JP4265186B2 - 光源制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源制御装置に係わり、特に、光ビームを出力する複数の発光点を有する光源と、前記発光点から出力された光ビームを非走査面上に走査させる走査光学系とを備えた光走査装置に用いられる光源制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真方式を採用した画像形成装置においては、高速、高解像度化の要求が高くなってきている。高速、高解像度化のためには、高速の画像クロックと、高速回転するポリゴンミラー及び光ビームを高速に変調するレーザードライバを持つ光走査装置が必要である。しかし、高い周波数のクロックを劣化無く伝送することは技術的にも難しく、伝送ケーブルやレーザードライバ等のデバイスも高価になってしまう。また、ポリゴンミラーを回転させるためのポリゴンモータは、高速回転させるほど、ポリゴンミラーの風損等の負荷による消費電流の増加に伴う発熱等による寿命低下や、発生する騒音の増加など問題もあり、回転数増加にも限界がある。
【0003】
そこで、光ビームを発光する発光点数を増やし、複数本の光ビームを同時に走査することにより画像を形成する技術が、従来より提案されている。例えば、1チップから2本の光ビームを発光することが可能なレーザーダイオード(LD)を使用することによりポリゴンミラーの回転数を1本の光ビームを発光するLDに比べ1/2にすることができ、これによって感光体上を走査する速度も低下することから、画像クロックの周波数も低下させることが可能となる。
【0004】
ところで、レーザーを用いた電子写真方式の画像形成装置では、光ビームの光量を安定して走査させるために、各走査毎に光ビームの光量制御を行っている。詳しくは、1走査期間内の非画像形成領域外で光ビームを発光させ、モニターフォトダイオード(MPD)等のセンサ(通常はLDパッケージ内部に配置されており、LDのバック光ビームを検知する)によりこのときの発光光量をモニターし、モニターした光量が目標とする光量となるように駆動電流を調整して発光光量を調整する。そして、このときの駆動電流値を保持することで、画像形成領域内ではこの調整後の光量で発光するように光量制御が行われる。
【0005】
上述のような複数の光ビームを走査する光走査装置においては、光ビーム数の増加に伴い、1走査毎に光ビームの光量調整もその数だけ実行しなければならない。個別にMPDを持つ複数のLDを使用する場合や、LDパッケージ内MPDを使用せずに、フロントからの出射光を光ビーム毎に外部に配置したMPDを使用する場合等は、MPDが光ビーム数と一対一に用意されるので同一走査内で複数光ビーム同時に光量調整が可能で、光量調整に要する時間も単一の光ビームの場合と変わらない。
【0006】
しかしながら、図12、図13、図14に示すように、1チップから2本の光ビームLBを発光することが可能なLD100の場合、レーザーパッケージ102内のMPD104は通常1個であり、また、コストやスペースの都合等でMPD104を光ビーム数と一対一に配置できず、1つのMPD104で全ての光ビームLBの光量調整を行う場合には、複数の光ビームLBの光量調整を同時に実行することができない。すなわち、光ビーム毎に個別に光量調整を行う必要がある。この場合、最低でも「1光ビーム当たりの光量調整時間」×「光ビーム数分」の光量調整時間を要してしまう。このため、1走査期間内に全ての光ビームに対する光量調整を行うためには、1走査当たりの有効走査エリア(画像形成エリア)を狭くする必要があるが、有効走査エリアを狭くすること、エネルギー損失が大きくなり、装置も大型化してしまう問題が発生する。
【0007】
このため、従来より、複数の光源に対して1つの光量モニターセンサしか備えていない場合の光量調整制御方法として、例えば、図15に示すように、2つの光ビームが出力される場合であれば、1走査毎に第1の光ビームと第2の光ビームの光量調整を交互に行うというように、1走査毎に1つの光源の光量を調整することにより、1走査当たりの光量調整時間を短縮する技術がある(特許技術文献1、特許技術文献2参照)。
【0008】
また、図16に示すように、1走査期間内の光量調整が実行可能な非有効走査(画像形成領域外)期間を分割し、各光源を選択的に順次点灯させて、光量調整を行う技術もある(特許技術文献3参照)。
【0009】
ところで、近年の画像形成装置においては、高速高解像度要求のみならず、更に、高画質化の要求も非常に高まっている。特に、画像の濃度むらに関しての要求は厳しく、その改善が必要とされている。濃度むらのうち、画像の中央と両端の濃度差や、左右の濃度差等を引き起こす原因としては、感光体上に潜像を形成する光走査装置の走査方向の光量分布や、感光体と現像機の走査方向における間隔差などによる現像むらが考えられる。
【0010】
従来より、これらの原因で引き起こされる濃度むらを補正する方法として、特許文献4に記載されているように、光ビームが1回走査する間にその光量を増減させる技術が提案されている。
【0011】
この技術は、詳しくは、図17に示すように、目標とする光量に対応する基準電圧として、基準値1に対する光量調整(以下、APC1)と、基準値2に対する光量調整(以下、APC2)をそれぞれ実行し、発光開始する駆動電流の閾値と、発光開始後の駆動電流に対する光量、すなわち発光効率とを求める。この求められた閾値電流及び発光効率から、所定の光量で発光させるための駆動電流値が求められるため、図18に示すように、1走査期間内の画像形成領域においてこの駆動電流値を制御することにより、画像の濃度むらを補正することが可能となる。
【0012】
ここで、APC1及びAPC2を実行する時間間隔は短い方がよい。これは、各APCを実行した後、それぞれの調整結果を示す値(APC値)がホールドされるが、そのホールド値は、時間と共に徐々に下がって行く。従って、APC1とAPC2の時間間隔が長くなると、画像の濃度むら補正のためにそれぞれのAPCのホールド値を参照した際に、すでに変化したホールド値を参照することになり、正確な発光効率が求められず、画像の濃度むらが正確に補正することができなくなってしまうためである。
【0013】
このため、特許文献4に記載の技術では、APC1とAPC2を時間的に近づけるため、1走査中に連続的に行っていた。
【0014】
ところで、画像形成装置では、更なる高速高解像度化のために、光走査装置内に搭載される光源の光ビーム数の増加が求められている。例えば、光源の多光ビーム化においては、その光ビーム数を数十本にすることにより2400dpi以上の高解像度が実現可能となる。
【0015】
【特許文献1】
特開平2−188277号公報
【特許文献2】
特開平9−164722号公報
【特許文献3】
特開平7−235715号公報
【特許文献4】
特開平11−291548号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、各走査期間毎に1光ビームずつ光量調整を行なうため、光ビーム数が数十本となると、各光ビームは数十回の走査に1回しか光調整が行われず、同一光ビームの光量調整が行われる時間間隔が長くなってしまうという問題があった。従って、ホールド状態での発光時間が長くなるため、徐々に一定光量を発光するためのホールド電圧が降下し、1本の光ビームに対する光量調整期間内で徐々に光量が低下してしまう。
【0017】
特に、特許技術文献4に記載の技術のように、1走査期間内の画像形成領域における光量を増減させて画像の濃度むらを補正する場合には、各光ビームに対し2回の光量調整(APC1及びAPC2)が必要となるため、2倍の光量調整時間が必要となる。このため、1走査期間中に全ての光ビームの光量調整を実施することは更に困難となる。
【0018】
また、APC1とAPC2はそれぞれ、異なった光量に設定するため、光量目標値の差も大きく、各光ビーム毎にAPC1とAPC2とを連続して実行した場合、光量の収束に時間がかかり、1光ビーム当たりの光量調整時間が長くなってしまう。これは、光ビーム数の少ない場合(例えば1光ビームや2光ビーム)の場合にはさほど問題にはならないが、十数本レベルの多光ビームの場合、1光ビーム当たりの光量調整時間が累積されるため、ますますトータルの光量調整時間が長くなってしまうという問題が発生する。
【0019】
本発明は上記問題点を解決するためのもので、多数の光ビームを目標値に対して光量調整する場合に、各光ビームに対する光量調整のインターバルを短縮すると共に、1走査期間当たりの光量調整に要する時間を短縮することができる光源制御装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の発光点を有し、複数の光ビームを出力する光源と、前記光ビームを走査させる走査光学系とを備えた光走査装置に用いられ、前記複数の発光点の各々について、当該発光点の発光光量を複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対して調整し、前記複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対する光量調整結果に基づいて当該発光点の発光特性を求めると共に、前記発光特性に基づいて、当該発光点の発光光量を制御する光源制御装置であって、1走査期間内で、1つの基準電圧について前記複数の発光点の各々を切替えて前記複数の発光点の各々の発光光量を前記1つの基準電圧に相当する前記目標値に対して連続して光量調整を行った後、前記1つの基準電圧を他の基準電圧に切替えて前記複数の発光点の各々を切替えて前記複数の発光点の各々の発光光量を前記他の基準電圧に相当する前記目標値に対して連続して光量調整を行う、ことを特徴としている。
【0021】
請求項1に記載の発明によれば、光走査装置では、光源が複数の発光点を有しており、複数の光ビームを走査することができる。光源制御装置では、この光源の各発光点の発光光量を複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対して光量調整を行う場合に、1つの基準電圧について複数の発光点の各々を切替えて複数の発光点の各々の発光光量を1つの基準電圧に相当する目標値に対して連続して光量調整を行った後、1つの基準電圧を他の基準電圧に切替えて複数の発光点の各々を切替えて複数の発光点の各々の発光光量を他の基準電圧に相当する目標値に対して連続して光量調整を行う。例えば、2つの目標値に対して光量調整を行う場合には、1走査期間内で、1つ目の目標値に対する全発光点の光量調整が連続して実行された後、2つ目の目標値に対する全発光点の光量調整が連続して実行される。
【0022】
このように、1走査期間内で、同一の基準電圧に相当する目標値に対する光量調整を連続的に行うことにより、1光ビーム当たりの光量調整時間を短縮でき、1走査期間当たりの光量調整時間を短縮することができる。また、光ビームの走査毎に、当該走査期間内で、全ての発光点、すなわち光走査装置により走査される全ての光ビームの光量調整が行われるので、各ビームの光量調整インターバルが短くなる。
【0023】
請求項2に記載の発明は、光ビームを出力する複数の発光点を有する光源と、前記光ビームを走査させる走査光学系とを備えた光走査装置に用いられ、前記複数の発光点の各々について、当該発光点の発光光量を複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対して調整し、前記複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対する光量調整結果に基づいて当該発光点の発光特性を求めると共に、前記発光特性に基づいて、当該発光点の発光光量を制御する光源制御装置であって、1つの基準電圧について前記複数の発光点の各々を切替えて前記複数の発光点の各々の発光光量を前記1つの基準電圧に相当する前記目標値に対して連続して光量調整を行った後、前記1つの基準電圧を他の基準電圧に切替えて前記複数の発光点の各々を切替えて前記複数の発光点の各々の発光光量を前記他の基準電圧に相当する前記目標値に対して連続して光量調整し、全ての基準電圧の各々に相当する全ての前記目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行するか、前記目標値毎に異なる走査期間に分割して実行するかを切替える切替手段を有する、ことを特徴としている。
【0024】
請求項2に記載の発明によれば、光走査装置では、光源が複数の発光点を有しており、複数の光ビームを走査することができる。光源制御装置では、この光源の各発光点の発光光量を複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対して光量調整を行う場合に、1つの基準電圧について複数の発光点の各々を切替えて複数の発光点の各々の発光光量を1つの基準電圧に相当する目標値に対して連続して光量調整を行った後、1つの基準電圧を他の基準電圧に切替えて複数の発光点の各々を切替えて複数の発光点の各々の発光光量を他の基準電圧に相当する目標値に対して連続して光量調整し、切替手段により、全ての基準電圧の各々に相当する全ての目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行するか、目標値毎に異なる走査期間に分割して実行するかを切替えることができる。
【0025】
一般に、全ての基準電圧の各々に相当する全ての目標値に対する光量調整の実行時期は時間的に近い方が好ましく、本来ならば、同一の走査期間内で全ての基準電圧の各々に相当する全ての目標値に対する光量調整を実行するのが好ましいが、走査速度が速くなると、同一の走査期間内で全ての基準電圧の各々に相当する全ての目標値に対する光量調整を実行することができなくなる。上記のような切替手段を設けたことにより、例えば、光走査装置による走査速度が低い場合には、全ての基準電圧の各々に相当する全ての目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行し、走査速度が速くなり、同一の走査期間内で全ての基準電圧の各々に相当する全ての目標値に対する光量調整が実行できなくなったら、目標値毎に異なる走査期間に分割して実行するように切替えることが可能となり、走査速度が上がっても複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対する光量調整を確実に実行することができる。また、走査速度が上がった場合には、複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対する光量調整を異なる走査期間で実行しても、その時間間隔は走査速度が上がった分、近づくことになり、実質的な問題はない。
【0026】
このように走査速度の変更に対応可能であるので、仕様の異なる画像形成装置に当該光源制御装置を用いた光走査装置を共通で使用することができる。また、1台の画像形成装置において、プロセス速度が変更される場合にも、当該光源制御装置を用いた光走査装置を使用することができる。
【0027】
なお、より広く使用が異なる画像形成装置に共通で使用したり、より広範にプロセススピードが変更される画像形成装置に使用可能とするためには、請求項3に記載されているように、前記切替手段が、全ての前記発光点の発光光量について、同一の前記基準電圧に相当する前記目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行するか、複数の走査期間内で分割して実行するかを更に切替える、ようにすることが好ましい。
【0032】
なお、上記請求項2及び請求項に記載の光源制御装置においては、請求項に記載されているように、前記切替手段が、外部から入力された信号に基づいて切替を行うようにするとよい。また、請求項に記載されているように、前記切替手段が、前記光走査装置による光ビームの走査速度に基づいて切替を行うようにするとよい。また、請求項6に記載されているように、前記切替手段が、前記光走査装置による光ビームの走査速度で全ての前記基準電圧の各々に相当する全ての前記目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行できるか否かに基いて切替を行うようにするとよい。また、請求項7に記載されているように、前記切替手段が、前記光走査装置による光ビームの走査速度で全ての前記発光点の同一の前記基準電圧に相当する前記目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行できる否かに基いて切替を行うようにするとよい。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。
【0034】
[第1の実施の形態]
図1に本発明が適用された光走査装置を示す。図1に示すように、光走査装置10は、光源として、複数の光ビームを出力するレーザアレイ12を備えている。レーザアレイ12から出力された光ビームの進行方向には、コリメータレンズ14、シリンドリカルレンズ16、及び側面に複数の反射面18Aを備えたポリゴンミラー18が順に配設されている。レーザアレイ12から出力された光ビームは、コリメータレンズ14により平行光化され、シリンドリカルレンズ16により収束されてポリゴンミラー18の反射面18Aに入射して反射される。ポリゴンミラー18は、所定速度で矢印A方向に回転しており、この回転により光ビームの偏向方向が変化され、光ビームが矢印B方向に走査されることになる。
【0035】
ポリゴンミラー18による光の反射方向には、第1のレンズ20A及び第2のレンズ20Bからなるfθレンズ20、及びシリンドリカルミラー22が順に配設されている。ポリゴンミラー18の反射面18Aにより反射された光ビームは、fθレンズ20を透過することにより、感光体表面での走査速度が一定となるように走査速度を補正されてから、シリンドリカルミラー22により図示しない感光体表面へと案内されて、感光体へ照射されるようになっている。
【0036】
また、fθレンズ20およびシリンドリカルミラー22の間で、且つ光ビームの走査開始方向には、ピックアップミラー24が配設されており、ピックアップミラー24の光の反射方向には、SOS(Start Of Scan)センサ26が設けられている。ポリゴンミラー18で走査された光ビームのうち、走査開始端に相当する位置の光ビームは、ピックアップミラー24により反射されて、SOSセンサ26に入射する。SOSセンサ26は、光ビームの入射に応じた信号出力を行うものであり、1走査毎に、その走査開始タイミングを検出することができる。このSOSセンサ26の出力信号(以下、SOS信号)により、走査方向の画像の書き出しタイミングの同期が取られる。
【0037】
また、コリメータレンズ14及びシリンドリカルレンズ16の間には、ハーフミラー28が設けられており、レーザアレイ12から出力された光ビームの一部はハーフミラー28に反射されるようになっている。またハーフミラー28の光の反射方向には、MPD30が設けられており、ハーフミラー28により反射された光ビームは、MPD30へ入射する。MPD30は、入射した光ビームを受光し、受光量に応じた電流を出力する。すなわち、MPD30により、光ビームの光量を測定することができる。
【0038】
また、レーザアレイ12は、図2に示すように、発光点として、光ビームの走査方向に対応する主走査方向に4列、主走査方向に直行する副走査方向に8行の計32個のLD32を配列すると共に、各LD32の副走査方向の位置を所定間隔ずつずらして配置し、32本の光ビームを副走査方向に所定間隔で出力可能となっている。したがって、ポリゴンミラー18では、32本の光ビームを副走査方向にずらして同時に感光体上を走査することができ、感光体には32ライン分の画像が同時に書き込まれる。これにより、2400dpiなどの高解像度が実現される。なお、図2では、各LD32を区別するために、各LD32の符号末尾に「−n」(nは1〜32の数字)を付加して示しており、以下の説明においても各LD32を区別する場合には、これに従う。
【0039】
また、光走査装置10は、図1に示すレーザアレイ12が搭載された回路基板34上に、図3に示すように、レーザ駆動回路40及び光量制御回路42が搭載されており、レーザ駆動回路40及び光量制御回路42は互いに接続されている。これらレーザ駆動回路40及び光量制御回路42により、本発明の光源制御装置が構成されている。
【0040】
また、レーザ駆動回路40及び光量制御回路42は画像処理回路44と接続されている。この画像処理回路44は、光走査装置10が搭載される画像形成装置の当該画像処理回路全体の動作を司るコントローラ50と接続されており、コントローラ50から形成する画像を示す画像データと、形成する画像の解像度に応じた光走査装置による走査速度を指定するための出力速度情報信号が入力される。また、画像処理回路44には、SOSセンサ26からのSOS信号が入力されるようになっている。画像処理回路44は、指定された走査速度に応じて入力された画像データに基づいて各LD32の点灯ON/OFFする点灯信号を生成して、SOS信号と同期してレーザ駆動回路40に出力する。
【0041】
レーザ駆動回路40は、この点灯信号に基づいて、各LD32を点灯させることで、各LD32から画像データに基づいて変調された光ビームを出力することができる。この各LD32から出力された画像データに基づいて変調された光ビームが、光走査装置10により走査されて感光体に照射されることで、感光体に32ライン分の画像が同時に書き込まれる。
【0042】
また、画像処理回路44は、SOS信号と同期して、APC選択信号と、APCの実行を制御する制御信号(APC許可信号)を生成して、光量制御回路42へ出力する。
【0043】
光量制御回路42には、MPD30からの受光量に応じた出力電流が入力されるようになっている。光量制御回路42は、図4に示すように、増幅器60及び比較回路62を備えており、MPD30からの出力電流は、電流電圧変換器により電圧変換され、LD32からの発光光量を示すモニタ電圧として、増幅器60により増幅された後、比較回路62に入力されるようになっている。また、光量制御回路42には、光量制御の目標とする光量に対応する基準電圧が外部から入力されるようになっており、この基準電圧も比較回路62に入力されるようになっている。比較回路62は、入力されたモニタ電圧と基準電圧とを比較し、その結果を差分信号として出力する。
【0044】
光量制御回路42は、APC許可信号によりAPCの実行が許可されている期間中は、この差分信号に基づいて、モニタ電圧が基準電圧と略一致するように、レーザ駆動回路40に対してLD32の発光光量を増減させて、光ビームが所定光量となるように光量調整を行なう。その後は、当該光量調整後の制御値をホールドすることで、当該LD32から所定光量の光ビームが得られるように制御する。
【0045】
ここで、本実施の形態では、MPD30は、レーザアレイ12に対して1つしか設けられていないため、各LD32の光量調整は、同時に行わず、個別に点灯されて行われる。また、本実施の形態では、レーザ駆動回路40において、ポリゴンミラー18と光ビームの入反射角特性などによる感光体上の走査方向の光量変化に応じて、すなわち濃度むらに応じて、1走査内の画像形成期間内で光ビーム光量を増減させながら、画像データに基づいてLD32を点灯して、感光体に画像を書き込むようになっている。したがって、光量制御回路42では、互いに異なる目標値を用いたAPC1とAPC2が必要とされる。
【0046】
このため、画像処理回路44からのAPC選択信号には、APC対象のLD32を切り換えるための光ビーム切替信号と、APC1及びAPC2を切り換えるAPC切替信号とが含まれている。また、APC切替信号に応じて、基準電圧の値も変更されて入力されるようになっている(この基準電圧の変更は、外部からの入力でも、光量制御回路内部で現在の基準電圧値に対する変更後の基準電圧値を求めて、これを参照するようにしても良い)。なお、本実施の形態では、APC切替信号と基準電圧を共用している。
【0047】
光量制御回路42は、光ビーム切替信号に基づいて、レーザアレイ12中の光量調整のために点灯するLD32を切替ながら、APC切替信号に基づいてAPC1及びAPC2を切り換えて、各LD32の光量調整を行うようになっている。
【0048】
ここで、レーザアレイ12の各LD32について行われる光量制御方法について詳しく説明する。APC1時の基準電圧をVREF1、APC2時の基準電圧をVREF2とした場合、図5に示すように、APC1時に目標とする光量、すなわちVREF1に相当する光量をP1、APC2の目標とする光量、すなわちVREF2に相当する光量をP2とすると、光量制御回路42では、APC1、APC2により、それぞれP1、P2の発光光量を得るためのLDの駆動電流値I1、I2(実際には、LDにI1、I2の駆動電流を供給するための制御データ値)が求められる。このP1、P2に対するI1、I2に基づいて、以下の式(1)、(2)により、発光効率η及び閾値値電流 Ithを算出して、LD32の発光特性(駆動電流対発光光量特性)を求める。
【0049】
η=(P2−P1)/(I2−I1) …(1)
Ith=I1−(P1/η) …(2)
このように発光効率η及びしきい値電流 Ithを算出することで、濃度むらを補正するため必要とされる所望の光量を得るための駆動電流Iを容易に求めることができる。例えば、光量P1の1.3倍(α=1.3)の光量を得るための駆動電流Iは、以下の式(3)のように設定すればよい。
【0050】
I=(I1−Ith)×1.3 + Ith …(3)
光量制御回路42では、レーザ駆動回路40によりLD32へI1の駆動電流が供給されるように、すなわち、LD32の発光光量がP1となるように調整し、このときの制御値をホールドする。レーザ駆動回路40では、光量制御回路42による調整結果を、ポリゴンミラー18と光ビームの入反射角特性などによる感光体上の走査方向の光量変化に応じて補正する。すなわち、1走査内での濃度むらを補正するようにI1を補正した駆動電流IをLD32へ供給する。なお、濃度むらを補正するための補正係数(α)は、予めレーザ駆動回路40内の内部メモリに記憶しておいてもよいし、画像処理回路44、或いはコントローラ50から画像処理回路44を介してレーザ駆動回路40に入力されるようにしてもよい。
【0051】
このように、レーザアレイ12の各LD32は、光量制御回路42により発光光量が所定光量となるように制御されると共に、レーザ駆動回路40により濃度むらを補正するように1走査内で光量制御回路42による制御光量を補正しながら、画像データに基づいて点灯されるようになっている。
【0052】
次に、図6を参照して、第1の実施の形態の作用を説明する。
【0053】
図6には、光走査装置10において、LD32の駆動を制御するために画像処理回路44からレーザ駆動回路40及び光量制御回路42へ出力される各種制御信号のタイミングチャートが示されている。
【0054】
図6に示すように、光走査装置10では、SOSセンサ26に光ビームが入射する手前のタイミングから画像処理回路44により点灯信号がONされて、LD32がSOS前点灯される。このSOS前点灯により、SOSセンサ26に光ビームが入射すると、SOSセンサ26からSOS信号が出力される。このSOS信号の立下りと同期して、画像処理回路44ではAPC切替信号をH(ハイレベル)からL(ロウレベル)に切替えることにより、APC1が選択されるように、光量制御回路42には基準電圧としてVREF1が供給されるようになっている。
【0055】
そして、このSOS信号の立下りから所定時間経過後の1走査期間内の画像形成を行う画像形成領域となると、画像処理回路44では、コントローラ50からの画像データに基づいて点灯信号を生成し、レーザアレイ12の各LD32を点灯させる。これにより、各LD32から画像データに基づいて変調された光ビームが出力され、この光ビームは光走査装置10により走査されて、画像形成装置の感光体(図示省略)に照射される。これにより感光体に画像が書き込まれる。なお、このとき、各光ビームの光量は濃度むらに応じて増減され、画像上に生じる濃度むらが補正されるようになっている。
【0056】
また、SOS信号の立下りから所定時間経過後で、1走査内での画像書き込み終了後の非画像形成領域において、画像処理回路44により、APC許可信号がHからLに切替えられてAPCの実行が許可されると共に、光ビーム切替信号により、レーザアレイ12内の32個のLD32を点灯を順次切替える。これにより、レーザアレイ12の各LD32から出力される32本の光ビームが順番に切替えられて、各々に対して基準電圧VREF1を用いたAPC1がなされる。32本分のAPC1が終了すると、APC許可信号は一旦Hに戻される。
【0057】
続いて、画像処理回路44においてAPC切替信号がLからHに切替えられる。これにより、APC2が選択されるように、光量制御回路42には基準電圧としてVREF2が供給される。そして、再び、APC許可信号がHからLに切替えられてAPCの実行が許可されると共に、光ビーム切替信号により、レーザアレイ12内の32個のLD32を点灯を順次切替える。これにより、レーザアレイ12の各LD32から出力される32本の光ビームが順番に切替えられて、各々に対して基準電圧VREF2を用いたAPC2がなされる。32本分のAPC2が終了すると、APC許可信号はHに戻される。
【0058】
その後、SOS信号の立下りから所定時間経過し、SOSセンサ26に光ビームが入射する手前のタイミングとなったら、再び、SOS前点灯がなされ、その後は当該SOS前点灯により取得された次のSOS信号と同期して、上記と同様の動作が繰り返される。
【0059】
このように、第1の実施の形態では、レーザアレイから出力される複数の光ビームの各々について、異なる目標値を用いたAPC1とAPC2の2つの光量調整を行う場合に、1走査期間内で、32本の光ビーム全てに対するAPC1を連続して実行した後、連続して32本の光ビーム全てに対するAPC2を実行する。これにより、同一の目標値に対する光量調整が、各光ビームに対して連続的に行われるため、1光ビーム当たりの光量調整時間が短縮される。すなわち、1走査期間当たりの光量調整時間を短縮することが可能となる。また、1走査毎に、当該走査期間内で全ての光ビームに対する光量調整が行われるため、各光ビームに対する光量調整のインターバルは短い。なお、32本の光ビーム全て対して1走査期間内に光量調整を行うため、光学系の有効走査エリア(1走査エリアに対する画像形成エリア)は、50%以下とすることが望ましい。
【0060】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、構成及び光量制御方法については、第1の実施の形態と同様でよいため、ここでは説明を省略する。
【0061】
光量制御回路42を含む光走査装置10は、一つの画像形成装置に対してのみ使用されるものではなく、様々な仕様の画像形成装置にも共通に使用されることも多い。仕様の違いでもっとも大きなものは、出力速度の違いである。出力速度が異なる場合当然光走査装置の走査速度も異なる。走査速度が上述のAPC1とAPC2を1つの走査期間内で実行可能な範囲であれば良いが、出力速度が速くなり、これに伴って走査速度も速くなり、APC1とAPC2を同一走査内で実行できなくなる場合がある。
【0062】
また、光量制御回路42を含む光走査装置10が搭載される画像形成装置では、画像の出力速度を切り換えて使用されることも多い。特に、カラー画像形成装置においては、カラーの出力速度よりも白黒の出力速度を上げるために、白黒画像出力時には、感光体や転写ベルトのスピード(プロセススピード)を増速する場合がよくある。速度が異なる場合当然光走査装置の走査速度も異なる。走査速度が上述のAPC1とAPC2を1つの走査期間内で実行可能な範囲であれば良いが、出力速度が速くなり、これに伴って走査速度も速くなり、APC1とAPC2を同一走査内で実行できなくなる場合がある。
【0063】
第2の実施の形態に係わる光走査装置10では、画像処理回路44が切替手段として機能し、通常時は、前述の第1の実施の形態と同様の制御(図6参照)が行われるが、コントローラ50からの出力速度情報信号により、APC1とAPC2を同一走査内で実行できなくなる程、走査速度を速くするように指定された場合には、画像処理回路44では図7に示すように各種制御信号を出力し、APC1とAPC2を別の走査で実行させるようになっている。
【0064】
すなわち、1走査内での画像書き込み終了後の非画像形成領域において、画像処理回路44により、APC許可信号がHからLに切替えられてAPCの実行が許可されると共に、光ビーム切替信号により、レーザアレイ12内の32個のLD32を順次切替えて点灯する。これにより、レーザアレイ12の各LD32から出力される32本の光ビームが順番に切替えられて、各々に対して基準電圧VREF1を用いたAPC1がなされる。32本分の光ビームのAPC1が終了すると、APC許可信号は一旦Hに戻される。その後、次のSOS信号が取得されて、次の1走査が開始される。
【0065】
次の1走査内での画像書き込み終了後の非画像形成領域では、APC切替信号をLからHに切替える。これにより、APC2が選択されるように、光量制御回路42には基準電圧としてVREF2が供給される。そして、再び、APC許可信号がHからLに切替えられてAPCの実行が許可されると共に、光ビーム切替信号により、レーザアレイ12内の32個のLD32を順次切替えて点灯する。これにより、レーザアレイ12の各LD32から出力される32本の光ビームが順番に切替えられて、各々に対して基準電圧VREF2を用いたAPC2がなされる。32本分の光ビームのAPC2が終了すると、APC切替信号はLに戻され、APC許可信号はHに戻される。
【0066】
上記のような制御を繰返し実行することで、32本分の光ビームのAPC1とAPC2とを1走査期間毎に交互に行うことができる。これにより、走査速度が上がってもAPC1とAPC2を確実に実行することができる。APC1とAPC2は時間的に近いほうが好ましく、本来ならば同一走査期間内で行うのが良いが、走査速度が上がった場合にはAPC1とAPC2を別の走査で実行してもその時間的な間隔は走査速度が上がった分近づくことになり実質的な問題は発生しない。
【0067】
このように、第2の実施の形態では、図6に示したようにAPC1とAPC2を同一走査期間内で行うか、図7に示したようにAPC1とAPC2を別の走査期間で行うかを、外部からの信号、すなわち走査速度を示す出力速度情報信号により切替可能としたことにより、仕様が異なる画像形成装置において本光走査装置10を共通で使用することができる。また、出力速度情報信号により指定された走査速度に応じて切替えられるようにしたことから、1台の画像形成装置においてプロセススピードが変更される場合にも、使用することができる。
【0068】
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態として、第2の実施の形態よりも出力速度がさらに速くなる場合について説明する。なお、構成及び光量制御方法については、第1の実施の形態と同様でよいため、ここでは説明を省略する。
【0069】
出力速度がさらに速くなると、これに伴って走査速度も速くなり、APC1とAPC2及び各APCに対する各光ビームの光量調整を同一走査内で実行できなくなる場合がある。
【0070】
第3の実施の形態に係わる光走査装置10では、画像処理回路44が請求項3に記載の切替手段として機能し、コントローラ50からの出力速度情報信号により、APC1とAPC2及び各APCに対する各光ビームの光量調整を同一走査内で実行できなくなる程、走査速度を速くするように指定された場合には、画像処理回路44では図8に示すように各種制御信号を出力し、APC1とAPC2を別の走査で実行し、更に32本の光ビーム分のAPCを複数の走査期間に分割して実行するようになっている。
【0071】
すなわち、最初の1走査内での画像書き込み終了後の非画像形成領域において、画像処理回路44により、APC許可信号がHからLに切替えられてAPCの実行が許可されると共に、光ビーム切替信号により、レーザアレイ12内の32個のLD32のうち、16個のLD32−1〜16を順次切替えて点灯する。これにより、レーザアレイ12の16個のLD32−1〜16から出力される16本の光ビームが順番に切替えられて、各々に対して基準電圧VREF1を用いたAPC1がなされる。この16本分の光ビームのAPC1が終了すると、APC許可信号は一旦Hに戻され、その後、次のSOS信号が取得されて、次の1走査が開始される。
【0072】
次の1走査内での画像書き込み終了後の非画像形成領域では、APC切替信号をLからHに切替える。これにより、APC2が選択されるように、光量制御回路42には基準電圧としてVREF2が供給される。そして、再び、APC許可信号がHからLに切替えられてAPCの実行が許可されると共に、光ビーム切替信号により、レーザアレイ12内の32個のLD32のうち、16個のLD32−1〜16を点灯を順次切替える。これにより、レーザアレイ12の16個のLD32−1〜16から出力される16本の光ビームが順番に切替えられて、各々に対して基準電圧VREF2を用いたAPC2がなされる。この16本分の光ビームのAPC2が終了すると、APC切替信号はLに戻され、APC許可信号はHに戻される。すなわち、最初と次の走査期間で、レーザアレイ12から出力される32本の光ビームのうち、16個のLD32−1〜16から出力される16本の光ビームのAPC1、APC2が行われる。その後、次のSOS信号が取得されて、次の1走査が開始される。
【0073】
次の1走査内での画像書き込み終了後の非画像形成領域では、最初の走査時と同様の制御により、レーザアレイ12内の32個のLD32のうち、残りの16個のLD32−17〜32に対して、同様にAPC1を行い、さらに次の1走査内の画像書き込み終了後の非画像形成領域では、この16個のLD32−17〜32に対して、同様にAPC2を行なう。
【0074】
上記のような制御を繰返し実行することで、32本分の光ビームの光量調整を16本分ずつに分割すると共に、且つ分割された16本分のAPC1とAPC2とを1走査期間毎に交互に行なうことができる。これにより、走査速度が上がってもAPC1とAPC2及び各光ビームのAPCを確実に実行することができる。APC1とAPC2及び各光ビームの光量調整は時間的に近いほうが好ましく、本来ならば同一走査期間内で行うのが良いが、走査速度が上がった場合にはAPC1とAPC2を別の走査で実行し、更に各APCを複数走査期間に分割してもその時間的な間隔は走査速度が上がった分近づくことになり実質的な問題は発生しない。
【0075】
なお、図8では、32本の光ビームを16本ずつの2グループに分割した場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3グループ以上に分割してもよい。
【0076】
また、図8では、APC1とAPC2を別ラインで実行し、更に各光ビームのAPCを複数ラインに分割した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9に示すように各走査毎にAPCを実行する光ビーム数を減らし、各走査期間内でAPC1とAPC2を連続して実行するようにしても同様の効果が得られる。なお、図9では、32本の光ビームを8本ずつの4グループに分割した場合を例に示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2グループに分割してもよいし5グループ以上に分割してもよい。
【0077】
このように、第3の実施の形態では、図6に示したようにAPC1とAPC2を同一走査期間内で行うか、図7に示したようにAPC1とAPC2を別の走査期間で行うか、さらに図6、7に示したように各レーザビームの光量調整を同一走査期間内で行うか、図8、図9に示したように複数の走査期間内に分割して行うかを外部からの信号、すなわち走査速度を示す出力速度情報信号により切替可能としたことにより、第2の実施の形態よりも広く仕様が異なる画像形成装置において本光走査装置10を共通で使用することができる。また、出力速度情報信号により指定された走査速度に応じて切替えられるようにしたことから、1台の画像形成装置において、プロセススピードが第2の実施の形態よりも広範に変更される場合にも使用することができる。
【0078】
[第参考例]
上記第1乃至第3の実施の形態では、濃度むらに応じて、1走査内の画像形成期間内で光ビーム光量を増減させながら画像を書き込むために、各LD32から出力される光ビームに対して、APC1及びAPC2と光量調整を2回ずつ行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。以下、第参考例として、濃度むらに応じた1走査内の画像形成期間内で光ビーム光量を補正を行わない場合について説明する。なお、構成及び光量制御方法については、第1の実施の形態と同様でよいため、ここでは説明を省略する。
【0079】
参考例においても、前述した第1乃至第3の実施の形態と同様に、1走査期間内の画像形成が行われない非画像形成領域にて光量調整が行われるが、1走査内の画像形成期間内では濃度むら補正のための光量補正は行わないので、各光ビームに対する光量調整は1回ずつとなる。このため、APC切替信号は省略できる。
【0080】
参考例に係わる光走査装置10では、画像処理回路44が切替手段として機能し、通常時は、画像処理回路44により図10に示すように各種制御信号を出力し、各走査期間内において、32本の光ビーム全てに対する光量調整(APC)が実行される。すなわち、各走査期間内の非画像形成領域において、APC許可信号がHからLに切替えられて、APCの実行が許可されたら、ビーム切替信号により、レーザアレイ12の32個のLD32を順次切替えて点灯する。これにより、レーザアレイ12の32個のLD32から出力される32本の光ビームが順番に切替えられて、各々のモニタ電圧が目標となる光量に対応する基準電圧と略同等となるようにAPCが行われて、32本の光ビームの光量が調整される。
【0081】
なお、このように各走査期間において32本の光ビーム全てに対するAPCを行うためには、光学系の有効走査エリア(1走査エリアに対する画像形成エリア)は、50%以下とすることが望ましい。
【0082】
ここで、前述したように、光走査装置10は、一つの画像形成装置に対してのみ使用されるものではなく、様々な仕様の画像形成装置にも共通に使用されることも多い。仕様の違いでもっとも大きなものは、出力速度の違いである。出力速度が異なる場合当然光走査装置の走査速度も異なる。走査速度が全ての光ビームに対する光量調整を1つの走査期間内で実行可能な範囲であれば良いが、出力速度が速くなり、これに伴って走査速度も速くなり、全ての光ビームに対する光量調整が同一走査内で実行できなくなる場合がある。
【0083】
また、光量制御回路42を含む光走査装置10が搭載される画像形成装置では、画像の出力速度を切り換えて使用されることも多い。特に、カラー画像形成装置においては、カラーの出力速度よりも白黒の出力速度を上げるために、白黒画像出力時には、感光体や転写ベルトのスピード(プロセススピード)を増速する場合がよくある。速度が異なる場合、当然、光走査装置の走査速度も異なる。走査速度が全ての光ビームに対する光量調整を1つの走査期間内で実行可能な範囲であれば良いが、出力速度が速くなり、これに伴って走査速度も速くなり、全ての光ビームに対する光量調整が同一走査期間内で実行できなくなる場合がある。
【0084】
参考例に係わる光走査装置10では、コントローラ50からの出力速度情報信号により、全ての光ビームに対する光量調整が同一走査期間内で実行できなくなる程、走査速度を速くするように指定された場合には、画像処理回路44では図11に示すように各種制御信号を出力し、32本の光ビーム分のAPCを複数の走査期間に分割して実行するようになっている。
【0085】
すなわち、最初の走査期間内の非画像形成領域では、APC許可信号がHからLに切替えられて、APCの実行が許可されたら、ビーム切替信号により、レーザアレイ12の32個のLD32のうち、16個のLD32−1〜16を順次切替えて点灯する。これにより、レーザアレイ12の16個のLD32−1〜16から出力される16本の光ビームが順番に切替えられて、各々のモニタ電圧が目標となる光量に対応する基準電圧と略同等となるようにAPCが行われて、16本の光ビームの光量が調整される。この16本分の光ビームのAPCが終了すると、APC許可信号はHに戻される。そして、次の走査期間内の非画像形成領域において、APC許可信号がHからLに切替えられて、APCの実行が許可されると、ビーム切替信号により、レーザアレイ12の32個のLD32のうち、残りの16個のLD32−17〜32が順次切替えて点灯される。これにより、レーザアレイ12の残りの16個のLD32−17〜32から出力される16本の光ビームが順番に切替えられてAPCが行われる。
【0086】
上記のような制御を繰返し実行することで、32本分の光ビームの光量調整を16本分ずつの2グループに分割して、1走査期間毎に各グループの光量調整を交互に行なうことができる。これにより、走査速度が速くなっても、各光ビームの光量調整を確実に実行することができる。各光ビームの光量調整は時間的に近いほうが好ましく、本来ならば走査期間毎に行うのが良いが、走査速度が上がった場合には複数の走査期間で分割して実行してもその時間的な間隔は走査速度が上がった分近づくことになり実質的な問題は発生しない。
【0087】
なお、図11では、32本の光ビームを16本ずつの2グループに分割した場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3グループ以上に分割してもよい。
【0088】
このように、第参考例では、図10に示したように各レーザビームの調整を同一走査期間内で行うか、図11に示したように複数の走査期間内に分割して行うかを外部からの信号、すなわち走査速度を示す出力速度情報信号により切替可能としたことにより、仕様が異なる画像形成装置において本光走査装置10を共通で使用することができる。また、出力速度情報信号により指定された走査速度に応じて切替えられるようにしたことから、1台の画像形成装置において、プロセススピードが変更される場合にも使用することができる。
【0089】
なお、上記第1乃至第の実施の形態及び第1の参考例では、1走査期間内の画像形成後の余った非画像形成領域において光量調整(APC、APC1、APC2)を行う場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1走査期間内の画像形成前に光量調整を行うようにしてもよい。
【0090】
また、上記第1乃至第3の実施の形態では、各光ビームを2つの目標値に対して光量調整(APC1とAPC2)する場合を例に説明したが、3つ以上の目標値に対して光量調整を行うようにしてもよい。
【0091】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、多数の光ビームを目標値に対して光量調整する場合に、各光ビームに対する光量調整のインターバルを短縮すると共に、1走査期間当たりの光量調整に要する時間を短縮することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1乃至第の実施の形態及び第1の参考例に係わる光走査装置の構成を示す図である。
【図2】 第1乃至第の実施の形態及び第1の参考例に係わる光走査装置に用いるレーザアレイ上のLDの配置を示す図である。
【図3】 第1乃至第の実施の形態及び第1の参考例に係わる光走査装置のLDの駆動を制御するための制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】 第1乃至第の実施の形態及び第1の参考例に係わる光走査装置に用いる光量制御回路の構成を示すブロック図である。
【図5】 LDの発光効率を示すグラフである。
【図6】 第1の実施の形態に係わる光走査装置における光量制御タイミングを示すLDの駆動制御するための各種信号のタイミングチャートである。
【図7】 第2の実施の形態に係わる光走査装置における走査速度が速い場合の光量制御タイミングを示すLDの駆動制御するための各種信号のタイミングチャートである。
【図8】 第3の実施の形態に係わる光走査装置における走査速度がさらに速い場合の光量制御タイミングを示すLDの駆動制御するための各種信号のタイミングチャートである。
【図9】 第3の実施の形態に係わる光走査装置における走査速度がさらに速い場合の光量制御タイミングを示すLDの駆動制御するための各種信号のタイミングチャートの別の例である。
【図10】 第参考例に係わる光走査装置における通常時のLDの駆動を制御するための信号のタイミングチャートである。
【図11】 第参考例に係わる光走査装置における走査速度が速い場合のLDの駆動を制御するための信号のタイミングチャートである。
【図12】 光走査装置に用いられる光源の従来例を示す図である。
【図13】 光走査装置に用いられる光源の従来例を示す図である。
【図14】 光走査装置に用いられる光源の従来例を示す図である。
【図15】 従来の光量制御タイミングを示すタイミングチャートである。
【図16】 従来の光量制御タイミングを示すタイミングチャートである。
【図17】 従来の1走査期間内の画像形成領域内で光量を変更する場合の光量制御タイミングを示すタイミングチャートである。
【図18】 従来の1走査期間内の画像形成領域内での光量変更制御を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 光走査装置
12 レーザアレイ
18 ポリゴンミラー
20 fθレンズ
26 SOSセンサ
28 ハーフミラー
30 MPD
32_1〜32 LD
34 回路基盤
40 レーザ駆動回路
42 光量制御回路
44 画像処理回路
50 コントローラ

Claims (7)

  1. 複数の発光点を有し、複数の光ビームを出力する光源と、前記光ビームを走査させる走査光学系とを備えた光走査装置に用いられ、前記複数の発光点の各々について、当該発光点の発光光量を複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対して調整し、前記複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対する光量調整結果に基づいて当該発光点の発光特性を求めると共に、前記発光特性に基づいて、当該発光点の発光光量を制御する光源制御装置であって、
    1走査期間内で、1つの基準電圧について前記複数の発光点の各々を切替えて前記複数の発光点の各々の発光光量を前記1つの基準電圧に相当する前記目標値に対して連続して光量調整を行った後、前記1つの基準電圧を他の基準電圧に切替えて前記複数の発光点の各々を切替えて前記複数の発光点の各々の発光光量を前記他の基準電圧に相当する前記目標値に対して連続して光量調整を行うことを特徴とする光源制御装置。
  2. 光ビームを出力する複数の発光点を有する光源と、前記光ビームを走査させる走査光学系とを備えた光走査装置に用いられ、前記複数の発光点の各々について、当該発光点の発光光量を複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対して調整し、前記複数の基準電圧の各々に相当する複数の目標値に対する光量調整結果に基づいて当該発光点の発光特性を求めると共に、前記発光特性に基づいて、当該発光点の発光光量を制御する光源制御装置であって、
    1つの基準電圧について前記複数の発光点の各々を切替えて前記複数の発光点の各々の発光光量を前記1つの基準電圧に相当する前記目標値に対して連続して光量調整を行った後、前記1つの基準電圧を他の基準電圧に切替えて前記複数の発光点の各々を切替えて前記複数の発光点の各々の発光光量を前記他の基準電圧に相当する前記目標値に対して連続して光量調整し、全ての基準電圧の各々に相当する全ての前記目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行するか、前記目標値毎に異なる走査期間に分割して実行するかを切替える切替手段を有する、ことを特徴とする光源制御装置。
  3. 前記切替手段が、全ての前記発光点の発光光量について、同一の前記基準電圧に相当する前記目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行するか、複数の走査期間内で分割して実行するかを更に切替える、ことを特徴とする請求項2に記載の光源制御装置。
  4. 前記切替手段が、外部から入力された信号に基づいて切替を行う、ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光源制御装置。
  5. 前記切替手段が、前記光走査装置による光ビームの走査速度に基づいて切替を行う、ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光源制御装置。
  6. 前記切替手段が、前記光走査装置による光ビームの走査速度で全ての前記基準電圧の各々に相当する全ての前記目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行できるか否かに基いて切替を行う、ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光源制御装置。
  7. 前記切替手段が、前記光走査装置による光ビームの走査速度で全ての前記発光点の同一の前記基準電圧に相当する前記目標値に対する光量調整を同一の走査期間内で実行できる否かに基いて切替を行う、ことを特徴とする請求項3に記載の光源制御装置。
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