JP4262722B2 - 電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置 - Google Patents

電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子顕微鏡、詳しく言えば、電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置に関するものである。
周知技術では、電子顕微鏡を操作して物体を観察する際、電子顕微鏡内の試料腔室は真空環境に限定されるため、観察対象物は非発揮性固体でなければ観察を行うことができない。発揮性物体、例えば、液体または気体の流体物質の場合、真空試料腔室に入れられると、大量の気体が発生するため、電子束が物体を通過して回折するか、或いは、結像することができないだけでなく、顕微鏡電子銃などの高真空区域における真空度が低下するか、或いは、汚染される事態が発生し、電子顕微鏡を損壊する事態を招く。
上述のように、真空環境に制限されるため、従来の電子顕微鏡は、固体物質の構造あるいは脱水乾燥した生物細胞(例えば、原核細胞Prokaryoteの細菌または真核細胞eukaryoteの動植物)、ウィルスなどの生物組織を試料腔室内に入れることによってのみ観察可能であり、流体試料または流体環境下で生理機能を有する細胞またはウィルスなどを観察することはできない。さらに、1気圧の流体環境下で細胞内または細胞間の様々な細胞小器官の働き、例えば、細胞核内DNA転写(transcription)RNA、RNA転移(translation)タンパク質(protein)、細胞質内微小管(microtubules)などの生物化学反応過程と、神経筋肉接合(neuromuscular junction)箇所での伝導生理(physiology of transudation)制御などの生命現象過程を観察することはできない。
したがって、生体細胞または生体組織を内部に入れ、かつ電子顕微鏡内の観察に用いることが可能である装置が求められている。現今、一部の研究者、例えば、Cai P. L.は電子顕微鏡において提供可能な観測環境を提出している(非特許文献1参照)。その欠点は、試料室の圧力を常圧に近い状態または圧力の比較的高い状態に維持して観察と分析を進めることができず、液体が平衡した安定状態を維持するため、急速に揮発してしまうことである。したがって、液体を持続的に補充することが必要である。しかし、このようなプロセスのため、観測対象物は試料の流動が頻発し、新しい試料と古い試料の混合が均質でなくなるという問題が発生するため、観測の信頼性が影響を受ける。また、大量揮発した高圧蒸気または外界から気体室に注入された高圧気体が上下極片の間の空間全体に充満しているため、電子が大量の気体分子に衝撃を与えて生成した多重散乱を深刻化させると同時に、電子ビームによる結像または電子回折の実験をスムーズに進行させることができない。かつその試料槽の設計では、液体の注入量を有効に制御できない。したがって、液体の厚さが厚くなりすぎてしまうため、電子ビームが試料を透過できなくなり、観察と分析ができなくなる。
また、その設計は顕微鏡の本体を分解しないと部品を装着できないものであるため、量産の可能性があまり高くない。
上述の欠点に鑑みて、本発明者は、試作と実験を繰り返した結果、前述の問題を解決可能であるだけでなく、一般の試料または生体細胞を置くのに用いられ、かつ電子顕微鏡の観察に応じることが可能である本発明を完成させた。
Cai P. L.,Microscopy & Microanalysis 8,21,2002
本発明の主な目的は、一般の試料または生体細胞を置くのに用いられ、かつ電子顕微鏡の観察に応じることが可能である電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、厚さが極めて薄く、高解像度の電子顕微鏡における両極片の間の間隔による制限を受けることなく、高解像度の電子顕微鏡の観測に適用可能である電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置を提供することである。
本発明のまたもう一つの目的は、内部に液体または気体を注入する際に、蒸気または液体が漏洩して大量の気体を生成するという問題が発生せず、観察が容易で明瞭である電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置を提供することである。
上述の目的を達成するために、本発明による電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置は、ハウジングを備える。ハウジングは、少なくとも二枚の隔離板により内部が分割され、一つの収容室と、収容室の下方に位置する一つの気体室と、気体室の下方に位置する少なくとも一つの緩衝室とを形成し、収容室の頂面にはハウジングに配置される観察孔を少なくとも一つ有し、収容室の底面には気体室に繋がるように隔離板に配置される観察孔を少なくとも一つ有し、気体室の底面には緩衝室に繋がるように別の隔離板に配置される気孔を少なくとも一つ有し、緩衝室の底面には外部に繋がるようにハウジングに配置される外孔を少なくとも一つ有し、また、収容室の上下方の二つの観察孔と気孔と外孔とは同軸であり、上方に位置する観察孔は薄膜により封じられるように設けられている。また、ハウジングは気体室の一側に注気孔を少なくとも一つ有し、緩衝室の一側に抽気孔を少なくとも一つ有する。これにより、電子顕微鏡に観測環境を提供する目的を達成し、明瞭な観察結果を得ることが可能となる。
本発明の三つの実施例において掲示される観測孔、気孔及び外孔に別々に位置するあらゆる薄膜状態は、半密閉式観測環境形成装置である。
以下、本発明の構造と特徴を下記の三つの実施例と図面に基づき説明する。まず、図面の説明は次の通りである。
図1は、本発明の第一実施例の斜視図である。
図2は、本発明の第一実施例の断面図である。
図3A、図3B、図3C及び図3Dは、本発明の第一実施例の薄膜状態を示す模式図である。
図4は、本発明の第一実施例の操作状態を示す模式図である。
図5は、ハウジングと蓋体と座体とを組み合わせた後の本発明の第一実施例の断面図である。
図6は、ハウジングに斜面隔離板を増設した後の本発明の第一実施例の断面図である。
図7は、試料治具を配置した後の本発明の第一実施例の断面図である。
図8は、別の種類の試料治具を配置した後の本発明の第一実施例の断面図である。
図9は、本発明の第二実施例の断面図である。
図10は、本発明の第二実施例の操作状態を示す模式図である。
図11は、試料治具を配置した後の本発明の第二実施例の断面図である。
図12は、本発明の第三実施例の断面図である。
図13は、本発明の第三実施例の操作状態を示す模式図である。
図14は、本発明の第三実施例の薄膜を異なる位置に配置している状態を示す模式図である
図1から図3Aに示すように、本発明の第一実施例による電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置10は、ハウジング11を備える。
ハウジング11は、少なくとも二枚の隔離板12により内部が分割され、一つの収容室13と、収容室13の下方に位置する一つの気体室14と、気体室14の下方に位置する一つの緩衝室15とを形成し、収容室13の頂面にはハウジング11に配置される観察孔131を少なくとも一つ有し、収容室13の底面には気体室14に繋がるように隔離板12に配置される観察孔131を少なくとも一つ有し、気体室14の底面には緩衝室15に繋がるように別の隔離板12に配置される気孔141を少なくとも一つ有し、緩衝室15の底面には外部に繋がるようにハウジング11に配置される外孔151を少なくとも一つ有し、また、収容室13の上下方の二つの観察孔131と気孔141と外孔151とは同軸である。また、観察孔131の直径は5μmから500μmの間であり、特に、50μmが好ましい。また、上方に位置する観察孔131は薄膜132により封じられるように設けられ、薄膜132は収容室13に近い観察孔131の一端に配置され、その材質は非結晶性炭素膜または弾性のある高分子膜などの非結晶性薄膜であり、厚さは100ナノ(nm)から20ナノ(nm)の間である。また、薄膜132は少なくとも一つの端面に複数のリブ133を有し、本実施例では、これらのリブ133は相互交差するように配置されることで、薄膜132の強度を強化可能であるため、薄膜は破れることなく、1大気圧の圧力の差に耐えることが可能となる。かつ薄膜132とこれらのリブ133は、周知のマイクロリソグラフィ法によりハウジング11と一体成型するか、或いは、観察孔を有するハウジングの壁と一体成型することが可能である。また、ハウジング11は、気体室14の一側に注気孔142を少なくとも一つ有する。また、ハウジング11は、緩衝室15の一側に抽気孔152を少なくとも一つ有する。また、ハウジング11は、収容室13の一側に注入孔134と他側に流出孔135とを有する。
本実施例では、観察孔131の断面構造は外が大きく、内が小さい錐状を呈し、かつ観察孔131の壁と隔離板12の表面は疎水または超疎水処理が施されている。例えば、直径が数百ナノ以内の柱状物(pillar)をたくさん生成し、その表面に疎水性のある自己組成単分子膜(self-assembly monomolecular layer)を付けることにより、水滴と表面の接触角度(contact angle)を150度以上にし、水が付着しないような排水性を達成することが可能である。半密閉式観測環境形成装置10に試料99を置く場合、液体と観察待ちの試料99(例えば、生体細胞)を一体成型のハウジング11の注入孔134から収容室13に注入し、かつ流出孔135により注入した液体、蒸気または気体を適当な時に流すことにより、圧力を調節することが可能である。また、観察孔131から漏洩した液体試料は、観察孔131壁と隔離板12の超疎水表面により排斥され、かつハウジング11が縦に設置されている場合、注気孔142から流れる。また、液体を注入する別の方法、例えば、液体試料が観察孔131から漏洩することを避けるために、操作の際、所定の圧力の窒素、酸素、二酸化炭素、不活性気体などの特定気体を気体室14内に供給し、かつ特定気体の圧力と収容室13内に注入した液体の圧力の差を収容室13内の液体溶液の臨界溢漏圧力(Keller S. et., al., Journal of Food Protectiom 66,1260,2003)以下にするか、或いは、それと一致させるように制御する方法により、注入した液体試料を観察孔131から流れさせず、収容室13内を循環流動させるように維持することが可能である。また、観察を行う場合、実験の需要に応じて収容室13内の液体試料の流動を停止させることが可能である。また、注入孔134から水を入れたり、水を抜き出したりすることにより、収容室13内の液体試料の量と圧力を制御することが可能である。観察待ちの試料99が生体細胞である場合、収容室13に培養液または蒸気を注入し、薄膜132または収容室13内壁面に生体細胞の試料99を固定する。固定方法は、薄膜132または収容室13内壁面に右旋性のポリ−D−リシン(poly-d-lysine)類の細胞固定剤を塗布することである。また、本実施例は、これらのリブ133を交差させるように薄膜132の上に配置する方法(図3Aに示す通り)の他に、図3Bから図3Dに示すように、平行、同心円または放射状で薄膜132の上に配置する方法を採用することも可能であり、また、薄膜132とリブ133は周知のマイクロリソグラフィ法により製造することが可能である。
図4と図2に示すように、観察の際に、半密閉式観測環境形成装置10を電子顕微鏡90の中に装着する。このような半密閉式観測環境形成装置10は、厚さが極めて薄く、高解像度の電子顕微鏡(high resolution transmission electron microscope, HRTEM)における両極片の間の極めて狭い間隔による制限を受けることなく、高解像度の電子顕微鏡の観測に適用可能である。続いて、注入孔134から収容室13に液体と試料99または生体細胞を注入し、注気孔142から気体室14に所定の圧力の蒸気、例えば、総圧力が1大気圧である飽和水蒸気(または未飽和水蒸気)と特定気体との混合気体を供給する。特定気体は窒素、酸素、二酸化炭素、不活性気体などのいずれでも可能であり、気体室14内の水蒸気は収容室13内の水の蒸発速度を抑制可能である。一方、1大気圧の特定気体を気体室14内に供給し、かつ特定気体の圧力と収容室13内の水溶液の圧力の差を収容室13内の水溶液の臨界溢漏圧力(Keller S. et., al., Journal of Food Protection 66,1260,2003)以下にするか、或いは、それと一致させるように制御することにより、収容室13内の溶液を観察孔131から漏洩させないように蒸気形態で気体室14へ徐々に揮発させ、気体室14内の気体と蒸気は気孔141から緩衝室15に拡散することが可能である。続いて、緩衝室15から気体を持続的に抜き出すことにより、気体室14から緩衝室15へ拡散した蒸気と気体を外孔151から外部へ拡散させないように抜き出す。観察の際に、電子顕微鏡90の電子ビーム(図中未表示)を外孔151、気孔141及び観察孔131から透過させることにより、収容室13内の試料99(例えば、生体細胞)を観察することが可能である。また、薄膜132の配置により、収容室13内の液体をハウジング11の外部に漏洩させることを防止し、かつ緩衝室15に位置する気体と蒸気を外孔151からハウジング11の外部へ拡散させないように抽気孔152から抜き出すことが可能であるため、電子顕微鏡90内の真空環境を破壊する事態が発生しない。これにより、生体細胞試料99または別の試料を観察する効果を達成することが可能となる。
図2に示すように、ハウジング11を一体成型することが可能である。また、図5に示すように、蓋体111と座体112とをハウジング11に組み合わせることも可能であり、蓋体111と座体112との間は接着剤(図中未表示)により接合することが可能である。
また、本実施例は、図6に示すように、ハウジング11の厚さを増やさない条件下で緩衝室15内部に斜面隔離板153を配置することで、緩衝室15内部を分割して一つの副緩衝室16を形成することが可能であり、副緩衝室16は側辺に抽気孔161を有するため、多層の緩衝室15と緩衝室16の構造により層を変わるごとに圧力が減る効果を達成し、かつハウジング11内の気体室14の圧力を1大気圧以上になるように操作し、気体と蒸気をハウジング11の外部に漏洩させないように確保することが可能である。
図7に示すように、本実施例は、主な構造と試料治具92(Specimen Holder)をまとめて結合させ、試料治具92に応じるように収容室13’と気体室14’と緩衝室15’とを成型することも可能である。図7に示すのは、第一実施例の構造と治具とを組み合わせる実施と操作状態であり、ボックス19から構成される収容室13’を試料治具92に装着し、そののち、ボックス19と試料治具92とを統合し、それをハウジング11’に配置し、収容室13’上方の観察孔131’に薄膜132’を配置し、緩衝室15’と気体室14’をハウジング11内部に配置することである。図7に掲示される構造の操作方法は、前述の操作方法と同じであるため、説明を省く。
また、図7に示すのは、前述の第一実施例とだいたい同じ別の状態であり、ボックス19”内部に形成される収容室13”と気体室14”を試料治具92に装着し、そして、試料治具92をハウジング11”に配置することである。収容室13’上方の観察孔131’に薄膜132’を配置し、緩衝室15’と気体室14’をハウジング11内部に配置することである。ボックス19”内の収容室13”と気体室14”は周知のマイクロリソグラフィにより製造することが可能であり、このような方法は気体室14”の厚さを極めて薄くすることで電子ビームが気体室を透過して電子多重乱射を生成するという問題を減少させることが可能である。また、本実施例は、前述の図2と図4に示す実施例と比べて緩衝室15”が増加するため、気体室14”内の気体圧力を圧力がさらに高い環境になるように操作することが可能となる。図8に掲示される構造の操作方法は、前述の操作方法と同じであるため、説明を省く
また、図9に示すように、本発明の第二実施例による電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置20は、ハウジング21を備える。
ハウジング21は、少なくとも二枚の隔離板22により内部が分割され、一つの収容室23と、収容室23の上下方に分布する少なくとも一つの気体室24と、気体室24の下方に位置する一つの緩衝室25とを形成し、収容室23の頂面と底面には気体室24に繋がるように隔離板22に配置される少なくとも一つの観察孔231を別々に有し、気体室24の頂面と底面には緩衝室25に繋がるように別の隔離板22に配置される少なくとも一つの気孔241を別々に有し、緩衝室25の底面には外部に繋がるようにハウジング21に配置される外孔251を少なくとも一つ有し、また、収容室23の上下方に位置する二つの観察孔231、気体室24の上下方に位置する二つの気孔241および外孔251は同軸であり、また、上方に位置する気孔241は薄膜242により封じられるように設けられ、薄膜242は気体室24に近い気孔241の一端に配置される。また、ハウジング21は、気体室24の一側に注気孔243を少なくとも一つ有する。また、ハウジング21は、緩衝室25の一側に抽気孔252を少なくとも一つ有する。また、ハウジング21は、収容室23の一側に注入孔234と、収容室23の他側に流出孔235を有する。
第二実施例の操作の際、図9と図10に示すように、電子顕微鏡90に装着している状態と操作状態は前述の第一実施例とだいたい同じである。主な違いは、第二実施例のほうが第一実施例より上方に位置する気体室24が多く、薄膜242(図9に示す通り)が最上方の気孔241に配置されることである。また、収容室23、気体室24及び緩衝室25の操作は、前述の第一実施例と同じであるため、説明を省く。
また、第二実施例は、図6に示すような配置方法により、ハウジング21の厚さを増やさない条件下で緩衝室25内部に斜面隔離板(図中未表示)を配置することで、緩衝室25内部を分割して一つの副緩衝室(図中未表示)を形成することが可能であるため、多層の緩衝室を形成することにより、層を変わるごとに圧力が減る効果を達成し、かつハウジング内の気体室の圧力を圧力がさらに高い環境になるように操作することが可能となる。
また、図11に示すように、本実施例は、主な構造と試料治具92(Specimen Holder)をまとめて結合させることで、ボックス29内部に形成される収容室23’と気体室24’を試料治具92に装着し、そののち、試料治具92とハウジング21との取り組みにより、緩衝室25’を二つ形成することである。これにより、前述の図9に示すような構造を生成し、図7に示すような状態で操作することが可能である。かつ図11に掲示される構造は図7に掲示される構造より緩衝室が一つ多いため、ボックス29内の気体室24’の圧力を圧力がさらに高い環境になるように操作することが可能となる。
また、図12に示すように、本発明の第三実施例による電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置30は、ハウジング31を備える。
ハウジング31は、少なくとも二枚の隔離板32により内部が分割され、一つの収容室33と、収容室33の上下方に分布する少なくとも一つの気体室34と、気体室34の上下方に分布する少なくとも一つの緩衝室35とを形成し、収容室33の頂面と底面には気体室34に繋がるように隔離板32に配置される少なくとも一つの観察孔331を別々に有し、気体室34の頂面と底面には緩衝室35に繋がるように別の隔離板32に配置される少なくとも一つの気孔341を別々に有し、緩衝室35の頂面と底面には外部に繋がるようにハウジング31に配置される外孔351を少なくとも一つ有し、また、収容室33上下方に位置する二つの観察孔331、気体室34上下方に位置する二つの気孔341および緩衝室35上下方に位置する外孔351は同軸であり、また、上方に位置する外孔351は薄膜352により封じられるように設けられ、薄膜352は緩衝室35に近い外孔351の一端に配置される。また、ハウジング31は、気体室34の一側に注気孔342を少なくとも一つ有する。また、ハウジング31は、緩衝室35の一側に抽気孔353を少なくとも一つ有する。また、ハウジング31は、収容室33の一側に注入孔334と、収容室33の他側に流出孔335とを有する。
第三実施例の操作の際、図13に示すように、電子顕微鏡90に装着している状態と操作状態は前述の第二実施例とだいたい同じである。主な違いは、第三実施例のほうが第二実施例より上方に位置する緩衝室35が多く、薄膜352(図12に示す通り)が最上方の外孔351に配置されることである。また、収容室33、気体室34及び緩衝室35の操作は、前述の第一実施例と同じであるため、説明を省く。
また、第三実施例は、図6に示すような配置方法により、ハウジング31の厚さを増やさない条件下で緩衝室35内部に斜面隔離板(図中未表示)を配置することで、緩衝室35内部を分割して一つの副緩衝室(図中未表示)を形成することが可能であるため、多層の緩衝室を形成することにより、層を変わるごとに圧力が減る効果を達成し、かつハウジング内の気体室の圧力を圧力がさらに高い環境になるように操作することが可能となる。
前述の三つの実施例は、本発明が例を挙げ、薄膜を異なる位置に配置している状態を掲示するものであるため、本発明の範囲を限定することはできない。第三実施例に関わる図12に示すような構造を例とする場合、薄膜を外孔に配置することが可能であるだけでなく、観察孔と気孔のいずれか一つに薄膜を配置するか、或いは、観察孔、気孔または外孔などの全部またはそのうちの任意の二つに薄膜を配置するか、或いは、薄膜を上方に配置するとは限らず、下方に配置することも可能である。また、図14に示すように、第三実施例による構造では、薄膜352は上方の観察孔331と下方の気孔341に配置することが可能であるため、同様に半密閉の効果を果たし、前述の実施例と同じ効果と操作方法を有することが可能である。
前述の実施例により掲示される薄膜の配置位置は、説明のための例に過ぎないため、収容室、気体室または緩衝室などのいずれか一つに近い一端であるとは限らない。したがって、同等の変化は本発明の請求範囲に属するべきである。
また、前述の実施例では、収容室は生体細胞試料を置くのに用いることが可能であり、生体細胞試料は収容室の壁面または内側壁面に固定するか、或いは、第一実施例に示すように、観察孔に配置される薄膜に固定することが可能である。固定方法は、薄膜または収容室の内壁面に周知の右旋性のポリ−D−リシン(poly-d-lysine)類の細胞固定剤を塗布することである。
上述の通り、本発明の長所は、次の通りである。
一、試料または生体細胞の観察に用いる環境を提供可能である。本発明は、収容室に一般の試料または生体細胞を置き、それを電子顕微鏡の観察に用いることが可能であるため、周知の技術のように生体細胞を観測することができないという問題を解決することが可能となる。
二、電子顕微鏡を損壊する事態が発生しない。本発明は、収容室に液体または気体を注入する場合、気体室または緩衝室により減圧と抽気効果を達成することで、緩衝室から蒸気を完全に抜き出し、ハウジング内の蒸気を漏洩させることを防止することが可能であるため、観察が容易で明瞭になるだけでなく、電子顕微鏡を損壊する事態が発生しない。
三、本発明による半密閉式観測環境形成装置は、ハウジングの厚さが極めて薄いため、高解像度の電子顕微鏡(high resolution transmission electron microscope, HRTEM)における両極片の間の極めて狭い間隔により制限されることはない。
本発明により掲示されるユニットは説明のための例に過ぎず、本発明の範囲を限定することができないため、本発明の請求範囲に基づいて同等の変化と運用をすることは本発明の請求範囲に属するべきである。
本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置を示す斜視図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置を示す断面図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の薄膜状態を示す模式図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の薄膜状態を示す模式図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の薄膜状態を示す模式図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の薄膜状態を示す模式図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の操作状態を示す模式図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置のハウジングと蓋体と座体とを組み合わせた状態を示す断面図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置のハウジングに斜面隔離板を増設した状態を示す断面図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の試料治具を配置した状態を示す断面図である。 本発明の第一実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の別の種類の試料治具を配置した状態を示す断面図である。 本発明の第二実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置を示す断面図である。 本発明の第二実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の操作状態を示す模式図である。 本発明の第二実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の試料治具を配置した状態を示す断面図である。 本発明の第三実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置を示す断面図である。 本発明の第三実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の操作状態を示す模式図である。 本発明の第三実施例による電子顕微鏡の半密閉式観測環境形成装置の薄膜を異なる位置に配置している状態を示す模式図である。
符号の説明
10 電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置、11 ハウジング、11’ ハウジング、11” ハウジング、12 隔離板、13 収容室、13’ 収容室、13” 収容室、14 気体室、14’ 気体室、14” 気体室、15 緩衝室、15’ 緩衝室、15” 緩衝室、16 副緩衝室、19 ボックス、19” ボックス、20 電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置、21 ハウジング、22 隔離板、23 収容室、23’ 収容室、24 気体室、24’ 気体室、25 緩衝室、25’ 緩衝室、29 ボックス、30 電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置、31 ハウジング、32 隔離板、33 収容室、34 気体室、35 緩衝室、90 電子顕微鏡、92試料治具、99 試料、111 蓋部、112 座体、131 観察孔、131’ 観察孔、132 薄膜、132’ 薄膜、133 リブ、134 注入孔、135 流出孔、141 気孔、142 注気孔、151 外孔、152 抽気孔、153 斜面隔離板、161 抽気孔、231 観察孔、234 注入孔、235 流出孔、241 気孔、242 薄膜、243 注気孔、251 外孔、252 抽気孔、331 観察孔、334 注入孔、335 流出孔、341 気孔、342 注気孔、351 外孔、352 薄膜、353 抽気孔

Claims (14)

  1. ハウジングを備える電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置であって、
    ハウジングは、少なくとも二枚の隔離板により内部が分割され、一つの収容室と、収容室の下方に位置する一つの気体室と、気体室の下方に位置する少なくとも一つの緩衝室とを形成し、収容室の頂面にはハウジングに配置される観察孔を少なくとも一つ有し、収容室の底面には気体室に繋がるように隔離板に配置される観察孔を少なくとも一つ有し、気体室の底面には緩衝室に繋がるように別の隔離板に配置される気孔を少なくとも一つ有し、緩衝室の底面には外部に繋がるようにハウジングに配置される外孔を少なくとも一つ有し、収容室の上下方の二つの観察孔と気孔と外孔とは同軸であり、上方に位置する観察孔は薄膜により封じられるように設けられ、ハウジングは気体室の一側に注気孔を少なくとも一つ有し、緩衝室の一側に抽気孔を少なくとも一つ有することを特徴とする電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  2. 観察孔の直径は、5μmから500μmの間であることを特徴とする請求項1に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  3. 薄膜は、観察孔の収容室に近い側の端部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  4. 薄膜は、少なくとも一つの端面に複数のリブを有することを特徴とする請求項3に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  5. リブは、薄膜の上に平行、交差、同心円または放射状を呈するように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  6. 薄膜は、マイクロリソグラフィ法によりハウジングと一体成型されていることを特徴とする請求項3に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  7. リブと薄膜は、一体成型であることを特徴とする請求項6に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  8. ハウジングは、収容室の一側に注入孔と、他側に流出孔とを有することを特徴とする請求項1に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  9. ハウジングを備える電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置であって、
    ハウジングは、少なくとも二枚の隔離板により内部が分割され、一つの収容室と、収容室の上下方に収容室を囲んで分布する少なくとも一つの気体室と、気体室の下方に位置する一つの緩衝室とを形成し、収容室の頂面と底面には気体室に繋がるように隔離板に配置される少なくとも一つの観察孔を別々に有し、気体室の頂面と底面には緩衝室に繋がるように別の隔離板に配置される少なくとも一つの気孔を別々に有し、緩衝室の底面には外部に繋がるようにハウジングに配置される外孔を少なくとも一つ有し、収容室の上下方に位置する二つの観察孔と気体室の上下方に位置する二つの気孔および外孔は同軸であり、上方に位置する気体孔は薄膜により封じられるように設けられ、ハウジングは気体室の一側に注気孔を少なくとも一つ有し、緩衝室の一側に抽気孔を少なくとも一つ有することを特徴とする電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  10. 薄膜は、気孔の気体室に近い側の端部に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  11. ハウジングは、収容室の一側に注入孔と、ハウジングの他側に流出孔とを有することを特徴とする請求項9に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  12. ハウジングを備える電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置であって、
    ハウジングは、少なくとも二枚の隔離板により内部が分割され、一つの収容室と、収容室の上下方に収容室を囲んで分布する少なくとも一つの気体室と、気体室の上下方に気体室を囲んで分布する少なくとも一つの緩衝室とを形成し、収容室の頂面と底面には気体室に繋がるように隔離板に配置される少なくとも一つの観察孔を別々に有し、気体室の頂面と底面には緩衝室に繋がるように別の隔離板に配置される少なくとも一つの気孔を別々に有し、緩衝室の頂面と底面には外部に繋がるようにハウジングに配置される外孔を少なくとも一つ有し、収容室の上下方に位置する二つの観察孔と気体室の上下方に位置する二つの気孔および緩衝室の上下方に位置する二つの外孔は同軸であり、上方に位置する外孔は薄膜により封じられるように設けられ、ハウジングは気体室の一側に注気孔を少なくとも一つ有し、緩衝室の一側に抽気孔を少なくとも一つ有することを特徴とする電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  13. 薄膜は、外孔の緩衝室に近い側の端部に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
  14. ハウジングは、収容室の一側に注入孔と、収容室の他側に流出孔とを有することを特徴とする請求項12に記載の電子顕微鏡用の半密閉式観測環境形成装置。
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