JP4257762B2 - ケーブル拭き取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブルの表面に存在する雨水・洗浄水などを拭き取り、ケーブル表面から水分を除去するケーブル拭き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
長距離にわたってケーブルを敷設する場合、一般に、ケーブル送り装置を用いてケーブルを延線・敷設する。このようなケーブル敷設作業は、屋外や地中管路内という場所で行われる。
屋外では、雨水などの水滴や泥、砂、土、塵埃などの異物がケーブルに付着することが多く、また、地中管路内でも、外部から侵入して堆積した泥などの異物、この泥にできる水たまりによる水滴、または地中管路内のケーブル挿入用の滑剤などがケーブルに付着することが多い。
【0003】
従来は、このような異物・水滴・滑剤をぬれ雑巾・タオル・ウェスなどを用いて人力で拭き取っていた。このような作業は手間を要し、作業性が悪いものであり、また、拭き取りきれずにケーブルに異物・水滴・滑剤が残留することもあった。
【0004】
拭き取りにも拘わらずケーブルに残留した異物・水滴・滑剤のため、例えば、ケーブルに接触して送り駆動するゴム車輪状の送り部が異物による磨耗または水滴・滑剤による浸食で劣化する事態や、ケーブル送り用の歯車機構で異物が歯車に噛むことによる損傷または水滴・滑剤による錆びで劣化する事態などが発生していた。劣悪な環境下で使われることが多いケーブル送り装置の早期劣化を防止する必要があった。
【0005】
このため、洗浄水でケーブルを洗浄してこれら異物・水滴・滑剤を除去したのちにケーブル送り装置を用いてケーブルを送ることが考えられる。しかし、洗浄水で濡れたケーブルによりケーブルを送ると、ケーブルに接触するゴム車輪状の送り部でケーブルが滑ってケーブル送りができない事態や、洗浄水によりゴム車輪状の送り部が浸食劣化する事態や、また、ケーブル送り装置の歯車機構などが洗浄水により錆びて劣化が早まるという事態を引き起こすと予想される。このような洗浄水や雨水による水滴、泥など残留する異物、残留するケーブル挿入用滑剤を確実に除去し、後段のケーブル送り装置の劣化を回避したいという要請があった。
【0006】
そこで、本願の発明者は、洗浄水を噴射してケーブルを洗浄した後に、洗浄水による水滴、泥など残留する異物、または、残留するケーブル挿入用の滑剤をケーブルから洗浄除去し、ケーブル送り装置でケーブルが滑る事態およびケーブル送り装置が劣化する事態を回避するケーブル洗浄装置を発明し、特願平11−234983号・特願平11−244304号として特許出願するに至った。
【0007】
これらケーブル洗浄装置では、洗浄水を除去する除去部が設けられており、洗浄水を除去してからケーブルを後段のケーブル送り装置へ送り出すため、ケーブル送り装置でケーブルが滑る事態やケーブル送り装置が劣化するような事態を生じることはない。しかしながら、万全を期するべくケーブル洗浄装置の後段にケーブルを拭う装置を配し、ケーブル表面を完全に乾燥させる程度までに洗浄水を拭い去るようにしたいという要請があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、ケーブル表面の水滴を拭い去り、ケーブル表面を乾燥状態に近づけるケーブル拭き取り装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載のケーブル拭き取り装置は、
第1架台と、
前記第1架台上で移動する第1移動部と、
前記第1移動部を移動させる第1送り部と、
前記第1架台と前記第1移動部とそれぞれに少なくとも1個が回動自在に軸支される複数の第1支軸と、
打ち抜き孔が設けられた打ち抜き金網を用いて略鼓状に形成され、かつ、前記複数の第1支軸に軸支固定される複数の吸水体固定用回転体と、
ケーブルに当接して回転する副ローラと
ケーブルの移動とともに回転する副ローラの回転力を前記吸水体固定用回転体に伝達する伝達部と、
を備え、
前記第1架台と前記第1移動部とで軸支される複数の吸水体固定用回転体の周面にそれぞれ吸水体を取り付け、
前記第1移動部を移動させて前記複数の吸水体でケーブルを挟み込むように当接させ、
ケーブルの移動とともに前記複数の吸水体固定用回転体を回転させて前記複数の吸水体により吸水させ、
前記複数の吸水体固定用回転体の打ち抜き孔を介して前記複数の吸水体が吸収した含水を排水することを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載のケーブル拭き取り装置は、
請求項1に記載のケーブル拭き取り装置において、
前記第1架台に固定される第2架台と、
第2架台上で移動する第2移動部と、
前記第2移動部を移動させる第2送り部と、
前記第2移動部に回動自在に軸支される第2支軸と、
打ち抜き孔が設けられた打ち抜き金網を用いて略樽状に形成され、かつ、前記第2支軸に軸支固定される脱水用回転体と、
を備え、
前記略鼓状の吸水体固定用回転体と略樽状の脱水用回転体とは周面が略一致して嵌め合わされる形状とし、
前記第2移動部を移動させて前記吸水体固定用回転体と前記脱水用回転体とで前記吸水体を挟み込み、
前記吸水体を圧搾して前記吸水体が吸収した含水を絞り出し、
前記吸水体固定用回転体および/または前記脱水用回転体が有する打ち抜き孔を介して絞り出した水を外部に排水することを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載のケーブル拭き取り装置は、
請求項1または請求項2に記載のケーブル拭き取り装置において、
前記吸水体固定用回転体の中空内部に高分子吸水体を配置することを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載のケーブル拭き取り装置は、
請求項2または請求項3に記載のケーブル拭き取り装置において、
記脱水用回転体の中空内部に高分子吸水体を配置することを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に記載のケーブル拭き取り装置は、
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のケーブル拭き取り装置において、
前記吸水体固定用回転体に取り付けられた吸水体が拭き取る位置にケーブルを誘導する誘導部と、
を備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、第1実施形態のケーブル拭き取り装置の正面図、図2は、同じく平面図、図3は、同じく右側面図、図4は、同じく底面図、図5は、同じく吸水体固定用回転体を説明する説明図、図6は、A−A線断面図、図7は、ケーブル拭き取りを説明する説明図、図8は吸水体の脱水を説明する説明図である。以下、図1〜図8を用いて本実施形態のケーブル拭き取り装置について説明する。なお、図1,図2,図3,図4では、ケーブル拭き取り装置にケーブルが装着されている状態を図示するものとする。また、図7,図8では誘導部を図示を一部省略して拭き取りに係る要部を示すものとする。
【0015】
まず、ケーブル拭き取り装置の構成について説明する。図1〜図5で示すように第1架台1には、吸水体固定用回転体2が固定された第1支軸3が、軸受4を介して回動自在に軸支されている。
同様に、図2,図6で示すように、吸水体固定用回転体5が固定された第1支軸6は、軸受7を介して第1移動部8に回動自在に軸支されている。
この第1移動部8は、第1架台1に対し、図2の矢印aに示す方向(水平方向)に移動自在となるように構成される。
【0016】
具体的には、図6で示すように、第1移動部8は、第1架台1の溝部9a,9bに沿って摺動する。そして、図1に示すように第1架台1に固定される第1ナット部10に螺挿される第1送りねじ11により駆動される。このような第1ナット部10と第1送りねじ11とを第1送り部とする。この第1送り部を駆動するために、本実施形態では第1送りねじ11の先端に第1ハンドル12を固定した構成とする。作業員が第1ハンドル12を回動させて、手動により第1送り部を駆動する。
【0017】
吸水体固定用回転体2,5は、図5で示すように、予め孔が打ち抜かれた打ち抜き金網を用いて、略鼓状となるように形成される。図4に示す底板2a,5aも打ち抜き孔を有し、吸水体固定用回転体2,5の内部には水が貯まらないようになされている。吸水体固定用回転体2,5は、第1支軸3,6に容易に着脱可能とするため、割ピンや取付金具により取り付けられている。
【0018】
図1で示すように吸水体固定用回転体2,5には、外周を覆うように、吸水体13,14が取り付けられる。吸水体13,14は吸水性が良好な材料で作られており、具体的には、セーム皮、フェルト、タオル、高分子吸水体などが挙げられる。吸水体13,14は、取付バンド15,16を用いて吸水体固定用回転体2,5に表面が張られた状態で取り付けられる。このように取付バンド15,16を用いることで吸水体13,14の取り付け作業・取り外し作業を容易に行うことができる。
【0019】
図2で示すように第1架台1には第2架台17,18が固定されている。第2架台17,18にはそれぞれ第2移動部19,20が取り付けられている。これらの第2移動部19,20は、第2架台17,18に設けられた図示しない溝部に沿って摺動する。そして、図4に示すように第2架台17,18に固定される第2ナット部21,22に螺挿される第2送りねじ23,24により第2移動部19,20は移送される。これら第2ナット部21,22と第2送りねじ23,24とを第2送り部とする。
【0020】
これら第2送り部を駆動するために、本実施形態では第2送りねじ23,24の先端に第2ハンドル25,26を固定した構成とする。作業員が第2ハンドル25,26を回動させて、手動によりこれら第2送り部を駆動する。
このような構成は先に説明した第1移動部の構成と概略同じである。
【0021】
第2送り部により駆動される第2移動部19,20には図示しない軸受けを介して第2支軸27,28が回動自在となるように軸支されている。これら第2支軸27,28には脱水用回転体29,30が軸支固定されている。
これらの脱水用回転体29,30は、図3,図4,図8で示すように、予め打ち抜き孔を打ち抜いた打ち抜き金網を用いて、略樽状となるように形成される。図4で示すように底板29a,30aも打ち抜き孔を有し、脱水用回転体29,30の内部には水が溜まらないようになされている。脱水用回転体29,30は、第2支軸27,28に容易に着脱可能とするため、割ピンや取付金具により取り付けられている。
なお、本実施形態では図4で示すように、脱水用回転体29,30は矢印bと平行に移動するように取り付けられているが、図示しないものの第1架台1に対し、第2架台17,18を略ハ字状に広がるように取り付け、脱水用回転体29,30が斜め方向から進入して吸水体固定用回転体2,5に当接するようにしても良い。
【0022】
第1架台1には、ケーブル31を誘導する誘導部32が取り付けられている。誘導部32は、水平方向へ平行に配置される2本のローラ32a,32bと、垂直方向へ平行に配置される2本のローラ32c,32dとを備えている。これらローラは、図3,図4に示すように棒状のローラであって、矢印bで示す延線方向へ移動するケーブル31が接触するとき、ケーブル31に沿って回転するように構成されている。
【0023】
図4で示すように本実施形態の誘導部32は、牽引方向を基準とすると吸水体固定用回転体2,5の前に配置される前段の誘導部32および吸水体固定用回転体2,5の後に配置される後段の誘導部32があり、ケーブル31が安定して移動するように誘導する。
なお、誘導部32は、図に示すような構成以外にも、例えば前段のみ、または後段のみ誘導部32を有する形態としても良い。
【0024】
また、誘導部32を取り去ったケーブル拭き取り装置としても良い。ケーブル31は略鼓形状の吸水体固定用回転体2,5の最小半径となる中央近傍で安定して位置し、仮に中央から上下方向に移動しようとしても、略鼓形状の吸水体固定用回転体2,5間の半径方向の隙間が上下に進むにつれ小さくなり、ケーブル31は移動しづらくなる。したがってケーブル31を中央近傍に誘導し、ケーブル31が吸水体固定用回転体2,5から外れる事態は発生しない。
吸水体固定用回転体2,5が凹状なので、ケーブル31が真っ直ぐに導入される場合は凹状に集約されるので誘導部32は無くても良い。
このように、前段・後段の誘導部32がある場合、前段のみの誘導部32がある場合、後段のみの誘導部32がある場合、誘導部32がない場合のいずれの形態を用いても、本発明の効果を奏する。
【0025】
続いて本実施形態の拭き取り動作について説明する。図7で示すように、ケーブル31を吸水体13,14で挟み込んでケーブル31の表面に接触させ、ケーブル31の表面に残る水滴を吸収する。第1ハンドル12を操作して吸水体固定用回転体5を更に矢印cの方向に移動させれば、吸水体13,14によるケーブル31の接触面積が増加するため、更に吸収能力を高めることができる。
【0026】
拭き取り動作を続けると、吸水体13,14が含む水(以下、含水という。)が増加し、吸収能力が低下してくる。そこで、第2ハンドル25,26を予め操作して脱水用回転体29,30を移動させ、図8で示すように吸水体固定用回転体2と脱水用回転体29とで吸水体13を、また、吸水体固定用回転体5と脱水用回転体30とで吸水体14を挟み込み圧搾する。
【0027】
吸水体13,14から圧搾された水は、外部へ流れたり、また、打ち抜き孔を介して吸水体固定用回転体2,5および脱水用回転体29,30の内部へ流れる。
しかしながら、打ち抜き孔を介して吸水体固定用回転体2,5および脱水用回転体29,30の内部へ流れこんだ水は、吸水体固定用回転体2,5の底板2a,5aおよび脱水用回転体29,30の底板29a,30aにある打ち抜き孔を介して外部へ排水される。
【0028】
なお、ケーブル拭き取り装置を縦置きにするような場合、図4のケーブル拭き取り装置で脱水用回転体29,30が下側に、吸水体固定用回転体2,5が上側となるように配置する。吸水体13,14から圧搾された水の殆どが、脱水用回転体29,30へ滴下して、吸水体13,14が再び水を吸水するような事態は生じない。また、吸水体13,14の圧搾が終了したのちにケーブル31に当接して吸水するため、ケーブル31から水滴を確実に吸水する。
【0029】
続いて、第2実施形態のケーブル拭き取り装置について説明する。図9は、第2実施形態のケーブル拭き取り装置の平面図、図10は、同じく底面図である。以下、図9,図10を用いて本実施形態のケーブル拭き取り装置について説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態に構成を追加する形態であり、追加構成についてのみ詳述し、第1実施形態と同一構成は、同一の符号を付するとともにその説明を省略する。
【0030】
図9,図10に示すように第2実施形態は、第1実施形態のケーブル拭き取り装置の構成に加え、第1架台1に固定される第3架台33と、図示しない軸受けを介して第3架台33に回動自在に軸支される第3支軸34,35と、これら第3支軸34,35に軸支固定される副ローラ36,37と、第3支軸34,35の他端に取り付けられる第1プーリー38,39と、第1プーリ38,39の回転を伝導するベルト40,41と、第1支軸3,6に取り付けられ、かつ、ベルト40,41が伝える回転力を吸水体固定用回転体2,5に伝える第2プーリー42,43とを備えている。
副ローラ36,37は、ケーブル31の移動に従動して回転するように、表面の摩擦抵抗力が高いゴムなどで形成されている。
本発明の伝達部は、第1プーリ38,39、ベルト40,41、第2プーリー42,43が該当する。
【0031】
続いて本実施形態の動作について概略説明する。吸水体13,14により表面が乾燥状態となったケーブル31が副ローラ36,37と接し、副ローラ36,37は従動して回転する。副ローラ36,37の回転は、第3支軸34,35を介して第1プーリー38,39へ伝えられ、さらに、ベルト40,41を介して第2プーリー42,43へ伝えられる。第2プーリー42,43の回転は、第1支軸3,6を介して吸水体固定用回転体2,5へ伝達される。このようにしてケーブル31の移動が吸水体固定用回転体2,5の回転動作に変換される。
【0032】
なお、副ローラ36,37の半径と吸水体固定用回転体2,5の半径が異なるため、これらの回転速度が略同一となるように第1プーリー38,39と第2プーリー42,43の半径を調節しても良い。
もちろん、副ローラ36,37の半径や、吸水体固定用回転体2,5の半径を調節しても良い。これら構成は適宜設計される。
【0033】
なお、本発明のケーブル拭き取り装置では、設計の共通化のため他の装置の架台を用いても良い。図11は、ケーブル拭き取り装置の他の架台の形状を説明する説明図である。図11で示す第4架台44は、ケーブルを牽引するために用いるウィンチドラム式延線装置の架台である。ウィンチドラム式延線装置の架台は一対の車輪と1個のウィンチドラムとを配置するため略L字状の架台となっている。この場合ウィンチドラムを取り外して用いている。
設計の共通化により、経済性が見いだされ、1台の装置であっても部品を取り替えて、ある時はケーブル拭き取り装置、あるときはウィンチドラム式延線装置として用いることができる。例えば、ケーブルの洗浄・拭き取り作業の必要がない晴れの時はケーブル拭き取り装置の代わりにウィンチドラム式延線装置として使用でき、雨のときはケーブル拭き取り装置として使用できる。
【0034】
以上、第1および第2実施形態のケーブル拭き取り装置について説明した。なお、このような形態に加え、吸水体固定用回転体2,5および脱水用回転体29,30の中空内部に高分子吸水体を配置し、吸水体固定用回転体2,5および脱水用回転体29,30の内部に流れこんだ水を吸水するようにしても良い。
【0035】
また、吸水体13、14は、吸水体固定用回転体2,5の取り付け用として準備した丈夫な布にセーム皮、フェルト、タオル、高分子吸水体を貼り付け、または、縫い付けて作成した吸水体としてもよい。このように吸水体は吸水能力を備えていればよく適宜設計される。
【0036】
また、第1および第2実施形態のケーブル拭き取り装置では、一対の吸水体固定用回転体を有するものとして説明した。しかしながら、ケーブルの拭き取り能力を高めるために複数対(2対、3対など)の吸水体固定用回転体を有するものとしても良い。
さらに、複数対の吸水体固定用回転体それぞれに1つの脱水用回転体を有する構造として吸水体の含水を絞り取る構造にしても良い。吸水体固定用回転体の数については適宜設計される。
【0037】
【発明の効果】
以上説明した本発明のケーブル拭き取り装置によれば、ケーブル表面の水滴を拭い去り、ケーブル表面を乾燥状態に近づけるケーブル拭き取り装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のケーブル拭き取り装置の正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態のケーブル拭き取り装置の平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態のケーブル拭き取り装置の右側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態のケーブル拭き取り装置の底面図である。
【図5】本発明の第1実施形態のケーブル拭き取り装置の吸水体固定用回転体を説明する説明図である。
【図6】本発明の第1実施形態のケーブル拭き取り装置のA−A線断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態のケーブル拭き取り装置のケーブル拭き取りを説明する説明図である。
【図8】本発明の第1実施形態のケーブル拭き取り装置の吸水体の脱水を説明する説明図である。
【図9】本発明の第2実施形態のケーブル拭き取り装置の平面図である。
【図10】本発明の第2実施形態のケーブル拭き取り装置の底面図である。
【図11】ケーブル拭き取り装置の他の架台の形状を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 第1架台
2,5 吸水体固定用回転体
2a,5a 底板
3,6 第1支軸
4,7 軸受
8 第1移動部
9a,9b 溝部
10 第1ナット部
11 第1送りねじ
12 第1ハンドル
13,14 吸水体
15,16 取付バンド
17,18 第2架台
19,20 第2移動部
21,22 第2ナット部
23,24 第2送りねじ
25,26 第2ハンドル
27,28 第2支軸
29,30 脱水用回転体
29a,30a 底板
31 ケーブル
32 誘導部
32a,32b,32c,32d ローラ
33 第3架台
34,35 第3支軸
36,37 副ローラ
38,39 第1プーリー
40,41 ベルト
42,43 第2プーリー
44 第4架台

Claims (5)

  1. 第1架台と、
    前記第1架台上で移動する第1移動部と、
    前記第1移動部を移動させる第1送り部と、
    前記第1架台と前記第1移動部とそれぞれに少なくとも1個が回動自在に軸支される複数の第1支軸と、
    打ち抜き孔が設けられた打ち抜き金網を用いて略鼓状に形成され、かつ、前記複数の第1支軸に軸支固定される複数の吸水体固定用回転体と、
    ケーブルに当接して回転する副ローラと
    ケーブルの移動とともに回転する副ローラの回転力を前記吸水体固定用回転体に伝達する伝達部と、
    を備え、
    前記第1架台と前記第1移動部とで軸支される複数の吸水体固定用回転体の周面にそれぞれ吸水体を取り付け、
    前記第1移動部を移動させて前記複数の吸水体でケーブルを挟み込むように当接させ、
    ケーブルの移動とともに前記複数の吸水体固定用回転体を回転させて前記複数の吸水体により吸水させ、
    前記複数の吸水体固定用回転体の打ち抜き孔を介して前記複数の吸水体が吸収した含水を排水することを特徴とするケーブル拭き取り装置。
  2. 請求項1に記載のケーブル拭き取り装置において、
    前記第1架台に固定される第2架台と、
    第2架台上で移動する第2移動部と、
    前記第2移動部を移動させる第2送り部と、
    前記第2移動部に回動自在に軸支される第2支軸と、
    打ち抜き孔が設けられた打ち抜き金網を用いて略樽状に形成され、かつ、前記第2支軸に軸支固定される脱水用回転体と、
    を備え、
    前記略鼓状の吸水体固定用回転体と略樽状の脱水用回転体とは周面が略一致して嵌め合わされる形状とし、
    前記第2移動部を移動させて前記吸水体固定用回転体と前記脱水用回転体とで前記吸水体を挟み込み、
    前記吸水体を圧搾して前記吸水体が吸収した含水を絞り出し、
    前記吸水体固定用回転体および/または前記脱水用回転体が有する打ち抜き孔を介して絞り出した水を外部に排水することを特徴とするケーブル拭き取り装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のケーブル拭き取り装置において、
    前記吸水体固定用回転体の中空内部に高分子吸水体を配置することを特徴とするケーブル拭き取り装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のケーブル拭き取り装置において、
    記脱水用回転体の中空内部に高分子吸水体を配置することを特徴とするケーブル拭き取り装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のケーブル拭き取り装置において、
    前記吸水体固定用回転体に取り付けられた吸水体が拭き取る位置にケーブルを誘導する誘導部と、
    を備えることを特徴とするケーブル拭き取り装置。
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