JP4257318B2 - 簡易防水型筐体 - Google Patents

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Description

本発明は簡易防水型筐体に関し、特に側壁の突き合わせ部からの内部への浸水を底板の水抜き穴に誘導する浸水防止板を有する簡易防水型筐体に関する。
従来、水分の付着を嫌う電子機器を有する無線通信機器などを屋外で使用し、あるいは屋外を移動させるときは防水構造を有する筐体に収納されていた。その筐体は雨水の浸入を防止するために筐体構成部品の合わせ部分にパッキンを使用しており、例えば特許文献1、あるいは特許文献2に記載のように構成部品の端面にはパッキンをはめ込む溝を形成する必要があった。
実開平5−31280号公報 特開平8−34467号公報
上述のように、屋外で使用される装置の筐体構造は、筐体構成部品の合わせ部分からの装置内へ雨水が浸入するのを防止するために、部品合わせ部分にはゴム等の軟質部材から成る防水パッキンが装着されており、装置外形への影響を極力抑えたいことから筐体構成部品の合わせ部の端面に溝部を形成し、その溝に防水パッキンをはめ込んで筐体構成部品を押さえ込むことによって雨水の浸入を防止する構造となっている。そのため筐体構成部品の形状および部品構成は複雑となり、樹脂成形用またはダイカスト成形用の金型を使用して成形を行う必要があった。そのために小ロット生産が多いこのような筐体では、成形用金型のコストの償却および製造時間の長期化が大きな課題となっていた。
また、これらを改善するために板金により筐体部品を形成しようとすると板金加工が複雑化するとともに、この場合も成形金型を使用して防水パッキンを製作する必要があり、そのコストの課題があった。
本発明の目的は、成形のための金型や複雑な板金加工の必要がなく、低いコストと短い時間で製作できる簡易防水型筐体を提供することにある。
本発明の簡易防水型筐体は、側壁を形成する側板間の突き合わせ部分からの浸水による内部機器への影響を防止する構造を有する簡易防水型筐体であって、その筐体は、コ形の2枚の前記側板が接合されて形成された側壁とその側壁に周囲が接合された底板とから構成される収納部およびその収納部を覆う開閉可能な蓋部を有し、蓋部は天板とその天板に連続していて閉鎖時に側壁の外面に対向する側縁部とを有し、筐体内の、2枚の側板の突き合わせ部よりも内側に、浸水防止板が設けられ、その浸水防止板は、突き合わせ部を筐体の内側で囲んで排水溝を形成しており、浸水防止板の、排水溝の両側方に位置する端部がそれぞれ側板に接合されており、底板の排水溝に対向する部分には水抜き穴が設けられている。
浸水防止板の排水溝の両側方に位置する端部は、コ形の形状の部分から両側方に延びる張り出し部であり、張り出し部が、2枚の側板が突き合わさる部分よりも筐体の内側に位置して側板にスポット溶接され。内部機器は電子機器を有する通信機器であってもよく、内部機器は筐体から取り外し可能であってもよい。
完全な防水構造を求めないで浸入した水を集めて底板の水抜き穴から排出する構造としたので、複雑な成形工程を必要とせず、簡略な形状の板材のスポット溶接による接合で筐体が形成でき、コストと製作時間の低減が可能となる。
本発明は、簡易防水型筐体を低コストで提供できるという効果がある。それは、接合部より侵入した水を内容物に接触させることなく排出できる構造としたことにより、単純な形状の板金構造とスポット溶接によって簡易防水型筐体を製作したからであり、高コストの要因となる成形金型を必要とせず、高い技術を必要とする線溶接部分が少なくなったことにより工数の削減も図れたことによる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の適用される実施の形態の簡易防水型筐体の部分断面斜視図、図2は図1の簡易防水型筐体の側面図、図3は図1の簡易防水型筐体の水平断面上面図である。
本発明の適用される簡易防水型筐体1は、左右に分割された第1の側板21、第2の側板22と底板と24で構成された収納部20、および開閉可能な蓋部10を備え、第1の側板21と第2の側板22の両側の突き合わせ部23の内側に構成された第1の浸水防止板31、第2の浸水防止板32により排水溝33を形成し、突き合わせ部23から排水溝33内への浸水を底板23に設けられた第1の水抜き穴34、第2の水抜き穴35(不図示)により外部に排出することを特徴とする。収納部20の内部には例えば電子機器を有する通信機器などの内部機器40が出し入れ可能に収納される。内部機器40はこれに限定されるものではなく濡れを嫌う機器に簡易防水型筐体1は広く適用できる。
上述の構成の簡易防水型筐体1は、断面が凹形状をなし天板11と連続する側縁部12の四隅の合わせ部13が密着された蓋部10と、第1の側板21と第2の側板22、および側板の突き合わせ部23の内部に設けられた第1の浸水防止板31、第2の浸水防止板32によって収納部20の内部に格納した内部機器40への雨水の浸入を防止することができる。
小ロット生産製品に適用した場合には高いコストの負担となる成形金型を必要とせず、板材の簡単な曲げ加工と、余り熟練度を必要とせず加工工数の少ないスポット溶接とによって装置の筐体の防水構造が得られることにより、低コストな簡易防水型筐体が提供できる。
簡易防水型筐体1の構成と組立て方法をさらに詳細に説明する。本発明の簡易防水型筐体1は収納部20と収納部20の開口部を覆う蓋部10とから構成される。収納部20では、断面がコ形状の第1の側板21、第2の側板22の2枚の側板の両側の先端を互いに突き合わせる。2箇所の突き合わせ部23の内側に、突き合わせ部23を挟むように、両側にフランジを有する凸型の第1の浸水防止板31、第2の浸水防止板32を取り付けてフランジ部を第1の側板21、第2の側板22の内面にスポット溶接で固定することにより、第1の浸水防止板31、第2の浸水防止板32の内部に排水溝33が形成される。第1の側板21、第2の側板22で形成された側壁の下側の開口部には、排水溝33の下側に当る部分に開口が設けられた底板23をスポット溶接で接合する。この開口は第1の水抜き穴34、第2の水抜き穴35(不図示)となる。開口は底板23に設けられた切欠きでもよい。また、側壁と底板23との接合はここではスポット溶接としているが、第1の側板21、第2の側板22の下側の側壁開口部となる所の内側にねじ穴を有するL字形状の底板固定板をねじ穴部が下側になるようにスポット溶接し、ねじ穴と対応する位置に穴の設けられた底板23を開口部に嵌めこみ下側からねじで固定してもよい。
第1の側板21と第2の側板22との突き合わせ部23は、接しているだけで密着されていない可能性があるが、空隙からの浸水は排水溝33を経由して底板23の方向に流れて底板23に設けられた第1の水抜き穴34、第2の水抜き穴35を経由して外部に排出されるので、収納部20に格納された内部機器40に影響を及ぼすことはない。
1枚の平板に切れ目を入れて所定の長さで折り曲げることで天板11と4個の側縁部12からなる蓋部10が形成され、それぞれの側縁部12の合わせ部13は溶接等により隙間がないように接合され、蓋部10が収納部20の開口部を覆ったり開放したりできるように、長手の側縁部12の先端を第1の側板21の側面に設けたヒンジ14で回転可能に保持する。側縁部12の所定の高さは横方向からの風雨が蓋部10が閉じられた状態で収納部20の側面を乗り越えない高さとする。
こうして構成された簡易防水型筐体1の内部に濡れを嫌う内部機器40を収納する。図1には例として通信機器を格納した状態を図示しているが、操作部41が蓋部10側になるように格納すれば雨天でも蓋部10を少し開くことで操作部41の操作を行うことができる。
上述の構成の簡易防水型筐体1では、屋外で使用する際に内部に格納した内部機器40に影響を及ぼす雨水に対し、内部装置40の上部からの雨水に対しては、断面が凹形状をなし四隅の合わせ部13を隙間がないように形成した蓋部10を閉じることにより内部装置40の内部への雨水の浸入が防止される。また、側面からの雨水に対しては蓋部10を閉じた際第1の側板21、第2の側板22の突き合わせ部23の上側は、蓋部10の側縁部12がオーバラップする形状となって浸入が防止され、側縁部12で防止されないで突き合わせ部23隙間から入する雨水は、突き合わせ部23の内側に設けられた第1の浸水防止板31、第2の浸水防止板32の排水溝33を伝って底板23側に誘導され、底板23に設けられた第1の水抜き穴34、第2の水抜き穴35から簡易防水型筐体1の外部に排出される
内部機器40の操作部41が蓋部10の天板11に面して設けられている場合は、蓋部10を少し開くことで内部機器40を濡らさずに操作することもできる。内部機器40は屋外で使用するときや屋外を移動するときに簡易防水型筐体1に格納されてもよいが、常時簡易防水型筐体1内に格納された状態で使用されてもよく、筐体内に固定されていてもよく、その場合は収納部20の側壁内部にL字形状をなしねじ穴を有する操作部固定板をスポット溶接で取り付け、操作部41をねじ止め固定してもよい。
本発明の適用される実施の形態の簡易防水型筐体の部分断面斜視図である。 図1の簡易防水型筐体の側面図である。 図1の簡易防水型筐体の水平断面上面図である。
符号の説明
1 簡易防水型筐体
10 蓋部
11 天板
12 側縁部
13 合わせ部
14 ヒンジ
20 収納部
21 第1の側板
22 第2の側板
23 突き合わせ部
24 底板
31 第1の浸水防止板
32 第2の浸水防止板
33 排水溝
34 第1の水抜き穴
35 第2の水抜き穴
40 内部機器
41 操作部

Claims (5)

  1. 側壁を形成する側板間の突き合わせ部分からの浸水による内部機器への影響を防止する構造を有する簡易防水型筐体であって、
    該筐体は、コ形の2枚の前記側板が接合されて形成された側壁と該側壁に周囲が接合された底板とから構成される収納部および該収納部を覆う開閉可能な蓋部を有し、
    前記蓋部は天板と該天板に連続していて閉鎖時に前記側壁の外面に対向する側縁部とを有し、
    前記筐体内の、2枚の前記側板の突き合わせ部よりも内側に、浸水防止板が設けられ、該浸水防止板は、前記突き合わせ部を前記筐体の内側で囲んで排水溝を形成しており、前記浸水防止板の、前記排水溝の両側方に位置する端部がそれぞれ前記側板に接合されており、
    前記底板の前記排水溝に対向する部分には水抜き穴が設けられている、簡易防水型筐体。
  2. 2枚の前記側板と前記底板スポット溶接により接合されている、請求項に記載の簡易防水型筐体。
  3. 前記浸水防止板の前記排水溝の両側方に位置する端部は、コ形の形状の部分から両側方に延びる張り出し部であり前記張り出し部が前記側板にスポット溶接される、請求項1または2に記載の簡易防水型筐体。
  4. 前記内部機器は電子機器を有する通信機器である、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の簡易防水型筐体。
  5. 前記内部機器は前記筐体から取り外し可能である、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の簡易防水型筐体。
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