1,23−2,23−3,23−4の初速と終速と搬送時間、および測定された荷長Fwを記憶し、初速と終速と搬送時間からスキャン時間毎の速度指令値を求める。
2.アンプ26より入力した速度偏差を積分して、この積分値が0となるように上記スキャン時間毎の速度指令値を補正する。
3.図7に示すように、入口のPHS6,8,10,12の検出信号を入力して、荷長Fwから出口と入口のPHS間の距離の半分の距離j(設定値)を減算した値の位置を検出したとき、すなわち荷2の後端が図7に示すように、コンベヤの中間位置に達したとき、初速から上記スキャン時間毎の速度指令値による速度指令信号をアンプ26へ出力する。
4.荷2が無いとき、上流のコンベヤのコントローラから入力した現速度に同期させてその速度指令信号をアンプ26へ出力する。
【0037】
各コントローラ34,35,36,37による整列コンベヤ23−1,23−2,23−3,23−4の動作を説明する。
まず、整列コンベヤ23−1は初速度V0で駆動され、荷2の後端が初速コンベヤ22と整列コンベヤ23−1の中間位置に到達すると、初速度V0より加速度(V1−V0)/T3で加速され、速度V1に達すると、この速度V1で時間(T1−T3)維持され、時間T1に達すると、減加速度(V1−Vm)/T2で減速または加速される。そして、一定の最終速度Vmで荷2は平行合流装置11へ搬出される。
【0038】
なお、各整列コンベヤ23−1,23−2,23−3,23−4は、入口のPHS−S6,−S8,−S10,−S12により、荷2の後端がコンベヤ間の中間位置を検出すると、速度カーブにしたがった制御が実行される。各ラインでは、式(3)に示したように、L3が異なることにより、荷2に移動にずれがでて、予め決められた整列順(切出し装置3,4,5の順)に所定のスライドシュー1個分の間隔Dfで平行合流装置11へ搬出される。
【0039】
このように、切出し装置3,4,5により、平行合流装置11へ乗り移る際に、荷2の間隔をスライドシュー1個分の定ピッチとなるように整列することができ、さらに平行合流装置11を設けることにより、投入する荷2の間隔を狭くすることができ、搬送作業の効率を改善することができる。また荷平行合流装置11におけるリジェクトの機会を減少させることができ、また下流での荷2の仕分けができなくなる恐れを回避できる。
【0040】
また整列コンベヤ23を複数のコンベヤ23−1,23−2,23−3,23−4で構成することにより、1つコンベヤにより荷2を移動中に他のコンベヤ2により速度を変えて荷2を移動することができ、荷の搬送効率を改善することができる。
【0041】
なお、本実施の形態では、PHS−S4を使用して荷2の長さを測定しているが、初速コンベヤ22上に工業用カメラを設置し、その撮像データにより荷2の長さを測定するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、投入する荷の間隔を狭くすることができ、搬送作業の効率を改善でき、さらに下流での荷の仕分けができなくなる恐れを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における荷合流装置の切出し装置の構成図である。
【図2】同荷合流装置の概要を示す図である。
【図3】同荷合流装置の切出し装置の制御構成図である。
【図4】同荷合流装置の切出し装置の整列制御の説明図である。
【図5】同荷合流装置の切出し装置の整列制御の説明図である。
【図6】同荷合流装置の切出し装置の切出しコンベヤの制御説明図である。
【図7】同荷合流装置の切出し装置の整列コンベヤの制御説明図である。
【図8】従来の荷合流装置の概要を示す図である。
【符号の説明】
1 荷合流装置
2 荷
3,4,5 切出し装置(整列・搬出手段)
7 下流コンベヤ(荷搬送手段)
11 平行合流装置(平行合流手段)
12 リジェクト用コンベヤ
13 光電スイッチ
14 第1制御装置
17,18,19 コンベヤ(荷搬入手段)
21 切出しコンベヤ(第1コンベヤ)
22 初速コンベヤ(第2コンベヤ)
23−1,23−2,23−3,23−4 整列コンベヤ(第3コンベヤ)
24 第2制御装置
25 サーボモータ
26 アンプ
31 メインコントローラ
32 切出しコンベヤコントローラ
33 初速コンベヤコントローラ
34,35,36,37 整列コンベヤコントローラ
C1,C2,C3 搬送経路
S0〜S12 光電スイッチ(PHS)
Df 荷の間隔
Fw 荷長

Claims (5)

  1. 平行に設置された複数の荷搬入手段から搬入される荷を、少なくとも1本の荷搬送手段へ搬送・合流させる荷合流装置であって、
    前記各荷搬入手段からそれぞれ搬入される荷を、搬送中、所定間隔に整列し搬出する複数の整列・搬出手段と、
    前記各整列・搬出手段から搬入された荷を、前記各整列・搬出手段による搬送経路に沿って受け取り、搬送中、前記荷搬送手段の搬送経路上へ前記荷を平行移動させる平行合流手段と
    を備え、
    前記各整列・搬出手段を、
    前記荷搬入手段から搬入される荷を指令信号に応じて搬出する第1コンベヤと、
    前記第1コンベヤより搬出された荷を、搬送中、荷の長さを測定し、搬出する第2コンベヤと、
    前記第2コンベヤにより搬入された荷を、予め決められた順となるように加速値を変えて荷の相対位置をずらし、所定間隔で整列させて前記平行合流手段へ搬出する第3コンベヤと
    から構成し、前記第1コンベヤによる荷の切出し後に、前記第3コンベヤにより各荷の相対位置をずらし、前記整列・搬出手段から搬出される荷の間隔を所定間隔に整列させること
    を特徴とする荷合流装置。
  2. 前記各第3コンベヤの速度カーブは、測定された荷の長さと所定間隔に加えて、第1コンベヤにより搬出された荷のずれにより設定されること
    を特徴とする請求項1記載の荷合流装置。
  3. 前記平行合流手段は、
    前記各整列・搬出手段から順次搬入された荷を、前記平行合流手段の搬送経路上で前記荷の姿勢のまま前記荷搬送手段の搬送経路上へ平行移動するスライドシューと、
    前記スライドシューを駆動する第1制御装置と
    を備え、
    前記荷搬送手段と平行に、かつ搬送経路が前記各整列・搬出手段の搬送経路と一致するように待避手段を設置し、
    前記第1制御装置は、一方の整列・搬出手段から搬入された荷と他方の整列・搬出手段から搬入された荷の間隔が前記スライドシュー1個分の間隔より狭い場合、前記スライドシューの駆動をロックすること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の荷合流装置。
  4. 前記各第3コンベヤを複数のコンベヤを連ねて形成し、荷の移載時には前後のコンベヤの速度を一致させること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の荷合流装置。
  5. 前記各整列・搬出手段を制御する第2制御装置を設け、
    前記第2制御装置には、予め初速度と最終速度と加速開始までの時間からなる前記第3コンベヤの基本スケジュールが設定され、
    前記第2制御装置は、各第3コンベヤ毎に、測定された各荷の長さと所定間隔と第1コンベヤにより搬出された荷のずれに基づいて、前記加速開始の時間から前記最終速度に到る加速移動時間と、前記初速度から荷に間隔を設けるために加速する速度を求めて速度カーブを設定し、前記速度カーブに従って前記各第3コンベヤの複数のコンベヤの初速と終速と搬送時間を求めること
    を特徴とする請求項4に記載の荷合流装置。
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