JP4257852B2 - 動的特性が向上したアクチュエータとこれを具備したディスクドライブ - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクドライブに係り、より詳細には向上した動的特性を有するアクチュエータとこれを具備したディスクドライブに関する。
コンピュータの情報記憶装置の一つであるハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)は、リード/ライトヘッドを使ってディスクに保存されたデータを再生し、ディスクにデータを記録する装置である。このようなハードディスクドライブにおいて、前記ヘッドは、回転するディスクの記録面から所定高さに浮き上がった状態でアクチュエータによって所定位置に移動しながらその機能であるデータの読み取り/書き込みを行なう。
ディスクドライブは、その記憶容量が、年々増大してきている。ディスクドライブの記憶容量は面記録密度に比例し、面記録密度はBPI(bits per inch)で表す線記録密度とTPI(tracks per inch)で表すトラック密度との積で決まる。BPIの増加は専ら磁気記録技術の発展の影響を受けるが、TPIの増加はアクチュエータの動的特性の向上に大きく依存する。
図1は、従来のディスクドライブの構成を示す概略的な斜視図であり、図2Aは、図1に示す従来のアクチュエータの平面図である。図2Bは、図2AのA−A′線に沿った垂直断面図により従来のアクチュエータを示す図であり、図1に示すボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)のコイルとマグネットの配置を示す。
図1と図2Aと図2Bに示すように、ディスクドライブは、データ記憶用ディスク10と、このディスク10を回転させるためのスピンドルモータ20と、データの記録および再生のためのリード/ライトヘッド34をディスク10上の所定位置に移動させるためのアクチュエータ30とを具備する。前記アクチュエータ30は、アクチュエータピボット31に回転自在に結合されたスイングアーム32と、スイングアーム32の先端部に設置されて前記ヘッド34をディスク10の表面側に付勢するように支持するサスペンション33と、スイングアーム32を回転させるためのVCMとを有する。前記VCMは、スイングアーム32の後端部に設けられたコイル支持部36に結合されたVCMコイル37と、VCMコイル37に対向するようにVCMコイル37の上部と下部にそれぞれ配置されたマグネット38とを具備する。前記マグネット38それぞれは、図2Bに示すように、二つの極、すなわちN極とS極を有するように磁化されている。このようなマグネット38は、通常、ヨーク39に取り付けることにより支持される。
前記のように構成されたVCMは、VCMコイル37に入力される電流とマグネット38によって形成された磁場との相互作用により、フレミングの左手法則による方向にスイングアーム32を回転させる。すなわち、ディスクドライブの電源がオンになって、ディスク10が一定の角速度(Ω)で回転し始めると、VCMはスイングアーム32を所定方向、例えば反時計回りに回転させて、リード/ライトヘッド34をディスク10の記録面上に移動させる。前記ヘッド34は、回転するディスク10によって発生する揚力により、ディスク10の表面から所定高さに浮き上がる。このような状態で、前記ヘッド34は、ディスク10の特定トラック12に追従して、ディスク10の記録面にデータを記録し、ディスク10の記録面に記録されたデータを再生する(読み取る)。
一方、ディスクドライブの電源がオフになってディスク10の回転が停止すると、VCMはスイングアーム32を反対方向、例えば時計回りに回転させる。これによって、ヘッド34はディスク10の記録面から退避する。
このような構成を有するディスクドライブにおいて、前記アクチュエータ30の動作は、ディスク10上の複数のトラックの中から所定の特定トラック12を探す探索動作と、特定トラック12に追従するトラッキング動作とに分けられる。具体的にこのような動作は、下記のようになる。
図2Aに示すように、VCMコイル37に一定の方向に電流が流れると、この電流とマグネット38によって形成された磁場との相互作用により、VCMコイル37には、フレミングの左手法則による方向の力Fが作用する。この力Fは、VCMコイル37に対して直角方向に作用し、これによってアクチュエータ30は、アクチュエータピボット31を中心に回転しながらアクチュエータ30の先端部に設けられたヘッド34を移動させる。
上述したように、ディスクドライブの記憶容量は漸次増加の一途をたどっており、ディスク10上のトラックの数もそれに伴い増加傾向にある。このようにトラックの数が増加すると、すなわちTPIが増加すると、各トラックの幅は狭くなる。したがって、前記ヘッド34に、非常に狭い幅を有するトラックを、エラー信号、すなわち位置誤差信号(Position Error Signal:PES)、を生成せずに追従させるためには、ヘッド34を移動させるアクチュエータ30のより精緻な制御が要求される。
ところが、従来のアクチュエータ30はさまざまな共振モードを有し、中でも、平面上の共振モード(in-plane resonance mode)がアクチュエータ30のトラッキング動作に最大の影響を及ぼすことが知られている。
図3は、図2Aに示す従来のアクチュエータ30における、平面上の共振モードの形態を図示するものである。図3に示すように、従来のアクチュエータ30において、平面上の共振モードは、アクチュエータピボット31を中心にスイングアーム32とコイル支持部36とが同じ位相で拗じれる形態を示す。このような平面上の共振モードを、一般に、バタフライモードともいう。
再び図2Aを参照すると、アクチュエータ30のVCMコイル37に作用する力Fは、トラックの方向に平行なX方向の分力とトラックの方向に垂直なY方向の分力とに分けられることがわかる。このうち、Y方向の分力は前記のバタフライモードを加振(励振)させる加振力として作用する。
図4は、図2Aに示す従来のアクチュエータのトラッキング動作において、ヘッドの平面応答(in-plane response)を示すグラフである。
図4のグラフによれば、おおよそ4800Hzの周波数で大きい振幅を有するピークPが現われていることがわかる。このピークPは、平面上の共振モード、すなわちバタフライモードによるものである。
前記のように、アクチュエータ30の平面上の共振モード、すなわちバタフライモードは、VCMコイル37に作用するY方向の分力によって加振され、大きい振幅を有するピークPを表す。これによって、アクチュエータ30のトラッキング動作において、狭小化したトラック幅に対応するヘッド34の精緻なトラック追従が難しくなり、トラック幅が狭くなるほどPESが高くなってしまう。また、このピークPの周波数と振幅とによってサーボ制御のための帯域幅が制限され、高周波応答不良がもたらされるので、ディスクドライブの性能が劣化する。
図5Aおよび図5Bは、前記の従来の問題点を改善するための二重VCMコイルを有するアクチュエータを示す図面である。図5Aは探索動作の時の電流の流れを示し、図5Bはトラック追従動作の時の電流の流れを示す。ここに図示するアクチュエータは、特許文献1に開示されている。
まず、図5Aを参照すれば、アクチュエータ90の後端部には、外部コイル92と内部コイル94とからなる二重VCMコイルが設置されていることがわかる。このようなアクチュエータ90において、所与の特定トラックを探す探索動作を行なうときには、外部コイル92に流れる電流Ioの方向と内部コイル94に流れる電流Iiの方向とを一致させる。それにより、外部コイル92と内部コイル94とに等しい方向の力Fo、Fiが作用するので、アクチュエータ90は高速で探索動作を行える。
次に、図5Bに示すように、トラッキング動作を行なうときには、外部コイル92に流れる電流Ioの方向と内部コイル94に流れる電流Iiの方向とを逆方向になるようにする。それにより、外部コイル92に作用する力Foの方向と内部コイル94に作用する力Fiの方向とが反対になるので、二つの力Fo、FiのY方向分力が相殺されてアクチュエータ90に作用するY方向分力の和が最小化される。
前記の構成によれば、ヘッドがトラックに追従するとき、アクチュエータ90に平面上のバタフライモードが存在はするものの、Y方向分力による加振が最小化されるので、バタフライモードに対応するピークの高さが低くなることでアクチュエータの動的特性が向上されるのである。
しかし、このような構成を有するアクチュエータ90においては、二つのコイル92、94を製作し、これらをアクチュエータ90の後端部に結合しなければならないなどの製作上の困難がある。さらに、二つのコイル92、94によってアクチュエータ90の後端部が重くなるので、アクチュエータ90の全体重量の均衡をとるのが難しいという問題もある。また、二つのコイル92、94を独立的に駆動できる二つの入力電源が必要になることや、アクチュエータ90がトラック追従動作中か探索動作中かを認知して、それによって各コイル92、94に流れる電流の方向を同一方向または反対方向に変えなければならないサーボ制御上の難点などの問題がある。
米国特許第6,104,581号明細書
本発明は、前記のような従来技術の問題点を解決するために創案されたものであり、特に、トラック追従性能の向上のため、アクチュエータの平面上の共振モードを加振させる作用を有する、トラックに対して直角方向の加振力を最小化できるアクチュエータとこれを具備したディスクドライブを提供することを課題とする。
前記の技術的課題を果たすために、本発明は、データの記録および再生のためのリード/ライトヘッドをディスク上の所定位置に移動させるためのディスクドライブのアクチュエータにおいて、前記ディスクドライブのベース部材に設置されたアクチュエータピボットと、前記アクチュエータピボットに回転自在に結合され、その先端部には前記ヘッドを支持するサスペンションが設置されたスイングアームと、前記スイングアームの後端部に設けられたコイル支持部と、前記コイル支持部に結合され、それぞれ一定の方向を有する四つの部分を含むVCMコイルと、前記VCMコイルと対向するように配置され、前記VCMコイルの四つの部分それぞれに対応する四つの極を有するマグネットとを具備し、前記アクチュエータの長さ方向をX方向とし、前記アクチュエータの幅方向をY方向とすると、前記VCMコイルの四つの部分の中で第1部分および第2部分は前記アクチュエータピボットから遠く離れてX方向中心線の両側に位置して、X方向中心線に対して線対称となるように傾いた方向を有し、第3部分および第4部分は前記アクチュエータピボット近くでX方向中心線の両側に位置して、X方向中心線と平行な方向を有し、前記マグネットの四つの極は、互いに接したもの同士で反対の極性を有するように磁化されることを特徴とするディスクドライブのアクチュエータを提供する。
また、前記マグネットは、前記VCMコイルの上部に配置された上部マグネットと前記VCMコイルの下部に配置された下部マグネットとを含み、前記上部マグネットの四つの極と前記下部マグネットの四つの極とは互いに向かい合うもの同士で反対の極性を有するように磁化されることが望ましい。
また、前記の技術的課題を果たすために、本発明は、データ記憶用ディスクと、前記ディスクを回転させるためのスピンドルモータと、データの記録および再生のためのリード/ライトヘッドを前記ディスク上の所定位置に移動させるためのアクチュエータとを有するディスクドライブにおいて、前記アクチュエータは、前記ディスクドライブのベース部材に設置されたアクチュエータピボットと、前記アクチュエータピボットに回転自在に結合されて、その先端部には前記ヘッドを支持するサスペンションが設置されたスイングアームと、前記スイングアームの後端部に設けられたコイル支持部と、前記コイル支持部に結合され、それぞれ一定の方向を有する四つの部分を含むVCMコイルと、前記VCMコイルと対向するように配置され、前記VCMコイルの四つの部分それぞれに対応する四つの極を有するマグネットとを具備し、前記アクチュエータの長さ方向をX方向とし、前記アクチュエータの幅方向をY方向とすると、前記VCMコイルの四つの部分の中で、第1部分および第2部分は前記アクチュエータピボットから遠く離れてX方向中心線の両側に位置して、X方向中心線に対して線対称となるように傾いた方向を有し、第3部分および第4部分は前記アクチュエータピボット近くでX方向中心線の両側に位置して、X方向中心線と平行な方向を有し、前記マグネットの四つの極は、互いに接したもの同士で反対の極性を有するように磁化されることを特徴とするディスクドライブを提供する。
本発明によれば、アクチュエータの平面上の共振モードを加振するトラックに対して直角方向の加振力を最小化またはゼロ化できる。したがって、平面上の共振モードに対応するピークの振幅が減少するので、ヘッドのトラック追従動作の時の精度と性能とが向上される。また、サーボ制御に必要なサーボ帯域幅を従来よりも広くすることができ、PESが減少し、ディスクドライブの性能が向上される。
また、アクチュエータの向上された動的特性に基づいてトラック数が増加可能となるので、より高い記憶容量を有するディスクドライブを具現できる。
また、一つのコイルのみを使うものなので、コイル数の増加による製作工程上の問題や、サーボ制御上の困難が発生しない。
以下、添付図面を参照しながら本発明によるアクチュエータとこれを具備したディスクドライブの望ましい実施の形態を詳しく説明する。以下の図面で同じ参照符号は等しい構成要素を示す。
図6は本発明の第1実施例によるアクチュエータが具備されたディスクドライブの平面図である。図6に示すように、ディスクドライブは、データ記憶用ディスク110を回転させるためのスピンドルモータ120と、データの記録および再生のためのリード/ライトヘッド134を前記ディスク110上の所定位置に移動させるためのアクチュエータ130とを具備する。
前記スピンドルモータ120は、ディスクドライブのベース部材101上に設置される。このスピンドルモータ120には、一つまたは複数のデータ記憶用ディスク110が装着され、このディスク110は前記スピンドルモータ120によって一定の角速度で回転する。
前記アクチュエータ130は、前記ベース部材101に設置されたアクチュエータピボット131と、スイングアーム132と、サスペンション133と、リード/ライトヘッド134と、コイル支持部136と、VCMとを含む。前記スイングアーム132は、前記アクチュエータピボット131に回転自在に結合される。前記サスペンション133は、スイングアーム132の先端部に結合されて、前記ヘッド134をディスク110の表面側に付勢するように支持する。前記コイル支持部136は、スイングアーム132の後端部に設けられる。
前記VCMは、前記スイングアーム132を回転させるための駆動力を提供し、VCMコイル137に入力される電流とマグネット138によって形成された磁場との相互作用により、フレミングの左手法則による方向にスイングアーム132を回転させる。前記VCMコイル137は前記コイル支持部136に結合される。前記マグネット138は、VCMコイル137に対向するようにVCMコイル137の上部および下部にそれぞれ配置され、ヨーク139に取り付けることで支持される。前記VCMコイル137とマグネット138とについては後で詳細に説明する。
ディスクドライブの電源がオンになってディスク110が回転し始めると、VCMはスイングアーム132を所定方向、例えば反時計回りの方向に回転させ、前記ヘッド134をディスク110の記録面上にローディングさせる。前記ヘッド134は、回転するディスク110によって発生する揚力により、ディスク110の表面から所定高さに浮き上がる。このような状態で、前記ヘッド134は、ディスク110の特定トラック112に追従してディスク110の記録面にデータを記録し、ディスク110の記録面に保存されたデータを再生する。
一方、ディスクドライブの電源がオフになってディスク110の回転が停止すれば、VCMは、スイングアーム132を反対方向、例えば時計回りの方向に回転させ、前記ヘッド134がディスク110の記録面上から外れるように退避させる。このようにディスク110の記録面から退避したヘッド134は、ディスク110の外側に設けられたランプ140にパーキングする。
前記のようなアクチュエータ130の動作は、前述したように、ディスク110上の多数のトラックの中から所定の特定トラック112を探す探索動作と、特定トラック112に追従するトラッキング動作とを含む。
図7は、図6に示すアクチュエータの平面図であり、図8Aおよび図8Bはそれぞれ図7に示すA−A′線およびB−B′線に沿ったアクチュエータの垂直断面図であって、VCMコイルとマグネットの配置を示す。図中、アクチュエータの長さ方向、すなわちトラック方向に平行な方向をX方向とし、アクチュエータの幅方向、すなわちトラック方向と直角を成す方向をY方向とする。
図7、図8Aおよび図8Bを共に参照すれば、本発明の第1実施例によるアクチュエータ130において、前記VCMコイル137は、四つの部分137a、137b、137c、137dを含み、これらはそれぞれ互いに異なる方向に向けて配列されていることがわかる。前記VCMコイル137の第1部分137aおよび第2部分137bはアクチュエータピボット131から遠く離れて位置し、前記第3部分137cおよび第4部分137dはアクチュエータピボット131の近くに位置する。
そして、前記第1部分137aおよび第2部分137bは、アクチュエータピボット131の中心を通るX軸の延長線、すなわちX方向中心線を基準にその両側に位置して、前記X方向中心線に対して線対称となるように傾いた方向を有する。また、前記第3部分137cおよび第4部分137dも前記X方向中心線を基準にその両側に位置し、前記X方向中心線に対して線対称となるように傾いた方向を有する。前記X方向中心線を基準として、一方に共に位置する第1部分137aと第4部分137dの傾斜方向は互いに反対方向であり、X方向中心線を基準に他方に共に位置する第2部分137bと第3部分137cの傾斜方向も互いに反対方向である。
具体的には、前記VCMコイル137は、図7に示すように、平面上でおおよそ六角形の形状を有するものとすることができる。すなわち、VCMコイル137の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dは、アクチュエータ130の回転方向、すなわちY方向に平行な六角形の二つの辺を除いた残り四つの辺にそれぞれ対応するよう配置される。したがって、このように構成されたVCMコイル137に流れる電流は、第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dそれぞれでその方向が変わる。
前記マグネット138は、VCMコイル137の上部に配置された上部マグネット138aと、VCMコイル137の下部に配置された下部マグネット138bとを含む。上部マグネット138aと下部マグネット138bとは、それぞれ上部ヨーク139aと下部ヨーク139bとに取り付けることにより支持される。
上部マグネット138aは、VCMコイル137の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dそれぞれに対応する四つの極を有するように分割され、前記四つの極は接したもの同士で互いに反対の極性を有するように磁化される。そして、下部マグネット138bもVCMコイル137の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dそれぞれに対応する四つの極を有するように分割され、前記四つの極は接したもの同士で反対の極性を有するように磁化される。また、上部マグネット138aの四つの極と下部マグネット138bの四つの極とは、互いに向かい合うもの同士で反対の極性を有するように磁化される。
このような構成を有する本発明の第1実施例によるアクチュエータ130において、前記VCMコイル137に電流を印加すると、VCMコイル137の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dをそれぞれ一定の方向に流れる電流と、マグネット138によって形成された磁場との相互作用により、フレミングの左手法則による方向にVCMコイル237の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dそれぞれに力Fa、Fb、Fc、Fdが作用する。この力Fa、Fb、Fc、Fdは、VCMコイル137の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dそれぞれに対して直角方向に作用するので、そのそれぞれの方向は互いに異なる。
図9は図6に示すアクチュエータにおいて、VCMコイルの各部分に作用する力のX方向およびY方向の分力を示す図面であり、図10はVCMコイルに作用する合力を示す図面である。
先に図9を参照すれば、前記VCMコイル137の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dそれぞれに作用する四つの力Fa、Fb、Fc、Fdは、それぞれX方向分力Fax、Fbx、Fcx、FdxとY方向分力Fay、Fby、Fcy、Fdyとに分解できることがわかる。ここで、VCMコイル137全体に作用するY方向分力Fay、Fby、Fcy、Fdyは互いに相殺しあう。より詳細に説明すれば、アクチュエータピボット131から遠く離れた第1部分137aおよび第2部分137bに作用する第1Y方向分力Fayおよび第2Y方向分力Fbyとアクチュエータピボット131に近い第3部分137cおよび第4部分137dに作用する第3Y方向分力Fcyおよび第4Y方向分力Fdyとは正反対の方向を有するので互いに相殺しあう。
したがって、VCMコイル137の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dそれぞれの長さおよび/または方向を調節することで、第1Y方向分力Fay、第2Y方向分力Fby、第3Y方向分力Fcyおよび第4Y方向分力Fdyの合力をゼロ化または最小化できる。
前記VCMコイル137に印加されるY方向分力Fay、Fby、Fcy、Fdyは、前述したように、アクチュエータ130の平面上の共振モード、すなわちバタフライモードを加振する主要な加振力として作用する。したがって、Y方向分力Fay、Fby、Fcy、Fdyの合力をゼロ化すると、アクチュエータ130の平面上の共振モードを加振する主要な加振力が消えるので望ましいと言える。しかし、アクチュエータ130をより速く駆動させるためには、Y方向分力Fay、Fby、Fcy、Fdyを完全にゼロ化してしまうのではなく極小化して、ある程度のY方向分力Fay、Fby、Fcy、Fdyを残存させることも望ましい。
前記のように、本発明によるアクチュエータ130によれば、アクチュエータ130のトラッキング動作の時に、平面上のバタフライモードが存在はするものの、Y方向分力Fay、Fby、Fcy、Fdyによる加振が最小化されるので、アクチュエータ130の動的特性を向上させることができる。すなわち、アクチュエータ130のトラッキング動作に最大の影響を及ぼすバタフライモードに対応するピークが低くなり、ヘッド134のトラック追従動作の時の精度と性能とが向上する。これについては後でさらに説明する。
前記のように、VCMコイル137の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dそれぞれに作用する力のY方向分力Fay、Fby、Fcy、Fdyは互いに相殺しあってゼロ化または最小化されるが、VCMコイル137の第1部分137a、第2部分137b、第3部分137cおよび第4部分137dそれぞれに作用するX方向分力Fax、Fbx、Fcx、Fdxは相殺されず、アクチュエータ130を駆動させる駆動力として作用する。
より詳細に説明すれば、VCMコイル137の第1部分137aおよび第4部分137dに作用する第1X方向分力Faxおよび第4X方向分力FdxはX方向中心線を基準に一方に位置し、VCMコイル137の第2部分137bおよび第3部分137cに作用する第2X方向分力Fbxおよび第3X方向分力FcxはX方向中心線を基準に他方に位置する。そして、前記第1X方向分力Faxおよび第4X方向分力Fdxと第2X方向分力Fbxおよび第3X方向分力Fcxとは互いに異なる方向に作用している。
したがって、図10に示すように、VCMコイル137の第1部分137aおよび第4部分137dに作用するX方向合力Fx1と、第2部分137bおよび第3部分137cに作用するX方向合力Fx2とは相異なる方向を有し、X方向中心線を基準に反対側に位置するので、アクチュエータピボット131を中心にアクチュエータ130を回転させるトルクを発生させることができる。これにより、アクチュエータ130はアクチュエータピボット131を中心に回転できるので、アクチュエータ130の探索動作とトラッキング動作とを行える。そして、前述したように、ある程度のY方向分力Fay、Fby、Fcy、Fdyを残存させた場合には、アクチュエータ130を回転させるトルクが大きくなるのでアクチュエータ130をより速く駆動できることになる。
図11は、本発明の第2実施例によるアクチュエータの平面図である。図11に示すように、本発明の第2実施例によるアクチュエータ230も、アクチュエータピボット231と、スイングアーム232と、サスペンション233と、リード/ライトヘッド234と、コイル支持部236とを含む。このような構成要素は前述の第1実施例と等しいので詳細な説明は略する。
本実施例によるアクチュエータ230は、前記スイングアーム232を回転させるための駆動力を提供するVCMを具備する。前記VCMは、前記コイル支持部236に結合されるVCMコイル237と、前記VCMコイル237に対向するようにその上部と下部とにそれぞれ配置されるマグネット238とを含む。前記VCMコイル237とマグネット238の構成は、VCMコイル237の形状を除き前述の第1実施例と等しい。
本実施例において、前記VCMコイル237は、互いに異なる方向に配列された四つの部分237a、237b、237c、237dを含む。具体的に、前記VCMコイル237の第1部分237aおよび第2部分237bはアクチュエータピボット231から遠く離れて位置し、前記第3部分237cおよび第4部分237dはアクチュエータピボット231に近く位置する。そして、前記第1部分237aおよび第2部分237bはX方向中心線を基準にその両側に位置し、X方向中心線に対して線対称となるように傾いた方向を有する。
前記VCMコイル237の第3部分237cおよび第4部分237dはX方向中心線を基準にその両側に位置し、X方向中心線と平行な方向を有する。したがって、このように構成されたVCMコイル237に流れる電流は、第1部分237a、第2部分237b、第3部分237cおよび第4部分237dそれぞれでその方向が異なる。
前記マグネット238は、前述の第1実施例のマグネット138と等しい構成を有するので、これについての詳細な説明は略する。また、VCMコイル237とマグネット238の垂直断面構成は、図8Aおよび図8Bに図示するところと等しい。
このような構成を有する本発明の第2実施例によるアクチュエータ230において、前記VCMコイル237に電流を印加すると、VCMコイル237の第1部分237a、第2部分237b、第3部分237cおよび第4部分237dをそれぞれ一定の方向に流れる電流と、マグネット238によって形成された磁場との相互作用によってフレミングの左手法則による方向に、VCMコイル237の第1部分237a、第2部分237b、第3部分237cおよび第4部分237dそれぞれに力Fa、Fb、Fc、Fdが作用する。この力Fa、Fb、Fc、Fdは、VCMコイル237の第1部分237a、第2部分237b、第3部分237cおよび第4部分237dそれぞれに対して直角方向に作用する。
図12は、本発明の第2実施例によるアクチュエータにおいて、VCMコイルの各部分に作用する力のX方向およびY方向の分力を示す図面であり、図13は、本発明の第2実施例によるアクチュエータにおいて、VCMコイルに作用する合力を示す図面である。
先に図12を参照すれば、前記VCMコイル237の第1部分237aおよび第2部分237bそれぞれに作用する二つの力Fa、Fbは、それぞれX方向分力Fax、FbxとY方向分力Fay、Fbyとに分解できることがわかる。一方、前記VCMコイル237の第3部分237cおよび第4部分237dはX方向と平行なので、これらのそれぞれに作用する二つの力Fc、Fdは、Y方向に作用することになるため、Y方向分力Fcy、Fdyだけ残ることになる。ここで、アクチュエータピボット231から遠く離れた第1部分237aおよび第2部分237bに作用する第1Y方向分力Fayおよび第2Y方向分力Fbyとアクチュエータピボット231に近い第3部分237cおよび第4部分237dに作用する第3Y方向分力Fcyおよび第4Y方向分力Fdyとは、正反対の方向を有するので互いに相殺しあう。
したがって、前述の第1実施例と同じく、本実施例でもVCMコイル237の第1部分237a、第2部分237b、第3部分237cおよび第4部分237dそれぞれの長さおよび/または方向を調節することで、第1Y方向分力Fay、第2Y方向分力Fby、第3Y方向分力Fcyおよび第4Y方向分力Fdyの合力をゼロ化または最小化できる。このことによる効果も前述の第1実施例と等しい。
一方、本発明による第2実施例においては、VCMコイル237の第1部分237aおよび第2部分237bにだけX方向分力Fax、Fbxが作用するようになるので、これらは相殺されずにアクチュエータ230を駆動させる駆動力として作用する。
より詳細に説明すれば、図13に示すように、VCMコイル237の第1部分237aに作用する第1X方向分力Faxと第2部分237bに作用する第2X方向分力Fbxとは、X方向中心線を基準に異なる側に位置するようになり、相異なる方向を有する。したがって、第1X方向分力Faxと第2X方向分力Fbxとにより、アクチュエータピボット231を中心にアクチュエータ230を回転させるトルクを発生させることができる。したがって、アクチュエータ230は、アクチュエータピボット231を中心に回転できるので、アクチュエータ230の探索動作とトラッキング動作とを行える。
図14は、図7に示す本発明の第1実施例によるアクチュエータのトラッキング動作において、ヘッドの平面応答を示すグラフである。
図14のグラフを見れば、本発明によるアクチュエータにおいて、平面上の共振モード、すなわちバタフライモードに対応するピークPがおおよそ5000Hzの周波数で現われ、このピークPの振幅は従来(図4参照)と比べて非常に小さくなったことがわかる。
その理由は、前述したように、本発明によるアクチュエータにおいてバタフライモードを加振する加振力、すなわちVCMコイルに作用するY方向分力の和が最小化またはゼロ化されるからである。このように、バタフライモードに対応するピークPの振幅が小さくなれば、アクチュエータの非常に精緻なトラッキング動作が可能になるのでPESも低くなる。また、このピークPの振幅が小さくなるので、サーボ制御のための帯域幅を広げることができるようになってディスクドライブの性能を向上させることができる。
下記の表1は、本発明によるアクチュエータにおけるサーボ帯域幅およびPESを従来のアクチュエータにおけるサーボ帯域幅およびPESと比べて表したものである。
表1で、RRO(Repeatable Run-Out)は繰り返し振動であり、NRRO(Non Repeatable Run-Out)は非繰り返し振動である。
表1を見れば、本発明によるアクチュエータでのサーボ帯域幅は、従来のアクチュエータに比べて25%位広くなったことを分かる。そして、本発明によるアクチュエータでの繰り返し振動と非繰り返し振動とを含む全体振動によるPESは、従来のアクチュエータに比べておおよそ32.5%位減少したことがわかる。
以上、図面に示し実施例として記載した具体的な実施の態様によって、本発明を詳しく説明したが、これらの記載は例示的なものに過ぎず、当該技術分野の当業者なら多様な変形および均等な他の実施例が可能である。例えば、本発明によるアクチュエータのVCMコイルは、図7または図11に示す形状を有するものとして説明したが、前記VCMコイルはこのような形状でなくとも、本発明の目的を達成できる範囲内で多様な形状を有するものが考えられる。したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は特許請求の範囲によって定義されるものとする。
本発明の、動的特性が向上したアクチュエータとこれを具備したディスクドライブは、例えば、コンピュータの情報記憶装置の一つであるハードディスクドライブに適用できる。
従来のディスクドライブの構成を示す概略的な斜視図である。 図1に示す従来のアクチュエータの平面図である。 図2Aに示すA−A′線に沿った従来のアクチュエータの垂直断面図であり、図1に示すVCMコイルとマグネットの配置を示す図面である。 図2Aに示す従来のアクチュエータの平面上の共振モードの形態をシミュレーションした結果を示す図面である。 図2Aに示す従来のアクチュエータのトラッキング動作において、ヘッドの平面応答を示すグラフである。 従来の二重VCMコイルを有するアクチュエータを図示した図面であり、探索動作の時の電流の流れを示す。 従来の二重VCMコイルを有するアクチュエータを図示した図面であり、トラック追従動作の時の電流の流れを示す。 本発明の第1実施例によるアクチュエータを具備するディスクドライブの平面図である。 図6に示すアクチュエータの平面図である。 図7に示すA−A′線に沿ったアクチュエータの垂直断面図であり、VCMコイルとマグネットの配置を示す。 図7に示すB−B′線に沿ったアクチュエータの垂直断面図であり、VCMコイルとマグネットの配置を示す。 図6に示すアクチュエータにおいて、VCMコイルの各部分に作用する力のX方向およびY方向の分力を示す図面である。 図6に示すアクチュエータにおいて、VCMコイルに作用する合力を示す図面である。 本発明の第2実施例によるアクチュエータの平面図である。 図11に示すアクチュエータにおいて、VCMコイルの各部分に作用する力のX方向およびY方向の分力を示す図面である。 図11に示すアクチュエータにおいて、VCMコイルに作用する合力を示す図面である。 図7に示すアクチュエータのトラッキング動作において、ヘッドの平面応答を示すグラフである。
符号の説明
101 ベース部材
110 ディスク
120 スピンドルモータ
130 アクチュエータ
131 アクチュエータピボット
132 スイングアーム
133 サスペンション
134 リード/ライトヘッド
136 コイル支持部
137 VCMコイル
138 マグネット
139 ヨーク

Claims (6)

  1. データの記録および再生のためのリード/ライトヘッドをディスク上の所定位置に移動させるためのディスクドライブのアクチュエータにおいて、
    前記ディスクドライブのベース部材に設置されたアクチュエータピボットと、
    前記アクチュエータピボットに回転自在に結合され、その先端部には前記ヘッドを支持するサスペンションが設置されたスイングアームと、
    前記スイングアームの後端部に設けられたコイル支持部と、
    前記コイル支持部に結合され、それぞれ一定の方向を有する四つの部分を含むVCMコイルと、
    前記VCMコイルと対向するように配置され、前記VCMコイルの四つの部分それぞれに対応する四つの極を有するマグネットとを具備し、
    前記アクチュエータの長さ方向をX方向とし、前記アクチュエータの幅方向をY方向とすると、前記VCMコイルの四つの部分の中で第1部分および第2部分は前記アクチュエータピボットから遠く離れてX方向中心線の両側に位置して、X方向中心線に対して線対称となるように傾いた方向を有し、第3部分および第4部分は前記アクチュエータピボット近くでX方向中心線の両側に位置して、X方向中心線と平行な方向を有し、
    前記マグネットの四つの極は、互いに接したもの同士で反対の極性を有するように磁化されることを特徴とするディスクドライブのアクチュエータ。
  2. 前記第1部分と第2部分とに作用する力の方向は相異なり、前記第3部分と第4部分とに作用する力の方向は等しいことを特徴とする、請求項に記載のディスクドライブのアクチュエータ。
  3. 前記マグネットは、前記VCMコイルの上部に配置された上部マグネットと前記VCMコイルの下部に配置された下部マグネットとを含み、前記上部マグネットの四つの極と前記下部マグネットの四つの極とは互いに向かい合うもの同士で反対の極性を有するように磁化されることを特徴とする、請求項1に記載のディスクドライブのアクチュエータ。
  4. データ記憶用ディスクと、前記ディスクを回転させるためのスピンドルモータと、データの記録および再生のためのリード/ライトヘッドを前記ディスク上の所定位置に移動させるためのアクチュエータとを有するディスクドライブにおいて、
    前記アクチュエータは、
    前記ディスクドライブのベース部材に設置されたアクチュエータピボットと、
    前記アクチュエータピボットに回転自在に結合されて、その先端部には前記ヘッドを支持するサスペンションが設置されたスイングアームと、
    前記スイングアームの後端部に設けられたコイル支持部と、
    前記コイル支持部に結合され、それぞれ一定の方向を有する四つの部分を含むVCMコイルと、
    前記VCMコイルと対向するように配置され、前記VCMコイルの四つの部分それぞれに対応する四つの極を有するマグネットとを具備し、
    前記アクチュエータの長さ方向をX方向とし、前記アクチュエータの幅方向をY方向とすると、前記VCMコイルの四つの部分の中で、第1部分および第2部分は前記アクチュエータピボットから遠く離れてX方向中心線の両側に位置して、X方向中心線に対して線対称となるように傾いた方向を有し、第3部分および第4部分は前記アクチュエータピボット近くでX方向中心線の両側に位置して、X方向中心線と平行な方向を有し、
    前記マグネットの四つの極は、互いに接したもの同士で反対の極性を有するように磁化されることを特徴とするディスクドライブ。
  5. 前記第1部分と第2部分とに作用する力の方向は相異なり、前記第3部分と第4部分とに作用する力の方向は等しいことを特徴とする、請求項に記載のディスクドライブ。
  6. 前記マグネットは、前記VCMコイルの上部に配置された上部マグネットと前記VCMコイルの下部に配置された下部マグネットとを含み、前記上部マグネットの四つの極と前記下部マグネットの四つの極とは互いに向かい合うもの同士で反対の極性を有するように磁化されることを特徴とする、請求項に記載のディスクドライブ。
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