JP2005081696A - 画像形成装置 - Google Patents

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英二 辰巳
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Abstract

【課題】LEDプリントヘッド内の各LED素子の波長分布や、感光体の製造ロット間、或いは個々の感光体内の場所による感度にばらつきがあっても、LED素子の発光レベルを適切に補正でき、良好な画像を形成する画像形成装置を提供する。
【解決手段】特性データ記憶部35は、LEDアレイ31を構成する個々のLED素子の光強度データを記憶するLED光強度データ記憶部36及び感光体の分光感度データを記憶する感光体分光感度データ記憶部37から成る。補正データ演算部39は、特性データ記憶部35に記憶された特性データを読み出し、駆動電流補正データPを算出する。画像データ補正演算部44は、補正データ演算部39により出力された駆動電流補正データPを用いて、画像信号処理部42により出力された画像データの補正を行い、補正が行われた画像データは、LEDプリントヘッド7へと出力される。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式のプリンタやファクシミリ、複写機などの露光手段としてLEDプリントヘッドを用いた画像形成装置に関する。
近年、装置の小型化・簡易化等を図るべく、光書き込み手段としてLEDアレイを用いた電子写真方式の画像形成装置が注目されている。この電子写真方式の画像形成装置において、感光体の露光に用いられるLEDプリントヘッドは、複数のLED素子を一列に並べて形成されたLEDアレイを有しており、画像データに基づいて各LED素子を個々に選択的に発光させるようになっている。
しかし、このLEDアレイを形成する複数のLED素子に関しては、従来周知の半導体製造技術によって作成されており、その発光特性が全て均一になる様に製造することは不可能であるため、全てのLED素子に対して同じ大きさの電流を印加しても、各LED素子毎に光量が異なってしまい、各LED素子毎に光量のバラツキが生じてしまう。そのため、画像濃度にムラが生じてしまうことになる。
そこで、上記光量のバラツキを抑えるとともに、各LED素子の光量を均一にさせる様に補正されたLEDプリントヘッドが提案されており、特許文献1には、LEDプリントヘッドの発光出力を均一化するとともに、印字品質を高くすることを目的として、レーザ光によるトリミングを行い、抵抗値を調整することによって各LED素子に供給する電流を制御し、光量を一定にするものが提案されている。また、特許文献2には、光量のバラツキのあるLEDプリントヘッドを製品に組み込む際、又は、交換する際の調整作業を不要とすることを目的として、各LED素子の発光量を一定にするような補正データを予め求めておき、LEDプリントヘッド内に当該補正データを格納したROMを備え、印画時にその補正データを用いて各LED素子を点灯するものが提案されている。
しかし、LEDプリントヘッドに用いられるLED素子は全てが同一の波長分布を示すことはなく、ほとんどの場合ピーク波長や波長分布にばらつきを持っている。よって、上記方法によりLED素子の発光光量を同一にしたとしても、光量検出装置の分光感度と感光体の分光感度が異なるため、LED素子間で波長分布にばらつきがあれば感光体の露光後電位は一定にはならず、やはり出力画像に縦筋などの画像ムラが生じてしまう。そこで、光量検出装置の分光感度と感光体の分光感度を合致させる方法が提案されており、特許文献3には、光量検出装置の分光感度が感光体の分光感度に合致するような着色フィルターを通して各LED素子のエネルギー測定を行い、露光レベルを一定にする方法が開示されている。
特開平5−4376号公報 特開平5−50653号公報 特許第2938956号
しかしながら、光量検出装置の分光感度を感光体の分光感度に完全に合致させるようなフィルターを入手することは極めて困難であるため、特許文献3の方法を用いても露光レベルの補正は完全とはいえず、画像ムラの発生を全面的に解決するものではない。特に感光体にアモルファスシリコンなどを用いた場合は、感光体分光感度の変化が比較的大きいため、LEDプリントヘッド内のLED素子に僅かな波長差があっても画質に大きく影響する。
図16にアモルファスシリコン及びOPC感光体の感度分布を示す。図16においては、レーザ波長を横軸に、各波長における感光体の感度を縦軸にとり、波長を500nmから800nmまで変化させたときのアモルファスシリコン及びOPC感光体の感度変化を表している。ここでは、感光体の感度は表面電位を500Vから250Vにするのに必要なエネルギーの逆数で表すものとする。図から明らかなように、OPC感光体では600nmより高波長側においては感度は約600(V・cm/μJ)でほぼ一定しているのに
対し、アモルファスシリコン感光体では波長690nmで約1500(V・cm/μJ)
の感度ピークが認められ、それより低波長側及び高波長側においては感度が低下しており、特に高波長側での感度低下が著しい。従って、アモルファスシリコン感光体ではLEDプリントヘッド内のLED素子の発光光量が同一であっても、その波長分布が異なる場合は露光後電位にばらつきが生じ、画質が劣化してしまうこととなる。
また、フルカラー画像などの出力においては感光体の僅かな感度ばらつきが画像の劣化に大きく影響する。感光体ドラムの場合においては、製造上の問題からロット間或いはロット内においても感度ばらつきを完全に押さえ込むことは困難とされている。それに加えて多くの場合、感光体の軸方向又は周方向についても感度ばらつきがあり、これについても画質劣化の要因となる。従って、各LED素子の光量測定時に補正データを作成したとしても、上記理由によりLEDプリントヘッドが画像形成装置に搭載される際、どのような分光感度特性を持った感光体と組み合わされるかによって画質の良否が決定されてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑み、LEDプリントヘッド内の各LED素子の波長分布に差のある場合でも、感光体の分光感度によらずLED素子の発光レベルを適切に補正できる画像形成装置を提供することを目的とする。また本発明は、感光体の製造ロット間、或いは個々の感光体内の場所による感度ばらつきがあっても画像ムラを生じることなく良好な画像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、画像データに応じて点灯制御される複数のLED素子から構成されるLEDアレイを用いて感光体表面を露光し、静電潜像を形成する画像形成装置において、前記複数のLED素子の各々に関する光強度データ及び前記感光体の分光感度データから成る特性データを記憶する特性データ記憶手段と、前記特性データ記憶手段から前記特性データを読み出すとともに、前記特性データに基づいて前記複数のLED素子の各々に対する光量補正データを算出する補正データ演算手段が設けられていることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記特性データ記憶手段は、前記LED素子の発光波長分布領域における所定間隔毎の波長λに対する光強度P(λ)と、該波長における個々の感光体の分光感度D(λ)とを記憶しており、前記補正データ演算手段は、各波長における前記光強度P(λ)及び分光感度D(λ)を次式(1)
E=ΣP(λ)・D(λ)・・・(1)
を用いて積算し、全波長域にわたって合算したエネルギーEが全てのLED素子において一定となるように光量補正データを作成することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記分光感度D(λ)は、前記感光体の軸方向における複数の位置で測定されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記補正データ演算手段は、n番目の前記LED素子の発光波長分布領域における所定間隔毎の波長λに対する光強度Pn(λ)及び前記感光体の軸方向に区分された複数の領域のうちn番目の前記LED素子の位置に対応する領域の分光感度Dk(λ)を用いて次式(2)
En=ΣPn(λ)・Dk(λ)・・・(2)
により積算される各LED素子についての全波長域にわたって合算したエネルギーEnが、全てのLED素子において一定となるように光量補正データを作成することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記分光感度D(λ)は、前記感光体の周方向における複数の位置で測定されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記補正データ演算手段は、前記光強度P(λ)及び前記感光体の周方向に区分された複数の領域の分光感度D(λ)を積算し、全波長域にわたって合算したエネルギーEが全てのLED素子において一定となるように光量補正データを作成し、前記光量補正データに基づいて各LED素子の発光光量を前記感光体の回転と同期して制御することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記補正データ演算手段は、感光体の領域毎に段階的に算出された各分光感度データ間について、前後のデータの補間によりデータを算出することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、光強度を測定する光強度検出装置の分光感度をM(λ)とし、前記光強度検出装置を使用して測定した前記LED素子の光強度の実測値をL(λ)とするとき、次式(3)
P(λ)=L(λ)/M(λ)・・・(3)
を満たすことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記光量補正データは、駆動電流制御データ又は発光時間制御データであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記感光体はアモルファスシリコンから成ることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、LEDアレイを構成する複数のLED素子間における表示濃度の濃淡差を精度良く解消することができ、画像の濃度ムラを抑えることができる。又、画像上の縦スジの発生を効率よく低減させることができる。
また、本発明の第2の構成によれば、LEDプリントヘッド内の各LED素子間に波長ピークや波長分布の差がある場合でも、感光体の分光感度によらずLED素子の発光レベルを適切に補正することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、感光体分光感度D(λ)が感光体の軸方向における複数の位置で測定されることにより、感光体の軸方向の感度ばらつきを考慮した光量補正データの作成が可能となる。
また、本発明の第4の構成によれば、前記感光体の軸方向の領域毎に段階的にDk(λ)を算出し、前記LED素子の位置に対応した感光体の軸方向のDk(λ)を用いて算出される各LED素子についてのエネルギーEnが、全てのLED素子において一定となるように光量補正データを作成して各LED素子の発光光量を制御することにより、感光体の軸方向の感度ばらつきによらず画像ムラを一層効果的に抑えることが可能となる。
また、本発明の第5の構成によれば、前記感光体分光感度D(λ)は、感光体の周方向における複数の位置で測定されることにより、感光体の周方向の感度ばらつきを考慮した光量補正データの作成が可能となる。
また、本発明の第6の構成によれば、前記感光体の周方向の領域毎に段階的にD(λ)を算出し、露光位置におけるD(λ)を用いて各LED素子の発光光量を感光体の回転と同期して制御することにより、感光体の周方向の感度ばらつきによらず画像ムラを一層効果的に抑えることが可能となる。
また、本発明の第7の構成によれば、前記演算手段は、感光体の領域毎に段階的に算出された各分光感度データ間について、前後のデータの補間によりデータを算出することにより、感光体の感度ばらつきをより厳密に把握した光量補正データを作成することができる。
また、本発明の第8の構成によれば、LED素子の光強度の測定に用いる光強度検出装置の分光感度によらず、各LED素子の相対光強度P(λ)を正確に求めることができる。
また、本発明の第9の構成によれば、駆動電流制御データ又は発光時間制御データのいずれを用いてもLED素子の発光光量を制御することができる。
また、本発明の第10の構成によれば、前記感光体はアモルファスシリコンから成ることとしたので、感光体の寿命が長くなり、画像形成装置の低ランニングコスト化に貢献する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。図1に示された画像形成装置において、1は画像形成装置の一例としてのカラープリンタ、2は筐体、3B、3Y、3C、3Mは各々ブラック、イエロー、シアン、マゼンダ用の画像形成部で、10B、10Y、10C、10Mは、前記各色のトナーホッパーである。又、12は用紙14を収納する給紙カセット、13は給紙ガイド、11aと11bは搬送ベルト駆動ローラ、8は搬送ベルト、9は転写ローラ、17は定着部、15は排紙ガイド、16は排紙部である。又、各色の画像形成部3B、3Y、3C、3Mは、各々、現像器4、感光体5、主帯電器6、LEDプリントヘッド7、クリーニング部20等から構成されている。
カラープリンタ1において、主帯電器6によって帯電された感光体5上には、LEDプリントヘッド7によって静電潜像が形成され、現像器4により現像されて可視画像が形成される。この様なプロセスが、上記ブラック、イエロー、シアン、マゼンダの各色毎に行われる。給紙カセット12から送出された用紙14は、給紙ガイド13により案内されて、反時計方向に回転している搬送ベルト8の上面に吸着されて、各色の画像形成部3B、3Y、3C、3Mの真下を通過するときに、転写ローラ9によって各色の画像が用紙14に順次転写される。この様に、用紙14上でフルカラー画像を形成した4色のトナーは、用紙14が定着部17を通過する際に定着される。その後、用紙14は排紙ガイド15により、排紙部16に排出案内される。
次に、図2を参照して、上述のカラープリンタ1に設けられているLEDプリントヘッド7について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるLEDアレイプリントヘッドの概略構成を示す模式図である。図2において、LEDプリントヘッド7は、配線を有する基板30上に一列に配置され、画像データに応じて点灯制御される複数のLEDから構成されるLEDアレイ31と、当該LEDアレイ31の上方に配されて正立等倍の像を結像するレンズアレイ32と、LEDアレイ31を構成する複数のLED素子を駆動する駆動回路33とから構成されている。ここで、上述の基板30とレンズアレイ32等は、図示しない保持部材により保持されている。又、LEDプリントヘッド7を駆動制御するLEDアレイ制御部34が外部に設けられている。
図3は、LEDプリントヘッド7を画像形成装置に組み込んだ場合の模式図である。図3において、5はドラム形状を有する感光体であり、レンズアレイ32がLED発光素子の発光を受光して屈折透過させ、ドラム面上に結像する様子を波線で示している。
以上に説明した様に、図1のカラープリンタ1に外部のPC(図示せず)等から送信されてくる画像信号に対応して各LED素子が駆動され、当該各LED素子による発光がレンズアレイ32を介して、感光体5の面上にドットとして結像される。尚、本実施形態の画像形成装置は、感光体5上の露光エネルギー(又は、LED素子発光エネルギー)が大きい画素ほど高濃度となるように形成されており、この露光エネルギー(又は、LED素子発光エネルギー)は、LED素子の発光強度(=駆動電流)×発光時間(=駆動電流供給時間)により表される。
次に、図4、及び図5を参照して、LEDアレイ制御部の動作、及びLEDプリントヘッドの駆動回路の動作について説明する。図4は本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるLEDアレイ制御部の構成を示すブロック図であり、図5は本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるLEDプリントヘッドの駆動回路の構成を示すブロック図である。
LEDアレイ制御部34は、LEDプリントヘッド7を駆動制御するものであり、特性データ記憶部35、演算係数記憶部38、補正データ演算部39、画像信号処理部42、制御信号生成部43、画像データ補正演算部44により構成されている。
画像信号処理部42は、外部装置、例えば、フレームメモリやスキャナ等からLEDアレイ制御部34に送られてきた画像信号41に対し、階調処理等の画像処理を適宜行い、画像信号41を画像データに変換する手段である。この画像データは、上記ブラック、イエロー、シアン、マゼンダの各色毎に分離された画素濃度を示すためのデータであり、LED素子の発光強度(駆動電流)と発光時間(駆動電流供給時間)を示すmビットディジタルデータである。画像信号処理部42により処理された画像データは、画像データ補正演算部44に出力される。
特性データ記憶部35は、LEDアレイ31を構成する複数のLED素子の各々に関し、予め測定された光強度データ、及び画像形成装置に用いられる感光体の分光感度データを記憶するための手段であり、例えば、図4に示す様に、各LED素子に関する光強度データを記憶するLED光強度データ記憶部36、個々の感光体の分光感度データを記憶する感光体分光感度データ記憶部37により構成されている。図15に示すように、感光体の分光感度データは感光体の種類によって異なるため、感光体の種類に応じた固定値を記憶させることも可能であるが、個々の感光体について実測された分光感度を記憶することにより、感光体の製造上の感度ばらつきによらずLEDアレイ31の適切な制御が可能となるためより好ましい。尚、この特性データ記憶部35は、例えば、ROM(リードオンリーメモリ)により構成されているが、個々のLED素子の特性変化に対応させるために、書き換え可能なPROM(例えば、データの消去を紫外線で行うEPROMや、データの消去を電気的に行うEEPROM)を用いる構成としても良い。
当該特性データ記憶部35には、補正データ演算部39が接続されている。この補正データ演算部39は、前述の特性データ記憶部35に設けられたLED光強度データ記憶部36、感光体分光感度データ記憶部37に記憶された各特性データを読み出し、所定の演算式に従って、LEDアレイ31を構成する複数のLED素子の各々に対する駆動電流補正データPを特性データに基づいて算出するためのものである。演算係数記憶部38は、LEDプリントヘッド7に供給する駆動電流とLED素子の発光光量の関係を記憶しており、駆動電流補正データPの算出に必要な演算係数を補正データ演算部39に出力する。補正データ演算部39により算出された駆動電流補正データPは、画像データ補正演算部44に出力される。
この駆動電流補正データPは、後述のごとく、LEDアレイ31を構成する個々のLED素子の駆動電流を変化させることにより、個々のLED素子の露光強度を変化させる際に使用されるデータであり、例えば、ドット1(LED素子のNo.1)の駆動電流を補正する場合には、駆動電流補正データP1が用いられ、ドットn(LED素子のNo.n)の駆動電流を補正する場合には、駆動電流補正データPnが使用される。
画像データ補正演算部44は、補正データ演算部39により出力された駆動電流補正データPを用いて、画像信号処理部42により出力された画像データの補正を行うものである。即ち、画像データ補正演算部44は、補正データ演算部39により出力された駆動電流補正データPに従い、画像信号処理部42により出力された画像データのうち、LEDアレイ31を構成する個々のLED素子に関する駆動電流を示すmビットディジタルデータの補正を行う。当該補正が行われた画像データは、図4に示す様に、LEDプリントヘッド7へと出力される。
LEDプリントヘッド7の駆動回路33は、図5に示す様に、クロック信号CLKをカウントするCLKカウンタ50と、ストローブクロック信号SCLKをカウントするSCLKカウンタ51と、画素濃度を示す補正後の画像データを一時的に格納する格納部52と、出力時間制御信号STROBEのロジックに応じて開閉するゲート部53と、LEDアレイ31の駆動電流を生成する定電流生成部54とを有している。
上記構成から成るLEDプリントヘッド7の駆動回路33は、制御信号生成部43から入力される水平同期信号HSYNCの立ち下がりにより初期化され、同じく制御信号生成部43から入力されるクロック信号CLKと、クロック信号CLKに同期して入力される補正後の画像データの受け取りを開始する。
格納部52は、シフトレジスタとラッチ回路を有しており、入力される補正後の画像データを変換するために、LEDアレイ31の発光に必要なデータの一時的な格納を行う。ここで、LEDプリントヘッドを構成する各LED素子の駆動方法には、一度に全LED素子の点消灯制御を行うスタティック駆動方式と、LEDを複数ブロックに分けてブロック毎に点消灯制御を行うダイナミック駆動方式とがあるが、スタティック駆動方式を採用する場合は全LED素子分、ダイナミック駆動方式を採用する場合は1ブロック分のデータの一時的な格納を行う。
CLKカウンタ50は、クロック信号CLKのカウント数に基づいて、格納部52における画像データの一時格納が完了したか否かを判断し、完了したと判断した時点で発光準備が整ったことを示す発光タイミング制御信号STREQを制御信号生成部43に出力する。
発光タイミング制御信号STREQを受け取った制御信号生成部43によって、出力時間制御信号STROBEがアクティブレベル(ローレベル)とされ、ストローブクロック信号SCLKが入力され始めるとSCLKカウンタ51はストローブクロック信号SCLKのカウントを開始し、ゲート部53が開放される。従って、LEDアレイ31を構成する各LED素子には、格納部52に格納された駆動電流補正データPに基づく駆動電流が、格納部52に格納された画像データに基づく発光時間だけ流され、感光体ドラム5の露光が行われる。
図6は、LED素子の点灯制御の手順を示すフローチャートである。この制御手順では、まず、総ライン数Nのうち、1ライン目を対象とさせるためにn=1に設定する(ステップS1)。次に、特性データ記憶部35から各LED素子及び感光体の特性データを読み出し(ステップS2)、駆動電流補正データ演算部39において、各LED素子に対する駆動電流補正データPの演算を行う(ステップS3)。次に、算出された駆動電流補正データPを画像データ補正演算部44に出力し(ステップS4)、画像データ補正演算部44において画像データの補正を行う(ステップS5)。次に、補正された画像データをLEDプリントヘッド7に出力し(ステップ6)、各LED素子を補正された画像データに従って点灯する(ステップS7)。更に、次のラインnを対象とさせるために、nを+1だけインクリメントし(ステップS8)、当該nが、印字する総ライン数Nを越えていないかをチェックし(ステップS9)、越えていなければ、ラインnについて上記処理を同様に繰り返す(ステップS2〜S9)。
尚、上述の実施形態では、駆動電流補正データPが補正データ演算部39により算出された後、直接、画像データ補正演算部44に出力される構成としたが、図7に示す様に、補正データ演算部39において算出された駆動電流補正データPを記憶する補正データ記憶部40を別途設け、当該補正データ記憶部40を補正データ演算部39、及び画像データ補正演算部44に接続する構成としても良い。
この場合、補正データ記憶部40は、補正データ演算部39から駆動電流補正データPを読み出すとともに、当該駆動電流補正データPを記憶し、画像データ補正演算部44へ当該駆動電流補正データPを出力する。尚、個々のLED素子の特性変化に基づく駆動電流補正データPの変更に対応させるために、この補正データ記憶部40には、例えば、書き換え可能なPROM(例えば、データの消去を紫外線で行うEPROMや、データの消去を電気的に行うEEPROM)等が用いられる。
この様な構成にすることにより、駆動電流補正データPの演算に長時間かかる場合であっても、予め演算した駆動電流補正データPが補正データ記憶部40に記憶されているため、画像データ補正演算部44において速やかに駆動電流補正データP読み出すことができ、その結果、画像データ補正演算部44による画像データの補正をより高速に行うことが可能になる。
次に、本実施形態におけるLED素子の光量補正方法について説明する。図4において、LED光強度データ記憶部36には、予め光強度検出装置によって測定された各LED素子の光強度P(λ)のデータが格納されている。この光強度P(λ)は、実際に画像形成装置に搭載されるLEDプリントヘッド7内の全てのLED素子について数nmの波長間隔で測定される。一方、画像形成装置に用いられる個々の感光体についても予め数nmの波長間隔での分光感度D(λ)が測定され、感光体分光感度データ記憶部37に格納されている。
補正データ演算部39は、特性データ記憶部35のLED光強度データ記憶部36及び感光体分光感度データ記憶部37から光強度P(λ)及び分光感度D(λ)を読み出して、E=ΣP(λ)・D(λ)の式に従い全波長域にわたり光強度P(λ)及び分光感度D(λ)を積算し、各LED素子毎に感光体の吸収エネルギーEを算出する。演算係数記憶部38は、LEDプリントヘッド7に供給する駆動電流とLED素子の発光光量の関係を記憶しており、演算係数記憶部38から出力される演算係数を用いて、全てのLED素子において感光体の吸収エネルギーEが同じレベルとなるように各LED素子の駆動電流補正データPを決定する。駆動電流補正データPは画像データ補正演算部44に送信され、画像データ補正演算部44に画像信号処理部42から画像信号が送信されると、各LED素子の発光光量が一定となるように補正されてLEDプリントヘッド7に送出され、濃度ムラのない静電潜像を図示しない感光体上に形成する。
なお、本実施形態においては駆動電流補正データPを用いて駆動電流を補正することにより各LED素子の発光光量が一定となるようにしたが、各LED素子の発光時間を補正することによりLED素子の発光光量を制御することも可能である。即ち、補正データ演算部において、駆動電流補正データPに代えて発光時間補正データQを算出し、画像データ補正演算部44に送信することにより、各LED素子の発光光量が一定となるように発光時間を補正する。この場合、演算係数記憶部38にはLED素子の発光時間とLED素子の発光光量の関係を記憶しておけばよい。
図1の画像形成装置における各LED素子の発光光量の補正を第1の実施例により具体的に説明する。受光体の分光感度分布M(λ)が図8に示すような光強度検出装置を使用してLEDプリントヘッド内のLED素子Aの光強度の実測値L(λ)を測定し、光強度P(λ)及び感光体吸収エネルギーE(λ)を算出した例を表1及び図9、図10、図11に、LED素子Bについても同様に表2及び図9、図10、図11に示す。
Figure 2005081696
Figure 2005081696
表1、2及び図10から明らかなように、LED発光素子による光強度P(λ)は、P(λ)=L(λ)/M(λ)の関係によってLED素子A及びBの光強度の実測値L(λ)を、測定に使用した光強度検出装置の受光体の分光感度分布M(λ)を用いて補正して求められるため、LED素子A及びBの光強度の総和P(=ΣP(λ))はほぼ同じ値を示す。しかし、表1、表2及び図11に示すように、実際に感光体に吸収される各波長毎のエネルギーE(λ)は図15に示すアモルファスシリコン感光体の感度分布D(λ)からE(λ)=P(λ)・D(λ)で表される。このとき、LED素子A及びBの全波長域における感光体吸収エネルギーE(=ΣE(λ)=ΣP(λ)・D(λ))は、EA>EBとなり、露光後電位がばらつく要因となる。
そこで、図4のLED光強度データ記憶部36及び感光体分光感度データ記憶部37に格納されているLED光強度データと感光体分光感度データの両方を用いて光量補正データを作成する。具体的には、補正データ演算部39において各LED素子毎に感光体吸収エネルギーEを算出し、さらに演算係数記憶部38に記憶されている駆動電流と発光強度の関係を用いて各LED素子の駆動電流補正データPを決定し、全てのLED素子における感光体吸収エネルギーEが同じレベルになるようにLED素子の駆動電流を補正する。各LED素子の感光体吸収エネルギー、駆動電流補正量及び補正後の電流値を表3に示す。
Figure 2005081696
表3において、nはドットナンバーであり、この例では感光体の軸方向の0001から7168までのドットにより画像が形成される。各ドットは感光体の軸方向に配列された対応するLED素子により形成されるため、ドットナンバーは各LED素子を特定する。Enは、各LED素子を5mAの駆動電流で駆動させたときの感光体吸収エネルギーである。いま、各LED素子のEnは、LED素子の光強度P(λ)や感光体の分光感度D(λ)の差によってばらつきが認められる。そこで、Enの目標値を5800として、各LED素子のEnが目標値となるように駆動電流を補正する。具体的には、実際に算出された各LED素子のEnの目標値に対する比率を求め、その比率に応じた駆動電流を各LED素子に供給する。
例えば、0001のドットを形成するLED素子では、5mAの駆動電流で駆動させた場合のEnは5862であるから、5800/5862≒98.93(%)となり、Enを目標値5800にするには駆動電流を1.07%小さくすればよい。即ち、5mA×(1−0.107)=4.95mAの駆動電流を供給すればEnは目標値である5800となる。同様にして他のLED素子についても駆動電流の補正を行い、全てのLED素子においてEnが目標値となるようにする。これにより、感光体の露光後電位のムラを抑制し、均質な画像を形成することが可能となる。
このように、LEDプリントヘッドの各LED素子について発光光量の補正データを作成する際に、対象となる個々の感光体が決定されれば、波長λに対して光強度検出装置受光体の分光感度M(λ)及び感光体の分光感度D(λ)は一義的に決まり、各LED素子毎に測定されるL(λ)から感光体吸収エネルギーEnが算出され、各LED素子の補正データを決定することができる。なお、Enの目標値は各LED素子のEnの平均値としてもよい。また、補正データとしては、駆動電流補正データに代えて発光時間補正データを用い、各LED素子の発光時間を変調させてEnが目標値となるようにすることもできる。
次に第2の実施例について表4、表5、表6及び図12、図13を参照して説明する。本実施例においては、図12に示すように感光体を軸方向に複数の領域に区分し、各領域毎に感光体の分光感度Dk(λ)を測定している。表4に示すように感光体の前部(Front)、中央部(Center)及び後部(Rear)の各位置で分光感度D1(λ)、D3(λ)及びD5(λ)が若干異なる場合、これらのデータを測定位置情報と共に感光体分光感度データ記憶部37に格納している。また、画像形成装置内の補正データ演算部39において、実測されていない感光体の前部と中央部の間(F−C)、及び中央部と後部の間(C−R)の分光感度データD2(λ)及びD4(λ)を補間によって算出する。このようにして求められた各領域の分光感度データD1(λ)〜D5(λ)を表5に示す。なお、各LED素子の光強度P(λ)は第1の実施例と同様にn番目のLED素子の光強度をPn(λ)としてLED光強度データ記憶部36に格納されている。
Figure 2005081696
Figure 2005081696
Figure 2005081696
LEDプリントヘッド7に配列された各LED素子に対応する光強度Pn(λ)と各領域の感光体の分光感度Dk(λ)の関係は表6に示す通りである。例えば、0001番目〜1408番目までのLED素子は、それぞれP0001(λ)〜P1408(λ)の光強度で分光感度がD1(λ)である感光体の前部(Front)を露光する。この関係を用いて感光体の吸収エネルギーEnを、En=ΣPn(λ)・Dk(λ)の式を用いて算出する。そして、第1の実施例と同様にEnの目標値を定め、全てのLED素子においてEnが目標値となるようにする。なお、この例においては感光体を軸方向に前部(Front)、中央部(Center)、後部(Rear)、前部と中央部の間(F−C)、及び中央部と後部の間(C−R)の5つの領域に区分し、各領域毎に分光感度を測定したが、区分する領域の数はこれに限られるものではない。区分する領域の数が多いほどLED素子の発光光量をより厳密に補正することができる。
次に第3の実施例について表7、表8及び図14、図15を参照して説明する。本実施例においては、感光体を周方向に複数の領域に区分し、第2の実施例と同様に各領域毎に感光体の分光感度Dk(λ)を測定している。
Figure 2005081696
Figure 2005081696
図14は感光体を軸方向から見た側面図であり、ここでは感光体表面を、各エリアの境界と回転軸とのなす角度が45°となるように周方向に8つのエリアに区分している。表7に示すように感光体のエリア1、エリア3、エリア5及びエリア7の各位置で分光感度D1(λ)、D3(λ)、D5(λ)及びD7(λ)が若干異なる場合、これらのデータを測定位置情報と共に感光体分光感度データ記憶部37に格納している。この場合、測定位置情報はエリア1及びエリア8の境界と回転軸とのなす角度を0°として、時計回りに各エリアの境界と回転軸とのなす角度により決定される。
また、画像形成装置内の補正データ演算部39において、実測されていないエリア2、4、6、8における分光感度データD2(λ)、D4(λ)、D6(λ)及びD8(λ)を補間によって算出する。このようにして求められた各領域の分光感度データD1(λ)〜D8(λ)を表8に示す。なお、各LED素子の光強度P(λ)は第1、第2の実施例と同様にn番目のLED素子の光強度をPn(λ)としてLED光強度データ記憶部36に格納されている。
本実施例においては、感光体を周方向の複数の領域に区分し、各領域の感光体の分光感度Dk(λ)を用いてLEDの発光光量を補正するため、LEDヘッドに配列された全てのLED素子に対し、感光体の回転と同期して発光光量を制御する必要がある。このことを考慮して、吸収エネルギーEnを、En=ΣP(λ)・Dk(λ)の式を用いて算出する。そして、第1、第2の実施例と同様にEnの目標値を定め、全てのLED素子においてEnが目標値となるようにする。即ち、感光体の回転に合わせて各LED素子の駆動電流を変調させる。なお、この例においては感光体を周方向に8つのエリアに区分し、各領域毎に分光感度を測定したが、第2の実施例と同様に区分する領域の数はこれに限られるものではなく、区分する領域の数が多いほどLED素子の発光光量をより厳密に補正することができる。
また、第2、第3の実施例を併用し、感光体を軸方向及び周方向の両方に区分して分光感度Dk(λ)を測定することにより一層厳密な補正が可能となる。また、補正データとしては、駆動電流補正データに代えて各LED素子の発光時間を変調させる発光時間補正データを用いることもできる。
本発明は、画像データに応じて点灯制御される複数のLED素子から構成されるLEDアレイを用いて感光体表面を露光し、静電潜像を形成する画像形成装置において、前記複数のLED素子の各々に関する光強度データ及び前記感光体の分光感度データから成る特性データを記憶する特性データ記憶手段と、前記特性データ記憶手段から前記特性データを読み出すとともに、前記特性データに基づいて前記複数のLED素子の各々に対する光量補正データを算出する補正データ演算手段が設けられたこととしている。これにより、LEDアレイを構成する複数のLED素子間における表示濃度の濃淡差を精度良く解消することができ、画像の濃度ムラを抑えることができる。又、画像上の縦スジの発生を効率よく低減させることができる。
また、前記特性データ記憶手段は、前記LED素子の発光波長分布領域における所定間隔毎の波長λに対する光強度P(λ)と、該波長における個々の感光体の分光感度D(λ)とを記憶しており、前記補正データ演算手段は、各波長における前記光強度P(λ)及び分光感度D(λ)を積算し、全波長域にわたって合算したエネルギーEが全てのLED素子において一定となるように光量補正データを作成することとしている。これにより、LEDヘッド内の各LED素子間に波長ピークや波長分布の差がある場合や、感光体のロット間や感光体内の位置によって分光感度に差がある場合であっても、LED素子の発光レベルを適切に補正することができ、ムラのない画像を形成することができる。
また、感光体の軸方向の分光感度にばらつきのある場合、分光感度D(λ)を感光体の軸方向における複数の位置で測定することにより感光体の軸方向の感度ばらつきを考慮した光量補正データを作成することができ、感光体の軸方向の領域毎に段階的にDk(λ)を測定し、LED素子の位置に対応したDk(λ)を用いて光量補正データを作成して各LED素子の発光光量を制御することにより、感光体の軸方向の画像ムラを一層効果的に抑えることが可能となる。
また、感光体の周方向における複数の位置で分光感度D(λ)を測定することにより、さらに光強度P(λ)と、LED素子の露光位置に対応して周方向に区分された感光体分光感度D(λ)を積算し、全波長域にわたって合算したエネルギーEが全てのLED素子において一定となるように光量補正データを作成して各LED素子の発光光量を感光体の回転と同期して制御することにより、感光体の周方向の画像ムラを一層効果的に抑えることが可能となる。
また、感光体の領域毎に段階的に算出された各分光感度データ間について、前後のデータの補間により演算手段を用いてデータを算出することにより、全ての領域について測定を行わなくとも分光感度D(λ)のばらつきをより厳密に把握して光量を補正することができる。
また、LED素子の光強度を測定する光強度検出装置の分光感度M(λ)を用いて光強度の実測値L(λ)を補正し、各LED素子の光強度P(λ)を求めることにより、光強度検出装置の分光感度に係わらず、LED素子の光強度P(λ)の正確な補正が可能となる。
また、発光電流制御データ又は発光時間制御データのいずれを用いてもLED素子の発光光量を制御することができ、LEDヘッドの制御方法の選択の自由度が広がる。
また、アモルファスシリコンから成る感光体を使用することにより、寿命が長くランニングコストの低い画像形成装置を提供することができる。
は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるLEDプリントヘッドの概略構成を示す模式図である。 は、LEDプリントヘッドを画像形成装置に組み込んだ場合の模式図である。 は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるLEDアレイ制御部の構成を示すブロック図である。 は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるLEDプリントヘッドの駆動回路の構成を示すブロック図である。 は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるLED素子の点灯制御の手順を示すフローチャートである。 は、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置におけるLEDアレイ制御部の構成を示すブロック図である。 は、光強度検出装置の受光体の相対感度分布を示すグラフである。 は、本発明の第1実施例のLEDヘッド内のLED素子の発光波長強度分布の測定例を示すグラフである。 は、光強度検出装置の相対感度分布により補正されたLED素子の露光光量の分布を示すグラフである。 は、感光体の分光感度を考慮した感光体の吸収エネルギーの分布を示すグラフである。 は、軸方向の複数の領域に区分された感光体ドラムを示す概略図である。 は、感光体の軸方向の各領域での分光感度を示すグラフである。 は、周方向の複数の領域に区分された感光体ドラムを示す側面図である。 は、感光体の周方向の各領域での分光感度を示すグラフである。 は、アモルファスシリコン及びOPC感光体の感度分布を示すグラフである。
符号の説明
1 カラープリンタ
2 筐体
3B、3C、3M、3Y 画像形成部
4 現像器
5 感光体
6 主帯電器
7 LEDプリントヘッド
8 搬送ベルト
9 転写ローラ
10B、10C、10M、10Y トナーホッパー
11a、11b 搬送ベルト駆動ローラ、
12 給紙カセット
13 給紙ガイド
14 用紙
15 排紙ガイド
16 排紙部
17 定着部
20 クリーニング部
30 基板
31 LEDアレイ
32 レンズアレイ
33 駆動回路
34 LEDアレイ制御部
35 特性データ記憶部
36 LED光強度データ記憶部
37 感光体分光感度データ記憶部
38 演算係数記憶部
39 補正データ演算部
40 補正データ記憶部
41 画像信号
42 画像信号処理部
43 制御信号生成部
44 画像データ補正演算部
50 CLKカウンタ
51 SCLKカウンタ
52 格納部
53 ゲート部
54 定電流生成部

Claims (10)

  1. 画像データに応じて点灯制御される複数のLED素子から構成されるLEDアレイを用いて感光体表面を露光し、静電潜像を形成する画像形成装置において、
    前記複数のLED素子の各々に関する光強度データ及び前記感光体の分光感度データから成る特性データを記憶する特性データ記憶手段と、前記特性データ記憶手段から前記特性データを読み出すとともに、前記特性データに基づいて前記複数のLED素子の各々に対する光量補正データを算出する補正データ演算手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記特性データ記憶手段は、前記LED素子の発光波長分布領域における所定間隔毎の波長λに対する光強度P(λ)と、該波長における個々の感光体の分光感度D(λ)とを記憶しており、前記補正データ演算手段は、各波長における前記光強度P(λ)及び分光感度D(λ)を次式(1)
    E=ΣP(λ)・D(λ)・・・(1)
    を用いて積算し、全波長域にわたって合算したエネルギーEが全てのLED素子において一定となるように光量補正データを作成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記分光感度D(λ)は、前記感光体の軸方向における複数の位置で測定されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正データ演算手段は、n番目の前記LED素子の発光波長分布領域における所定間隔毎の波長λに対する光強度Pn(λ)及び前記感光体の軸方向に区分された複数の領域のうちn番目の前記LED素子の位置に対応する領域の分光感度Dk(λ)を次式(2)
    En=ΣPn(λ)・Dk(λ)・・・(2)
    を用いて積算し、全波長域にわたって合算したエネルギーEnが全てのLED素子において一定となるように光量補正データを作成することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記分光感度D(λ)は、前記感光体の周方向における複数の位置で測定されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記補正データ演算手段は、前記光強度P(λ)及び前記感光体の周方向に区分された複数の領域の分光感度D(λ)を積算し、全波長域にわたって合算したエネルギーEが全てのLED素子において一定となるように光量補正データを作成し、前記光量補正データに基づいて各LED素子の発光光量を前記感光体の回転と同期して制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記補正データ演算手段は、感光体の領域毎に段階的に算出された各分光感度データ間について、前後のデータの補間によりデータを算出することを特徴とする請求項4又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 光強度を測定する光強度検出装置の受光部の分光感度をM(λ)とし、前記光強度検出装置を使用して測定した前記LED素子の光強度の実測値をL(λ)とするとき、次式(3)
    P(λ)=L(λ)/M(λ)・・・(3)
    を満たすことを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記光量補正データは、駆動電流制御データ又は発光時間制御データであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記感光体はアモルファスシリコンから成ることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
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