JP4259905B2 - 車載端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両情報提供システムと、該システムを構成する車載端末および中継装置と、に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば従来のカー・ナビゲーション・システムのような、車両情報提供システムは、車両に搭載されたCD−ROMやDVDに、予め道路や地形等の地理情報を保持しておき、当該車両が自車内に保持した上記地理情報を読み出してディスプレイ上に表示した地図データ上に、自車位置をマークしていく、という構成のシステムであった。
【0003】
ところがその後、移動体通信網を使用した携帯電話が急速に普及したことから、上記地理情報のデータを自車内で保持するのではなく、上記移動体通信網およびIP(Internet Protocol)網を介して、ナビゲーション情報を保有するサーバ装置から該情報を当該車両にダウンロードする、という通信型のカー・ナビゲーション・システムが主流になりつつある。
【0004】
上記の通信型カー・ナビゲーション・システムによれば、膨大な上記地理情報のデータをそれぞれの車載端末で保持する必要がなくなるので、その分、DVD等の記録媒体の設置スペースや設置コストが不要になる、という利点がもたらされる。
【0005】
さらに、上記サーバ装置では、常に最新の情報に更新することが容易であるから、例えば車の渋滞情報や各種イベント情報等、リアルタイム性が必須となる情報をオンラインで各車両ユーザに提供できる、といった利点ももたらされる。
【0006】
このような最近の通信型カー・ナビゲーション・システムに関する公知文献としては、一例として下記の特許文献がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−107169号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献1においても共通に課題としているように、各車載端末とサーバ装置との間でかなりの回数の対話形式による通信のやりとりが必要である。
【0009】
そこでこの特許文献1においては、通信量削減のための工夫をすると共に、専用のナビゲーションサーバ、すなわち専用サーバを導入して、地図情報や地点情報(POI)を、各車両ユーザの要求に合わせて送信するという構成をとっている。
【0010】
ところがこの特許文献1においては、次の2つの問題点を有している。
【0011】
(1)第1の問題点は、地図DBやPOI等を含んだ上記の専用サーバを構築していることに見出すことができる。したがって、地図DBやPOI情報を必要とする分、費用がかかってしまう。
【0012】
もしそのような専用サーバを構築しないとすると、複数の汎用サーバから、個々の通信により、所要の各種ナビゲーション情報を取り込まなければならない。すなわち、車載端末と、複数の汎用サーバの1つ1つとの間で個別に通信をしなければならない。そうすると、その1つ1つの個別通信の回数分だけ通信費用が増大してしまう。また当然その通信の回数分だけユーザによる通信操作の回数が増えるから、安全運転という観点から好ましくない。
【0013】
結局、複数の汎用サーバとの間で1つ1つ個別に通信を行うため、通信費用が増大してしまう、という問題が内在することになる。
【0014】
(2)第2の問題点は、余計なデータも一緒に取り込まれてしまうことである。
【0015】
車載端末が、上記の複数の汎用サーバから各種ナビゲーション情報を取り込もうとすると、当該車載端末にとって直接必要のないデータまで一緒に取り込まれてしまう。直接必要のないデータとは、例えばPC向け等の詳細なデータである。
【0016】
結局、車載端末はナビゲーションとは直接関係のないデータ量、つまり余計なデータ量までも通信してしまう分、通信費用が増大してしまう、という問題がある。
【0017】
したがって本発明は、複数の汎用サーバの1つ1つと通信することに起因してまた、余計なデータ量が加わることに起因して増大する通信費用を抑えることのできる、車載端末を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明に係る車両情報提供システムの基本構成を示す図である。
【0019】
本図において、車両情報提供システム1は、車両2内の車載端末3と、例えば移動体通信網からなる通信網4を介して車載端末3と通信する中継装置5と、例えばIP網からなる通信網6を介して中継装置5と通信するサーバ装置7と、から構成される。
【0020】
このうち主要な構成要素は、車載端末3、中継装置5およびサーバ装置7であり、とりわけ中継装置5が本発明のポイントとなる。これら構成要素3,5および7についてさらに詳しく説明すると、次のとおりである。
【0021】
車載端末3は、車両2に搭載され、車両に情報提供可能な端末である。
【0022】
サーバ装置7は、車載端末3からの情報提供のための要求情報に基づき、各種提供情報を保有するデータベースを参照して、当該要求に応える提供情報を中継装置5に送る。さらにここで加工を加えて生成される情報提供のための応答情報を、車載端末3側に返送する。
【0023】
中継装置5は、車載端末3とサーバ装置7との間に配置され、サーバ装置7からの提供情報に対し、当該ユーザ車両に固有の指定情報(属性情報等)に適合させた上述の加工を加えて、車載端末3に、その加工後の情報を送信する。
【0024】
ここに上記の「車両に情報提供可能」な車載端末とは、本発明の特徴の一つをなすもので、この車載端末3が必ずしも本格的な高級ナビゲーション機器である必要はないことを意味する。つまり常時、車両の走行を案内するものだけでなく、単に車両走行の参考となる情報を提供するだけのような簡易なものでもよいという意味である。例えば車載機器として通常装備されるAV(Audio Vidual)機器の一部を構成する表示部分(例えば、イコライザ特性をグラフィック表示する部分)を、ナビゲーション画面に兼用したものでもよい、という意味である。
【0025】
また上記の「情報提供のための要求情報」とは、GPSによる当該車両2の現在位置情報、所望の目的地を指定する目的地情報、その周辺施設を指定する施設情報の少なくとも1つ、およびこの車両2が有する表示器(前述した表示部分等)に表示すべき地図のスケール情報を意味する。このスケール情報により、各車両毎の表示器のサイズに見合った必要最小限の地図データを中継装置5から入手すればよいことになる。
【0026】
さらに上記の「属性情報」とは、当該ユーザ車両に係るユーザ個人情報のことである。例えば、ユーザの年齢や性別情報である。
【0027】
さらにまた、上記の「情報提供のための応答情報」とは、車両2が位置する現在地周辺の地図情報(他車を含んだ地図情報、現在地と目的地とを両方含む地図情報を受信できるようにしても良い)と、目的地までのルート情報、その目的地周辺の地図情報、その目的地(上記地図情報)周辺の施設情報(施設情報はその施設名、ランドマーク、POI情報(位置情報)、エリア情報、ジャンル情報等を含む)、その地図情報の表示範囲(すなわち地図の取得範囲)を表す表示範囲データを意味する。この場合施設情報は、現在地または目的地周辺についてのジャンル等にかかわらず全て受信しておく。このようにすることで、1回の通信で全ジャンルを取り込んでおき、後でジャンル指定し、表示すれば、ジャンル指定のために再び通信する必要がなくなる。
【0028】
図1に示すようなシステム構成をとることによって、車載端末3からの情報提供のための要求情報の送信と、当該要求に応える中継装置5からの情報提供のための応答情報の送信とによって、この車載端末3が必要とする基本的な提供情報を取得することができる。
【0029】
以上説明したように、本発明に係るシステムは、車両2に搭載され、車両に情報提供可能な車載端末3と、それぞれに固有の提供情報をとして保有する複数のサーバ装置7と、車載端末3と各サーバ装置7との間で通信すべき提供情報の中継を行う中継装置5と、を有してなり、ここに中継装置5は、車載端末3からの情報提供のための要求情報を受けて、当該要求に応え得る該車載端末に関連した各種情報を対応のサーバ装置7よりそれぞれ取得し、取得した各種情報をまとめて一度に車載端末に返送することを特徴とするものである。
【0030】
なお上述の車載端末に関連した各種情報とは、例えば「地図情報および施設情報」または「地図情報、経路情報および施設情報」である。
【0031】
また本発明に係るシステムにおける上記の中継装置5は、さらに、車載端末3からの情報提供のための要求情報を受けて対応のサーバ装置7よりそれぞれ取得した各種情報に、その要求情報に含まれる該車載端末に関連した指定情報に基づく加工をさらに加え、その加工後の情報を、上記の要求情報に対する情報提供のための応答情報として車載端末3に返送することを特徴とするものである。
【0032】
なお上述の情報提供のための応答情報とは、例えば「地図情報、経路情報および施設情報」であり、上述の指定情報とは、スケール情報および当該ユーザ車両に固有の属性情報の少なくとも一方である。
【0033】
かくして、従来のように目的地周辺に来たときに改めて通信を開始する必要がなく、車載端末3がサーバ装置7との間で本来やりとりすべき通信の回数を、従来に比べて大幅に減らすことができ、したがって、ユーザに課せられる通信コストを従来に比べて大幅に低減できる、という効果がもたらされる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、上記の効果を得るための具体的な構成を、車載端末と、中継装置と、サーバ装置と、に分けて個別に説明する。
【0035】
まず本発明に係る車載端末について見ると、その特徴的な概要は次の点にある。すなわち、この車載端末は、車両に搭載され、車両へ情報提供、例えばナビゲーション可能な車載端末であって、それぞれに固有のナビゲーション(提供)情報をデータベースとして保有する複数のサーバ装置と通信を行って当該車載端末からのナビゲーション要求情報に応答する各種ナビゲーション情報を取得する中継装置から送信される、当該要求に応え得るナビゲーション応答情報を、まとめて一度に受信するための手段を備えるものである。
【0036】
さらには、本発明の車載端末は、それぞれに固有のナビゲーション情報をデータベースとして保有する複数のサーバ装置と通信を行って当該車載端末からのナビゲーション要求情報に応答する各種ナビゲーション情報を取得する中継装置が、該ナビゲーション要求情報に含まれる指定情報に基づいてその取得した各種ナビゲーション情報に加工を加えて生成したナビゲーション応答情報を受信するための手段を備えるものである。
【0037】
なお、上記のナビゲーション応答情報には、「地図情報、経路情報および施設情報」を含み、上記の指定情報は、スケール情報および当該ユーザ車両に固有の属性情報の少なくとも一方を含む。
【0038】
図2は車載端末3の構成例を示す図である。
【0039】
本図に示す4つの手段、すなわち要求情報生成手段11、送信手段12、記憶手段13および表示処理手段14が、車載端末3に含まれる主要な手段であり、詳しくは次のとおりである。
【0040】
要求情報生成手段11は、車両2が必要とするナビゲーション要求情報Is(send)を生成するものである。
【0041】
送信手段12は、上記のナビゲーション要求情報を、外部の中継装置5に対して送信するものである。
【0042】
記憶手段13は、送信された上記のナビゲーション要求情報Isに応えて、中継装置5から返送されるナビゲーション応答情報Ir(receive)を受信して一時保管するものである。
【0043】
表示処理手段14は、上記の記憶手段13から読み出した上記のナビゲーション応答情報Irに基づいて、車両ユーザに対しナビゲーションを実行するための表示を表示器17上にて行うものである。
【0044】
上記の要求情報生成手段11については、ナビゲーション要求情報Isを生成するための、車両2の現在地情報をGPSにより出力する現在位置検出部15と、所望の目的地を表示器17上のメニューに表示された目的地情報の中から選択させる選択部16と、を有している。なお、「目的地」とはユーザが最終的に行きたい地点を指すだけでなく、単に指定した地点を見たいときの「指定地」をも含む。
【0045】
すなわち本発明の実施形態である車載端末は、目的地または指定地を含むナビゲーション要求情報、すなわち1回の要求を中継装置に送信して、この中継装置より、その要求に係る目的地地図または指定地地図および施設情報をまとめて一度に受信するための手段と、受信した目的地地図または指定地地図と施設情報とを当該車両内に表示するための手段と、を備えることを特徴としている。
【0046】
次に表示処理手段14について、その諸動作を詳しく説明する。なおこの諸動作は、主としてソフトウェア処理によって実現することができる。
【0047】
1)表示処理手段14は、ナビゲーション応答情報Irに含まれる目的地周辺の地図情報を記憶手段13からまず読み出す。そしてさらに、そのナビゲーション応答情報Irに含まれる地図情報の表示範囲を表す表示範囲データをもとに、その読み出した地図情報による地図をその表示範囲に相当する地図に編集し直す。
【0048】
すなわち本発明に係る車載端末においては、目的地地図または指定地地図に当該地図情報の表示範囲を表す上記の表示範囲データを含むようにする。そうすると、この表示範囲データに基づいて、当該車両の現在位置がその表示範囲から外れているか否かを判断するための手段を、この車載端末内に実現することができる。
【0049】
このような表示範囲データとしては、例えば地図上の表示枠を定める少なくとも2地点についての緯度/経度データが好ましい。当該車両2はGPS機能を備えているので、サーバ装置7から受け取ったその緯度/経度データを基に、表示中の地図上に、自車位置をマークすることができる。
【0050】
すなわちユーザは、目的地に近付くと、入手した地図において、自車位置と目的地までの位置関係を自ら割り出すことができる。
【0051】
2)表示処理手段14は、ナビゲーション応答情報Irに含まれる目的地周辺の地図情報に付加されたその目的地を示す目的地位置データを記憶手段13から読み出す。そしてその目的地位置データと、車両2の現在地情報を出力する現在位置検出部15からの現在地位置データとを基にして、当該現在地からの当該目的地の方角と当該目的地までの距離とを算出する。さらにその方角および距離を表示器17上に表示する。
【0052】
すなわち本発明に係る車載端末においては、目的地地図または指定地地図に当該目的地または指定地の位置データが付加しておくようにする。そうすると、その位置データと当該車両の現在位置データとに基づいて算出した目的地または指定地までの経路情報を、表示手段に表示することができる。
【0053】
図3の(a)は表示範囲外での方角と距離の表示パターン例、(b)は表示範囲内での方角と距離の表示パターン例を示す図である。
【0054】
本図の(a)および(b)において、上記の方角は↑で示されており、いずれも例えば北向きである。また上記の距離は、「残り100km」や「残り50m」で示されている。
【0055】
車載端末3は自らGPS機能を備えているので、サーバ装置7から入手済みの、目的地緯度/経度データを基に、そのような方角と距離を自ら算出可能である。
【0056】
これにより、少ない通信回数でサーバ装置7より入手した必要最小限の情報によって、目的地までのナビゲーション(案内)をユーザに対して補助することが可能となる。
【0057】
3)表示処理手段14は、車両2の現在地情報を出力する現在位置検出部15からの現在地位置データを参照して、前述の表示範囲に相当する地図の中に車両2が入ったことを検出したとき、記憶手段13から読み出したナビゲーション応答情報Irに含まれる目的地周辺の地図とその周辺の施設とを表示する。さらにその表示の中に、車両の現在地を示すマークを重畳させる。これを図4に示す。
【0058】
図4は表示範囲内に車両が入ったときに切り替わる表示画面の一例を示す図である。これは、前述した図3(b)の表示画面の次に切り替わる表示画面である。
【0059】
このように、ユーザは最初に目的地を設定した後に、その目的地に関連する必要なナビゲーション情報をサーバ装置7から一度に取得していることから、その目的地周辺に入ってから、従来のように再度周辺情報を取得することなく、自ら自動的にその表示画面を再生することができる。
【0060】
すなわち、本発明に係る車載端末においては、目的地または指定地に近づいたものと判断したとき、当該目的地地図または指定地地図と共にその周辺の周辺情報を、表示手段に表示することができる。
【0061】
このとき表示処理手段14は、表示範囲に相当する地図の中に車両2が入ったことを検出したことをこの車両内のユーザに視覚的または聴覚的に通知するのがよい。前述の図3を参照すると、同図の(a)と(b)とでは右上の表示色が例えば黄色(a)からオレンジ(b)に変化しており、その通知の視認性を高めている。もちろん、色に代えて音あるいは音声を用いてもよいし、あるいは色と音(音声)の併用でもよい。
【0062】
すなわち、本発明に係る車載端末においては、目的地または指定地に近づいたものと判断したとき、これを、当該車両内のユーザに通知するための手段を備えることができる。
【0063】
かくしてユーザは、目的地付近まで、上記の方角と距離によってたどり着けるが、その際、取得した地図内に自車が入ったことを通知すれば、より便利なナビゲーションを実現することができる。
【0064】
4)表示処理手段14は、前述した表示範囲の地図に重畳されたマークが、その地図の範囲外に出たとき、そのときから所定の一定時間が経過するまでは、当該地図表示を保持する。
【0065】
上記図4の表示画面にてルート案内されているとき、上記の自車マークが上記表示範囲から外れてその表示画面から消えてしまうことがある。例えば表示された地図の端にある道路を走行しているときや、カーブした道路を走行しているときに、そのようなマーク消えが生じやすい。これはGPSのデータにバラツキが多いことに起因すると考えられる。
【0066】
そうすると、マーク消えと共に地図表示は消えてしまうが、自車マークが再び表示地図内に入るとまた元の表示画面が現れる。これを繰り返すとユーザに対して的確なルート案内ができないばかりか、不快感さえ与えてしまう。また外れる毎にこれをユーザに通知すると、ユーザがその都度配信要求する恐れがある。
【0067】
そこで本発明に係る車載端末においては、中継装置から送信されるナビゲーション応答情報に含まれる地図の表示範囲を受信するための手段と、当該車両の現在位置がその表示範囲から外れてもその外れた旨の報知を一定時間は禁止するための手段と、を備えるようにする。
【0068】
したがって、自車位置が表示地図範囲外に出ても、タイマーによりしばらくは上記の一定時間だけ、地図表示を続けるようにする。そしてその一定時間(例えば2分)を超えても自車マークが戻らないときに、初めて地図表示を中止するようにする。このことを図解して次に説明する。
【0069】
図5の(a)は地図表示を保持している状態、(b)は地図表示を中止する直前の状態を図解的に示す図である。本図中、「端末位置」とあるのは、前述した自車位置のマークのことである。
【0070】
図5の(a)では、
〈1〉時刻0:01の時点で表示範囲外となるが、
〈2〉時刻0:03で表示範囲内で入っているため、
〈3〉表示画面上は地図をそのまま表示する。
【0071】
図5の(b)では、
〈1〉時刻0:01の時点で表示範囲外となり、
〈2〉2分後の時刻0:03でも端末位置が表示範囲外となるため、
〈3〉時刻0:03で表示範囲外と判定し、ユーザにその旨を通知する。
【0072】
上記1)〜4)は、本発明に基づく基本的動作であるが、さらに、次の5)〜7)ように発展させることもできる。
【0073】
5)表示処理手段14は、中継装置5から返送されたナビゲーション応答情報Irに含まれる目的地周辺の地図情報から、当該地図を仮地図として表示器17上に表示し、その仮地図上にて最終的な目的地を決定する。
【0074】
ユーザがナビゲーション要求情報Isによってある目的地を指定したけれども、実際に行きたい本来の目的地は前者の目的地から若干離れている、といった場合がある。
【0075】
このような場合に対処すべく、とりあえず、例えばスケール5kmの地図を仮地図として、サーバ装置7より入手する。そして、この仮地図をユーザに見せた上で改めて、上記の本来の目的地を決定し、これを最終的な目的地とする。
【0076】
この最終的な目的地の決定は、上記の仮地図上でX−Y軸のカーソルを移動させ、その交点をその目的地に合わせ、さらに「エンター」キーを押下すればよい。そして、そのエンターにより再び入手した、微調整後の地図データ等を、ナビゲーション応答情報Irとして、記憶手段13に一時保管する。
【0077】
ここに本発明に係る車載端末においては、目的地または指定地の再設定後に、当該地のさらに詳細な地図情報を中継装置より受信することができる。
【0078】
すなわち上述した最終的な目的地の決定後は、ユーザの要求に応じて、さらに詳細な地図例えばスケール1kmの地図を、再度要求情報生成手段11を介して取得することもできる。
【0079】
6)本発明に係る車載端末においては、目的地または指定地を含むナビゲーション要求情報を中継装置に送信して、該中継装置より、その要求に係る目的地または指定地の情報を一旦受信し、さらに、当該目的地または指定地に近づいたものと判断すると、その中継装置より、上記の目的地または指定地周辺の周辺地図情報および周辺情報を、まとめて一度に受信するようにする。
【0080】
このため表示処理手段14は、車両2の現在地情報を参照して目的地に接近したと判断したとき、前記ナビゲーション応答情報Irを一時保管する前記中継装置5から当該目的地周辺の地図を受信して表示する。
【0081】
この場合は、中継装置5に上記ナビゲーション応答情報Irを一時保管して欲しい旨の表示を、先行するナビゲーション要求情報Isの中に含ませておく必要がある。またそのために、当該一時保管を希望する旨のユーザからの入力を、例えば上記選択部16を介して予め行う必要がある。
【0082】
この態様によれば、車載端末3でのメモリ管理が若干楽になる。すなわち、中継装置5から受信した情報を、記憶手段13で単にバッファしてから表示処理を進めればよい。
【0083】
またさらに本発明に係る車載装置は、目的地または指定地に近づく毎にさらに詳細な地図情報を受信することができるようにもしている。
【0084】
このため表示処理手段14は、目的地により一層近づいたと判断する毎に、要求情報生成手段11を介して、より一層詳細な地図を要求して取得する。
【0085】
7)また本発明に係る車載端末においては、目的地または指定地を含むナビゲーション要求情報を前記中継装置に送信して、この中継装置より、その要求に係る簡易な目的地地図または指定地地図およびその周辺の周辺情報をまとめて一度に受信するための手段と、受信した目的地地図または指定地地図と施設情報に基づいて、目的地または指定地の再設定を行うための手段とを、さらに備えることができる。すなわち簡易地図データベースを自ら保持し、当該簡易地図に基づいて目的地または指定地の設定がなされると、当該目的地または指定地周辺の周辺地図情報および周辺情報を、中継装置からまとめて一度に受信するようにする。
【0086】
このように車載端末3に簡易地図を自ら保持し、あるいはその簡易地図を中継装置5から入手し、要求情報生成手段11は、ナビゲーション要求情報Isとして該簡易地図の情報を出力することもできる。
【0087】
この簡易地図の情報を受信した中継装置5は、その情報からその簡易地図のスケール情報(例えば5km)が分かるから、中継装置5はそれより細かいスケール(例えば1km)を選択して、サーバ装置7にその1kmスケールの地図を自律的に要求することができる。
【0088】
この態様では、細かいスケールの地図が必要になったときだけ、中継装置5との通信を開始すればよい。
【0089】
上述した5)〜7)の動作によれば、前述した1)〜4)に比べて通信コストはやや大となるものの、より正確な目的地設定が可能になる。
【0090】
なお前述の記憶手段13は不揮発性メモリから構成するのが望ましい。上述した一時保管中に電源をオフにしても、中継装置5から取得済みのナビゲーション応答情報を消去してしまうことがないようにするためである。
【0091】
すなわち本発明に係る車載端末においては、少なくとも中継装置から受信したナビゲーション応答情報を保持するための不揮発性メモリからなる記憶手段を備える。
【0092】
次に中継装置5の具体的な構成について説明する。
【0093】
本発明に係る中継装置においては、車両に搭載されるナビゲーション可能な車載端末からのナビゲーション要求情報を受信するための手段と、それぞれに固有のナビゲーション情報をデータベースとして保有する複数のサーバ装置と通信を行ってそのナビゲーション要求情報に応答する各種ナビゲーション情報を取得して当該要求に応え得るナビゲーション応答情報を生成するための手段と、生成したこのナビゲーション応答情報をまとめて一度に送信するための手段と、を備えている。
【0094】
さらには、車両に搭載されるナビゲーション可能な車載端末からのナビゲーション要求情報を受信するための手段と、それぞれに固有のナビゲーション情報をデータベースとして保有する複数のサーバ装置と通信を行って当該車載端末からのナビゲーション要求情報に応答する各種ナビゲーション情報を取得すると共にそのナビゲーション要求情報に含まれる指定情報に基づいてその取得した上記の各種ナビゲーション情報に加工を加えナビゲーション応答情報を生成するための情報加工用の手段と、その生成したナビゲーション応答情報を車載端末に送信するための手段と、を備えている。
【0095】
図6は中継装置5の構成例を示す図である。
【0096】
本図に示す3つの手段、すなわち上り側送受信手段21、下り側送受信手段22および情報加工手段23が、中継装置5に含まれる主要な手段であり、詳しくは次のとおりである。
【0097】
上り側送受信手段21は、車両2に搭載された車載端末3からサーバ装置7へのナビゲーション要求情報Isを中継するものである。
【0098】
下り側送受信手段22は、そのサーバ装置7から車載端末3への、ナビゲーション要求情報Isに応えるナビゲーション応答情報Irを中継するものである。
【0099】
情報加工手段23は、サーバ装置7から中継した上記のナビゲーション情報に対し、そのナビゲーション要求情報Isに含まれる指定情報、例えば当該ユーザ車両に固有の属性情報に適合させた加工を加え、対応する上記の下り側送受信手段を介して、車載端末3にその加工後のナビゲーション応答情報を送信するものである。
【0100】
具体的には、ナビゲーション要求情報Isの中に指定情報、例えば車両2が有する表示器17に表示すべき地図のスケール情報を含むとき、上記の情報加工手段23は、中継したナビゲーション情報に含まれる目的地周辺の地図情報および施設情報に対して、そのスケール情報に適合した加工を加えてナビゲーション応答情報とすることができる。
【0101】
また、前述した属性情報の中に、ユーザの年齢や性別情報を含むとき、上記の情報加工手段23は、上記の中継したナビゲーション応答情報Irに含まれる目的地周辺の施設情報に対して、その年齢や性別情報に適合した加工を加えることもできる。例えば、ユーザの年齢が高齢であることが分かっているときは、施設情報として、例えばライブ等の若者向けの施設は非選択とする。またそのユーザが男性であることが分かっているときは、例えば婦人洋品店等の女性向けの施設は非選択とする。なお、その属性情報は、各ユーザが中継装置5に対して事前登録することになる。また情報加工手段23は、サーバ装置7からのPC向けの情報を削除し、車両向けの情報に加工する。さらに、これらのサーバは、互いに独立したものである。
【0102】
次にサーバ装置7の具体的な構成について説明する。
【0103】
図7はサーバ装置7の構成例を示す図である。実際にはこのサーバ装置7は、サーバ装置「1」、「2」および「3」等に分かれており、それぞれに固有の提供情報を保有している。例えば、「1」は地図DB、「2」は経路情報DB、「3」は周辺情報DBといった固有の提供情報である(図1参照)。
【0104】
本図に示す4つの手段、すなわち受信手段31、編集手段32、データベース(DB)検索手段33および送信手段34が、各サーバ装置7「1」、「2」および「3」にそれぞれ含まれる主要な手段であり、詳しくは次のとおりである。
【0105】
受信手段31は、車両2に搭載される車載端末3から、中継装置5を介して送信されたナビゲーション要求情報Isを受信するものである。
【0106】
データベース(DB)検索手段33は、各種ナビゲーション情報を保有するデータベース(DB)に対して検索を行うものである。
【0107】
編集手段32は、その検索したナビゲーション情報を参照して、受信したナビゲーション要求情報Isに応えるナビゲーション応答情報Irを編集するものである。
【0108】
送信手段34は、その編集済みのナビゲーション応答情報Irを、中継装置5を介して車載端末3に返送するものである。
【0109】
上記の編集手段32について見ると、この編集手段32は、ナビゲーション要求情報Isに含まれる、少なくとも車両2の現在位置情報および所望の目的地を指定する目的地情報に基づいて、その目的地までのルート情報およびその目的地周辺の地図情報を編集する。そしてこの編集後の情報を、上記のナビゲーション応答情報Irとする。
【0110】
さらにこの編集手段32は、車両2が位置する現在地周辺の地図情報、上記の目的地周辺の施設情報およびその地図情報の表示範囲を表す表示範囲データ(緯度/経度データ等)を編集する。そしてこれを上記のナビゲーション応答情報Irとする。
【0111】
以上、本発明に係るカー・ナビゲーション・システム1を構成する、車載端末3と中継装置5とサーバ装置7について個別に説明してきたので、最後に、これら3つの構成要素3,5および7を連携させたシステム全体としての動作を以下に説明する。
【0112】
図8はシステム1の第1動作例を示すシーケンス図(その1)、
図9は同図(その2)、
図10はシステム1の第2動作例を示すシーケンス図(その1)、
図11は同図(その2)、
図12はシステム1の第3動作例を示すシーケンス図(その1)、
図13は同図(その2)、
図14はシステム1の第4動作例を示すシーケンス図(その1)、
図15は同図(その2)である。
【0113】
まず図8および図9を参照すると、この第1動作例は、既述した動作1)〜7)のうち、動作1)〜4)に相当するものである。
【0114】
S1:車載端末3の電源をオンにする。
【0115】
S2:既に目的地の地図が不揮発性メモリ(記憶手段13)に記憶されていれば、このメモリから読み出す。
【0116】
S3:表示器17上のメニューより目的地要求情報(Is)を送信する(現在位置情報+目的地情報(施設名等)+地図スケールを含む)。
【0117】
S4:中継装置5にて、その目的地要求情報(Is)を受信する。
【0118】
S5:該装置5は、目的地関連情報(現在位置情報+施設名等を含む)をサーバ装置7に送信する。この場合、中継装置5は、各サーバ7「1」、「2」および「3」に対して送信する。
【0119】
S6:これを受信したサーバ装置7は、目的地までのルートの計算+目的地周辺地図の抽出を行う。この場合、各サーバ7「1」、「2」および「3」は、それぞれに固有の提供情報を抽出する。
【0120】
S7:得られたルート情報+地図情報+施設情報+表示範囲データ等を、中継装置5に送信する。この場合、各サーバ7「1」、「2」および「3」は、それぞれが中継装置5に対して抽出情報を送信する。
【0121】
S8:中継装置5は、そのルート情報+地図情報+施設情報+表示範囲データを受信する。この場合、中継装置5は、各サーバ7「1」、「2」および「3」からのそれぞれの提供情報を受信する。すなわち中継装置5は、サーバ7「1」、「2」および「3」に対して計3回の通信(送受信)を行うことになる。
【0122】
S9:車載端末3から既に受信済みのスケール情報に基づき、この端末3に適合した、施設情報+地図情報に加工する。
【0123】
S10:加工後の上記情報+ルート情報+表示範囲データを、車載端末3に一度にまとめて送信する。
【0124】
S11:車載端末3は、中継装置5から送信された、施設情報+地図情報およびルート情報+表示範囲データを受信して、不揮発性メモリ(13)に記憶する。
【0125】
S12:上記地図情報に基づく目的地の位置と、現在位置との間の距離と、その目的地の方角(図3)とを自ら算出し、その結果を表示器17上に表示する。
【0126】
S13:現在位置が、地図の表示エリア(上記の表示範囲データより算出する)内に入ったか判定する。
【0127】
S14:その表示エリア内に入ったと判定されると、その入ったことをユーザに報告すると共に、現在位置と施設情報とをさらに重畳した地図を、表示器17上に表示する。
【0128】
S15:さらに目的地に向かって走行中、現在位置が表示エリアより外れたか(図5)、判定する。
【0129】
S16:外れたと判定されても、一定時間はそのまま地図を表示し続ける。
【0130】
S17:その一定時間以上に亘り、依然表示エリアから外れているか判定する。
【0131】
S18:一定時間以上外れていると判定されたら、ユーザに、表示範囲外であることを通知する。(その後は、S12に戻っても良い)
次に図10および図11を参照すると、この第2動作例は、既述した動作1)〜7)のうち、動作5)に相当するものであり、特に下記のS3〜S14が該当する。
【0132】
S1:前述(図8でのS1)
S2:前述(図8でのS2)
S3:表示器17上のメニューより目的地要求情報(Is)を送信する(目的地情報(施設名等)+地図スケールを含む)。ただし、地図スケールは必ずしも送信する必要はない。
【0133】
S4:前述(図8でのS4)
S5:中継装置5より、目的地関連情報(施設名等を含む)をサーバ装置7に送信する。
【0134】
S6:サーバ装置7は、目的地周辺地図の抽出を行う。
【0135】
S7:得られた地図情報+施設情報を、中継装置5に送信する。
【0136】
S8:中継装置5は、送信されてきた地図情報+施設情報を受信する。
【0137】
S9:車載端末3から受け取り済みのスケール情報に基づき、この端末3に適合した、施設情報+地図情報に加工する。
【0138】
S10:加工後の上記情報を、車載端末3に送信する。
【0139】
S11:車載端末3は、中継装置5から送信された、施設情報+地図情報を受信し、表示器17上に表示する。
【0140】
S12:さらに詳細地図がユーザから要求されれば、上記S4に戻る。
【0141】
S13:このようにして表示された地図上において指定されたポイント(位置情報)を、再び中継装置5側に送信する。これにより、最終目的地を決定する。
【0142】
S14:中継装置5は、上記の決定に従った目的地要求情報を受信する。
【0143】
S15:その要求情報を基に、目的地関連情報(現在位置情報+目的地位置情報を含む)をサーバ装置7に送信する。
【0144】
なお、上記S11において地図情報がもらえれば、その地図の中に位置情報(座標)が含まれているので、地図受信後は、その位置情報を送信すれば良い。
【0145】
以下、図8および図9に示すS6〜S11と同様の動作を実行する。
【0146】
次に図12および図13を参照すると、この第3動作例は、既述した動作1)〜7)のうち、動作6)に相当するものである。ここでのポンイトは次の点にある。すなわち、地図は後から受信するので、まずはルート情報と目的地の位置データだけをサーバ装置7側からもらう。現在位置が目的地位置に近付いたときに初めて、その目的地の地図を要求する、という点である。
【0147】
S1:前述(図8でのS1)
S2:前述(図8でのS2)
S3:前述(図8でのS3)
S4:前述(図8でのS4)
S5:前述(図8でのS5)
S6:サーバ装置7は、S5での送信を受けて、目的地までのルート計算を行う。
【0148】
S7:上記計算によるルート情報+目的地位置情報を、中継装置5に送信する。
【0149】
S8:中継装置5は、そのルート情報+目的地位置情報を受信する。
【0150】
S9:さらに、上記のルート情報+目的地位置情報を、車載端末3に送信する。
【0151】
S10:車載端末3では、送信された上記のルート情報+目的地位置情報を受信して、不揮発性メモリ(13)に記憶する。
【0152】
S11:前述(図9でのS12)
S12:車載端末3は、現在位置と目的地位置との間の距離が、所定距離以下の範囲内に入ったか判定する。
【0153】
S13:上記S10で受信した目的地位置情報を中継装置5に送信し、目的地位置周辺の地図情報を要求する。さらに、近付く毎に詳細な地図を要求する。
【0154】
S14:中継装置5は、その目的地位置情報を受信すると、これをサーバ装置7へ送信する。
【0155】
S15:これを受けたサーバ装置7は、目的地位置周辺の地図+施設情報+表示範囲データを抽出して、中継装置5へ送信する。
【0156】
S16:これを受けた中継装置5は、図8のS9およびS10と同様の動作を行う。
【0157】
S17:図9のS14と同じ
S18:図9のS15と同じ
S19:図9のS16と同じ
S20:図9のS17と同じ
S21:図9のS18と同じ
最後に図14および図15を参照する。この第4動作例は、既述した動作1)〜7)のうち、動作7)に相当するものである。
【0158】
S1:図8でのS1
S1´:図8でのS2
S2:車載端末3内に備える地図DBより、簡易地図を読み出し、これを表示器17上に表示する。
【0159】
この簡易地図には目的地の位置データが入っているので、これを次のS3−2で送信する。
【0160】
S3:上記の簡易地図上でユーザにより指示された所定ポイント(位置情報)+現在位置情報+地図スケールを、中継装置5に送信する。
【0161】
S4:図8でのS4
S5:中継装置5は、車載端末3からの情報を受信して、目的地関連情報(現在位置情報+目的地位置情報等)を、サーバ装置7に送信する。
【0162】
S6:これを受けてサーバ装置7では、目的地までのルート計算+目的地周辺地図の抽出を行う。この抽出地図は、上記地図DBよりも詳細な地図である。
【0163】
S7:図8でのS7に示すサーバ装置7による送信。
【0164】
S8:図8でのS8に示す中継装置5による受信。
【0165】
S9:図8でのS9に示す中継装置5による加工。
【0166】
S10:図8でのS10に示す中継装置5による送信。
【0167】
S11:図8でのS11に示す車載端末3による受信と記憶。
【0168】
S12:図9でのS12に同じ
S13:図9でのS13に同じ。
【0169】
S14:図9でのS14に同じ。
【0170】
S15:図9でのS15に同じ。
【0171】
S16:図9でのS16に同じ。
【0172】
S17:図9でのS17に同じ。
【0173】
S18:図9でのS18に同じ。
【0174】
なお以上では、ナビゲーション要求情報として現在位置と目的地(指定地)とを共に含ませているが、これに限らず、現在位置のみの情報を送信し、ナビゲーション応答情報として現在位置周辺の地図と施設情報のみを受信する、または目的地(指定地)のみの情報を送信し、ナビゲーション応答情報として目的地(指定地)周辺の地図と施設情報のみを受信するようにしても良い。この場合、ルート情報は受信されなくなる。また今回、複数のサーバからの各種情報に加工を加えているが、1つのサーバからの情報を加工しても良い。
【0175】
【発明の効果】
以上詳細に説明したとおり本発明によれば、車載端末側で必要とする提供情報(ナビゲーション情報)を、外部のサーバ装置側からダウンロードにより取得する形態の通信型カー・ナビゲーション・システムにおいて、その車載端末とサーバ装置との間で必要とする相互間の通信の回数を低減可能とし、これにより、ユーザに課せられる通信コストを低減させることができる。
【0176】
またAV機器のディスプレイをナビ画面に兼用させた簡易ナビ装置に好適に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両情報提供システムの基本構成を示す図である。
【図2】車載端末3の構成例を示す図である。
【図3】(a)は表示範囲外での方角と距離の表示パターン例、(b)は表示範囲内での方角と距離の表示パターン例を示す図である。
【図4】表示範囲内に車両が入ったときに切り替わる表示画面の一例を示す図である。
【図5】(a)は地図表示を保持している状態、(b)は地図表示を中止する直前の状態を図解的に示す図である。
【図6】中継装置5の構成例を示す図である。
【図7】サーバ装置7の構成例を示す図である。
【図8】システム1の第1動作例を示すシーケンス図(その1)である。
【図9】システム1の第1動作例を示すシーケンス図(その2)である。
【図10】システム1の第2動作例を示すシーケンス図(その1)である。
【図11】システム1の第2動作例を示すシーケンス図(その2)である。
【図12】システム1の第3動作例を示すシーケンス図(その1)である。
【図13】システム1の第3動作例を示すシーケンス図(その2)である。
【図14】システム1の第4動作例を示すシーケンス図(その1)である。
【図15】システム1の第4動作例を示すシーケンス図(その2)である。
【符号の説明】
1…車両情報提供システム
2…車両
3…車載端末
4,6…通信網
5…中継装置
7…サーバ装置
11…要求情報生成手段
12…送信手段
13…記憶手段
14…表示処理手段
15…現在位置検出部
16…選択部
17…表示器
21…上り側送受信手段
22…下り側送受信手段
23…情報加工手段
31…受信手段
32…編集手段
33…データベース(DB)検索手段
34…送信手段
Claims (2)
- 車載端末であって、
中継装置に情報提供のための要求情報を送信する送信手段と、
それぞれに固有の提供情報をデータベースとして保有する複数のサーバ装置と通信を行って当該車載端末からの情報提供のための要求情報に応答する各種提供情報を取得する中継装置から送信される、当該要求に応え得る応答情報を、まとめて一度に受信する受信手段と、
目的地または指定地を含む前記要求情報を前記中継装置に送信して、該中継装置より、その要求に係る簡易な目的地地図または指定地地図およびその周辺の周辺情報をまとめて一度に受信する手段と、
受信した目的地地図または指定地地図と施設情報に基づいて、目的地または指定地の再設定を行う手段と、
を有することを特徴とする車載端末。 - 前記の目的地または指定地の再設定後に、当該地のさらに詳細な地図情報を前記中継装置より受信することを特徴とする請求項1に記載の車載端末。
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