JP4263113B2 - 複合樹脂粒子とその製造方法、光拡散性樹脂組成物、光拡散性材料、および液晶ディスプレイ用バックライトユニット - Google Patents

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Description

本発明は、優れた光拡散性と光透明性とを併せ持つ複合樹脂粒子とその製造方法、さらに該複合樹脂粒子を用いた光拡散性樹脂組成物および光拡散性材料、並びに液晶ディスプレイ用バックライトユニットに関するものである。
光源から出る光を有効利用する見地から、照明カバーや、ディスプレースクリーン等の素材には光拡散性材料が用いられている。このような光拡散性材料として、無機物や有機物からなる微粒子を光拡散剤として用い、基材である透明性樹脂に分散させたものがある。その原理は、微粒子と透明性樹脂との屈折率の差を利用し、微粒子と透明性樹脂との界面に到達した光を屈折させることによって光を透過方向に拡散させるものである。
下記特許文献1の従来技術には、500nm以下の平均粒子径を有するシリカ微粒子が透明ないし半透明のマトリックス樹脂中に分散してなる粒子と、該粒子を水系懸濁重合により得る製造方法が記載されており、該粒子を透明ないし半透明の樹脂中に分散させることにより光拡散性材料の光拡散性を向上させることが開示されている。
特開平10−265580号公報
また、下記特許文献2の従来技術には、透明熱可塑性樹脂シートに透明バインダー樹脂と艶消し剤とから成る艶消し塗膜を積層したものが開示されており、艶消し剤としてアルミノシリケートが例示されている。
特開2003−136637号公報
しかしながら、従来の光拡散性材料は光拡散性を重視してその添加量を増やした場合、光透過性が低下しまい、例えばこの光拡散性材料を液晶ディスプレイのバックライトユニット内に用いたときの発光面輝度が低下するという問題があった。一方、光透過性を重視して光拡散性材料の添加量を減らした場合、面発光輝度は高いものの、光拡散性が劣るため、液晶ディスプレイの視野角を狭めるという問題があった。
また、上記特許文献1記載の従来技術では、光拡散性材料に用いられるシリカ粒子は光透過性には優れるが、光拡散性という面では不十分なものであった。しかも該従来技術に記載のシリカ複合樹脂粒子は、シリカ粒子を重合性単量体中に分散させるべく、先ず該シリカ粒子を有機ポリマーと複合させるという前処理を行う必要があるものであり、製造過程が複雑でかつ容易に製造できないという問題があった。
また、上記特許文献2記載の従来技術は、アルミノシリケートをバインダー樹脂と混合した艶消し塗膜であるが、無機物であるアルミノシリケートと有機物であるバインダー樹脂とを均一に分散させることが難しく、優れた光拡散性と光透過性とを発揮させることができないという問題があった。
そこで本発明は、樹脂中への分散が容易であり、且つ光拡散性と光透過性とを兼ね備えた複合樹脂粒子を得ることを一の課題とする。
また、本発明は、優れた光拡散性と光透過性とを兼ね備えた光透過性材料を得ることを他の課題とする。
前記従来の課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明では非晶質アルミノシリケートを樹脂粒子中に分散させることで、光拡散性と光透過性に優れた複合樹脂粒子を得ることができ、さらにこの複合樹脂粒子を光透過性樹脂に分散させることにより、光拡散性と光透過性とに優れた光拡散性材料を得られることを見出した。
即ち、本発明は、平均粒子径が0.1〜20μmである立方体形状の非晶質アルミノシリケートと、該非晶質アルミシリケートを分散した状態で含む、スチレン系単量体、(メタ)アクリル系単量体、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニルピロリドンの1種又は2種以上を懸濁重合することにより得られる光透過性の樹脂中とからなる複合樹脂粒子を提供する。
また、本発明は、前記光透過性の樹脂が架橋されてなる複合樹脂粒子を提供する。好ましくは、該複合樹脂粒子の平均粒子径を1〜30μmとする。
斯かる構成の複合樹脂粒子によれば、平均粒子径が0.1〜20μmの非晶質アルミノシリケートを樹脂中に分散させたものであるためにその分散状態が均一となり、光拡散性と光透過性の両方の点で優れたものとなる。
また、本発明は、透明基材樹脂中に前記複合樹脂粒子を含有してなる光拡散性樹脂組成物を提供する。
斯かる構成の光拡散性樹脂組成物によれば、前記複合樹脂粒子が優れた光拡散性および光透過性を発揮し、しかも従来の成形方法によって任意の形状に容易に成形することができる。
また、本発明は、前記光拡散性樹脂組成物からなる光拡散性材料、および、透明基材に、前記複合樹脂粒子を含む光拡散層が積層されてなる光拡散性材料を提供し、さらに、これらの光拡散性材料を備えた液晶ディスプレイ用バックライトユニットを提供する。
また、本発明は、平均粒子径が0.1〜20μmである立方体形状の非晶質アルミノシリケートを重合性単量体中に分散させて分散液とし、該分散液を水系媒体中にて懸濁重合し、複合樹脂粒子を得る複合樹脂粒子の製造方法を提供する。
本発明の複合樹脂粒子は、光拡散性及び光透過性に優れるため、光拡散性材料の面発光輝度を低下させない。また、本発明の複合樹脂粒子の製造方法は、上記特性を有する複合樹脂粒子を容易に製造し得るものである。
さらに、本発明の光拡散性樹脂組成物は、光拡散性および光透過性に優れ、高い面発光輝度を有する光拡散性材料の製造に好適に使用し得るものである。
以下、本発明に係る複合樹脂粒子とその用途について、詳細に説明する。
(複合樹脂粒子とその製造方法)
図1に示したように、本発明の複合樹脂粒子1は、非晶質アルミノシリケート2が光透過性の樹脂3中に分散したものである。
非晶質アルミノシリケート2の平均粒子径は、0.1〜20μmであるが、好ましくは0.5〜10μmであり、より好ましくは0.7〜5μmである。非晶質アルミノシリケートの平均粒子径が0.1μm未満になると光拡散性材料の光拡散性の低下が見られるため好ましくない。また、20μmを超えると複合樹脂粒子中に含まれる非晶質アルミノシリケートの個数が少なくなり、光拡散性や光透過性といった効果が小さくなってしまうので好ましくない。
複合樹脂粒子中に含まれる非晶質アルミノシリケートの割合は、通常1〜80重量%、好ましくは5〜60重量%の範囲である。非晶質アルミノシリケートの割合が1重量%未満であると、光拡散効果が小さくなるため好ましくない。また、80重量%を超えると複合樹脂粒子の製造時に単量体に分散させることが難しくなるため好ましくない。
非晶質アルミノシリケートの形状は立方体であることが好ましい。立方体である場合には、該複合樹脂粒子を光透過性の樹脂に添加したときに異方性を示し難くなり、また単量体中への分散性が良好となる。尚、立方体の角は面取りされたような丸みを帯びた形状となっていても良い。
非晶質アルミノシリケートにおけるAl23:SiO2のモル比は、1:1.8〜1:5の範囲内であることが好ましく、特に、1:2〜1:4の範囲内であることが好ましい。Al23:SiO2のモル比が上記範囲外となれば、立方体の形状が得られ難いからである。
本発明に用いる非晶質アルミノシリケートは、X線回折学的に実質上非晶質であればよい。実質上非晶質でない結晶性のアルミノシリケートを用いた湯合には、透明性が劣ったものとなってしまう。
尚、本発明において、X線回折学的に実質上非晶質とは、以下の測定条件にてX線回折測定を行った場合のX線回折チャートで、2θが5°〜70°となる範囲において200cps(count per second)以上の強度を示すピークが存在しないことをいう。
測定機器…ガイガフレックス RAD−2C(理学製)
測定条件…X線:Cu Kα1/40kV/15mA
ゴニオ:広角ゴニオメーター
モノクロメーター:湾曲結晶モノクロメーター
フィルター:使用しない
発散スリット:1deg
散乱スリット:1deg
受光スリット:0.15mm
スキャン:連続
スキャンスピード:2deg/min
スキャン間隔:0.05deg
サンプルホルダーサイズ:20mm×15mm、厚み0.4mm
本発明の複合樹脂粒子は、例えば、非晶質アルミノシリケートを重合性単量体中に分散させ、この分散液を水系媒体中にて懸濁重合することにより得られる。
重合性単量体としては、例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体;アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸テトラヒドロフルフリル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルへキシル、メタクリル酸ステアリル等の(メタ)アクリル系単量体、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニルピロリドン等が挙げられ、これらを1種単独で用いても、又は、2種以上併用してよい。
また、本発明の複合樹脂粒子は架橋されているものが好ましく、その場合の架橋性単量体としては、例えば、トリアクリル酸トリメチロールプロパン、ジメタクリル酸エチレングリコール、ジメタクリル酸ジエチレングリコール、ジメタクリル酸トリエチレングリコール、ジメタクリル酸デカエチレングリコール、ジメタクリル酸ペンタデカエチレングリコール、ジメタクリル酸ペンタコンタへクタエチレングリコール、ジメタクリル酸1,3−ブチレン、メタクリル酸アリル、トリメタクリル酸トリメチロールプロパン、テトラメタクリル酸ペンタエリスリトール、ジメタクリル酸フタル酸ジエチレングリコール;ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、及びこれらの誘導体等の芳香族ジビニル化合物等が用いられ、これらを1種単独で用いても、又は、2種以上を併用してもよい。
配合割合としては、前記重合性単量体100重量部に対して架橋性単量体を0.1重量部以上配合することが好ましく、1〜300重量部とすることがより好ましい。架橋性単量体が0.1重量部未満であれば、後述するように該複合樹脂粒子を他の透明基材樹脂中へ練り込んで使用する際に、該複合樹脂粒子の形状が崩れ、光拡散性や光透過性に悪影響を与えるおそれがある。
尚、複合樹脂粒子の架橋性をより一層高めるためには、前記重合性単量体に代えて架橋性単量体のみを使用することもできる。
非晶質アルミノシリケートを重合性単量体中に均一に分散させるためには、重合性二重結合基をもつ表面処理剤を用いることが好ましい。重合性二重結合基を持つ表面処理剤としては、例えば、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルアセトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどのシランカップリング剤や、カプロラクトンEO変性リン酸ジメタクリレートなどの部分リン酸エステルが挙げられる。
これらの表面処理剤は、重合性単量体に対して、通常0.001〜5重量%の範囲内で適宜使用できる。
水系懸濁重合に用いる分散安定剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナトリウム等の水溶性高分子、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等があり、その他、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム、タルク、粘土、ケイソウ土、ベントナイト、金属酸化物粉末等が挙げられる。
前記アニオン性界面活性剤としては、オレイン酸ナトリウム等の脂肪酸油、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;アルキレンナフタレンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩等がある。
前記ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエチレン−オキシプロピレンブロックポリマー等がある。
前記カチオン性界面活性剤としては、ラウリルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート等のアルキルアミン塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩等がある。
前記両性イオン性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミンオキサイド等がある。
これらの分散安定剤は、前記重合性単量体および/又は架橋性単量体からなる重合性単量体組成物に対して、通常0.01〜20重量%の範囲内で適宜使用できる。
懸濁重合で用いられる重合開始剤としては、通常公知のフリーラジカル触媒、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、第3級ブチルヒドロキシパーオキサイド、過酸化クメン、過酸化メチルエチルケトン、第3級ブチルパーフタレート、カプロイルパーオキサイド等の有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソブチルアミド、2,2’−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、アゾビス(α−メチルバレロニトリル)、アゾビス(α−メチルブチロニトリル)等のアゾ化合物等が挙げられ、1種単独で用いても、又は2種以上を併用してもよい。これらの重合開始剤は、前記重合性単量体組成物に対して、通常0.01〜20重量%の範囲内で適宜使用できる。
懸濁重合の条件、つまり、重合温度、時間、撹拌装置等に関しては、特に制限されるものではなく、従来公知の条件を適宜選択して行うことができる。また、重合性単量体中には、必要に応じて、重合安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤などの添加剤を適量添加することもできる。
複合樹脂粒子の平均粒子径は、好ましくは1〜30μmとする。複合樹脂粒子の平均粒子径が1μm未満であれば前記非晶質アルミノシリケートを分散させ難くなり、また、複合樹脂粒子の平均粒子径が30μmを超える場合、高い面発光輝度が得られ難くなる。
(光拡散性樹脂組成物)
本発明の光拡散性樹脂組成物は、上述のような複合樹脂粒子を光拡散剤として透明ないし半透明の樹脂(以下、透明ないし半透明の樹脂を透明基材樹脂という)中に分散させたものである。
該光拡散性樹脂組成物を用いれば、光拡散性および光透過性に優れ、高い面発光輝度を有する光拡散性材料を容易に製造することができる。
透明基材樹脂は、透明ないし半透明であれば特に限定されるものでなく、例えば、塩化ビニル重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体等の塩化ビニル系樹脂;酢酸ビニル重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体等のビニルエステル系樹脂;スチレン重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体等のスチレン系樹脂;ポリカーボネート樹脂、(メタ)アクリル樹脂、(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体、(メタ)アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、(メタ)アクリル酸エステル−スチレン共重合体等の(メタ)アクリル酸エステル系樹脂;テレフタル酸とエチレングリコールとの縮合体、アジピン酸とエチレングリコールとの縮合体等のポリエステル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、カルボキシル変性ポリエチレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン等のポリオレフィン系樹脂等の透明ないし半透明の樹脂が挙げられ、これらを1種単独で用いても、又は、2種以上を併用してもよい。
透明基材樹脂の屈折率n1と複合樹脂粒子を構成する樹脂の屈折率n2は次式(1)を満たすものが好ましく、
0.005≦|n1−n2|≦0.2 …(1)
次式(2)を満たすものがより好ましい。
0.01≦|n1−n2|≦0.1 …(2)
n1とn2の屈折率差を0.005以上とすることにより、単に透明基材樹脂中に非晶質アルミノシリケートを分散させた場合とは異なり、樹脂による光拡散作用と非晶質アルミノシリケートによる光拡散作用との相乗効果によって、光拡散効果のより一層優れたものとなる。
光拡散性樹脂組成物全体に対する複合樹脂粒子の配合割合は、使用用途により、その最適範囲は異なるが、好ましくは1〜80重量%、さらに好ましくは3〜70重量%、最も好ましくは5〜60重量%である。複合樹脂粒子の配合割合が1重量%未満であると、光拡散性樹脂組成物から得られる、光拡散シート等の光拡散性材料において、十分な光拡散性が得られ難く、面発光輝度も低下することがある。他方、80重量%を超えると、十分な光透過性が得られ難く、面発光輝度も低下することがある。
光拡散性樹脂組成物の製造方法としては、例えば、上記複合樹脂粒子を光拡散剤として透明基材樹脂中に分散させることによって得られる。光拡散性樹脂組成物を得る方法としては、特に限定されるものでなく、例えば、透明基材樹脂に対し、光拡散剤である上記複合樹脂粒子、および、必要に応じて、トルエン等の有機溶剤を適量配合し、撹拌混合することで塗料化することにより、光拡散性樹脂組成物を容易に得ることができる。また、その他にも、光拡散剤である上記複合樹脂粒子を、溶融した透明基材樹脂と混練する方法など、従来公知の分散方法を適用することができる。
(光拡散性材料)
本発明に係る第1の光拡散性材料は、上述のような光拡散性樹脂組成物を任意の形状に成形してなる、いわゆる練込み型の光拡散性材料である。
図2に、シート状に成形された第1の光拡散性材料4(以下、練込み型の光拡散シート4ともいう)の一形態を示す。該練込み型光拡散シート4は、複合樹脂粒子1が光拡散剤として透明基材樹脂5中に分散してなるものである。該練込み型の光拡散シート4の厚みについては特に限定はないが、通常、1〜10000μm、好ましくは10〜5000μmである。該練込み型の光拡散シート4は、上述のような光拡散性樹脂組成物を、押出成形や射出成形等の公知の成形方法を用いて得ることができる。
また、本発明に係る第2の光拡散性材料は、透明ないし半透明の基材(本発明において、透明ないし半透明の基材を、透明性基材という)の表面に、バインダー樹脂等を用いて光拡散剤である本発明の複合樹脂粒子を含む光拡散層を積層してなる、いわゆる塗布型の光拡散性材料である。
図3に、シート状の透明性基材を用いた第2の光拡散性材料6(以下、塗布型の光拡散シート6ともいう)の一形態を示す。該塗布型の光拡散シート6は、シート状の透明性基材7の表面に、バインダー樹脂8によって光拡散剤である複合樹脂粒子1を結着させ、光拡散層9を形成したものである。この塗布型の光拡散シート6の厚みについても、前記練込み型の光拡散シート4の厚みと同様である。
透明性基材7は、透明ないし半透明であれば、その材質については特に限定はないが、透明性基材の材質としては、各種ガラスや、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂等のシートおよびフィルム等を挙げることができる。バインダー樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、酢酸ビニル系樹脂等が挙げられ、これらを1種単独で用いても、又は2種以上を併用してもよい。
複合樹脂粒子1とバインダー樹脂8との配合割合は、得られる光拡散性材料の用途やバインダー樹脂の種類によって適宜選択できるが、複合樹脂粒子およびバインダー樹脂の合計100重量%中、好ましくは複合樹脂粒子3〜80重量%で、バインダー樹脂97〜20重量%であり、さらに好ましくは複合樹脂粒子5〜70重量%で、バインダー樹脂95〜30重量%である。複合樹脂粒子が3重量%未満であると、十分な光拡散性が得られ難くなり、面発光輝度が低下するおそれがある。他方、複合樹脂粒子が80重量%を超えると、光拡散層9の強度が低下し、しかも十分な光透過性が得られ難く、面発光輝度が低下するおそれがある。
第2の光拡散性材料は、バインダー樹脂および複合樹脂粒子を含む複合樹脂粒子含有バインダー組成物を、成形機や成膜機を用いて透明性基材上に塗布し、乾燥させることによって得ることができる。なお、前述の光拡散性樹脂組成物中の透明性樹脂がバインダー樹脂である場合は、光拡散性樹脂組成物をそのまま複合樹脂粒子含有バインダー組成物として使用することもできる。
前記第1および第2の光拡散性材料は、いずれも光拡散剤として本発明の複合樹脂粒子を含むため、光拡散性および光透過性に優れ、高い面発光輝度を有したものとなる。しかも、第1の光拡散性材料は、前記光拡散性樹脂組成物を公知の成型方法によって任意の形状に成形することによって得られ、また、第2の光拡散性材料は、透明性基材上にバインダー樹脂で複合樹脂粒子を結着させることによって得られるので、いずれも容易に製造することができる。
以下の実施例で得られる複合樹脂粒子の平均粒子径、光拡散シートの全光線透過率、へイズおよび輝度は、以下の方法により測定した。
(複合樹脂粒子の平均粒子径)
本発明の複合樹脂粒子の平均粒子径は、電気抵抗法によって測定されるものであり、具体的には、以下のようにして測定される。
先ず、アパチャー(細孔)の両側に電極が配設されたアパチャー・チューブを、測定対象となる複合樹脂粒子が電解液中に懸濁されてなる懸濁液中に浸漬した状態とする。そして、上記アパチャー・チューブの電極間に上記懸濁液を介して電流を流し、電極間の電気抵抗を測定する。懸濁液中の複合樹脂粒子が吸引されてアパチャーを通過するときに粒子体積に相当する電解液が置換されて、電極間の電気抵抗に変化が生じる。この電気抵抗の変化量は粒子の大きさに比例することから、上記電気抵抗の変化量を電圧パルスに変換して増幅、検出することによって粒子体積を算出することができ、この算出された粒子体積に相当する真球の直径を複合樹脂粒子の粒子径とする。
更に、複合樹脂粒子の平均粒子径は、上記の如くして測定された各複合樹脂粒子の粒子径の平均をとることにより算出することができる。即ち、本発明の複合樹脂粒子の平均粒子径は体積平均粒子径を意味する。
なお、上記複合樹脂粒子の平均粒子径は、例えば、べックマンコールター株式会社から商品名「コールターマルチサイザーII」として市販されている測定装置を用いて測定することができる。
(全光線透過率及びへイズ)
全光線透過率はJIS K 7361によって測定した。具体的には日本電色工業株式会社製、NDH−2000を使用した。ヘイズはJIS K 7136により測定し、具体的には日本電色工業株式会社製、NDH−2000を使用した。
(輝度)
端部に冷陰極管が1灯設置された液晶表示板用バックライトモジュールの導光板上に、下記実施例および比較例による塗布型の光拡散シートをのせ、さらにプリズムシート(住友スリーエム株式会社製、BEFII)を溝状の凸部の方向が直交するように2枚重ねてのせ、輝度計(ミノルタ製、商品名:CS−100)をプリズムシートの表面から距離30cm離れたところに設置し、輝度を測定した。
(光の均一性)
冷陰極管が8灯設置された直下型液晶バックライトモジュールに、下記実施例および比較例による練込み型の光拡散シート(厚さ2mm)を設置し、冷陰極管の像が見えるかどうかを確認し、光の均一性を評価した。評価結果は、下記の通りとした。
◎…冷陰極管の像が全く見えない
○…冷陰極管の像がほとんど見えない
△…冷陰極管の像がぼんやり見える
×…冷陰極管の像がはっきり見える
(屈折率)
測定対象とする樹脂を粒子状(1粒あたり、1mg以下)に粉砕し、これをスライドガラス上に0.001gのせ、刊行物「アタゴ屈折計データブック」(株式会社アタゴ発行)より任意に選出した屈折率の液体有機化合物0.2mlで該粒子を分散させ、サンプルプレートを作製した。次に、各サンプルプレートを光学顕微鏡にセットし、光源にナトリウムランプを用いて観察し、各液体有機化合物の屈折率既知の温度於いて、粒子の輪郭が見えなくなることを確認し、このとき用いた液体有機化合物の屈折率を、樹脂の屈折率とした。
尚、液体有機化合物及びその屈折率として、上記刊行物には、例えば、
「フリフリルアミン(17℃) ・・・屈折率1.4900、
p−ジエチルベンゼン ・・・屈折率1.4948」
と記載されているが、屈折率としては、小数点第4位を四捨五入したものを採用した。また、p−ジエチルベンゼンの如く、特に温度が記載されていないものについては、20℃において粒子の輪郭の有無を確認した。
(実施例1)
撹拌機付きジャケット式の5リットル容量の重合槽に、分散剤として複分解ピロリン酸マグネシウム60gを水3000gにあらかじめ分散させ、ラウリル硫酸ナトリウム0.6gを溶解させておいた。次に、メタクリル酸メチル550gにエチレングリコールジメタクリレート50gとカプロラクトンEO変性リン酸ジメタクリレート(日本化薬株式会社、商品名PM−21)0.3gを加え、これにAl23:SiO2のモル比が1:2で平均粒子径が0.9μmの立方形非晶質アルミノシリケート(水澤化学株式会社、商品名シルトンAMT−08)400gを加えてホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)で8000rpmにて10分間撹拌した。この混合液にアゾビスイソブチロニトリル3gを加えた液を重合槽内に入れた。
重合槽内の温度を70℃に保ちながら高速撹拌して、10時間懸濁重合を行った。冷却後、懸濁液を取り出し、濾過、洗浄、乾燥を行った。得られた複合樹脂粒子の平均粒子径は12.5μmであった。なお、非晶質アルミノシリケートを複合しない場合(樹脂のみの場合)の屈折率は1.495であった。
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106、屈折率1.480)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成し、上記で得られた複合樹脂粒子3gを分散させた。アプリケーターを用いて、この分散液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオーブンにて3時間乾燥させて塗布型の光拡散シートを作成した。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(実施例2)
撹拌機付きジャケット式の5リットル容量の重合槽に、分散剤として複分解ピロリン酸マグネシウム60gを水3200gにあらかじめ分散させ、ラウリル硫酸ナトリウム0.3gを溶解させておいた。次に、メタクリル酸メチル700gにトリメチロールプロパントリメタクリレート100gとγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.8gを加え、これにAl23とSiO2のモル比が1:2で平均粒子径が2.5μmの立方形非晶質アルミノシリケート(水澤化学株式会社、商品名シルトンAMT−25)500gを加えてホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)で8000rpmにて10分間撹拌した。この混合液にラウロイルパーオキサイド0.8gを加えた液を、重合槽内に入れた。
重合槽内の温度を70℃に保ちながら高速撹拌して、10時間懸濁重合を行った。冷却後、懸濁液を取り出し、濾過、洗浄、乾燥を行った。得られた複合樹脂粒子の平均粒子径は20.2μmであった。なお、非晶質アルミノシリケートを複合しない湯合(樹脂のみの場合)の屈折率は1.495であった。
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106、屈折率1.480)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成し、上記で得られた複合樹脂粒子3gを分散させた。アプリケーターを用いて、この分散液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオーブンにて3時間乾燥させて塗布型の光拡散シートを作成した。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(実施例3)
撹拌機付きジャケット式の5リットル容量の重合槽に、分散剤として複分解ピロリン酸マグネシウム90gを水3000gにあらかじめ分散させ、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.3gを溶解させておいた。次に、メタクリル酸メチル700gにエチレングリコールジメタクリレート100gとγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.8gを加え、これにAl23とSiO2のモル比が1:2で平均粒子径が6.6μmの立方形非晶質アルミノシリケート(水澤化学株式会社、商品名シルトンAMT−100)200gを加えてホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)で8000rpmにて10分間撹拌した。この混合液にベンゾイルパーオキサイド4gを加えた液を、重合槽内に入れた。
重合槽内の温度を70℃に保ちながら高速撹拌して、10時間懸濁重合を行った。冷却後、懸濁液を取り出し、濾過、洗浄、乾燥を行った。得られた複合樹脂粒子の平均粒子径は25.8μmであった。なお、非晶質アルミノシリケートを複合しない場合(樹脂のみの場合)の屈折率は1.496であった。
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106、屈折率1.480)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成し、上記で得られた複合樹脂粒子3gを分散させた。アプリケーターを用いて、この分散液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオーブンにて3時間乾燥させて塗布型の光拡散シートを作成した。この光拡散シートの全光線透過率及びヘイズ、またこの光拡散シートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(実施例4)
撹拌機付きジャケット式の5リットル容量の重合槽に、分散剤として複分解ピロリン酸マグネシウム105gを水3500gにあらかじめ分散させ、ラウリル硫酸ナトリウム1.8gを溶解させておいた。次に、メタクリル酸メチル450gにエチレングリコールジメタクリレート50gとカプロラクトンEO変性リン酸ジメタクリレート(日本化薬株式会社、商品名PM−21)0.3gを加え、これにAl23とSiO2のモル比が1:2で平均粒子径が0.9μmの立方形非晶質アルミノシリケート(水澤化学株式会社、商品名シルトンAMT−08)400gを加えてホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)で8000rpmにて10分間撹拌した。この混合液にアゾビスイソプチロニトリル3gを加えた液を重合槽内に入れた。
重合槽内の温度を70℃に保ちながら高速携押して、10時間懸濁重合を行った。冷却後、懸濁液を取り出し、濾過、洗浄、乾燥を行った。得られた複合樹脂粒子の平均粒子径は3.3μmであった。なお、非晶質アルミノシリケートを複合しない場合(樹脂のみの場合)の屈折率は1.495であった。
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成し、上記で得られた複合樹脂粒子3gを分散させた。アプリケーターを用いて、この分散液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオーブンにて3時間乾燥させて光拡散シートを作成した。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(実施例5)
撹拌機付きジャケット式の5リットル容量の重合槽に、分散剤として複分解ピロリン酸マグネシウム60gを水3200gにあらかじめ分散させ、ラウリル硫酸ナトリウム0.3gを溶解させておいた。次に、メタクリル酸メチル550gにスチレン200gとエチレングリコールジメタクリレート50gとカプロラクトンEO変性リン酸ジメタクリレート(日本化薬株式会社、商品名PM−21)0.8gを加え、これにAl23とSiO2のモル比が1:2で平均粒子径が0.9μmの立方形非晶質アルミノシリケート(水澤化学株式会社、商品名シルトンAMT−08)500gを加えてホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)で8000rpmにて10分間撹拌した。この混合液にラウロイルパーオキサイド0.8gを加えた液を、重合槽内に入れた。
重合槽内の温度を70℃に保ちながら高速据拝して、10時間懸濁重合を行った。冷却後、懸濁液を取り出し、濾過、洗浄、乾操を行った。得られた複合樹脂粒子の平均粒子径は9.5μmであった。なお、非晶質アルミノシリケートを複合しない湯合(樹脂のみの場合)の屈折率は1.520であった。
アクリル材脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106、屈折率1.480)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成し、上記で得られた複合樹脂粒子3gを分散させた。アプリケーターを用いて、この分散液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオープンにて3時間乾燥させて塗布型の光拡散シートを作成した。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(実施例6)
撹拌機付きジャケット式の5リットル容量の重合槽に、分散剤として複分解ピロリン酸マグネシウム90gを水3000gにあらかじめ分散させ、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.3gを溶解させておいた。次に、メタクリル酸メチル950gにエチレングリコールジメタクリレート50gとγ一メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.8gを加え、これにAl23:SiO2のモル比が1:2で平均粒子径が6.6μmの立方形非晶質アルミノシリケート(水澤化学株式会社、商品名シルトンAMT−100)200gを加えてホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)で8000rpmにて10分間撹拌した。この混合液にペンゾイルパーオキサイド4gを加えた液を、重合槽内に入れた。
重合槽内の温度を70℃に保ちながら高速撹拌して、10時間懸濁重合を行った。冷却後、懸濁液を取り出し、濾過、洗浄、乾燥を行った。得られた複合樹脂粒子の平均粒子径は36.2μであった。
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106、屈折率1.480)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成し、上記で得られた複合樹脂粒子3gを分散させた。アプリケーターを用いて、この分散液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオープンにて3時間乾焼させて光拡散シートを作成した。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(実施例7)
実施例1で得られた非晶質アルミノシリケート複合樹脂粒子20gとポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学株式会社製、スミペックスMG−5、屈折率1.490)80gとを混合し、射出成形機により240℃で成形して、厚さ2mmの練込み型の光拡散シートを得た。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
(実施例8)
非晶質アルミノシリケート複合樹脂粒子を実施例2で得られたものに変更する以外は実施例7と同様にして、練込み型の光拡散シートを得た。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
(実施例9)
非晶質アルミノシリケート複合樹脂粒子を実施例3で得られたものに変更する以外は実施例7と同様にして、練込み型の光拡散シートを得た。この光拡散シートの全光線透過率及びヘイズ、またこの光拡散シートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
(実施例10)
非晶質アルミノシリケート複合樹脂粒子を実施例4で得られたものに変更する以外は実施例7と同様にして、練込み型の光拡散シートを得た。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
(実施例11)
非晶質アルミノシリケート複合樹脂粒子を実施例5で得られたものに変更する以外は実施例7と同様にして、練込み型の光拡散シートを得た。この光拡散シートの全光線透過率及びヘイズ、またこの光拡散シートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
(実施例12)
非晶質アルミノシリケート複合樹脂粒子を実施例6で得られたものに変更する以外は実施例7と同様にして、練込み型の光拡散シートを得た。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
(比較例1)
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106、屈折率1.480)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成した。アプリケーターを用いて、この溶液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオープンにて3時間乾燥させてシートを作成した。このシートの全光線透過率及びへイズ、またこのシートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(比較例2)
撹拌機付きジャケット式の5リットル容量の重合槽に、分散剤として複分解ピロリン酸マグネシウム60gを水3000gにあらかじめ分散させ、ラウリル硫酸ナトリウム0.3gを溶解させておいた。次に、メタクリル酸メチル550gにエチレングリコールジメタクリレート50gとカプロラクトンEO変性リン酸ジメタクリレート(日本化薬株式会社、商品名PM−21)0.5g、アゾビスイソプチロニトリル5gを加えて溶解し、この液を重合槽内に入れた。
重合槽内の温度を70℃に保ちながら高速撹拌して、10時間懸濁重合を行った。冷却後、懸濁液を取り出し、濾過、洗浄、乾燥を行った。得られた架橋PMMA粒子の平均粒子径は11.9μmであった。また、粒子の屈折率は1.495であった。
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106、屈折率1.480)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成し、上記で得られた架橋PMMA微粒子3gを分散させた。アプリケーターを用いて、この分散液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオープンにて3時間乾燥させて光拡散シートを作成した。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(比較例3)
撹拌機、温度計および冷却管を備えた300mlの四つロフラスコに、テトラメトキシシラン144.5g、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン23.6g、水19g、メタノール30gおよびアンバーリスト15(ローム・アンド・ハース・ジャパン社製の陽イオン交換樹脂)5gを入れ、65℃で2時間撹拌し反応させた。反応混合物を室温まで冷却した後、冷却管に代えて蒸留塔、これに接続させた冷却管および流出口を設け、常圧下、80℃まで2時間かけて昇温しメタノールの流出がなくなるまで同温度を保持し、反応をさらに進行させた。再び、室温まで冷却した後、アンバーリスト15を濾別し、数平均分子量が1800の重合性ポリシロキサンを得た。
ついで、撹拌機、滴下口、温度計、冷却管および窒素ガス導入口を備えた1リットルのフラスコに、有機溶剤としてトルエン200gを入れ、窒素ガスを導入し、撹拌しながらフラスコ内温を110℃まで加熱した。上記で得られた重合性ポリシロキサン20g、メチルメタクリレート80g、2−エチルへキシルアクリレート10g、スチレン60g、プチルアクリレート30gおよび2,2’−アゾビスイソブチロニトリル6gを混合した溶液を滴下口より2時間かけて滴下した。滴下後も同温度で1時間撹拌を続けた後、1,1’−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロへキサン0.4gを30分おきに2回添加し、さらに2時間加熱して共重合を行い、数平均分子量が12,000の有機ポリマーがトルエンに溶解した溶液を得た。
つづいて、撹拌機、2つの滴下口(滴下口2および3)および温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコに、酢酸ブチル496g、メタノール124gを入れておき、内温を20℃に調整した。ついでフラスコ内を撹拌しながら、上記で得た有機ポリマーのトルエン溶液27gおよびテトラメトキシシラン72gの混合液(溶液A)を滴下口1から、水28g、25%アンモニア水9gおよびメタノール37gの混合液(溶液B)を滴下口2から、1時間かけて滴下した。滴下後、同温度で2時間撹拌を続けた。次に、有機ポリマーのトルエン溶液37gおよび酢酸ブチル37gの混合液を滴下口1から、1時間かけて滴下した。滴下後、同温度で2時間撹拌を続けた。さらに110mmHgの圧力下、フラスコ内温を100℃まで昇温し、アンモニア、メタノール、トルエン、酢酸ブチルを固形分濃度が30%となるまで留去し、有機ポリマー複合シリカ微粒子が酢酸ブチルに分散した分散体を得た。得られた有機ポリマー複合シリカ微粒子の平均粒子径は27nm、粒子径の変動係数は16%であった。
次に、撹拌機、不活性ガス導入管、還流冷却器および温度計を備えたフラスコに、ポリビニルアルコール(PVA−205、クラレ株式会社製)0.5gを溶解した脱イオン水900gを仕込んだ。次に、メタクリル酸メチル80g、トリメタクリル酸トリメチロールプロパン14g、上記で得られた有機ポリマー複合シリカ微粒子分散体20gおよびアゾビスイソブチロニトリル1gを配合した混合物をフラスコに仕込み、ホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)により3000rpmで5分間撹拌して、均一な懸濁液にした。
次いで、窒素ガスを吹き込みながら75℃に加熱し、この温度で5時間撹拌を続けて重合反応を行った後、冷却、懸濁液の濾過、洗浄、乾燥を行って、平均粒子径が10.5μmのシリカ複合樹脂粒子を得た。このシリカ複合樹脂粒子中のシリカ微粒子の平均粒子径は27nmであった。アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106、屈折率1.480)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成し、シリカ複合樹脂粒子3gを分散させた。アプリケーターを用いて、この分散液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオープンにて3時間乾焼させて光拡散シートを作成した。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(比較例4)
実施例1において、非晶質アルミノシリケートの代わりに立方形結晶性アルミノシリケートである4A型ゼオライト(シルトンB、水澤化学工業株式会社製、平均粒子径3μm)を用いた以外は同様にして複合樹脂粒子を得た。この複合樹脂粒子の平均粒子径は11.8μmであった。
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製、BR−106、屈折率1.480)3gを溶剤(トルエン:酢酸エチル:酢酸ブチル=60:30:10)9gに溶解させた溶液を作成し、上記で得られた複合樹脂粒子3gを分散させた。アプリケーターを用いて、この分散液をウェット厚75μmで100μmのポリエステルフィルム上に塗布し、60℃のオープンにて3時間乾燥させて光拡散シートを作成した。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを液晶バックライトユニットに組込んだ時の輝度を表1に示す。
(比較例5)
ポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学株式会社製、スミペックスMG−5)を、射出成形機により240℃で成形して、厚さ2mmのシートを得た。このシートの全光線透過率及びへイズ、またこのシートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
(比較例6)
比較例2において得られた架橋PMMA微粒子20gとポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学株式会社製、スミペックスMG−5)80gとを混合し、射出成形機により240℃で成形して、厚さ2mmの光拡散シートを得た。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
(比較例7)
比較例3において得られたシリカ複合樹脂粒子とポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学株式会社製、スミペックスMG−5)80gとを混合し、射出成形機により240℃で成形して、厚さ2mmの光拡散シートを得た。この光拡散シートの全光線透過率及びヘイズ、またこの光拡散シートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
(比較例8)
比較例4において得られたゼオライト複合樹脂粒子とポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学株式会社製、スミペックスMG−5)80gとを混合し、射出成形機により240℃で成形して、厚さ2mmの光拡散シートを得た。この光拡散シートの全光線透過率及びへイズ、またこの光拡散シートを直下型液晶バックライトユニットに組込んだ時の光の均一性を表2に示す。
表1および表2に示したように、従来の光拡散シートでは、光透過性と光拡散性とを高い水準で兼ね備えたものは得られていないが、本発明の複合樹脂粒子を用いた光拡散シートでは、何れも高い水準で光透過性と光拡散性とを兼ね備えており、光拡散性材料として優れた機能を有していることが認められる。
本発明の複合樹脂粒子およびこれを用いた光拡散性材料は、液晶表示装置のみならず、照明器具カバー、レンズ、導電板、ビデオディスク、プロジェクションテレビ用スクリーンなどの光学用部品に光拡散用途として用いられるだけでなく、化粧用品容器、自動販売機の前面板、看板、商品ディスプレイ、卓上容器等といった光拡散用途以外の用途にも使用され得る。
本発明の複合樹脂粒子の一実施形態を示した概略断面図。 本発明の光拡散性材料として練込み型の光拡散シートの一実施形態を示した概略断面図。 本発明の光拡散性材料として塗布型の光拡散シートの一実施形態を示した概略断面図。
符号の説明
1 複合樹脂粒子
2 非晶質アルミノシリケート
3 光透過性の樹脂
4 光拡散性材料(練込み型の光拡散シート)
5 透明基材樹脂
6 光拡散性材料(塗布型の光拡散シート)
7 透明性基材
8 バインダー樹脂

Claims (8)

  1. 平均粒子径が0.1〜20μmである立方体形状の非晶質アルミノシリケートと、該非晶質アルミシリケートを分散した状態で含む、スチレン系単量体、(メタ)アクリル系単量体、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニルピロリドンの1種又は2種以上を懸濁重合することにより得られる光透過性の樹脂とからなることを特徴とする複合樹脂粒子。
  2. 前記樹脂が架橋されてなることを特徴とする請求項1記載の複合樹脂粒子。
  3. 平均粒子径が1〜30μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合樹脂粒子。
  4. 透明基材樹脂中に、請求項1〜3の何れかに記載の複合樹脂粒子を含有してなることを特徴とする光拡散性樹脂組成物。
  5. 請求項4に記載の光拡散性樹脂組成物からなることを特徴とする光拡散性材料。
  6. 透明性基材に、請求項1〜3の何れかに記載の複合樹脂粒子を含む光拡散層が積層されてなることを特徴とする光拡散性材料。
  7. 請求項5又は6に記載の光拡散性材料を備えたことを特徴とする液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
  8. 平均粒子径が0.1〜20μmである立方体形状の非晶質アルミノシリケートを重合性単量体中に分散させて分散液とし、該分散液を水系媒体中にて懸濁重合し、複合樹脂粒子を得ることを特徴とする複合樹脂粒子の製造方法。
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