JP4266994B2 - 電子放出デバイス,電子放出表示デバイス - Google Patents

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Description

本発明は電子放出デバイスに関し,より詳しくは,カソード電極の構造を改善した電子放出素子を行列状に配置した電子放出デバイスおよびこれを用いた電子放出表示デバイスに関するものである。
一般に,電子放出素子は,電子源の種類に応じて熱陰極を用いる方式と冷陰極を用いる方式に分類できる。
ここで,冷陰極を用いる方式の電子放出素子としては,電界放出行列型,表面電導放出型,金属−絶縁層−金属型および金属−絶縁層−半導体型などが知られている。
電子放出素子は,第1基板に行列状に配置されて,電子放出デバイスを構成する。電子放出デバイスは,蛍光層,黒色層およびアノード電極などから構成された発光ユニットが備えられた第2基板と結合して,電子放出表示デバイスを構成する。
通常の電界放出行列型電子放出表示デバイスは,第1基板上に電子放出部が形成され,単位画素ごとに電子放出部の電子放出を制御する駆動電極としてカソード電極とゲート電極が提供されている。そして,第1基板と対向する第2基板の一面には,蛍光層と黒色層および電子ビーム加速のためのアノード電極が形成される。
電子放出部は,カソード電極と電気的に結合することにより,電子放出に必要な電流供給を受ける。ゲート電極は,絶縁層を挟んでカソード電極や他の層に結合され,一例としては,カソード電極上部に位置して,カソード電極と絶縁状態を維持する。このとき,ゲート電極および絶縁層は,電子放出部を露出するための,各放出部の開口部を形成する。
これにより,カソード電極およびゲート電極に所定の駆動電圧を印加すると,二つの電極間電位差が臨界値の以上である単位画素で,電子放出部の周囲に電界が形成される。これにより,電子放出部から電子が放出される。放出された電子は,アノード電極に印加された高電圧に引かれて,第2基板に向かいながら,対応する単位画素の蛍光層に衝突してこれを発光させる。
ところで,前述した構造では,電子放出部の全体に電界が均一に集中できず,ゲート電極と対向する電子放出部の上部周縁に主に電界が集中して,この部分から電子が放出される。この場合に,放出された電子は,第2基板に向かいながら,任意の傾斜角を有して広がって進行するので,対応する単位画素の蛍光層だけでなく,隣接する単位画素の他色蛍光層に到達して,画面の色純度を低下させる。
また,電子放出表示デバイスは,その作動時,カソード電極に不安定な駆動電圧が印加されたり,カソード電極の電圧降下によって単位画素別電子放出部に印加される駆動電圧に差が発生することがある。この場合,電子放出部の放出特性が不均一になって,単位画素別発光均一度低下につながる。
そこで,本発明は,上記問題に鑑みてなされたものであり,本発明の目的とするところは,電子ビーム広がりを抑制して画面の色純度を高め,電子放出部の放出特性を均一化して,単位画素の発光均一度を高めることの可能な,新規かつ改良された電子放出デバイスおよびこれを用いた電子放出表示デバイスを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,基板と,基板上に形成されるカソード電極と,カソード電極と絶縁され,カソード電極と交差する方向に沿って形成されるゲート電極と,カソード電極と電気的に結合する電子放出部と,を含む電子放出デバイスが提供される。ここで,カソード電極は,カソード電極の内部に開口部が形成される主電極と,開口部の内側で,主電極から離隔して設けられ,少なくとも1つのビアホールが形成される隔離電極と,主電極と隔離電極との間に形成される抵抗層と,を含む。また,電子放出部は,隔離電極と接触するようにビアホールの内部に設けられ,電子放出部の高さは,隔離電極の高さより低く形成されることを特徴とする。
主電極および隔離電極は,抵抗層の上面の一部を覆いながら,抵抗層上に形成することができ,また,抵抗層の厚さより厚く形成することができる。
隔離電極は,カソード電極とゲート電極の交差領域ごとに1つずつ設けられ,基板の一方向に沿って複数のビアホールを形成してもよい。この場合,抵抗層は一定の幅を有し,隔離電極の周縁を囲むように設けることができる。
一方,主電極の開口部の内側に,複数の隔離電極を所定の間隔をおいて設けることもできる。この場合,抵抗層は,各隔離電極の両側で主電極と隔離電極との間に個別に形成してもよい。
電子放出デバイスは,カソード電極およびゲート電極と絶縁され,カソード電極およびゲート電極の上部に位置する集束電極をさらに含むことができる。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,互いに対向配置される第1基板および第2基板と,第1基板上に形成されるカソード電極と,カソード電極と絶縁状態され,カソード電極と交差する方向に沿って形成されるゲート電極と,カソード電極に電気的に結合する電子放出部と,第2基板の一面に形成される蛍光層と,蛍光層の一面に設けられるアノード電極と,を含む電子放出表示デバイスが提供される。ここで,カソード電極は,カソード電極の内部に開口部が形成される主電極と,開口部の内側で,主電極から離隔して設けられ,少なくとも1つのビアホールが形成される隔離電極と,主電極と隔離電極との間に形成される抵抗層と,を含む。そして,電子放出部は,隔離電極と接触するようにビアホールの内部に設けられ,電子放出部の高さは,隔離電極の高さより低く形成されることを特徴とする。
主電極および隔離電極は,抵抗層の上面の一部を覆いながら,抵抗層上に形成することもでき,また,主電極および隔離電極の厚さは,抵抗層より厚く形成することもできる。
隔離電極は,カソード電極とゲート電極との交差領域ごとに1つずつ設けられ,基板の一方向に沿って複数のビアホールを形成してもよい。
一方,隔離電極は,主電極の開口部の内側に,所定の間隔をおいて複数設けてもよい。このとき,抵抗層は,各隔離電極の両側で主電極と隔離電極との間に個別に形成してもよい。
さらに,カソード電極およびゲート電極と絶縁され,カソード電極およびゲート電極の上部に位置する集束電極を含んでもよい。
本発明の電子放出デバイスおよびこれを利用した電子放出表示デバイスは,第2基板に到達する電子ビームスポットサイズを縮小させるので,電子ビーム集束効率が向上し,電子ビームが隣接する単位画素の他色蛍光層に到達することを抑制して,画面の色純度を向上させることができる。
以上説明したように本発明によれば,電子ビーム広がりを抑制して画面の色純度を高め,電子放出部の放出特性を均一化して,単位画素の発光均一度を高めることの可能な電子放出デバイスおよびこれを利用した電子放出表示デバイスを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず,図1〜3に基づいて,本発明の第1の実施形態にかかる電子放出表示デバイスについて説明する。図1〜3に示すように,本実施形態にかかる電子放出表示デバイスは,所定の間隔をおいて略平行に対向配置される第1基板10と第2基板12とを含む。第1基板10と第2基板12の周縁には,密封部材(図示せず)が配置されており,両基板10,12が接合されて,内部空間が約10−6Torrの真空度に排気されることにより,第1基板10,第2基板12および密封部材によって真空容器が構成される。
第1基板10と第2基板12との対向面には,電子放出素子が行列状に配置されて,第1基板10と共に電子放出デバイス100を構成する。そして,電子放出デバイス100が第2基板12に設けられた発光ユニット110および第2基板12と結合して,電子放出表示デバイスを構成する。
第1基板10上(z軸正方向側の面)には,第1電極であるカソード電極14が第1基板10の一方向(図1においては,y軸方向)に沿って帯状パターンに形成され,カソード電極14を覆いながら,第1基板10の全体に絶縁層16が形成される。絶縁層16上には,第2電極であるゲート電極18がカソード電極14と直交する方向(図1においては,x軸方向)に沿って帯状パターンに形成される。カソード電極14とゲート電極18との交差領域が一つの単位画素を構成する。
本実施形態でそれぞれのカソード電極14は,第1基板10の一方向に沿って帯状パターンに形成されながら,単位画素ごとにその内部に開口部20を形成する主電極141と,開口部20の内側で主電極141から離隔して位置する隔離電極142と,主電極141と隔離電極142とを電気的に連結する抵抗層143とを含む。隔離電極142は,その内部に複数のビアホール22を形成し,それぞれのビアホール22の内側に電子放出部24が位置する。
主電極141および隔離電極142は,抵抗層143の上面の一部を覆いながら,抵抗層143上に形成される。このとき,主電極141および隔離電極142は,抵抗層143との接触抵抗を減らし,抵抗層143より厚くなるように形成される。主電極141と隔離電極142は,比抵抗が低い導電物質,例えば,アルミニウム(Al)やモリブデン(Mo)のような金属により形成できる。
抵抗層143は,約10,000Ωcm〜100,000Ωcmの比抵抗値を有する物質である。抵抗層143は,主電極141と隔離電極142とを構成する導電物質より大きい抵抗を有し,例えば,p型またはn型ドーピングされた非晶質シリコンで形成できる。抵抗層143は,単位画素ごとに一定の幅を有する環形に形成されて隔離電極142の周縁全体を囲むように設けることができる。
抵抗層143は,真空容器外部から駆動電圧を印加される主電極141と電子放出部24が位置する隔離電極142を電気的に結合して,電子放出表示デバイス作動時に電子放出部24の放出特性を均一化させる役割を果たす。
電子放出部24は,隔離電極142のビアホール22の内側でその側面が隔離電極142と接触することにより,電子放出に必要な電流を得ることができる。特に,電子放出部24,隔離電極142より高さを低く形成して電子放出部24の上面が隔離電極142の上面より下側に位置するようにする。
つまり,本実施形態で,隔離電極142は,電子放出部24より高く形成されて電子放出部24の上部で電子放出部24を囲むので,電子放出部24は,その上部周縁が真空に露出されず,上面だけが真空に露出される。このような隔離電極142は,電子放出表示デバイス作動時に電子放出部24の周囲の電界分布を変化させて,電子放出部24から放出される電子の初期発散角を狭める役割を果たす。
電子放出部24は,真空中で電界が加えられると電子を放出する物質,例えば炭素系物質またはナノメートルサイズ物質を用いて形成できる。電子放出部24は,例えば,炭素ナノチューブ,黒鉛,黒鉛ナノファイバー,ダイヤモンド,ダイヤモンド状炭素,フラーレン(C60),シリコンナノワイヤーまたはこれらの組み合わせ物質を含むことができる。
このように,電子放出部24が隔離電極142のビアホール22の一部を充填し,位置する構造では,電子放出部24のパターン形成のための別途の工程が要求されず,電子放出部24を微細パターンに形成するという有利な長所がある。
絶縁層16とゲート電極18には,各電子放出部24に対応する開口部161,181が形成されて,第1基板10上で電子放出部24を露出させる。このとき,絶縁層16の開口部161とゲート電極18の開口部181とは,電子放出部24が位置する隔離電極142のビアホール22より幅を広く形成する。
なお,図1と図3では,単位画素ごとに一つの隔離電極142が位置し,各隔離電極142で電子放出部24が主電極141の長手方向に沿って一列に位置し,各電子放出部24が円形に形成される場合を示した。しかしながら,単位画素別隔離電極142と電子放出部24の配列構造と個数および平面形状などは図示の例に限定されず,多様に変形可能である。
ここで,図4および図5に基づいて,電子放出表示デバイス中のカソード電極および電子放出部の構成の変形例を以下に示す。
(変形例1)
図4に示すように,変形例1では,主電極141’の開口部20’の内側には,複数の隔離電極144が,主電極141’の長手方向に沿って所定の間隔をおいて設けられる。また,抵抗層145は,隔離電極144の両側で主電極141’の長手方向に沿って帯状パターンに形成される。
(変形例2)
図5に示すように,変形例2では,主電極141”の開口部20”の内側には,複数の隔離電極144が,主電極141”の長手方向に沿って所定の間隔をおいて設けられる。また,抵抗層146は,各隔離電極144の両側で主電極141”と隔離電極144との間に個別に形成される。
上述した変形例1(図4)と変形例2(図5)では,電子放出部24’,24”が別々に主電極141’,141”と隔離電極144との間に個別抵抗145,146を配置するので,電子放出部24’,24”が別々に放出特性をより効果的に安定化させることができる。
また,電子放出部24の断面形状(z軸方向からみた形状)は,図4および図5に示した円形以外に,長方形や楕円形など多様な形状に形成できる。また,絶縁層16およびゲート電極18の開口部161,181は,電子放出部24に対応する断面形状を有する。
再び図1と図2とを参照すると,第1基板10に対向する第2基板12の一面には蛍光層26,一例として赤色と緑色および青色の各蛍光層26R,26G,26Bが任意の相互間距離をおいて形成され,各蛍光層26の間に画面のコントラスを向上させるための黒色層28が形成される。蛍光層26は,第1基板10に設定される単位画素に一つの色の蛍光層が対応するように配置され,3色の各蛍光層26R,26G,26Bが位置する3個の単位画素が集まって一つの任意の色相を表現できる画素を構成する。
そして,蛍光層26および黒色層28上には,例えばアルミニウム(Al)等の金属膜からなるアノード電極30が形成される。アノード電極30は,外部から電子ビーム加速に必要な高電圧を印加されて蛍光層26を高電位状態に維持させ,蛍光層26から放射した可視光のうち,第1基板10に向かって放射した可視光を第2基板12側に反射させて,画面の輝度を高める。
一方,アノード電極は,例えばITO(インジウムスズ酸化物)等の透明導電膜から形成することができる。この場合,アノード電極の第2基板12と対向する一面に,蛍光層26および黒色層28が配置される。また,アノード電極として上述した透明導電膜と金属膜とを同時に形成する構造も可能である。
そして,第1基板10と第2基板12との間には,真空容器に加えられる圧縮力を支持し,両基板の間隔を一定に維持させるスペーサ32が配置される。スペーサ32は,露出した蛍光層26に重ならないように黒色層28の範囲内に対応して配置する。
上述した構成の電子放出表示デバイスは,外部からカソード電極14,ゲート電極18およびアノード電極30に所定の電圧を供給することにより駆動する。例えば,カソード電極14とゲート電極18とのうちいずれか1つの電極が走査駆動電圧を印加されて走査電極として機能し,他の電極がデータ駆動電圧を印加されてデータ電極として機能する。そして,アノード電極30には,電子ビーム加速に必要な電圧,例えば,数百〜数千ボルトの正の直流電圧が印加される。
これにより,カソード電極14とゲート電極18との電圧差が臨界値以上である単位画素から電子放出部24の周囲に電界が形成されて,電子放出部24から電子が放出される。放出された電子は,アノード電極30に印加された高電圧に引かれて,対応する単位画素の蛍光層26に衝突することによって蛍光層26を発光させる。
上述した駆動過程では,抵抗層143が電子放出部24の放出特性を均一に制御して,単位画素の発光均一度を高めるとともに,隔離電極142が電子放出部24の周囲の電界分布を変化させて,電子ビームの初期発散角を減少させることにより,画面の色純度を向上させる。
(比較実験)
次に,図6および図7に,比較例の電子放出表示デバイスと本実施形態にかかる電子放出表示デバイスとにおいて,電子放出部の周囲に形成される電位分布と電子ビーム軌跡を示した。なお,実験に使用された比較例の電子放出表示デバイスおよび実施形態の電子放出表示デバイスにおいて,カソード電極0V,ゲート電極80V,アノード電極5kVをそれぞれ印加した。
図6に示すように,比較例の電子放出表示デバイスは,全体が帯状パターンに形成されるカソード電極34を備える。図6において,符号36は電子放出部を示し,符号38は絶縁層を示し,符号40はゲート電極を示す。
図6を参照すれば,比較例の電子放出表示デバイスでは,電子放出部36の直上部において電子放出部36から遠ざかるような膨らんだ等電位線が形成される。このような電位分布によって,電子放出部36から放出した電子は,所定の初期発散角を有するようになる。
一方,図7を参照すれば,本実施形態の電子放出表示デバイスでは,電子放出部24の直上部において電子放出部24に近づくように,凹んだ等電位線が形成される。このように,隔離電極142が電子放出部24より高く形成されることにより,変形された電位分布によって,電子ビームは隔離電極142のビアホールを通過しながら集束されるので,比較例より初期発散角が小さくなる。
したがって,本実施形態の電子放出表示デバイスは,電子ビーム広がりを最小化して,第2基板12に到達する電子ビームスポットサイズを縮小させるので,電子ビームが隣接する単位画素の他色蛍光層に到達することを抑制して,画面の色純度を向上させることができる。
以上,第1の実施形態にかかる電子放出表示デバイスについて説明した。次に,図8に基づいて,本発明の第2の実施形態にかかる電子放出デバイスについて説明する。
(第2の実施形態)
図8に示すように,本発明の第2の実施形態にかかる電子放出表示デバイスは,ゲート電極18’の上部に電子ビーム集束のための集束電極42を追加的に形成できる。カソード電極14’とゲート電極18’との間に位置する絶縁層を第1絶縁層16’とすれば,集束電極42の下部(z軸負方向)には,第2絶縁層44が設けられてゲート電極18’と集束電極42とを絶縁させる。
集束電極42には,電子放出部24’ごとに対応する開口部が形成され,各電子放出部24’から放出される電子を個別に集束したり,単位画素ごとに1つの開口部421を形成することにより,1つの単位画素から放出される電子を包括的に集束できる。図8では後者の場合を示した。
本実施形態では,集束電極42に,電子放出表示デバイス作動時に0ボルトまたは数〜数十ボルトの負の直流電圧を印加することにより,開口部421を通過する電子に反発力が付与されて,電子を電子ビーム束の中心部に集束させることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,電子放出デバイスおよびこれを用いた電子放出表示デバイスに適用可能である。
本発明の第1の実施形態にかかる電子放出表示デバイスの部分分解斜視図である。 同実施形態にかかる電子放出表示デバイスの部分断面図である。 同実施形態にかかる電子放出表示デバイスのカソード電極および電子放出部の部分拡大平面図である。 変形例1の電子放出表示デバイスのカソード電極および電子放出部の部分拡大平面図である。 変形例2の電子放出表示デバイスのカソード電極および電子放出部の部分拡大平面図である。 比較例の電子放出表示デバイスにおける電子放出部周囲の電位分布と電子ビーム軌跡とを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる電子放出表示デバイスにおける電子放出部周囲の電位分布と電子ビーム軌跡とを示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる電子放出表示デバイスの部分分解斜視図である。
符号の説明
10 第1基板
12 第2基板
14 カソード電極
16 絶縁層
18 ゲート電極
20,161,181 開口部
22 ビアホール
24,36 電子放出部
100 電子放出デバイス
110 発光ユニット
141 主電極
142,144 隔離電極
143,145,146 抵抗層

Claims (15)

  1. 基板と;
    前記基板上に形成されるカソード電極と;
    前記カソード電極と絶縁され,前記カソード電極と交差する方向に沿って形成されるゲート電極と;
    前記カソード電極と電気的に結合する電子放出部と;
    を含み,
    前記カソード電極は,
    単位画素ごとに内部に開口部が形成される主電極と,
    前記開口部の内側で,前記主電極から離隔して設けられ,少なくとも1つのビアホールが形成される隔離電極と,
    前記主電極と前記隔離電極との間に形成され,前記主電極と前記隔離電極とを電気的に連結する抵抗層と,
    を含み,
    前記電子放出部は,前記隔離電極と接触するように前記ビアホールの内部に設けられ,
    前記電子放出部の高さは,前記隔離電極の高さより低く形成され
    前記電子放出部と前記抵抗層とは,前記基板に接触することを特徴とする,電子放出デバイス。
  2. 前記主電極および前記隔離電極は,前記抵抗層の上面の一部を覆いながら,前記抵抗層上に形成されることを特徴とする,請求項1に記載の電子放出デバイス。
  3. 前記主電極および前記隔離電極の厚さは,前記抵抗層より厚く形成されることを特徴とする,請求項2に記載の電子放出デバイス。
  4. 前記隔離電極は,前記カソード電極と前記ゲート電極との交差領域ごとに1つずつ設けられ,
    前記ビアホールは,前記基板の一方向に沿って複数形成されることを特徴とする,請求項1に記載の電子放出デバイス。
  5. 前記抵抗層は,一定の幅を有し,前記隔離電極の周縁を囲むように設けられることを特徴とする,請求項4に記載の電子放出デバイス。
  6. 前記隔離電極は,前記主電極の前記開口部の内側に,所定の間隔をおいて複数設けられることを特徴とする,請求項1に記載の電子放出デバイス。
  7. 前記抵抗層は,前記各隔離電極の両側で,前記主電極と前記隔離電極との間に個別に形成されることを特徴とする,請求項6に記載の電子放出デバイス。
  8. 前記カソード電極および前記ゲート電極と絶縁され,前記カソード電極および前記ゲート電極の上部に位置する集束電極をさらに含むことを特徴とする,請求項1〜7のいずれかに記載の電子放出デバイス。
  9. 互いに対向配置される第1基板および第2基板と;
    前記第1基板上に形成されるカソード電極と;
    前記カソード電極と絶縁状態され,前記カソード電極と交差する方向に沿って形成されるゲート電極と;
    前記カソード電極に電気的に結合する電子放出部と;
    前記第2基板の一面に形成される蛍光層と;
    前記蛍光層の一面に設けられるアノード電極と;
    を含み,
    前記カソード電極は,
    単位画素ごとに内部に開口部が形成される主電極と,
    前記開口部の内側で,前記主電極から離隔して設けられ,少なくとも1つのビアホールが形成される隔離電極と,
    前記主電極と前記隔離電極との間に形成され,前記主電極と前記隔離電極とを電気的に連結する抵抗層と,
    を含み,
    前記電子放出部は,前記隔離電極と接触するように前記ビアホールの内部に設けられ,前記電子放出部の高さは,前記隔離電極の高さより低く形成され
    前記電子放出部と前記抵抗層とは,前記基板に接触することを特徴とする,電子放出表示デバイス。
  10. 前記主電極および前記隔離電極は,前記抵抗層の上面の一部を覆いながら,前記抵抗層上に形成されることを特徴とする,請求項9に記載の電子放出表示デバイス。
  11. 前記主電極および前記隔離電極の厚さは,前記抵抗層より厚く形成されることを特徴とする,請求項10に記載の電子放出表示デバイス。
  12. 前記隔離電極は,前記カソード電極と前記ゲート電極との交差領域ごとに1つずつ設けられ,
    前記ビアホールは,前記基板の一方向に沿って複数形成されることを特徴とする,請求項9に記載の電子放出表示デバイス。
  13. 前記隔離電極は,前記主電極の前記開口部の内側に,所定の間隔をおいて複数設けられることを特徴とする,請求項9に記載の電子放出表示デバイス。
  14. 前記抵抗層は,前記各隔離電極の両側で前記主電極と前記隔離電極との間に個別に形成されることを特徴とする,請求項13に記載の電子放出表示デバイス。
  15. 前記カソード電極および前記ゲート電極と絶縁され,前記カソード電極および前記ゲート電極の上部に位置する集束電極をさらに含むことを特徴とする,請求項9〜14のいずれかに記載の電子放出表示デバイス。
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