JP4268379B2 - 美白用の経口投与組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は食品等の経口投与組成物に関し、更に詳細には、皮膚の美白に好適な経口投与組成物に関する。
【0002】
肌を白く保ちたいとの願いは、女性のみならず誰しもが持っているものであり、その為、美白用の化粧料や、アスコルビン酸類を錠剤に加工した医薬などが販売されている。特に、美白においては、化粧料などによる皮膚外用のアプローチと、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カルシウムなどアスコルビン酸類などの内服によるアプローチがあり、一般的な色黒には皮膚外用剤による処置が、シミ、そばかすなどのように比較的重篤な症状には内服による処置が行われている。この様な美白用の経口投与製剤の殆どは錠剤の形態を取って、その投与にあたっては流動性媒体の補助が必要となっている。又、製剤設計上、経口投与製剤単独の効果を考慮したものであって、皮膚外用剤との併用効果については、想到されていない。
【0003】
カロチン作用を有する物質群であるカロチノイドの構成としては、α−カロチン、β−カロチン、ルテイン、リコピンなどが知られており、これらのうち、α−カロチン及びβーカロチンはプロビタミンAとして、体内に取り込まれた後に、ビタミンAに変換された後、直接ビタミンA活性を発現するものである。かかるカロチノイドの内、特に経口投与組成物で使用されるのは、β−カロチンやリコピンなどであり、α−カロチンはあまり使用されないし、これらカロチノイドを複合的に使用する試みもそう多くはない。これは複合カロチノイドの効果に今まで目が向けられていなかったことに起因する。通常ビタミンAの作用として知られているものとしては、上皮組織の正常化と夜盲症に対する作用であり、上皮組織の正常化には美肌効果も含まれる。又、活性酸素に対する作用も近年は問いただされている。
【0004】
一方、経口投与剤形において、1)カロチノイドと2)アスコルビン酸及び/又はその塩を組み合わせたものは知られていないし、この様な組合せの経口投与組成物が、皮膚の美白作用に有効であることも、更には、美白用の皮膚外用剤との組合せ使用において、皮膚外用剤の美白作用を著しく高めることも全く知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、総合的に皮膚を美白しうる技術を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは総合的に皮膚を美白しうる技術を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)カロチノイドと2)アスコルビン酸及び/又はその塩とを含有する経口投与組成物に優れた皮膚の美白作用を見出し発明を完成させるに至った。更に検討を重ねた結果、かかる経口投与組成物と美白用の皮膚外用剤を併用することにより、更に著しい美白効果が得られることを見出し、発明を発展させた。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)流動性の嚥下用媒体なしで摂取できる顆粒状の経口投与組成物であって、
1)α−カロチン、β−カロチン、ルテイン及びリコピンを含むカロチノイドと、2)アスコルビン酸と、3)グミ科サーチの果汁の造粒物とを含有し、
アスコルビン酸の一部は、被覆剤で被覆された顆粒であることを特徴とする、経口投与組成物。
(2)更に、アスコルビン酸の塩を含有することを特徴とする、(1)に記載の経口投与用組成物。
(3)グミ科サーチの造粒物は、グミ科サーチのデンプン添加造粒物であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の経口投与組成物。
(4)前記被覆剤によるアスコルビン酸の被覆量は、被覆されるアスコルビン酸全重量に対し、25〜50重量%であることを特徴とする、(1)〜(3)の何れかに記載の経口投与組成物。
(5)前記被覆剤は、大豆硬化油であることを特徴とする、(1)〜(4)の何れかに記載の経口投与組成物。
(6)皮膚の美白用であることを特徴とする、(1)〜(5)の何れかに記載の経口投与組成物。
(7)流動性の嚥下用媒体なしで摂取出来る顆粒状の経口投与組成物の製造方法であって、
アスコルビン酸を造粒して得られた造粒物を被覆剤で被覆して、アスコルビン酸の被覆された顆粒を製造し、該アスコルビン酸の被覆された顆粒を、アスコルビン酸及びその塩、α−カロチン、β−カロチン、ルテイン、リコピン、並びにグミ科サーチ果汁の造粒物を含む混合顆粒と混合することを特徴とする、経口投与用組成物の製造方法。
以下、本発明について更に詳細に説明を加える。
【0007】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の経口投与組成物の必須成分であるカロチノイド
本発明の経口投与組成物はカロチノイドを含有することを特徴とする、カロチノイドとしては、食品などの経口投与組成物で使用された経験のあるものであれば特段の限定無く使用でき、例えば、α−カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、リコピン、クリプトキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプサンチン、クロセチン等が好ましく例示でき、これらは単独でも、2種以上の組合せでも使用できる。本発明の必須成分としては、少なくともα−カロチン、β−カロチン、リコピン及びルテインの4種を全て含有する形態が特に好ましく例示できる。これは、この様な組合せによって、アスコルビン酸類との相乗効果が得られ、優れた皮膚の美白効果を発揮するからである。かかるカロチノイドの好ましい含有量は製剤全量に対して、0.005〜0.5重量%であり、更に好ましくは0.01〜0.1重量%である。これは多すぎても効果が頭打ちになる場合があり、少なすぎると美白効果が発揮されない場合があるからである。又、カロチノイドの組合せの内訳としては、α−カロチン、β−カロチン、リコピン及びルテインを5:50:8:30〜70:7:12:40の割合で含有するものが特に好ましい。かかるカロチノイドはアスコルビン酸類とともに皮膚の美白効果を発揮するとともに、皮膚外用剤の美白効果を増強することができる。
【0008】
(2)本発明の経口投与組成物の必須成分であるアスコルビン酸類
本発明の経口投与組成物は必須成分として、アスコルビン酸類を含有することを特徴とする。アスコルビン酸類としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸の塩、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステルの塩などが好ましく例示でき、塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。本発明の経口投与組成物においては、アスコルビン酸類は、化学的な成分として含有することもできるし、生薬などの天然素材の抽出物やその溶媒除去物の形態で含有することもできる。アスコルビン酸類を含有する天然素材としては、グミ科サーチの果汁のデンプン添加造粒物、アセロラの果汁のデンプン添加造粒物、フトモモ科レイシの果汁のデンプン添加造粒物などが好ましく例示でき、これらの天然素材の中ではグミ科サーチの果汁のデンプン添加造粒物が特に好ましい。かかる成分は、アスコルビン酸類を含有するのみならず、アスコルビン酸やその塩に由来する舌の刺激感の緩和作用に優れるためアスコルビン酸類とともに含有させることが好ましい。アスコルビン酸及び/又はその塩とグミ科サーチの果汁のデンプン添加造粒物の含有比は20:1〜10:1が好ましい。又、アスコルビン酸の効果を持続させるために、その一部を胃で溶解しない被覆剤で被覆し用いることも好ましい。かかる被覆剤としては、大豆硬化油、シェラック、ゼイン或いはゼラチンなどが好ましく例示できる。掛かる被覆はアスコルビン酸に対して25〜50重量%程度の量を被覆すればよい。被覆は溶媒分散物や、溶解物をフローコーターやニューマルメライザーを用いて噴霧、乾燥しながら行えばよい。被覆されるアスコルビン酸の量はアスコルビン酸換算のアスコルビン酸類全量に対して5〜10重量%が好ましい。本発明の経口投与組成物に於いて、アスコルビン酸類は、前記カロチノイドともに皮膚の美白効果を発揮するとともに、美白用の皮膚外用剤の美白作用を増強させる効果を有する。本発明の経口投与組成物に於けるアスコルビン酸類の好ましい含有量は、アスコルビン酸に換算して、組成物全量に対して25〜45重量%が好ましく、30〜40重量%が更に好ましい。
【0009】
(3)本発明の経口投与組成物
本発明の経口投与組成物は、上記必須成分である、1)カロチノイドと2)アスコルビン酸及び/又はその塩とを含有することを特徴とする。本発明で言う経口投与組成物とは、経口投与される製剤分類であれば特段の限定無く適用でき、例えば、食品や経口投与医薬品などが例示できる。特に好ましいものは、アスコルビン酸源としてのみならず矯味矯臭剤としてサーチの果汁デンプン添加造粒物を含有し、美味であるので食品の形態であることが好ましい。剤形としては、後記の如く、美白用の皮膚外用剤との併用効果があるので、皮膚外用剤使用条件下で摂取できる形態、言い換えれば、水などの流動性嚥下用媒体無しで摂取できる形態が好ましい。具体的には、アスコルビン酸とアスコルビン酸ナトリウムを重量比で3:2〜1:1含有し、その総量に対して、グミ科サーチの果汁のデンプン添加造粒物を重量比で20:1〜10:1の割合で加え矯味矯臭し、更に、アスコルビン酸の1.5〜4重量倍量の糖類を加えて酸味をマスキングしたものを造粒し、顆粒とした形態が好ましく例示できる。かかる製剤には、これらの成分以外に、医薬ビタミン製剤や食品などで使用される任意成分を含有することができる。かかる任意成分としては、例えば、チアミン、ピリドキシン、リボフラビン、シアノコパラミン等のビタミンB群や葉酸、フレーバーなどが等が好ましく例示できる。本発明の経口投与製剤は、これらの成分を常法に従って処理することにより製造することができる。例えば、フローコーターを使用した造粒等が好ましく例示できる。かくして得られた、本発明の経口投与製剤は、経口投与することにより、皮膚の美白作用を発揮すると同時に、皮膚外用剤の美白作用も増強する。かかる効果を発揮するためには、500〜5000mgを1日1回乃至は数回に分けて摂取するのが好ましい。摂取にあたっては、美白用の皮膚外用剤の投与の前後1時間以内に行うことが好ましい。
【0010】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定を受けないことは言うまでもない。
【0011】
<参考例1〜6>
下記の表1に示す処方に従って、経口投与組成物である、食品を作製した。即ち、処方成分をフローコーターに仕込み、20重量部の水を噴霧しながら造粒し、40℃で4時間送風乾燥し、顆粒を得た。これを篩過して、100メッシュパス200メッシュオンを集め、本発明の食品とした。これらの食品のアスコルビン酸類をβ−カロチンに置換した比較例1とカロチノイドをアスコルビン酸に置換した比較例2を作製し、有色モルモット(雌、体重350〜400g、1群5匹)を用いて美白作用を検討した。即ち、これらの食品をミニカプセルに充填し、50mg/Kgのドーズで1日1回21日連続経口投与を行った。対照群は空のカプセルのみを投与した。最後の投与の24時間後に背部を剃毛し、色差計で明度(L*値)を測定した。結果を平均値として表1に示す。これより、アスコルビン酸類とカロチノイドの組合せにより、優れた皮膚の美白効果が得られることがわかる。又、カロチノイドとしては、少なくともα−カロチンを含有すること、好ましくは、α−カロチン、β−カロチン、リコピン及びルテインの4種を全て含有する形態が好ましいことがわかる。尚、粉末サーチ(サーチの果汁のデンプン添加造粒物)0.3重量部には0.02重量部のアスコルビン酸が含まれている。
アスコルビン酸 24.7 重量部
アスコルビン酸ナトリウム 0.9 重量部
粉末サーチ 0.3 重量部
カロチノイド* 0.7 重量部
グラニュー糖 総量で100重量部になるように調整
*組成の詳細については表1に記載
**但し比較例1はアスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、粉末サーチは何れも0重量部であり、比較例2は、アスコルビン酸が25.82重量部である。
【0012】
【表1】
【0013】
<実施例1>
下記に示す処方に従って、アスコルビン酸の一部を大豆硬化油でコートして、その有効性を確かめた。評価方法は参考例1と同様に行った。L*値の平均は65.4であり、コートによるバイオアベイラビリティーの向上が認められた。
(コートされたアスコルビン酸顆粒)
製法:下記に示す処方のものをニーダーで混練りした後、押し出し造粒機で、押し出し造
粒し、マルメライザーにて丸め、70重量部をニューマルメライザーに仕込み、30重量部の大豆硬化油を塩化メチレン50重量部に溶かして噴霧し、40℃で4時間送風乾燥し、コートされたアスコルビン酸顆粒を得た。
アスコルビン酸 100重量部
水 15重量部
(処方)
製法:処方成分をフローコーターに仕込み、20重量部の水を噴霧しながら造粒し、40℃で4時間送風乾燥し、顆粒を得た。これを篩過して、100メッシュパス200メッシュオンを集めた。これに、上記のコートされたアスコルビン酸顆粒6.7重量部(アスコルビン酸4.7重量部含有)を加えて、本発明の経口投与用の食品とした。
アスコルビン酸 20 重量部
アスコルビン酸ナトリウム 0.9 重量部
粉末サーチ 0.3 重量部
β−カロチン 0.4 重量部
α−カロチン 0.03 重量部
ルテイン 0.22 重量部
リコピン 0.05 重量部
【0014】
<参考例7>
実施例1と同様に、粉末サーチ0.3重量部をアスコルビン酸0.02重量部に置換して、同様に食品を作製した。
(コートされたアスコルビン酸顆粒)
製法:下記に示す処方のものをニーダーで混練りした後、押し出し造粒機で、押し出し造粒し、マルメライザーにて丸め、70重量部をニューマルメライザーに仕込み、30重量部の大豆硬化油を塩化メチレン50重量部に溶かして噴霧し、40℃で4時間送風乾燥し、コートされたアスコルビン酸顆粒を得た。
アスコルビン酸 100重量部
水 15重量部
(処方)
製法:処方成分をフローコーターに仕込み、20重量部の水を噴霧しながら造粒し、40℃で4時間送風乾燥し、顆粒を得た。これを篩過して、100メッシュパス200メッシュオンを集めた。これに、上記のコートされたアスコルビン酸顆粒6.7重量部(アスコルビン酸4.7重量部含有)を加えて、本発明の経口投与用の食品とした。
アスコルビン酸 20.02 重量部
アスコルビン酸ナトリウム 0.9 重量部
β−カロチン 0.4 重量部
α−カロチン 0.03 重量部
ルテイン 0.22 重量部
リコピン 0.05 重量部
【0015】
<試験例1>
実施例1、参考例7の食品について、専門パネラー3名を用いて1対比較飲用試験を行った。摂取は1.5gを水無で嚥下して行った。評価項目は1)水無で嚥下できるか?2)実施例1と参考例7ではどちらの方が水無で嚥下しやすいか?3)実施例1と参考例7では、どちらが刺激を感じるか?4)実施例1と参考例7ではどちらの方が味がよいか?であった。結果を表2に示す。これより、粉末サーチの添加による飲みやすさ改善効果が確かめられた。
【0016】
【表2】
【0017】
<試験例2>
実施例1の食品の美白用の皮膚外用剤の美白増強効果を上記の有色モルモットモデルを用いて、調べた。皮膚外用剤は下記に示すものを用いた。皮膚外用剤の投与は、背部を剃毛して設けた2cm×4cmの部位に0.02mlを投与して行った。経口投与は参考例1と同様に50mg/Kgとした。経口と外用剤の投与は同時に1日1回行い、5日連続して投与し、8日目に明度(L*値)として測定した。動物群は、経口投与のみの群、経皮投与のみの群、経口投与と経皮投与併用群及び無投与群の4群とした。結果を表3に示す。これより、本発明の経口投与組成物は美白用の皮膚外用剤の美白効果を増強することがわかる。
(皮膚外用剤)
1,2−ヘキシレングリコール 5 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
エタノール 5 重量部
グリセリン 5 重量部
アルブチン 3 重量部
水 81.5重量部
【0018】
【表3】
【0019】
<試験例3>
実施例1の食品の美白用の皮膚外用剤の美白増強効果を上記の有色モルモットモデルを用いて、調べた。皮膚外用剤は下記に示すものを用いた。皮膚外用剤の投与は、背部を剃毛して設けた2cm×4cmの部位に0.02mlを投与して行った。経口投与は実施例1と同様に50mg/Kgとした。経口と外用剤の投与は同時に1日1回行い、5日連続して投与し、8日目に明度(L*値)として測定した。動物群は、経口投与のみの群、経皮投与のみの群、経口投与と経皮投与併用群及び無投与群の4群とした。結果を表4に示す。これより、本発明の経口投与組成物は美白用の皮膚外用剤の美白効果を増強することがわかる。
(皮膚外用剤)
1,2−ヘキシレングリコール 5 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
エタノール 5 重量部
グリセリン 5 重量部
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 2 重量部
水 82.5重量部
【0020】
【表4】
【0021】
<参考例8>
下記に示す処方に従って、本発明の経口投与物である医薬(錠剤)を作製した。即ち、処方成分をフローコーターに秤込み、40重量部の水を噴霧しながら造粒し、40℃で4時間送風乾燥し、得た顆粒を打錠して医薬を得た。
アスコルビン酸 20重量部
アスコルビン酸カルシウム 40重量部
α−カロチン 1重量部
β−カロチン 9重量部
ヒドロキシプロピルセルロース 10重量部
結晶セルロース 30重量部
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、総合的に皮膚を美白しうる技術を提供することができる。
Claims (7)
- 流動性の嚥下用媒体なしで摂取できる顆粒状の経口投与組成物であって、
1)α−カロチン、β−カロチン、ルテイン及びリコピンを含むカロチノイドと、2)アスコルビン酸と、3)グミ科サーチの果汁の造粒物とを含有し、
アスコルビン酸の一部は、被覆剤で被覆された顆粒であることを特徴とする、経口投与組成物。 - 更に、アスコルビン酸の塩を含有することを特徴とする、請求項1に記載の経口投与用組成物。
- グミ科サーチの造粒物は、グミ科サーチのデンプン添加造粒物であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の経口投与組成物。
- 前記被覆剤によるアスコルビン酸の被覆量は、被覆されるアスコルビン酸全重量に対し、25〜50重量%であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の経口投与組成物。
- 前記被覆剤は、大豆硬化油であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の経口投与組成物。
- 皮膚の美白用であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の経口投与組成物。
- 流動性の嚥下用媒体なしで摂取出来る顆粒状の経口投与組成物の製造方法であって、
アスコルビン酸を造粒して得られた造粒物を被覆剤で被覆して、アスコルビン酸の被覆された顆粒を製造し、該アスコルビン酸の被覆された顆粒を、アスコルビン酸及びその塩、α−カロチン、β−カロチン、ルテイン、リコピン、並びにグミ科サーチ果汁の造粒物を含む混合顆粒と混合することを特徴とする、経口投与用組成物の製造方法。
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