JP4268209B2 - 子宮内膜細胞を用いた造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法 - Google Patents

子宮内膜細胞を用いた造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法 Download PDF

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Description

本発明は造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法に係り、詳しくは、造血幹細胞または前駆細胞をヒト子宮内膜由来の間質細胞または上皮細胞(epithelial cells)と共培養(coculture)することにより、造血幹細胞由来のCD34細胞の増幅または前駆細胞の成長を促すことを特徴とする造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法に関する。
造血幹細胞(hematopoietic stem cell)または前駆細胞(progenitor cell)は臍帯血から由来し、赤血球、白血球、血小板など血球細胞に分化できる細胞である。また、この種の細胞は、幹細胞の特徴とも言える自己複製能力(self−renewing capacity)、高い細胞分裂能(high capacity for cell division)、多分化能(multi−potential differentiation capacity)などを有している(van der Kooy,D.et al.,Science,287:1439,2000)。
現在、臍帯血を用いた造血幹細胞または前駆細胞の移植は臨床的に活性化しており、特に、高用量の化学療法(chemotherapy)後のガン患者が悪性造血状態であり、自己組織の細胞が適合ではなく、さらには、成人の供与者(donor)がいないとき、造血幹細胞または前駆細胞は移植の重要な供給源として認められている。さらに、このような造血幹細胞または前駆細胞の移植を通じて各種の疾病が治療されている。例えば、急性及び慢性白血病、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫など、主として血液ガン関係の疾患の治療に造血幹細胞または前駆細胞の移植が試みられてきており、最近には、乳ガン、卵巣ガン、腎臓ガン、小細胞性肺ガンなどの固形ガン;不応性全身性紅斑性狼瘡、不応性リウマチ性関節炎などの悪性自己免疫疾患;及びクラベ病(Krabbe’s disease)のような難治病にも良好な治療効果を示している(Lennard,et al.,BMJ,321:433,2000,Ikehara,Experimental Hematology,29:661,2001)。
しかしながら、臍帯血(umbilical cord blood)の臍帯からは少量の血液しか得られないため、結果的に得られる造血幹細胞または前駆細胞の量は必然的に制限される。非増幅状態で、造血幹細胞または前駆細胞の移植はほとんど児童患者に限られて行われる。このため、過去十年間、骨髄だけではなく、臍帯血由来のヒト造血幹細胞または前駆細胞の試験管内の増幅(in vitro expansion)への関心が高まる一方である(Cairo,M.S.et al.,Blood,90:4665,1997、Mayani,H.et al.,Stem Cells,16:153,1998)。
この理由から、造血幹細胞または前駆細胞の移植のためには、所望の造血幹細胞または前駆細胞を大量に得る技術の開発が極めて切望されている。この種の造血幹細胞または前駆細胞を大量に増幅するために、各種の方法及び最適な培養条件への開発が試みられてきている。
今まで知られている代表的な培養方法として、体外(ex vivo)において各種の組換え刺激性サイトカイン(recombinant stimulatory cytokine)を培地に加えて培養する方法(Metcalf,D.et al.,Biomed.Pharmacother.,55:75,2001,Ian McNiece et al.Experimental Hematology,29:3,2001)、造血阻害因子(hematopoietic inhibitor)に対する抗体を用いる方法及び他の間質細胞株(stromal cell line)を用いる方法(Yamaguchi,M.et al.,Exp Hematol.,29:174,2001)が挙げられる。
造血幹細胞または前駆細胞の臨床移植に当たり、これらの培養に用いられるサイトカインは、各種の問題を引き起こす恐れがある。例えば、その副作用によって、感染の危険性や腫瘍発生の可能性がある。例えば、IL−2の使用は激しい低血圧の症状の誘発と急性毛細血管漏出症候群(acute capillary leak syndrome)などの深刻な副作用の原因になるため、その使用が制限されている。急性毛細血管漏出症候群は、毛細血管から漏れ出た組織液が組織に蓄積される現象である(Rosenstein,M.et al.,J.Immunol.,137:1735,1986)。今まで発表されているほとんどの研究においては、CD34細胞を分離するために、蛍光活性化細胞選別装置(FACS:fluorescence−activated cell sorting)を用いたが、この蛍光活性化細胞選別装置を用いてCD34細胞を分離する作業には、多額の費用と多くの手間がかかる。
このような従来の技術における不具合を解決するために、本発明者らは、既存の蛍光活性化細胞選別装置を用いることなく、CD34造血幹細胞または前駆細胞を高純度にて分離した後、分離された造血幹細胞または前駆細胞をサイトカインや血清など人為的なホルモンを用いることなく、ヒト子宮内膜の間質細胞または上皮細胞と共培養することにより、短期間に効率よく増幅できるということを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の主たる目的は、CD34造血幹細胞または前駆細胞をサイトカインや血清などの人為的なホルモンを用いることなく、ヒト子宮内膜の間質細胞または上皮細胞と共培養することを特徴とする造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、(a)臍帯血、骨髄、末梢血液または胚性幹細胞由来の造血幹細胞または前駆細胞を培養する段階と、(b)子宮組織由来の子宮内膜の間質細胞または上皮細胞を培養する段階と、(c)前記(a)段階において培養された造血幹細胞または前駆細胞と前記(b)段階において培養された子宮内膜の間質細胞または上皮細胞を共培養する段階と、を含む造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法を提供する。
本発明において、前記造血幹細胞または前駆細胞は、好ましくは(a)臍帯血、骨髄、末梢血液または胚性幹細胞から得られた単核球(mononuclear cell)または前駆細胞を単層培養、浮遊培養、または共培養する段階と、(b)前記単層培養、浮遊培養または共培養された細胞を造血幹細胞または前駆細胞の特異抗原に対する抗体と反応させる段階と、(c)前記抗体と結合された細胞を細胞選別装置またはカラムを用いて分離する段階と、を経て得られる。
本発明において、前記子宮内膜の間質細胞または上皮細胞は、好ましくは(a)コラゲナーゼが含まれた細胞培養培地に細切りした子宮組織を入れて培養する段階と、(b)前記培養された細胞を30〜50μmの細網目を有する布篩(cloth sieve)に通させ、布篩の上部に残った上皮細胞を得る段階と、(c)前記(b)段階において布篩を通った細胞を細胞培養皿において培養した後、細胞培養皿を培養液により洗浄して細胞培養皿に付着している間質細胞を分離する段階と、を経て得られる。
本発明に係る造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法において、前記造血幹細胞の特異抗原に対する抗体は、CD34、CD38、Thy1.1、lin、CD45、またはKDRに対する抗体であり、前記前駆細胞の特異抗原に対する抗体は、Oct4、Nanog、Wnt、Stat3、アルカリ性ホスファターゼ、またはSSEA−1に対する抗体であることが好ましい。前記抗体に蛍光物質または磁性マイクロビーズ(magnetic microbeads)が付着したもの、例えば、磁性マイクロビーズが付着したCD34抗体を用いることが可能である。
本発明において、前記細胞選別装置は、蛍光活性化細胞選別装置のかわりに、磁性細胞選別装置であることが好ましく、前記カラムは、磁性カラムであることが好ましい。前記過程を経て得られる細胞は、臍帯血由来のCD34及びCD38細胞である。
また、本発明に係る造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法において、共培養は1〜120時間、好ましくは、12〜96時間行われ、無血清または血清培地、好ましくは、無血清培地において行われることが好ましい。
さらに、別の観点として、本発明は、前記方法により培養及び増殖され、CD34、CD133、C−Kit、CD117、CD45及びKDRに対する抗体に対して1以上の陽性反応を示し、CD38とlinに対する抗体に対して陰性反応を示すことを特徴とする造血幹細胞を提供する。
さらに、別の観点として、本発明は、前記方法により培養及び増殖され、Oct4、Nanog、Wnt、Stat3、アルカリ性ホスファターゼ及びSSEA−1に対する抗体に対して1以上の陽性反応を示す前駆細胞を提供する。
本発明の他の特徴及び実施態様は、次の詳細な説明及び特許請求の範囲から一層明らかになる。
正の淘汰後、CD34細胞を免疫組織化学染色法により定量して顕微鏡を使って観察した写真であり、A及びBは100倍拡大写真であり、C及びDは200倍拡大写真である。 CD34の濃縮された細胞を子宮内膜の間質細胞と共培養し、ここにサイトカインを処理して経過時間ごとの細胞数を観察したグラフである。図2a−2dは、それぞれ24時間、48時間、72時間及び96時間後の結果を示している。各図の1〜5は造血幹細胞を単独培養した場合であり、6〜10は共培養した場合である(1:陰性対照群、2:EPO添加群、3:IL−3添加群、4:GM−CSF添加群、5:EPO+IL−3+GM−CSF添加群、6:添加せず、7:EPO添加、8:IL−3、9:GM−CSF、10:EPO+IL−3+GM−CSF) CD34濃縮された細胞を乳房繊維芽細胞(breast fibroblast cells)または子宮内膜の間質細胞と共培養し、ここにサイトカインを処理して経過時間ごとの細胞数を観察したグラフである。図3aおよび3bは、それぞれ24時間および48時間後の結果を示している。各図の1〜4は造血幹細胞を単独培養した場合であり、5〜8は乳房繊維芽細胞と共培養した場合であり、そして9〜12は子宮内膜の間質細胞と共培養した場合である(1:陰性対照群、2:IL−3添加群、3:LIF、4:IL−3+LIF添加群、5:添加せず、6:IL−3添加群、7:LIF添加群、8:IL−3+LIF添加群、9:添加せず、10:IL−3添加群、11:LIF添加群、12:IL−3+LIF添加群)。
発明の詳細な説明
本発明は、臍帯血からCD34及びCD38細胞が濃縮された造血細胞群を免疫−磁気的な方法を用いて分離し、これを子宮内膜の間質細胞または上皮細胞と共培養して増幅することのできる造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法に関する。
本発明において、臍帯血とは、ヒトを含む哺乳動物において胎盤と胎児を連結する臍帯靜脈から採血された血液として定義され、本発明に係る造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法においては、ヒトの臍帯血を用いることが好ましい。
前記免疫−磁気的な方法を用いた細胞分離には、造血幹細胞または前駆細胞から発現される細胞表面抗原に対する抗体のうちから選ばれた1以上の抗体(造血幹細胞の特異抗原に対する抗体:CD34、CD38、Thy1.1、lin、CD45またはKDRに対する抗体、前駆細胞の特異抗原に対する抗体:Oct4、Nanog、Wnt、Stat3、アルカリ性ホスファターゼまたはSSEA−1に対する抗体)が使用可能であるが、造血幹細胞の場合、CD34抗原に対する抗体を用いることが一層好ましい。
また、前記抗体は通常の細胞分離方法に従い、適宜な標識物質を付けて用いることができる。磁性細胞選別装置(magnetic cell sorter)または磁性カラムを用いるときには、磁性マイクロビーズが付着した抗体を用い、FAC選別装置を用いる場合には、フルオレセインイソチオシアネート(FITC:fluorescein isothiocyanate)、フィコエリトリン(PE:phycoerythrin)、PerCPなどの蛍光物質が付着した抗体を用いることが好ましい。細胞表面抗原に対する抗体と一定時間だけ反応させた後、選別装置またはカラムを通じて該当抗体と結合された細胞を分離する。前記分離された細胞は臍帯血由来のCD34及びCD38細胞を表面に発現する造血幹細胞であって、本発明においては、これをCD34細胞と称する。
本発明の好適な様態においては、蛍光活性化細胞選別装置ではなく、磁性マイクロビーズに基づく免疫磁性カラム(immunomagnetic columns)によりCD34細胞を分離し、細胞培養培地において安定化させる。本発明の細胞分離の全過程は、無菌環境下で行われることが好ましい。
前記過程を経て得られた細胞の活性は、蛍光活性化細胞選別装置により分離された細胞の活性に比べて遥かに高く、しかも、分離にコストと時間をあまり取らない。この理由から、このような過程は臨床的な移植のための造血幹細胞または前駆細胞を調整する過程として一層好適である。
本発明において、造血幹細胞または前駆細胞とは、血液をなす細胞であって、赤血球、白血球、血小板を作り出す先祖細胞を言う。この造血幹細胞または前駆細胞は血液疾患や免疫疾患、ガンなどを治療する上で重要な役割を果たし、このような造血幹細胞または前駆細胞は、骨髄、末梢血液、臍帯血、胚性幹細胞などから分離可能である。本発明において使われた“前駆細胞”という用語は骨髄、臍帯血、胚、脂肪などから由来した幹細胞を包括することと定義する。
本発明において使われる子宮内膜の間質細胞または上皮細胞は、ヒトを含む哺乳動物の子宮内膜組織を初代培養(primary culture)〜10継代培養することにより得ることができる。子宮内膜組織は、好ましくは、ヒトから摘出された子宮から得ることができ、さらに好ましくは、30日以内にいかなるホルモン治療も受けていない増殖期(5−14日)と分泌期(15−26日)の女性から摘出された子宮から得ることができる。
前記子宮内膜組織から上皮細胞と間質細胞を分離する方法は、下記の通りである。(1)コラゲナーゼが含まれている細胞培養培地に細切りした子宮組織を入れて37℃において2〜3時間培養する。(2)前記培養された細胞を100〜200μmの細網目を有する布篩に通させる。(3)前記布篩を通った細胞をさらに30〜50μmの細網目を有する布篩に通させる。このとき、上皮細胞は布篩の上に残り、間質細胞は布篩を通ることになる。(4)前記(3)段階において布篩を通った細胞を細胞培養皿において培養させ、培養1時間後に細胞培養皿を培養液により洗浄することにより、細胞培養皿に付着している子宮内膜の間質細胞を分離する。
本発明において分離された臍帯血由来のCD34及びCD38細胞、子宮内膜の間質細胞または上皮細胞は、インシュリン、トランスフェリン(transferrin)、セレニウム(selenium)、牛血清アルブミン(bovine serum albumin)、リノレン酸(linoleic acid)などを細胞培養培地、すなわち、DMEM、α−MEM、McCoys 5A培地、Eagle’s basal培地、CMRL培地、Glasgow最小必須培地、Ham’s F−12培地、Iscove’s modified Dulbecco’s培地、Liebovitz’ L−15培地、RPMI 1640培地、M199/F12など広く用いられている細胞培養用培地のうちから選ばれたいずれか一種に加えて保持しながら用い、臍帯血由来のCD34及びCD38細胞培養液の場合にはRPMI1640を、そして子宮内膜の間質細胞または上皮細胞培養液の場合にはM199/F12を用いることが好ましい。
また、本発明において用いられる細胞培養培地は、前記成分の他にも、必要に応じて一種以上の補助成分をさらに含むことができる。例えば、馬、牛またはヒトなどの血清、微生物の汚染を防ぐためにペニシリンG(penicillin G)、ストレプトマイシンサルフェート(streptomycin sulfate)、アンフォテリシンB(amphotericin B)、ゲンタマイシン(gentamycin)、ナイスタチン(nystatin)などの抗生剤及び抗真菌剤(antifungal agent)などを追加することができる。
本発明の好適な様態においては、子宮内膜の間質細胞の場合にFBS、インシュリン、トランスフェリン、セレニウム、牛血清アルブミン、リノレン酸、ペニシリン、ストレプトマイシン及び アンフォテリシンBが含まれたM199/F12培地において培養する。また、上皮細胞の場合には以上と同じ培地を用いるが、FBSの代わりにBPEが含まれている培地を用いて培養する。
また、本発明に係る造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法において、臍帯血由来のCD34及びCD38細胞群と子宮内膜の間質細胞または上皮細胞との共培養は、前記の方法により得られた1次子宮内膜の間質細胞または上皮細胞を無血清または血清培地において培養し、用意された子宮内膜の間質細胞または上皮細胞に臍帯血由来のCD34及びCD38細胞を接種して行われることが好ましい。子宮内膜の間質細胞とCD34細胞の割合は、1〜5:1であることが好ましい。
前記共培養は、細胞の移植のためのサイトカインや血清を添加しない状態で1〜120時間、好ましくは、24〜96時間行う。この場合、子宮内膜の間質細胞または上皮細胞から分泌される刺激物質(stimulants)に影響されて、臍帯血由来のCD34及びCD38細胞が増殖される。
本発明の実施の形態において、共培養を行っていない陰性対照群及びヒト乳房繊維芽細胞と共培養した陽性対照群と比較して、ヒト子宮内膜の間質細胞または上皮細胞と共培養した場合に最も優れた造血幹細胞または前駆細胞の増殖効果が得られた。また、ヒトの子宮間質細胞のように造血幹細胞または前駆細胞を共培養する場合、既存の成長因子を添加する場合と比較して成長が一層促進されたり、それとも、ほとんど同様な成長速度を示した。
このため、本発明に係る造血幹細胞または前駆細胞の細胞培養及び増殖方法は、臨床的な移植に用いるための安全な造血幹細胞または前駆細胞の生産に用いることができ、これを発展させて、現在臍帯血の保管銀行に冷凍保管されている臍帯血の再生及び増殖に用いることもできる。
以下、実施例を挙げて本発明を一層詳述する。しかし、これらの実施例は単に本発明を例示するためのものに過ぎず、本発明の範囲がこれらの実施例により制限されると解釈されてはならない。
特に、下記の実施例においては、臍帯血由来の造血幹細胞または前駆細胞のみを例示しているが、骨髄、末梢血液、胚性幹細胞などから由来したものを用いても同様の結果または類似した結果が得られるということは当業者にとって自明である。
また、下記の実施例においては臍帯血由来のCD34に対する抗体に陽性反応を示す造血幹細胞のみを例示しているが、CD133、C−Kit、CD117、CD45またはKDRに対する抗体に陽性反応を示すか、あるいは、CD38とlinに対する抗体に陰性反応を示す造血幹細胞を用いることができる(Kazuta,Y.et al.,Stem Cells,21:143,2003,Yong,J.L.et al.,Blood,103:4449,2004,Katharina,R.et al.,Clin.Chim.Acta,343:85,2004,Cerdan,C.et al.,Blood,103:2504,2004,Naoyuki,U.et al.,J.Clin.Invest.,108:1071,2001,Karen,E.J.et al.,Cell Research,14:268,2004)。
併せて、Oct4、Nanog、Wnt、Stat3、アルカリ性ホスファターゼまたはSSEA−1に対する抗体に陽性反応を示す前駆細胞を用いることも可能である(Anna,M.et al.,Physiol.Rev.,85:635,2005,Abeyta,M.J.et al.,Hum.Mol.Genet.,13:601,2004)。
《実施例1:細胞の収集(Cell collection)》
臍帯血は、ソウル大学病院臨床試験倫理委員会のガイドライン(Institutional Review Board(IRB) guidelines)に基づき、ソウル大学病院と三星第一病院における満期産(full−term)と早期産(preterm)において集めた。
血液はクエン酸塩−リン酸−デキストロース抗凝血剤(citrate−phosphate−dextrose anticoagulant;CPDA)が含まれている250MLの標準血液収集袋(standard blood collection bag;緑十字、韓国)に集められた。
実施例2:CD34 細胞濃縮(CD34 cell enrichment)
免疫−磁気システム(immuno−magnetic system)を用いたポジティブセレクション(positive selection)により得られた単核球から濃縮されたCD34細胞を製造会社の使用説明書(Miltenyi Biotec,Inc,Bergischm Gladbach,Germany)に従い用意した。
すなわち、単核球(50×10個/mL)にブロッキング試薬(blocking reagent)と抗CD34マイクロビーズを加えた後、反応(30分間、4℃)させた。細胞は磁石の存在下でプラスチックカラムを通し、ラベルされた所望とする細胞はカラムに静置させ、ラベルされていない細胞はRPMI−1640(Gibco−BRL,Rockville,MD)が入っているプラスチックチューブに集めた。全過程は無菌作業フード(laminar flow hood)において行われた。次いで、細胞を遠心分離して培養培地に再浮遊させ、計数した。
実施例3:CD34 細胞の定量
ポジティブセレクションの後、CD34細胞は直ちに免疫細胞化学法(immunocytochemistry)により同定されて定量化された。このために、商用化キット(Miltenyi Biotec,Inc,Bergischm Gladbach,Germany)とCD34抗原に対する特異な単一クロン抗体(specific monoclonal antibody)を用い、製造社の指示に従って全過程を行った。
実施例4:子宮内膜組織(Endometrium tissue)の用意
子宮組織は正常的な生理周期を経ており、且つ、子宮摘出術を受けた女性から供与された。30日以内にいかなるホルモン治療も受けていない増殖期(5−14日)と分泌期(15−26日)の女性から2〜3gの子宮組織を得た。また、これら組織は三星第一病院の臨床試験倫理委員会(IRB)の承認を得て研究用として用いた。
子宮内膜組織は10%のFBS、200単位のペニシリン、0.2mg/mLのストレプトマイシン及び0.5μg/mLアンフォテリシンBが含まれているM199/F12(Gibco Life Technologies,Gaithersburg,MD,USA)培地に入れてから実験室まで移った。
実施例5:子宮内膜の間質細胞及び表皮細胞の分離(Isolation of endometrial stromal cells and epitherial cells)
実験室まで移された子宮組織をハンクスBSS(Hanks BSS)中で洗浄し、血球細胞と各種の組織の残骸を除去した。上皮細胞と間質細胞の分離はサチャスワループら(Satyaswaroop et al.,J.Clin.Endocrinol.Metabol.,48:639,1979)とジュリアら(Julia,T.et al.,Human Reprod,16:836,2001)の方法を僅かに修正してから行った。
組織600gを軽く遠心分離して上澄み液を除去し、組織を100mmのディッシュ(Corning−Costar,Cambridge,MA,USA)に載置し、滅菌済みメスを用いて1−2mmの大きさに細切りした。その後、2mg/mLのコラゲナーゼ(Sigma,St Louis,MO,USA)が含まれているM199/F12培地に入れ、37℃の攪拌培養器(shaking incubator)において2時間30分間反応させた後、100ワイヤ布篩(140μmのサイズ、Newark WireCo.,Newark,NJ,USA)を用い、コラゲナーゼが処理された組織を篩分けした。このとき、コラゲナーゼ処理(digestion)がまだ終わっていない組織団塊は布篩の上に残り、100ワイヤ布篩を通った細胞はさらに400ワイヤ布篩(37μm)に通させた。このとき、上皮細胞は布篩の上に残り、間質細胞は布篩を通ることになる。
このようにして分離された間質細胞と上皮細胞は100mmのディッシュに37℃、5%のC0の条件下で培養した。間質細胞は上皮細胞に比べてディッシュの表面に素早く付着し、1時間後には全て付着するのに対し、上皮細胞は1時間が経ってもディッシュの表面に付着しなかった。このような性質を用い、培養1時間後に洗い流す(washing)ことにより、上皮細胞と間質細胞を分離した。
実施例6:子宮内膜の間質細胞の培養(Culture of endometrial stromal cells)
間質細胞はジュリアら(Julia,T.et al.,Human Reprod,16:836,2001)の方法に基づき、10%のFBS(Gibco Life Technologies)、0.62μg/mLのインシュリン、0.62μg/mLのトランスフェリン及び0.62ng/mLのセレニウム、125μg/mLの牛血清アルブミン、52.6μg/mLのリノレン酸、100単位のペニシリン、0.1mg/mLのストレプトマイシン及び0.25μg/mLのアンフォテリシンBが含まれているM199/F12培地において培養した。これに対し、上皮細胞の場合には、上記と同じ培地を用いたが、10%のFBSに代えて2mL/LのBPEが含まれている培地を用いて培養した。培地は2日おきに1回ずつ交換した。
実施例7:CD34 濃縮された細胞と子宮内膜の間質細胞の共培養(Coculture of CD34 enriched cells with primary human endometrium stromal cells)
24−ウェル培養フラスコ(Nunc,Rochester,NY)に2×10個の間質細胞を平板培養し、間質細胞が90%のコンフルエンス(confluence)を遥かに上回った時点で、CD34細胞を接種(seeding)した。共培養する時点で、間質細胞は臍帯血由来のCD34細胞を加える前に5回に亘ってPBSにより洗浄した。予め無血清RPMI−1640培地(Gibco−BRL,Rockville,MD)において37℃の温度条件下及び5%のCO雰囲気下で培養した初代間質細胞の単層培養(monolayer of primary stromal cell)に1.5×10個の臍帯血由来のCD34細胞を接種した。増殖率(proliferation rate)を比較するために、初代培養によって得られたヒト乳房繊維芽細胞(human breast fibroblast cells)を同じ方法により共培養した。
共培養時に付着した間質細胞と繊維芽細胞(fibroblast)から分泌される因子(factors)とサイトカインの増殖率を相対的に比較するために、培地には組換え造血性サイトカイン(recombinant hematopoietic cytokines)として、インターロイキン−3(interleukin−3,IL−3,Sigma,St Louis,MO,USA,10ng/mLの濃度にて添加)、GM−CSF(granulocyte−macrophage colony−stimulating factor,Sigma Co.,St Louis,MO,USA,10ng/mLの濃度にて添加)及びエリスロポエチン(erythropoietin,EPO,Sigma,St Louis,MO,USA,3U/mLの濃度にて添加)を互いに別々に組み合わせて加えた。
共培養時に非付着性/付着性の造血細胞(nonadherent/adherent hematopoietic cells)を注意深く分注(pipetting)して毎日回収した。浮遊されている敷石形成造血性細胞(cobblestone−forming hematopoietic cells)の下に位置する間質細胞は培養フラスコに残され、回収されたCD34細胞のうち生命力のある細胞の総数はトリパンブルー染色法(trypan blue stain)を用いて血球計算板(hemocytometer)により計数した。
本発明においては、生産される細胞の種類とは無関係に、特定の細胞群(cell population)から新たに生産されることを細胞増殖と定義している。このため、細胞群の試験管内増殖(in vitro proliferation)は、単に培養時に生産される総細胞数を意味する。
陽性免疫−磁気マイクロビーズ選択法(positive immuno−magnetic microbead selection)によってCD34濃縮された細胞群を得た(図1)。
前記CD34濃縮された細胞を子宮内膜の間質細胞と共培養し、ここにサイトカインを処理して時間別に細胞数を計数し、造血幹細胞を単独培養した場合と比較してみた(図2a〜図2d参照)。その結果、図2a〜図2dに示すように、CD34濃縮された細胞とヒト子宮内膜の間質細胞を共培養した場合、そうでない場合と比較して、CD34濃縮された細胞の数は優位に増える傾向を示した。また、FBSが添加されなかったため、3日後からCD34濃縮された細胞群は次第に減った。しかしながら、CD34濃縮された細胞の増殖パターンはずっと保持された。3つのサイトカイン(IL−3,EPO及びGM−CSF)がいずれも加えられた場合、他の夫々のサイトカインの添加時と比較して、細胞数が増えている傾向を示した。3つのサイトカインのうちIL−3により処理したときに、他のサイトカインの単独処置時と比較して細胞数が最も大いに増える傾向を示した。しかしながら、共培養した場合と比較したとき、サイトカインの処理は有意な細胞数の増加を示さなかった。
共培養時における子宮内膜の間質細胞の効果を他の繊維芽細胞と比較するために、ヒト乳房繊維芽細胞を子宮内膜の間質細胞の代わりに用いた実験群を含めて実験を再構成した。CD34濃縮された細胞を乳房繊維芽細胞と共培養し、ここにサイトカイン(IL−3,LIF:白血病抑制因子(leukemia inhibitory factor))を処理して時間別に細胞数を計数し、CD34濃縮された細胞を子宮内膜の間質細胞と共培養した場合及び造血幹細胞を単独培養した場合において比較した(図3a及び図3b)。その結果、図3a及び図3bに示すように、CD34濃縮された細胞を乳房繊維芽細胞と共培養した場合、造血幹細胞単独での培養の場合よりは相対的に細胞数が増えていたが、ヒト子宮内膜の間質細胞と共培養した場合よりは細胞数の増加が多くなかった。また、サイトカイン(IL−3)処理によっては、共培養した場合と比較して有意な細胞数の増加を示さなかった(図2a〜図2d及び図3a及び図3b参照)。
以上、本発明の内容の特定の部分について詳述したが、当業界における通常の知識を有する者にとって、このような具体的な記述は単なる好適な実施の態様に過ぎず、これにより本発明の範囲が制限されないという点は理解できるであろう。よって、本発明の実質的な権利範囲は請求の範囲とそれらの等価物によって定まると言える。
前記の詳細な説明から、本発明は、CD34造血幹細胞または前駆細胞をヒト子宮内膜の間質細胞または上皮細胞と無血清または血清培地において共培養することを特徴とする造血幹細胞または前駆細胞の培養及び増殖方法を提供する。本発明によれば、移植に安全な造血幹細胞または前駆細胞を短時間に多量に増殖することが可能であるため、臨床的に造血幹細胞または前駆細胞の移植を必要とする血液ガンをはじめとする難治性及び不治性疾患に苦しむ患者の治療に有効である。

Claims (7)

  1. 次の段階を含む造血幹細胞の培養及び増殖方法:
    (a)臍帯血、骨髄、末梢血液または胚性幹細胞由来の造血幹細胞を培養する段階;
    (b)子宮組織由来の子宮内膜の間質細胞を培養する段階;及び
    (c)前記(a)段階において培養された造血幹細胞と前記(b)段階において培養された子宮内膜の間質細胞を共培養する段階。
  2. 前記造血幹細胞が次の段階を経て得られることを特徴とする請求項1に記載の方法:
    (a)臍帯血、骨髄、末梢血液または胚性幹細胞から得られた単核球(mononuclear cell)を単層培養、浮遊培養、または共培養する段階;
    (b)前記単層培養、浮遊培養または共培養された細胞を造血幹細胞の特異抗原に対する抗体と反応させる段階;及び
    (c)前記抗体と結合された細胞を細胞選別装置またはカラムを用いて分離する段階。
  3. 前記造血幹細胞の特異抗原に対する抗体は、CD34、CD38、Thy1.1、lin、CD45、またはKDRに対する抗体であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記細胞選別装置は、磁性細胞選別装置であって、前記カラムは、磁性カラムであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 子宮内膜の間質細胞が、次の段階を経て得られることを特徴とする請求項1に記載の方法:
    (a)コラゲナーゼが含まれた細胞培養培地に細切りした子宮組織を入れて培養する段階;
    (b)前記培養された細胞を30〜50μmの細網目を有する布篩(cloth sieve)に通させる段階;及び
    (c)前記(b)段階において布篩を通った細胞を細胞培養皿において培養した後、細胞培養皿を培養液により洗浄して細胞培養皿に付着している間質細胞を分離する段階。
  6. 前記(c)段階は無血清または血清培地で培養することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記共培養の時間は1〜120時間であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
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