JP4266757B2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents
自動車の車体前部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4266757B2 JP4266757B2 JP2003323468A JP2003323468A JP4266757B2 JP 4266757 B2 JP4266757 B2 JP 4266757B2 JP 2003323468 A JP2003323468 A JP 2003323468A JP 2003323468 A JP2003323468 A JP 2003323468A JP 4266757 B2 JP4266757 B2 JP 4266757B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- vehicle
- shock absorbing
- vehicle body
- body front
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
即ち、自動車が低速で障害物に衝突した際に、両バンパステイの間隔が車幅方向へ拡大されるのを防止でき、これにより両バンパステイの後方部材、例えばラジエータコアサポートやサイドメンバが車幅方向への力を受けて破損するのを防止でき、従来の発明に比べて車体の損傷を少なくして修理費用の増加を抑えることができる。
また、従来のブラケットがフードロックステイに固定されていた場合に比べてブラケットの長さを短くでき、軽量化にも貢献できる。
図1は本発明の実施例1の自動車の車体前部構造を示す全体分解図、図2は実施例1の自動車の車体前部構造の車幅方向中央部付近の側断面図、図3は実施例1の自動車の車体前部構造の車幅方向両端部付近の側断面図である。
図4はバンパアーマチュア、板状部材、バンパステイの連結状態を示す平面図、図5は実施例1の自動車の車体前部構造の作用を説明する図である。
また、前記バンパアーマチュア4は後述する板状部材3の垂直部3bを介して図外のボルトとナットで前記バンパステイ2,2の前端部の4箇所に連結されている。
さらに、該バンパアーマチュア4の前面には、ポリウレタンまたはポリプロピレン等の発泡体で一体的に形成された第1衝撃吸収部材5aが嵌挿固定されている。
なお、前記第1衝撃吸収部材5aと第2衝撃吸収部材5bとはそれぞれ別体で成形して互いに接合させても良いし、二色成形などで一体的に成形しても良い。
前記衝撃吸収部材5a,5bの外方にはバンパフェイシア6が配置される。
本実施例の板状部材3はスチールまたはアルミニウム等を用いた金属板をプレス成形して車両前方側に開口したコ字型断面形状に形成され、該コ字型の下方の水平部3aは第2衝撃吸収部材5bの下面に沿うように密着した水平な支持部8aと、第2衝撃吸収部材5bの後面に沿うように密着した垂直な支持部8bと、バンパアーマチュア5の下面に沿うように密着した水平な支持部8cで構成され、該水平部8cはクリップC1等の締結部材でバンパアーマチュア4の下面に固定され、これにより第2衝撃吸収部材5bは板状部材3によって下方と後方から安定した状態で固定支持されている。
なお、本実施例では前記支持部8aの前端はウイング部6aの後端部と重なった状態で当接しており、バンパアーマチュア4の前面まで達しておらず、これにより前記支持部8aが第2衝撃吸収部材5bのつぶれ制御に悪影響を及ぼさないよう配慮されている。
前記コ字型の上方の水平部3cはクリップC2等の締結部材でバンパアーマチュア4の上面に固定され、一方その前端における車幅方向中央部はクリップC3等の締結部材でバンパフェイシア6の後端部に固定されている。
即ち、本実施例の板状部材3はクリップC1,C2でバンパアーマチュア4に、クリップC3によってバンパフェイシア6にそれぞれ結合されている。
なお、前記クリップC1〜C3の配置数、位置については適宜設定して良い。
なお、本実施例では障害物の一例として歩行者を適用した場合について説明するが、本発明に適用してその作用・効果が認められる障害物は歩行者に限定されるものではない。
この際、前記バンパフェイシア6の後端部は板状部材3に固定されているため、前記衝撃が板状部材3にも伝達されて分散・吸収される。
この際、第2衝撃吸収部材5bの車両前後方向における剛性は第1衝撃吸収部材5aよりも高く設定されているため、歩行者の膝下による衝撃に対する反力は第1衝撃吸収部材5aに比べて第2衝撃吸収部材5bの方が高くなり、結果、図5(b)に示すように、第1,2衝撃吸収部材5a,5bが後方に変位して前記衝撃を吸収しつつ、第2衝撃吸収部材5bが歩行者の膝下に車両外方への回転力(図5(b)の矢印にて図示)を与えて歩行者が車両下部に巻き込まれるのを確実に防止できる。
また、第2衝撃吸収部材5bを下方及び後方から板状部材3で支持させたため、該第2衝撃吸収部材5bを後方に安定した状態で変位させることができ、該該障害物の車両下部への巻き込みを確実に防止できる。
なお、本実施例の自動車の車体前部構造Bは前記実施例1で説明した板状部材3以外の部分については前記実施例1と略同様であるため、同一の構成部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
前記ブラケット9は後端部がクリップC4等の締結部材で板状部材3とバンパアーマチュア4に固定され、前端部がクリップC5等の締結部材でバンパフェイシア6の後端部に固定されている。
なお、前記ブラケット9の配置数、位置については適宜設定しても良い。
このように構成された自動車の車体構造にあっては、バンパフェイシア6の後端部がブラケット9を介して板状部材3に固定されているため、該バンパフェイシア6の手着き剛性を向上できる。
また、自動車が歩行者に衝突した際には、バンパフェイシア6が歩行者の膝下に衝突することにより潰れて後方に変位する。
この際、前述したように前記バンパフェイシア6の後端部はブラケット9を介して板状部材3に固定されているため、前記衝突の衝撃をバンパフェイシア6からブラケット9を介して板状部材3に分散・吸収させることができる。
この際、第2衝撃吸収部材5bの車両前後方向における剛性は第1衝撃吸収部材5aよりも高く設定されているため、歩行者の膝下による衝撃に対する反力は第1衝撃吸収部材5aに比べて第2衝撃吸収部材5bの方が高くなり、結果、第1,2衝撃吸収部材5a,5bが後方に変位して前記衝撃を吸収しつつ、第2衝撃吸収部材5bが歩行者の膝下に車両外方への回転力を与えて歩行者が車両下部に巻き込まれるのを防止できる。
C1、C2、C3、C4、C5 クリップ
1 ラジエータコアサポート
1a ラジエータコアサポートサイド
1b サイドメンバ取付部
2 バンパステイ
3、30 板状部材
3a 水平部
3b 垂直部
4 バンパアーマチュア
5a、5b 衝撃吸収部材
6 バンパフェイシア
6a ウイング部
7 サイドメンバ
8a、8b、8c 支持部
9 ブラケット
Claims (4)
- バンパアーマチュアとバンパフェイシアとの間に第1衝撃吸部材を配置し、
車両前後方向の剛性が前記第1衝撃吸収部材よりも高く設定された第2衝撃吸収部材を第1衝撃吸収部材及びバンパアーマチュアの下面に沿って配置し、
前記第2衝撃吸収部材の下面及び後面に沿って板状部材を設けると共に、該板状部材をバンパアーマチュアに固定したことを特徴とする自動車の車体前部構造。 - 請求項1記載の自動車の車体前部構造において、
前記板状部材の後方側を屈折させてコ字型断面形状に形成し、
前記コ字型の対向する水平部をバンパアーマチュアにそれぞれ結合し、
前記コ字型の垂直部における車幅方向両端部をバンパステイに結合し、
前記垂直部のバンパステイ間を車幅方向に平行な直線状に形成したことを特徴とする自動車の車体前部構造。 - 請求項1記載の自動車の車体前部構造において、
前記板状部材の後方側を屈折させてコ字型断面形状に形成し、
前記コ字型の対向する水平部をバンパアーマチュアにそれぞれ結合し、
前記コ字型の垂直部における車幅方向両端部をバンパステイとバンパアーマチュアで挟持させた状態で連結し、
前記垂直部のバンパステイ間を車幅方向に平行な直線状に形成したことを特徴とする自動車の車体前部構造。 - 請求項2または3記載の自動車の車体前部構造において、
前記板状部材に、バンパフェイシアの後端部を固定するためのブラケットを設けたことを特徴とする自動車の車体前部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003323468A JP4266757B2 (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 自動車の車体前部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003323468A JP4266757B2 (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 自動車の車体前部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005088698A JP2005088698A (ja) | 2005-04-07 |
JP4266757B2 true JP4266757B2 (ja) | 2009-05-20 |
Family
ID=34454538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003323468A Expired - Fee Related JP4266757B2 (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 自動車の車体前部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4266757B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4787728B2 (ja) * | 2006-12-05 | 2011-10-05 | 株式会社神戸製鋼所 | 車体バンパービームおよび車体用衝撃緩衝部材 |
JP6041313B2 (ja) * | 2013-09-27 | 2016-12-07 | 林テレンプ株式会社 | 車両用バンパー構造、及び、バンパーアブソーバー |
CN114771448B (zh) * | 2022-04-29 | 2024-06-14 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车前防撞横梁总成及车辆 |
-
2003
- 2003-09-16 JP JP2003323468A patent/JP4266757B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005088698A (ja) | 2005-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7828374B2 (en) | Structure of the front part of a motor vehicle | |
EP1300293B1 (en) | Motor vehicle with bumper assembly for pedestrian protection | |
KR100974748B1 (ko) | 자동차의 범퍼 백빔 구조 | |
JP2010052729A (ja) | 自動車の前部構造 | |
JP2002274298A (ja) | 車両用バンパ構造 | |
JP2005001430A (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP2005178682A (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP4479637B2 (ja) | 車両用バンパ構造 | |
JP4266757B2 (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
CN114074715A (zh) | 车身的前结构 | |
JP2002283937A (ja) | 車両用バンパ構造 | |
JP4539320B2 (ja) | 車両用牽引フックの取付構造 | |
JP4374903B2 (ja) | 車両における衝撃吸収構造 | |
JP4266756B2 (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP5109569B2 (ja) | 前部バンパ構造 | |
JP4106935B2 (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
JP4127067B2 (ja) | 自動車の前部構造 | |
JP6024429B2 (ja) | 自動車の脚払い構造 | |
JP5966895B2 (ja) | 自動車の脚払い構造 | |
KR20110023347A (ko) | 자동차용 범퍼 페시아 | |
JP4006615B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP5880414B2 (ja) | 自動車の脚払い構造 | |
JP2005001431A (ja) | 自動車のバンパ構造 | |
JP4296777B2 (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
KR102504703B1 (ko) | 차량용 범퍼 빔 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051114 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080902 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090217 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |