JP4259057B2 - リニアガイド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械等においてXYテーブル等の可動体の案内手段として用いられるリニアガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のリニアガイド装置は、案内レールと、この案内レールの両側にブロック状の袖部を有するスライダとを備えており、案内レールの左右両側面には直線状の転動体転動溝が案内レールの長手方向に沿って形成されている。これらの転動体転動溝はスライダの袖部内側面に形成された直線状の転動体転動溝とそれぞれ対向しており、スライダが案内レールの長手方向に相対移動するとスライダに組み込まれた多数の球状転動体が案内レールとスライダの両転動体転動溝間を転動するようになっている。そして、このようなリニアガイド装置のスライダは、図6に示すように、球状転動体15を保持するワイヤ形の保持器17を有しており、案内レール11の左右側面に形成された転動体転動溝13の溝底部には、ワイヤ形保持器17との干渉を避けるために、保持器通し溝18が形成されている。
【0003】
このようなリニアガイド装置では、案内レール11の左右両側面に形成された転動体転動溝13とスライダ12(図6参照)の袖部内側面に形成された転動体転動溝14に対する球状転動体15の接触角度α,αをそれぞれ45°に設定して上下方向と左右方向の剛性を均一化している場合が多い。しかしながら、転動体転動溝13の溝底部には保持器通し溝18が設けられているため、球状転動体15に過大な負荷が作用した場合には、転動体転動溝13と球状転動体15との接触部に形成される接触楕円が転動体転動溝13から保持器通し溝側にはみ出し易くなる。このため、転動体転動溝13と球状転動体15との接触部にエッジロードが発生することがあり、転動体転動溝13と球状転動体15との接触部に発生したエッジロードによってリニアガイド装置の寿命低下を招くなどの難点があった。そこで、従来では、保持器通し溝18の溝幅を極力小さくしたり、あるいは球状転動体を保持する保持器として図7に示すような抱え込みタイプの保持器19を使用したりすることで上述した難点を防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、保持器通し溝の溝幅を極力小さくした場合には、これに伴ってワイヤ形保持器の太さが細いものとなってしまい、その結果、球状転動体がワイヤ形保持器から脱落し易くなるという問題があった。一方、図7に示す抱え込みタイプの保持器19で球状転動体15を保持するためには、球状転動体15の最大径部分を越えて球状転動体15を抱え込む必要がある。しかし、レール側転動体転動溝13の深さが浅いと、転動体転動溝13の溝肩側に接触楕円がはみ出す虞がある。特に、レール側転動体転動溝13に対する球状転動体15の接触角度が45度に設定されている場合には、上述した接触楕円のはみ出しを防ぐために、レール側転動体転動溝13の深さを深くする必要がある。しかし、レール側転動体転動溝13の深さを深くすると、保持器19を占有できるスペーサが少なくなり、保持器19の転動体抱え込み量が小さくなってしまう。このため、保持器19から球状転動体15が脱落し易くなるという問題があった。
【0005】
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、保持器から球状転動体が容易に脱落することを防止して信頼性の向上を図ることのできるリニアガイド装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、長手方向に沿う直線状の転動体転動溝を左右両側面に有する案内レールと、前記転動体転動溝に対向する直線状の転動体転動溝を内側面に有するスライダと、前記案内レール及び前記スライダの転動体転動溝間を転動する多数の球状転動体とを備え、前記案内レールの左右両側面に形成された前記転動体転動溝の溝底部に保持器通し溝を設けたリニアガイド装置において、前記案内レールの両側面に形成された前記転動体転動溝に対する前記球状転動体の接触角度αRを45度より大きい角度に設定すると共に、前記球状転動体を介して互いに連結された前記スライダ及び前記案内レールにおける、左右方向及び、この左右方向と直交する上下方向に沿った剛性が略同一となるように、前記スライダの内側面に形成された前記転動体転動溝に対する前記球状転動体の接触角度αSを45度より小さい角度に設定したことを特徴とする。
【0007】
第2の発明は、長手方向に沿う直線状の転動体転動溝を左右両側面に有する案内レールと、前記転動体転動溝に対向する直線状の転動体転動溝を内側面に有するスライダと、前記案内レール及び前記スライダの転動体転動溝間を転動する多数の球状転動体とを備え、前記スライダの内側面に前記球状転動体を抱え込んで保持する保持器を設けたリニアガイド装置において、前記案内レールの両側面に形成された前記転動体転動溝に対する前記球状転動体の接触角度αRを45度より小さい角度に設定すると共に、前記球状転動体を介して互いに連結された前記スライダ及び前記案内レールにおける、左右方向及び、この左右方向と直交する上下方向に沿った剛性が略同一となるように、前記スライダの内側面に形成された前記転動体転動溝に対する前記球状転動体の接触角度αSを45度より大きい角度に設定したことを特徴とする。
【0008】
第1の発明に係るリニアガイド装置では、案内レールの両側面に形成された転動体転動溝に対する球状転動体の接触角度αRを45度より小さい角度にすることにより、接触楕円のはみ出しを防止するために、保持器通し溝の溝幅を小さくする必要がなくなり、ワイヤ形保持器の太さを保持器通し溝の溝幅に合わせて細くする必要がないので、ワイヤ形保持器から球状転動体が容易に脱落することを防止することができる。
さらに第1の発明に係るリニアガイド装置では、球状転動体を介して互いに連結されたスライダ及び案内レールにおける、左右方向及び上下方向に沿った剛性が略同一となるように、スライダの内側面に形成された転動体転動溝に対する球状転動体の接触角度αSを45度より小さい角度に設定定することにより、球状転動体の接触楕円が保持器通し溝側へのはみ出すことを防止しつつ、装置(球状転動体を介して互いに連結されたスライダ及び案内レール)の左右方向及び上下方向の剛性を均一化できる。
【0009】
第2の発明に係るリニアガイド装置では、接触角度αRを45度より小さい角度にすることにより、レール側転動体転動溝の深さを浅くして抱え込みタイプの保持器を案内レール側に十分に張り出して設けることが可能となり、これにより転動体に対する保持器の抱え込み量を大きく確保できるため、抱え込みタイプの保持器から球状転動体が容易に脱落することを防止することができる。
さらに第2の発明に係るリニアガイド装置では、球状転動体を介して互いに連結されたスライダ及び案内レールにおける、左右方向及び上下方向に沿った剛性が略同一となるように、スライダの内側面に形成された転動体転動溝に対する球状転動体の接触角度αSを45度より大きい角度に設定することにより、抱え込みタイプの保持器から球状転動体が脱落することを防止しつつ、装置(球状転動体を介して互いに連結されたスライダ及び案内レール)の左右方向及び上下方向の剛性を均一化できる。
この場合、請求項3記載の発明のように、案内レールの両側面における転動体転動溝の深さを、スライダの内側面における転動体転動溝よりも浅くすると共に、スライダの内側面における転動体転動溝の溝底部に逃げ溝を形成することにより、スライダの内側面における転動体転動溝の研削加工を容易に行うことができる。
【0010】
この場合、請求項4記載の発明のように、スライダの内側面に形成された前記転動体転動溝に対する転動体の接触角度を45度より大きい角度にすると、上下方向と左右方向の剛性を近づけることができるので、このリニアガイド装置を用いた機械の設計を容易にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態を示す図で、図1は本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置の概略構成を示す図である。同図に示すように、本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置10は、案内レール11と、この案内レール11の両側にブロック状の袖部12aを有するスライダ12とを備えており、案内レール11の左右両側面には直線状の転動体転動溝13が案内レール11の長手方向に沿って形成されている。これらの転動体転動溝13はスライダ12の袖部内側面に形成された直線状の転動体転動溝14と対向しており、スライダ12が案内レール11の長手方向に相対移動するとスライダ12内に組み込まれた多数の球状転動体15が転動体転動溝13,14間を転動するようになっている。
【0012】
スライダ12は袖部12aの内部に転動体戻し路16をそれぞれ有しており、転動体転動溝13,14間を転動した球状転動体15は転動体戻し路16を通って元の位置に戻るようになっている。また、スライダ12は球状転動体15を保持するワイヤ形の保持器17を有しており、案内レール側の転動体転動溝13の溝底部には、保持器17との干渉を避けるために、保持器通し溝18(図2参照)が形成されている。なお、転動体転動溝13,14の幅方向に沿う断面は二つの円弧からなるゴシックアーク状に形成されており、球状転動体15は転動体転動溝13,14の溝面にそれぞれ2点接触するようになっている。
【0013】
図2は転動体転動溝13,14と球状転動体15との接触状態を示す図であり、同図に示すように、球状転動体15は転動体転動溝13に対して45°より大きい接触角度αで接触していると共に、転動体転動溝14に対して45°より小さい接触角度αSで接触している。
図1及び図2に示したリニアガイド装置の実施例を表1に示す。
【0014】
【表1】
Figure 0004259057
【0015】
表1に示す実施例1のように、案内レール側転動体転動溝13に対する転動体15の接触角度αをα>45°にすると、保持器通し溝18の溝幅を大きくとった場合でも転動体転動溝13と球状転動体15との接触部に形成される接触楕円が保持器通し溝側にはみ出し難くなる。したがって、保持器通し溝側への接触楕円のはみ出しを防止するために、保持器通し溝18の溝幅を小さくする必要がなく、これにより、ワイヤ形保持器17の太さを保持器通し溝18の溝幅に合わせて細くする必要がないので、球状転動体15がワイヤ形保持器17から容易に脱落することを防止することができる。
【0016】
図2に示した構成において、負荷荷重に対するスライダ12の剛性と転動体転動溝14に対する球状転動体15の接触角度αとの関係を解析した結果を図3に示す。同図において、図中●は上下方向の負荷荷重に対するスライダの剛性測定値Kh(N/μm)、図中▲は左右方向の負荷荷重に対するスライダの剛性測定値Kv(N/μm)をそれぞれ示している。
【0017】
図3に示すように、レール側転動体転動溝13及びスライダ側転動体転動溝14に対する球状転動体15の接触角度をα=50°,α=40°にすると、左右方向と上下方向の剛性が等しくなる。このように、左右方向と上下方向の剛性を均一化することにより、リニアガイド装置を用いた機械において、荷重の方向による変形量の差異を低減することができる。従って、機械の性能を把握しやすく、設計の負担を軽減できる。
【0018】
従って、レール側転動体転動溝13及びスライダ側転動体転動溝14に対する球状転動体15の接触角度をα=50°,α=40°にすると、接触楕円の保持器通し溝側へのはみ出しに起因するエッジロードの発生を防止できると共に左右方向と上下方向の剛性の均一化することができる。
次に、図4を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。
【0019】
図4は、本発明の第2の実施形態に係るリニアガイド装置の要部構成を示す図である。同図に示すように、第2の実施形態に係るリニアガイド装置は案内レール11の両側面に形成された転動体転動溝13とスライダ12の内側面に形成された転動体転動溝14との間を転動する多数の球状転動体15を備えており、これらの球状転動体15は転動体転動溝13,14に対して夫々α<45°、αS>45°の角度で接触している。また、第2の実施形態に係るリニアガイド装置は球状転動体15を抱え込んで保持する保持器19を備えており、この保持器19はスライダ12の内側面に取り付けられている。
【0020】
このように、レール側転動体転動溝13に対する球状転動体15の接触角度を45°より小さい角度にすると、レール側転動体転動溝13の深さを浅くして保持器19を案内レール側に十分に張り出して設けることが可能となり、これにより転動体15に対する保持器19の抱え込み量を大きく確保できるため、抱え込みタイプの保持器19から球状転動体15が容易に脱落することを防止することができる。
【0021】
また、上述した第2の実施形態ではスライダ側の転動体転動溝14の溝底部に設けられた研削用逃げ溝20によって転動体転動溝14の研削加工面積が減少するため、転動体転動溝14の研削加工を容易に行うことができる。さらに、転動体転動溝14の溝底部に設けられた研削用逃げ溝20が使用時にはグリース溜りとして機能するため、リニアガイド装置の作動性を高めることができる。
【0022】
図4に示したリニアガイド装置の実施例を表2に示す。
【0023】
【表2】
Figure 0004259057
【0024】
表2に示す実施例2のように、案内レール側転動体転動溝13に対する球状転動体15の接触角度αをα<45°にすると、転動体転動溝14と球状転動体15との接触部に形成される接触楕円が転動体転動溝14の溝肩側にはみ出し難くなるので、溝深さを浅くしても接触楕円のはみ出しに起因するエッジロードの発生を防止することができる。これにより、レール側転動体貼動溝13の深さを浅くできるので、保持器19を案内レール側に十分に張り出すことができる。従って、球状転動体15を保持器19から脱落し難くすることができる。
【0025】
また、レール側転動体貼動溝13の深さが浅いため、研削加工面積が減少する。このため、研削加工を容易に行うことができる。
次に、表2に示す仕様のリニアガイド装置を使用して、負荷荷重に対するスライダ12の剛性と転動体転動溝14に対する球状転動体15の接触角度αとの関係を解析した結果を図5に示す。同図において、図中●は上下方向の負荷荷重に対するスライダの剛性測定値Kh(N/μm)、図中▲は左右方向の負荷荷重に対するスライダの剛性測定値Kv(N/μm)をそれぞれ示している。
【0026】
図5に示すように、レール側転動体転動溝13及びスライダ側転動体転動溝14に対する球状転動体15の接触角度をα=30°,α=60°にすると、左右方向と上下方向の剛性が等しくなる。
従って、レール側転動体転動溝13及び及びスライダ側転動体転動溝14に対する球状転動体15の接触角度をα=30°,α=60°にすると、接触楕円のはみ出しに起因するエッジロードの発生を防止できると共に左右方向と上下方向の剛性を均一化することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、接触楕円のはみ出しを防止するために、保持器通し溝の溝幅を小さくする必要がなくなり、ワイヤ形保持器の太さを保持器通し溝の溝幅に合わせて細くする必要がないので、ワイヤ形保持器から球状転動体が容易に脱落することを防止することができる。
さらに請求項1の発明によれば、装置の左右方向及び上下方向の剛性を均一化することにより、リニアガイド装置を用いた機械において、荷重の方向による変形量の差異を低減することができるので、リニアガイド装置を用いた機械の設計を容易にすることができる。
【0028】
請求項2の発明によれば、レール側転動体転動溝の深さを浅くして抱え込みタイプの保持器を案内レール側に十分に張り出して設けることが可能となり、これにより転動体に対する保持器の抱え込み量を大きく確保できるため、抱え込みタイプの保持器から球状転動体が容易に脱落することを防止することができる。
さらに請求項2の発明によれば、装置の左右方向及び上下方向の剛性を均一化することにより、リニアガイド装置を用いた機械において、荷重の方向による変形量の差異を低減することができるので、リニアガイド装置を用いた機械の設計を容易にすることができる。
【0029】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、スライダの内側面における転動体転動溝の研削加工を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置の一部切欠斜視図である。
【図2】図1に示すリニアガイド装置の要部構成を示す図である。
【図3】負荷荷重に対するスライダの剛性と転動体転動溝に対する球状転動体の接触角度との関係を解析した結果を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るリニアガイド装置の要部構成を示す図である。
【図5】負荷荷重に対するスライダの剛性と転動体転動溝に対する球状転動体の接触角度との関係を解析した結果を示す図である。
【図6】第1の従来例を示す図である。
【図7】第2の従来例を示す図である。
【符号の説明】
11 案内レール
12 スライダ
12a 袖部
13,14 転動体転動溝
15 球状転動体
16 転動体戻し路
17 ワイヤ形保持器
18 保持器通し溝
19 抱え込み型保持器
20 研削用逃げ溝

Claims (3)

  1. 長手方向に沿う直線状の転動体転動溝を左右両側面に有する案内レールと、前記転動体転動溝に対向する直線状の転動体転動溝を内側面に有するスライダと、前記案内レール及び前記スライダの転動体転動溝間を転動する多数の球状転動体とを備え、前記案内レールの左右両側面に形成された前記転動体転動溝の溝底部に保持器通し溝を設けたリニアガイド装置において、
    前記案内レールの両側面に形成された前記転動体転動溝に対する前記球状転動体の接触角度αRを45度より大きい角度に設定すると共に、
    前記球状転動体を介して互いに連結された前記スライダ及び前記案内レールにおける、左右方向及び、この左右方向と直交する上下方向に沿った剛性が略同一となるように、前記スライダの内側面に形成された前記転動体転動溝に対する前記球状転動体の接触角度αSを45度より小さい角度に設定したことを特徴とするリニアガイド装置。
  2. 長手方向に沿う直線状の転動体転動溝を左右両側面に有する案内レールと、前記転動体転動溝に対向する直線状の転動体転動溝を内側面に有するスライダと、前記案内レール及び前記スライダの転動体転動溝間を転動する多数の球状転動体とを備え、前記スライダの内側面に前記球状転動体を抱え込んで保持する保持器を設けたリニアガイド装置において、
    前記案内レールの両側面に形成された前記転動体転動溝に対する前記球状転動体の接触角度αRを45度より小さい角度に設定すると共に、
    前記球状転動体を介して互いに連結された前記スライダ及び前記案内レールにおける、左右方向及び、この左右方向と直交する上下方向に沿った剛性が略同一となるように、前記スライダの内側面に形成された前記転動体転動溝に対する前記球状転動体の接触角度αSを45度より大きい角度に設定したことを特徴とするリニアガイド装置。
  3. 前記案内レールの両側面における前記転動体転動溝の深さを、前記スライダの内側面における前記転動体転動溝よりも浅くすると共に、
    前記スライダの内側面における前記転動体転動溝の溝底部に凹状の逃げ溝を形成したことを特徴とする請求項2記載のリニアガイド装置。
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