JP4258940B2 - 洗濯機 - Google Patents

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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯物と洗剤を投入して洗濯する洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗濯機は図9に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図9に示すように、洗濯兼脱水槽1は、底面に撹拌翼2を回転自在に配置し、この洗濯兼脱水槽1の外側に水受け槽3を設けている。撹拌翼2の裏面には裏羽根2aを一体に形成しており、裏羽根2aの外周にはこれを覆うようにポンプ室4を形成しており、複数の送水路5に連通している。複数の送水路5の上部には、洗濯兼脱水槽1の内部に向けて開口した複数の散水口6を設けてあり、送水路5を上昇した洗濯水が洗濯兼脱水槽1の内部に散水されるように構成している。
【0004】
水受け槽3の底面には洗濯兼脱水槽1と撹拌翼2を駆動するモータ7を取り付け、駆動部の切り替えを行うクラッチ装置8を介して洗濯兼脱水槽1と撹拌翼2を駆動するように構成している。また水受け槽3は、外郭9にサスペンション10を介して防振支持している。洗濯兼脱水槽1の上部には、液体を内封した流体バランサー11を固定し、水受け槽3の上面は、水受け槽カバー12によって覆われている。排水弁13は洗濯兼脱水槽1内の洗濯水を排水するものである。
【0005】
水受け槽3を防振支持している外郭9の上部は、給水弁14、給水経路15、制御装置16などを収納した外郭カバー17によって覆われている。外郭カバー17の略中央には、衣類の出し入れを行う穴部を有し、この穴部には、外郭蓋18を開閉自在に配設している。
【0006】
上記構成において、洗濯行程では、洗濯兼脱水槽1内に投入された洗濯物(衣類等)の量に適した水量を給水弁14から給水経路15を通して水受け槽3に供給する。また、衣類投入時、または給水時とほぼ同時に洗剤を投入し、その後撹拌翼2による撹拌を行い、衣類の汚れを除去する行程へと進む。
【0007】
このとき、洗濯に際して洗濯物(衣類等)の量、または給水された水の量に応じて、粉末洗剤を洗濯兼脱水槽1に投入された洗濯物の上に振りかけるか、給水経路15の途中に設けた保持部(図示せず)に一時的に粉末洗剤を入れ、給水と同時に洗濯兼脱水槽1に投入された洗濯物の上に供給して落として洗濯を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、洗濯兼脱水槽1に投入する洗剤には粉末洗剤や液体洗剤があり、粉末洗剤においては、昨今濃縮タイプが主流となり、水に対しての溶解性が悪くなってきているため、洗剤を直接衣類の上に投入した場合などは、衣類の中に洗剤が包み込まれたり、強固に貼り付いたりして溶け残り、洗浄性能が出ないばかりでなく、洗濯終了後に洗剤が残っていてもう一度洗濯をやり直す必要が発生する場合があった。
【0009】
これは、直接洗濯物の上に洗剤を投入することに起因している。直接、洗濯物の上に洗剤を投入しないものとして、図10に示すように、流体バランサー11の下部に設けた洗剤投入口(図示せず)に洗剤を案内する開閉自在な案内カバー19を着脱自在に設け、この案内カバー19により洗剤を案内して洗濯兼脱水槽1と水受け槽3の間に投入し洗濯を行うよう構成したものがある。
【0010】
この構成では、流体バランサー11の案内カバー19の両側には、流体バランサー11は平面部11aを有し、外郭カバー17の略中央にある衣類の出し入れを行う開口面の衣類投入面積を狭くさせていた。これにより、衣類等の出し入れが困難であるという不具合を生じていた。
【0011】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、洗剤を洗濯兼脱水槽と水受け槽の間に容易に投入できるようにするとともに、洗濯兼脱水槽の衣類投入面積を拡大し、洗濯物の出し入れを容易にして、布団などの大きな洗濯物も洗濯兼脱水槽に容易に投入できるようにすることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽の底部に撹拌翼を回転自在に配設し、洗濯兼脱水槽の上部を回転時のアンバランスを矯正する環状のバランサーにより構成し、水受け槽の上方を水受け槽カバーにより覆い、水受け槽を防振支持する外郭の上部に水受け槽を覆うように外郭カバーを設け、バランサーの下部に洗剤投入口を設け、洗剤投入口に洗剤を案内ガイドする開閉自在な案内カバーを着脱自在に設け、バランサーの衣類投入面積を極大になるよう構成するとともに、前記案内カバーを前記洗濯兼脱水槽の内側に向け湾曲させたものである。
【0013】
これにより、洗剤を洗濯兼脱水槽と水受け槽の間に容易に投入できるとともに、洗濯兼脱水槽の衣類投入面積を拡大することができて、洗濯物の出し入れを容易にでき、布団などの大きな洗濯物も洗濯兼脱水槽に容易に投入することができ、さらに、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから案内カバーの上部に設けた注水受け口への給水を流入し易くすることができ、案内カバー上に洗剤が残っていても流し出すことができ、洗剤を投入する通路に洗剤が残るのを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に配設した撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽の上部を構成し回転時のアンバランスを矯正する環状のバランサーと、前記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバーと、前記水受け槽を防振支持する外郭と、前記外郭の上部に前記水受け槽を覆うように設けた外郭カバーとを備え、前記バランサーの下部に洗剤投入口を設け、前記洗剤投入口に洗剤を案内ガイドする開閉自在な案内カバーを着脱自在に設け、前記バランサーの衣類投入面積を極大になるよう構成するとともに、前記案内カバーを前記洗濯兼脱水槽の内側に向け湾曲させたものであり、洗剤を洗剤投入口より洗濯兼脱水槽と水受け槽の間に容易に投入できるとともに、洗濯兼脱水槽の衣類投入面積を拡大することができて、洗濯物の出し入れを容易にでき、布団などの大きな洗濯物も洗濯兼脱水槽に容易に投入することができ、さらに、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから案内カバーの上部に設けた注水受け口への給水を流入し易くすることができ、案内カバー上に洗剤が残っていても流し出すことができ、洗剤を投入する通路に洗剤が残るのを防止することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、案内カバーの上部に注水受け口を設け、前記注水受け口の中心に突起を設けてパランサーに固定するように構成したものであり、案内カバーを閉めるときに案内カバーが湾曲して閉め難いなどの操作性の不具合を改善することができ、また容易にかつ確実に案内カバーをバランサーに固定することができ、使い勝手を向上することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、案内カバーの両端に設けたリブに凹みを設け、バランサーの上部に設けた突起を前記案内カバーに設けた凹みに嵌合して固定するように構成したものであり、バランサーに設けた突起を案内カバーに設けた凹みに嵌合することで、案内カバーを確実に保持することができ、流体を内封するために上部、下部の部品を溶着または接着したバランサーの高さが多少ばらついたとしても、一定の保持力で案内カバーを保持することができる
【0017】
請求項に記載の発明は、上記請求項に記載の発明において、案内カバーの上部に注水受け口を設け、前記注水受け口の洗濯兼脱水槽の内側を低くしたものであり、案内カバーの上部に設けた注水受け口の面積が増えるため、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから注水受け口への給水を流入し易くすることができ、案内カバー上に洗剤が残っていても流し出すことができ、洗剤を投入する通路に洗剤が残るのを防止することができる。
【0018】
請求項に記載の発明は、上記請求項1〜に記載の発明において、案内カバーの上部の縁の両端を低くなるように湾曲させたものであり、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから注水受け口への給水を流入し易くすることができ、案内カバー上に洗剤が残っていても流し出すことができ、洗剤を投入する通路に洗剤が残るのを防止することができる。
【0019】
請求項に記載の発明は、上記請求項1〜に記載の発明において、案内カバー側面のリブに突起を設け、前記案内カバーを開いたときにバランサーまたは洗剤投入口に引っかかり、前記案内カバーを固定または開いたことを触感として確認できるように構成したものであり、洗濯兼脱水槽の中に洗濯物が多く入っているときに案内カバーを完全に開いて洗剤を投入することができ、洗剤投入の操作性を大幅に向上することができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0021】
(実施例1)
図1に示すように、環状の流体バランサー(バランサー)20は、洗濯兼脱水槽21の上部を構成し、洗濯兼脱水槽21を回転させたときのアンバランスを矯正するもので、この流体バランサー20の下部に洗剤投入口22を設けている。案内カバー23は、洗剤を洗剤投入口22に案内ガイドするもので、開閉自在で、かつ着脱自在に設けている。この案内カバー23を通して洗剤を洗濯兼脱水槽21と水受け槽3の間に投入し、洗剤を溶解するように構成している。
【0022】
ここで、流体バランサー20は、図2に示すように、案内カバー23の両側には、平面部を設けることなく開口面を略円形として、衣類投入面積が極大になるよう構成している。他の構成は従来例と同じである。
【0023】
上記構成において動作を説明すると、洗濯兼脱水槽21内に洗濯物(衣類等)を投入し、案内カバー23を開いて案内カバー23上に洗剤を載置し、案内カバー23を閉じると、洗剤は洗剤投入口22から洗濯兼脱水槽21と水受け槽3との間に投入することができる。その後、運転を開始すると、制御装置16によりモータ7、給水弁14などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御し、洗濯物を洗った後、すすぎ、脱水する。
【0024】
このとき、流体バランサー20は、案内カバー23の両側には平面部を設けることなく開口面を略円形として、衣類投入面積が極大になるよう構成しているため、洗濯物を洗濯兼脱水槽21に投入するための開口面を大きくとることができ、洗濯物の出し入れがしやすくなり、布団などの大きな洗濯物も洗濯兼脱水槽21に容易に投入することができる。
【0025】
(実施例2)
図3に示すように、案内カバー23aは、流体バランサー20aの下部に設けた洗剤投入口22aに洗剤を案内ガイドするもので、開閉自在で、かつ着脱自在に設けている。この案内カバー23aの上部に注水受け口24を設け、この注水受け口24の中央部に突起25を設けている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0026】
上記構成において、案内カバー23aを閉める時に案内カバー23aが湾曲して閉め難いなどの操作性の不具合を改善することができ、また容易にかつ確実に案内カバー23aを流体バランサー20aに固定することができ、使い勝手を向上することができる。
【0027】
(実施例3)
図4に示すように、案内カバー23bは、流体バランサー20bの下部に設けた洗剤投入口22bに洗剤を案内ガイドするもので、開閉自在で、かつ着脱自在に設け、この案内カバー23bの上部に注水受け口24bを設けている。案内カバー23bの両端にリブ26を設け、このリブ26に凹み27を設けている。
【0028】
流体バランサー20bの上部に突起28を設け、この突起28を案内カバー23bに設けた凹み27に嵌合して、案内カバー23bを流体バランサー20bに固定するように構成している。他の構成は上記実施例1または2と同じである。
【0029】
上記構成において、流体バランサー20bは、元々流体を内封するために上部、下部の部品を溶着または接着して構成しており、高さを一定に保つのは困難である。このため、案内カバー23bの両端に設けたリブ26に凹み27を設け、流体バランサー20bの上部に設けた突起28を案内カバー23bに設けた凹み27に嵌合して固定することにより、流体バランサー20bの高さがばらついても、案内カバー23bは一定の保持力で固定することができ、洗濯中に洗濯物に押されて開いたりするなど不安全な状態を防ぐことができる。
【0030】
(実施例4)
図5に示すように、案内カバー23cは、流体バランサー20cの下部に設けた洗剤投入口(図示せず)に洗剤を案内ガイドするもので、開閉自在で、かつ着脱自在に設け、この案内カバー23cの上部に注水受け口24cを設けている。この案内カバー23cを洗濯兼脱水槽の中央に向け湾曲するように構成している。他の構成は上記実施例1〜3と同じである。
【0031】
上記構成において、案内カバー23cを洗濯兼脱水槽の中央に向け湾曲させることにより、案内カバー23cの上部に設けた注水受け口24cの面積が増えるため、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから注水受け口24cへの給水を効率的に行うことができ、案内カバー23c上に洗剤が残っていても流し出すことができ、案内カバー23c上に洗剤が付着するのを防止することができる。
【0032】
(実施例5)
図6に示すように、案内カバー23dは、流体バランサー20dの下部に設けた洗剤投入口(図示せず)に洗剤を案内ガイドするもので、開閉自在で、かつ着脱自在に設け、この案内カバー23dの上部に注水受け口24dを設けている。この注水受け口24dを洗濯兼脱水槽の中央に向かって低くなるよう傾斜させている。他の構成は上記実施例1〜4と同じである。
【0033】
上記構成において、注水受け口24dを洗濯兼脱水槽の中央に向かって低くなるよう傾斜させることにより、案内カバー23dの上部に設けた注水受け口24dの面積が増えるため、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから注水受け口24dへの給水を効率的に行うことができ、案内カバー23d上に洗剤が残っていても流し出すことができ、案内カバー23d上に洗剤が付着するのを防止することができる。
【0034】
(実施例6)
図7に示すように、案内カバー23eは、流体バランサー20eの下部に設けた洗剤投入口(図示せず)に洗剤を案内ガイドするもので、開閉自在で、かつ着脱自在に設け、この案内カバー23eの上部に注水受け口24eを設けている。案内カバー23eの上部の縁の両端が低くなるように湾曲させている。他の構成は上記実施例1〜5と同じである。
【0035】
上記構成において、案内カバー23eの上部の縁の両端が低くなるように湾曲させることにより、案内カバー23eの両端まで、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから注水受け口24eへの給水を効率的に行うことができ、案内カバー23e上に洗剤が残っていても流し出すことができ、案内カバー23e上に洗剤が付着するのを防止することができる。
【0036】
(実施例7)
図8に示すように、案内カバー23fは、流体バランサー20fの下部に設けた洗剤投入口22fに洗剤を案内ガイドするもので、開閉自在で、かつ着脱自在に設け、この案内カバー23fの上部に注水受け口24fを設けている。案内カバー23fの側面にリブ26fを設け、このリブ26fに突起29を設け、案内カバー23fを開いたとき、流体バランサー20fまたは洗剤投入口22fに引っかかり、案内カバー23fを固定または開いたことを触感として確認できるように構成している。他の構成は上記実施例1〜5と同じである。
【0037】
上記構成において、案内カバー23fを開いたとき、リブ26fに設けた突起29が流体バランサー20fまたは洗剤投入口22fに引っかかり、案内カバー23fを固定または開いたことを触感として確認できるので、洗濯兼脱水槽の中に洗濯物(衣類等)が多く入っているときに、案内カバー23fを完全に開いて、洗剤を投入することができ、洗剤投入の操作性を大幅に向上することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に配設した撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽の上部を構成し回転時のアンバランスを矯正する環状のバランサーと、前記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバーと、前記水受け槽を防振支持する外郭と、前記外郭の上部に前記水受け槽を覆うように設けた外郭カバーとを備え、前記バランサーの下部に洗剤投入口を設け、前記洗剤投入口に洗剤を案内ガイドする開閉自在な案内カバーを着脱自在に設け、前記バランサーの衣類投入面積を極大になるよう構成するとともに、前記案内カバーを前記洗濯兼脱水槽の内側に向け湾曲させたから、洗剤を洗剤投入口より洗濯兼脱水槽と水受け槽の間に容易に投入できるとともに、洗濯兼脱水槽の衣類投入面積を拡大することができて、洗濯物の出し入れを容易にでき、布団などの大きな洗濯物も洗濯兼脱水槽に容易に投入することができ、使い勝手を向上することができ、さらに、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから案内カバーの上部に設けた注水受け口への給水を流入し易くすることができ、案内カバー上に洗剤が残っていても流し出すことができ、洗剤を投入する通路に洗剤が残るのを防止することができる。
【0039】
また、請求項2に記載の発明によれば、案内カバーの上部に注水受け口を設け、前記注水受け口の中心に突起を設けてパランサーに固定するように構成したから、案内カバーを閉めるときに案内カバーが湾曲して閉め難いなどの操作性の不具合を改善することができ、また容易にかつ確実に案内カバーをバランサーに固定することができ、使い勝手を向上することができる。
【0040】
また、請求項3に記載の発明によれば、案内カバーの両端に設けたリブに凹みを設け、バランサーの上部に設けた突起を前記案内カバーに設けた凹みに嵌合して固定するように構成したから、案内カバーを確実に保持することができ、流体を内封するために上部、下部の部品を溶着または接着したバランサーの高さが多少ばらついたとしても、一定の保持力で案内カバーを保持することができる
【0041】
また、請求項に記載の発明によれば、案内カバーの上部に注水受け口を設け、前記注水受け口の洗濯兼脱水槽の内側を低くしたから、案内カバーの上部に設けた注水受け口の面積が増えるため、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから注水受け口への給水を流入し易くすることができ、案内カバー上に洗剤が残っていても流し出すことができ、洗剤を投入する通路に洗剤が残るのを防止することができる。
【0042】
また、請求項に記載の発明によれば、案内カバーの上部の縁の両端を低くなるように湾曲させたから、水受け槽の上部を覆う水受け槽カバーから注水受け口への給水を流入し易くすることができ、案内カバー上に洗剤が残っていても流し出すことができ、洗剤を投入する通路に洗剤が残るのを防止することができる。
【0043】
また、請求項に記載の発明によれば、案内カバー側面のリブに突起を設け、前記案内カバーを開いたときにバランサーまたは洗剤投入口に引っかかり、前記案内カバーを固定または開いたことを触感として確認できるように構成したから、洗濯兼脱水槽の中に洗濯物が多く入っているときに案内カバーを完全に開いて洗剤を投入することができ、洗剤投入の操作性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明第1の実施例の洗濯機の断面図
【図2】 同洗濯機の要部拡大平面図
【図3】 本発明第2の実施例の洗濯機の要部斜視図
【図4】 本発明第3の実施例の洗濯機の要部斜視図
【図5】 本発明第4の実施例の洗濯機の要部斜視図
【図6】 本発明第5の実施例の洗濯機の要部斜視図
【図7】 本発明第6の実施例の洗濯機の要部斜視図
【図8】 本発明第7の実施例の洗濯機の要部斜視図
【図9】 従来の洗濯機の断面図
【図10】 同洗濯機の要部拡大平面図
【符号の説明】
2 撹拌翼
3 水受け槽
9 外郭
12 水受け槽カバー
17 外郭カバー
20 流体バランサー(バランサー)
21 洗濯兼脱水槽
22 洗剤投入口
23 案内カバー

Claims (6)

  1. 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に配設した撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽の上部を構成し回転時のアンバランスを矯正する環状のバランサーと、前記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバーと、前記水受け槽を防振支持する外郭と、前記外郭の上部に前記水受け槽を覆うように設けた外郭カバーとを備え、前記バランサーの下部に洗剤投入口を設け、前記洗剤投入口に洗剤を案内ガイドする開閉自在な案内カバーを着脱自在に設け、前記バランサーの衣類投入面積を極大になるよう構成するとともに、前記案内カバーを前記洗濯兼脱水槽の内側に向け湾曲させた洗濯機。
  2. 案内カバーの上部に注水受け口を設け、前記注水受け口の中心に突起を設けてパランサーに固定するように構成した請求項1記載の洗濯機。
  3. 案内カバーの両端に設けたリブに凹みを設け、バランサーの上部に設けた突起を前記案内カバーに設けた凹みに嵌合して固定するように構成した請求項2記載の洗濯機。
  4. 案内カバーの上部に注水受け口を設け、前記注水受け口の洗濯兼脱水槽の内側を低くした請求項記載の洗濯機。
  5. 案内カバーの上部の縁の両端を低くなるように湾曲させた請求項1〜のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 案内カバー側面のリブに突起を設け、前記案内カバーを開いたときにバランサーまたは洗剤投入口に引っかかり、前記案内カバーを固定または開いたことを触感として確認できるように構成した請求項1〜のいずれか1項に記載の洗濯機。
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