JP4269210B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定数の遊技球を一単位として遊技可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機とスロットマシンを同一の島設備に混在させるには、遊技媒体としてはパチンコ球が共用できることを考慮すると、当該パチンコ球を用いてスロットマシンを遊技可能に構成すればよい。よってスロットマシンには、一のメダル(コイン)と同等の価値として遊技可能にするために、例えば5個のパチンコ球を一単位として機内に取り込むための取込装置を備える必要がある。
【0003】
ところが特公平7−55246号公報に開示された技術を用いても、混入していた異物(例えば小片等)をパチンコ球と同様に取り込んでしまう可能性がある。この問題を解決するため、所定数のパチンコ球を正確に検出して機内に取り込む取込装置を特願2001−386250(未公開)で開示した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば5個のパチンコ球を正確に検出して機内に取り込もうとするものの、例えば最後に収容すべきパチンコ球が既に収容されたパチンコ球に当たって跳ね返ってしまい、5個のパチンコ球を全て収容しきれないままに機内に取り込んでしまうという問題点が明らかになった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、所定数に満たない数の遊技球(本例ではパチンコ球)を機内に取り込もうとしたときでも、当該取り込みを回避できるようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、請求項1に記載した通りである
【0006】
当該手段1によれば、流入通路に連通する収容口から収容された収容位置で遊技球を所定数に区切って収容可能な収容部を複数個備えると共に、前記収容部に収容された所定数の遊技球を収容した状態で回転して取込通路と一致する排出位置で前記収容部に収容された所定数の遊技球を排出する回転体と、該回転体を回転駆動するモータと、前記収容位置と前記排出位置の間に設けられて常には開閉部材で閉塞される返却口を有する返却通路と、前記収容口から前記収容部に収容した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第1検出器と、前記回転体の一の収容部が前記流入通路と一致した状態から前記取込通路に一致する状態までの間に、前記一の収容部に保留した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第2検出器と、前記モータを回転制御する回転制御部と、を備える。さらに、前記回転制御部は、前記所定数の第1検出器が各遊技球の検出を始めてから所定期間を経過した後に前記回転体を回転させ始め、前記回転体の回転開始後に前記第1検出器で検出した遊技球の数が前記所定数に達しないときは前記回転体を前記収容位置まで逆回転させて戻し、前記回転体の回転開始後に前記第2検出器で検出した遊技球の数が前記所定数に達しないときは前記開閉部材を開放して前記収容部に収容した遊技球を前記返却口から前記返却通路に返却し、前記回転体の回転開始後に前記第1検出器で検出した遊技球の数が前記所定数に達しているときは前記回転体を前記排出位置まで回転させて前記収容部に収容した遊技球を前記取込通路を介して機内に取り込む制御を行う。
【0007】
収容部に収容した後に、個々の遊技球に対応して所定数の第1検出器が検出する。第1検出器は遊技球における所定部位(例えば縁や中心等)を検出するが、二以上の相異なる部位を検出可能に構成すると遊技球か否かの判別能力が向上する。回転制御部は、所定数の第1検出器が各遊技球を検出すると、遊技球が全て収容されたものとして回転体を回転させ始める。しかし回転開始後に第1検出器で検出した遊技球の数が所定数に達しないときは、例えば跳ね返り等で不足が生じたと判断し、回転体を収容位置まで戻して再度収容を試みる。再び回転体を回転させ始めた後に第1検出器で検出した遊技球の数が所定数に達しているときは遊技球を機内に取り込む。このように所定数に満たない数の遊技球を機内に取り込もうとしたときは回転体を収容位置に戻すように制御するので、不適切な取り込みを回避することができる。
【0008】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、請求項に記載した通りである
【0009】
当該手段2によれば、回転制御部は第1検出器による遊技球の検出を始めてから所定期間を経過した後に回転体を回転させ始めるように制御を行う。例えば収容時における跳ね返り等のように、一時的に発生する現象は所定期間を経過すれば収まる。よって所定期間だけ待機してから回転体を回転させ始めれば、機内に取り込もうとする所定数の遊技球をより確実に収容部に収容できる。
【0010】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、請求項に記載した通りである。
当該手段3によれば、回転体の一の収容部が前記流入通路と一致した状態から前記取込通路に一致する状態までの間に、前記一の収容部に保留した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第2検出器を備え、回転制御部は、前記回転体の回転開始後に前記第2検出器で検出した遊技球の数が前記所定数に達しないときは開閉部材を開放して前記収容部に収容した遊技球を返却口から返却通路に返却する。よって所定数に満たない数の遊技球を機内に取り込もうとしたときでも、不適切な取り込みを回避できる。
【0011】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4によれば、収容部の入口部を通過する遊技球を検出可能な第3検出器と、入口部の開放と閉鎖とを切り換え可能に構成し、入口部の開放中に第3検出器が特定の遊技球(例えば一単位として取り込む最後の遊技球等)の通過を検出したことを契機として入口部を閉鎖する開閉手段とを備える。第3検出器は第1検出器と別個の検出器としてもよく、当該第1検出器と兼用してもよい。例えば収容しようとする遊技球が既に収容された遊技球に当たって跳ね返っても、開閉手段が収容部の入口部を閉鎖するので収容部から飛び出すのを防止する。よって、機内に取り込もうとする所定数の遊技球をより確実に収容部に収容できる。
【0012】
【課題を解決するための手段5】
課題を解決するための手段5は、請求項に記載した通りである。ここで請求項に記載した用語の「エネルギー吸収手段」は、例えば部材としてはバネやゴム等のような弾性体や、空気や油等を用いたダンパー等が該当する。同様に機構としては、収容部を長手方向に沿って非直線状(階段状や曲線状等)に形成したり、当該収容部や収容部に連絡する通路について全部または一部に摩擦力を高める部材を設けたり幅員を変化させる等が該当する。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
【0013】
当該手段5によれば、複数個の収容部には収容のために移動する遊技球の運動エネルギーを吸収可能なエネルギー吸収手段を備える。通常は収容部に連絡する通路を傾斜させて移動のための運動エネルギーを遊技球に与えるが、収容部に収容するときには跳ね返り等の要因となる。エネルギー吸収手段はこのような遊技球の運動エネルギーを吸収する(減少させる)ので、収容部に収容するときの跳ね返り等が少なくなるか無くなる。よって、機内に取り込もうとする所定数の遊技球をより確実に収容部に収容できる。
【0014】
【課題を解決するための手段6】
課題を解決するための手段6によれば、収容部はその長手方向(言い換えれば遊技球を収容する方向)の長さを伸縮可能とし、遊技球の収容時は回転体の回転時よりも長くなるように構成する。例えば収容時に発生した跳ね返り等による移動量は、実験的に求めることが可能である。そのため収容時には、当該移動量(例えば平均量)の分だけ収容部の長手方向の長さを伸ばすとよい。こうすれば収容しようとする遊技球が既に収容された遊技球に当たって跳ね返っても、その遊技球は収容部内に留まるので収容部から飛び出すのを防止できる。よって、機内に取り込もうとする所定数の遊技球をより確実に収容部に収容できる。
【0015】
【課題を解決するための手段7】
課題を解決するための手段7は、所定数の遊技球を一単位として遊技を行い遊技結果に応じた数の遊技球を払い出すように構成した遊技機において、前記所定数の遊技球を収容可能な収容部を備えた回転体と、前記収容部に収容した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第1検出器と、前記所定数の第1検出器が各々の遊技球を検出してから所定期間を経過した後に前記回転体を回転させ、前記収容部に収容した遊技球を機内に取り込む制御を行う回転制御部とを有する。
【0016】
当該手段7によれば、例えば収容時における跳ね返り等のように、一時的に発生する現象は所定期間を経過すれば収まる。よって所定期間だけ待機してから回転体を回転させ始めれば、機内に取り込もうとする所定数の遊技球をより確実に収容部に収容できる。
【0017】
【課題を解決するための手段8】
課題を解決するための手段8は、所定数の遊技球を一単位として遊技を行い遊技結果に応じた数の遊技球を払い出すように構成した遊技機において、前記所定数の遊技球を収容可能な収容部を備えた回転体と、前記収容部に収容した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第1検出器と、前記所定数の第1検出器が各遊技球を検出したことを契機として前記回転体を回転させ、前記収容部に収容した遊技球を機内に取り込む制御を行う回転制御部と、証拠球として保留した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第2検出器と、前記第2検出器の検出によって遊技球が前記所定数に達しなかったときは、前記収容部に収容した遊技球を返却する返却手段とを有する。
【0018】
当該手段8によれば、証拠球として保留した遊技球の数が所定数に達しないときは、返却手段が保留していた遊技球を返却する。よって所定数に満たない数の遊技球を機内に取り込もうとしても、当該取り込みを回避することができる。
【0019】
【課題を解決するための手段9】
課題を解決するための手段9は、所定数の遊技球を一単位として遊技を行い遊技結果に応じた数の遊技球を払い出すように構成した遊技機において、前記所定数の遊技球を収容可能な収容部を備えた回転体と、前記収容部に収容した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第1検出器と、前記所定数の第1検出器が各遊技球を検出したことを契機として前記回転体を回転させ、前記収容部に収容した遊技球を機内に取り込む制御を行う回転制御部と、前記収容部の入口部を通過する遊技球を検出可能な第3検出器と、前記入口部の開放と閉鎖とを切り換え可能に構成し、前記入口部の開放中に前記第3検出器が特定の遊技球の通過を検出したことを契機として前記入口部を閉鎖する開閉手段とを有する。
【0020】
当該手段9によれば、例えば収容時に発生した跳ね返り等による移動量は、実験的に求めることが可能である。そのため収容時には、当該移動量(例えば平均量)の分だけ収容部の長手方向の長さを伸ばせばよい。こうすれば収容しようとする遊技球が既に収容された遊技球に当たって跳ね返っても、その遊技球は収容部内に留まるので収容部から飛び出すのを防止できる。よって、機内に取り込もうとする所定数の遊技球をより確実に収容部に収容できる。
【0021】
【課題を解決するための手段10】
課題を解決するための手段10は、所定数の遊技球を一単位として遊技を行い遊技結果に応じた数の遊技球を払い出すように構成した遊技機において、前記所定数の遊技球を収容可能であって収容のために移動する遊技球の運動エネルギーを吸収可能なエネルギー吸収手段を有する収容部を備えた回転体と、前記収容部に収容した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第1検出器と、前記所定数の第1検出器が各遊技球を検出したことを契機として前記回転体を回転させ、前記収容部に収容した遊技球を機内に取り込む制御を行う回転制御部とを有する。
【0022】
当該手段10によれば、収容部に収容するときには跳ね返り等の要因となる遊技球の運動エネルギーをエネルギー吸収手段が吸収する(減少させる)ので、収容部に収容するときの跳ね返り等が少なくなるか無くなる。よって、機内に取り込もうとする所定数の遊技球をより確実に収容部に収容できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は、遊技球に相当するパチンコ球を用いて遊技可能なスロットマシンに本発明を適用した例である。当該実施の形態1は図1〜図12を参照しながら説明する。なお、1枚のメダルと同等の価値を有するパチンコ球の個数を単に規定数(所定数に相当する)と呼ぶこととし、「ユニット」の単位で表記する。例えば、1ユニットはパチンコ球で5個とする。
【0024】
まず、スロットマシン10の外観の一例について図1を参照しながら説明する。本例のスロットマシン10には、リール62,66,70が静止した状態で一以上の図柄をそれぞれ表示可能な表示窓60,64,68{第1表示部}、複数本(本例では5本)の有効ライン56ごとに入賞可能な否か等を報知可能な有効ランプ54、クレジット数を表示可能なクレジット表示器72、ボーナスゲームにおける消化ゲーム数を表示可能なゲーム数表示器74、払い出しを行うユニット数を表示可能なユニット数表示器76、1回の遊技で掛けるユニット数を設定するベットスイッチ48,50,52、リール62,66,70を回転させ始める始動スイッチ46{始動操作部}、回転しているリール62,66,70をそれぞれ個別に停止させる停止スイッチ24,22,20{停止操作部}などを備える。表示窓60からはリール62が見え、同様に表示窓64,68からはそれぞれリール66,70が見える。当該リール62,66,70の回転/停止を行う構成等については周知であるので図示と説明を省略する。
【0025】
ユニット数に応じて有効となる有効ライン56の数が異なる。例えば1ユニットを掛けるベットスイッチ50(1ベットスイッチ)は中段の1ラインのみとなり、2ユニットを掛けるベットスイッチ52(2ベットスイッチ)は上段・中段・下段の3ラインとなり、3ユニットを掛けるベットスイッチ48(MAXベットスイッチ)は水平と斜めの5ラインとなる。通常のベットスイッチ48にかかるユニット数は3であるが、特定のゲーム(例えばJACゲーム等)中ではユニット数を1にする構成としたスロットマシン10もある。
【0026】
またスロットマシン10は、図柄を用いた演出を表示可能な液晶表示器12{第2表示部}、音(音声,音楽,効果音等)を出すスピーカ14{音響装置}、遊技状態に応じた表示演出を行う演出ランプ16、パチンコ球を一時的に貯留可能な上皿38と下皿36、上皿38内のパチンコ球を流入通路34やパチンコ球取込装置(以下、単に「取込装置」と呼ぶ。)32を通じてスロットマシン10内に取り込むことを指示する取込スイッチ26、クレジットしているパチンコ球の返却を指示する貯留精算スイッチ28、図6に示す光センサ124が図3に示す検出孔108aを検出してパチンコ球を収容可能等になったことを報知する検出ランプ29、流入通路34や取込装置32に残存するパチンコ球を下皿36に返却するための返却ボタン30、証拠球を検証して1ユニットの個数に満たなかったパチンコ球の返却を報知する返却ランプ31、タバコの吸い殻等を入れる灰皿40などを備える。スロットマシン10の機種等によっては、遊技者が操作するスイッチ,レバー,ボタン等の種類を変えて用いることがある。
【0027】
回転しているリール62,66,70が特定の表示態様(例えばボーナス図柄や小役図柄等)で停止すると、表示態様ごとに対応した個数のパチンコ球を払出口42から上皿38に払い出す。球貸機によって貸し出されたパチンコ球はロート状の誘導通路44を経て上皿38に到達する。ただし上皿38が満杯状態等のときは、払出口37を通じて下皿36に払い出し等を行う。遊技場関係者等が開閉錠18に所定のキーを差し込んで回すと、上下二段からなるフロントドア58を個別に開閉することができる。取込スイッチ26,貯留精算スイッチ28,誘導通路44等は、例えば上段側のフロントドア58に備える。
【0028】
次に、流入通路34や取込装置32の構成例について、図2〜図8を参照しながら説明する。取込装置32の外観を左側面図で示す図2において、取込装置32は流入通路34を通じて上皿38からパチンコ球を収容する収容口102や、残存するパチンコ球を返却口104aから返却する返却通路104、パチンコ球を取り込む取込通路106などを有する。入口部に相当する収容口102から収容したパチンコ球は、取込通路106を通じて機内に取り込むか、返却口104aから返却するかのいずれかで措置することになる。なお返却口104aから返却されたパチンコ球は、図1の払出口37を通じて下皿36に誘導される。
【0029】
パチンコ球の取り込み過程を示す図3において、モータ126の回転軸126a(図6を参照)に備えた回転体120には、中心部からそれぞれ放射状に伸びる六枚の羽根120aを有する。それぞれの羽根120aは収容部に相当する。モータ126は正逆回転が可能なものを用いるのが望ましいが、モータ126で発生した動力を伝達する動力伝達機構(ギアやリンク部材等によって構成する)により回転体120を正逆回転させる構成としてもよい。羽根120aの断面は所定形状(例えば「く」や「L」字形状等)に形成し、羽根ごとに規定数のパチンコ球を収容して搬送可能に構成する。図2に示す収容口102は、図3ではパチンコ球Baの位置(以下「収容位置」と呼ぶ。)に対応する。モータ126の駆動によって、回転体120は所定方向(図3の例では矢印D2で示す図面左方向)に回転する。収容されたパチンコ球Bは羽根120aによって搬送され、正常状態では取込通路106を通じて機内に取り込む。図3の例では、取込通路106上を移動するパチンコ球Bcが機内に取り込まれることになる。
【0030】
その一方、収容したパチンコ球Bを機内に取り込まず、返却するケースがある。第1には、遊技者が図1に示す返却ボタン30を操作したときであり、このケースでは図2に示す返却レバー100が動き、収容口102から収容したパチンコ球Baを返却通路104の返却口104aから返却する。第2には、証拠球としてのパチンコ球Bbを保留する位置(以下「保留位置」と呼ぶ。)で後述する近接センサ112を用いて検証した結果が規定数に満たなかったときであり、このケースでも保留位置にあるパチンコ球Bbを返却通路104の返却口104aから返却する。なお、収容位置と保留位置に対応する羽根120aと返却通路104との間には個別にシャッターを備え、返却レバー100の操作またはメイン制御基板200からの開閉制御によってそれぞれ開閉する。
【0031】
上述したパチンコ球Bの取り込み過程において、各羽根ごとに規定数を満たしているか否かを検査可能な各種センサを取込装置32に備える。図3の例では、収容前の羽根120aに物体が存在するか否かを検査する近接センサ118や、収容位置で収容したパチンコ球Bの個数を検査する光センサ114(発光部および受光部)、証拠球として保留したパチンコ球Bの個数を検査する近接センサ112、機内に取り込むパチンコ球Bの個数を検査する近接センサ122、返却するパチンコ球Bの個数を検査する近接センサ116などが該当する。なお光センサ114は第1検出器に相当し、近接センサ112は第2検出器に相当する。
【0032】
近接センサ112,118と光センサ114は1ユニットのパチンコ球Bに対応する個数(すなわち5個)をそれぞれ備え、羽根120aに収容したパチンコ球Bがこぼれないように保護するカバー110にそれぞれ設ける。また近接センサ122は取込通路106の途中に備え、近接センサ116は返却通路104の途中に備えて、各通路を通過するパチンコ球Bを検出する。
なお近接センサ122は、取込通路106に代えて、二点鎖線で図示するようにパチンコ球Bを排出する直前の位置に対応したカバー110に備えてもよい。また、光センサ114等の設置例については後述する。
【0033】
取込装置32の外観の一例を正面図で示す図4と、同じく背面図で示す図5において、回転体120には六枚の羽根120aに加えて、ディスク状のフランジ部108を備える。このフランジ部108には、六枚の羽根120aごとに対応した周縁側に検出孔108aを設けている(図3を参照)。光センサ124はフランジ部108を挟むように備え、検出孔108aによって回転体120の回転角度(言い換えれば回転体120の姿勢)を認識することが可能になる。
【0034】
次に、近接センサ128,シャッター129および光センサ114の設置例を示す図6を参照しながら説明する。図6の例では、収容口102の近傍にかかる流入通路34に近接センサ128を設け、同じく収容口102の近傍であって流入通路34の端部側にはシャッター129を設け、カバー110の内側には光センサ114を設けている。第3検出器に相当する近接センサ128は、収容方向(本例では矢印D4で示す図面右方向)に下り傾斜させた流入通路34内を移動して収容口102を通過するパチンコ球Bを検出する。図9に示すソレノイド217を駆動源として作動するシャッター129は、収容口102を開閉する。図示するように羽根120aの傾斜に合わせて流入通路34を傾斜させたので、収容するパチンコ球Bは奥側(フランジ部108側)から順に埋まってゆく。
【0035】
光センサ114は、1ユニット分(5個)の発光部130a,132a,134a,136a,138aと、当該発光部にそれぞれ対応する受光部130b,132b,134b,136b,138bとからなる。これらの発光部と受光部は1ユニットのパチンコ球Bを奥側から収容した場合において、収容方向に対してはパチンコ球Bのほぼ中心線上であって、少なくともパチンコ球Bの縁部を検出可能に設置する。したがって、それぞれの発光部と受光部とからなる組は、パチンコ球Bの直径とほぼ同じ間隔で配置することになる。なお発光部130a,132a,134a,136a,138aと同様にして、上述した近接センサ112,118についても1ユニット分をカバー110にそれぞれ設ける。
【0036】
また発光部と受光部を結ぶ直線上の羽根120aには、発光部から受光部に光が到達できるようにスリット120bを備える。すなわち一の羽根120aには、1ユニット分のスリット120bがある。この構成によれば、図7(A)の斜視図で示すように発光部130aから光を発したとき、図7(B)の断面図で示すように収容したパチンコ球Bの縁で光が遮られると当該パチンコ球Bが存在していると判別する。しかし、三角形状の断面からなる物体Cが羽根120a上に存在する図7(C)の例では、発光部130aから発した光を受光部130bが受けるので、明らかにパチンコ球Bが存在していないことを検出できる。
【0037】
次に、近接センサ122の設置例を示す図8を参照しながら説明する。図8の例では、近接センサ122を取込通路106の途中に設置している。当該取込通路106は、フランジ部108とは反対方向に張り出した張出部106aと、回転体120の羽根120aから落下するパチンコ球Bを取込通路106内に誘導するガード106bとを備える。カバー110から露出したパチンコ球Bは、自由に移動(落下等)が可能になる(図3を参照)。羽根120aが回転体120の中心軸に対して傾斜していることを考慮すると、パチンコ球Bは張出部106aに向かって移動し、取込通路106内に入る。回転体120の回転速度によっては回転方向(図8の例では図面手前方向)に生じた慣性力の影響を受け、パチンコ球Bが羽根120aから落下する可能性がある。このような落下を防止するためにガード106bを備えており、取込通路106内に誘導する。近接センサ122は、取込通路106内に入ったパチンコ球Bを検出する。
【0038】
次に、スロットマシン10によるスロット遊技を実現するために構成した各種基板の概略構成例について図9を参照しながら説明する。CPU(プロセッサ)200aを中心に構成したメイン制御基板200は、遊技制御プログラムや所要のデータ等を格納するROM200bや、各種乱数,信号等の一時的データを格納するRAM200c等を備える。当該メイン制御基板200は周知の構成と同様であるので、具体的な構成にかかる図示および説明を省略する。CPU200aはROM200bに格納した遊技制御プログラムを実行してスロットマシン10による遊技を実現するが、遊技制御プログラムには後述する回転制御処理や収容球検査等の手続きを実現するためのプログラムを含む。ROM200bにはEPROMを用い、RAM200cにはDRAMを用いるが、他種のメモリ(例えばEEPROM,SRAM,フラッシュメモリ等)を任意に用いてもよい。
【0039】
メイン制御基板200から出力する信号は、リール中継端子板202,中継ランプ基板204,サブ制御基板206等を通じて各種装置に伝達する。メイン制御基板200から出力する信号を受けたサブ制御基板206は、さらにリール中継端子板202等を通じてランプに伝達し点灯・点滅する。リール中継端子板202に対しては、メイン制御基板200から信号を直接伝達する場合と、サブ制御基板206を経て伝達する場合とがある。サブ制御基板206や中継ランプ基板204は、メイン制御基板200と同様にCPUを中心に構成する。リール中継端子板202や中継端子板208は、単に信号を伝達する機能を果たす。
【0040】
リール中継端子板202には、リール62,当該リール62を回転させるモータ,ランプ等を備えた左リール装置210や、リール66,当該リール66を回転させるモータ,ランプ等を備えた中リール装置212、リール70,当該リール70を回転させるモータ,ランプ等を備えた右リール装置214、外部装置(例えば遊技場内のホールコンピュータや、島設備内の島コンピュータなど)に信号を伝達するための外部集中端子板216などを接続する。
中継ランプ基板204には、停止スイッチ20,22,24や、ベットスイッチ48(MAXベットスイッチ)、ベットスイッチ50,52(1,2ベットスイッチ)、始動スイッチ46、取込スイッチ26、貯留精算スイッチ28、演出ランプ16、検出ランプ29、返却ランプ31、有効ランプ54、光センサ114,124、近接センサ112,116,118,122,128、モータ126、シャッター129を作動させるソレノイド217などを接続する。
【0041】
中継端子板208には、液晶表示器12に図柄や情報を表示する制御を行う液晶制御基板218や、演出ランプ16やLED等の発光体による装飾表示を行う装飾表示基板220、スピーカ14などを接続する。
その他には、メイン制御基板200や球払出装置224等のような全ての電気装置にそれぞれ対応した電力を供給する電源装置222を備える。球払出装置224は、メイン制御基板200から送信される払出信号を受けて、遊技結果に対応する個数のパチンコ球Bを払出口42から払い出す機能を果たす。
【0042】
次に、上述したように構成したスロットマシン10で本発明を実現するための手続きについて、図10〜図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。図10,図11には回転体120を回転開始して1ユニットの個数に満たないパチンコ球Bを機内に取り込もうとしたときでも、当該取り込みを回避できる制御を実現する回転制御処理の手続きをフローチャートで示す。当該図10と図11の間は、結合子J1,J2を通じてそれぞれ処理が継続する。図12には、シャッター129を開閉してパチンコ球Bを収容する制御を行う開閉制御処理の手続きをフローチャートで示す。これらの手続きは、図9に示すメイン制御基板200のROM200bに格納されている遊技制御プログラムをCPU200aが実行することによって実現される。なお、メイン制御基板200,モータ126および図10,図11の回転制御処理は回転制御部に相当し、返却通路104,シャッターおよび図11のステップS32,S34は返却手段に相当し、近接センサ128,シャッター129および図12の開閉制御処理は開閉手段に相当する。
【0043】
図10に示す回転制御処理では、まず収容前には物体(パチンコ球Bを含む)が羽根120aに存在してはならないので近接センサ118で物体の検出を試みる〔ステップS10;図3を参照〕。もし近接センサ118で検出したパチンコ球Bの個数(収容前数)が0個であれば(YES)、1ユニットの個数を不足数としてパチンコ球Bを収容するべく開閉制御処理を実行する〔ステップS12〕。当該開閉制御処理について、図12を参照しながら説明する。
【0044】
図12において、図6に示すシャッター129を作動して収容口102を開いてパチンコ球Bを収容し始め〔ステップS50〕、流入通路34内を移動するパチンコ球Bを近接センサ128で検出した個数(流入数)が上記不足数に達するまで続ける(ステップS52のNO)。そして近接センサ128が不足数分のパチンコ球Bを検出すると(ステップS52のYES)、シャッター129を作動して収容口102を閉じて〔ステップS54〕、開閉制御処理を終える。この開閉制御によれば、収容中のパチンコ球Bが既に収容されたパチンコ球Bに当たって跳ね返り、羽根120aから飛び出して流入通路34に戻ろうとするパチンコ球Bをシャッター129により阻止できる。
【0045】
開閉制御処理を終えると図10に戻って、シャッター129を開けて収容するパチンコ球Bは羽根120a上を移動することになるが、この際に光センサ114を構成する5組の発光部と受光部によって検出したパチンコ球Bの個数(検出数)が相異なる必要がある〔ステップS14;図6を参照〕。具体的には、発光部130aと受光部130bによって5個のパチンコ球Bを検出し、発光部132aと受光部132bによって4個のパチンコ球Bを検出し、…、発光部138aと受光部138bによって1個のパチンコ球Bを検出することが条件となる。
これは、最初に収容したパチンコ球Bは全ての発光部と受光部で検出されるが、最後に収容したパチンコ球Bは発光部130aと受光部130bでのみ検出されることに基づく。
【0046】
もし光センサ114で検出した検出数が相異なるときは(ステップS14のYES)、一定期間(例えば100ミリ秒間等)または不定期間(例えば50ミリ秒間以上で適当なタイミング等)をそのまま待機する〔ステップS16〕。この待機によって、収容時にパチンコ球B同士が当たって跳ね返り等が生じても、一時的に発生する現象は時間が経過すれば収まる。よって特にシャッター129を備えていないスロットマシン10であっても、機内に取り込もうとする1ユニット分のパチンコ球Bをより確実に羽根120aに収容することができる。
【0047】
所定期間を待機した後、光センサ114によって検出したパチンコ球Bの個数(収容数)が規定数だけ存在するか否かを検査する〔ステップS18;図6を参照〕。具体的には、光センサ114を構成する5組の発光部および受光部が全て検出できたか否かで検査する。この検査によって収容数が規定数と一致し(ステップS18のYES)、かつ再試行するときは(ステップS20のYES)、モータ126を駆動して回転体120を保留位置まで回転させ始める〔ステップS22〕。ステップS20で再試行するための試行条件は、例えばステップS16〜S28を繰り返す回数が上限回数(例えば5回等)に達するまでや、今回の回転制御処理において最初にステップS16を実行してから試行期間内(例えば30秒間等)であるとき等が該当する。すなわちパチンコ球Bの収容と個数の検査とを繰り返し行なっても収容数が規定数と一致しない場合には、球詰まり等のような何らかの異常事態が発生していると推測される。
【0048】
シャッター129による開閉や所定時間を待機した場合でも、何らかの要因でパチンコ球Bの個数が不足する可能性があり得る。そこでステップS22で回転体120を回転させ始めた後に、ステップS18の処理と同様に羽根120aに収容したパチンコ球Bの収容数が規定数と一致するか否かを検査する〔ステップS24〕。もし収容数が規定数に満たないときは(収容数<規定数;NO)、回転体120を逆回転させて収容位置に戻し〔ステップS26〕、収容数から所定数を減算した結果を不足数としてパチンコ球Bを補うべく開閉制御処理を実行する〔ステップS28〕。この開閉制御は、不足数が異なる点を除けば上述した通りであるので説明を省略する。そして収容数が規定数と一致することを確認できるまで、上述したステップS16〜S28の処理を繰り返し実行する。
【0049】
その後に収容数が規定数と一致したときは(ステップS24のYES)、ステップS22で回転させ始めた回転体120が保留位置に到達すると回転を停止し〔ステップS30〕、羽根120aに収容しているパチンコ球Bを証拠球として保留し、当該保留したパチンコ球Bを近接センサ112で検出した個数(保留数)が規定数と一致するか否かを検査する〔ステップS32〕。具体的には、近接センサ112を構成する5組の発光部および受光部が全てパチンコ球Bしたか否かで検査する。もし保留数が規定数と一致しないときは(NO)、パチンコ球Bの個数に過不足が生じている。このまま機内に取り込むのは不適切であるので、返却通路104から払出口37を通じて下皿36に返却するとともに〔ステップS34〕、返却ランプ31によって返却を報知したうえで〔ステップS36〕、回転制御処理を終える。したがって、遊技者等はパチンコ球Bが機内に取り込まれずに返却されたことが分かる。
【0050】
一方、ステップS32で保留数が規定数と一致したときは(YES)、ステップS30で停止させた回転体120から機内に取り込む際に取込通路106を移動するパチンコ球Bを近接センサ122で検出した個数(取込数)が規定数と一致するか否かを検査する〔ステップS38〕。もし取込数が規定数と一致したときは(YES)、羽根120aに収容したパチンコ球Bの全てを正常に機内に取り込むことができたので、クレジット表示器72で表示するクレジット数を増やすなどして調整を図ったうえで〔ステップS40〕、回転制御処理を終える。したがって、遊技者等はクレジット表示器72に表示されたクレジット数が増えるのを確認してクレジットされたことを認識できる。
【0051】
ところが、▲1▼上述したステップS38で検査した取込数が規定数と一致しなかったときは(NO)、一部のパチンコ球Bが正常に機内に取り込めなかったことを意味する。図10では、▲2▼ステップS10で検査した収容前数が1個以上であれば(NO)、パチンコ球Bやパチンコ球B以外の異物が存在することを意味する。▲3▼ステップS14で検査した検出数が5組の発光部および受光部について相異ならなければ(NO)、収容時におけるパチンコ球Bの挙動が不自然であることを意味する。▲4▼ステップS16で検査した収容数が規定数と一致しなかったときは(NO)、収容したパチンコ球Bに過不足が生じていることを意味する。▲5▼ステップS20で再試行しないときは(NO)、球詰まり等のような何らかの異常事態が発生していることを意味する。
【0052】
上述した▲1▼〜▲5▼の形態はそれぞれに異常事態が発生したものとして、回転体120の回転を停止させるとともに〔ステップS42〕、当該異常事態を報知したうえで〔ステップS44〕、回転制御処理を終える。回転体120の回転を停止させると、異物等の取り込みが防止できる。ステップS44で報知する形態は任意に設定できるが、例えば液晶表示器12による表示演出(例えば「収容前の物体検出」や「異常事態発生」等の表示)や、演出ランプ16による表示演出(例えば緊急用の点滅パターン表示等)、スピーカ14による音響演出(例えば遊技中に使用しないブザー音で鳴らしたり、「異常事態が発生しました」などの音声を出す等)、外部集中端子板216を通じて異常信号を外部装置(例えばホールコンピュータ等)に伝達するなどが該当する。なお、▲1▼〜▲5▼等のうちでいずれの形態で異常状態が発生したのかを併せて報知すれば(例えば▲2▼の場合で液晶表示器12に「収容前の物体検出」等を表示する)、対応の措置が取り易くなる。
【0053】
上述した実施の形態1によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(a1)羽根120aに収容した後に、個々のパチンコ球Bにおける所定部位(例えば縁や中心等)を光センサ114が検出する。回転体120を回転させ始めた後に光センサ114で検出したパチンコ球Bの数が規定数に達しないときは、回転体120を収容位置まで戻して再度収容を試みた{回転制御部;図10のステップS24,S26,S28を参照}。再び回転体120を回転させ始めた後に光センサ114で検出したパチンコ球Bの数が規定数に達しているときは、パチンコ球Bを機内に取り込んだ{回転制御部;図10のステップS24,図11のステップS30を参照}。このように規定数に満たない数のパチンコ球Bを機内に取り込もうとしたときは回転体120を収容位置に戻すように制御したので、不適切な取り込みを回避することができる。
【0054】
(a2)光センサ114によるパチンコ球Bの検出を始めてから所定期間を経過した後、回転体120を回転させ始める制御を行なった{回転制御部;図10のステップS14,S16を参照}。例えば収容時における跳ね返り等のように、一時的に発生する現象は所定期間を経過すれば収まる。よって所定期間だけ待機してから回転体120を回転させ始めれば、機内に取り込もうとする規定数のパチンコ球Bをより確実に羽根120aに収容できる。
【0055】
(a3)回転体120の回転開始後に光センサ114で検出したパチンコ球Bの数が規定数に達しているときは羽根120aに収容したパチンコ球Bを証拠球として保留し、保留したパチンコ球Bを機内に取り込む制御を行なった{回転制御部;図3に示すパチンコ球Bbや図10のステップS24,図11のステップS30,S32を参照}。また、近接センサ112で検出したパチンコ球Bの数が規定数に達しないときは、保留していたパチンコ球Bを返却した{回転制御部;図11のステップS32,S34を参照}。規定数に満たない数のパチンコ球Bが保留されたときでも、不適切な取り込みを回避できる。
【0056】
(a4)羽根120aの収容口102を通過するパチンコ球Bを検出可能な近接センサ128と、収容口102の開放と閉鎖とを切り換え可能なシャッター129とを備えた{図6を参照}。収容口102の開放中に近接センサ128が不足数のうちの最後のパチンコ球Bが通過したことを検出すると、収容口102を閉鎖した{開閉手段;図12のステップS52,S54を参照}。これから収容しようとするパチンコ球Bが既に収容されたパチンコ球Bに当たって跳ね返っても、シャッター129が収容口102を閉鎖するので羽根120aから流入通路34に飛び出すのを防止できる。よって、機内に取り込もうとする規定数のパチンコ球Bをより確実に羽根120a内に収容できる。
【0057】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は実施の形態1と同様にスロットマシン10に本発明を適用した例であって、取込装置32の変形例を示す。当該実施の形態2は図13,図14等を参照しながら説明する。なおスロットマシン10の構成等は実施の形態1と同様であるので、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0058】
図6の一部を拡大して示す図13において、羽根120aの奥側(フランジ部108側;図6を参照)であって収容位置に対応した部位には、パチンコ球Bが弾みにくいゴム80を備える。流入通路34と羽根120aとはパチンコ球Bを自重で移動可能にするべく傾斜させており、移動に伴ってパチンコ球Bは重力に基づく運動エネルギーを得る。しかし、羽根120aを通ってゴム80に当たったパチンコ球Bは運動エネルギーが吸収されて弾み難くなる。同じように2個目のパチンコ球Bが1個目のパチンコ球Bに当たっても、一部の運動エネルギーはゴム80によって吸収される。このことは3個目以降のパチンコ球Bを収容するときも同じ原理に従う。よってゴム80がない場合に比べると、これから収容しようとするパチンコ球Bが既に収容したパチンコ球Bに当たっても弾みが少なくなる。こうして羽根120aに収容するときの跳ね返り等が少なくなるので、機内に取り込もうとする規定数のパチンコ球Bをより確実に収容できる。
【0059】
本例ではゴム80を備えたが、移動に伴ってパチンコ球Bが得た運動エネルギーを吸収可能な部材であれば任意であり、上述した効果と同様の効果を得ることができる。このような運動エネルギーを吸収可能な部材としては、弾性体としてのゴム80の他にはバネや、空気や油等を用いたダンパー等が該当する。
【0060】
次に、回転体120の羽根120aを拡大して平面図で示す図14において、羽根120aの通行路を非直線状(例えば緩やかなS字状)に形成した例を図14(A)に示し、羽根120aの通行路に突起部(例えば段差120c)を形成した例を図14(B)に示し、羽根120aの通行路に摩擦力の高い部材(例えば太線で示すゴム120d)を設けた例を図14(C)に示し、羽根120aの通行路の幅員を変化させて形成した例を図14(D)に示す。なお図14(A)の例では緩やかなS字状に形成したが、ほぼV字状に形成したり、ほぼL字状に形成する等のようにして、適切な非直線状に形成してもよい。図14(C)の例では通行路のほぼ全部にゴム120dを設けているが、通行路の一部のみにゴム120dを設けてもよい。図14(D)の例では、流入通路34側の幅員L2はフランジ部108側の幅員L4よりも広く、羽根120aのほぼ中央部からフランジ部108側は幅員L4になっている。
【0061】
図14(A)から図14(D)に示す各通行路は、直線状に形成した通行路の場合と比べると、移動に伴ってパチンコ球Bが得た運動エネルギーを吸収することができる。よって羽根120aに収容するときの跳ね返り等が少なくなるので、機内に取り込もうとする規定数のパチンコ球Bをより確実に収容できる。このことは羽根120aに連絡する通路(例えば流入通路34等)についても同様に適用することができ、この場合でも上述した効果を得ることができる。
【0062】
上述した実施の形態2によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(b1)羽根120aには、収容のために移動するパチンコ球Bの運動エネルギーを吸収可能に構成した{エネルギー吸収手段;図14(A)〜図14(D)を参照}。パチンコ球Bの運動エネルギーを吸収する(減少させる)ので、羽根120aに収容するときの跳ね返り等が少なくできる。よって、機内に取り込もうとする所定数のパチンコ球Bをより確実に羽根120aに収容できる。
(b2)その他の要件,構成,作用,作動結果等については実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる{上述した(a1)〜(a4)を参照}。
【0063】
〔実施の形態3〕
実施の形態3は実施の形態1と同様にスロットマシン10に本発明を適用した例であって、取込装置32の変形例を示す。当該実施の形態3は図15等を参照しながら説明する。なおスロットマシン10の構成等は実施の形態1と同様であるので、図示および説明を簡単にするために実施の形態3では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0064】
図6の一部を拡大して示す図15には、羽根120aを含めてパチンコ球Bを収容できる長さ(以下、単に「収容長」と呼ぶ。)を長くした第1状態の例を図15(A)に示し、同じく収容長を短くした第2状態の例を図15(B)に示す。なお実施の形態1,2における状態は、本例では第2状態に相当する。
【0065】
図15において、羽根120aの奥側(フランジ部108側;図6を参照)であって収容位置に対応した部位には、収容長を可変にする可動部材82を備える。当該可動部材82は図面左右方向に移動可能に構成し、羽根120aが収容位置のときは図15(A)に示す第1状態のように姿勢し、羽根120aが非収容位置のときは図15(B)に示す第2状態のように姿勢する。可動部材82の姿勢を変化させる機構は任意に構成できるが、例えばソレノイドやモータ等のような駆動源を用いて姿勢制御したり、カム等を用いて姿勢変化させてもよい。可動部材82の移動量は、収容時に発生した跳ね返り等について実験的に求め、例えば平均量の分だけ羽根120aの奥側に移動させる。
【0066】
図15(A)に示す第1状態での収容長は長さL6になり、図15(B)に示す第2状態での収容長は長さL8(ただし、L6>L8)になる。規定数のうちの最後のパチンコ球Bdを収容する際に既に収容したパチンコ球Beと当たっても二点鎖線で図示するように羽根120a内に留まる。そのため、羽根120aを飛び出して流入通路34に逆流することは少なくなる。その後、収容したパチンコ球Bを可動部材82によって図面左側(矢印D6方向)に移動させて図15(B)に示す第2状態とし、回転体120を回転可能にする。
なお、可動部材82を羽根120a上で移動可能とし、かつ移動量をメイン制御基板200から制御可能に構成するとより良い。この構成によれば、収容時に発生し得る跳ね返り等を防止するとともに、羽根120aで搬送可能なパチンコ球Bの個数(すなわち規定数)を変化させることが可能になる。この場合、光センサ114や近接センサ122等は変化可能な最大数を備える必要がある。
【0067】
上述した実施の形態3によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(c1)羽根120aはその長手方向の長さを伸縮可能に構成した{図15を参照}。すなわちパチンコ球Bの収容時は回転体120の回転時よりも長くした{図15(A)を参照}。よって収容しようとするパチンコ球Bdが既に収容されたパチンコ球Beに当たって跳ね返っても、そのパチンコ球Bdは羽根120a内に留まるので羽根120aから飛び出すのを防止できる。よって、機内に取り込もうとする規定数のパチンコ球Bをより確実に羽根120aに収容できる。
(c2)その他の要件,構成,作用,作動結果等については実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる{上述した(a1)〜(a4)を参照}。
【0068】
〔他の実施の形態〕
上述したスロットマシン10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(d1)実施の形態1〜3では、スロットマシン10に本発明を適用した。この形態に代えて、スロットマシン以外の他の遊技機(例えばパチンコ機やテレビゲーム機等)であって規定数のパチンコ球Bを一単位として遊技を行うように構成したものにも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、規定数に満たない数のパチンコ球Bを機内に取り込もうとしたときでも、当該取り込みを回避することができる。
【0069】
(d2)実施の形態1〜3では、ほぼ対向する位置に発光部と受光部を備えた透過式の光センサ114を用いたが{図6を参照}、発光部と受光部を同じ側に備えた反射式の光センサを用いてもよい。すなわち発光部から発した光がパチンコ球Bを反射し、その反射光を受光部が受光するように構成する。こうすればスリット120bが不要になるので、回転体120の構造を簡単化できる。さらには光の反射率が許容範囲内であることを条件として回転体120を回転させる制御を行えば{回転制御部}、パチンコ球Bと形状等が似ているが反射率が異なる異物を排除でき、当該異物の取り込みを防止できる。
【0070】
(d3)実施の形態1〜3では、近接センサ128と光センサ114とは別個の検出器で構成したが、光センサ114の一部が近接センサ128を兼用する構成としてもよい。こうすればセンサの数を少なくできる点でスロットマシン10の製造コストを低減することができる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、所定数に満たない数の遊技球を機内に取り込もうとしたときでも、当該取り込みを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンの外観の一例を示す正面図である。
【図2】取込装置の外観を示す左側面図である。
【図3】パチンコ球の取り込み過程を説明する図である。
【図4】取込装置の外観を示す正面図である。
【図5】取込装置の外観を示す背面図である。
【図6】光センサ等の設置例を示す図である。
【図7】収容時におけるパチンコ球の検出を示す図である。
【図8】近接センサ等の設置例を示す図である。
【図9】制御基板等の接続構成を模式的に示すブロック図である。
【図10】回転制御処理の手続きを示すフローチャートである。
【図11】図10に続く回転制御処理の手続きを示すフローチャートである。
【図12】開閉制御処理の手続きを示すフローチャートである。
【図13】エネルギー吸収手段としてゴムを備えた例を示す図である。
【図14】エネルギー吸収手段として通行路を変形させた例を示す図である。
【図15】収容部の長さを伸縮させる機構の例を示す図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン(遊技機)
12 液晶表示器(報知手段)
14 スピーカ(報知手段)
16 演出ランプ(報知手段)
29 検出ランプ(報知手段)
30 返却ボタン
31 返却ランプ(報知手段)
32 取込装置
34 流入通路
80 ゴム(エネルギー吸収手段)
82 可動部材(伸縮機構)
102 収容口(入力部)
104 返却通路(返却手段)
112 近接センサ(第2検出器)
114 光センサ(第1検出器,第3検出器)
120 回転体
120a 羽根(収容部)
128 近接センサ(第3検出器,開閉手段)
129 シャッター(開閉手段)
200 メイン制御基板(回転制御部,開閉手段)
200a CPU
200b ROM
200c RAM
206 サブ制御基板
217 ソレノイド(駆動源)
218 液晶制御基板
220 装飾表示基板
B(Ba,Bb,Bc,Bd,Be) パチンコ球(遊技球)

Claims (2)

  1. 所定数の遊技球を一単位として遊技を行い、遊技結果に応じた数の遊技球を払い出すように構成した遊技機において、
    前記遊技結果に応じて払い出された遊技球を貯留する上皿と、該上皿に貯留された遊技球を流入通路を介して収容し且つその収容した遊技球を取込通路を介して取り込む取込装置と、を備え、
    前記取込装置は、
    前記流入通路に連通する収容口から収容された収容位置で遊技球を前記所定数に区切って収容可能な収容部を複数個備えると共に、該収容部に収容された所定数の遊技球を収容した状態で回転して前記取込通路と一致する排出位置で前記収容部に収容された所定数の遊技球を排出する回転体と、
    該回転体を回転駆動するモータと、
    前記収容位置と前記排出位置の間に設けられて常には開閉部材で閉塞される返却口を有する返却通路と、
    前記収容口から前記収容部に収容した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第1検出器と、
    前記回転体の一の収容部が前記流入通路と一致した状態から前記取込通路に一致する状態までの間に、前記一の収容部に保留した各遊技球の存在を検出可能な所定数の第2検出器と、
    前記モータを回転制御する回転制御部と、を備え、
    前記回転制御部は、前記所定数の第1検出器が各遊技球の検出を始めてから所定期間を経過した後に前記回転体を回転させ始め、前記回転体の回転開始後に前記第1検出器で検出した遊技球の数が前記所定数に達しないときは前記回転体を前記収容位置まで逆回転させて戻し、前記回転体の回転開始後に前記第2検出器で検出した遊技球の数が前記所定数に達しないときは前記開閉部材を開放して前記収容部に収容した遊技球を前記返却口から前記返却通路に返却し、前記回転体の回転開始後に前記第1検出器で検出した遊技球の数が前記所定数に達しているときは前記回転体を前記排出位置まで回転させて前記収容部に収容した遊技球を前記取込通路を介して機内に取り込む制御を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載した遊技機において、
    前記複数個の収容部には、収容のために移動する遊技球の運動エネルギーを吸収可能なエネルギー吸収手段を有することを特徴とする遊技機。
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