JP4262364B2 - 水洗トイレ用薬剤供給具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水洗トイレの貯水タンク内の貯水に消臭、殺菌、芳香、洗浄などの薬効を付与するために、貯水タンクの上蓋上面の手洗い部の排水孔上に載置され、上方から供給される手洗い水の一部を取り入れ、その水により薬剤を溶出させて排出する、水洗トイレ用薬剤供給具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来一般の水洗トイレ用薬剤供給具の斜視図である。この薬剤供給具5は、図12に示すように、貯水タンク6の上蓋61の上面の手洗い部62の排水孔(図示せず)上に載置して用いられ、給水管63の蛇口631から供給される手洗い水の一部を下面に形成した流入口(図示せず)から取り入れ、その水により収納している薬剤を溶出させて排出口(図示せず)から排出するようになっている。排出口からは複数の足体51が垂下しており、足体51は手洗い部62の排水孔に挿し込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の薬剤供給具5では、次のような不具合があった。
(a) 薬剤を溶出した水が流入口や排出口から手洗い部62に流出するため、薬剤を溶出した水が色を呈する場合には、薬剤供給具5の周囲に、しばらくの間、色が残り、見た目が悪くなる。
(b) 薬剤を溶出した水は足体51を伝って手洗い部62の排水孔を流下するため、その水が排水孔や上蓋61の下面に付着して広がり、ひどい場合には、上蓋61とタンク本体64との合わせ面611から滲出してくる。
(c) 特に高さ寸法が大きいために、蛇口631との間のスペースが小さいので、手を洗うのに不自由を来たしたり水を飛び散らしたりする。
【0004】
本発明は、上記不具合を解消できる水洗トイレ用薬剤供給具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、貯水タンクの上蓋上面の手洗い部の排水孔上に載置され、上方から供給される手洗い水の一部を取り入れ、その水により薬剤を溶出させて排出する、水洗トイレ用薬剤供給具において、薬剤載置部を有する下部材と、下部材との間に薬剤収容空間を確保して下部材に嵌合した上部材とからなり、下部材は、中央部に下向きに延びた筒状排出口を有しており、該排出口の長さは、手洗い部の排水孔の長さより長く設定されており、薬剤載置部は、下部材の内面に形成された多数の起立片で構成されており、起立片は、排出口に至る水の流れを制御して排出口に至った水が水平回りの回転力を有するようになるよう配置され且つ形成されており、下部材と上部材とは周縁部にて嵌合しており、該周縁部には、少なくとも1箇所に、手洗い水取り入れ用の上に開いた間隙が設けられていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の水洗トイレ用薬剤供給具の正面図、図2は同じく平面図、図3は同じく底面図である。この薬剤供給具1は、上部材2と下部材3の2つの部材からなっている。下部材3は内部に薬剤載置部を有しており、上部材2は下部材3との間に薬剤収容空間を確保して下部材3に嵌合している。
【0009】
図4は図1のIV−IV断面部分図、図5は図2のV−V断面部分図である。上部材2は、下に開いた帽子状のものであり、頂点21から周縁22に向けてRを有している。上部材2の周囲には流入部23が4箇所に設けられている。流入部23は円周方向等間隔に位置している。流入部23は、縦方向に延びた多数の溝231からなっている。溝231は、図5に示すように、上部付近から周縁22まで延びており、円周方向の側壁232と半径方向の側壁233とで囲まれており、下端234は下部材3の周縁31より内側に位置し且つ下方に開いている。なお、溝231の下端234は、下部材3から見れば、上開きの間隙となっている。上部材2は、図6に示すように、流入部23以外の周縁22の内向き突部221が下部材3の周縁31の外向き突部311に係合することによって、下部材3に嵌合している。
【0010】
図7は下部材3の平面図、図8は図7のVIII−VIII断面図である。下部材3は、上に開いた皿状の本体32と本体32の中央から垂下した筒状の排出口33とからなっている。本体32の内面には多数の起立片321が形成されており、薬剤載置部はこれらの起立片321により構成されている。即ち、薬剤10は、図8に一点鎖線で示すように、一般に円柱状のものであり、これらの起立片321の上に載置される。これらの起立片321は、周辺から排出口33に向かって、同じ側に湾曲した円弧状に延びて形成されている。即ち、起立片321は、平面視で排出口33を中心として渦巻状となるよう配置され且つ形成されている。本体32の外面には、6個の支持片322が形成されている。支持片322は、薬剤供給具1を手洗い部62の排水孔上に浮かせて支持するようになっている。排出口33は本体32の中央に通じている。なお、図8では起立片の図示を省略している。
【0011】
上記構成の薬剤供給具5は、図9に示すように、貯水タンク6の上蓋61の上面の手洗い部62に、排出口33を排水孔65に挿し込んだ状態で載置される。
【0012】
上記構成の薬剤供給具5は、図9に示すような寸法を有している。以下、列挙する。
【0013】
▲1▼手洗い部62に載置した状態での高さ寸法をHとし、蛇口631の下端6311から手洗い部62の盛上り部621の上端6211までの距離をD1とし、蛇口631の下端6311から上部材2の頂点21までの距離をD2とした場合において、Hは、D2が常にD1以上となる値に設定されている。具体的には、種々の貯水タンクの手洗い部を実寸調査したところ、D1の最小値は11cmであったので、Hは37mm以下に設定する。
【0014】
▲2▼上部材2及び下部材3における最大半径寸法をR1とし、排水孔65の中心から手洗い部62の盛上り部621の内端6212までの距離をD3とした場合において、R1はD3以下の値に設定されている。具体的には、種々の貯水タンクの手洗い部を実寸調査したところ、D3の最小値は3.3cmであったので、R1は33mm以下に設定する。
【0015】
▲3▼排出口33の長さをL1とし、手洗い部62の排水孔65の長さをL2とした場合において、L1は、L2より大きい値に設定されている。具体的には、L2は一般に約12mmであるので、L1は充分に長い30mmに設定する。
【0016】
▲4▼手洗い部62の排水孔65の開口面積(横断面積)をS1とし、下部材3の排出口33の開口面積(横断面積)をS2とし、蛇口631から供給される手洗い水の全量をV1とし、4個の流入部23から取り入れられる水の全量をV2とした場合において、S2/S1は、V2/V1と略等しい値に設定されている。
【0017】
次に、上記構成の薬剤供給具1の作動について説明する。
図9において、蛇口631から手洗い水が供給されると、手洗いが行われるとともに、手洗い水が上部材2上に落下してその表面を流下し、その一部が流入部23へ至る。流入部23へ流れて来た手洗い水は、図5に示すように、溝231を通って下部材3内部に流入する。なお、下部材3内部に流入しなかった水は、手洗い部62に落下し、排水孔65を通ってタンク本体64内へ供給される。下部材3内部に流入した水は、図7に示すように、起立片321の間を流れて排出口33に至る。このとき、起立片321の間を流れる水は、起立片321上に載置されている薬剤に接触し、薬剤を溶出させる。これにより、薬剤が溶出した水が、排出口33からタンク本体64内へ供給される。
【0018】
上記構成の薬剤供給具1では、下部材3から見て上開きの間隙となっている溝231の下端234(図5)から水が流入し、排出口33に向けて流れ、排出口33から排出される。このとき、排出口33へ向かう水の流れは、起立片321が平面視で排出口33を中心として渦巻状となるよう配置され且つ形成されているので、排出口33へ至った時に水平回りの回転力を有するようになる。そのため、水は排出口33内を回転しながら流下していき、排出口33からの水の排出は円滑に行われることとなり、水の滞留は生じない。従って、薬剤供給具1内における水の流れは不可逆的となり、流入して薬剤を溶出した水が手洗い部62に流出することはない。それ故、薬剤を溶出した水が色を呈する場合でも、手洗い部62に色が残ることはなく、色が残ることによる見た目の悪化が防止される。
【0019】
なお、上記▲4▼に示すように、S2/S1がV2/V1と略等しい値に設定されているので、排水孔65からの水の排出及び排出口33からの水の排出は、確実に、共に滞留を生じさせることなく円滑に行われる。
【0020】
また、排出口33の長さL1が排水孔65の長さL2より大きいので、排出口33から排出される水が排水孔65や上蓋61の下面に付着することはない。従って、上蓋61とタンク本体64との合わせ面611から、薬剤を溶出した水が滲出してくることはない。
【0021】
更に、上記▲1▼及び▲2▼に示すように、寸法H,R1を設定しているので、薬剤供給具1と蛇口631との間には、手洗いのための充分なスペースが確保される。従って、手を洗うのに不自由を来たしたり水を飛び散らしたりするのが防止される。
【0022】
なお、流入部23を、多数の縦方向の溝231で構成しているが、図2に相当する図10に示すように、周縁22に沿った単なる間隙235で構成してもよい。
【0023】
また、起立片321は、排出口33へ向かう水の流れを排出口33へ至った水が水平回りの回転力を有するように制御するものであれば、図7に示すような渦巻状に限るものではなく、放射状であってもよい。即ち、例えば、平面視直線状の多数の起立片321を排出口33の中心から少しずれた位置に向けて配置してもよい。
【0024】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、手洗い水取り入れ用の間隙から取り入れられた水は不可逆的に流れて排出口から排出されるので、薬剤を溶出した水が手洗い部に流出するのを防止できる。従って、薬剤を溶出した水が色を呈する場合であっても、手洗い部に色が残るのを防止でき、外観の悪化を防止できる。
【0025】
しかも、排出口の長さが手洗い部の排水孔の長さより長いので、排出口から排出される水が排水孔や貯水タンクの上蓋の下面に付着するのを防止できる。従って、薬剤を溶出した水が上蓋とタンク本体との合わせ面から外部に滲出してくるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水洗トイレ用薬剤供給具の正面図である。
【図2】 本発明の水洗トイレ用薬剤供給具の平面図である。
【図3】 本発明の水洗トイレ用薬剤供給具の底面図である。
【図4】 図1のIV−IV断面部分図である。
【図5】 図2のV−V断面部分図である。
【図6】 本発明の水洗トイレ用薬剤供給具の一部縦断面略図である。
【図7】 下部材の平面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】 本発明の水洗トイレ用薬剤供給具を手洗い部に載置した状態を示す一部縦断面略図である。
【図10】 流入部の別の例を示す平面図である。
【図11】 従来の水洗トイレ用薬剤供給具の斜視図である。
【図12】 従来の水洗トイレ用薬剤供給具を手洗い部に載置した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 薬剤供給具
10 薬剤
2 上部材
21 頂点
22 周縁
23 流入部
231 溝
235 間隙
3 下部材
31 周縁
321 起立片
33 排出口
6 貯水タンク
61 上蓋
62 手洗い部
631 蛇口

Claims (1)

  1. 貯水タンクの上蓋上面の手洗い部の排水孔上に載置され、上方から供給される手洗い水の一部を取り入れ、その水により薬剤を溶出させて排出する、水洗トイレ用薬剤供給具において、
    薬剤載置部を有する下部材と、下部材との間に薬剤収容空間を確保して下部材に嵌合した上部材とからなり、
    下部材は、中央部に下向きに延びた筒状排出口を有しており、該排出口の長さは、手洗い部の排水孔の長さより長く設定されており、薬剤載置部は、下部材の内面に形成された多数の起立片で構成されており、起立片は、排出口に至る水の流れを制御して排出口に至った水が水平回りの回転力を有するようになるよう配置され且つ形成されており、
    下部材と上部材とは周縁部にて嵌合しており、該周縁部には、少なくとも1箇所に、手洗い水取り入れ用の上に開いた間隙が設けられていることを特徴とする水洗トイレ用薬剤供給具。
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