JP4266558B2 - 空調設備管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は空調機や照明器具等の設備機器を管理する設備管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、空調機や照明器具等の設備機器の運転状態や異常の監視・制御を行う設備管理装置は、監視・制御内容設定用の操作端末と設備機器を制御する制御端末とを一体型に組み込んだ構成となっているか、又は操作端末に専用パソコンを使用し、RS−232C等の専用線で制御端末と1対1で接続された構成となっている。そのため、特別なソフトウェアをインストールする必要はないが、操作端末の設置場所は固定であり、ユーザが設備機器の監視や制御内容の設定を行う場合には、必ず操作端末の側に行く必要がある。
【0003】
また、複数台の空調機や照明器具等の設備機器が設置されている比較的大きな事務所等では、設備機器の運転及び停止や温度設定等を行うリモコンが複数設置されていることが多い。
【0004】
さらに、空調機の操作を、リモコンを使わずに手元のパソコンで行える方法として、特開2001−141289公報に開示された方法がある。この方法は操作端末としてWebブラウザを搭載した汎用パソコンを使用し、操作端末と制御される空調機のアドレスを対応付けてビル空調監視制御装置内に記憶し、操作端末にて操作した内容が対応する空調機へ送られるものである。
【0005】
さらに、一般に遠隔地から設備機器の運転状態監視や異常監視を行う場合に、公衆回線やインターネット回線に接続するモデム等の接続機器以外にも、新たに遠隔監視用の機器を設置している。
【0006】
従来の設備管理装置を含む設備管理システムは、以上のように構成されているので、以下のような課題があった。
まず、操作端末と制御端末が一体型になっているか、又は専用パソコンを使用した操作端末と制御端末が1対1で接続されている場合には、設備機器を導入した際の初期設定や動作確認、故障時の故障状態確認等が設備機器の側で行えないために、操作端末で操作する人と設備機器の運転状態を確認する人の2人がペアとなって作業を行ったり、1人で操作端末を操作してから設備機器の場所に移動して動作確認を行う等、人手や作業時間がかかり、設備機器の導入時や故障時の作業を効率良く行えないという課題があった。
【0007】
また、ユーザがリモコンで設備機器を操作する場合には、どのリモコンを操作すれば、所望の設備機器を操作できるかが分かりにくく、誤って別の設備機器を誤操作してしまうという課題があると共に、事務所の作業机とリモコンの場所が離れているために、設備機器を操作したい場合はリモコンの場所まで移動する手間がかかるという課題があった。
【0008】
さらに、上記特開2001−141289公報に開示された方法では、操作端末と空調機が一意に固定されているため、事務所の配置換え等で操作端末が移動した場合に、空調機と操作端末の位置関係をビル空調監視制御装置に設定し直す必要があり、設定漏れや設定ミスにより、ユーザが所望の空調機を操作できない場合があるという課題があった。
【0009】
さらに、遠隔地から運転状態監視や異常監視を行う場合に、電話回線やインターネット回線に接続するモデム等の接続機器以外にも、新たに遠隔監視用の機器を設置することが必要であり、コストの面から簡単に遠隔監視システムを導入することができないという課題があると共に、遠隔監視を行う保守業者側も、収集サーバ等の設備投資や専用の通信インフラ等の技術力が必要であり、既に遠隔監視業務を構築しているような大規模な保守業者以外は、遠隔監視システムや異常監視システムを導入することが困難であるという課題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、空調機や照明器具等の設備機器を操作したり設定するための操作端末を、特別なソフトウェアをインストールすることなく自由な場所に設置可能とし、設備機器の操作や設定に関わる負荷を軽減することができる設備管理装置を得ることを目的とする。
【0011】
また、ユーザが所望の位置から所望の設備機器を、正確にしかも容易に操作することができると共に、操作端末が移動するたびに設備機器との対応を設定することが不要な設備管理装置を得ることを目的とする。
【0012】
さらに、遠隔地から設備機器の運転状態監視や異常監視を行う場合に、大規模な設備投資を必要とせず、今まで遠隔監視や異常監視を行っていない小規模な保守業者でも、安価でしかも容易に遠隔地から、設備機器の運転状態監視や異常監視が行える設備管理装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空調設備管理システムは、設備機器の運転状態を監視すると共に上記設備機器の運転を制御する設備管理装置と、上記設備管理装置を操作する操作端末とを備えた空調設備管理システムであって、上記設備管理装置は、上記設備機器の運転状態や上記設備機器に対する制御内容を表示する表示部と、上記設備機器の運転状態の監視の指示や上記設備機器に対する制御内容を入力する入力部と、上記設備機器の運転状態を示す運転データ、上記設備機器が設置された複数のフロアの平面図情報、上記設備機器が上記いずれの平面図上に設置されているかの情報と上記平面図上のどの位置に上記設備機器の運転状態を示す設備アイコンを表示するかの情報とを関連付けた複数の位置情報を、上記操作端末から通信で上記設備機器ごとに取り出し可能に分離して有するデータ管理部と、上記入力部に入力された運転状態の監視の指示に基づき、データ管理部に保存されている上記設備機器の運転状態を示す運転データを取得して、上記表示部に上記設備機器の運転状態を表示させると共に、上記入力部に入力された制御内容を上記設備機器に送信して、上記データ管理部に保存する監視・制御管理部と、通信線を介して上記操作端末との通信を管理すると共に、TCP/IPプロトコルによる通信処理機能とWebブラウザによる通信処理機能を有する操作端末用通信管理部とを備え、上記監視・制御管理部が、上記操作端末からの要求に基づき、上記操作端末へとWebブラウザ上で実行可能なプログラムを送信し、上記データ管理部に保存されている運転データを取得して、上記操作端末用通信管理部を介して上記操作端末に送信し、上記監視・制御管理部が、上記操作端末からの上記設備機器に対する制御内容を、上記操作端末用通信管理部を介して受信し、上記設備機器に送信して、上記データ管理部に保存し、上記監視・制御管理部が、上記データ管理部に、上記複数のフロアの平面図情報および上記位置情報を保存し、上記操作端末用通信管理部を介して上記設備アイコンの位置情報を受信して上記データ管理部に保持し、上記監視・制御管理部が、上記操作端末からの要求に基づき、上記データ管理部に保存されている複数の上記運転データ、上記平面図情報、および上記位置情報を取得して、操作端末用通信管理部を介して上記操作端末に送信し、上記操作端末は、通信管理部、入力部および表示部を備え、上記設備管理装置から送られた上記プログラムを取得し、前記操作端末用通信管理部から受信した上記運転データ、上記平面図情報および上記位置情報に基づき、上記プログラムを用いて上記表示部上のWebブラウザ画面に平面図、設備アイコン及び設備の運転状態を表示し、上記操作端末の入力部に入力された上記設備機器に対する制御内容を上記通信管理部を介して上記設備管理装置に送信し、上記操作端末上で変更された上記設備アイコンの位置情報を、上記通信管理部を介して前記設備管理装置に送信するものである。
【0014】
この発明に係る空調設備管理システムは、操作端末上で変更された設備アイコンの位置情報を、通信管理部を介して設備管理装置に送信し、上記設備管理装置は操作端末用通信管理部を介して設備アイコンの位置情報を受信し、データ管理部に保持するものである。
この発明に係る空調設備管理システムは、操作端末を複数台接続し、上記複数台の操作端末において、平面図,設備アイコンの位置情報が同一である監視画面が表示可能であるものである。
【0015】
この発明に係る空調設備管理システムは、操作端末のWebブラウザ上で実行するプログラムは,Java(商標登録)アプレット形式で作成されているものである。
この発明に係る空調設備管理システムは、操作端末は設備管理装置とHTTPプロトコルを用いて通信を行い、設備機器の運転状態の取得、操作を可能とするものである。
この発明に係る空調設備管理システムは、操作端末は設備管理装置とXML言語の形式でHTTPプロトコルを用いて通信を行い、設備機器の運転状態の取得、操作を可能とするものである。
【0016】
この発明に係る空調設備管理システムは、設備管理装置が、通信線と、上記通信線と既存の通信回線を接続する接続機器と、上記既存の通信回線とを介して、遠隔地に設置された操作端末に接続されるものである。
【0017】
この発明に係る空調設備管理システムは、設備管理装置が、接続機器であるダイヤルアップルータと、既存の通信回線である公衆回線とを介して、遠隔地に設置された操作端末に接続されるものである。
【0018】
この発明に係る空調設備管理システムは、設備管理装置が、接続機器であるADSLモデムと、既存の通信回線であるインターネット回線とを介して、遠隔地に設置された操作端末に接続されるものである。
【0019】
この発明に係る空調設備管理システムは、設備管理装置が、通信線と、上記通信線と既存の通信回線を接続する接続機器と、上記既存の通信回線とを介して携帯電話に接続され、設備機器の異常情報を取得し上記携帯電話宛てにメールとして発信するものである。
【0020】
この発明に係る空調設備管理システムは、設備管理装置が、接続機器であるダイヤルアップルータと、既存の通信回線である公衆回線とを介して、携帯電話に接続されるものである。
【0021】
この発明に係る空調設備管理システムは、設備管理装置が、接続機器であるADSLモデムと、既存の通信回線であるインターネット回線とを介して、携帯電話に接続されるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による設備管理装置を含む設備管理システムの構成を示すブロック図であり、図において、11はLAN(Local Area Network)、12は専用制御線、100は設備機器300の運転状態の監視や制御を行う設備管理装置、200はWebブラウザがインストールされている汎用パソコンを使用した操作端末、300は空調機や照明器具等の設備機器である。
【0023】
図1に示すように、複数の操作端末200が通信線であるLAN11を介して設備管理装置100と接続され、複数の設備機器300が専用制御線12を介して設備管理装置100と接続されている。LAN11はTCP/IPプロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)が利用可能な通信線で、複数の操作端末200を同一信号線上に接続できるものである。
【0024】
また、図1の設備管理装置100において、110は設備機器300の運転状態や設備機器300に対する制御内容を表示する表示部、120は設備機器300の運転状態の監視の指示や設備機器300に対する制御内容を入力する入力部、130は入力部120に入力された運転状態の監視の指示に基づき、データ管理部140に保存されている設備機器300の運転状態を示す運転データを取得して、表示部110に設備機器300の運転状態を表示させると共に、入力部120に入力された制御内容を制御データとしてデータ管理部140に保存し設備機器300に送信する監視・制御管理部、140は設備機器300の運転状態を示す運転データや設備機器300に対する制御内容を示す制御データを保存するデータ管理部、150は操作端末200との通信を管理する操作端末用通信管理部、160は設備機器300との通信を管理する設備機器用通信管理部である。
【0025】
この操作端末用通信管理部150は、TCP/IPプロトコルによる通信処理機能と、Webブラウザ(Web Browser)用の通信処理機能を有している。すなわち、操作端末用通信管理部150は、TCP/IPプロトコルによりLAN11を介して操作端末200との通信を行う通信処理機能を有していると共に、操作端末200の表示部220にWebブラウザにより設備機器300の運転状態を表示させるために、Webブラウザで使用される通信プロトコルであるHTTPプロトコル(Hyper Text Transfer Protocol)や、画面を表示させるための言語であるHTML(Hyper Text Markup Language)や、通信コマンドに用いるXML(eXtensible Markup Language)等を処理する通信処理機能を有している。
【0026】
さらに、図1の操作端末200において、210はTCP/IPプロトコルによる通信処理機能とWebブラウザ用の通信処理機能を有し設備管理装置100の操作端末用通信管理部150とLAN11を介して通信を行う通信管理部、220はインストールされているWebブラウザにより設備機器300の運転状態や制御内容を表示する表示部、230は設備機器の運転状態の監視の指示や設備機器300の制御内容を入力する入力部である。
【0027】
さらに、図1の設備機器300において、310は設備管理装置100の設備機器用通信管理部160と専用制御線12を介して通信を行う通信管理部、320は設備機器300の全体の制御を行う設備制御部である。
【0028】
次に動作について説明する。
まず、設備機器300の運転状態監視方法について説明する。設備機器300の運転状態が変化した場合に、設備制御部320は通信管理部310と専用制御線12を介して、設備管理装置100に最新の運転状態を示す運転データを送信する。設備管理装置100では、設備機器用通信管理部160が最新の運転状態を示す運転データを受信し、監視・制御管理部130がデータ管理部140に最新の設備機器300の運転状態を示す運転データを保存する。
【0029】
設備管理装置100の表示部110により、ユーザが設備機器300の運転状態を監視する場合の処理は次のように行われる。ユーザが表示部110に表示された監視項目を入力部120により選択すると、監視・制御管理部130が、選択された監視項目の運転データをデータ管理部140から取得して表示部110へ表示させる。
【0030】
また、操作端末200の表示部220により、ユーザが設備機器300の運転状態を監視する場合の処理は次のように行われる。ユーザが操作端末200にインストールされているWebブラウザを起動し、ユーザが設備管理装置100のホームページアドレスを入力部230により入力すると、Webブラウザは、HTTPプロトコルにて、通信管理部210とLAN11を介して設備管理装置100にホームページ表示データの問い合せを行う。
【0031】
操作端末200からの問い合せは、設備管理装置100の操作端末用通信管理部150により受信され、監視・制御管理部130に伝えられる。監視・制御管理部130は問い合せを受けたホームページ表示データをデータ管理部140から取得し、Webブラウザによる詳細な画面表示とXML通信処理を実現するために、HTMLファイルにJava(登録商標)アプレットのプログラムファイル名を記載して、操作端末用通信管理部150を介して操作端末200に送信する。
【0032】
操作端末200の通信管理部210は設備管理装置100から送信されたホームページ表示データを表示部220に表示させると共に、設備管理装置100から取得したJavaアプレットを起動し、XML言語を用いたコマンドにて、監視項目の運転データの問い合わせ行う。
【0033】
操作端末200からの問い合せは、設備管理装置100の操作端末用通信管理部150により受信され、監視・制御管理部130に伝えられる。監視・制御管理部130は問い合せを受けた監視項目の運転データをデータ管理部140から取得し、操作端末用通信管理部150に伝える。操作端末用通信管理部150はXML言語を用いたコマンドにて監視項目の運転データを操作端末200に送信する。
【0034】
操作端末200の通信管理部210は設備管理装置100から送信された監視項目の運転データを受信すると、Webブラウザは受信されたデータを表示部220に表示させる。
【0035】
なお、運転データを取得する際に利用するJavaアプレットやXML言語を用いたコマンドは必ずしも必要ではなく、表示データ用のHTMLファイルに監視項目の運転データを記載して操作端末200に送信しても良い。
【0036】
次に設備管理装置100による設備機器300に対する制御内容の設定方法について説明する。設備管理装置100は、設備機器300の運転状態の監視や操作をするだけではなく、設備機器300のスケジュール運転制御、省エネルギー運転制御、運転時間管理(課金管理)等、様々な制御を行うことが可能である。
【0037】
ユーザが設備管理装置100の入力部120から設備機器300の制御内容を入力すると、監視・制御管理部130は、設備機器用通信管理部160と専用制御線12を介して、設備機器300に制御内容を送信すると共に、データ管理部140にその制御内容を制御データとして保存する。このようにして、設備管理装置100により設備機器300に対する制御内容が設定される。
【0038】
次に操作端末200による設備機器300に対する制御内容の設定方法について説明する。ユーザが、Webブラウザが起動されている操作端末200の入力部230から設備機器300の制御内容を入力すると、Webブラウザは制御内容をXML言語を用いたコマンドにて、通信管理部210とLAN11を介して設備管理装置100に通知する。
【0039】
設備管理装置100の操作端末用通信管理部150は、通知された制御内容を受信して監視・制御管理部130に伝える。監視・制御管理部130は、設備機器用通信管理部160と専用制御線12を介して、設備機器300に制御内容を通知すると共に、データ管理部140にその制御内容を制御データとして保存する。このようにして、操作端末200により設備機器300に対する制御内容が設定される。
【0040】
このように、設備管理装置100とLAN11を介して接続された操作端末200により、設備機器300の運転状態の監視や制御を行うことができるので、1つの操作端末200を設備機器300の側に設置することで、設備機器300の操作や設定に関わる負荷を軽減することが可能となる。
【0041】
この実施の形態1では、複数の操作端末200がLAN11を介して設備管理装置100と接続されているが、TCP/IPプロトコルが利用可能なPHS(Personal Handyphone System)通信や無線LAN等の他の通信線を利用することも可能である。また、複数の設備機器300が専用制御線12を介して設備管理装置100と接続されているが、専用制御線12はLAN等の他の通信線に置き換えることも可能である。
【0042】
さらに、この実施の形態1では、操作端末200として汎用パソコンを使用しているが、Webブラウザを実行できる携帯端末や、持ち運び可能なノート型のパソコンを使用し、通信線として無線LANを使用することで、設備機器300のすぐ側で設備機器300の動作確認を行うこともできる。
【0043】
さらに、この実施の形態1では、設備機器300の運転状態に変化が発生した場合に、設備機器300から最新の運転状態を示す運転データを設備管理装置100に通知しているが、通信線のトラフィック(混雑度)等を考慮し、設備管理装置100から定期的に設備機器300に対して最新の運転データを取得しに行くポーリング形式にすることも可能である。
【0044】
さらに、この実施の形態1では、ホームページの内容を送信する際に、HTMLファイルにJavaアプレットのプログラムを添付することにより、Webブラウザによる詳細な画面表示とXML通信処理を実現しているが、使用するプログラム言語はJavaアプレットに限らず、CGI(Common Gateway Interface)等の他のプログラム言語を用いても良い。
【0045】
以上のように、この実施の形態1によれば、設備機器300の運転状態の監視や制御を行う設備管理装置100が、Webブラウザがインストールされている複数の操作端末200と、TCP/IPプロトコルが利用できる通信線であるLAN11により接続され、設備管理装置100の操作端末用通信管理部150が、TCP/IPプロトコルによる通信処理機能と、Webブラウザによる通信処理機能を有することにより、設備機器300の設置場所で、ユーザはあらためて特別なソフトウェアのインストールが不要な操作端末200を使用して、設備機器300の運転状態の監視や制御を行うことができ、設備機器300の操作や設定に関わる負荷を軽減することができるという効果が得られる。
【0046】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2による設備管理装置を含む設備管理システムの構成を示すブロック図は、実施の形態1の図1と同一である。
【0047】
図2は操作端末200の表示部220のWebブラウザ画面上に表示される設備機器300の運転状態監視画面例を示す図であり、図において、201は設備管理装置100内のホームページアドレスを入力するアドレス入力部、202は設備機器300が設置されているフロアを選択するフロア選択ボタン、203はフロア選択ボタン202により選択されたフロアの平面図、204はフロアの平面図203上に設備機器300の実際の設置場所に対応した位置と運転/停止等が表示された設備アイコンである。
【0048】
また、図2において、205は運転状態監視画面を表示させるための運転状態監視画面選択ボタン、206はスケジュール設定画面を表示させるためのスケジュール画面選択ボタン、207は異常履歴画面を表示させるための異常履歴画面選択ボタン、208はシステム設定画面を表示させるためのシステム設定画面選択ボタンである。図2は運転状態監視画面選択ボタン205を選択し、フロア選択ボタン202により1階の営業フロアを選択したときの表示画面である。
【0049】
図2に示す画面例では、設備アイコン204は設備機器300として空調機の運転/停止の区別を表示しているが、空調機の設定温度や運転モード、スケジュール運転制御による運転状態等を示す設備アイコン204を表示しても良い。
【0050】
図3は図2の表示画面上の1つの設備アイコン204を選択したときに表示される空調機の操作画面例を示す図であり、図3に示す各々の操作ボタンを押すことにより、空調機の運転/停止、設定温度、運転モード等を変更することが可能である。
【0051】
また、設備管理装置100は、ビルのフロア等を模した平面図及び各設備機器300の位置情報を平面図と対応付けてデータ管理部140に保存し、操作端末200における表示部220のWebブラウザ画面で表示されるフロアの平面図203と設備アイコン204を、実際の設備機器300の設置場所に合わせて表示させる機能を備えている。
【0052】
次に動作について説明する。
ユーザが操作端末200にインストールされているWebブラウザを起動し、表示部220に表示されている図2の表示画面のアドレス入力部201に、設備管理装置100のホームページアドレスを指定する。Webブラウザは、通信管理部210とLAN11を介して、設備管理装置100にホームページの内容をHTTPプロトコルにて問い合わせを行う。
【0053】
設備管理装置100において、操作端末用通信管理部150は、操作端末200からの問い合わせを受信し、監視・制御管理部130に通知する。監視・制御管理部130は、平面図等の情報も含めてホームページの内容をデータ管理部140から取得し、操作端末用通信管理部150とLAN11を介して操作端末200に送信する。
【0054】
ユーザが操作端末200の表示部220に表示されている図2に示す運転状態監視画面選択ボタン205を選択し、フロア選択ボタン202により「営業フロア」を選択すると、フロアの平面図203が表示される。ユーザがフロアの平面図203上の1つの設備アイコン204を選択すると、図3に示す空調機の操作画面が表示される。
【0055】
ユーザが図3に示す操作画面から操作を行うことにより、設備管理装置100にXML言語を使用したコマンドによる制御内容が通信管理部210とLAN11を介して設備管理装置100に送信される。設備管理装置100において、操作端末用通信管理部150が制御内容を受信し、監視・制御管理部130に通知する。監視・制御管理部130は通知された制御内容に基づき、設備機器300の制御や制御内容の保存を行う。
【0056】
また、運転状態監視画面上の平面図203における設備アイコン204の位置の変更に対しては、操作端末200の運転状態監視画面と同等のレイアウト設定画面にて設備アイコン204を移動させて位置情報を設備管理装置100に送信し、設備アイコン204の位置情報を設備管理装置100内のデータ管理部140に記憶しておくことにより、どの操作端末200で運転状態監視画面を開いても、同一の位置情報で設備アイコン204が表示可能である。
【0057】
以上のように、この実施の形態2によれば、設備管理装置100がビルのフロア等を模した平面図及び各設備機器300の位置情報を平面図と対応付けてデータ管理部140に保存し、操作端末200のWebブラウザ画面で表示される平面図203と設備アイコン204を、実際の設備機器300の設置場所に対応させて表示する機能を有することにより、ユーザが事務所の机から所望の設備機器300を容易に操作することが可能であり、誤って他の設備機器300を操作してしまうのを防ぐことができると共に、従来のように設備機器300を操作するためにリモコンの位置まで移動する手間を省くことができるという効果が得られる。
【0058】
また、この実施の形態2によれば、どの操作端末200で見ても、同一の平面図と平面図に対応した設備機器300の設備アイコン204が表示されるため、操作端末200が移動するたびに設備機器300との対応を設定する必要がなくなるという効果が得られる。
【0059】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3による設備管理装置を含む遠隔監視システムの構成を示すブロック図である。図において、400はLAN11と既存の通信回線である公衆回線13を接続するダイヤルアップルータ又はLAN11と既存の通信回線であるインターネット回線14を接続するADSL(Asymmetrical Digital Subscriber Line)モデム等の接続機器である。
【0060】
また、図4において、600は遠隔地に設置されWebブラウザがインストールされている汎用パソコンを使用した操作端末、500は操作端末600と公衆回線13を接続するダイヤルアップルータ又は操作端末600とインターネット回線14を接続するADSLモデム等の接続機器であり、その他の設備管理装置100、操作端末200、設備機器300、LAN11及び専用制御線12は、実施の形態1と同等のものである。
【0061】
次に動作について説明する。
ここでは、遠隔地の操作端末600からWebブラウザにて設備機器300の運転状態の監視や制御内容の設定方法について説明する。遠隔地の操作端末600から、電話回線等の公衆回線13を利用して設備管理装置100に接続する場合には、LAN11と公衆回線13の接続機器400として、一般に市販されているダイヤルアップルータを使用する。
【0062】
遠隔地に設置された操作端末600から、接続機器500と公衆回線13を経由して電話をかけて、ダイヤルアップルータを使用した接続機器400に接続する。回線接続後は通常のLAN回線と同様にHTTP通信が利用できるため、遠隔地の操作端末600でWebブラウザを起動し、図2に示す表示画面のアドレス入力部201に、設備管理装置100のホームページアドレスを指定することにより、同一のLAN11上に接続されている操作端末200と同一の操作が利用可能となる。
【0063】
また、遠隔地の操作端末600から、インターネット回線14を利用して設備管理装置100に接続する場合には、LAN11とインターネット回線14の接続機器400として、一般に市販されているADSLモデムを使用する。インターネット回線14への接続業者からインターネット上の固定アドレスを取得することにより、インターネット上に設備機器300の運転状態等を常時公開することが可能となり、遠隔地の操作端末600からインターネット上で操作を行うことが可能である。なお、インターネット上に設備管理装置100を公開する場合は、送信する運転データや制御内容の暗号化や、パスワード設定等のセキュリティ対策を施すものとする。
【0064】
以上のように、この実施の形態3によれば、設備機器300の運転状態の監視や制御を行う設備管理装置100が、LAN11と、接続機器400と、公衆回線13又はインターネット回線14等の既存の通信回線と、接続機器500とを介して、遠隔地に設置されWebブラウザがインストールされている操作端末600に接続され、設備管理装置100における操作端末用通信管理部150が、TCP/IPプロトコルによる通信処理機能と、Webブラウザによる通信処理機能を有することにより、保守業者はあらためて特別のソフトウェアのインストールが不要な操作端末600を使用して、遠隔地から設備機器300の運転状態の監視や制御を行うことができ、保守業者は、ダイヤルアップルータ又はADSLモデム等の接続機器400,500を接続するだけで遠隔監視システムを安価に利用でき、保守業者にとって新たな設備投資や通信インフラ等の技術力が不要となるという効果が得られる。
【0065】
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4による設備管理装置を含む異常監視システムの構成を示すブロック図である。図において、13は既存の通信回線である公衆回線、14は既存の通信回線であるインターネット回線、700はインターネット回線接続業者であるプロバイダのメールサーバ、710は携帯電話会社のメールサーバ、720は携帯電話の基地局、730はサービスマンの携帯電話である。
【0066】
図5では公衆回線13を利用しているので、接続機器400としてダイヤルアップルータが使用されているが、公衆回線13を利用しない場合には、接続機器400としてADSLモデムを使用し、直接、プロバイダのメールサーバ700に接続される。
【0067】
また、図5において、設備管理装置100、操作端末200、設備機器300、LAN11及び専用制御線12は、実施の形態1の図1に示すものと基本的に同等のものであるが、設備機器300の設備制御部320は、設備機器300の異常を検出した際に設備管理装置100に異常情報を送信する機能を有し、設備管理装置100は、監視・制御管理部130内に異常管理部及びメール発信管理部を有し(図示せず)、設備機器300の異常発生時に、指定されたメールアドレス宛てに、SMTPプロトコル(Simple Mail TransferProtocol)にて、設備機器300から受信した異常情報をメールとしてサービスマンの携帯電話730のアドレスに送信する機能を有している。
【0068】
次に動作について説明する。
設備機器300の設備制御部320は、設備機器300の異常を検出すると、通信管理部310と専用制御線12を介して異常情報を設備管理装置100に送信する。
【0069】
設備管理装置100では、設備機器用通信管理部160が異常情報を受信して監視・制御管理部130内の異常管理部に通知する。監視・制御管理部130内のメール発信管理部は、SMTPプロトコルにて、異常管理部に通知された異常情報を、操作端末用通信管理部150とLAN11を介して、メールとしてサービスマンの携帯電話730のアドレスに発信する。
【0070】
LAN11上の異常情報のメールは、ダイヤルアップルータを使用した接続機器400と公衆回線13を介して、又はADSLモデムを使用した接続機器400を介して、契約しているプロバイダのメールサーバ700に送信される。メールサーバ700はインターネット回線14を介して、異常情報のメールを携帯電話会社のメールサーバ710に送信し、携帯電話会社のメールサーバ710は、基地局720を介してサービスマンの携帯電話730に異常情報のメールを送信する。このようにして、設備管理装置100は設備機器300の異常を遠隔地のサービスマンに通知する。
【0071】
以上のように、この実施の形態4によれば、設備機器300の運転状態の監視や制御を行う設備管理装置100が、LAN11と、接続機器400と、公衆回線13、インターネット回線14、メールサーバ700,710、携帯電話の基地局720等の既存の通信インフラとを介して、遠隔地のサービスマンの携帯電話730と接続され、設備管理装置100の監視・制御管理部130が設備機器300から受信した異常情報をメールとしてサービスマンの携帯電話730のアドレスに発信する機能を有することにより、遠隔地にいるサービスマンに設備機器300の異常を通知することができ、保守業者は、ダイヤルアップルータ又はADSLモデム等の接続機器400を既存の通信インフラに接続するだけで、異常監視システムを安価に利用でき、保守業者にとって新たな設備投資や通信インフラ等の技術力が不要となるという効果が得られる。
【0072】
なお、異常情報の送信先は必ずしも携帯電話730である必要はなく、パソコンを利用しているユーザに対して送信することも可能である。また、異常情報の送信先を複数のユーザとすることも可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、空調設備管理システムが、設備機器の運転状態を監視すると共に上記設備機器の運転を制御する設備管理装置と、上記設備管理装置を操作する操作端末とを備えた空調設備管理システムであって、上記設備管理装置は、上記設備機器の運転状態や上記設備機器に対する制御内容を表示する表示部と、上記設備機器の運転状態の監視の指示や上記設備機器に対する制御内容を入力する入力部と、上記設備機器の運転状態を示す運転データ、上記設備機器が設置された複数のフロアの平面図情報、上記設備機器が上記いずれの平面図上に設置されているかの情報と上記平面図上のどの位置に上記設備機器の運転状態を示す設備アイコンを表示するかの情報とを関連付けた複数の位置情報を、上記操作端末から通信で上記設備機器ごとに取り出し可能に分離して有するデータ管理部と、上記入力部に入力された運転状態の監視の指示に基づき、データ管理部に保存されている上記設備機器の運転状態を示す運転データを取得して、上記表示部に上記設備機器の運転状態を表示させると共に、上記入力部に入力された制御内容を上記設備機器に送信して、上記データ管理部に保存する監視・制御管理部と、通信線を介して上記操作端末との通信を管理すると共に、TCP/IPプロトコルによる通信処理機能とWebブラウザによる通信処理機能を有する操作端末用通信管理部とを備え、上記監視・制御管理部が、上記操作端末からの要求に基づき、上記操作端末へとWebブラウザ上で実行可能なプログラムを送信し、上記データ管理部に保存されている運転データを取得して、上記操作端末用通信管理部を介して上記操作端末に送信し、上記監視・制御管理部が、上記操作端末からの上記設備機器に対する制御内容を、上記操作端末用通信管理部を介して受信し、上記設備機器に送信して、上記データ管理部に保存し、上記監視・制御管理部が、上記データ管理部に、上記複数のフロアの平面図情報および上記位置情報を保存し、上記操作端末用通信管理部を介して上記設備アイコンの位置情報を受信して上記データ管理部に保持し、上記監視・制御管理部が、上記操作端末からの要求に基づき、上記データ管理部に保存されている複数の上記運転データ、上記平面図情報、および上記位置情報を取得して、操作端末用通信管理部を介して上記操作端末に送信し、上記操作端末は、通信管理部、入力部および表示部を備え、上記設備管理装置から送られた上記プログラムを取得し、前記操作端末用通信管理部から受信した上記運転データ、上記平面図情報および上記位置情報に基づき、上記プログラムを用いて上記表示部上のWebブラウザ画面に平面図、設備アイコン及び設備の運転状態を表示し、上記操作端末の入力部に入力された上記設備機器に対する制御内容を上記通信管理部を介して上記設備管理装置に送信し、上記操作端末上で変更された上記設備アイコンの位置情報を、上記通信管理部を介して前記設備管理装置に送信することにより、設備機器の設置場所で、ユーザは操作端末を使用して、設備機器の運転状態の監視や制御を行うことができ、初期設定や動作確認、通常動作等の設備機器の操作や設定に関わる負荷を軽減することができるという効果がある。
また、誤って他の設備機器を操作してしまうのを防ぐことができると共に、どの操作端末で見ても、同一の平面図と平面図に対応した設備機器の設備アイコンが表示されるため、操作端末が移動するたびに設備機器との対応を設定する必要がなくなるという効果がある。
【0074】
この発明によれば、操作端末上で変更された設備アイコンの位置情報を、通信管理部を介して設備管理装置に送信し、上記設備管理装置は操作端末用通信管理部を介して設備アイコンの位置情報を受信し、データ管理部に保持することより、操作端末上でアイコンの位置情報を変更できるという効果がある。
【0075】
この発明によれば、操作端末を複数台接続し、上記複数台の操作端末において、平面図,設備アイコンの位置情報が同一である監視画面が表示可能であることより、操作端末上でアイコンの位置情報を変更できるという効果がある。複数の操作端末から同一の平面図設備アイコンが表示可能となるという効果がある。
【0076】
この発明によれば、設備管理装置が、通信線と、通信線と既存の通信回線を接続する接続機器と、既存の通信回線とを介して、遠隔地に設置された操作端末に接続されることにより、遠隔地から、操作端末を使用して、設備機器の運転状態の監視や制御を行うことができ、保守業者は、接続機器を接続するだけで遠隔監視システムを安価に利用でき、保守業者にとって新たな設備投資や通信インフラ等の技術力が不要となるという効果がある。
【0077】
この発明によれば、設備管理装置が、ダイヤルアップルータと公衆回線とを介して、遠隔地に設置された操作端末に接続されることにより、ダイヤルアップルータを接続するだけで遠隔監視システムを安価に利用でき、保守業者にとって新たな設備投資や通信インフラ等の技術力が不要となるという効果がある。
【0078】
この発明によれば、設備管理装置が、ADSLモデムとインターネット回線とを介して、遠隔地に設置された操作端末に接続されることにより、ADSLモデムを接続するだけで遠隔監視システムを安価に利用でき、保守業者にとって新たな設備投資や通信インフラ等の技術力が不要となるという効果がある。
【0079】
この発明によれば、設備管理装置が、通信線と、通信線と既存の通信回線を接続する接続機器と、既存の通信回線とを介して携帯電話に接続され、設備機器の異常情報を取得し携帯電話宛てにメールとして発信することにより、遠隔地にいるサービスマンに設備機器の異常を通知することができ、保守業者は、接続機器を既存の通信インフラに接続するだけで、異常監視システムを安価に利用でき、保守業者にとって新たな設備投資や通信インフラ等の技術力が不要となるという効果がある。
【0080】
この発明によれば、設備管理装置が、ダイヤルアップルータと公衆回線とを介して、携帯電話に接続されることにより、ダイヤルアップルータを既存の通信インフラに接続するだけで、異常監視システムを安価に利用でき、保守業者にとって新たな設備投資や通信インフラ等の技術力が不要となるという効果がある。
【0081】
この発明によれば、設備管理装置が、ADSLモデムと既存の通信回線であるインターネット回線とを介して、携帯電話に接続されることにより、ADSLモデムを既存の通信インフラに接続するだけで、異常監視システムを安価に利用でき、保守業者にとって新たな設備投資や通信インフラ等の技術力が不要となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による設備管理装置を含む設備管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による設備管理装置と接続される操作端末のWebブラウザ画面上に表示される設備機器の運転状態監視画面例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による設備管理装置と接続される操作端末のWebブラウザ画面上に表示される設備機器の操作画面例を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による設備管理装置を含む遠隔監視システムの構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による設備管理装置を含む異常監視システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 LAN、12 専用制御線、13 公衆回線、14 インターネット回線、100 設備管理装置、110 表示部、120 入力部、130 監視・制御管理部、140 データ管理部、150 操作端末用通信管理部、160 設備機器用通信管理部、200 操作端末、201 アドレス入力部、202 フロア選択ボタン、203 平面図、204 設備アイコン、205 運転状態画面選択ボタン、206 スケジュール画面選択ボタン、207 異常履歴画面選択ボタン、208 システム設定画面選択ボタン、210 通信管理部、220 表示部、230 入力部、300 設備機器、310 通信管理部、320設備制御部、400 接続機器、500 接続機器、600 操作端末、700 メールサーバ、710 メールサーバ、720 基地局、730 携帯電話。

Claims (11)

  1. 設備機器の運転状態を監視すると共に上記設備機器の運転を制御する設備管理装置と、上記設備管理装置を操作する操作端末とを備えた空調設備管理システムであって、
    上記設備管理装置は、
    上記設備機器の運転状態や上記設備機器に対する制御内容を表示する表示部と、
    上記設備機器の運転状態の監視の指示や上記設備機器に対する制御内容を入力する入力部と、
    上記設備機器の運転状態を示す運転データ、上記設備機器が設置された複数のフロアの平面図情報、上記設備機器が上記いずれの平面図上に設置されているかの情報と上記平面図上のどの位置に上記設備機器の運転状態を示す設備アイコンを表示するかの情報とを関連付けた複数の位置情報を、上記操作端末から通信で上記設備機器ごとに取り出し可能に分離して有するデータ管理部と、
    上記入力部に入力された運転状態の監視の指示に基づき、データ管理部に保存されている上記設備機器の運転状態を示す運転データを取得して、上記表示部に上記設備機器の運転状態を表示させると共に、上記入力部に入力された制御内容を上記設備機器に送信して、上記データ管理部に保存する監視・制御管理部と、
    通信線を介して上記操作端末との通信を管理すると共に、TCP/IPプロトコルによる通信処理機能とWebブラウザによる通信処理機能を有する操作端末用通信管理部とを備え、
    上記監視・制御管理部が、上記操作端末からの要求に基づき、上記操作端末へとWebブラウザ上で実行可能なプログラムを送信し、上記データ管理部に保存されている運転データを取得して、上記操作端末用通信管理部を介して上記操作端末に送信し、
    上記監視・制御管理部が、上記操作端末からの上記設備機器に対する制御内容を、上記操作端末用通信管理部を介して受信し、上記設備機器に送信して、上記データ管理部に保存し、
    上記監視・制御管理部が、上記データ管理部に、上記複数のフロアの平面図情報および上記位置情報を保存し、上記操作端末用通信管理部を介して上記設備アイコンの位置情報を受信して上記データ管理部に保持し、
    上記監視・制御管理部が、上記操作端末からの要求に基づき、上記データ管理部に保存されている複数の上記運転データ、上記平面図情報、および上記位置情報を取得して、操作端末用通信管理部を介して上記操作端末に送信し、
    上記操作端末は、通信管理部、入力部および表示部を備え、上記設備管理装置から送られた上記プログラムを取得し、前記操作端末用通信管理部から受信した上記運転データ、上記平面図情報および上記位置情報に基づき、上記プログラムを用いて上記表示部上のWebブラウザ画面に平面図、設備アイコン及び設備の運転状態を表示し、上記操作端末の入力部に入力された上記設備機器に対する制御内容を上記通信管理部を介して上記設備管理装置に送信し、上記操作端末上で変更された上記設備アイコンの位置情報を、上記通信管理部を介して前記設備管理装置に送信する
    ことを特徴とする空調設備管理システム。
  2. 操作端末を複数台接続し、上記複数台の操作端末において、平面図,設備アイコンの位置情報が同一である監視画面が表示可能であることを特徴とした請求項1記載の空調設備管理システム。
  3. 操作端末のWebブラウザ上で実行するプログラムは,Java(商標登録)アプレット形式で作成されていることを特徴とした請求項1記載の空調設備管理システム。
  4. 操作端末は設備管理装置とHTTPプロトコルを用いて通信を行い、設備機器の運転状態の取得、操作を可能とすることを特徴とした請求項1記載の空調設備管理システム。
  5. 操作端末は設備管理装置とXML言語の形式でHTTPプロトコルを用いて通信を行い、設備機器の運転状態の取得、操作を可能とすることを特徴とした請求項1記載の空調設備管理システム。
  6. 設備管理装置は、通信線と、上記通信線と既存の通信回線を接続する接続機器と、上記既存の通信回線とを介して、遠隔地に設置された操作端末に接続されることを特徴とする請求項1記載の空調設備管理システム。
  7. 設備管理装置は、接続機器であるダイヤルアップルータと、既存の通信回線である公衆回線とを介して、遠隔地に設置された操作端末に接続されることを特徴とする請求項記載の空調設備管理システム。
  8. 設備管理装置は、接続機器であるADSLモデムと、既存の通信回線であるインターネット回線とを介して、遠隔地に設置された操作端末に接続されることを特徴とする請求項記載の空調設備管理システム。
  9. 設備管理装置は、通信線と、上記通信線と既存の通信回線を接続する接続機器と、上記既存の通信回線とを介して携帯電話に接続され、
    設備機器の異常情報を取得し上記携帯電話宛てにメールとして発信することを特徴とする請求項1記載の空調設備管理システム。
  10. 設備管理装置は、接続機器であるダイヤルアップルータと、既存の通信回線である公衆回線とを介して、携帯電話に接続されることを特徴とする請求項記載の設備管理装置。
  11. 設備管理装置は、接続機器であるADSLモデムと、既存の通信回線であるインターネット回線とを介して、携帯電話に接続されることを特徴とする請求項記載の空調設備管理システム。
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