JP4266125B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真式のプリンタ、ファクシミリまたは複写機などに用いられる画像形成装置に関し、特に露光装置および感光体ドラムが着脱自在な装着により交換される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述した電子写真式のプリンタ、ファクシミリまたは複写機などにおいては、画像形成装置を備えている。この画像形成装置は、感光体ドラムが帯電している状態で光プリンタヘッドなどの露光装置により露光されることで、感光体ドラム上における露光部分の電位が変化して静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム上の静電潜像は、現像器から供給されるトナーによりトナー像として形成され、そのトナー像は転写器により紙などの記憶媒体に転写され、定着されることで、画像として形成されるように構成されている。
【0003】
このような画像形成装置において、感光体ドラムと露光装置をユニット化し、そのユニットを画像形成装置本体に装着できる形態を採るものがある。このユニット化に伴い、画像形成装置本体に対して感光体ドラムおよび露光装置を個別に装着する場合よりも、感光体ドラム表面と露光装置の発光面との距離をより高精度に調整することができ、これにより焦点距離を所望値に保持させ得ることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように感光体ドラムと露光装置をユニット化した画像形成装置に関し、故障や寿命などにより感光体ドラムや露光装置をユニットから取り外して交換した場合を想定すると、交換により感光体ドラムの感度レベル若しくは露光装置の光量レベルが変わることにより、画像形成時の濃度や線幅などが変わるという課題がある。また、交換により感光体ドラム表面と露光装置の発光面との距離が交換前と変わり、ピントがぼけた、所謂ピンボケ画像になる場合がある。
【0005】
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、画像形成装置本体から感光体ドラムまたは露光装置を交換しても、濃度や線幅などが変化しないようにすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明の他の目的は、画像形成装置本体から感光体ドラムまたは露光装置を交換しても、ピンボケ画像になるのを抑制することができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される感光体ドラムと感光体ドラムを露光する露光装置とがユニットとして画像形成装置本体に設けられるとともに、該ユニットに対して感光体ドラムおよび露光装置がそれぞれ交換可能に装着される画像形成装置において、感光体ドラムに設けられ、その該当する感光体ドラムに固有な識別情報および感光体ドラムの感度レベルを記憶する第1の記憶媒体と、露光装置に設けられ、その該当する露光装置に固有な識別情報および露光装置の光量レベルを記憶する第2の記憶媒体と、該第1の記憶媒体および該第2の記憶媒体から識別情報を所定のタイミングで読み出すとともに、それぞれ交換前後の識別情報を比較し、該露光装置及び該感光体ドラムの少なくとも一方が交換されたことを検知する検知手段と、該検知手段が交換を検知したときには、読み出された露光装置の光量レベルおよび感光体ドラムの感度レベルのうちの少なくとも交換された側のレベルに基づき露光装置の発光時間又は駆動電流を再設定する設定手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
この発明の画像形成装置にあっては、露光装置と感光体ドラムに各々設けられた記憶媒体に、固有な識別情報が記憶されているので、検知手段が交換前に装着されていた露光装置および感光体ドラムの識別情報と交換後に装着されている露光装置および感光体ドラムの識別情報とを比較することにより、露光装置および感光体ドラムの一方若しくは両方が交換されたのを検知する。
【0009】
ここで、感光体ドラムの感度は、感光体ドラムの感度レベルと露光装置の光量レベルとの組み合わせに応じ、露光装置の発光エネルギーを強く或いは弱くすることで調整することができ、かつ、前記露光装置の発光エネルギーが一般に発光時間と駆動電流の積に比例するので、露光装置の発光時間又は駆動電流を変えることにより調整することが可能である。
【0010】
そして、検知手段が前記交換を検知した場合、設定手段は、感光体ドラムの感度レベルおよび露光装置の光量レベルのうちの少なくとも交換された側のレベルに基づき発光時間又は駆動電流を再設定するので、画像形成装置本体に対して感光体ドラムまたは露光装置を交換しても、感光体ドラム上の濃度や線幅などが変化しないようにすることができる。
【0011】
請求項2の発明の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記設定手段は、交換された露光装置の光量レベル及び交換された感光体ドラムの感度レベルを更新して記憶する第3の記憶媒体と、第3の記憶媒体から読み出した光量レベルと第1の記憶媒体から読み出した光量レベルとの差並びに第3の記憶媒体から読み出した感度レベルと第2の記憶媒体から読み出した感度レベルとの差のうちの少なくとも一方に基づき露光装置の発光時間又は駆動電流を変更する変更部とを有することを特徴とする。
【0012】
この発明にあっては、変更部が、第3の記憶媒体から読み出した光量レベルと第1の記憶媒体から読み出した光量レベルとの差、並びに第3の記憶媒体から読み出した感度レベルと第2の記憶媒体から読み出した感度レベルとの差に基づき露光装置の発光時間又は駆動電流を変更するので、画像形成装置本体に対して感光体ドラムまたは露光装置を交換しても、感光体ドラム上の濃度や線幅などが変化しないようにすることができる。
【0013】
上記変更部は、請求項3のように、露光装置の発光時間又は駆動電流を制御する発光制御部に入力される信号値を増減させる構成とすることができる。
【0016】
請求項の発明の画像形成装置は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置において、前記露光装置が前記感光体ドラムに対する離隔距離を調整手段により調整できるように構成されているとともに、前記検知手段が交換を検知した結果に基づき、該露光装置のピントを評価するための露光パターンが感光体ドラム表面上に露光されるようになっていることを特徴とする画像形成装置であって、前記調整手段は、前記露光装置の両端部をそれぞれ貫通してねじ先が前記感光ドラムと接触するねじ式の支持ピンであり、前記露光パターンは、画像形成装置の電源投入時に前記検知手段が交換を検知した場合には、該電源投入時に自動的に形成されることを特徴とする
【0017】
この発明にあっては、露光装置及び感光体ドラムの少なくとも一方が交換された場合、露光装置のピントを評価するための露光パターンが感光体ドラム表面上に露光されるので、例えばユーザー等は露光パターンが感光体ドラム表面に綺麗に形成されるか否かに基づいて調整手段により離隔距離を調整することでピントを合わせることができ、これにより正確なピント調節が可能となる。
【0018】
【実施の形態】
以下、本発明の実施形態を具体的に説明する。
【0019】
図1は本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図であり、図2は感光体ドラムと露光装置とがユニット化された構成を示す模式図である。
【0020】
この画像形成装置は、従来技術の欄で述べたようにユニット化された感光体ドラム4と露光装置としての光プリンタヘッド3を備える。感光体ドラム4の中心軸はユニットフレーム6に取付けられた図示しない軸受けにて回転可能に支持されている。光プリンタヘッド3は、感光体ドラム4の上に配され、感光体ドラム4の中心軸に沿って長いもので、その長手方向に多数の発光素子が下向きに設けられている。また、光プリンタヘッド3は、その長手方向の両端部に設けた支持ピン5で支持されている。支持ピン5はねじ状になっており、支持ピン5を回転させることにより、光プリンタヘッド3の発光面と感光体ドラム4の表面との間の距離を調整することが可能となっている。光プリンタヘッド3のピントは、製造工程において光プリンタヘッド3と感光体ドラム4とをユニットとして一体に組まれた時点で、前記支持ピン5により調節される。また、光プリンタヘッド3は、発光制御部23により発光時間と駆動電流が制御されるようになっている。
【0021】
上記感光体ドラム4には、第1の記憶媒体としてのメモリ2が感光体ドラム4と一体型に設けられ、メモリ2には感光体ドラム4の識別情報としてのID番号と感光体ドラム4の感度レベルが記憶されている。光プリンタヘッド3には第2の記憶媒体としてのメモリ1が光プリンタヘッド3と一体型に設けられ、メモリ1には光プリンタヘッド3の識別情報としてのID番号と光量レベルが記憶されている。なお、メモリ1は、光プリンタヘッド1内のプリント基板上に設けられ、ハーネスなどの線材により送受信部15と通信を行えるので、EEPROMなどの一般的な不揮発性メモリが利用される。また、RF−IDに代表される非接触式メモリを用いてもよく同様の効果がある。一方、メモリ2に関しては、感光体ドラム4が金属製の管であり、電子・電気部品が装着されていないので有線の通信を行うことは不可能であるので、非接触式メモリが使用される。この非接触式メモリには、感光体ドラムの製造工程から感光体ドラムのID番号や感度レベルが記憶される。
【0022】
メモリ1及び2は、送受信部15を介してエンジン制御部16と通信を行うようになっている。エンジン制御部16は上記送受信部15を制御することによりメモリ1、2への通信を行うとともに、各種センサ13の検知や感光体ドラム4を回転駆動させるためのモータ14の回転などの制御も行う。またエンジン制御部16は画像処理部21と通信を行ない、画像処理部21と連動して高圧電源部17の制御を行う。高圧電源部17は、感光体ドラム4の周りに配置された帯電器18、現像器19および転写器20等への電源供給を行う。
【0023】
エンジン制御部16にはメモリ22が設けられており、図3に示すようにメモリ22には前回装着(工場出荷時を含む)されていた感光体ドラム4のID番号と感度レベル及び光プリンタヘッド3のID番号と光量レベルが更新的に記憶される。この記憶更新は、ID番号に変化があったことを後述する検知部16aが検知した後に行われる。また、メモリ2に記憶された感光体ドラム4の感度レベルとメモリ22に記憶された感光体ドラムの感度レベルとの差およびメモリ1に記憶された光プリンタヘッド3の光量レベルとメモリ22に記憶された光プリンタヘッド3の光量レベルとの差から露光する際の駆動電流補正量を求めるテーブルも記憶されている。更に、光プリンタヘッド3のピントを評価するための露光パターン(後述する)も記憶されている。
【0024】
エンジン制御部16は、光プリンタヘッド3及び該感光体ドラム4の少なくとも一方が前回装着されていたものから交換されたことを検知する検知部16aと、光プリンタヘッド3の駆動電流補正量を変更する変更部16bとを有する設定手段を備える。
【0025】
検知部16aは、所定のタイミング、本実施形態では電源がONされるタイミングで、メモリ1およびメモリ2からそれぞれID番号を読み出し、予め記憶されている前回装着(工場出荷時を含む)されていた光プリンタヘッド3及び感光体ドラム4に関するID番号と比較し、光プリンタヘッド3及び感光体ドラム4の少なくとも一方が前回装着されていたものから変わったことを検知する。このとき、メモリ1から読み出したID番号が、前回装着されていた光プリンタヘッド3のID番号と異なる場合には、光プリンタヘッド3が交換されたと検知する。また、メモリ2から読み出したID番号が、前回装着されていた感光体ドラム4のID番号と異なる場合には、感光体ドラム4が交換されたと検知する。また、メモリ1から読み出したID番号が、前回装着されていた光プリンタヘッド3のID番号と異なり、かつ、メモリ2から読み出したID番号が、前回装着されていた感光体ドラム4のID番号と異なる場合には、光プリンタヘッド3および感光体ドラム4の両方が交換されたと検知する。
【0026】
変更部16bは、光プリンタヘッド3及び感光体ドラム4の少なくとも一方が前回装着されていたものから変わったことを検知部16aが検知した結果に基づき、メモリ1から光プリンタヘッド3の光量レベルを、メモリ2から感光体ドラム4の感度レベルをそれぞれ読み出す。そして、読み出した光量レベルおよび感度レベルとメモリ22に記憶されている光量レベルおよび感度レベルと前記テーブルとに基づき前述した光プリンタヘッド3の駆動電流補正量を求める。変更部16bにより求められた駆動電流補正量に関する信号は、発光制御部23に与えられる。
【0027】
図4は、発光制御部23の回路構成を示すブロック図である。
【0028】
発光制御部23は、画像処理部21から入力されるCLK(クロック)信号をカウントするとともに水平同期信号HSYNCに基づいて走査同期用の信号STREQを出力するCLKカウンタ7と、SCLK信号(CLK信号のオンオフ反転信号)をカウントするSCLKカウンタ13と、CLK信号に同期して画像処理部21から送られてくるビデオデータを格納するビデオデータ用シフトレジスタ及びラッチ8と、CLK信号に同期して画像処理部21から送られてくる発光素子毎のシューディング用電流値補正データを格納する電流値補正データ用シフトレジスタ及びラッチ9と、画像処理部21から入力される弁別用のSTROBE信号とSCLK信号とビデオデータとによって規定される発光時間だけゲートを開き発光素子群を発光させるゲート部10と、電流値補正データ用シフトレジスタ及びラッチ9で規定された電流(一例では6mA程度)で光プリンタヘッド3の発光素子群を駆動する電流回路11とを有する。
【0029】
図5は、ゲート部10の発光時間制御を説明するための図である。
【0030】
光プリンタヘッド3の発光素子群における或る発光素子に対応するビデオデータVが0の場合、該当発光素子は全く発光しない。また、ビデオデータVがM(Mは1以上、2のN乗−1以下(Nは2以上の自然数)の自然数)の場合、発光素子はSTROBE信号の立下りからSCLK信号のM番目の立下りまでの間において発光する。このようなシーケンスによりビデオデータを用いて発光時間を1走査期間に対応するように可変としている。
【0031】
電流回路11は、電流値補正データ用シフトレジスタ及びラッチ9に格納されたシューディング用電流値補正データに基づいて、例えば発光素子毎に数パーセント刻みで駆動電流を増減させると共に、検知部16aが感光体ドラム4又は光プリンタヘッド3の交換を検知してから次回を検知するまでの間、変更部16bから入力する駆動電流補正量に基づいて、全発光素子の駆動電流値を一律に増減して補正することで、各発光素子毎に駆動電流を与える。
【0032】
なお、変更部16bがテーブルに設定された駆動電流補正量は、メモリ1から読み出した光量レベルが前回装着されていた光プリンタヘッド3の光量レベルよりも低い場合には駆動電流が高くなるように、読み出した光量レベルが前回装着されていた光プリンタヘッド3の光量レベルよりも高い場合には駆動電流が低くなるように設定され、また、読み出した感度レベルが前回装着されていた感光体ドラム4の感度レベルよりも低い場合には駆動電流が高くなるように、読み出した感度レベルが前回装着されていた感光体ドラム4の感度レベルよりも高い場合には駆動電流が低くなるように設定されている。
【0033】
次に、一例として図6のフローチャートをもとに画像形成装置の動作について説明する。
【0034】
まず、ユーザーが画像形成装置の電源をONにすると(S1)、エンジン制御部16は送受信部15を制御して、メモリ1より感光体ドラム4のID番号を読み込むとともにメモリ2より光プリンタヘッド3のID番号を読み込む(S2)。
【0035】
次に、エンジン制御部16のメモリ22に記憶してある、前回電源ON時に装着されていた感光体ドラム4及び光プリンダヘッド3のID番号と読み込んだID番号を比較する(S3)。そして、比較した結果、S2で読み込んだID番号が前回電源ON時に装着されていたID番号と一致すれば処理を終了する。
【0036】
一方、比較した結果、S2で読み込んだID番号が、前回電源ON時に装着されていたID番号と一致せず、例えば光プリンタヘッドのID番号が変わっていることを検知した場合は、一例として「光プリンタヘッドが前回使用のものと交換されています。ピントを調節する必要があります。」というメッセージを、画像形成装置に設けられた図示しないLCDに表示する(S4)。若しくは記録紙にメッセージを画像形成する。又はLED、ブザーなどを用いて通知するようにしてもよい。
【0037】
次に、エンジン制御部16は送受信部15を制御して、メモリ1より感光体ドラム4の感度レベルを読み込む(S5)。続いて、エンジン制御部16は送受信部15を制御して、メモリ2より光プリンタヘッド3の光量レベルを読み込む(S6)。
【0038】
次に、エンジン制御部16は、メモリ22に記憶する交換後の光プリンタヘッドの光量レベル(感光体ドラムが交換された場合は交換後の感光体ドラムの感度レベル)を更新する(S7)。続いて、メモリ22に記憶されている前回の感度レベルおよび光量レベルとS5で読み込んだ感度レベルとS6で読み込んだ光量レベルとテーブルとに基づき駆動電流補正量を決定し、電流回路11はその駆動電流補正量に基づいて、全発光素子の駆動電流値を一律に増減して補正することで、各発光素子毎に駆動電流を与える(S8)。
【0039】
次に、光プリンタヘッド3が、前回電源ON時に装着されていたものと異なっている場合は、製造時にエンジン制御部16に予め記憶しておいた光プリンタヘッドのピント調節用の露光パターンを自動的に画像形成する(S9)。これに伴い、自動で出力されたピントの露光パターンを見てピントが合っていない場合には、光プリンタヘッドの支持ピン5によりピントの調節が行われる。なお、露光パターンには、通常文字や線図形などを並べたものがよく用いられるが、写真や絵画のような画像パターンを用いてもよい。また、露光パターンの画像形成は、キー操作などにより行われるようにしてもよい。
【0040】
このような過程を経た後、待機状態となる。
【0041】
したがって、本実施形態による場合には、光プリンタヘッド3と感光体ドラム4に各々設けられたメモリ1、2に、固有なID番号が記憶されているので、検知部16aが交換前に装着されていた光プリンタヘッド3および感光体ドラム4のID番号と交換後に装着されている光プリンタヘッド3および感光体ドラム4のID番号とを比較することにより、光プリンタヘッド3および感光体ドラム4の一方若しくは両方が交換されたのを検知する。そして、検知部16aがそのような交換を検知した場合、変更部16bは、感光体ドラム4の感度レベル変化量、つまり感度レベルの差および光プリンタヘッド3の光量レベル変化量、つまり光量レベルの差のうちの少なくとも一方に基づき駆動電流を変更するので、画像形成装置本体に対して感光体ドラム4または光プリンタヘッド3を交換しても、感光体ドラム4上の濃度や線幅などが変化しないようにすることができる。
【0042】
なお、上述した実施形態では、光プリンタヘッドまたは感光体ドラムが交換されて光量レベルまたは感度レベルが変化すると、駆動電流補正量を求めるとともにその駆動電流補正量で駆動電流を変更するようにしているが、本発明はこれに限らず、光プリンタヘッドまたは感光体ドラムが交換されて光量レベルまたは感度レベルが変化すると、光プリンタヘッドの発光時間を変化させるようにしてもよい。その一例を以下に説明する。
【0043】
図7は、光プリンタヘッドの発光時間を変化させる場合の説明図である。
【0044】
この図示例の場合、変更部16bは画像処理部21から入力したビデオデータVの値をMに対して変化させる発光時間補正量をテーブルを参照して求め、ゲート部10がその発光時間補正量に応じて、発光制御部23に画像処理部21から入力したビデオデータ、つまり光プリンタヘッドの発光時間を増減させるようにしている。より具体的には、STROBE信号の立下り時点を、破線にて示す位置から実線にて示す位置に変更することで行っている。
【0045】
例えば、ビデオデータVの値が2のとき、発光時間補正量が−2ならば、ビデオデータVの値は0となって発光素子は発光せず、発光時間補正量が−1ならば、ビデオデータVの値は+1となって発光素子はSTROBE信号の立下りからSCLK信号の1番目の立下りまでの間において発光し、発光時間補正量が0ならば、ビデオデータVの値は+2となって発光素子はSTROBE信号の立下りからSCLK信号の2番目の立下りまでの間において発光し、発光時間補正量が+1ならば、ビデオデータVの値は+3となって発光素子はSTROBE信号の立下りからSCLK信号の3番目の立下りまでの間において発光するように変更する。また、発光時間補正量がM−4ならば、ビデオデータVの値はM−2となって発光素子はSTROBE信号の立下りからSCLK信号のM−2番目の立下りまでの間において発光し、発光時間補正量がM−3ならば、ビデオデータVの値はM−1となって発光素子はSTROBE信号の立下りからSCLK信号のM−1番目の立下りまでの間において発光する。
【0046】
また、上述した実施形成では光プリンタヘッドまたは感光体ドラムが交換されて光量レベルまたは感度レベルが変化すると、駆動電流または発光時間の補正量を求めるとともにその補正量で駆動電流または発光時間を変更するようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、光プリンタヘッドまたは感光体ドラムが交換されて光量レベルまたは感度レベルが変化すると、変化後の光量レベルおよび感度レベルから光プリンタヘッドの駆動電流または発光時間を求め、その駆動電流または発光時間で光プリンタヘッドを再設定して制御する構成としてもよいことは勿論である。
【0047】
更に、上述した実施形成では光プリンタヘッドと感光体ドラムの交換を検知するのに識別情報としてID番号を利用しているが、本発明はこれに限らず、光プリンタヘッドと感光体ドラムの製造番号を識別情報として利用するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、感光体ドラム若しくは光ブリンタヘッドが交換されたのを検知し、感光体ドラムの感度レベルと光プリンタヘッドの光量レベルの組み合わせに応じて発光時間又は駆動電流を再設定することができるので、故障や寿命などにより感光体ドラムや光プリンタヘッドが交換された場合においても、光プリンタヘッドの発光エネルギーを調整することにより、交換以前と変わらない濃度、線幅で画像を形成することができる。また、光プリンタヘッドのピント調整が必要であることを警告する表示を行うことで、交換により形成された画像がピンボケになる可能性があることをユーザーに通知し、トラブルを未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置に備わった光プリンタヘッドと感光体ドラムのユニットを示す模式図(斜視図)である。
【図3】本発明の一実施形態に係る画像形成装置に備わったエンジン制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る画像形成装置に備わった光プリンタヘッドのブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る画像形成装置に備わった光プリンダヘッドの発光時間を制御するシーケンスを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施形態に係る画像形成装置に備わった光プリンダヘッドの発光時間を制御するシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 メモリ
2 メモリ
3 光プリンタヘッド(露光装置)
4 感光体ドラム
5 支持ピン
6 ユニットフレーム
7 CLKカウンタ
8 ビデオ用シフトレジスタ及びラッチ
9 電流補正データ用シフトレジスタ及びラッチ
10 ゲー卜部
11 電流回路
12 発光素子群
13 センサ
14 モー夕
15 送受信部
16 エンジン制御部(設定手段)
16a 検知部(検知手段)
16b 変更部
17 高圧電源部
18 帯電器
19 現像器
20 転写器
21 画像処理部
22 メモリ
23 発光制御部

Claims (4)

  1. 静電潜像が形成される感光体ドラムと感光体ドラムを露光する露光装置とがユニットとして画像形成装置本体に設けられるとともに、該ユニットに対して感光体ドラムおよび露光装置がそれぞれ交換可能に装着される画像形成装置において、
    感光体ドラムに設けられ、その該当する感光体ドラムに固有な識別情報および感光体ドラムの感度レベルを記憶する第1の記憶媒体と、
    露光装置に設けられ、その該当する露光装置に固有な識別情報および露光装置の光量レベルを記憶する第2の記憶媒体と、
    該第1の記憶媒体および該第2の記憶媒体から識別情報を所定のタイミングで読み出すとともに、それぞれ交換前後の識別情報を比較し、該露光装置及び該感光体ドラムの少なくとも一方が交換されたことを検知する検知手段と、
    該検知手段が交換を検知したときには、読み出された露光装置の光量レベルおよび感光体ドラムの感度レベルのうちの少なくとも交換された側のレベルに基づき露光装置の発光時間又は駆動電流を再設定する設定手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記設定手段は、交換された露光装置の光量レベル及び交換された感光体ドラムの感度レベルを更新して記憶する第3の記憶媒体と、第3の記憶媒体から読み出した光量レベルと第1の記憶媒体から読み出した光量レベルとの差並びに第3の記憶媒体から読み出した感度レベルと第2の記憶媒体から読み出した感度レベルとの差のうちの少なくとも一方に基づき露光装置の発光時間又は駆動電流を変更する変更部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記変更部は、露光装置の発光時間又は駆動電流を制御する発光制御部に入力される信号値を増減させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記露光装置が前記感光体ドラムに対する離隔距離を調整手段により調整できるように構成されているとともに、前記検知手段が交換を検知した結果に基づき、該露光装置のピントを評価するための露光パターンが感光体ドラム表面上に露光されるようになっていることを特徴とする画像形成装置であって、
    前記調整手段は、前記露光装置の両端部をそれぞれ貫通してねじ先が前記感光ドラムと接触するねじ式の支持ピンであり、
    前記露光パターンは、画像形成装置の電源投入時に前記検知手段が交換を検知した場合には、該電源投入時に自動的に形成されることを特徴とする画像形成装置。
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