JP4259986B2 - 液化ガスの気化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液化天然ガス(LNG)などの液化ガスを気化するための液化ガスの気化装置に関する。
例えば、液化天然ガスなどの液化ガスを気化するための気化装置は、液化ガスを気化するための蒸発部と、蒸発したガスを加温するための加温部とを備えており、自然対流を利用した自然通風式のものと、強制対流を利用した強制通風式のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
自然通風式のものでは、蒸発部ハウジング内に気化用伝熱管が配設され、この気化用伝熱管に液化ガスを流すと、蒸発部ハウジング内の空気と液化ガスとの間で熱交換が行われ、この熱交換によって液化ガスが気化され、気化されたガスが加温部に流れる。この気化時、蒸発部ハウジング内の空気が熱交換によって冷却されるので、外気は蒸発部ハウジングの上端部に設けられた上開口から導入され、この蒸発部ハウジング内を下方に流れ、蒸発部ハウジングの下端部に設けられた下開口から外部に排出される。
また、強制通風式のものでは、蒸発部ハウジング内に気化用伝熱管が配設されているとともに、その上端部に送風ファンが配設されている。液化ガスの気化時には、気化用伝熱管に液化ガスが送給され、また送風ファンが作動され、外気は蒸発ハウジングの下開口から導入され、この蒸発部ハウジング内を上方に流れて蒸発部ハウジングの上開口から外部に排出され、気化用伝熱管を流れる液化ガスと蒸発部ハウジングを流れる空気との間で熱交換が行われて液化ガスが気化される。
特開平11−190496号公報
上述した公知の気化装置には、次の通りの解決すべき問題が存在する。即ち、自然通風式のものでは、自然対流を利用するために、気化装置自体の構成が簡単で、その設置コストが安く、その運転コストもほとんどかからないという特徴を有するが、気化用伝熱管の表面に伝熱抵抗の大きな霜が付き易く、それ故に、液化ガスを気化する気化運転時間が短くなり、また気化用伝熱管に付着した霜を解氷する(気化用伝熱管に霜が付着すると気化効率が悪くなるために、付着した霜を解氷する必要が生じる)のに時間を要する。また、外気を利用して解氷を行うので、寒冷地の冬季の環境周囲温度が0℃以下では、気化用伝熱管に付着した霜を解氷するのが難しく、冬季での使用はできず、この気化装置の寒冷地での適性は非常に低いという問題がある。
一方、強制通風式のものでは、強制対流を利用するために、気化用伝熱管の表面に伝熱抵抗の大きな霜がある程度付き難く、それ故に、気化運転時間を長くすることができ、また気化用伝熱管に付着した霜を解氷する解氷運転時間を短くすることができ、自然通風式のものの欠点をある程度解消することができる。しかし、この強制通風式のものでも、外気を利用して解氷を行うために、寒冷地の冬季では気化用伝熱管に付着した霜を解氷するのが難しく、この気化装置においても寒冷地での適性は非常に低いという問題がある。
本発明の目的は、寒冷地の冬季でも使用することができる液化ガスの気化装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の液化ガスの気化装置は、液化ガスを気化するための蒸発部と、前記蒸発部で気化されたガスを加温するための加温部と、前記蒸発部を通して送風するための送風手段と、温風を生成するための加熱手段とを備えており、
前記送風手段は、空気を送風するための送風ファンと、前記蒸発部の下側に配設された第1及び第2送風ハウジングと、前記送風ファンからの空気を前記第1送風ハウジングに導くための第1送風ダクトと、前記送風ファンからの空気を前記第2送風ハウジングに導くための第2送風ダクトとを有し、前記第1送風ハウジングは前記蒸発部の片側に配設され、前記第2送風ハウジングは前記蒸発部の他側に配設され、第1及び第2送風ハウジングの上面及び下面は開放されており、
前記蒸発部に付着した霜を解氷するときには、前記送風ファン及び前記加熱手段が作動され、前記加熱手段により加熱された温風が、前記送風ファンの作用により、前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングを通して所定方向から前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングを通して前記所定方向と反対方向から前記蒸発部の下方に送給され、前記蒸発部の下方に送給された温風が前記蒸発部内を上方に流れて前記蒸発部に付着した霜を解氷することを特徴とする。
液化ガスの気化装置。
また、本発明の請求項2に記載の液化ガスの気化装置では、前記送風手段の前記第1送風ハウジングは前記蒸発部の片側部の下側に配設され、前記第2送風ハウジングは前記蒸発部の他側部の下側に配設され、解氷時に前記加熱手段により加熱された温風は、前記送風ファンの作用により、前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングを通して前記所定方向から前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングを通して前記所定方向とは反対方向から前記蒸発部の下方に送給されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の液化ガスの気化装置では、前記送風手段の前記第1送風ハウジングは、前記第1送風ダクトが接続される第1ハウジング本体と、前記第1ハウジング本体から前記所定方向に櫛歯状に延びる第1突出ハウジングを有し、前記第2送風ハウジングは、前記第2送風ダクトが接続される第2ハウジング本体と、前記第2ハウジング本体から前記所定方向とは反対方向に櫛歯状に延びる第2突出ハウジングを有し、前記第1送風ハウジングの前記第1突出ハウジング及び前記第2送風ハウジングの前記第2突出ハウジングは、前記蒸発部の下側にて前記所定方向に対して実質上垂直な方向に交互に配置され、解氷時に前記加熱手段により加熱された温風は、前記送風ファンの作用により、前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングの前記第1ハウジング本体を通して前記第1突出ハウジングから前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングの前記第2ハウジング本体を通して前記第2突出ハウジングから前記蒸発部の下方に送給されることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の液化ガスの気化装置では、前記送風ファン及び前記加熱手段は吸入ダクトに配設され、前記加熱手段は前記吸入ダクトに配設された熱交換器から構成され、前記熱交換器を通して流れる温水と前記吸入ダクトを流れる空気との間で熱交換されて温風が生成され、生成された温風が前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングを通して所定方向から前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングを通して前記所定方向と反対方向から前記蒸発部の下方に送給されることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の液化ガスの気化装置では、前記送風ファンは、前記蒸発部にて液化ガスを気化するときに作動され、前記送風ファンからの空気が、前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングを通して所定方向から前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングを通して前記所定方向と反対方向から前記蒸発部の下方に送給されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載された液化ガスの気化装置によれば、液化ガスを気化するための蒸発部と、気化したガスを加温するための加温部に加えて、送風するための送風手段及び温風を生成するための加熱手段が設けられている。気化すべき液化ガスは蒸発部に送給され、この蒸発部を流れる外気との間で熱交換が行われて気化される。そして、気化されたガスが加温部に送給されて加温されて下流側に送給される。送風手段は、送風するための送風ファンと、蒸発部の下側に配設された第1及び第2送風ハウジングを備え、第1送風ハウジングが蒸発部の片側に配設され、第2送風ハウジングは蒸発部の他側に配設され、送風ファンと第1及び第2送風ハウジングとの間に第1及び第2送風ダクトが介在されている。この送風手段及び加熱手段は、蒸発部に付着した霜を解氷するときに作動され、かく作動されると、加熱手段により生成された温風は、送風ファンの作用により、第1送給ダクト及び第1送給ハウジングを通して所定方向から蒸発部の下方に送給されるとともに、第2送風ダクト及び第2送風ハウジングを通して所定方向と反対方向から蒸発部の下方に送給される。従って、加熱手段からの温風は蒸発部の下方に対向するように送給され、かく送給された温風が第1及び第2送風ハウジングから上方に流れて蒸発部内をほぼ均一に上方に流れるようになり、かくして、蒸発部に付着した霜全体を効率良く解氷することができ、解氷のための運転時間を短くし、気化装置の運転効率を高めることができる。また、温風を利用して解氷するので寒冷地の冬季(換言すると、周囲温度が0℃以下である)でも蒸発部の霜を解氷することができ、寒冷地でも適用することが可能となる。尚、液化ガスを気化するときには、運転コストを安くするために、外気の自然通風を利用するようにしてもよいが、気化効率を高めるために、送風手段を作動させて外気を強制通風するようにしてもよい。
また、本発明の請求項2に記載された液化ガスの気化装置によれば、第1送風ハウジングは蒸発部の片側部の下側に配置され、第2送風ハウジングは蒸発部の他側部の下側に配置されているので、加熱手段からの温風は、第1送風ダクト及び第1送風ハウジングを介して所定方向から蒸発部の下方に送給されるとともに、第2送給ダクト及び第2送給ハウジングを介して所定方向と反対方向から蒸発部の下方に送給され、従って、かく送給された温風は下方から上方に蒸発部内をほぼ均一に流れ、かくして、蒸発部に付着した霜全体を効率良く解氷することができる。
また、本発明の請求項3に記載された液化ガスの気化装置によれば、第1送風ハウジングは第1ハウジング本体及びこれから所定方向に櫛歯状に延びる第1突出ハウジングを有し、第2送風ハウジングは第2ハウジング本体及びこれから所定方向と反対方向に櫛歯状に延びる第2突出ハウジングを有し、第1突出ハウジング及び第2突出ハウジングが蒸発部の下側にて所定方向に対して実質上垂直な方向に交互に配置されているので、加熱手段からの温風は、第1送風ダクト及び第1ハウジング本体を介して第1突出ハウジングから蒸発部の下方に送給されるとともに、第2送給ダクト及び第2ハウジング本体を介して第2突出ハウジングから蒸発部の下方に送給される。従って、加熱手段からの温風は蒸発部の下方空間にほぼ均一に送給され、かく送給された温風が下方から上方に蒸発部内を均一に流れ、かくして、蒸発部に付着した霜全体を効率良く解氷することができる。
また、本発明の請求項4に記載された液化ガスの気化装置によれば、加熱手段は熱交換器から構成され、熱交換器を流れる温水と吸入ダクトを通して流れる空気との間で熱交換が行われて温風が生成されるので、比較的簡単な構成で、且つ安全に温風を生成して蒸発部に送給することができる。
また、本発明の請求項5に記載された液化ガスの気化装置によれば、液化ガスの気化時にも送風手段が作動され、送風ファンからの空気が蒸発部の下方に送給されて蒸発部内を下方から上方に流れるので、蒸発部内を強制通風して液化ガスの気化効率を高めることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う液化ガスの気化装置の一実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1〜図5を参照して本発明の第1の実施形態の液化ガスの気化装置について説明する。図1は、第1の実施形態の液化ガスの気化装置を簡略的に示す図であり、図2は、図1の液化ガスの気化装置の蒸発部を上から見た簡略断面図であり、図3は、図1の気化装置の気化運転時における空気の流れを説明する簡略図であり、図4は、図1の気化装置の解氷運転時の温風の流れを説明する簡略図であり、図5は、図1の気化装置の運転の流れを示すフローチャートである。
図1及び図2において、図示の液化ガスの気化装置2は、液化ガス、例えば液化天然ガスを気化するための蒸発部4と、気化したガスを加温するための加温部6とを備えている。蒸発部4は上下方向に延びる筒状の蒸発部ハウジング8を備え、この蒸発部ハウジング8内に気化用伝熱管10が配設されている。この形態では、蒸発部ハウジング8内の下部には下部ヘッダ12が間隔をおいて(図1、図3及び図4において紙面に垂直な方向、図2において上下方向に間隔をおいて)複数配設され、その上部には各下部ヘッダ12に対応して上部ヘッダ14が配設され、各下部ヘッダ12と対応する上部ヘッダ14との間に複数本の気化用伝熱管10が設けられ、液化ガスがこれら気化用伝熱管10を並列的に流れるように構成されている。気化用伝熱管10は、例えば、周囲に熱交換用フィンが設けられたエアフィン型伝熱管から構成され、蒸発部ハウジング8内を上下方向に延びている。
蒸発部ハウジング8の上端部(この形態では、上端面)は開放され、上開口16が規定され、またその下端部(この形態では下端面)も開放され、下開口18が規定され、上開口16と下開口18との間に下部ヘッダ12、気化用伝熱管10及び上部ヘッダ14が配置され、これらの周囲が蒸発部ハウジング8により覆われている。
この実施形態では、液化ガスタンク、例えば液化天然ガスタンクの如き液化ガス供給源(図示せず)から延びる液化ガス送給管20は二つに分岐され、一対の分岐管21,23が蒸発部ハウジング8を貫通して内方に延び、一方の分岐管21に3つの下部ヘッダ12が並列的に接続され、他方の分岐管23に残りの3つの下部ヘッダ12が並列的に接続されている。液化ガス送給管20には開閉弁22が配設されている。従って、開閉弁22が開状態になると、液化ガス供給源(図示せず)からの液化ガス、例えば液化天然ガスが液化ガス送給管20及び分岐管21,23を通して各下部ヘッダ12に送給され、この開閉弁22が閉状態になると、液化ガスの送給が停止される。
加温部6は上下方向に延びる筒状の加温部ハウジング26を備え、この加温部ハウジング26内に加温用伝熱管28が配設されている。この形態では、加温部ハウジング26内には、下部ヘッダ12、上部ヘッダ14及びこれらの間を延びる気化用伝熱管10からなる蒸発ユニットの各々に対応して複数本の加温用伝熱管28が間隔をおいて配設され、これら加温用伝熱管28の下端部が下接続管30を介して、またそれらの上端部が上接続管32を介して接続され、各蒸発ユニットにて気化されたガスは、これら加温用伝熱管28を直列的に流れるように構成されている。加温用伝熱管28も、例えば、周囲に熱交換用フィンが設けられたエアフィン型伝熱管から構成され、加温部ハウジング26内を上下方向に延びている。
加温部ハウジング26の上端部(この形態では、上端面)も開放され、上開口34が規定され、またその下端部(この形態では下端面)も開放され、下開口36が規定され、上開口34及び下開口36との間に加温用伝熱管28、下接続管30及び上接続管32が配置され、これらの周囲が加温部ハウジング26により覆われている。蒸発部4の各蒸発ユニットの上部ヘッダ14は接続管38を介して加温部6の上流端の対応する加温用伝熱管28に接続され、蒸発部4において気化されたガス、例えば天然ガスは上部ヘッダ14から接続管38を介して加温部6の加熱用伝熱管28に送給される。また、加温部6の下流端の加温用伝熱管28からはガス送給管40が延び、これらガス送給管40が接続されて下流側に延び、加温部6において加温されたガスがガス送給管40を通して下流側に送給される。
尚、蒸発部4における気化用伝熱管10の接続様式については、液化ガスを所要の通りに気化することができる適宜の接続様式でよく、例えば加温部6のように、液化ガスが直列的に流れるように接続するようにしてもよい。また、加温部6における加温用伝熱管28の接続様式についても、気化されたガスを所望温度に加温することができる適宜の接続様式でよく、例えば蒸発部4のように、ガスが並列的に流れるように接続するようにしてもよい。
この気化装置2では、蒸発部4の気化用伝熱管10に付着した霜を解氷するために、加熱手段44及び送風手段46が設けられている。図示の加熱手段44は熱交換器48から構成されている。熱交換器48に関連して加熱温水ボイラ50が設けられ、都市ガス、LPガスなどの燃料が燃料供給ライン52を通して温水ボイラ50に供給されるとともに、燃焼用空気が燃焼用空気供給ライン54を通して加熱温水ボイラ50に供給され、燃料の燃焼により温水が生成される。加熱温水ボイラ50と熱交換器48とは温水循環配管56を介して接続され、温水循環配管56には温水循環ポンプ58が配設され、加熱温水ボイラ50にて生成された温水は、矢印で示すように、温水循環ポンプ58の作用によって、温水循環配管56及び熱交換器48を通して循環される。
図1図示の送風手段46は、外気を吸入する吸入ダクト62と、外気を吸入して送風するための送風ファン64と、蒸発部4の片側(図1及び図2において右側)に配設された第1送風ハウジング65と、蒸発部4の他側(図1及び図2において左側)に配設された第2送風ハウジング67とを備えており、送風ファン64及び熱交換器48が吸入ダクト62に配設されている。吸入ダクト62の下流側は二つに分岐され、その一方は第1送風ダクト66を介して第1送風ハウジング65に接続され、またその他方は第2送風ダクト68を介して第2送風ハウジング67に接続され、吸入ダクト62から吸入された空気は、送風ファン64の作用によって、第1送風ダクト66を介して第1送風ハウジング65に送給されるとともに、第2送風ダクト68を介して第2送風ハウジング67に送給される。
第1送風ハウジング65は箱状の第1ハウジング本体70を有し、この第1ハウジング本体70の一側面(第2送風ハウジング67と対向する面)には、所定方向(図1及び図2において左方)に延びる第1突出ハウジング71が、上記所定方向に対して実質上垂直な方向に間隔をおいて複数(この形態では3つ)設けられている。また、第2送風ハウジング67も箱状の第2ハウジング本体72を有し、この第2ハウジング本体72の一側面(第1送風ハウジング65と対向する面)には、所定方向と反対方向(図1及び図2において右方)に延びる第2突出ハウジング73が上記所定方向に対して実質上垂直な方向に間隔をおいて複数(この形態では3つ)設けられている。
第1送風ハウジング65の複数の第1突出ハウジング71及び第2送風ハウジング67の複数の第2突出ハウジング73は蒸発部4の蒸発部ハウジング8の下側に配設され、第1突出ハウジング71と第2突出ハウジング73とが上記所定方向に対して垂直な方向に交互に配置され、第1突出ハウジング71の先端は第2ハウジング本体72の上記一側面まで延び、第2突出ハウジング73の先端は第1ハウジング本体70の上記一側面まで延びている。第1及び第2突出ハウジング71,73の上面及び下面は開放され、従って、第1及び第2突出ハウジング71,73を通しての空気の上下方向の流れが許容される。尚、第1及び第2送風ハウジング65,67の第1及び第2突出ハウジング71,73の上端部(上面)は、蒸発部ハウジング8の下開口18に接続される。
これら第1及び第2突出ハウジング71,73の内部には、それらの長手方向に間隔をおいて案内板76が設けられ、第1突出ハウジング71内の案内板76は、図1において左方に向けて上方に弧状に湾曲して延びており、第1突出ハウジング71内を所定方向に流れる空気を上方に蒸発部4に向けて案内し、第2突出ハウジング73内の案内板76は、図示してないが、図1において右方に向けて上方に弧状に湾曲して延びており、第2突出ハウジング73内を所定方向と反対方向に流れる空気を上方に蒸発部4に向けて案内する。
次に、図3〜図5をも参照して、上述した気化装置2を用いた液化ガス(例えば、液化天然ガス)の気化について説明する。液化ガスを気化する場合、液化ガスを気化する気化運転と、蒸発部4に付着した霜を解氷する解氷運転とが交互に行われる。
主として図5を参照して、液化ガスを気化する場合、まず、液化ガスの気化運転が行われる(ステップS1)。この気化運転においては、開閉弁22が開状態になり(ステップS2)、液化ガス供給源(図示せず)からの液化ガスが液化ガス送給管20及び分岐管21,23を通して蒸発部4の各下部ヘッダ12に送給され、液化ガスの気化が行われる。即ち、図3に示すように、各下部ヘッダ12に送給された液化ガスは、複数本の気化用伝熱管10を通して上部ヘッダ14に向けて上方に流れ、気化用伝熱管10を上方に流れる間に蒸発部ハウジング8内の空気との間で熱交換が行われ、この熱交換によって、液化ガスが気化される。気化されたガスは上方に上部ヘッダ14に流れ、上部ヘッダ14から加温部6に送給される。このとき、蒸発部ハウジング8内の空気は熱交換によって冷却されて下方に流れるようになり、従って、このときの空気の流れは、図3に矢印で示すようになり、外気は蒸発部ハウジング8の上開口16から導入され、蒸発部ハウジング8内を下方に流れ、その下開口18から送風手段46の第1及び第2送風ハウジング65,67の第1及び第2突出ハウジング71,73を通して外部に排出され、自然対流を利用して液化ガスが気化される。
また、蒸発部4で気化されたガスは上部ヘッダ14から加温部6に送給され、各蒸発ユニットに対応する複数本の加温用伝熱管28を通して下流側に流れ、これら加温用伝熱管28を流れる間に加温部ハウジング26内の空気との間で熱交換が行われ、この熱交換によって、気化されたガスが加温されて所望の温度となり、更に下流側に送給される。このとき、加温部ハウジング26内の空気は熱交換によって冷却されて下方に流れるようになり、従って、蒸発部4における空気の流れと同様に、図3に矢印で示すように、外気が加温部ハウジング26の上開口34から導入され、加温部ハウジング26内を下方に流れ、その下開口36から外部に排出され、自然対流を利用して気化されたガスの加温が行われる。
この液化ガスの気化は、設定された気化運転時間(例えば、4時間程度に設定される)行われ、気化運転時間が経過すると、ステップS3からステップS4に進み、開閉弁22が閉となり、液化ガスの供給が停止して気化運転が終了する。このように所定時間継続して気化運転を行うと、蒸発部4、具体的には気化用伝熱管10の周囲に霜(この霜が大きくなると氷のようになる)が付着するようになり、それ故に、気化運転終了後に、この霜を除去するための解氷が行われる(ステップS5)。
この解氷運転においては、加熱温水ボイラ50が作動され(ステップS6)、また温水循環ポンプ58が作動され(ステップS7)、燃料の燃焼によって生成された温水が、温水循環ポンプ58の作用によって温水循環配管56及び熱交換器48を通して循環される。また、送風手段46(送風ファン64)が作動され、外気が吸入ダクト62を通して導入され、この送風ファン64の作用によって強制的に下流側に送給される。従って、このときの空気の流れは、図4に矢印で示すようになり、吸入ダクト62から吸入された外気は、熱交換器48を流れる際に、この熱交換器48を通して循環される温水との間で熱交換されて温められ(例えば、30℃程度に温められる)、温められた空気が、第1送風ダクト66を通して第1送風ハウジング65の第1ハウジング本体70に送給されるとともに、第2送風ダクト68を通して第2送風ハウジング67の第2ハウジング本体72に送給される。第1ハウジング本体70に送給された温風は、上記所定方向(図4において左方)に第1突出ハウジング71を流れ、案内板76に案内され、また第1突出ハウジング71の先端壁に当たり、このようにして温風の流れが上方に偏向される。また、第2ハウジング本体72に送給された温風は、上記所定方向とは反対方向(図4において右方)に第2突出ハウジング73を流れ、案内板76に案内され、また第2突出ハウジング73の先端壁に当たり、このようにして第2送給ハウジング67の温風の流れも上方に偏向される。従って、熱交換器48により温められた温風は、蒸発部ハウジング8の対向する側から送給されるので、これの温風が混合されて蒸発部ハウジング8内をほぼ均一な温度状態となって下方から上方に流れて強制対流される。従って、上方に流れる温風によって気化用伝熱管10の周囲に付着した霜が解氷され、付着した霜の解氷を効率良く短時間で行うことができ、また冬季の外気が冷えた(例えば、外気が0℃以下である)ときにおいても解氷を行うことができ、寒冷地向けの気化装置として提供することができる。また、温風はほぼ均一な温度状態で蒸発部ハウジング8内を流れるので、複数の気化用伝熱管10に付着した霜をほぼ同時に解氷することができ、解氷を非常に効率的に行うことができる。
付着した霜の解氷は、設定された解氷運転時間(例えば、30分程度に設定される)行われ、解氷運転時間が経過すると、ステップS9からステップS10に進み、加熱温水ボイラ50が停止し、温水循環ポンプ58が停止し(ステップS11)、更に送風手段46(送風ファン64))が停止し、このようにして解氷運転が終了する。このように所定時間継続して解氷運転を行うと、蒸発部4、具体的には気化用伝熱管10の周囲に付着した霜がなくなり、気化用伝熱管10が元の状態に回復し、ステップS1に戻って気化運転が再開される。
上述した気化装置2では、液化ガスの気化時には自然対流を利用し、霜の解氷時には温風を流した強制対流を利用しているので、送風手段46(送風ファン64)の作動時間を短く抑え、これによって運転コストを安くすることができるとともに、騒音の発生時間も短く抑えることができ、また冬場においても霜の解氷を行うことができる。
上述した実施形態では、霜の解氷時に加熱手段44によって温風を生成し、この温風を蒸発部ハウジング8内に送給しているが、例えば、夏場などの周囲温度が高い(例えば、5℃以上)ときには、解氷時においても加熱手段44を作動させず、送風手段46のみを作動させて外気を蒸発部ハウジング8内に送給し、外気の強制対流を利用して霜の解氷を行うようにしてもよい。このようにした場合、吸入ダクト62から吸入した外気は、第1送風ハウジング65の第1突出ハウジング71を通して所定方向から送給されるとともに、第2送風ハウジング67の第2突出ハウジング73を通して所定方向と反対方向から送給されるので、上述したと同様に、蒸発部ハウジング8内をほぼ均一に流れ、この空気の流れにより霜の解氷が効率的に行われ、また加熱手段44が作動しない分だけ運転コストを更に低減することができる。
[第2の実施形態]
次に、図6及び図7を参照して、第2の実施形態の液化ガスの気化装置について説明する。図6は、第2の実施形態の液化ガスの気化装置を簡略的に示す図であり、図7は、図6の液化ガスの気化装置の蒸発部を上から見た簡略断面図である。この第2の実施形態の液化ガスの気化装置においては、送風手段に修正が施されている。尚、この第2の実施形態において、上述した第1の実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図6及び図7において、図示の液化ガスの気化装置2Aは、蒸発部4は上下方向に延びる筒状の蒸発部ハウジング8を備え、この蒸発部ハウジング8の開放された下端部に下開口18が規定され、その開放された上端部に上開口16が規定されている。
この第2の実施形態では、送風手段46Aは、送風するための送風ファン64と、蒸発部ハウジング8の片側部(図6及び図7において右側部)の下側に配設された第1送風ハウジング65Aと、蒸発部ハウジング8の他側部(図6及び図7において左側部)の下側に配設された第2送風ハウジング67Aとを備え、吸入ダクト62の下流端から二つに分岐する一方は第1送風ダクト66を介して第1送風ハウジング65Aに接続され、その他方は第2送風ダクト68を介して第2送風ハウジング67Aに接続されている。
第1送風ハウジング65Aは箱状の第1ハウジング本体70Aを有し、この第1ハウジング本体70Aが蒸発部ハウジング8の下側にて所定方向(図6及び図7において左方)にその中央部まで延びている。また第2送風ハウジング67Aは箱状の第2送風ハウジング本体72Aを有し、この第2ハウジング本体72Aが蒸発部ハウジング8の下側にて上記所定方向とは反対方向(図6及び図7において右方)にその中央部まで延びている。第1及び第2ハウジング本体70A,72Aにおける、蒸発部ハウジング8の下開口18に対応する部分は、上面及び下面が開放されており、従って、第1及び第2ハウジング本体70A,72Aを通しての空気の上下方向の流れが許容される。尚、第1及び第2ハウジング本体70A,72Aの所定部位の上端部(上面)は、蒸発部ハウジング8の下開口18に接続される。
これら第1及び第2ハウジング本体70A,72Aの内部には、第1の実施形態と略同様に、空気の流れ方向に間隔をおいて案内板76Aが設けられ、第1ハウジング本体70A内の案内板76Aは、図6において左方に向けて上方に弧状に湾曲して延びており、第1ハウジング本体70A内を所定方向に流れる空気を上方に蒸発部4に向けて案内し、第2ハウジング本体72A内の案内板76は、図6において右方に向けて上方に弧状に湾曲して延びており、第2ハウジング本体72A内を所定方向と反対方向に流れる空気を上方に蒸発部4に向けて案内する。第2の実施形態のその他の構成は、上述した第1の実施形態と実質上同一である。
この第2の実施形態においても、解氷運転時、加熱温水ボイラ50、温水循環ポンプ58及び送風手段46A(送風ファン64)が作動され、外気が吸入ダクト62を通して導入され、送風ファン64の作用によって強制的に下流側に送給され、加熱手段44にて加熱された温風が送給される。即ち、加熱手段44にて加熱された温風は、第1送風ダクト66を通して第1送風ハウジング65Aの第1ハウジング本体70Aに送給されるとともに、第2送風ダクト68を通して第2送風ハウジング67Aの第2ハウジング本体72Aに送給される。第1ハウジング本体70Aに送給された温風は、上記所定方向(図6及び図7において左方)に流れ、案内板76Aに案内され、また第1ハウジング本体70Aの先端壁に当たり、このようにして温風の流れが上方に偏向される。また、第2ハウジング本体72Aに送給された温風は、上記所定方向とは反対方向(図6及び図7において右方)に流れ、案内板76Aに案内され、また第2ハウジング本体72Aの先端壁に当たり、このようにして第2送給ハウジング67Aの温風の流れも上方に偏向される。従って、加熱手段44により温められた温風は、この第2の実施形態においても蒸発部ハウジング8の対向する側から送給されるので、これの温風が混合されて蒸発部ハウジング8内をほぼ均一な温度状態となって下方から上方に流れて強制対流される。従って、第2の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様に、上方に流れる温風によって気化用伝熱管10の周囲に付着した霜が解氷され、霜の解氷を効率良く短時間で行うことができる。
尚、この第2の実施形態において(第1の実施形態においても)、加熱手段44からの温風が第1ハウジング本体70A内を所定方向に流れるようにガイド板などを必要に応じて設けることができ、また加熱手段44からの温風が第2ハウジング本体72A内を所定方向と反対方向に流れるようにガイド板を必要に応じて設けることができる。
以上、本発明に従う気化装置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、図示の実施形態では、温風を生成するための加熱手段44として熱交換器48を用いているが、熱交換器48に代えて、燃焼バーナなどを用いるようにしてもよく、この場合、燃焼バーナからの燃焼排ガスにより温風が生成される。
また、例えば、図示の実施形態では、液化ガスの気化時には送風手段46(送風ファン64)を作動させずに自然対流を利用しているが、送風手段46を作動させ、吸入ダクト62から外気を吸入し、吸入した外気を第1及び第2送風ハウジング70,72(70A,72A)を通して蒸発部ハウジング8に送給して下方から上方に流し、外気の強制対流を利用して液化ガスを気化するようにしてもよい。
この気化装置は、液化ガス(例えば、液化天然ガス)の気化に適用することができ、この気化装置を用いることによって、比較的簡単な構成でもって、運転コストの低減などを図ることができる。特に、蒸発部に付着した霜を解氷するのに温風を用いるので、寒冷地の冬季(環境温度が0℃以下である)でも解氷を行うことができ、寒冷地使用の気化装置に好都合に適用することができる。
第1の実施形態の液化ガスの気化装置を簡略的に示す図である。 図1の液化ガスの気化装置の蒸発部ハウジングを上から見た簡略断面図である。 図1の気化装置の気化運転時における空気の流れを説明する簡略図である。 図1の気化装置の解氷運転時の温風の流れを説明する簡略図である。 図1の気化装置の運転の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態の液化ガスの気化装置を簡略的に示す図である。 図6の液化ガスの気化装置の蒸発部ハウジングを上から見た簡略断面図である。
符号の説明
2,2A 気化装置
4 蒸発部
6 加温部
8,8A 蒸発部ハウジング
10 気化用伝熱管
26 加温部ハウジング
28 加温用伝熱管
44 加熱手段
46 送風手段
48 熱交換器
62 吸入ダクト
64 送風ファン
65,65A 第1送風ハウジング
66 第1送風ダクト
67,67A 第2送風ハウジング
68 第2送風ダクト
70,70A 第1ハウジング本体
71 第1突出ハウジング
72,72A 第2ハウジング本体
73 第2突出ハウジング

Claims (5)

  1. 液化ガスを気化するための蒸発部と、前記蒸発部で気化されたガスを加温するための加温部と、前記蒸発部を通して送風するための送風手段と、温風を生成するための加熱手段とを備えており、
    前記送風手段は、空気を送風するための送風ファンと、前記蒸発部の下側に配設された第1及び第2送風ハウジングと、前記送風ファンからの空気を前記第1送風ハウジングに導くための第1送風ダクトと、前記送風ファンからの空気を前記第2送風ハウジングに導くための第2送風ダクトとを有し、前記第1送風ハウジングは前記蒸発部の片側に配設され、前記第2送風ハウジングは前記蒸発部の他側に配設され、第1及び第2送風ハウジングの上面及び下面は開放されており、
    前記蒸発部に付着した霜を解氷するときには、前記送風ファン及び前記加熱手段が作動され、前記加熱手段により加熱された温風が、前記送風ファンの作用により、前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングを通して所定方向から前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングを通して前記所定方向と反対方向から前記蒸発部の下方に送給され、前記蒸発部の下方に送給された温風が前記蒸発部内を上方に流れて前記蒸発部に付着した霜を解氷することを特徴とする液化ガスの気化装置。
  2. 前記送風手段の前記第1送風ハウジングは前記蒸発部の片側部の下側に配設され、前記第2送風ハウジングは前記蒸発部の他側部の下側に配設され、解氷時に前記加熱手段により加熱された温風は、前記送風ファンの作用により、前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングを通して前記所定方向から前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングを通して前記所定方向とは反対方向から前記蒸発部の下方に送給されることを特徴とする請求項1に記載の液化ガスの気化装置。
  3. 前記送風手段の前記第1送風ハウジングは、前記第1送風ダクトが接続される第1ハウジング本体と、前記第1ハウジング本体から前記所定方向に櫛歯状に延びる第1突出ハウジングを有し、前記第2送風ハウジングは、前記第2送風ダクトが接続される第2ハウジング本体と、前記第2ハウジング本体から前記所定方向とは反対方向に櫛歯状に延びる第2突出ハウジングを有し、前記第1送風ハウジングの前記第1突出ハウジング及び前記第2送風ハウジングの前記第2突出ハウジングは、前記蒸発部の下側にて前記所定方向に対して実質上垂直な方向に交互に配置され、解氷時に前記加熱手段により加熱された温風は、前記送風ファンの作用により、前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングの前記第1ハウジング本体を通して前記第1突出ハウジングから前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングの前記第2ハウジング本体を通して前記第2突出ハウジングから前記蒸発部の下方に送給されることを特徴とする請求項1に記載の液化ガスの気化装置。
  4. 前記送風ファン及び前記加熱手段は吸入ダクトに配設され、前記加熱手段は前記吸入ダクトに配設された熱交換器から構成され、前記熱交換器を通して流れる温水と前記吸入ダクトを流れる空気との間で熱交換されて温風が生成され、生成された温風が前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングを通して所定方向から前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングを通して前記所定方向と反対方向から前記蒸発部の下方に送給されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液化ガスの気化装置。
  5. 前記送風ファンは、前記蒸発部にて液化ガスを気化するときに作動され、前記送風ファンからの空気が、前記第1送風ダクト及び前記第1送風ハウジングを通して所定方向から前記蒸発部の下方に送給されるとともに、前記第2送風ダクト及び前記第2送風ハウジングを通して前記所定方向と反対方向から前記蒸発部の下方に送給されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液化ガスの気化装置。
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