JP4266756B2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents
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Description
また、従来のブラケットがフードロックステイに固定されていた場合に比べてブラケットの長さを短くでき、軽量化にも貢献できる。
図1は本発明の実施例1の自動車の車体前部構造を示す全体分解図、図2は実施例1の自動車の車体前部構造の車幅方向中央部付近の側断面図、図3は実施例1の自動車の車体前部構造の車幅方向両端部付近の側断面図である。
図4はバンパアーマチュア、板状部材、バンパステイの連結状態を示す平断面図、図5は実施例1の自動車の車体前部構造の作用を説明する図である。
また、前記バンパアーマチュア4は後述する板状部材3の垂直部3bを介して図外のボルトとナットで前記バンパステイ2,2の前端部の4箇所に連結されている。
さらに、該バンパアーマチュア4の前面には、ポリウレタンまたはポリプロピレン等の発泡体で一体的に形成された衝撃吸収部材5が嵌挿固定されている。
また、前記衝撃吸収部材5の外方にはバンパフェイシア6が配置される。
本実施例の板状部材3はスチールまたはアルミニウム等を用いた金属板をプレス成形してコ字型断面形状に形成され、該コ字型の水平部3aは前記衝撃吸収部材5の下面に沿うように車幅方向に延設され、その前端は斜め上方に起立されて前記衝撃吸収部材5の前端に沿う形状に形成されており、板状部材3の車両前後方向における剛性は前記衝撃吸収部材5よりも高く設定されている。
さらに、前記コ字型の水平部3cは、車幅方向両端部から車両方向中央部にかけて前記垂直部3bの上部から車両前方に延設されてバンパアーマチュア4の上端部に嵌合した状態で設けられ、これにより、板状部材3は衝撃を受けた際に安定した後方変位が可能となっている。
なお、本実施例では障害物の一例として歩行者を適用した場合について説明するが、本発明に適用してその作用・効果が認められる障害物は歩行者に限定されるものではない。
この際、板状部材3の車両前後方向における剛性は衝撃吸収部材5よりも高く設定されているため、歩行者の膝下による衝撃に対する反力は衝撃吸収部材5に比べて板状部材3の方が高くなり、結果、図5(b)に示すように、衝撃吸収部材5が後方に変位して前記衝撃を吸収しつつ、板状部材が歩行者の膝下に車両外方への回転力(図5(b)の矢印にて図示)を与えて歩行者が車両下部に巻き込まれるのを防止できる。
なお、本実施例の自動車の車体前部構造Bは前記実施例1で説明した板状部材3以外の部分については前記実施例1と略同様であるため、同一の構成部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
このように構成された自動車の車体前部構造Bにあっては、自動車が歩行者に衝突した際、バンパフェイシアが歩行者の膝下に衝突することにより潰れて後方に変位し、その衝撃は衝撃吸収部材5と板状部材10に略同時に伝達される。
この際、板状部材10の車両前後方向における剛性は衝撃吸収部材5よりも高く設定されているため、歩行者の膝下による衝撃に対する反力は衝撃吸収部材5に比べて板状部材10の方が高くなり、結果、衝撃吸収部材5が後方に変位して前記衝撃を吸収しつつ、板状部材10が歩行者の膝下に車両外方への回転力を与えて歩行者が車両下部に巻き込まれるのを防止できる。
なお、本実施例の自動車の車体前部構造Cは前記実施例で説明した板状部材3の垂直部3bにおける車幅方向中央部にバンパフェイシア6の後端部を固定するためのブラケット8が設けられること以外は実施例1と同様であるため、同一の構成部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
図8は本発明の実施例3の自動車の車体前部構造の車幅方向中央部付近の側断面図である。
このように構成された自動車の車体前部構造Cにあっては、自動車が歩行者に衝突した際、バンパフェイシア6が歩行者の膝下に衝突することにより潰れて後方に変位する。
この際、前記バンパフェイシア6の後端部はブラケット8を介して板状部材3に固定されているため、前記衝突時の衝撃が板状部材3に伝達されて分散・吸収される。
この際、板状部材3の車両前後方向における剛性は衝撃吸収部材5よりも高く設定されているため、歩行者の膝下による衝撃に対する反力は衝撃吸収部材5に比べて板状部材3の方が高くなり、結果、衝撃吸収部材5が後方に変位して前記衝撃を吸収しつつ、板状部材3が歩行者の膝下に車両外方への回転力を与えて歩行者が車両下部に巻き込まれるのを防止できる。
R リブ
1 ラジエータコアサポート
1a ラジエータコアサポートサイド
1b サイドメンバ取付部
2 バンパステイ
3、10 板状部材
3a、3c 水平部
3b、11 垂直部
4 バンパアーマチュア
5 衝撃吸収部材
6 バンパフェイシア
7 サイドメンバ
8 ブラケット
9 クリップ
12 金属プレート
Claims (4)
- 車幅方向に延在するバンパアーマチュアがバンパステイの前端部に連結され、
このバンパアーマチュアとバンパフェイシアとの間に衝撃吸収部材が介装された自動車の車体前部構造において、
前記衝撃吸収部材の下面に沿って車幅方向に延在する板状部材を設け、
前記板状部材の車両前後方向における剛性を前記衝撃吸収部材よりも高く設定し、
前記板状部材の後方側を屈折させてコ字型断面形状に形成し、
前記コ字型の垂直部における車幅方向両端部を前記バンパステイの前端部に結合し、
前記垂直部のバンパステイ間を車幅方向に平行な直線状に形成したことを特徴とする自動車の車体前部構造。 - 車幅方向に延在するバンパアーマチュアがバンパステイの前端部に連結され、
このバンパアーマチュアとバンパフェイシアとの間に衝撃吸収部材が介装された自動車の車体前部構造において、
前記衝撃吸収部材の下面に沿って車幅方向に延在する板状部材を設け、
前記板状部材の車両前後方向における剛性を前記衝撃吸収部材よりも高く設定し、
前記板状部材の後方側を屈折させてコ字型断面形状に形成し、
前記コ字型の垂直部における車幅方向両端部を前記バンパステイと前記バンパアーマチュアで挟持させた状態で連結し、
前記垂直部のバンパステイ間を車幅方向に平行な直線状に形成したことを特徴とする自動車の車体前部構造。 - 請求項1または2記載の自動車の車体前部構造において、
前記板状部材を樹脂で一体的に形成し、
前記垂直部に金属プレートをインサート成形したことを特徴とする自動車の車体前部構造。 - 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の自動車の車体前部構造において、
前記板状部材に、バンパフェイシアの後端部を固定するためのブラケットを設けたことを特徴とする自動車の車体前部構造。
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