JP2001314695A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001314695A
JP2001314695A JP2000134638A JP2000134638A JP2001314695A JP 2001314695 A JP2001314695 A JP 2001314695A JP 2000134638 A JP2000134638 A JP 2000134638A JP 2000134638 A JP2000134638 A JP 2000134638A JP 2001314695 A JP2001314695 A JP 2001314695A
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water
washing
inner lid
dewatering tub
clothes
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JP2000134638A
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Inventor
Shunji Imai
俊次 今井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯兼脱水槽の上方に内蓋を設け、洗いまた
はすすぎ等の洗濯の各行程で飛び散る水が機外に飛散す
るのを防止するようにした洗濯機において、洗い行程、
すすぎ行程などで内蓋の内面に付着した水滴が、一連の
行程終了後に衣類を取り出す際に洗濯兼脱水槽内の衣類
へ滴下するのをなくする。 【解決手段】 水受け槽2内に回転自在に配設した洗濯
兼脱水槽4の内底部に撹拌翼5を回転自在に設け、給水
弁11と給水経路12により洗濯兼脱水槽4内に給水
し、洗濯兼脱水槽4または撹拌翼5をモータ6により回
転駆動する。水受け槽2の上方を水受け槽カバー14に
より覆い、この水受け槽カバー14に内蓋15を開閉自
在に設け、内蓋15の内面に水切りリブ16を略垂直に
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯兼脱水槽の上
方に内蓋を設け、洗いまたはすすぎ等の洗濯の各行程で
飛び散る水が機外に飛散するのを防止するようにした洗
濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は図11に示すよ
うに構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】図11に示すように、外枠1は、水受け槽
2をサスペンション3により防振支持している。水受け
槽2の内部に洗濯兼脱水槽4を回転自在に設け、洗濯兼
脱水槽4の内底部に撹拌翼5を回転自在に設けている。
水受け槽2の底面にモータ(駆動手段)6を取り付け、
駆動部の切り換えを行うクラッチ装置7を介して洗濯兼
脱水槽4または撹拌翼5を駆動するようにしている。
【0004】洗濯兼脱水槽4の上部には、液体を内封し
た流体バランサー8を固定し、水受け槽2の上面は水受
け槽カバー9により覆い、この水受け槽カバー9の略中
心部に内蓋10を開閉自在に取り付け、洗い行程、すす
ぎ行程などで洗濯水が機外に飛び散るのを防止してい
る。水受け槽カバー9の上方に給水弁11と、この給水
弁11に接続した給水経路12を設け、洗濯兼脱水槽4
に給水するようにしている。排水弁13は水受け槽2内
の水を排水するものである。
【0005】上記構成において動作を説明する。洗い行
程では、洗濯兼脱水槽4に衣類と洗剤を投入し、給水弁
11を開いて給水経路12を通して所定の水位まで給水
し、モータ6の動力を撹拌翼5に伝達し、撹拌翼5が回
転することで、洗濯兼脱水槽4に投入した衣類を撹拌
し、洗濯液を衣類に行きわたらせ、かつ衣類を揉むこと
で汚れを除去する。
【0006】すすぎ行程では、洗い行程と同様に給水
し、撹拌翼5によって洗濯兼脱水槽4内の衣類を撹拌し
て衣類をすすぐ。脱水行程では、すすぎ行程終了後、排
水弁13を開いて洗濯兼脱水槽4内の水を排水した後、
クラッチ装置7を脱水側に切り換えて、モータ6の動力
を洗濯兼脱水槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を
与えることにより、衣類の水分を絞る。このように、洗
い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
で、昨今、洗濯容量の大容量化が進み、洗濯容量が8k
g以上のものも見られるようになった。このため、洗濯
兼脱水槽4全体に洗濯液を行きわたらせ、かつ撹拌翼5
の回転を衣類全体に伝えるためには、撹拌翼5の回転力
を強くしたり、撹拌力を強くしたりする必要があり、そ
の弊害として、洗い行程、すすぎ行程などで洗濯兼脱水
槽内の水が飛び散り、機外に飛び出してしまうことがあ
った。
【0008】この対策として、水受け槽2の上方を水受
け槽カバー9で覆い、水受け槽カバー9に開閉自在に設
けた内蓋10によって、洗濯液の飛散を防止できるが、
洗い行程またはすすぎ行程にて内蓋10の内面に水滴が
付着した場合に、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を終
了した後、衣類を洗濯兼脱水槽4より取り出す際に、内
蓋10の開閉で水滴が滴下し、脱水が終わった衣類を濡
らしてしまうという問題があった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、洗い行程、すすぎ行程などで内蓋の内面に付着した
水滴を脱水行程で洗濯兼脱水槽内に滴下させ、一連の行
程終了後に、衣類を取り出す際に洗濯兼脱水槽内の衣類
へ滴下するのをなくすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱
水槽の内底部に撹拌翼を回転自在に設け、給水手段と給
水経路により洗濯兼脱水槽内に給水し、洗濯兼脱水槽ま
たは撹拌翼を駆動手段により回転駆動し、水受け槽の上
方を水受け槽カバーにより覆い、この水受け槽カバーに
内蓋を開閉自在に設け、内蓋の内面に水切りリブを略垂
直に設けたものである。
【0011】これにより、洗い行程、すすぎ行程などで
内蓋に付着した水滴を脱水行程で洗濯兼脱水槽内に滴下
させ、一連の行程終了後に、衣類を取り出す際に洗濯兼
脱水槽内の衣類へ滴下するのをなくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌翼
と、前記洗濯兼脱水槽または撹拌翼を回転駆動する駆動
手段と、前記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバーと、
前記水受け槽カバーに開閉自在に設けた内蓋と、前記洗
濯兼脱水槽に給水する給水手段と給水経路とを備え、前
記内蓋の内面に水切りリブを略垂直に設けたものであ
り、洗い行程、すすぎ行程などで、撹拌翼の回転により
飛び散った水、または給水時に給水水圧が高い場合に飛
散した水が内蓋の内面に付着する場合があるが、この付
着した水滴を脱水行程での洗濯兼脱水槽の高速回転とそ
れに伴う振動によって、脱水行程の間で水切りリブに集
め、洗濯兼脱水槽内に滴下させることができ、一連の行
程終了後に、衣類を取り出す際に内蓋を開閉しても水滴
が洗濯兼脱水槽内の衣類へ滴下するのをなくすることが
できる。
【0013】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、水切りリブは、内蓋の外周部から
洗濯兼脱水槽の回転中心軸方向に略円弧状に設けたもの
であり、洗濯兼脱水槽内の衣類の量や状態によって脱水
行程での振動は微弱な場合があり、この場合は、脱水行
程で内蓋の内面に付着した水滴はその表面張力によって
内蓋に付着したまま、洗濯兼脱水槽の回転方向に略円運
動をしながら滴下しない場合があるが、水切りリブを内
蓋の外周部から洗濯兼脱水槽の回転中心軸方向に略円弧
状に設けることにより、洗濯兼脱水槽の回転方向に略円
運動をしながら滴下しない水滴を的確に集めて滴下させ
ることができ、一連の行程終了後に、衣類を取り出す際
に内蓋を開閉しても水滴が洗濯兼脱水槽内の衣類へ滴下
するのをなくすることができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、水切りリブは、内蓋の外
周部から洗濯兼脱水槽の回転中心軸方向に略円弧状に設
け、かつ給水手段より給水経路を通って供給される水を
受ける水受け部を併設したものであり、水切りリブによ
り脱水行程で水滴を的確に集めて滴下させることがで
き、一連の行程終了後に、衣類を取り出す際に内蓋を開
閉しても水滴が洗濯兼脱水槽内の衣類へ滴下するのをな
くすることができ、また、水切りリブに給水手段より給
水経路を通って供給される水を受ける水受け部を併設す
ることにより、給水の飛散を防止することができるとと
もに、水切りリブに水受け部を併設しているので、内蓋
の内面には平面状に突出しているため、洗濯兼脱水槽内
の衣類の量が多くても、水切りリブにより衣類を局部的
に摩擦したり、引っかけたりすることがなく、衣類など
の接触による損傷を低減することができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、水切りリブの端部近傍で、か
つ内蓋の外周部近傍に、前記内蓋を開閉したとき前記水
切りリブに付着した水を排水する排水孔を設けたもので
あり、デリケートな衣類を洗濯できる機能を有する場合
において、洗い行程や脱水行程で衣類に負担をかけない
ようにやさしく洗い、遅くて短い時間の遠心脱水を行う
よう構成しているものがあり、この場合などでは、脱水
行程でもほとんど振動せず、内蓋に付着した水滴はその
表面張力によって付着したままになる場合があり、この
場合は、一連の行程終了後に、衣類を取り出す際に内蓋
を開いたとき、排水孔を通して排水することにより、水
滴が洗濯兼脱水槽内の衣類へ滴下して衣類を濡らすのを
防ぐことができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の発明において、内蓋を開閉自在に設けた水受け槽
カバーには、内蓋に設けた排水孔の略下部に、滴下水を
一時保持する保持部を設けたものであり、大物衣類や、
衣類が絡んでしまった場合などでは衣類を取り出すと
き、大きな振動を発生する場合があり、この場合には、
たとえ内蓋の水滴を滴下しないように他の部分に誘導し
ても、衣類を取り出す際に洗濯兼脱水槽内に垂れてしま
うが、保持部に滴下水を一時保持することにより、一連
の行程終了後に衣類を取り出すときの取り出し方に関係
なく、内蓋に付着した水が洗濯兼脱水槽内の衣類へ滴下
するのを防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0018】(実施例1)図1に示すように、水受け槽
カバー14は、水受け槽2の上面を覆っており、この水
受け槽カバー14の略中心部に内蓋15を開閉自在に取
り付けている。内蓋15の内面に略垂直に水切りリブ1
6を設けている。他の構成は従来例と同じである。
【0019】上記構成において動作を説明する。なお、
洗い、すすぎ、脱水の一連の行程の基本的な動作は従来
例と同じであるので説明を省略する。
【0020】洗い行程またはすすぎ行程で、洗濯兼脱水
槽4内の衣類を撹拌翼5により撹拌することにより水が
飛び散ると、この飛び散った水が内蓋15の内面に付着
する。また、給水時に給水弁(給水手段)11より給水
経路12を通して給水する際、給水水圧が高い場合に
は、給水された水が洗濯兼脱水槽4内の衣類より跳ね返
って内蓋15の内面に付着する。
【0021】内蓋15の内面に水滴17が付着した状態
で、脱水行程に入ると、内蓋15の内面に付着した水滴
は、洗濯兼脱水槽4の高速回転とそれに伴う振動によっ
て、内蓋15の内面を洗濯兼脱水槽4の回転方向と同方
向に略円運動を行い、図1の矢印方向に移動して水切り
リブ16に集められ、洗濯兼脱水槽4内に滴下する。
【0022】これによって、洗い、すすぎ、脱水の一連
の行程終了後に、衣類を取り出す際に、図2に示すよう
に、内蓋15を開いても、内蓋15の内面に水滴が付着
していないため、水滴が洗濯兼脱水槽4内の衣類へ滴下
するのをなくすることができる。
【0023】なお、水切りリブ16は、内蓋15と一体
に構成しても、また別の部材で構成しても、同様の作用
効果を得ることができる。
【0024】(実施例2)図3に示すように、内蓋15
aは、水受け槽カバー14aの略中心部に開閉自在に取
り付けている。この内蓋15aの内面に、内蓋15aの
外周部から洗濯兼脱水槽の回転中心軸方向に略円弧状に
水切りリブ18を設けている。他の構成は上記実施例1
と同じである。
【0025】上記構成において動作を説明する。なお、
洗い、すすぎ、脱水の一連の行程の基本的な動作は従来
例または上記実施例1と同じであるので説明を省略す
る。
【0026】洗い行程またはすすぎ行程で、洗濯兼脱水
槽4内の衣類を撹拌翼5により撹拌することにより飛び
散った水、または給水時に洗濯兼脱水槽4内の衣類より
跳ね返り、飛散した水が内蓋15aの内面に付着する。
【0027】一方、洗濯兼脱水槽4内の衣類の量や状態
によって、脱水行程での振動は微弱な場合がある。この
ように脱水行程での振動が水滴17の滴下を誘発しない
ぐらいに微弱である場合、内蓋15aの内面に付着した
水滴17は、図4に示すように、その表面張力によって
内蓋15aに付着したまま、洗濯兼脱水槽4の回転方向
に略円運動をしながら滴下しない場合がある。
【0028】ここで、水切りリブ18を内蓋15aの外
周部から洗濯兼脱水槽4の回転中心軸方向に略円弧状に
設けることにより、図4に示すように、洗濯兼脱水槽4
の回転方向に略円運動をしながら滴下しない水滴17を
的確に集めて滴下させることができる。
【0029】これによって、洗い、すすぎ、脱水の一連
の行程終了後に、衣類を取り出す際に内蓋15aを開い
ても、内蓋15aの内面に水滴が付着していないため、
水滴17が洗濯兼脱水槽4内の衣類へ滴下するのをなく
することができる。
【0030】(実施例3)図5に示すように、内蓋15
bは、水受け槽カバー14bの略中心部に開閉自在に取
り付けている。この内蓋15bの内面に、内蓋15bの
外周部から洗濯兼脱水槽4の回転中心軸方向に略円弧状
に水切りリブ19を設け、この水切りリブ19は、給水
弁11より給水経路12を通って供給される水を受ける
水受け部20を併設している。他の構成は上記実施例1
または2と同じである。
【0031】上記構成において動作を説明する。なお、
洗い、すすぎ、脱水の一連の行程の基本的な動作は従来
例または上記実施例1と同じであるので説明を省略す
る。
【0032】洗い行程またはすすぎ行程で、給水弁11
より給水経路12を通って供給される水を水受け部20
により受けて洗濯兼脱水槽4内に給水されるので、給水
時に洗濯兼脱水槽4内の衣類より水が跳ね返ることがな
く、飛散した水が内蓋15bの内面に付着することはな
い。一方、洗い行程またはすすぎ行程で、洗濯兼脱水槽
4内の衣類を撹拌翼5により撹拌することにより飛び散
った水が内蓋15bの内面に付着する。
【0033】ここで、水切りリブ19を内蓋15bの外
周部から洗濯兼脱水槽4の回転中心軸方向に略円弧状に
設けることにより、図6に示すように、洗濯兼脱水槽4
の回転方向に略円運動をしながら水滴17を矢印方向に
的確に集めて滴下させることができる。これによって、
洗い、すすぎ、脱水の一連の行程終了後に、衣類を取り
出す際に内蓋15bを開いても、内蓋15bの内面に水
滴が付着していないため、水滴17が洗濯兼脱水槽4内
の衣類へ滴下するのをなくすることができる。
【0034】また、内蓋15bの内面に設けた水切りリ
ブ19に水受け部20を併設しているので、内蓋15b
の内面には平面状に突出しているため、洗濯兼脱水槽4
内の衣類の量が多くても、水切りリブ19により衣類を
局部的に摩擦したり、引っかけたりすることがなく、衣
類などの接触による損傷を低減することができる。
【0035】(実施例4)図7に示すように、内蓋15
cは、水受け槽カバー14cの略中心部に開閉自在に取
り付けている。この内蓋15cの内面に、内蓋15cの
外周部から洗濯兼脱水槽4の回転中心軸方向に略円弧状
に水切りリブ18cを設けている。この水切りリブ18
cの端部近傍で、かつ内蓋15cの外周部近傍に、内蓋
15cを開閉したとき、水切りリブ18cに付着した水
を排水する排水孔21を設けている。他の構成は上記実
施例1または2と同じである。
【0036】上記構成において動作を説明する。なお、
洗い、すすぎ、脱水の一連の行程の基本的な動作は従来
例または上記実施例1と同じであるので説明を省略す
る。
【0037】洗い行程またはすすぎ行程で、洗濯兼脱水
槽4内の衣類を撹拌翼5により撹拌することにより飛び
散った水、または給水時に洗濯兼脱水槽4内の衣類より
跳ね返り、飛散した水が内蓋15cの内面に付着する。
ここで、内蓋15cの内面に水切りリブ18cを設ける
ことにより、脱水行程で、水滴17を洗濯兼脱水槽4の
回転方向に略円運動をしながら的確に集めて滴下させる
ことができる。
【0038】一方、デリケートな衣類を洗濯できる機能
を有する場合には、洗い行程や脱水行程で衣類に負担を
かけないようにやさしく洗い、遅くて短い時間の遠心脱
水を行うよう構成している。この場合には、脱水行程で
もほとんど振動せず、内蓋15cに付着した水滴17は
その表面張力によって付着したままになる場合がある。
【0039】この場合は、一連の行程終了後に、衣類を
取り出す際に内蓋15cを開いたとき、内蓋15cの内
面上を矢印で示すように流れ、図8に示すように、排水
孔21を通して排水され、水滴17が洗濯兼脱水槽4内
の衣類へ滴下して衣類を濡らすのを防ぐことができる。
【0040】(実施例5)図9に示すように、内蓋15
dは、水受け槽カバー14dの略中心部に開閉自在に取
り付けている。この内蓋15dの内面に、内蓋15dの
外周部から洗濯兼脱水槽4の回転中心軸方向に略円弧状
に水切りリブ18dを設けている。この水切りリブ18
dの端部近傍で、かつ内蓋15dの外周部近傍に、内蓋
15dを開閉したとき、水切りリブ18dに付着した水
を排水する排水孔21dを設けている。水受け槽カバー
14dには、排水孔21dの略下部に、滴下水を一時保
持する保持部22を設けている。他の構成は上記実施例
4と同じである。
【0041】上記構成において動作を説明する。なお、
洗い、すすぎ、脱水の一連の行程の基本的な動作は従来
例または上記実施例1と同じであるので説明を省略す
る。
【0042】洗い行程またはすすぎ行程で、洗濯兼脱水
槽4内の衣類を撹拌翼5により撹拌することにより飛び
散った水、または給水時に洗濯兼脱水槽4内の衣類より
跳ね返り、飛散した水が内蓋15dの内面に付着する。
ここで、内蓋15dの内面に水切りリブ18dを設ける
ことにより、脱水行程で、水滴17を洗濯兼脱水槽4の
回転方向に略円運動をしながら的確に集めて滴下させる
ことができる。
【0043】一方、脱水行程でもほとんど振動せず、内
蓋15dに付着した水滴17はその表面張力によって付
着したままになる場合がある。この場合は、一連の行程
終了後に、衣類を取り出す際に内蓋15dを開いたと
き、内蓋15dの内面上を矢印で示すように流れ、図1
0に示すように、排水孔21dを通して排水され、保持
部22に保持される。
【0044】大物衣類や、衣類が絡んでしまった場合な
どでは、一連の行程終了後に衣類を取り出す際に、大き
な振動を発生する場合があり、この場合には、たとえ内
蓋15dの水滴を排水孔21dを通して排水しても、衣
類を取り出す際に洗濯兼脱水槽5内に垂れてしまうが、
保持部22に滴下水を一時保持することにより、一連の
行程終了後に衣類を取り出すときの取り出し方に関係な
く、内蓋15dに付着した水が滴下するのを防止するこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設け
た撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽または撹拌翼を回転駆動
する駆動手段と、前記水受け槽の上方を覆う水受け槽カ
バーと、前記水受け槽カバーに開閉自在に設けた内蓋
と、前記洗濯兼脱水槽に給水する給水手段と給水経路と
を備え、前記内蓋の内面に水切りリブを略垂直に設けた
から、洗い行程、すすぎ行程などで、内蓋の内面に付着
した水滴を脱水行程での洗濯兼脱水槽の高速回転とそれ
に伴う振動によって、洗濯兼脱水槽内に滴下させること
ができ、一連の行程終了後に、衣類を取り出す際に内蓋
を開閉しても水滴が洗濯兼脱水槽内の衣類へ滴下するの
をなくすることができる。
【0046】また、請求項2に記載の発明によれば、水
切りリブは、内蓋の外周部から洗濯兼脱水槽の回転中心
軸方向に略円弧状に設けたから、脱水行程での振動が微
弱な場合に、内蓋の内面に略円運動をしながら滴下しな
いで付着している水滴を的確に集めて滴下させることが
でき、一連の行程終了後に、衣類を取り出す際に内蓋を
開閉しても水滴が洗濯兼脱水槽内の衣類へ滴下するのを
なくすることができる。
【0047】また、請求項3に記載の発明によれば、水
切りリブは、内蓋の外周部から洗濯兼脱水槽の回転中心
軸方向に略円弧状に設け、かつ給水手段より給水経路を
通って供給される水を受ける水受け部を併設したから、
水切りリブにより脱水行程で水滴を的確に集めて滴下さ
せることができ、一連の行程終了後に、衣類を取り出す
際に内蓋を開閉しても水滴が洗濯兼脱水槽内の衣類へ滴
下するのをなくすることができ、また、水切りリブに水
受け部を併設することにより、給水の飛散を防止するこ
とができるとともに、内蓋の内面には平面状に突出して
いるため、洗濯兼脱水槽内の衣類の量が多くても、水切
りリブにより衣類を局部的に摩擦したり、引っかけたり
することがなく、衣類などの接触による損傷を低減する
ことができる。
【0048】また、請求項4に記載の発明によれば、水
切りリブの端部近傍で、かつ内蓋の外周部近傍に、前記
内蓋を開閉したとき前記水切りリブに付着した水を排水
する排水孔を設けたから、脱水行程で、内蓋に付着した
水滴が表面張力によって付着したままである場合に、一
連の行程終了後に、衣類を取り出す際に内蓋を開いたと
き、排水孔を通して排水することができ、水滴が洗濯兼
脱水槽内の衣類へ滴下して衣類を濡らすのを防ぐことが
できる。
【0049】また、請求項5に記載の発明によれば、内
蓋を開閉自在に設けた水受け槽カバーには、内蓋に設け
た排水孔の略下部に、滴下水を一時保持する保持部を設
けたから、保持部に滴下水を一時保持することにより、
一連の行程終了後に衣類を取り出すときの取り出し方に
関係なく、内蓋に付着した水が洗濯兼脱水槽内の衣類へ
滴下するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の断面図
【図2】同洗濯機の内蓋を開いた状態の一部切欠した斜
視図
【図3】本発明の第2の実施例の洗濯機の内蓋を開いた
状態の一部切欠した斜視図
【図4】同洗濯機の脱水時の内蓋を下方からみた斜視図
【図5】本発明の第3の実施例の洗濯機の一部切欠した
断面図
【図6】同洗濯機の脱水時の内蓋を下方からみた斜視図
【図7】本発明の第4の実施例の洗濯機の内蓋を開いた
状態の一部切欠した斜視図
【図8】同洗濯機の内蓋を開いた状態の要部拡大斜視図
【図9】本発明の第5の実施例の洗濯機の内蓋を開いた
状態の一部切欠した斜視図
【図10】同洗濯機の内蓋を開いた状態の要部拡大斜視
【図11】従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
2 水受け槽 4 洗濯兼脱水槽 5 撹拌翼 6 モータ(駆動手段) 11 給水弁(給水手段) 12 給水経路 14 水受け槽カバー 15 内蓋 16 水切りリブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
    脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設け
    た撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽または撹拌翼を回転駆動
    する駆動手段と、前記水受け槽の上方を覆う水受け槽カ
    バーと、前記水受け槽カバーに開閉自在に設けた内蓋
    と、前記洗濯兼脱水槽に給水する給水手段と給水経路と
    を備え、前記内蓋の内面に水切りリブを略垂直に設けた
    洗濯機。
  2. 【請求項2】 水切りリブは、内蓋の外周部から洗濯兼
    脱水槽の回転中心軸方向に略円弧状に設けた請求項1記
    載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 水切りリブは、内蓋の外周部から洗濯兼
    脱水槽の回転中心軸方向に略円弧状に設け、かつ給水手
    段より給水経路を通って供給される水を受ける水受け部
    を併設した請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 水切りリブの端部近傍で、かつ内蓋の外
    周部近傍に、前記内蓋を開閉したとき前記水切りリブに
    付着した水を排水する排水孔を設けた請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 内蓋を開閉自在に設けた水受け槽カバー
    には、内蓋に設けた排水孔の略下部に、滴下水を一時保
    持する保持部を設けた請求項4記載の洗濯機。
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