JP6041313B2 - 車両用バンパー構造、及び、バンパーアブソーバー - Google Patents

車両用バンパー構造、及び、バンパーアブソーバー Download PDF

Info

Publication number
JP6041313B2
JP6041313B2 JP2013202315A JP2013202315A JP6041313B2 JP 6041313 B2 JP6041313 B2 JP 6041313B2 JP 2013202315 A JP2013202315 A JP 2013202315A JP 2013202315 A JP2013202315 A JP 2013202315A JP 6041313 B2 JP6041313 B2 JP 6041313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorbing member
shock
hole
shock absorbing
bumper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013202315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015067083A (ja
Inventor
良至 橘
良至 橘
健人 澤田
健人 澤田
政行 田口
政行 田口
考久 伊藤
考久 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashi Telempu Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Hayashi Telempu Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashi Telempu Corp, Toyota Auto Body Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Hayashi Telempu Corp
Priority to JP2013202315A priority Critical patent/JP6041313B2/ja
Priority to CA2925012A priority patent/CA2925012C/en
Priority to CN201480053285.3A priority patent/CN105593069B/zh
Priority to PCT/IB2014/001912 priority patent/WO2015044750A1/en
Priority to US14/916,001 priority patent/US9623821B2/en
Publication of JP2015067083A publication Critical patent/JP2015067083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6041313B2 publication Critical patent/JP6041313B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/18Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects characterised by the cross-section; Means within the bumper to absorb impact
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/18Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects characterised by the cross-section; Means within the bumper to absorb impact
    • B60R2019/186Additional energy absorbing means supported on bumber beams, e.g. cellular structures or material
    • B60R2019/1866Cellular structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/18Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects characterised by the cross-section; Means within the bumper to absorb impact
    • B60R2019/1886Bumper fascias and fastening means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/18Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects characterised by the cross-section; Means within the bumper to absorb impact
    • B60R2019/1893Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects characterised by the cross-section; Means within the bumper to absorb impact comprising a multiplicity of identical adjacent shock-absorbing means

Description

本発明は、車両用バンパー構造、及び、バンパーアブソーバーに関する。
自動車の前後には、車体を保護するため、また、対人事故の際に歩行者に加わる負荷を軽減するため、衝撃吸収機能が付与されたバンパーが設けられている。バンパーアブソーバーは、バンパーカバーとバンパーリンフォースとの間に設けられる。
また、バンパーには、反射板やセンサーといった機能部品が設けられることがある。後方からの車両の光を受けて反射する反射板は、例えば、リヤバンパーの左右にそれぞれ設けられる。
なお、特許文献1に示される車両用バンパーは、機能部品を有していない。このバンパーは、左右対称に相互に離隔した一対のステーを介して車体に取り付けられたバックアップビームと、該バックアップビームの外面に衝突エネルギー吸収部材を介して装着されたフェース部材とを備えている。衝突エネルギー吸収部材は、ステーの相互間隔よりもやや狭い相互間隔を有するようにほぼ左右対称に配置された一対の高密度衝突エネルギー吸収部材と、残余の低密度衝突エネルギー吸収部材とで構成されている。
特許文献2に示される車両用バンパー構造も、機能部品を有していない。このバンパー構造は、車体のフレームにステーを介して固定されたバンパービームと、該バンパービームに設けられた緩衝体と、該緩衝体の外側に配置されたバンパーフェースとからなる。前記緩衝体は、車両外側の面に凹部が形成されてバンパービームに固定された発泡フォーム製の緩衝体本体と、該発泡フォーム本体の凹部に嵌め込まれた発泡フォーム製の補強用緩衝体とによって構成されている。
実開平1−81150号公報 特開2003−146157号公報
例えば、バンパーの左右に反射板を設けると、バンパーカバーにおける反射板の近傍に衝撃が入力されたとき、軽度の衝撃であっても、反射板が変形したり破損したりし、反射板の機能が果たせなくなることがある。この場合、反射板を交換しなければならなくなる。ここで、バンパー全体の剛性を高くすると、バンパー中央部への衝撃入力時に車体に伝わる衝撃が強くなって車体の保護機能が低下することになり、対人事故であれば歩行者に加わる負荷が増大して歩行者の保護機能が低下することになる。
上述の問題は、反射板に限らず、反射板以外の機能部品をバンパーに設ける場合にも存在する。特許文献1,2に示されるバンパーは、バンパーに機能部品を設けることが考慮されていないため、上述の問題が生じる。
また、緩衝体本体から補強用緩衝体が脱落しないようにするためには、接着材で補強用緩衝体に緩衝体本体に固定したり、発泡フォーム製の緩衝体本体を成形するときに補強用緩衝体をインサートしておいたりする必要がある。
さらに、振動により異音が生じることがある。
さらに、緩衝体本体に補強用緩衝体が挿入されすぎることがある。
以上を鑑み、本発明は、新規な車両用バンパー構造及びバンパーアブソーバーを提供する目的を有している。
本発明は、衝撃吸収機能以外の機能を有する機能部品が設けられ、バンパーカバーとリンフォースとの間にアブソーバーが設けられた車両用バンパー構造であって、
前記アブソーバーは、
前記機能部品の近傍に穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
前記第二の衝撃吸収部材は、前記穴への挿入方向に対する側面に外方へ出た凸部を有し、
前記第一の衝撃吸収部材における前記穴の内壁に前記凸部がめり込んで前記第二の衝撃吸収部材の前記挿入方向とは反対の方向への移動を抑制している、態様を有する。
バンパーカバーに衝撃が入力されたとき、この衝撃をアブソーバーが吸収する。機能部品から遠い箇所に入力された衝撃は、第一の衝撃吸収部材により吸収される。機能部品の近傍に入力された衝撃は、第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材により吸収される。このため、軽度の衝撃であれば、機能部品の変形や破損が抑制され、機能部品の機能が維持される。また、第一の衝撃吸収部材の穴に挿入された第二の衝撃吸収部材の凸部が前記穴の内壁にめり込み、第二の衝撃吸収部材の前記挿入方向とは反対の方向への移動が抑制される。従って、上記態様は、インサート成形でなくても第二の衝撃吸収部材の固定材を不要にすることが可能となる
また、本発明は、バンパーカバーとリンフォースとの間にアブソーバーが設けられた車両用バンパー構造であって、
前記アブソーバーは、
穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
前記バンパーカバーと前記リンフォースの少なくとも一方を相手部材として、前記第二の衝撃吸収部材において前記相手部材に面する部位に該相手部材との接触音を抑制する部材が設けられている、態様を有する。
さらに、本発明は、車両に設けられるバンパーアブソーバーであって、
穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
前記第二の衝撃吸収部材は、前記穴への挿入方向に対する側面において前記挿入方向とは反対側の縁部から外方へ出た延出部を有し、
該延出部が前記第一の衝撃吸収部材に引っ掛かって前記第二の衝撃吸収部材の前記挿入方向への移動を抑制している、態様を有する。
さらに、本発明は、衝撃吸収機能以外の機能を有する機能部品が設けられ、バンパーカバーとリンフォースとの間にアブソーバーが設けられた車両用バンパー構造であって、
前記アブソーバーは、
前記機能部品の近傍に穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
前記第二の衝撃吸収部材は、前記穴への挿入方向に沿った断面において前記バンパーカバー側よりも前記リンフォース側の方が広くされている、態様を有する。
また、本発明は、車両に設けられるバンパーアブソーバーであって、
穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
該第二の衝撃吸収部材は、前記穴への挿入方向に対する側面に外方へ出た凸部を有し、
前記第一の衝撃吸収部材における前記穴の内壁に前記凸部がめり込んで前記第二の衝撃吸収部材の前記挿入方向とは反対の方向への移動を抑制している、態様を有する。
上記態様は、第一の衝撃吸収部材の穴に挿入された第二の衝撃吸収部材の凸部が前記穴の内壁にめり込み、第二の衝撃吸収部材の前記挿入方向とは反対の方向への移動が抑制される。従って、上記態様は、インサート成形でなくても第二の衝撃吸収部材の固定材を不要にすることが可能となる。
ここで、上記バンパー構造及び上記バンパーアブソーバーが設けられる位置には、自動車の前部、自動車の後部、自動車の側面部、等が含まれる。
上記機能部品には、反射板、カメラ、障害物までの距離を検出するセンサー、障害物の接近を検出するセンサー、等が含まれる。
上記アブソーバーは、バンパーカバーに接触しても、接触していなくてもよい。また、上記アブソーバーは、リンフォースに接触しても、接触していなくてもよい。
上記第一の衝撃吸収部材の穴には、第一の衝撃吸収部材を貫通する穴、及び、第一の衝撃吸収部材の表面から凹んだ穴が含まれる。
上記第二の衝撃吸収部材は、機能部品と接触していてもよいが、第二の衝撃吸収部材よりも剛性の低い第一の衝撃吸収部材により機能部品から隔てられると衝撃入力時に機能部品の変形をさらに抑制することができる。
請求項1に係る発明では、インサート成形でなくても第二の衝撃吸収部材の固定材を不要にすることが可能な車両用バンパー構造を提供することができる
請求項2に係る発明では、第一の衝撃吸収部材の穴に第二の衝撃吸収部材を挿入し易くすることができる。
請求項3に係る発明では、バンパーカバーとリンフォースの少なくとも一方と第二の衝撃吸収部材との接触音が抑制される車両用バンパー構造を提供することができる。
請求項4に係る発明では、第一の衝撃吸収部材の穴に対して第二の衝撃吸収部材が設計を超えて挿入されることを抑制することが可能なバンパーアブソーバーを提供することができる
請求項5に係る発明では、耐久性が向上した車両用バンパー構造を提供することができる。
請求項6に係る発明では、インサート成形でなくても第二の衝撃吸収部材の固定材が不要となるバンパーアブソーバーを提供することができる。
自動車800の後部を例示する斜視図。 自動車800の後部を例示する水平断面図。 自動車800の後部を例示する垂直断面図。 (a)はアブソーバー3のバンパーカバー50側を例示する図、(b)はアブソーバー3のリンフォース60側を例示する図、(c)は機能部品40とアブソーバー3との位置関係を例示する図。 (a)は緩衝材30を貼り付けた第二の衝撃吸収部材20のバンパーカバー50側を例示する図、(b)は第二の衝撃吸収部材20のリンフォース60側を例示する図。 (a)は第二の衝撃吸収部材20を例示する水平断面図、(b)は第二の衝撃吸収部材20を例示する垂直断面図。 (a)は第二の衝撃吸収部材20の車幅方向内側の面21aを例示する図、(b)は第二の衝撃吸収部材20の上面21cを例示する図、(c)は第二の衝撃吸収部材20の車幅方向外側の面21bを例示する図、(d)は第二の衝撃吸収部材20の下面21dを例示する図。 第二の衝撃吸収部材20を取り付ける様子、及び、緩衝材30を貼り付ける様子を例示する斜視図。 (a),(b)は第一の衝撃吸収部材10の穴13に第二の衝撃吸収部材20を挿入する様子を例示する図。 バンパーカバー50における機能部品40の近傍に軽度の衝撃が入力された様子を例示する図。 (a)は自動車の後側から見た別のバンパー1を例示する図、(b),(c)は別のバンパー構造2を例示する水平断面図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本技術の概要:
まず、図1〜10を参照して本技術の概要を説明する。
車両用バンパー構造2は、バンパーカバー50と、リンフォース60と、アブソーバー3と、機能部品40とを備えている。前記アブソーバー3は、機能部品40の近傍に穴13を有する第一の衝撃吸収部材10と、穴13に挿入される第二の衝撃吸収部材20とを有している。バンパーカバー50に衝撃が入力されたとき、この衝撃をアブソーバー3が吸収する。機能部品40から遠い箇所に入力された衝撃は、第一の衝撃吸収部材10により吸収される。機能部品40の近傍に入力された衝撃は、第一の衝撃吸収部材10よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材20により吸収される。従って、軽度の衝撃であれば、機能部品40の変形や破損が抑制され、機能部品40の機能が維持される。
第二の衝撃吸収部材20は、穴13への挿入方向D1に対する側面21に外方D11へ出た凸部22を有してもよい。また、第一の衝撃吸収部材10における穴13の内壁14に凸部22がめり込んで第二の衝撃吸収部材20の挿入方向D1とは反対の方向(D2)への移動を抑制してもよい。この場合、穴13の内壁14に凸部22がめり込むように第二の衝撃吸収部材20を穴13に挿入すると、第二の衝撃吸収部材20の挿入方向D1とは反対の方向(D2)への移動が抑制され、穴13から第二の衝撃吸収部材20が脱落することが抑制される。従って、本態様は、インサート成形でなくても第二の衝撃吸収部材20の固定材を不要にすることが可能となる。
凸部22は、該凸部22の頂部23から前記挿入方向D1側において第二の衝撃吸収部材20の側面21に近付くように傾斜した傾斜部24を有してもよい。この場合、穴13に第二の衝撃吸収部材20を挿入するときに凸部22が穴13の内壁14に対して徐々にめり込んでいく。また、凸部22は、頂部23から前記挿入方向D1の反対側において穴13の内壁14に引っ掛かって第二の衝撃吸収部材20の前記挿入方向D1とは反対の方向(D2)への移動を抑制する立壁部25を有してもよい。このため、穴13の内壁14にめり込んだ凸部22は、立壁部25が穴13の内壁14に引っ掛かって第二の衝撃吸収部材20が穴13から脱落することが抑制される。従って、本態様は、第二の衝撃吸収部材20の固定材を不要にすることができるうえ、第一の衝撃吸収部材10の穴13に第二の衝撃吸収部材20を挿入し易くすることができる。
バンパーカバー50とリンフォース60の少なくとも一方を相手部材4として、第二の衝撃吸収部材20において前記相手部材4に面する部位に該相手部材4との接触音を抑制する部材(30)が設けられてもよい。接触音を抑制する部材(30)には、不織布といった布、エラストマーといった弾性材、等が含まれる。
第二の衝撃吸収部材20は、穴13への挿入方向D1に対する側面21において前記挿入方向D1とは反対側の縁部21eから外方D11へ出た延出部26を有してもよい。また、延出部26が第一の衝撃吸収部材10に引っ掛かって第二の衝撃吸収部材20の挿入方向D1への移動を抑制してもよい。本態様は、第一の衝撃吸収部材10の穴13に対して第二の衝撃吸収部材20が設計を超えて挿入されることを抑制することが可能となる。
第二の衝撃吸収部材20は、穴13への挿入方向D1に沿った縦断面においてバンパーカバー50側よりもリンフォース60側の方が広くされてもよい。本態様は、耐久性が向上した車両用バンパー構造2を提供することができる。
(2)具体例:
図1は、自動車800の後部の例を示している。図中、FRONT、REAR、LEFT、RIGHT、UP、DOWNは、それぞれ、前、後、左、右、上、下を示す。左右の位置関係は、自動車の前を見る方向を基準とする。また、符号D3は前後方向を示し、符号D4は車幅方向を示し、符号D5は上下方向を示す。各方向D3,D4,D5は互いに直交するものとするが、互いに交わっていれば誤差等により直交しない場合も本発明に含まれる。分かり易く示すため、各方向D3,D4,D5の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。
図1に示す自動車800は、道路上で使用されるように設計及び装備された路上走行自動車とされ、車室の後にトランクTR1が形成されたセダン型の乗用自動車とされている。自動車800の後部には、後部車体(パネル)5を覆う後部外装804、及び、後部車輪806が設けられている。車体5は、鋼板といった金属部材等で形成される。外装804には、トランクTR1を覆うトランクリッド808、テールランプ810、及び、後部バンパー1が含まれる。バンパー1には、図2に示される車両用バンパー構造2、及び、バンパーアブソーバー3が含まれる。アブソーバー3を覆うバンパーカバー50の左右には、それぞれ反射板(機能部品40)が設けられている。
なお、本発明を適用可能な自動車は、バンパーを有していればよく、ステーションワゴン等でもよい。
図2は、自動車800の後部の水平断面を例示している。図3は、図2のA1切断線の位置における自動車800の後部の垂直断面を例示している。図4(a),(b)は、アブソーバー3の例を示している。図4(c)は、機能部品40とアブソーバー3との位置関係の例を示している。図5(a),(b)は、緩衝材31を貼り付けた第二の衝撃吸収部材20の外観を例示している。図6(a),(b)は、第二の衝撃吸収部材20の断面を例示している。図7(a)〜(d)は、背後の図示を省略して第二の衝撃吸収部材20の側面21を例示している。図8は、第二の衝撃吸収部材20を取り付ける様子、及び、緩衝材30を貼り付ける様子を例示している。図9(a),(b)は、穴13に第二の衝撃吸収部材20を挿入する様子を例示している。図10は、後ろ斜め方向からの軽度の衝撃が入力された様子を例示している。図中、符号D1は、穴13への第二の衝撃吸収部材20の挿入方向を示している。符号D2は、挿入方向D1とは反対の方向を示し、穴13からの第二の衝撃吸収部材20の脱落方向を示している。符号D11は、第二の衝撃吸収部材20の挿入方向D1に対する側面21からの外方を示している。分かり易く示すため、図9(a),(b)では第一の衝撃吸収部材10の断面を表すハッチングを省略している。
上記図に示す車両用バンパー構造2は、バンパーリンフォース60、リヤバンパーカバー50、機能部品40、バンパーアブソーバー3、を含む。
図2に示すように、車体5の後部の左右には、それぞれステー6が取り付けられている。ステー6,6同士は、ほぼ左右対称に互いに離隔して配置されている。ステー6は、鋼板といった金属部材等で筒状に形成された部品等を用いることができ、例えば、長手方向を前後に向けて配置される。リンフォース60は、自動車800の幅に近い長さを有し、長手方向を車幅方向D4に向けて配置され、車体5に固定された一対のステー6,6の後端部に取り付けられている。リンフォース60は、例えば、鋼板といった金属部材を断面矩形の筒状に押出成形する等して長尺に成形される。リンフォースは、様々な構造が考えられ、衝突事故等の際に車体を保護するため所要の強度及び衝撃吸収性が得られる構造とされる。また、リンフォースは、自ら潰れて衝撃を吸収する役割を担うとともに、アブソーバーが潰れて衝撃吸収機能を発揮するための台座としての機能も有する。図3に示すリンフォース60は、アブソーバー3の凸形状の嵌合部12を受け入れる嵌合部62を有している。嵌合部62は、アブソーバー3を固定する取り付け用の貫通穴であり、リンフォース60の左右にそれぞれ形成されている。
バンパーカバー50は、車幅方向D4において自動車800の幅の長さを有し、長手方向を車幅方向D4に向けて配置され、例えば、クリップといった嵌合部材により車体5に取り付けられる。バンパーカバー50は、平面視で後方へ膨らんだ湾曲状に形成されている。例えば、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂といった合成樹脂を有する樹脂成形材料をプレス成形や射出成形等で成形することにより薄板状のバンパーカバー50を形成することができる。樹脂製のバンパーカバー50が薄板状であるため、入力される衝撃は、主にアブソーバー3で吸収され、アブソーバー3で吸収されない場合にリンフォース60で吸収される。
図2に示すバンパーカバー50の左右には、それぞれ反射板(40)が配置される空所51が形成されている。空所51は、リンフォース60側への凹み等で構成される。空所51が形成された部分のバンパーカバー50には、反射板(40)を取り付けるためのねじを通す貫通孔が形成されている。反射板(40)が取り付けられたバンパーカバー50は、リンフォース60及びアブソーバー3を後側から車幅方向D4の端面にかけて覆い、好適な意匠を付与する。また、バンパーカバーは、リンフォース60とアブソーバー3の衝撃吸収性能が低下しないように保護する機能も有している。
機能部品40は、衝撃吸収機能以外の機能を有する。機能部品40には、上述したように、反射板、カメラ、センサー、等が含まれる。反射板は、後方からの自動車の光を受けて反射させる部材である。リヤバンパーには、赤色等、法令に適合した色の反射板が用いられる。例えば、凹状の空所51に嵌め込まれる機能部品40の裏側にねじ穴付きボスが形成されている場合、凹状の空所51に機能部品40を嵌め込み、ねじを裏側からバンパーカバー50の上記貫通孔に通して前記ねじ孔に螺合させることにより、機能部品40がバンパーカバー50に固定される。なお、機能部品40は、バンパーカバー50以外にも、リンフォース60、アブソーバー3(好ましくは第一の衝撃吸収部材10)、等に取り付けられてもよい。
衝撃吸収機能を有するアブソーバー3は、比較的軟質の第一の衝撃吸収部材10と比較的硬質の第二の衝撃吸収部材20を含み、バンパーカバー50とリンフォース60との間に設けられている。アブソーバー3は、衝撃入力時に衝撃を吸収することにより、車体5へ伝わる衝撃を低減させ、被衝突物への反力を軽減させる。アブソーバーには、発泡性樹脂成形材料(発泡性樹脂粒子を含む。)を成形型内に充填して加熱しながら相互に融着させて成形した樹脂発泡成形体、樹脂を筒状に溶融させたパリソンにエアを吹き込みながら中空に成形したブロー成形体(樹脂成形体の一種)、樹脂を所要の形状となるように射出成形することにより形成した樹脂射出成形体(樹脂成形体の一種)、等を用いることができる。
図2等に示す第一の衝撃吸収部材10の左右には、それぞれ機能部品40の配置に合わせた空所11が形成されている。図4(a),(b)に示す空所11は第一の衝撃吸収部材10の厚み方向(前後)に肉が無く、機能部品40からリンフォース60側に第一の衝撃吸収部材10が存在しない。むろん、第一の衝撃吸収部材の空所は、機能部品からリンフォース側に第一の衝撃吸収部材が存在する形状でもよい。
空所11から車幅方向D4の外側には、第二の衝撃吸収部材20が挿入される穴13が形成されている。この穴13は、第二の衝撃吸収部材20を取り付けるための穴であり、機能部品40の近傍に形成されている。図4(c)を参照して説明すると、穴13(第二の衝撃吸収部材20)と機能部品40との最短距離L1は、5〜100mmが好ましく、7〜70mmがより好ましく、10〜50mmがさらに好ましい。なお、N1〜N2は、N1以上N2以下を意味する。穴13の内壁14は、第二の衝撃吸収部材20の凸部22を除く側面21に合わせた形状とされている。図9(a)に示すように、挿入方向D1に沿った断面において、リンフォース60側の面10bにおける穴13の開口は、バンパーカバー50側の面10aにおける穴13の開口よりも広くされている。ここで、挿入方向D1に沿った断面とは、穴13を通り挿入方向D1と平行な直線を含む平面で切断した面を意味する。リンフォース側の面10bにおける穴13の周辺には、穴13に挿入された第二の衝撃吸収部材20の延出部26が入る浅い凹み13aが形成されている。図4(b)等に示すように、第一の衝撃吸収部材10におけるリンフォース側の面10bの左右には、それぞれリンフォース60側(前側)へ突出した嵌合部12が形成されている。凸状の嵌合部12がリンフォース60の貫通穴(嵌合部62)に差し込まれると、リンフォース60に第一の衝撃吸収部材10が固定される。むろん、アブソーバー3の固定手段は、嵌合部12,62に限定されず、例えば、接着等でもよい。
図4(c)に示すように、第一の衝撃吸収部材10は、穴13に挿入された第二の衝撃吸収部材20と機能部品40との間に配置される介在部15を有している。介在部15と機能部品40との間に隙間CL1がある場合、この隙間CL1には、空気が存在してもよいし、バンパーカバー50等が存在してもよい。この隙間CL1は無くてもよいが、隙間CL1があると、衝撃入力時に第一の衝撃吸収部材10から機能部品40に衝撃が伝わり難く機能部品40が変形し難い。
第一の衝撃吸収部材10は、第二の衝撃吸収部材20よりも剛性が低くなる樹脂発泡成形体が好ましい。この樹脂発泡成形体に用いられる樹脂成形材料には、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン/ポリエチレン共重合体、といった熱可塑性樹脂等を用いることができる。樹脂発泡成形体を形成する際には、第一の衝撃吸収部材の形状にした金型の中に発泡性樹脂成形材料を射出して発泡させて成形してもよい。また、ビーズ状のプラスチックに発泡剤を含浸させて所定の倍率に予備発泡させた発泡性樹脂粒子を多数形成した後に金型の中に前記多数の発泡性樹脂粒子を充填してさらに加熱し軟化及び発泡させてビーズ発泡成形体を形成してもよい。前記発泡剤には、ブタンやペンタンといった炭化水素を発生させる揮発性発泡剤、炭酸ガス等を発生させる無機系発泡剤、等を用いることができる。発泡成形体の発泡倍率は、例えば、20〜50倍とすることができる。樹脂成形材料は、充てん材等の添加剤を含んでいてもよい。
一方、穴13に挿入される第二の衝撃吸収部材20は、機能部品40の近傍のアブソーバー3を補強する機能を発揮するため、第一の衝撃吸収部材10よりも剛性が高くなる樹脂成形体や低発泡の樹脂発泡成形体が好ましい。本質的に樹脂を発泡させずに形成される樹脂成形体に用いられる樹脂成形材料(エラストマーを含む)は、熱可塑性樹脂等を用いることができ、例えば、PPやポリエチレン(PE)といったポリオレフィン、ポリオレフィンにエラストマーを添加した樹脂、等を用いることができる。樹脂成形材料は、充てん材等の添加剤を含んでいてもよい。樹脂成形材料の成形には、射出成形、プレス成形、等を用いることができる。第二の衝撃吸収部材20に低発泡の樹脂発泡成形体を用いる場合、発泡成形体の発泡倍率は、例えば、2〜10倍とすることができる。
衝撃吸収部材10,20の剛性は、衝撃吸収部材10,20間に力が作用したときの変形の起こり難さで表される。第二の衝撃吸収部材20の変形よりも第一の衝撃吸収部材10の変形の方が大きい場合、第一の衝撃吸収部材10の剛性よりも第二の衝撃吸収部材20の剛性の方が高いといえる。第一の衝撃吸収部材10における穴13の内壁に第二の衝撃吸収部材20の凸部22がめり込む場合、第一の衝撃吸収部材10の剛性よりも第二の衝撃吸収部材20の剛性の方が高い。一般に、本質的に樹脂を発泡させずに形成される樹脂成形体は、樹脂発泡成形体よりも剛性が高い。低発泡の樹脂発泡成形体は、より発泡倍率の高い樹脂発泡成形体よりも剛性が高い。
図5,6に示すように、第二の衝撃吸収部材20は、複数のリブ27によって区画された複数の空洞部28を有し、バンパーカバー50側の面20aが閉じ、リンフォース60側の面20bが開口している。図5(b)に示すリブ27は、車幅方向D4において互いに反対側にある面21a,21bに繋がる2枚、及び、上下方向D5において互いに反対側にある面21c,21dに繋がる2枚の計4枚ある。むろん、面21a,21bに繋がるリブの枚数をn1、面21c,21dに繋がるリブの枚数をn2とするとき、n1とn2は異なってもよい。n1は0枚、1枚、3枚、等でもよく、n2も0枚、1枚、3枚、等でもよい。第二の衝撃吸収部材20の衝撃吸収性能は、リブ27の枚数や厚みに応じて調整することができる。例えば、第二の衝撃吸収部材20を変形し難くするためには、リブの枚数を増やしたりリブを厚くしたりすればよい。第二の衝撃吸収部材20を変形し易くするためには、リブの枚数を減らしたりリブを薄くしたりすればよい。
図6(a),(b)等に示す第二の衝撃吸収部材20は、挿入方向D1に沿った断面においてバンパーカバー50側よりもリンフォース60側の方が広くされている。ここで、挿入方向D1に沿った断面とは、第二の衝撃吸収部材20を通り抜け挿入方向D1と平行な直線を含む平面で切断した面を意味する。図6(b)を参照して説明すると、第二の衝撃吸収部材20の挿入方向D1に沿った断面において、リンフォース側の面20bの幅W2は、バンパーカバー側の面20aの幅W1よりも広くされている。バンパーカバー50の剛性よりもリンフォース60の剛性の方が高いので、衝撃入力時にバンパーカバー50側よりも広いリンフォース60側の面20bが比較的高い剛性のリンフォース60に支持される。このため、車両用バンパー構造の耐久性が良好である。
むろん、リンフォース60側よりもバンパーカバー50側の方が広くされても本発明の基本的な効果が得られ、バンパーカバー50側とリンフォース60側とが同じ広さでも本発明の基本的な効果が得られる。
図6(a),(b)に示すように、上記穴13に挿入される第二の衝撃吸収部材20は、穴13への挿入方向D1に対する側面21に外方D11へ出た凸部22を有している。ここで、側面21は、角柱や円柱等の側面のように、挿入方向D1の端面(20a)及び脱落方向D2の端面(20b)以外の面を意味し、車幅方向内側の面21a、車幅方向外側の面21b、上面21c、及び、下面21dを含む。図7(a)に示すように、車幅方向内側の面21aには、複数の凸部22aが長手方向を挿入方向D1に向け車幅方向D4へ間隔を空けて配置されている。図7(c)に示すように、車幅方向外側の面21bには、複数の凸部22bが長手方向を挿入方向D1に向け車幅方向D4へ間隔を空けて配置されている。凸部22bの数は、図7(a),(c)に示すように凸部22aの数と同じでもよいし、異なっていてもよい。図7(b)に示すように、上面21cには、単一の凸部22cが形成されている。図7(d)に示すように、下面21dには、単一の凸部22dが形成されている。むろん、凸部22c,22dの少なくとも一方を複数に分割することも、本発明に含まれる。
上記凸部22は、頂部23、傾斜部24、及び、立壁部25を有する爪状の部位である。側面21から外方D11へ出た凸部22の傾斜部24は、側面21から最も高い頂部23から挿入方向D1側にある。上記図に示される傾斜部24は、頂部23からバンパーカバー50側となるほど側面21に近付くように傾斜している。立壁部25は、頂部23から脱落方向D2側(挿入方向D1とは反対側)にある。上記図に示される立壁部25は、傾斜部24よりも大きく傾斜した面を有する。凸部22に傾斜部24があることにより、穴13に第二の衝撃吸収部材20を挿入するときに凸部22が穴の内壁14に対して徐々にめり込んでいき、穴13に第二の衝撃吸収部材20を挿入し易い。この効果は、立壁部25が無くても、例えば、頂部23から脱落方向D2側に傾斜部24の傾斜以下の傾斜とされた第二の傾斜部が設けられても、得られる。立壁部25は、凸部22が穴の内壁14にめり込んだとき、内壁14に引っ掛かって第二の衝撃吸収部材20の脱落方向D2(挿入方向D1とは反対の方向)への移動を抑制する。ここで、移動を抑制することは、移動し難くすることを意味し、移動を完全に抑止することに限定されない。例えば、第二の衝撃吸収部材20を挿入した第一の衝撃吸収部材10のリンフォース60側を下に向けたときに第二の衝撃吸収部材20が穴13から脱落しなければ、第二の衝撃吸収部材20の脱落方向D2への移動が抑制されていることになる。このようにして、穴の内壁14に凸部22がめり込んで第二の衝撃吸収部材20の脱落方向D2への移動を抑制する。この効果は、傾斜部24が無くても、例えば、頂部23から挿入方向D1側に第二の立壁部が設けられても、得られる。
車幅方向D4において互いに反対側にある面21a,21bにそれぞれ形成された複数の凸部22a,22bは、長手方向を挿入方向D1に向けている。従って、凸部22a,22bが挿入方向D1へのガイドとなって円滑に第二の衝撃吸収部材20を穴13に挿入することができる。一方、車幅方向内側の面21aと車幅方向外側の面21bとで穴13に挿入される深さが異なる場合、上下方向D5において互いに反対側にある面21c,21dにそれぞれ形成される凸部22c,22dの向きが穴13に挿入される向きからずれることがある。このことから、凸部22c,22dの少なくとも一方が複数に分割されていると、凸部22c,22dの向きが穴13に挿入される向きからずれた状態で第二の衝撃吸収部材20が穴13に挿入され、凸部22c,22dの周辺の内壁14が面21c,21dの外方D11へ凹んでしまう。この場合、内壁14への凸部22c,22dの引っ掛かりが弱くなってしまう。図6,7に示す凸部22c,22dは面21c,21dに一つずつ設けられているため、凸部22c,22dの向きが穴13に挿入される向きからずれることによる凸部22c,22dの引っ掛かりの低下が抑制される。
なお、第二の衝撃吸収部材20を射出成形する場合、爪形状の凸部22を容易に形成することができる。一方、射出成形といった成形により第二の衝撃吸収部材20を形成する場合、凸部22c,22dの少なくとも一方を複数に分割するときに脱型のし易さを考慮すると凸部22c,22dの長手方向が挿入方向D1からずれた方向にせざるを得ない。これは、車幅方向内側の面21aと車幅方向外側の面21bとで穴13に挿入される深さが異なるためである。凸部22c,22dを面21c,21dに一つずつ形成することにより、第二の衝撃吸収部材20の成形が容易となる。
また、図6(a)等に示すように、第二の衝撃吸収部材20の面21a,21bにおいて脱落方向D2側(挿入方向D1とは反対側)の縁部21eからは、それぞれ外方D11へ延出部26が延出している。図9(a),(b)に示すように、延出部26は、穴13に第二の衝撃吸収部材20が挿入されたときに第一の衝撃吸収部材10(穴13の周囲の凹み13a)に引っ掛かって第二の衝撃吸収部材20の挿入方向D1への移動を抑制する。
なお、穴13に挿入された第二の衝撃吸収部材20の面20aの位置は、第一の衝撃吸収部材10の面10aからバンパーカバー50側に若干出ると常時バンパーカバー50を支持することができるので好ましいものの、面10aから若干退避していてもよい。また、穴13の挿入された第二の衝撃吸収部材20の面20bの位置も、第一の衝撃吸収部材10の面10bからリンフォース60側に若干出ていてもよいし、面10bから若干退避していてもよい。
図5(a)等に示す第二の衝撃吸収部材20においてバンパーカバー50(相手部材4)側の面20aには、この面20aよりも小さい面積の緩衝材31が設けられている。バンパーカバー側の面20aはバンパーカバー50に面する部位であり、緩衝材31はバンパーカバー50との接触音を抑制する部材である。図5(a)に示す緩衝材31は、前記面20aよりも小さい面積とされているが、特に第二の衝撃吸収部材20を穴13に挿入した後に緩衝材31を前記面20aに固定する場合には前記面20aよりも大きい面積とされてもよい。また、図8等に示す第二の衝撃吸収部材20においてリンフォース60(相手部材4)側の面20bには、緩衝材32が設けられている。リンフォース側の面20bはリンフォース60に面する部位であり、緩衝材32はリンフォース60との接触音を抑制する部材である。図8に示す緩衝材32は、前記面20bよりも大きい面積とされているが、前記面20bよりも小さい面積とされてもよい。ここで、緩衝材31,32を緩衝材30と総称する。緩衝材30には、不織布といった布、エラストマーといった弾性材、等を用いることができる。
(3)車両用バンパー構造の組み立て方法、作用、及び、効果:
次に、バンパーアブソーバー3を含む車両用バンパー構造2の組み立て方法の例、並びに、この例による作用、及び、効果を説明する。
まず、図5に示すように、第二の衝撃吸収部材20におけるバンパーカバー側の面20aに、緩衝材31を貼り付ける。緩衝材31の貼り付けは、例えば、接着剤を用いて行うことができる。次に、図8に示すように、第一の衝撃吸収部材10のリンフォース60側から第二の衝撃吸収部材20を穴13に挿入する。すると、図9(a),(b)に示すように、傾斜部24に沿って凸部22が穴13の内壁14を押し広げるように徐々に穴の内壁14に対してめり込んでいく。このため、穴13に第二の衝撃吸収部材20を挿入し易い。第二の衝撃吸収部材20の延出部26が穴13の周囲の凹み13aに引っ掛かると、第二の衝撃吸収部材20の挿入方向D1への移動が抑制される。これにより、穴13に対して第二の衝撃吸収部材20が挿入されすぎる(設計を超えて挿入される)ことが抑制される。このようにして、アブソーバー3が形成される。
図9(b)に示すように、穴の内壁14にめり込んだ凸部22は、立壁部25が穴の内壁14に引っ掛かるため、第二の衝撃吸収部材20の脱落方向D2への移動が抑制される。これにより、インサート成形でなく、且つ、固定材を使用しなくても、第二の衝撃吸収部材20を第一の衝撃吸収部材10に固定することができる。
穴13に第二の衝撃吸収部材20を挿入すると、さらに、図8に示すように、穴13の周囲も含めて第二の衝撃吸収部材20におけるリンフォース側の面20bに緩衝材32を貼り付ける。緩衝材32の貼り付けは、例えば、接着剤を用いて行うことができる。その後、図3に示すように、アブソーバー3の凸状の嵌合部12をリンフォース60の貫通孔(嵌合部62)に挿入し、緩衝材30を設けたアブソーバー3をリンフォース60に固定する。最後に、バンパーカバー50を車体5に取り付けると、バンパー構造2が形成される。
なお、バンパー構造2の組み立て順は、適宜、変更可能である。例えば、緩衝材31の上記面20aへの貼り付けは、穴13に第二の衝撃吸収部材20を挿入した後でもよい。
図10に示すように、バンパーカバー50及びリンフォース60を相手部材4として、第二の衝撃吸収部材20において相手部材4に面する部位(20a,20b)に相手部材4との接触音を抑制する緩衝材30は設けられている。緩衝材30が無い場合、第二の衝撃吸収部材20の剛性が第一の衝撃吸収部材10の剛性よりも高いため、自動車800の走行中の振動等によって第二の衝撃吸収部材20と相手部材4とが接触することにより異音が発生することがある。緩衝材30があることにより、このような異音が抑制される。
また、図10は、後ろ斜め方向からバリア700をバンパー1に当てる試験の例を示している。バリア700からバンパー1に衝撃力F1が加わると、機能部品40の近傍にある第二の衝撃吸収部材20に衝撃力F1が伝わる。第一の衝撃吸収部材10よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材20が衝撃を食い止めるため、衝撃力F1が軽度であれば、機能部品40の変形や破損が抑制され、機能部品40の機能が維持される。むろん、機能部品40から遠い箇所のバンパーカバー50に入力された衝撃は、主に第一の衝撃吸収部材10により吸収される。従って、本バンパー構造2は、衝撃入力時に衝撃を吸収するとともに機能部品40の変形や破損を抑制することができる。
なお、凸部22を有する第二の衝撃吸収部材20を備えたアブソーバー3は、インサート成形でなくても第二の衝撃吸収部材20の固定材が不要となる効果を奏する。従って、本発明は、車両に設けられるバンパーアブソーバー3であって、衝撃吸収部材10,20を有し、
前記第二の衝撃吸収部材20は、前記穴13への挿入方向D1に対する側面21に外方D11へ出た凸部22を有し、
前記第一の衝撃吸収部材10における前記穴13の内壁14に前記凸部22がめり込んで前記第二の衝撃吸収部材20の前記挿入方向D1とは反対の方向(D2)への移動を抑制している、態様を有する。本発明は、前記第二の衝撃吸収部材のみの態様も有する。
また、延出部26を有する第二の衝撃吸収部材20を備えたアブソーバー3は、穴13に対して第二の衝撃吸収部材20が設計を超えて挿入されることが抑制される効果を奏する。延出部26の無い先行技術は、緩衝体本体に補強用緩衝体が挿入されすぎる不都合がある。従って、本発明は、車両に設けられるバンパーアブソーバー3であって、衝撃吸収部材10,20を有し、
前記第二の衝撃吸収部材20は、前記穴13への挿入方向D1に対する側面21において前記挿入方向D1とは反対側の縁部21eから外方D11へ出た延出部26を有し、
該延出部26が前記第一の衝撃吸収部材10に引っ掛かって前記第二の衝撃吸収部材20の前記挿入方向D1への移動を抑制している、態様を有する。本発明は、前記第二の衝撃吸収部材のみの態様も有する。
さらに、緩衝材30を有するバンパー構造2は、バンパーカバー50とリンフォース60の少なくとも一方と第二の衝撃吸収部材20との接触音が抑制される効果を奏する。緩衝材30の無い先行技術は、振動により異音が生じることがある。従って、本発明は、バンパーカバー50とリンフォース60との間にアブソーバー3が設けられた車両用バンパー構造2であって、
前記アブソーバー3は、衝撃吸収部材10,20を有し、
前記バンパーカバー50と前記リンフォース60の少なくとも一方を相手部材4として、前記第二の衝撃吸収部材20において前記相手部材4に面する部位に該相手部材4との接触音を抑制する部材(30)が設けられている、態様を有する。本発明は、前記接触音を抑制する部材を備えたバンパーアブソーバーの態様も有する。
(4)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
アブソーバー3を含むバンパー構造2の設置箇所は、リヤバンパー以外にも、フロントバンパー等でもよい。
緩衝材31,32の一方又は両方が無くても、本発明の基本的な効果が得られる。
延出部26の一部又は全部が無くても、本発明の基本的な効果が得られる。
凸部22a〜22dの一部又は全部が無くても、本発明の基本的な効果が得られる。
図11(a)に示すように、機能部品40から車幅方向D4の内側にも第二の衝撃吸収部材20を設けてもよい。この場合、図11(b)に示すように、穴13と異なる形状の穴113を第一の衝撃吸収部材10に形成し、第二の衝撃吸収部材20と異なる形状の第二の衝撃吸収部材120を穴113に挿入してもよい。また、図11(c)に示すように、機能部品40から車幅方向D4の外側と内側とに同じ形状の第二の衝撃吸収部材20を配置してもよい。この場合の穴113は、貫通穴ではなく、第一の衝撃吸収部材10の表面から凹んだ穴とされている。
なお、第二の衝撃吸収部材20は、機能部品40から車幅方向D4の外側に無くても、機能部品40の変形を抑制する効果を奏する。また、第二の衝撃吸収部材20は、機能部品40の近傍にあればよく、機能部品40の上側に配置されてもよいし、機能部品40の下側に配置されてもよい。
(5)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、衝撃入力時に衝撃を吸収するとともに機能部品の変形を抑制することが可能な車両用バンパー構造の技術、インサート成形でなくても第二の衝撃吸収部材の固定材を不要にすることか可能なバンパーアブソーバーの技術、等を提供することができる。むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項(実施形態に記載した態様を含む。)に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
1…バンパー、2…バンパー構造、3…アブソーバー、4…相手部材、5…車体、
10…第一の衝撃吸収部材、10a…カバー側の面、10b…リンフォース側の面、
11…空所、12…嵌合部、
13,113…穴、13a…凹み、14…内壁、15…介在部、
20,120…第二の衝撃吸収部材、
20a…バンパーカバー側の面(バンパーカバーに面する部位)、
20b…リンフォース側の面(リンフォースに面する部位)、
21…側面、21e…縁部、
21a…車幅方向内側の面、21b…車幅方向外側の面、21c…上面、21d…下面、
22,22a〜22d…凸部、23…頂部、24…傾斜部、25…立壁部、
26…延出部、27…リブ、28…空洞部、
30,31,32…緩衝材(接触音を抑制する部材)、
40…機能部品、
50…バンパーカバー、51…空所、
60…リンフォース、62…嵌合部、
D1…挿入方向、D2…脱落方向、D3…前後方向、D4…車幅方向、D5…上下方向、
D11…外方。

Claims (6)

  1. 衝撃吸収機能以外の機能を有する機能部品が設けられ、バンパーカバーとリンフォースとの間にアブソーバーが設けられた車両用バンパー構造であって、
    前記アブソーバーは、
    前記機能部品の近傍に穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
    前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
    前記第二の衝撃吸収部材は、前記穴への挿入方向に対する側面に外方へ出た凸部を有し、
    前記第一の衝撃吸収部材における前記穴の内壁に前記凸部がめり込んで前記第二の衝撃吸収部材の前記挿入方向とは反対の方向への移動を抑制している、車両用バンパー構造。
  2. 前記凸部は、該凸部の頂部から前記挿入方向側において前記第二の衝撃吸収部材の側面に近付くように傾斜した傾斜部と、前記頂部から前記挿入方向の反対側において前記穴の内壁に引っ掛かって前記第二の衝撃吸収部材の前記挿入方向とは反対の方向への移動を抑制する立壁部とを有する、請求項1に記載の車両用バンパー構造。
  3. バンパーカバーとリンフォースとの間にアブソーバーが設けられた車両用バンパー構造であって、
    前記アブソーバーは、
    穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
    前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
    前記バンパーカバーと前記リンフォースの少なくとも一方を相手部材として、前記第二の衝撃吸収部材において前記相手部材に面する部位に該相手部材との接触音を抑制する部材が設けられている、車両用バンパー構造。
  4. 車両に設けられるバンパーアブソーバーであって、
    穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
    前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
    前記第二の衝撃吸収部材は、前記穴への挿入方向に対する側面において前記挿入方向とは反対側の縁部から外方へ出た延出部を有し、
    該延出部が前記第一の衝撃吸収部材に引っ掛かって前記第二の衝撃吸収部材の前記挿入方向への移動を抑制している、バンパーアブソーバー
  5. 衝撃吸収機能以外の機能を有する機能部品が設けられ、バンパーカバーとリンフォースとの間にアブソーバーが設けられた車両用バンパー構造であって、
    前記アブソーバーは、
    前記機能部品の近傍に穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
    前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
    前記第二の衝撃吸収部材は、前記穴への挿入方向に沿った断面において前記バンパーカバー側よりも前記リンフォース側の方が広くされている、車両用バンパー構造。
  6. 車両に設けられるバンパーアブソーバーであって、
    穴を有する第一の衝撃吸収部材と、
    前記穴に挿入される第二の衝撃吸収部材であって前記第一の衝撃吸収部材よりも剛性の高い第二の衝撃吸収部材とを有し、
    該第二の衝撃吸収部材は、前記穴への挿入方向に対する側面に外方へ出た凸部を有し、
    前記第一の衝撃吸収部材における前記穴の内壁に前記凸部がめり込んで前記第二の衝撃吸収部材の前記挿入方向とは反対の方向への移動を抑制している、バンパーアブソーバー。
JP2013202315A 2013-09-27 2013-09-27 車両用バンパー構造、及び、バンパーアブソーバー Active JP6041313B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202315A JP6041313B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 車両用バンパー構造、及び、バンパーアブソーバー
CA2925012A CA2925012C (en) 2013-09-27 2014-09-25 Vehicle bumper structure and bumper absorber
CN201480053285.3A CN105593069B (zh) 2013-09-27 2014-09-25 车辆保险杠结构和保险杠缓冲器
PCT/IB2014/001912 WO2015044750A1 (en) 2013-09-27 2014-09-25 Vehicle bumper structure and bumper absorber
US14/916,001 US9623821B2 (en) 2013-09-27 2014-09-25 Vehicle bumper structure and bumper absorber

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202315A JP6041313B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 車両用バンパー構造、及び、バンパーアブソーバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015067083A JP2015067083A (ja) 2015-04-13
JP6041313B2 true JP6041313B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=51846723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013202315A Active JP6041313B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 車両用バンパー構造、及び、バンパーアブソーバー

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9623821B2 (ja)
JP (1) JP6041313B2 (ja)
CN (1) CN105593069B (ja)
CA (1) CA2925012C (ja)
WO (1) WO2015044750A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10131304B2 (en) 2017-02-09 2018-11-20 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Bumper assemblies and vehicles with integrated air deflectors
US10131305B2 (en) 2017-02-09 2018-11-20 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Bumper assemblies and vehicles with integrated air deflectors
US10131303B2 (en) 2017-02-09 2018-11-20 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Bumper assemblies and vehicles with integrated air deflectors
CN110418738A (zh) * 2017-03-17 2019-11-05 北美日产公司 车辆保险杠组件
FR3070665B1 (fr) * 2017-09-07 2019-09-13 Compagnie Plastic Omnium Piece monobloc formant un bloc avant comportant un systeme d'absorption et un systeme aerodynamique
JP6677839B1 (ja) * 2019-03-08 2020-04-08 株式会社神戸製鋼所 自動車のバンパー補強材
US11097785B2 (en) * 2019-07-19 2021-08-24 Volvo Car Corporation Automobile hood for decoupled pedestrian safety and durability
JP7285292B2 (ja) * 2021-10-11 2023-06-01 本田技研工業株式会社 外界センサを有する車体構造

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4573724A (en) * 1983-11-28 1986-03-04 General Motors Corporation Hardbar energy absorbing and vibration damping bumper system damping feature
US4592580A (en) * 1984-03-06 1986-06-03 Dominick Stanganelli Bumper cushion
JPH0181150U (ja) * 1987-11-16 1989-05-31
JP2779852B2 (ja) 1989-12-06 1998-07-23 スズキ株式会社 合成樹脂製バンパー
US6318775B1 (en) * 1999-06-21 2001-11-20 Shape Corporation Composite bumper construction
JP2001270465A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Fuji Heavy Ind Ltd 車体構造
JP2003146157A (ja) 2001-11-13 2003-05-21 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用バンパ構造
KR100506757B1 (ko) * 2002-10-09 2005-08-08 현대자동차주식회사 범퍼 빔 보강 구조
JP4219189B2 (ja) * 2003-02-28 2009-02-04 株式会社アステア 車体メンバに対するバンパ補強材の支持構造
JP4266757B2 (ja) * 2003-09-16 2009-05-20 カルソニックカンセイ株式会社 自動車の車体前部構造
US7073831B2 (en) * 2004-06-23 2006-07-11 Netshape International Llc Bumper with crush cones and energy absorber
JP4539721B2 (ja) 2008-01-11 2010-09-08 株式会社カネカ 型内発泡成形装置及び方法並びに型内発泡成形品
JP2011110992A (ja) 2009-11-25 2011-06-09 Toyota Motor Corp バンパアブソーバ及び車両前部構造
CN103648850B (zh) * 2011-07-30 2015-12-23 本田技研工业株式会社 车身前部构造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015067083A (ja) 2015-04-13
CN105593069A (zh) 2016-05-18
US20160207482A1 (en) 2016-07-21
CA2925012C (en) 2017-08-15
WO2015044750A1 (en) 2015-04-02
CN105593069B (zh) 2017-08-25
CA2925012A1 (en) 2015-04-02
US9623821B2 (en) 2017-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6041313B2 (ja) 車両用バンパー構造、及び、バンパーアブソーバー
KR101162799B1 (ko) 에너지 흡수재, 범퍼 시스템 및 범퍼 조립체
KR101658654B1 (ko) 에너지 흡수 요소 및 차량 시스템
JP4280153B2 (ja) 車両用衝撃吸収体
US7625022B2 (en) Vehicle bumper assembly and associated vehicle comprising this bumper assembly
US8348313B2 (en) Energy absorber for vehicle bumper
KR20180015729A (ko) 에너지 흡수 조립체 및 그 제조 방법 및 사용 방법
KR101864809B1 (ko) 개량된 에너지 흡수 시스템
US8443950B2 (en) Shock absorber for vehicle
JP2006506277A (ja) 一体形の単体バンパ・ビーム
AU2005323057A1 (en) Bumper system with energy absorber
KR20080082622A (ko) 차량용 에너지 흡수 펜더
CN104039602A (zh) 多级能量吸收器及制造和使用其的方法
WO2004101323A1 (ja) 自動車の衝撃吸収体
JP2005502522A (ja) クラッシュカンを備えるエネルギー吸収部材
KR20080080108A (ko) 차량용 에너지 흡수 펜더
KR101036586B1 (ko) 보강판이 인서트 사출된 차량용 범퍼의 백빔 구조
KR20080075526A (ko) 차량용 에너지 흡수 펜더
JP7388122B2 (ja) 車両の前部構造
JP2013018304A (ja) 車両のバンパー装置
KR101215113B1 (ko) 자동차용 범퍼 백빔
KR102427911B1 (ko) 자동차 범퍼 빔 시스템
JP2005132303A (ja) 車両用衝撃吸収体
JP2005133905A (ja) 車両用衝撃吸収体
JP2004262343A (ja) 車両用衝撃吸収体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6041313

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250