JP4261875B2 - 画像表示装置および画像表示装置の製造方法 - Google Patents

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    • H01J2217/492Details

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像表示装置および画像表示装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビ、コンピュータの端末、広告媒体、標識などの用途に、電子放出素子を用いた表示装置、プラズマ放電を用いた表示装置、液晶を用いた表示装置、蛍光表示管を用いた表示装置などの薄型平面型画像表示装置が用いられている(例えば、特許文献1あるいは特許文献2)。
【0003】
さらに近年注目されているのが、画面サイズ40型以上の壁掛けテレビであり、それは薄型の画像表示装置の特徴を生かすものである。これら画像表示装置の基本構造は画像表示部、電気回路部、それらを支持する構造部、さらに外装部から成っている。
【0004】
従来の薄型平面型画像表示装置として、例えば、プラズマ放電を用いた表示装置が知られている。
【0005】
プラズマ放電を用いた表示装置においては、画像を表示するディスプレイパネルを構成する真空容器をフレームに両面テープを用いて貼り付ける構成が知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−138560号公報
【特許文献2】
特開平5−34713号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本願にかかわる発明は、ディスプレイパネルの位置ずれを好適に規制することができ、かつ低コストな画像表示装置を実現することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は、画像表示装置における支持構造の検討を鋭意行い、以下の発明を得た。
【0009】
すなわち、画像を表示するディスプレイパネルと、該ディスプレイパネルの背面に位置する背面部材と、前記背面部材の周辺に位置する周辺部材と、前記背面部材の背面側に位置する駆動回路とを有する画像表示装置において、前記背面部材は、板状部材の端部を部分的に前記ディスプレイパネル側に折り曲げ加工することによって形成され、折り曲げ加工された部分から成る位置規制部と、前記位置規制部よりも周辺に向かって延びた、折り曲げ加工されなかった部分から成る結合部とを有すること、前記背面部材の前記結合部と前記周辺部材とが結合されることによって、前記周辺部材と前記位置規制部との間に開口が形成されていること、前記ディスプレイパネルと前記駆動回路は、前記開口を通る配線によって接続されていること、及び前記背面部材の位置規制部により、前記ディスプレイパネルの位置ずれが規制されていること、を特徴とする画像表示装置である。
【0010】
ここで、前記背面部材は、前記板状部材の端部を部分的に折り曲げ加工することによって、前記位置規制部を有するものとなるなお、後述する発明の実施の形態において、前記位置規制部は曲げ部に相当し、前記結合部は延長部に相当する。
【0011】
前記位置規制部は曲げ加工によって形成される。ここで曲げ加工とは、該加工によって、折れ曲がりが少ない形状(折れ曲がっていない形状も含む)であった部分が曲がる加工である。例えばプレス加工をここでいう曲げ加工として好適に採用できる。
【0013】
また金属製の背面部材を特に好適に採用することができる。
【0014】
前記開口となる部分は、前記背面部材の端部に前記位置規制部を形成し、前記結合部が前記周辺部材と結合されることによって形成されたものである具体的には、位置規制部を形成する際に、背面部材である板状部材の端部に形成される切り欠き形状もしくは穴形状によって構成されている開口を配線が通るようにすればよい。このとき、この切り欠き形状もしくは穴形状に相当する形状がディスプレイパネル側に折り曲げられて、前記位置規制部になっている構成を好適に採用できる。
【0015】
また、前記背面部材の周辺に位置する周辺部材を有しており、前記背面部材は前記結合部で前記周辺部材と結合されている具体的には、前記位置規制部を背面部材の端部の一部に設け、それ以外の部分に存在する、前記位置規制部よりも折れ曲がりが少ない形状を有する結合部において前記周辺部材と前記背面部材とを結合する。このとき、前記位置規制部と前記周辺部材に挟まれる部分を前記開口として用いることができる。
【0016】
なお、前記結合はねじによって好適に実現することができる。
【0017】
また本願にかかわる発明において、”前記背面部材の位置規制部により、前記ディスプレイパネルの位置ずれが規制されている”とは、ディスプレイパネルの所定量以上の位置ずれが前記位置規制部によって規制されていることを示す。例えばディスプレイパネルの端部が前記位置規制部に直接もしくは間接的に接触していることによって位置ずれが生じないようにされている(位置決めされている)状態や、ディスプレイパネルの端部は前記位置規制部に直接的にも間接的にも接触していないが、将来仮に位置ずれが生じてしまった場合に、直接もしくは間接的にディスプレイの端部が前記位置規制部に接触することによって、それ以上の位置ずれが生じないように規制する位置に前記位置規制部が存在している状態などが相当する。また、複数の前記位置規制部を有する構成とし、そのうちの一部とディスプレイパネルの端部とが直接もしくは間接的に接触している構成としても良い。
【0018】
なお、前記ディスプレイパネルの端部と前記位置規制部との間には弾性を有する部材を設けておくのが望ましい。またディスプレイパネルの背面と前記背面部材の折り曲げ加工されなかった部分の間にも弾性を有する部材を設けておくのが望ましい。この弾性を有する部材は、前記ディスプレイパネルの端部と前記位置規制部との間に設ける弾性を有する部材と一体の部材である構成を好適に採用できる。
【0019】
前記周辺部材の中でも、背面部材の周辺に位置する部分と、前記ディスプレイパネルの前面に位置する部分とを有する前カバーが、前記背面部材と結合される構成を好適に採用できる。これにより、前記背面部材と前記前カバーとによって、前記ディスプレイパネルを挟み込んで支持することができる。
【0020】
また本願は以下の発明も含んでいる。
【0021】
画像を表示するディスプレイパネルと、該ディスプレイパネルの背面に位置する背面部材と、前記背面部材の周辺に位置する周辺部材と、前記背面部材の背面側に位置する駆動回路とを有する画像表示装置の製造方法であって、板状部材の端部を部分的にディスプレイパネル側に折り曲げ加工することによって、折り曲げ加工された部分から成る位置規制部と、前記位置規制部よりも周辺に向かって延びた、折り曲げ加工されなかった部分から成る結合部とを有する背面部材を用意する工程と、前記背面部材の結合部を前記周辺部材に結合することによって、前記周辺部材と前記位置規制部との間に開口を形成する工程と、前記開口を通る配線によって、前記ディスプレイパネルと前記駆動装置とを接続する工程と、前記ディスプレイパネルを前記背面部材の位置規制部によって位置決めする工程と、を有することを特徴とする画像表示装置の製造方法、である。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の画像表示装置の縦断面図であり、図2は、図1に示した画像表示装置を、外装を外して背面側から見た平面図である。
【0025】
本実施形態の画像表示装置の画像表示部、すなわち、ディスプレイパネルは、ガラス基板上にRGBの蛍光体膜とメタルバック膜の高電圧領域を有するフェースプレート1、およびガラス基板上にX方向配線とY方向配線および電子放出素子が形成されたリアプレート2により構成されている。さらに、フェースプレート1およびリアプレート2は枠部材に取り付けられ、これにより、内部が真空に維持された真空容器3を構成している。
【0026】
フェースプレート1の前面に設けられている前面板4は、表示特性を向上させる光学フィルタの機能、内部電気回路から発生する電磁波を抑える機能、および内部を埃や物体の衝突から保護するための機能を有する。
【0027】
前カバー5は、周辺部材に相当するものである。この前カバー5は本実施形態の画像表示装置における支持構造の一部を構成しており、フレーム形状を有している。前カバー5は画像表示部や後述の電気回路部を埃や湿度から保護するためものでもあり、導電性を有するアルミニウム合金を押し出し加工した後、所定の寸法に切断して額縁形状にしたものであり、外観性を有する。また、後カバー6も、画像表示装置内部への埃や異物の侵入を防止するものであり、メンテナンス時は後述のねじ14により着脱が容易な構造であり、アルミニウム合金をプレス加工により製作している。この後カバー6も剛性を有しており、本実施形態の画像表示装置における支持構造の一部を構成している。これら前カバー5と後カバー6とは、筐体の周辺に複数分散配置されているねじ14により結合されている。後カバー6をねじ14で固定するために、前カバー5の周囲には雌ねじ23が設けられている。
【0028】
背面緩衝材12および前面緩衝材13は、金型成形して加工された発泡性ウレタン樹脂からなる。背面緩衝材12には、真空容器3を位置決めするための突起部12aが形成されている。背面緩衝材12は、真空容器3の背面に位置し、リアプレート2に対して額縁状に密着している。また、前面緩衝材13は、真空容器3の前面に位置し、フェースプレート1に対して額縁状に密着している。
【0029】
背面部材である板状部材7は、板厚2mmのアルミニウム合金をプレス加工したものである。この板状部材は本実施形態における支持構造の主要構成部材として十分な剛性を有している。電源ユニット18、信号入力回路19等の電気回路を搭載するための背面側への曲げ部である電気回路部品搭載部10や板状部材7の周辺部4辺のそれぞれに位置する曲げ部8を上記プレス加工により形成している。また板状部材7には固定用の雌ねじ(図示せず)が形成されている。また、板状部材7の端部において曲げ部8を形成していない部分である延長部9にはねじ11が貫通する穴が加工されている。ねじ11が貫通する穴は、板状部材7の周辺に分散配置されており、該穴の部分でねじ11によって前カバー5と板状部材7とを結合している。
【0030】
板状部材の背面には以下に述べるような種々の駆動回路が配置されている。
【0031】
信号処理回路17は、アナログ信号からデジタル信号への変換、あるいは電気回路システムを制御するための機能を有するものである。信号処理回路17からの出力信号は、配線20を介して後述のYドライバ回路16、およびXドライバ回路21へと伝達される。
【0032】
電源ユニット18は、各電気回路で必要とする定圧直流電圧を発生するものである。
【0033】
また、信号入力回路19は、外部からの様々な信号(例えばNTSC、ビデオ、パソコンなど)が入力されるものであり、不要な信号を遮断する機能を有するものである。
【0034】
Yドライバ回路16は、画像表示用の電気駆動信号(ディスプレイパネルが有する電子放出素子やEL素子などの表示素子を変調駆動するための変調信号(パルス幅変調信号や、振幅変調信号や、パルス幅変調と振幅変調を組み合わせた変調を行った信号など))を発生し、フレキシブルケーブル15によりリアプレート2と電気的に接続されている。フレキシブルケーブル15は、Yドライバ回路16とは抜き差し可能なコネクタで接続され、一方のリアプレート2側では異方性導電テープ(図示せず)を介してリアプレート2上に形成された電極パターンに接続されている。該電極パターンに供給された前記電気駆動信号は、前記表示素子に供給され、表示駆動が行われる。フレキシブルケーブル15はディスプレイパネルと駆動回路であるYドライバ回路16とを接続する配線であり、前記曲げ部8と周辺部材である前カバーとの間に位置する開口を経由して取りまわされている。
【0035】
Xドライバ回路21は、ディスプレイパネルにおいてマトリクス駆動される表示素子に順次走査信号を供給する回路であり、画像表示部の左右に1個ずつ配置されている。Xドライバ回路21は、前記走査信号をリアプレート2のマトリクス配線にフレキシブルケーブル22を介して出力する。フレキシブルケーブル22は、Xドライバ回路21とは抜き差し可能なコネクタで接続され、一方のリアプレート2側では異方性導電テープ(図示せず)を介してリアプレート2上に形成された電極パターンに接続されている。フレキシブルケーブル22はディスプレイパネルと駆動回路であるXドライバ回路21とを接続する配線であり、前記曲げ部8と周辺部材である前カバーとの間に位置する開口を経由して取りまわされている。
【0036】
次に本実施形態の画像表示装置の特徴的な内部構造について説明する。
【0037】
真空容器3を支持する構造は、背面緩衝材12を介した板状部材7と前面緩衝材13を介した前カバー5とで挟みこむ構造である。すなわち、背面部材である板状部材7と、ディスプレイパネルの前面に位置する部材を兼ねる前カバー5とで、背面緩衝材12及び前面緩衝材13を介してディスプレイパネルである真空容器3を挟み込む構成となっている。ねじ11を締めこむと板状部材7の延長部9が前カバー5に密着し、真空容器3を、弾性を有する背面緩衝材12と前面緩衝材13が大きな摩擦力で支持する。板状部材7の延長部9はフレキシブルケーブル15、22と干渉しない部分に配置されている。
【0038】
また、真空容器3を位置決めする構造は、フレキシブルケーブル15、22が配線されている部分の板状部材7の曲げ部8が真空容器3の外形寸法より大きく周辺を囲み、曲げ部8の内側に背面緩衝材12が額縁状に配置され、背面緩衝材12の突起部12aによって、リアプレート2の端部が全周に渡って位置決めされている。この実施形態では、4辺に配置した複数の曲げ部8の全てが緩衝材を介してディスプレイパネルの端部となるリアプレートの端部と接触して位置決めする構成としている。
【0039】
ここで、薄型平面型である、本実施形態の画像表示装置の画像表示部の動作原理について説明する。
【0040】
この画像表示部は電子放出素子を用いたものである。特に電子放出素子として表面伝導型放出素子を用いている。電気実装回路で選択したX方向配線とY方向配線間に十数〔V〕の電圧を掛けてリアプレート2の電子放出素子から電子を放出させる。フェースプレート1の真空空隙側のメタルバック膜に外部高圧電源から供給された十数〔kV〕の+電位により放出電子が加速されて蛍光体膜に衝突して発光を起こす。リアプレート2と電気実装回路とを接続しているフレキシブルケーブルは、電気実装回路側はコネクタで電気的機械的に接続され、一方のリアプレート2側は、異方性導電膜によりこのリアプレート2上に印刷されたX方向配線とY方向配線の電極部(配線端部)に電気的機械的に接続されている。フェースプレート1のメタルバック膜と高圧電源回路とを接続する高圧ケーブルは、高圧電源回路側は高圧用のコネクタで電気的機械的に接続し、一方のフェースプレート1側は、リアプレート2に設けた貫通穴に配置した高圧端子を介してメタルバックに電気的機械的に接続している(詳細は特開平07−235255号公報を参照)。
【0041】
次に、以上のような構成の本実施形態の画像表示装置を製造する手順を図3および図4を用いて説明する。
【0042】
まず、手順1として、板状部材7の周辺部の曲げ部8に沿うように背面緩衝材12を額縁状に配置する(図3(a))。
【0043】
次に、手順2として、真空容器3を背面緩衝材12の突起部12aで位置決めしてはめ込む(図3(b))。
【0044】
次に、手順3として、前カバー5に前面板4を合わせてから前面緩衝材13を額縁状に配置して前カバー5と前面板4とを一体化しておく(図3(c))。
【0045】
次に、手順4として、先の前カバー5と前面板4とを一体化したものを真空容器3の前方から被せる(図4(a))。
【0046】
次に、手順5として、ねじ11を板状部材7の延長部9を貫通させ、前カバー5の雌ねじ(図示せず)に挿入して締めこむことで、真空容器3を板状部材7と前カバー5とで挟み込んで支持する(図4(b))。その後、Yドライバ回路16をはじめとする電気部品を板状部材7の電気回路部品搭載部10にねじ(図示せず)を利用して固定した後、配線作業を行い、最後に後カバー6を被せてねじ14で固定して本実施形態の画像表示装置の組み立てが完了する。
【0047】
以上説明したように、本実施形態の画像表示装置は、板状部材7の曲げ部8に沿うように背面緩衝材12を設け、突起部12aにより真空容器3の位置合わせを行うことで位置合わせが容易となる。また、突起部12aによる真空容器3の位置決めが、真空容器3の周辺でなされるため、長期に渡って表示画面のずれを防止することができ、信頼性を向上させることができる。さらに、ねじ11を締めこむことで、真空容器3を、背面緩衝材12と前面緩衝材13の摩擦力で支持する構成としているため、仮に組み立てを失敗しても簡単に修理が可能であり歩留まりを向上させることができるとともに、リサイクルも簡単になりリサイクル費用も低減させることができる。
(第2の実施形態)
図5は、本実施形態の画像表示装置の縦断面図であり、図6は、図5に示した本実施形態の画像表示装置の要部を拡大した縦断面図である。なお、第1の実施形態と同様の部材に関しては、同一の符号を付与し、説明は省略する。
【0048】
板状部材31は、真空容器3を支持するための剛性を有する部材であり、板厚2mmのアルミニウム合金をプレス加工により所定の形状に加工したものである。板状部材31は真空容器3の背面側を全面覆う位置に配置されている。
【0049】
板状部材31の周囲には、真空容器3の外形より外側に位置する折り曲げ部32が設けられおり、この折り曲げ部32と向かい合う前カバー5の空間を利用してフレキシブルケーブル15が配線されている。折り曲げ部32は板状部材31のプレス加工時に一体的に形成される。
【0050】
背面緩衝材33は、発泡性ウレタン樹脂を金型加工して所定の形状に形成されており、板状部材31の折り曲げ部32の曲げ内側に沿って額縁状に配置され、真空容器3の背面側リアプレート2に密着するものである。また、背面緩衝材33の突起部33aは板状部材31の折り曲げ部32の曲げ角度θとほぼ同じ角度をなし、その根元はリアプレート2の外形寸法に近似しているが、先端ではリアプレート2の外形寸法よりも数mm大きくなっている。なお、折り曲げ部32の曲げ角度θは、90°以下でありかつ折れ曲がった形状であればいかなる角度であってもよい。
【0051】
次に本実施形態の特徴的な構造について説明する。
【0052】
真空容器3を支持する構造は、背面緩衝材33を介した板状部材31と前面緩衝材13を介した前カバー5とで挟みこむ構造である。ねじ11を締めこむと板状部材の延長部9が前カバー5に密着し、真空容器3を、弾性を有する背面緩衝材33と前面緩衝材13が大きな摩擦力で支持する。板状部材31の延長部9はフレキシブルケーブル15、22が配線されていない部分に配置されている。また、フレキシブルケーブル15、22が配線されている部分の板状部材31の折り曲げ部32が真空容器3の外形寸法より大きく周辺を囲み、折り曲げ部32の内側に背面緩衝材33が額縁状に配置され、背面緩衝材33の突起部33aを介してリアプレート2の4辺の各端部が折り曲げ部32と接触している。この接触によりディスプレイパネルが位置決めされている。背面緩衝材33の突起部33aの形状は、上述したように、板状部材31の折り曲げ部32の曲げ角度θとほぼ同じ角度をなし、その根元はリアプレート2の外形寸法に近似しているが先端ではリアプレート2の外形寸法よりも数mm大きくなっている、すなわち、折り曲げ部32および突起部33aが真空容器3の取り付け方向に対して開いているため、折り曲げ部32に真空容器3を導入しやすくなっている。よって、背面緩衝材33に合わせてディスプレイパネルを配置する製造プロセスにおいて、正確な位置合わせが不要となっている。前面緩衝材13を介して前カバー5をねじ11で締めこんだ後は真空容器3が背面緩衝材33の突起の根元に入り込むため正確な位置が決まる。
【0053】
以上説明したように、本実施形態の画像表示装置も、第1の実施形態と同様に、板状部材31の折り曲げ部32に沿うように背面緩衝材33を設け、突起部33aを介して折り曲げ部により真空容器3の位置合わせを行うことで位置合わせが容易となっている。また、突起部33aによる真空容器3の位置決めが、真空容器3の周辺でなされるため、長期に渡って表示画面のずれを防止することができ、信頼性を向上させることができる。さらに、ねじ11を締めこむことで、真空容器3を、背面緩衝材33と前面緩衝材13の摩擦力で支持する構成としているため、仮に組み立てを失敗しても簡単に修理が可能であり歩留まりを向上させることができるとともに、リサイクルも簡単になりリサイクル費用も低減させることができる。
【0054】
また、本実施形態の画像表示装置の場合、突起部33aの先端がリアプレート2の外形寸法よりも数mm大きくなっていることで、真空容器3を背面緩衝材33に配置する際、正確な位置合わせが不要であり、位置合わせがより容易となる。
以上述べた各実施形態においては、一旦、板状部材の曲げ部に位置決めしておき、その後、板状部材に位置決めされて保持されているディスプレイパネルを周辺部材で挟み込んで支持するものである。このため、ディスプレイパネルの位置決めをしながらフレームに接着固定する際に必要であった、光学的、電気的に位置決めする構成が不要となっている。また、位置合わせ作業時間も短縮される。
【0055】
また、ディスプレイパネルは、その周辺部で位置決めがなされているため、長期に渡って表示画面のずれを防止できる。
【0056】
以上具体的な実施形態を説明したが、先にも述べたように、これらの実施形態以外にも種々の形態を本願にかかわる発明は実施可能である。
【0057】
【発明の効果】
本願発明によれば、ディスプレイパネルの位置ずれを好適に規制でき、かつ配線の取り回しを好適に行うことができる画像表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像表示装置の縦断面図である。
【図2】図1に示した画像表示装置を、外装を外して背面側から見た平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における画像表示装置を製造する手順を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における画像表示装置を製造する手順を説明する図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における画像表示装置の縦断面図である。
【図6】図5に示した画像表示装置の要部を拡大した縦断面図である。
【符号の説明】
1 フェースプレート
2 リアプレート
3 真空容器
4 前面板
5 前カバー
6 後カバー
7、31 板状部材
8 曲げ部
9 延長部
10 電気回路部品搭載部
11、14 ねじ
12、33 背面緩衝材
12a、33a 突起部
13 前面緩衝材
15、22 フレキシブルケーブル
16 Yドライバ回路
17 信号処理回路
18 電源ユニット
19 信号入力回路
20 配線
21 Xドライバ回路
23 雌ねじ
32 折り曲げ部

Claims (5)

  1. 画像を表示するディスプレイパネルと、
    該ディスプレイパネルの背面に位置する背面部材と、
    前記背面部材の周辺に位置する周辺部材と、
    前記背面部材の背面側に位置する駆動回路と
    を有する画像表示装置において、
    前記背面部材は、板状部材の端部を部分的に前記ディスプレイパネル側に折り曲げ加工することによって形成され、折り曲げ加工された部分から成る位置規制部と、前記位置規制部よりも周辺に向かって延びた、折り曲げ加工されなかった部分から成る結合部とを有すること、
    前記背面部材の前記結合部と前記周辺部材とが結合されることによって、前記周辺部材と前記位置規制部との間に開口が形成されていること、
    前記ディスプレイパネルと前記駆動回路は、前記開口を通る配線によって接続されていること、及び
    前記背面部材の位置規制部により、前記ディスプレイパネルの位置ずれが規制されていること、
    を特徴とする画像表示装置。
  2. 前記周辺部材は、前記背面部材の周辺に位置する部分と、前記ディスプレイパネルの前面に位置する部分とを有する前カバーから成り、
    前記ディスプレイパネルは、前記背面部材と、前記前カバーとによって挟み込まれて支持されている請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記位置規制部と、前記結合部との間の角度が90度以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 画像を表示するディスプレイパネルと、
    該ディスプレイパネルの背面に位置する背面部材と、
    前記背面部材の周辺に位置する周辺部材と、
    前記背面部材の背面側に位置する駆動回路と、
    を有する画像表示装置の製造方法であって、
    板状部材の端部を部分的に前記ディスプレイパネル側に折り曲げ加工することによって、折り曲げ加工された部分から成る位置規制部と、前記位置規制部よりも周辺に向かって延びた、折り曲げ加工されなかった部分から成る結合部とを有する前記背面部材を形成する工程と、
    前記背面部材の結合部を前記周辺部材に結合することによって、前記周辺部材と前記位置規制部との間に開口を形成する工程と、
    前記開口を通る配線によって、前記ディスプレイパネルと前記駆動装置とを接続する工程と、
    前記ディスプレイパネルを前記背面部材の位置規制部によって位置決めする工程と、
    を有することを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  5. 前記周辺部材は、前記背面部材の周辺に位置する部分と、前記ディスプレイパネルの前面に位置する部分とを有する前カバーから成り、
    前記背面部材の結合部を前記周辺部材に結合する工程において、前記ディスプレイパネルを、前記背面部材と前記前カバーとによって挟み込んで支持することを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置の製造方法。
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