JP4264460B1 - 破断分割性および被削性に優れた破断分割型コネクティングロッド用鋼 - Google Patents

破断分割性および被削性に優れた破断分割型コネクティングロッド用鋼 Download PDF

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Abstract

【課題】破断分割性と被削性とを両立し得る破断分割型コンロッド用鋼を提供する。
【解決手段】破断分割性および被削性に優れた破断分割型コネクティングロッド用鋼は、C:0.25〜0.5%(質量%の意味、以下同じ)、Si:2.0%以下(0%を含まない)、Mn:0.50〜2.0%、P:0.015〜0.080%、S:0.01〜0.2%、V:0.20%以下(0%を含まない)、Cr:1.0%以下(0%を含まない)、Ti:0.01〜0.10%、およびN:0.01%以下(0%を含まない)を含有しており、下記式で表されるf値が0.003以上である。また硫化物系介在物の平均アスペクト比が15以下になっている。
f=[Ti]−[N]×48/14
[式中、[Ti]および[N]は、それぞれ鋼中におけるTiおよびNの含有量(質量%)を示す。]
【選択図】なし

Description

本発明は、自動車エンジン等の部品として用いられるコネクティングロッド(以下、「コンロッド」と省略することがある)の製造に好適に用いられる鋼に関するものである。
ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関には、ピストンとクランクシャフトとの間を連結し、ピストンの往復運動をクランクシャフトに伝えて回転運動に変換する部品としてコンロッドが用いられている。このコンロッドは、クランクシャフトに組み付けるための略円形の貫通孔を備えた部品であり、この組み付けや保守での取り外しを容易にするために、貫通孔部分が2つの略半円に分離(分割)するように構成されている。分離したコンロッドのうちピストンと直結する側はコンロッド本体と称され、残りはコンロッドキャップと称される。
このようなコンロッドは、例えばコンロッド本体とコンロッドキャップとを別個に熱間鍛造した後、切削による合わせ面の加工を施すことによって製造することができる。なおこの場合、必要に応じてズレを防止するために、ノックピン加工が施されることもある。しかしこうした加工を施すと、材料の歩留まり量が低下する他、多数の工程を経るためにコストが上昇するという問題があった。
そこでコンロッドを一体で熱間鍛造し、機械加工(クランクシャフトに組み付けるための貫通孔形成加工(穴開け加工)やボルト穴加工等)を施した後、貫通孔部分が2つの略半円となるように冷間で破断分割(かち割り加工)し、最後にクランクシャフトを挟んで破断面を嵌合し、ボルトで締結して組立てる方法が行われている。この方法によれば、破断面に対して、切削による合わせ面の加工を施す必要がなくなる。
またコンロッド用鋼については被削性の改善要求が高まってきている。しかし、被削性と破断分割性の両立は一般的に困難である。被削性を向上させる為には合金成分を少なくして鋼の硬さを下げることが考えられるが、合金成分を少なくすると鋼の延性が高まり、破断分割性が低下する。これらはトレードオフの関係にあり、その両立は難しい。
例えば、破断分割性に優れたコンロッド用鋼として、特許文献1〜3が知られている。特許文献1は、Si、V、P、N、Al、Ti、Nb、N、Bなどの量をコントロールして脆性破壊を促進することを提案しており、特許文献2は、Si、V、Pなどの量をコントロールして脆性破壊を促進することを提案しており、特許文献3はAl、Nなどの量をコントロールして脆性破壊を促進することを提案している。さらにこれら特許文献1〜3は、Tiを添加すると脆性破壊を促進できるとしている。しかしこれらコンロッド用鋼は、被削性が悪い。例えば特許文献1について言えば、実施例において、C量が0.5%より多かったり、VやCrなどの合金元素が過剰に使用されている。また、Cなどの含有量が抑えられている場合には、逆にTiを0.10%を超えて使用することによって破断分割性を確保している。また、特許文献2及び3も実施例ではTiを0.10%を超えて使用しており、被削性が劣る。
特許第3235442号公報 特許第3416868号公報 特許第3416869号公報
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、破断分割性と被削性とを両立し得る破断分割型コンロッド用鋼を提供することにある。
C量が0.25〜0.5%の鋼においては、Tiなどの合金元素を添加しないと、破断分割性が極めて悪くなる(図1のTi量0.002%の例を参照)。鋼の脆性を高めて破
断分割性を高める為には、合金元素の添加が有効である(図1のTi量0.125%の例を参照)。しかし、Tiを多く添加すると、被削性が低下する。従来技術から考えれば、破断分割性と被削性とはトレードオフの関係にあり、これらを両立するための具体策は示されていなかった。
ところが本発明者らが、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、有効Ti(窒化物を形成していないTi)の観点からTi量を整理したとき、極めて微量の有効Tiで破断分割性が急激に高まり、その後、直ちに効果が飽和すること、一方、被削性の低下はなだらかであって有効Ti量(f値)が極めて微量な場合には被削性は殆ど低下しないこと(図2参照)、従って有効Ti量(f値)の観点からTi量を制御すれば破断分割性と被削性とを両立できること(図1参照)を見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明に係る破断分割性および被削性に優れた破断分割型コネクティングロッド用鋼は、C:0.25〜0.5%(質量%の意味、以下同じ)、Si:2.0%以下(0%を含まない)、Mn:0.50〜2.0%、P:0.015〜0.080%、S:0.01〜0.2%、V:0.20%以下(0%を含まない)、Cr:1.0%以下(0%を含まない)、Ti:0.01〜0.10%、N:0.01%以下(0%を含まない)を含有し、残部が鉄および不可避不純物からなり、下記式(1)で表されるf値が0.003以上であり、鋼表面からD/4(Dは鋼の厚さ又は直径)の位置における縦断面において、幅1μm以上の硫化物系介在物が1mm2当たり100〜4000個存在すると共
に、この幅1μm以上の硫化物系介在物の平均アスペクト比(長さ/幅)が15以下である点に要旨を有する。
f=[Ti]−[N]×48/14 … (1)
[式中、[Ti]および[N]は、それぞれ鋼中におけるTiおよびNの含有量(質量%)を示す。]
前記鋼は、さらにZr:0.15%以下(0%を含まない)、Ca:0.005%以下(0%を含まない)、Mg:0.005%以下(0%を含まない)、Te:0.1%以下(0%を含まない)、REM:0.3%以下(0%を含まない)、Al:0.05%以下(0%を含まない)、Nb:0.05%以下(0%を含まない)、Cu:1.0%以下(0%を含まない)、Ni:1.0%以下(0%を含まない)、Mo:1.0%以下(0%を含まない)、Bi:0.1%以下(0%を含まない)の1種以上などを含有していても良い。なおCaを含有する場合、Alは0.01%以下にすることが推奨される。
本発明の鋼は、(a)Tiが0.08%以下であり、且つf値が0.04以下であることや、(b)V:0.10%以下(0%を含まない)であることも好ましい態様である。
本発明によればC量が0.25〜0.5%の鋼において、Ti量、N量、有効Ti量(f値)などを適切に制御しているため、コンロッド用鋼の破断分割性と被削性の両方の特性を高めることができる。
本発明の鋼について、まずその化学成分組成から説明する。本発明の鋼の化学成分組成
は、以下の通りである。
C:0.25〜0.5%
Cは、強度を確保するため、および破断分割性を高めるために必要な元素である。そこでC量の下限を0.25%と定めた。C量は、好ましくは0.30%以上、より好ましくは0.35%以上である。しかしC量が過剰であると被削性が低下する。そこでC量を、0.5%以下と定めた。C量は、好ましくは0.48%以下、より好ましくは0.45%以下である。
Si:2.0%以下(0%を含まない)
Siは、鋼を溶製する際の脱酸元素として有用である。この効果を充分に発揮させるためにSi量は、好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.05%以上、さらに好ましくは0.10%以上である。しかしSi量が過剰であると被削性および熱間加工性が低下する。そこでSi量を2.0%以下と定めた。Si量は、好ましくは1%以下、より好ましくは0.7%以下である。
Mn:0.50〜2.0%
Mnは、溶製時に脱酸および脱硫元素として作用すると共に、鋳造時の割れを防止する元素である。さらにMnは、Sと結合して硫化物系介在物(例えば、MnS等)を形成して、破断分割時に切欠効果を発揮し、破断分割性を向上させる。これらの効果を充分に発揮させるために、Mn量を0.50%以上と定めた。Mn量は、好ましくは0.70%以上、より好ましくは0.90%以上である。しかしMn量が過剰であると、金属組織中にベイナイトが生成し、被削性および破断分割性が低下する。そこでMn量を2.0%以下と定めた。Mn量は、好ましくは1.8%以下、より好ましくは1.5%以下である。
P:0.015〜0.080%
Pは粒界に偏析して靭延性を低下させるため、破断分割性を向上させるのに有効な元素である。そこでこの効果を十分に発揮させるため、P量を0.015%以上と定めた。P量は、好ましくは0.020%以上、より好ましくは0.030%以上である。また、Pは過剰になると、鋼の熱間加工性が低下する。そこでP量を0.080%以下と定めた。P量は、好ましくは0.070%以下、より好ましくは0.060%以下である。
S:0.01〜0.2%
Sは、硫化物系介在物(例えばMnS等)を形成して、破断分割時の切欠効果を発揮して破断分割性を向上させると共に、被削性を向上させる元素である。これらの効果を充分に発揮させるために、S量は、0.01%以上と定めた。S量は好ましくは0.020%以上、より好ましくは0.030%以上である。しかしS量が過剰になると、熱間加工性が低下する。そこでS量を0.2%以下と定めた。S量は、好ましくは0.1%以下、より好ましくは0.07%以下である。
V:0.20%以下(0%を含まない)
Vは、鋼の強度を確保するため、および破断分割性を向上させるために有用な元素である。この効果を十分に発揮させるために、V量は好ましくは0.02%以上、より好ましくは0.05%以上である。しかしV量が多すぎてもその効果は飽和し、また過剰添加は被削性の低下やコスト上昇を招く。そこでV量を0.20%以下と定めた。V量は好ましくは0.19%以下、より好ましくは0.17%以下である。
V量に関し、最も好ましい態様ではV:0.10%以下(0%を含まない)である。V:0.10%以下(0%を含まない)であっても十分な破断分割性が確保されるとともに、Vを添加しすぎないことによって被削性の低下を防げるためCa等の被削性向上元素を添加しなくとも十分な被削性を確保することができる。V量は更に好ましくは0.08%以下、特に0.06%以下である。
Cr:1.0%以下(0%を含まない)
Crは、耐力や疲労強度等の強度上昇に寄与する元素である。この効果を充分に発揮させるには、Cr量は、好ましくは0.05%以上、より好ましくは0.10%以上、さら
に好ましくは0.13%以上である。しかしCr量が過剰になると、鋼の被削性が低下する。そこでC量を1.0%以下と定めた。Cr量は、好ましくは0.90%以下、より好ましくは0.70%以下である。
Ti:0.01〜0.10%
Tiは、鋼の破断分割性を向上させるために重要な元素である。この効果を充分に発揮させるためにTi量を0.01%以上と定めた。Ti量は、好ましくは0.018%以上、より好ましくは0.020%以上である。しかしTi量を多くすると、鋼の被削性が低下する。さらに後述する有効Ti量(f値)が高まるようにしておけば、Tiを僅かに添加しただけで急激に破断分割性が向上し、さらに添加量を増やしても破断分割性は向上しない。従ってTiは、後述の有効Ti量(f値)を確保できる限り、極力少なくするのが望ましい。そこでTiを0.10%以下と定めた。Ti量は、好ましくは0.08%以下、より好ましくは0.07%以下、特に0.06%以下である。
N:0.01%以下(0%を含まない)
本発明は、被削性改善のためにTi添加量を低減する一方、この少量のTiを有効に利用して破断分割性も効果的に改善しようとするものである。鋼中のN量を制限することによってTiNの形成を抑制でき、少量のTiを有効利用できる。そこでN量を0.01%以下と定めた。N量は、好ましくは0.009%以下、より好ましくは0.007%以下である。なお、N量の下限については特に限定されないが、0.002%以上であっても良い。
本発明のコンロッド用鋼の基本成分組成は上記の通りであり、残部は実質的に鉄である。但し原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる不可避不純物が鋼中に含まれることは、当然に許容される。さらに本発明のコンロッド用鋼は、必要に応じて、以下の任意元素を含有していても良い。
Zr:0.15%以下(0%を含まない)、
Ca:0.005%以下(0%を含まない)、
Mg:0.005%以下(0%を含まない)、
Te:0.1%以下(0%を含まない)、
REM:0.3%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる少なくとも1種
Zr、Ca、Mg、TeおよびREMは、硫化物系介在物(MnS等)を球状化して、破断分割性を向上させるのに有用な元素であり、必要に応じて鋼に含有させてもよい。特にMnが多くなるほど破断分割性が低下し易くなるため、この影響を極力避けるためには、Zr、Ca、Mg、Te又はREMなどを添加することが推奨される。この効果を充分に発揮させるために、Zr量は、好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.05%以上、Ca量は、好ましくは0.0001%以上、より好ましくは0.001%以上であり、Mg量は、好ましくは0.0001%以上、より好ましくは0.001%以上であり、Te量は、好ましくは0.0001%以上、より好ましくは0.001%以上であり、REM量は、好ましくは0.0001%以上、より好ましくは0.001%以上である。
しかし、これらの量が多すぎてもその効果は飽和し、コスト上昇を招く。また、Zr量が過剰であると、被削性が低下する。一方、Ca量、Mg量、Te量が過剰であると酸化物系介在物が増加して、鋼の疲労強度が低下する。従ってこれらの元素を含有させる場合、その上限を上記のように定めた。Zr量は、より好ましくは0.13%以下(特に0.12%以下)、Ca量は、より好ましくは0.004%以下(特に0.003%以下)、Mg量は、より好ましくは0.004%以下(特に0.003%以下)、Te量は、より好ましくは0.05%以下(特に0.03%以下)、REM量は、より好ましくは0.1%以下(特に0.05%以下)である。なお、Zr、Ca、Mg、TeおよびREMはそ
れぞれを単独で添加してもよく、組み合わせて添加してもよい。
Al:0.05%以下(0%を含まない)及び/または、
Nb:0.05%以下(0%を含まない)
Al、Nbは脱酸および結晶粒微細化に有用な元素であり、強度向上に寄与する。この効果を十分に発揮させるためには、Al量は好ましくは0.01%超、より好ましくは0.02%以上、Nb量は好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.02%以上である。しかしこれらの添加が多すぎてもその効果は飽和するため、その上限を上記のように定めた。Al量は、より好ましくは0.04%以下(特に0.035%以下)、Nb量は、より好ましくは0.045%以下(特に0.040%以下)である。なお本発明では上述したように鋼にCaを添加する場合がある。Caを添加するとノズルが詰まりやすくなるため、Caを添加する場合には、Al量は、好ましくは0.01%以下、より好ましくは0.007%以下にすることが望ましい。
Cu:1.0%以下(0%を含まない)、
Ni:1.0%以下(0%を含まない)、
Mo:1.0%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる少なくとも1種
Cu、NiおよびMoは、鋼の強度向上に寄与する元素であり、必要に応じて鋼に含有させてもよい。この効果を充分に発揮させるために、Cu量は、好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.05%以上であり、Ni量は、好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.1%以上であり、Mo量は、好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.1%以上である。しかし、Cu量が過剰になると、製造時に鋼表面に疵が発生する。また、Ni量は多すぎてもその効果は飽和し、過剰添加はコスト上昇を招く。さらに、Mo量が過剰になると鋼の被削性が低下する。そこでこれらの元素を含有させる場合、その上限を上記のように定めた。Cu量は、より好ましくは0.5%以下、Ni量は、より好ましくは0.5%以下、Mo量は、より好ましくは0.7%以下である。
Bi:0.1%以下(0%を含まない)
Biは被削性向上に寄与する元素である。この効果を十分に発揮させるために、Bi量は、好ましくは0.001%以上、より好ましくは0.01%以上である。しかし、Biの添加量が多すぎてもその効果は飽和するため、その上限を上記のように定めた。Bi量は、より好ましくは0.08%以下である。
そして本発明の特徴は、鋼組成を前記範囲に調製した上で、有効Ti量(f値)も適切に制御する点にある。有効Ti量とは、鋼中のTi量からTiNを差し引いた残りのTi量を意味し、本明細書ではf値という場合もある。破断分割性を有効Ti量の観点から整理すると、極めて微量の有効Tiで破断分割性が急激に高まり、その後、直ちに効果が飽和する。一方、被削性の低下はなだらかであって有効Ti量(f値)が極めて微量な場合には被削性は殆ど低下しない。従って破断分割性が急激に高まるのに必要な有効Ti量(f値)を確保できるだけのTiを、必要最低限の範囲で用いることで、破断分割性と被削性の両方を向上できる。
有効Ti量(f値)は、下記式(1)で与えられる。破断分割性を確実に改善するには、有効Ti量(f値)は、0.003以上、好ましくは0.005以上、さらに好ましくは0.008以上である。しかし有効Ti量(f値)が大きくなると、Tiの添加量が増大し、被削性が低下し易くなる。従って有効Ti量(f値)は、好ましくは0.04以下、さらに好ましくは0.02以下、特に0.015以下である。
f=[Ti]−[N]×48/14 … (1)
[式中、[Ti]および[N]は、それぞれ鋼中におけるTiおよびNの含有量(質量%)を示す。]
最も好ましい態様では、有効Ti量(f値)の前記下限値を確実に満足して破断分割性を確保した上で、有効Ti量(f値)の上限及び鋼中Ti含有量の上限が可能な限り絞られる。このようにすることで破断分割性を確実に高めながら、被削性を最も高めることができる。有効Ti量(f値)と鋼中Ti含有量を最も絞り込んだ場合、有効Ti量(f値)は0.015以下、鋼中Ti含有量は0.06%以下である。
さらに本発明のコンロッド用鋼では、硫化物系介在物(例えばMnSなど)のアスペクト比を小さくすることが必要である。硫化物系介在物は、圧延や熱間鍛造によって圧延方向や鍛造方向に延伸する。この延伸した硫化物系介在物が、鋼の破断分割時に縦目(破断分割面に対して垂直方向に延伸)に存在すると、クラックの進展に伴い、硫化物系介在物と金属マトリックスとの間が剥離し、応力の緩和が起こる。その結果、脆性的な破断が阻害されて靱延性値が向上し、破断分割性の低下をもたらす。これに対し、硫化物系介在物の延伸を抑制し、アスペクト比を小さくして球状化させた場合は、縦目で破断分割するに際し、硫化物系介在物の周辺に発生するクラック先端での応力が増大し、脆性的な破断が促進される。その結果、塑性変形量を低くでき、鋼の破断分割性が向上する。またこの硫化物系介在物の球状化による破断分割性向上効果は、硫化物系介在物の幅が1μm以上である場合に発揮される。硫化物系介在物の幅が小さすぎると、硫化物系介在物自体が破断してしまい、鋼の脆性的な破断を促進できなくなる。
このような破断分割性向上効果を発揮するための硫化物系介在物の大きさと形態を定量的に表現すると、以下の通りである。すなわち本発明の鋼では、鋼表面からD/4(Dは鋼の厚さ又は直径)の位置の縦断面において、幅1μm以上の硫化物系介在物が1mm2
当たり100個以上存在しており、この幅1μm以上の硫化物系介在物のアスペクト比(長さ/幅)の算術平均値(平均アスペクト比)が15以下である。
平均アスペクト比は、好ましく10以下、より好ましくは8以下、特に6以下である。平均アスペクト比は1に近いほど望ましく、下限は特に限定されないが、2以上(又は3以上)であってもよい。
幅1μm以上の硫化物系介在物の個数は、1mm2当たり、好ましくは300個以上、
より好ましくは400個以上である。しかし硫化物系介在物の個数が多くなると、圧延時や熱間鍛造時に割れ等の弊害が生じ易くなる。従って幅1μm以上の硫化物系介在物は、1mm2当たり、4000個以下とした。好ましくは、1mm2当たり、3000個以下、より好ましくは2500個以下とするのが推奨される。
なお本発明における「硫化物系介在物」とは、主にMnSを意味するものであるが、その他の硫化物および複合硫化物も包含する。また硫化物系介在物の幅および平均アスペクト比(長さ/幅)、並びにその個数の値は、鋼表面からD/4(Dは鋼の厚さ又は直径)の位置の縦断面において、1mm2の観察視野を観察倍率1000倍で光学顕微鏡を観察
することにより求めた値である。
なお硫化物系介在物の大きさと形態は、Mn、S、及び介在物球状化元素(Zr、Ca、Mg、TeおよびREMなど)の添加量に応じて圧延条件を適切に設定することで、所定範囲内に制御できる。圧延条件に関して言えば、圧延開始温度を1000℃以上の範囲から選択し、圧延終了温度を850℃以上の範囲から選択することが推奨される。圧延開始温度及び圧延終了温度を高くするほど、硫化物系介在物のアスペクト比が小さくなり易く、所定値を満足し易くなる。また、硫化物系介在物はTiCやTiN等のTiの析出物を核として析出しやすいため、鋼がTiを含む場合にはアスペクト比の小さな硫化物系介在物が数多く析出する。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
実験例1
表1に示す化学組成の鋼を通常の溶製方法に従って溶解し、鋳造、分塊した後、開始温度1050℃、終了温度900℃の圧延を行ってφ50mmの棒鋼を得た。
得られた棒鋼の特性を以下の様にして調べた。
(1)硫化物系介在物
棒鋼表面からD/4(Dは直径)の位置の縦断面において、1mm2の視野を光学顕微
鏡(1000倍)で観察し、幅が1μm以上の硫化物系介在物の個数を数えた。またこの幅が1μm以上の硫化物系介在物のアスペクト比を測定し、その算術平均値を求めた。
(2)破断分割性(寸法変化)
実験例で得られた棒鋼を適当な長さに切断した後、温度1200℃に加熱し、厚さ25mmに平潰し鍛造加工した後、空冷処理した。得られた平板体を切削し、図3に示すような試験片に加工した。図3中、(a)は試験片の上面図、(b)は試験片の側面図を示し、aはノッチ、bはボルト穴、cは圧延方向を示す矢印である。試験片は、65mm×65mm×厚さ22mmの板状で、中央はφ43mmの円筒状の孔が抜き取られている。中央の孔の端部には、ノッチa(R0.2mm、深さ0.5mm)が設けられている。また、試験片には圧延方向に沿ってボルト孔b(φ8.3mm)が設けられている。
図4に示すように、試験片6の中央の孔にホルダー3a、3bを通してプレス試験機(1600tプレス)にセットし、プレス速度:270mm/sで、試験片の破断分割を行った。なお試験片の破断速度は、くさび4および5のくさび角が30°であるので、約150mm/sと計算される。そして図5に示すように、破断分割前後の孔径差(L2−L1)を寸法変化として測定し、この寸法変化が0.15mm以下のものを破断分割性に優れると評価した。なお寸法変化0.15mm以下という基準は、欧州で使用されているDIN規格のC70S6のものと同等である。
(3)被削性(工具寿命)
実験例で得られた棒鋼の切断面にフライス加工した後、該フライス加工面に、下記の条件で穴空け加工し、工具が折損または溶損するまでに加工した距離(合計長さ)を測定した。
切削工具:SKH51(φ10ストレートドリル)
切削速度:30m/min
送り:0.15mm/rev
穴深さ:30mm
潤滑状態:乾式
穴空け位置:D/4(Dは、棒鋼の直径)
各棒鋼の加工距離Lを、表1の鋼種A1の加工距離LA1を基準とした時の相対値として整理し、工具寿命を評価した。
工具寿命=L/LA1
結果を表1及び図1、図2に示す。
Figure 0004264460
表1、図1、図2から明らかな様に、有効Ti量(f値)を確保しつつTi添加量を低減すれば、破断分割性と被削性の両方を高めることができる。
実験例2
表2、3に示す化学組成の鋼を用いる以外は、実験例1と同様にした。工具寿命については、B〜H、Jの各グループごとに、Ti無添加の鋼種の工具寿命を1としたときの相対値で示した。
結果を表4〜7に示す。なお、表7には、Vを0.160%程度と比較的多めに含むAグループとの工具寿命を対比できるよう、鋼種J1の工具寿命を1としたときの鋼種A1の工具寿命も合わせて示した。
Figure 0004264460
Figure 0004264460
Figure 0004264460
Figure 0004264460
Figure 0004264460
Figure 0004264460
C、Si、Mn等の各成分組成および有効Ti量(f値)を適切に制御した鋼種B4、B5、B7、C2〜4、D2、E2、E3、F2、G2〜4、H2は破断分割後の寸法変化が0.15mm以下となり破断分割性に優れるとともに、工具寿命にも優れていた。また本発明の好ましい態様である、Vを0.10%以下の範囲で含有させたJ3〜J10は良好な破断分割性を示すとともに、Ca等の被削性向上元素を含有していなくても工具寿命に優れていた。
実験例3
表2に示す鋼種H2を用い、圧延開始温度及び圧延終了温度を下記表8に示す通りにする以外は、実験例1と同様にした。
結果を表8に示す。
Figure 0004264460
表8より明らかなように、圧延開始温度及び圧延終了温度を高くするほど、硫化物系介在物のアスペクト比を小さくできる。
図1は有効Ti量(f値)を変化させたときの破断分割性と被削性との関係を示すグラフである。 図2は有効Ti量(f値)と破断分割性又は被削性との関係を示すグラフである。 図3(a)は破断分割性試験に用いる試験片の概略上面図であり、図3(b)は前記試験片の概略側面図である。 図4は破断分割試験の方法を説明するための装置概略図である。 図5は破断分割試験前後の試験片の概略上面図である。
符号の説明
1 プレス
2 支持台
3a,3b ホルダー
4,5 くさび
6 試験片

Claims (7)

  1. C :0.25〜0.5%(質量%の意味、以下同じ)、
    Si:2.0%以下(0%を含まない)、
    Mn:0.50〜2.0%、
    P :0.015〜0.080%、
    S :0.01〜0.2%、
    V :0.20%以下(0%を含まない)、
    Cr:1.0%以下(0%を含まない)、
    Ti:0.01〜0.10%、
    N :0.01%以下(0%を含まない)
    を含有し、残部が鉄および不可避不純物からなり、
    下記式(1)で表されるf値が0.003以上であり、
    鋼表面からD/4(Dは鋼の厚さ又は直径)の位置における縦断面において、幅1μm以上の硫化物系介在物が1mm2当たり100〜4000個存在すると共に、この幅1μ
    m以上の硫化物系介在物の平均アスペクト比(長さ/幅)が15以下であることを特徴とする破断分割性および被削性に優れた破断分割型コネクティングロッド用鋼。
    f=[Ti]−[N]×48/14 … (1)
    [式中、[Ti]および[N]は、それぞれ鋼中におけるTiおよびNの含有量(質量%)を示す。]
  2. Tiが0.08%以下であり、f値が0.04以下である請求項1に記載の破断分割型コネクティングロッド用鋼。
  3. V:0.10%以下(0%を含まない)である請求項1または2に記載の破断分割型コネクティングロッド用鋼。
  4. 更に、
    Zr:0.15%以下(0%を含まない)、
    Ca:0.005%以下(0%を含まない)、
    Mg:0.005%以下(0%を含まない)、
    Te:0.1%以下(0%を含まない)、
    REM:0.3%以下(0%を含まない)
    よりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の破断分割型コネクティングロッド用鋼。
  5. 更に、
    Al:0.05%以下(0%を含まない)及び/または、
    Nb:0.05%以下(0%を含まない)
    を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の破断分割型コネクティングロッド用鋼。
  6. 更に、
    Cu:1.0%以下(0%を含まない)、
    Ni:1.0%以下(0%を含まない)、
    Mo:1.0%以下(0%を含まない)
    よりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の破断分割型コネクティングロッド用鋼。
  7. 更に、
    Bi:0.1%以下(0%を含まない)
    を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の破断分割型コネクティングロッド用鋼。
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