JP4100784B2 - インダクションコンベヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、仕分けコンベヤへ、搬送物の前後間隔を一定に制御して受け渡すことのできるインダクションコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の特公平8−615号公報に記載されているような仕分けコンベヤにおいては、搬送面上から物品を側方の仕分け位置に押し出すための多数のスライドシューが設けられている。
【0003】
これらのスライドシューは、物品が仕分け位置近傍まで搬送されてくると、搬送面下方に設けられたスイッチユニットに案内されて、搬送面の移動とともに横方向にスライドし、物品を仕分け位置に配置されているシュート等へ排出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような仕分けコンベヤで物品の仕分けを行う場合には、搬送面上に載せられる前後の物品の搬送間隔をある程度確保する必要があり、従来では、仕分けコンベヤへの物品の投入時に、仕分け動作に支障を生じないようにするため、必要以上の搬送間隔で物品を投入していた。
【0005】
そのため、仕分け作業の効率が悪く、仕分けコンベヤが有する仕分け能力を十分発揮できない問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題点を解決し、仕分けコンベヤへ投入する物品の搬送間隔を自動的に調整して、仕分けコンベヤの仕分け能力を最大限に発揮させることができるインダクションコンベヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的のため、本発明のインダクションコンベヤは、仕分けコンベヤの搬送面上流端に搬送面の下流端が連続して略水平方向に配置された搬送ベルトと、
前記搬送ベルトを仕分けコンベヤの搬送速度に等しい搬送速度Vを基準にして加減速駆動可能な駆動源と、前記搬送ベルトの搬送面下流端近傍で仕分けコンベヤ側へ搬送する物品のうち搬送方向長が最小の物品の重心が乗り移るときに前記物品の後端が通過する位置に対応して配置された第1の物品検出センサと、
第1の物品検出センサから搬送ベルトの搬送面上流側に所定間隔aだけ離間して配置された第2の物品検出センサと、第1の物品検出センサから搬送ベルトの搬送面上流側に仕分けコンベヤ上で指定される物品間の搬送間隔Aに等しい間隔だけ離間して配置された第3の物品検出センサと、第3の物品検出センサから搬送ベルトの搬送面上流側に所定間隔bだけ離間して配置された第4の物品検出センサと、前記第1乃至第4の物品検出センサの出力信号に基づいて前記駆動源を制御し、搬送ベルトの搬送速度を変化させる駆動制御手段とを備えている。
【0008】
前記駆動制御手段は、第1の物品検出センサが搬送ベルト上を搬送される先行物品後端を検出してから第2の物品検出センサが後続物品前端を検出するまでの時間tと、第4の物品検出センサが後続物品前端を検出してから、第1の物品検出センサが先行物品後端を検出するまでの時間t’をそれぞれ計時する。
【0009】
前記駆動制御手段は、第1の物品検出センサが先行物品後端を検出した時点で、第3の物品検出センサが後続物品を検出している場合には、第2の物品検出センサが後続物品前端を検出した時点から搬送ベルトを搬送速度Vから加速度−αで時間Δt/2だけ減速した後、加速度αで時間Δt/2だけ加速して前後の物品間を前記搬送間隔Aに調整する。
【0010】
また、第1の物品検出センサが先行物品後端を検出した時点で、第3の物品検出センサが後続物品を検出していない場合には、第1の物品検出センサが先行物品後端を検出した時点から、搬送ベルトを搬送速度Vから加速度αで時間Δt’/2だけ加速した後、加速度−αで時間Δt’/2減速して前後の物品間を指定された搬送間隔Aに調整する。
【0011】
だだし、ここで、
α>0
Δt =2√((A−a−Vt)/α)
Δt’=2√((b−Vt’)/α)
a=A−α((A+y)/2V)2
b=A+α((A+y)/2V)2
y:物品の最小搬送方向長
【0012】
【作用】
インダクションコンベヤの搬送ベルトの搬送面上流端に順次投入される物品前後の搬送間隔が指定された搬送間隔より狭い場合には、先行物品の後端が第1の物品検出センサを通過した後、第2の物品検出センサが後続物品の前端を検出した時点から駆動制御手段によって搬送ベルトの搬送速度が搬送方向と逆方向の加速度−αで時間Δt/2だけ減速される。
【0013】
一方、先行物品は、その後端が第1の物品検出センサの位置を通過した後は、物品重心が仕分けコンベヤ側へ移動し、その後は、仕分けコンベヤの搬送面上を速度Vで搬送される。
【0014】
その結果、前後の物品間の搬送間隔は拡がりはじめる。そして、時間Δt/2経過後に、搬送ベルトの搬送速度は搬送方向の加速度αで時間Δt/2だけ加速され、再び、仕分けコンベヤと等しい搬送速度Vへ戻される。 その後、後続物品が仕分けコンベヤへ移乗すると、仕分けコンベヤ上での前後の物品は、指定された搬送間隔Aとなる。
【0015】
また、インダクションコンベヤの搬送ベルトの搬送面上流端に順次投入される前後の物品の搬送間隔が、指定された搬送間隔Aより広い場合には、後続物品の前端が第4の物品検出センサを通過した後、第1の物品検出センサが先行物品の前端を検出した時点から駆動制御手段によって搬送ベルトの搬送速度が一定の加速度αで時間Δt’/2だけ加速される。
【0016】
先行物品は、その後端が第1の物品検出センサの位置を通過した後は、仕分けコンベヤの搬送面上を速度Vで搬送されるため、前後の物品間の搬送間隔は狭まりはじめる。
【0017】
そして、時間Δt’/2経過後に、搬送ベルトの搬送速度は一定の加速度−αで時間Δt’/2だけ減速され、再び、仕分けコンベヤと等しい搬送速度Vへ戻される。
その後、後続物品が仕分けコンベヤへ乗り移ると、仕分けコンベヤ上での前後の物品は、指定された搬送間隔Aとなる。
【0018】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説明する。図1に示すように、本発明のインダクションコンベヤ1は、仕分けコンベヤ2と搬入コンベヤ3の間に配置されている。
【0019】
これらのコンベヤ1,2,3は、それぞれの物品Wを水平方向に搬送する搬送ベルト1A,2A,3Aを有するベルトコンベヤで構成されており、仕分けコンベヤ2と搬入コンベヤ3は、一定の搬送速度で駆動されるようになっている。
【0020】
搬入コンベヤ3の搬送速度は、仕分けコンベヤ2の搬送速度より小さく設定されており、また、インダクションコンベヤ1は、その搬送速度を図示していない変速自在な駆動源によって、仕分けコンベヤ2の搬送速度と等しい速度を基準として、一定の加速度で加速並びに減速を行えるように構成されている。
【0021】
従って、インダクションコンベヤ1は、その搬送ベルト1A上に載っている物品Wを途中で加速したり減速することによって、インダクションコンベヤ1から仕分けコンベヤ2に乗り移った先行物品に対して、後続物品の搬送間隔を拡げたり縮めたりできるようになっている。
【0022】
インダクションコンベヤ1の搬送速度の加減速のタイミングを制御するために、前記インダクションコンベヤ1には、搬送ベルト1Aの搬送面に載って搬送される物品Wを検出するための第1の物体検出センサPT1、第2の物体検出センサPT2、第3の物体検出センサPT3、及び、第4の物体検出センサPT4が設けられている。
【0023】
これらの物品検出センサPT1,PT2,PT3,PT4には、搬送ベルト1Aの幅方向両側の定位置に対向して配置されている発光部と受光部で構成されるフォトセンサが用いられていて、受光部が対向する発光部から発せられる光を受光しているときはその信号出力はOFFであり、物品Wが発光部と受光部の間を通過する際に、受光部へ入射する光が前記物品Wで遮られるとON信号を出力するようになっている。
【0024】
また、これらの物品検出センサPT1,PT2,PT3,PT4の出力信号は、図示しないマイクロコンピュータ等で構成された駆動制御手段に送られて演算処理され、前記駆動制御手段によって、インダクションコンベヤ1の駆動源が制御されるようになっている。
【0025】
インダクションコンベヤ1の最下流側に配置されている物品検出センサPT1は、インダクションコンベヤ1の下流端のやや手前で、仕分けコンベヤ2上流側端部の搬送ベルト2Aが水平となる位置Oから間隔Lだけ搬送方向上流側に離れて配置されている。
【0026】
前記間隔Lは、物品Wの後端が物品検出センサPT1を通過した時点で、物品Wの重心が仕分けコンベヤ2の搬送ベルト2A側に載るように、搬入コンベヤ3へ投入される物品Wの最小の搬送方向長さのものの略半分に設定されている。
【0027】
したがって、物品Wが物品検出センサPT1を通過した後は、仕分けコンベヤ2の搬送ベルト2A側にその大半の重量が移動し、仕分けコンベヤの搬送速度で下流側に搬送される。
【0028】
また、物品検出センサPT2は、前記物品検出センサPT1の上流側に所定間隔aだけ離れた位置に配置されている。さらに、物品検出センサPT3は、物品検出センサPT1から搬送方向上流側に間隔Aだけ隔てて配置されている。
【0029】
なお、前記間隔Aは、仕分けコンベヤ2上でとるべき物品W間の適正な搬送間隔に設定されている。
【0030】
さらに、物品検出センサPT4は、物品検出センサPT3から上流側に所定間隔bを隔てた位置に配置されている。
【0031】
次に、前述したように構成されている本発明のインダクションコンベヤ1の動作について説明する。
図2は、搬入コンベヤ3上で、狭い搬送間隔で搬送される前後の物品W1,W2を適正な搬送間隔Aに調整して仕分けコンベヤ2側に受け渡す動作を示すものである。
【0032】
同図(a)において、搬入コンベヤ3は搬送速度vで、また、仕分けコンベヤ2はこれより大きい搬送速度Vでそれぞれ駆動されており、この時点では、インダクションコンベヤ1は、仕分けコンベヤ2と同じ搬送速度Vで駆動されている。
【0033】
したがって、搬入コンベヤ3上を搬送速度vで搬送されてきた先行物品W1は、インダクションコンベヤ1に乗り移るとこれより大きな搬送速度Vで搬送され、搬入コンベヤ3上を2つの物品W1,W2がくっついて搬送されてきた場合にも、先行する物品W1がインダクションコンベヤ1へ乗り移る際に後続の物品W2から引き離される。
【0034】
物品検出センサP1が先行物品W1の後端を検出した時点で、物品検出センサP3が後続物品W2を検出している場合には、駆動制御手段は、先行物品W1と後続物品W2間の搬送間隔は適正な搬送間隔Aよりも狭いと判断し、以下のような、搬送間隔を狭めるための制御を行う。
【0035】
前記駆動制御手段は、物品検出センサPT1の位置を物品W1の後端が通過した時点、すなわち、物品検出センサP1の出力信号がONからOFFへ反転した時点から前記駆動制御手段に内蔵されているタイマーが計時を開始し、図2(b)のように、物品検出センサPT2へ物品W2の前端が到達して、物品検出センサPT2がONになる時点までの経過時間tを計測する。
【0036】
一方、物品検出センサPT2が物品W2の前端を検出したときには、先行物品W1の後端は、物品検出センサPT1の位置からさらにVtだけ前進しており、この時点での物品W1と物品W2の前後間隔は、a+Vtとなっている。
【0037】
ここで、前記間隔を適正な搬送間隔Aに調整するために、駆動制御手段は、インダクションコンベヤ1の搬送速度を仕分けコンベヤ2の搬送速度と等しい基準速度Vから一定の加速度−αで所定時間Δt/2だけ減速し、続けて前記加速度−αと大きさが等しい一定の加速度αで前記減速時間と等しい時間Δt/2だけ加速して、再びインダクションコンベヤ1の搬送速度を基準速度Vに戻す制御を行う。なお、ここで、α>0である。
【0038】
こうして、図2の(b)の状態からさらに、時間がΔtだけ経過すると、図2の(c)のように、先行する物品W1は、同図(b)の位置からさらにVΔtだけ前進し、一方、後続の物品W2の前端は、物品検出センサPT2の位置から間隔xだけ前進し、両者の搬送間隔は間隔Aに等しくなる。
【0039】
このとき、先行物品W1の後端と、物品検出センサPT2との間隔は、a+Vt+VΔtであるから、前記適正な搬送間隔Aは次式のように表すことができる。
A=(a+Vt+VΔt)−x ・・・(1)
ここで、物品W2が加速度−αで減速中に進む間隔は、V(Δt/2)−(1/2)α(Δt/2)2 であり、一方、加速度αで加速中に進む間隔は、V0 (Δt/2)+(1/2)α(Δt/2)2 である。ただし、V0 は、物品W2の減速終了時の搬送速度であり、V0 =V−α(Δt/2)である。
【0040】
したがって、 x=VΔt−α(Δt)2 /4 ・・・(2)
よって、(1)式と(2)式から、Δtを求めると、
Δt=2√((A−a−Vt)/α ) ・・・(3)
すなわち、計測された前記経過時間tから、物品W2の加減速時間Δtが(3)式に基づいて算出される。
【0041】
物品W2は、その重心が仕分けコンベヤ2側に乗り移る物品検出センサPT1の位置を通過するときまでに、インダクションコンベヤ1は、搬送速度Vに戻っている必要があり、その条件は、取り扱う物品の最小搬送方向長をyとすると、a+y≧xであるから、(2)式より、
a+y≧VΔt−α(Δt)2 /4 ・・・(4)
ここで、aはインダクションコンベヤ1の搬送速度の減速と加速によって、先行物品W1と後続物品W2との間隔を適正な搬送間隔Aに修正することのできる最小間隔であり、(3)式でt=0とすると、Δt=2√((A−a)/α)であるから、このΔtの値を(4)式に代入することによって、 a=A−α((A+y)/2V)2 ・・・(5)となる。
【0042】
次に、図3は搬入コンベヤ3上で、前記適正な搬送間隔Aよりも広い搬送間隔で搬送される前後の物品W1,W2を適正な搬送間隔Aに調整して仕分けコンベヤ2側に受け渡す動作を示すものである。
【0043】
前述した場合と同様に、搬入コンベヤ3は搬送速度vで、また、仕分けコンベヤ2は搬送速度Vでそれぞれ駆動されており、インダクションコンベヤ1は当初、仕分けコンベヤ2と同様に搬送速度Vで駆動されている。
【0044】
図3(A)に示すように、後続物品W2の前端が物品検出センサPT4で検出された時点から、同図(B)のように、先行物品W1の後端が物品検出センサPT1を通過するまでの時間t’が駆動制御手段によって計測される。
【0045】
物品検出センサP1が先行物品W1の後端を検出した時点で、物品検出センサP3が後続物品W2を検出していない場合には、駆動制御手段は、先行物品W1と後続物品W2間の搬送間隔は適正な搬送間隔Aよりも広いと判断し、以下のような、搬送間隔を狭めるための制御を行う。
【0046】
図3(B)のように、物品検出センサPT1が物品W1の後端を検出したときには、後続物品W2の前端は、物品検出センサPT4の位置からVt’だけ前進しており、この時点での物品W1と物品W2の前後間隔は、A+b−Vt’となっている。
【0047】
ここで、前記間隔を適正な搬送間隔Aに調整するために、駆動制御手段は、インダクションコンベヤ1の搬送速度を仕分けコンベヤ2の搬送速度と等しい基準速度Vから一定の加速度αで所定時間Δt’/2だけ加速し、続けて前記加速度αと大きさが等しい一定の加速度−αで前記加速時間と等しい時間Δt’/2だけ減速して、再びインダクションコンベヤ1の搬送速度を基準速度Vに戻す制御を行う。
【0048】
こうして、図3の(B)の状態からさらに時間Δt’だけ経過すると、図3の(C)のように、先行する物品W1は、同図(B)の位置からさらにVΔt’だけ前進し、また、後続の物品W2の前端は、間隔x’だけ前進して、両者の搬送間隔は搬送間隔Aに等しくなる。
【0049】
図3(B)(C)を参照すると、物品検出センサPT3から先行物品W1までの間隔は、
A+VΔt’=A+x’−(b−Vt’) ・・・(1’)
ここで、物品W2が加速度αで加速中に進む間隔は、V(Δt’/2)+(1/2)α(Δt’/2)2 であり、一方、加速度−αで減速中に進む間隔は、V1 (Δt’/2)−(1/2)α(Δt’/2)2 である。ただし、V1 は、物品W2の加速終了時の速度であり、V1 =V+α(Δt’/2)である。
【0050】
したがって、
x’=VΔt’+α(Δt’)2 /4 ・・・(2’)
(1’)式と(2’)式より、
Δt’=2√((b−Vt’)/α )・・・(3’)
すなわち、計測された前記経過時間t’から、物品W2の加減速時間Δt’が(3’)式に基づいて算出される。
【0051】
物品W2は、その重心が仕分けコンベヤ2側に乗り移る物品検出センサPT1の位置を通過するときまでに、インダクションコンベヤ1は、搬送速度Vに戻っている必要があり、その条件は、取り扱う物品の最小搬送方向長をyとして、b+A+y≧x’であるから、(2’)式より、
b+A+y≧VΔt’+α(Δt’)2 /4 ・・・(4’)
ここで、bはインダクションコンベヤ1の搬送速度の減速と加速によって、先行物品W1と後続物品W2との間隔を適正な搬送間隔Aに修正することのできる最大間隔であり、(3’)式でt’=0とすると、Δt’=2√(b/α)であるから、このΔt’の値を(4’)式に代入することによって、 b=A+α((A+y)/2V)2 ・・・(5’)となる。
【0052】
前述した実施例においては、物品検出センサPT1〜PT4に発光部と受光部を搬送面の両側に対向させた透過型のフォトセンサを用いているが、これに限らず、発光部と受光部を一体にした反射型のフォトセンサ等、他の形式の物品検出センサを用いてもよい。
【0053】
また、本実施例では、インダクションコンベヤ1に搬入コンベヤ3を用いて物品を投入しているが、搬入コンベヤ3を用いずに、人手によって直接インダクションコンベヤへ投入するようにしてもよく、その場合、ある程度、投入間隔にばらつきを生じても、インダクションコンベヤ1によって自動的に修正され、最適な搬送間隔で仕分けコンベヤへ物品を供給することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のインダクションコンベヤによれば、仕分けコンベヤへ、常に最適な搬送間隔で物品を投入するように、搬送中に物品の搬送間隔を自動的に調整する構造であるため、仕分けコンベヤの仕分け能力を最大限に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインダクションコンベヤの1実施例を示す概略側面図である。
【図2】 本発明のインダクションコンベヤ上で物品の搬送間隔を拡げる場合の動作説明図である。
【図3】 本発明のインダクションコンベヤ上で物品の搬送間隔を狭める場合の動作説明図である。
【符号の説明】
1 インダクションコンベヤ
2 仕分けコンベヤ
3 搬入コンベヤ
1A,2A,3A 搬送ベルト
PT1,PT2,PT3,PT4 物品検出センサ
Claims (1)
- 仕分けコンベヤの搬送面上流端に搬送面の下流端が連続して略水平方向に配置された搬送ベルトと、
前記搬送ベルトを仕分けコンベヤの搬送速度に等しい搬送速度Vを基準にして加減速駆動可能な駆動源と、
前記搬送ベルトの搬送面下流端近傍で仕分けコンベヤ側へ搬送する物品のうち搬送方向長が最小の物品の重心が乗り移るときに前記物品の後端が通過する位置に対応して配置された第1の物品検出センサと、
第1の物品検出センサから搬送ベルトの搬送面上流側に所定間隔aだけ離間して配置された第2の物品検出センサと、
第1の物品検出センサから搬送ベルトの搬送面上流側に仕分けコンベヤ上で指定される物品間の搬送間隔Aに等しい間隔だけ離間して配置された第3の物品検出センサと、
第3の物品検出センサから搬送ベルトの搬送面上流側に所定間隔bだけ離間して配置された第4の物品検出センサと、
前記第1乃至第4の物品検出センサの出力信号に基づいて前記駆動源を制御し、搬送ベルトの搬送速度を変化させる駆動制御手段とを備え、
前記駆動制御手段は、第1の物品検出センサが搬送ベルト上を搬送される先行物品後端を検出してから第2の物品検出センサが後続物品前端を検出するまでの時間tと、第4の物品検出センサが後続物品前端を検出してから、第1の物品検出センサが先行物品後端を検出するまでの時間t’をそれぞれ計時するとともに、
第1の物品検出センサが先行物品後端を検出した時点で、第3の物品検出センサが後続物品を検出している場合には、第2の物品検出センサが後続物品前端を検出した時点から搬送ベルトを搬送速度Vから加速度−αで時間Δt/2だけ減速した後、加速度αで時間Δt/2だけ加速して前後の物品間を前記搬送間隔Aに調整し、
第1の物品検出センサが先行物品後端を検出した時点で、第3の物品検出センサが後続物品を検出していない場合には、第1の物品検出センサが先行物品後端を検出した時点から、搬送ベルトを搬送速度Vから加速度αで時間Δt’/2だけ加速した後、加速度−αで時間Δt’/2減速して前後の物品間を所定の搬送間隔Aに調整するようにしたことを特徴とするインダクションコンベヤ。
ただし、ここで、
α>0
Δt =2√((A−a−Vt)/α)
Δt’=2√((b−Vt’)/α)
a=A−α((A+y)/2V)2
b=A+α((A+y)/2V)2
y:物品の最小搬送方向長
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