JP4254393B2 - ポリアミド織編物の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリアミド織編物の製造方法に関するものであり、特に、易溶解性ポリエステル/ポリアミド芯鞘複合繊維による織編物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポリアミド繊維は、高強度、耐摩耗性、ソフト性、発色性において優れた特性を有することから一般衣料、産業資材などで幅広く使用されている。
【0003】
しかしながら、ポリアミド繊維は元来その表面と内部構造が均一かつ単純であることから、単なる丸断面フィラメント糸では冷たい触感であり、冬季の衣料としての保温性が不十分という欠点がある。これらの問題を解決すべく、繊維内部に中空層を持つ中空繊維により軽量性、保温性といった機能を高める技術が提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1には中空繊維の製造方法として、紡糸口金により直接に中空繊維を製造する方法が記載され、また、特許文献2にはポリエステル/ポリアミド芯鞘複合糸を製糸した後に芯部を溶出除去することにより高中空率の繊維を製造する方法が記載されている。
【0005】
また、非特許文献1にはポリエステルのアルカリ減量加工において、減量時間を短縮させるためにアルカリ分解促進剤である第4級アンモニウム塩を用いて減量させる方法が記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−217225号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平7−278947号公報
【0008】
【非特許文献1】
加工技術 Vol.14 No1(1979) p8
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1記載に記載されるような直接に中空繊維を製造する技術では、ポリマ粘度、紡糸口金の形状などの工夫以外は通常の溶融紡糸により製造されるため、高中空繊維を得ることが困難であり、軽量性が十分な軽量織編物を得ることができない。また、高次加工工程において中空部が潰れやすい問題を抱える。
【0010】
一方、特許文献2記載の芯鞘複合繊維の芯部を溶出除去する技術では、高中空繊維を得ることは可能であるが、実際の生産においては、溶出工程にかなりの時間を要し、コストアップに繋がっている。そのため、芯成分を溶出速度の速い、例えばイソフタル酸、アルキレングリコール、スルホイソフタル酸アルカリ金属塩等を共重合ポリエステルを用いることにより溶出時間を短縮させているが、まだ十分でない。
【0011】
そのため、非特許文献1ではアルカリ分解促進剤(減量促進剤)として知られる第4級アンモニウム塩を併用し、溶出時間を短縮させているが、この場合、カチオン性である第4級アンモニウム塩を除去する目的で酸性側で充分に除去(洗浄)する必要があり(いわゆる、アニオン返し)、その工程を含めるとトータルの溶出工程時間はかなりの時間を要しコストアップとなっている。また、最近では、環境に対する関心が高まってきており、アルカリ液を廃液処理する場合、第4級アンモニウム塩は抗菌剤としての作用も持ち合わせていることからバクテリア等を殺菌してしまうので環境に優しくないという問題がある。
【0012】
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、軽量織編物を生産性よく製造する方法を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を有する。
【0014】
(1)芯成分が易溶解性ポリエステルであり、鞘成分がポリアミドであって、芯成分と鞘成分の合計に対して該芯成分の比率が30〜60重量%である複合繊維を用いて織編物を形成後、苛性アルカリとポリアミド膨潤剤を含む水溶液を用いて80〜115℃で加熱処理することによって該芯成分を溶出し、該複合繊維を中空化することを特徴とするポリアミド織編物の製造方法。
(2)前記ポリアミド膨潤剤が、ベンジルアルコールまたはベンジルアルコール誘導体であることを特徴とする(1)記載のポリアミド織編物の製造方法。
(3)前記ベンジルアルコールまたはベンジルアルコール誘導体の濃度が5〜80g/Lであることを特徴とする(1)または(2)に記載のポリアミド織編物の製造方法。
(4)前記芯成分がポリ乳酸であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の織編物の製造方法。
(5)前記芯成分がスルフォン化芳香族化合物ジカルボン酸が3.0〜10.0モル重量%の範囲で共重合されてなる昜溶解性ポリエステルであることを特徴とする(1)〜(3)いずれかに記載の織編物の製造方法。
(6)前記鞘成分がナイロン6又はナイロン66であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の織編物の製造方法。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は、易溶解性ポリエステル/ポリアミド芯鞘複合繊維を使用して織編物を作成した後、苛性アルカリ処理を行い、芯部の易溶解性ポリエステルを溶出して中空部を形成することにより、保温性、軽量性、生産性良好な織編物の製造方法について、鋭意検討し、初めてかかる課題を一挙に解決することを究明したものである。
【0016】
なお、本発明において「織編物」とは、織物と編物の総称をいう。
【0017】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0018】
本発明の織編物を構成するポリアミド繊維は、アミド結合を有する熱可塑性重合体のことをいうが、例えばナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン610、ナイロン46等を挙げることができる。また、前記ポリマーのブレンド物、共重合ポリマーであってもよいが、なかでも繊維形成性、製造コスト、汎用性および芯部の汎用性の点から、ナイロン6,ナイロン66が好ましい。ポリアミド繊維には目的に応じて艶消し剤、難燃剤、帯電防止剤、抗酸化剤や紫外線吸収剤等の添加物を含有していてもよい。
【0019】
本発明の織編物の製造方法において、かかる易溶解性ポリエステルとは、苛性ソーダ濃度30g/Lの水溶液中、98℃、60分の条件下において、ポリエステル単独糸と比較して5倍以上の溶解性をもつポリエステルのことである。例えば、スルフォン化芳香族ジカルボン酸変性ポリエステルであり、スルフォン基を有する化合物がポリエステルの連鎖または末端の一部に含まれた変性されたポリエステルを用いることができるものである。より具体的には、ポリエチレンテレフタレートあるいはポリブチレンテレフタレート、あるいはこれらを主成分とする共重合ポリエステルなどにスルフォン化芳香族ジカルボン酸、あるいはその塩を共重合させてなる変性されたポリエステルなどを用いることが好ましいものである。スルフォン化芳香族ジカルボン酸の代表的なものとしては、5−ナトリウムスルフォイソフタル酸ジメチルが挙げられ、本発明でも好ましいものとして使用することができる。その共重合量は、テレフタル酸に対し3.0〜10モル重量%の範囲であることが好ましい。この共重合量が低すぎると所望の効果が十分に得られ難い場合があり、逆に多すぎると変性ポリエステルの結晶構造が乱れて機械的特性の大幅な低下を招くことになる場合があり好ましくない。
【0020】
さらに好ましくは、ポリ乳酸が好ましい。かかるポリ乳酸は、L−乳酸および/またはD−乳酸を主たる繰り返し単位とするポリ乳酸よりなるが、該ポリ乳酸のL−乳酸あるいはD−乳酸いずれかの比率が95モル%以上であることが好ましく、さらに好ましくは98モル%以上である。
【0021】
ポリ乳酸の製造方法には、L−乳酸および/またはD−乳酸を原料として一旦環状二量体であるラクチドを生成せしめ、その後開環重合を行う二段階のラクチド法と,L乳酸および/またはD−乳酸を原料として溶媒中で直接脱水縮合を行う一段階の直接重合法が知られていがいずれの製法で得られたものであってもよい。
【0022】
また、L−乳酸、D−乳酸の他にエステル形成能を有するその他の成分を共重合した共重合ポリ乳酸であってもよい。共重合可能な成分としては、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸類の他、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール等の分子内に複数の水酸基を含有する化合物類またはそれらの誘導体、アジピン酸、セパシン酸、フマル酸など分子内に複数のカルボン酸基を含有する化合物類またはそれらの誘導体が挙げられる。
【0023】
本発明の織編物の製造方法において、かかる易溶解性ポリエステル/ポリアミド芯鞘複合繊維の芯成分と鞘成分の複合比率は、軽量感の点から芯成分と鞘成分の合計に対して芯成分の比率が30〜60重量%であることが必要である。30重量%未満の場合、芯成分を苛性アルカリにより溶出除去する際に、鞘成分内を薬液が浸透して分解物を溶出させるのに時間と高温を要するため、鞘成分の劣化が生じやすく、引裂強力、破裂強力など物理特性が低下する。60重量%を越えると、織編物の軽量感は向上するものの、外力が加わった状態では中空構造がつぶれやすくなり嵩高性が低下したり、鞘の厚みが減少するために引裂強力、破裂強力等物理特性が低下する。さらに好ましくは30〜50重量%である。
【0024】
本発明の織編物の製造方法において、かかる易溶解性ポリエステル/ポリアミド芯鞘複合繊維の芯部、鞘部それぞれの繊維断面は、丸、三葉、四葉、五葉、扁平、X型、井型、その他どのような形状であっても特に構わない。目的に応じて選択すればよい。また、その配置は特に限定しないが、鞘成分が芯成分を完全に覆っていることが紡績、糸加工、製織、編成の生産性の点から好ましい。
【0025】
本発明の織編物の製造方法において、かかる易溶解性ポリエステル/ポリアミド芯鞘複合繊維の製造方法は特に限定しないが、常法の溶融紡糸法により製造される。例えば次のような手法を用いて製造される。ポリ乳酸を芯部に、ナイロン6又はナイロン66を鞘部に配置されるように設計された紡糸口金を用いて、溶融紡糸の後、給油および交絡処理を行い、1000m/分以上の速度で紡糸引取り、引き続いて延伸し巻取る方法、あるいは、溶融紡糸の後、給油および交絡処理を行い1000m/分以上の速度で紡糸引取りし実質的に延伸することなく巻取る方法、さらには、溶融紡糸の後、給油を行い一旦巻取、その後延伸し巻取る方法などがある。ステープルの場合は、延伸後カッティングし原綿を製造し、紡績し巻取る。
【0026】
本発明の織編物の製造方法において、かかる繊維とは、フィラメント糸などの長繊維、ステープル糸などの短繊維、紡績糸、他素材との混繊糸などの総称を示す。
【0027】
本発明の織編物の製造方法において、かかる苛性アルカリ溶出処理に使用する苛性アルカリの種類は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなど強アルカリであれば特に限定しないが、水酸化ナトリウムを用いることが好ましい。
【0028】
その苛性アルカリ溶出処理条件は、苛性アルカリ濃度10〜80g/Lの水溶液とすることが好ましい。80g/Lを越えると、溶出時間を短縮できるが、生産作業者にとっての取り扱いに危険を伴う。10g/L未満の場合、溶出に時間を要するため生産性が低下する。好ましくは30〜60g/Lである。
【0029】
また、その水溶液の温度は、80〜115℃であることが好ましい。115℃を越えると、鞘成分が劣化し引裂強力、破裂強力等物理特性が低下する。80℃未満の場合、溶出に時間を要するため生産性が低下する。好ましくは、90〜100℃である。
【0030】
溶出処理方法については、コールドバッチ、吊り法による浸積状態での溶出、液流染色機などを用いた攪拌状態での溶出などいかなる方法を用いてもよいが、攪拌状態での溶出が溶出時間、工程を短縮させる上で好ましい。
【0031】
さらにその溶出時間は、150分以内であることが好ましい。150分を越えると、生産性が低下する。好ましくは120分以内である。ここで言う溶出時間とは、設定温度維持時間を示す。また、溶出工程時間とは、溶出液への投入準備時間、昇温時間、設定温度維持時間、洗浄時間を含んだトータルの時間を示す。
【0032】
本発明の織編物の製造方法において、かかる苛性アルカリ溶出処理において、苛性アルカリ水溶液にさらにポリアミド膨潤剤を含有させることが重要である。このポリアミド膨潤剤は、ポリアミド繊維の非結晶部分に浸入し、結晶部分が架橋の役割を果たすために繊維を膨潤させる役割を果たす。すなわち、苛性アルカリ水溶液がポリアミド繊維に浸透しポリエステルをアルカリ分解させ、アルカリ分解されたエステルを膨潤したポリアミド繊維からの溶出性を速める効果がある。
【0033】
このポリアミド膨潤剤の種類としては、ポリアミドを膨潤させるものであればよいが、本発明においては非イオン系の界面活性剤であることが好ましい。イオン系、例えばカチオン性の膨潤剤を使用した場合、溶出後にカチオン成分を十分に除去するために洗浄工程を必要とする。その場合、溶出工程時間に時間がかかり、薬剤費も含めてコストアップにつながるからである。
【0034】
なお、本発明において、ポリアミド膨潤剤とは、ポリアミド繊維又は布帛を、溶媒に浸したとき、繊維を形成する非結晶高分子鎖を繊維全体が吸収して、その体積を著しく増大させる薬剤のことをいう。具体的な判断方法は次のとおりである。判断に用いるポリアミドの状態は取り扱い容易の状態が好ましく、一方、薬剤は純粋な溶媒、乳化された溶媒、希釈された溶媒などいづれの状態でもよい。ポリアミドを薬剤に25℃、1時間浸した後に乾燥し、その前後の重量増加率が15%以上である薬剤のことを言う。
【0035】
このポリアミド膨潤剤としては、具体的にはベンジルアルコール、フルオロアルコール、フェニレングリコール、塩化カリウムのメタノール溶液、塩化カルシウムのメタノール溶液、フェノール類(フェノール、クレゾール、キシレノール)など特に限定しないが、ベンジルアルコール類又はベンジルアルコール誘導体を用いることが好ましい。ベンジルアルコール誘導体とは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド誘導体が挙げられる。
【0036】
このポリアミド膨潤剤の使用量としては、苛性アルカリ水溶液の水に対して5〜80g/Lであることが好ましい。5g/L未満の場合、十分な膨潤効果が得られず、苛性アルカリ分解された乳酸の鞘透過性が悪くなり溶出時間を十分に短縮することができない。また、80g/Lを越えると、ナイロンの膨潤が大きく、繊維の収縮が大きくなり風合いを損なう。さらに好ましくは10〜50g/Lである。
【0037】
本発明の織物は、通常のフィラメント織物、スパン織物と同様の工程で行えばよい。使用できる織機は特に限定されず、エアジェット織機、レピア織機などの織機など革新型織機でも対応可能である。また、その組織は、タフタ、ミニリップ、サテンなど特に限定はしない。
【0038】
本発明の編物は、通常のフィラメント編物、スパン編物と同様の工程で行えばよい。使用できる編機は特に限定されず、丸編機、経編機などで編成される。また、その組織は、スムース、天竺、トリコットなど特に限定はしない。
【0039】
本発明の織編物は、溶出加工後、通常の方法で染色加工を行い、必要に応じて、制電、抗菌、柔軟仕上げ、その他公知の後加工をすることができる。その後、縫製されて、各種衣料用、産業資材用製品とされる。なかでも、インナーウェア(ランジェリー、ファウンデーション等)やスポーツウェア(ウィンドブレーカー、テニスウェア、スキーウェア、トレーニングウェア等)、カジュアルウエア(ジーンズウエア等)、かばん地として好適である。
【0040】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。物性の測定方法は次の通りである。
A.溶出時間
所定の溶出条件において、設定温度に到達した時点から、0、30、60、90、120、150、180分時点での溶出率を溶出前と溶出後の重量を測定し、その重量変化を算出し、溶出率が平衡(理論上の最大減量率=芯成分の比率)に達した時間を溶出時間とした。
B.溶出工程時間
織編物を溶出液に投入する時点から、昇温、溶出、洗浄、取り出しまでに要した時間を溶出工程時間とした。詳細な工程および各工程での所要時間は以下の通りである。
溶出液への投入(5分)−昇温(40分)−設定温度維持(溶出時間)−溶出液排水(5分)−洗浄水給水(5分)−洗浄水昇温(5分)−70℃湯洗(10分)−排水(5分)−給水(5分)−室温水洗(10分)−排水(5分)−取り出し(5分)
なお、洗浄の完了は洗浄水のpHによって判断し、洗浄水のpHが7.0になるまで室温水洗を繰り返した。
C.軽量感
織編物の溶出前と溶出後の重量を測定し、その重量変化を求めた。30重量%以上の重量変化がある場合に軽量感ありと判断した。
D.風合い評価
織編物の風合いについて、10人にモニター調査を行った。その結果を、
○:風合いがよい、
△:風合いがあまりよくない、
×:風合いが良くない、
の基準で持って示した。
【0041】
<実施例1>
重量平均分子量18万のポリL乳酸(光学純度99%L乳酸、融点170℃)を芯部とし、平均2次粒子径が0.4μmの酸化チタンを0.3重量%含有した硫酸相対粘度ηr:2.6のナイロン6を鞘部として、それぞれ別々に溶融し、お互いの重量比が45/55となるように計量して紡糸口金に導き、ポリ乳酸が芯部、ナイロン6が鞘部となるように複合した後、24ヶの丸孔より溶融吐出した(紡糸温度260℃)。つづいて糸条を冷却風で冷却し、給油、交絡をおこなった後、非加熱ローラーで引き取り、170℃の加熱ローラーとの間で1.5倍に延伸して、巻き取り速度4000m/分で巻き取りをおこない、78デシテックス24フィラメントの複合フィラメント糸を得た。
【0042】
上記複合フィラメント糸をタテ糸およびヨコ糸に用いてタテ密度120本/インチ、ヨコ密度90本/インチのタフタ織物を製織した。製織したタフタを、常法で精練・セットを行った。
【0043】
得られたタフタを前実験(溶出時間を測定するための事前実験)として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、ベンジルアルコール乳化物(明成化学株式会社製“TB−13G”)30g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に30分要した。
【0044】
次に、溶出時間を30分とし、得られたタフタを液流染色機を用いて、アルカリ溶出、洗浄を行ったところ、投入(5分)、昇温(40分)、溶出時間(30分)、排水(5分)、給水(5分)、昇温(5分)、70℃湯洗(10分)、排水(5分)、給水(5分)、水洗(10分)し、pH7.0となったことを確認後、排水(5分)、取り出し(5分)の溶出工程時間には130分要した。
【0045】
その後、酸性染料で染色、170℃で仕上げセットを行い、布帛を作成した。軽量性、風合いを評価した結果を表1に示す。
【0046】
<実施例2>
芯/鞘重量比を55/45とした以外は実施例1と同様に製糸、製織した。
【0047】
得られたタフタを前実験として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、ベンジルアルコール乳化物(明成化学株式会社製“TB−13G”)30g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に30分要した。
【0048】
次に、溶出時間を30分とし、得られたタフタを液流染色機を用いて、アルカリ溶出、洗浄を行ったところ、溶出工程時間には130分要した。
【0049】
その後、酸性染料で染色、170℃で仕上げセットを行い、布帛を作成した。軽量性、風合いを評価した結果を表1に示す。
【0050】
<実施例3>
芯/鞘重量比を35/65とした以外は実施例1と同様に製糸、製織した。
【0051】
得られたタフタを前実験として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、ベンジルアルコール乳化物(明成化学株式会社製“TB−13G”)30g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に60分要した。
【0052】
次に、溶出時間を60分とし、得られたタフタを液流染色機を用いて、アルカリ溶出、洗浄を行ったところ、溶出工程時間には160分要した。
【0053】
その後、酸性染料で染色、170℃で仕上げセットを行い、布帛を作成した。軽量性、風合いを評価した結果を表1に示す。
【0054】
<実施例4>
実施例1と同様に製糸、製織した。
【0055】
得られたタフタを前実験として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、エチレンオキサイドからなるベンジルアルコール誘導体30g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に60分要した。
【0056】
次に、溶出時間を60分とした以外は実施例1と同様に溶出加工を行った。、溶出工程時間に160分要した。
【0057】
その後、酸性染料で染色、170℃で仕上げセットを行い、布帛を作成した。軽量性、風合いを評価した結果を表1に示す。
【0058】
<実施例5>
実施例1と同様に製糸した。
【0059】
得られた複合フィラメント糸を用いてスムース組織の編物を編成した。
【0060】
得られた編物を前実験として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、ベンジルアルコール乳化物(明成化学株式会社製“TB−13G”)30g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に30分要した。
【0061】
次に、溶出時間を30分とし、実施例1と同様に溶出加工を行った。溶出工程時間に130分要した。
【0062】
その後、酸性染料で染色、170℃で仕上げセットを行い、布帛を作成した。軽量性、風合いを評価した結果を表1に示す。
【0063】
<比較例1、2>
芯/鞘重量比を25/75、65/35とした以外は実施例1と同様に製糸、製織した。
【0064】
得られたタフタを前実験として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、ベンジルアルコール乳化物(明成化学株式会社製“TB−13G”)30g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に60分要した。
【0065】
次に、溶出時間を60分とした以外は実施例1と同様に溶出加工を行った。溶出工程時間に160分要した。
【0066】
その後、酸性染料で染色、170℃で仕上げセットを行い、布帛を作成した。軽量性、風合いを評価した結果を表1に示す。
【0067】
<比較例3>
実施例1と同様に製糸、製織した。
【0068】
得られたタフタを前実験として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、第4級アンモニウム塩(高松油脂株式会社製“カチオゾールNS−11”)20g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に90分要した。
【0069】
次に、溶出時間を90分とし、得られたタフタを液流染色機を用いて、投入(5分)、昇温(40分)、設定温度維持時間(90分)、排水(5分)、給水(5分)、昇温(5分)、70℃湯洗(10分)、排水(5分)、給水(5分)、水洗(10分)、排水(5分)を行い、引き続きアニオン返し洗浄として、給水(5分)、昇温(10分)、80℃洗浄(40分)、排水(5分)、給水(5分)、酸中和(10分)、排水(5分)、給水(5分)、水洗(20分)、排水(5分)、給水(5分)、水洗(20分)後、pH7.0を確認後、排水(5分)、取り出し(5分)の溶出工程時間に330分要した。
【0070】
その後、酸性染料で染色、170℃で仕上げセットを行い、布帛を作成した。軽量性、風合いを評価した結果を表1に示す。
【0071】
<比較例4>
硫酸相対粘度ηr:3.3、酸化チタンを実質的に含有しないナイロン6を溶融し、巾0.1mm、外径1.0mmの円周状スリットより、24ヶの丸孔より溶融吐出した(紡糸温度275℃)。つづいて糸条を冷却風で冷却し、給油、交絡をおこなった後、非加熱ローラーで引き取り、170℃の加熱ローラーとの間で1.8倍に延伸して巻き取り速度4000m/分で巻き取りをおこない、78デシテックス24フィラメントの中空ポリアミドフィラメント糸を得た。上記中空ポリアミドフィラメント糸の横断面を光学顕微鏡で観察し、中空率を測定したところ25%であった。
【0072】
上記フィラメント糸を、実施例1と同様に製織した。その後、酸性染料で染色、170℃で仕上げセットを行い、布帛を作成した。軽量性、風合いを評価した結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
Figure 0004254393
【0074】
表1から明らかなように、実施例1〜4は、生産性、軽量性、風合いいずれにも良好な結果が得られた。
【0075】
<実施例6>
重量平均分子量18万のポリL乳酸(光学純度99%L乳酸、融点170℃)を芯部とし、平均2次粒子径が0.4μmの酸化チタンを0.3重量%含有した硫酸相対粘度ηr:2.6のナイロン6を鞘部として、それぞれ別々に溶融し、お互いの重量比が45/55となるように計量して紡糸口金に導き、ポリ乳酸が芯部、ナイロン6が鞘部となるように複合した後、24ヶの丸孔より溶融吐出した(紡糸温度260℃)。つづいて糸条を冷却風で冷却し、給油、交絡をおこなった後、非加熱ローラーで1500m/minで一旦引き取った。引き続き、延伸倍率3.0倍に延伸して、捲縮付与を行った後、カット長44mm、短繊維繊度1.7dtexの複合ステープル糸を得た。得られたステープル糸を通常の方法で0.76番手の粗糸を作り、製紡ドラフト21倍、撚り数16t/インチ、綿番手16sの複合紡績糸を製造した。
【0076】
得られた紡績糸をタテ糸およびヨコ糸に用いてタテ密度120本/インチ、ヨコ密度90本/インチのタフタ織物を製織した。
【0077】
得られたタフタを前実験として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、ベンジルアルコール乳化物(明成化学株式会社製“TB−13G”)30g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に30分要した。
【0078】
次に、溶出時間を30分とし、得られたタフタを液流染色機を用いて、アルカリ溶出、洗浄を行ったところ、投入(5分)、昇温(40分)、設定温度維持時間(30分)、排水(5分)、給水(5分)、昇温(5分)、70℃湯洗(10分)、排水(5分)、給水(5分)、水洗(10分)し、pH7.0となったことを確認後、排水(5分)、取り出し(5分)の溶出工程時間には130分要した。
【0079】
<実施例7>
芯成分のポリマを5−ナトリウムスルフォイソフタル酸ジメチルを8.0モル%共重合したポリエステルとし、紡糸温度280℃とした以外は実施例5と同様に複合紡糸し、複合紡績糸を製造し、タフタ織物を製織した。
【0080】
得られたタフタを実施例5と同様に前実験した結果、溶出時間に60分要した。
【0081】
次に、溶出時間を60分とした以外は実施例5と同様に溶出加工を行った。溶出工程時間に160分要した。
【0082】
<実施例8>
鞘成分のポリマを、ナイロン66とした以外は実施例5と同様に複合紡糸し、複合紡績糸を製造し、タフタ織物を製織した。
【0083】
得られたタフタを実施例5と同様に前実験した結果、溶出時間に60分要した。
【0084】
次に溶出時間を60分とした以外は実施例5と同様に溶出加工を行った。溶出工程時間に160分要した。
【0085】
<比較例5>
実施例5で得られたタフタを前実験として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、第4級アンモニウム塩(高松油脂株式会社製“カチオゾールNS−11”)20g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に60分要した。
【0086】
次に、溶出時間を60分とし、得られたタフタを液流染色機を用いて、投入(5分)、昇温(40分)、設定温度維持時間(60分)、排水(5分)、給水(5分)、昇温(5分)70℃湯洗(10分)、排水(5分)、給水(5分)、水洗(10分)、排水(5分)を行い、引き続きアニオン返し洗浄として、給水(5分)、昇温(5分)、80℃洗浄(40分)、排水(5分)、給水(5分)、酸中和(10分)、排水(5分)、給水(5分)、水洗(20分)、排水(5分)、給水(5分)、水洗(10分)後、pH7.0を確認後、排水(5分)、取り出し(5分)の溶出工程に300分要した。
【0087】
<比較例6>
芯成分のポリマを5−ナトリウムスルフォイソフタル酸ジメチルを8.0モル%共重合したポリエステルとし、紡糸温度280℃とした以外は実施例5と同様に複合紡糸し、複合紡績糸を製造し、タフタ織物を製織した。
【0088】
得られたタフタを比較例5と同様に前実験した結果、溶出時間に90分要した。
【0089】
次に、溶出時間を90分とした以外は比較例5と同様に溶出加工を行った。溶出工程時間に330分要した。
【0090】
<比較例7>
比較例6で得られたタフタを前実験として、20cm×20cmサンプルを作成し、水酸化ナトリウム50g/L、浴比1:30、昇温時間2℃/分、温度110℃の条件下で、0〜180分(30分毎)のアルカリ溶出処理を行った。その結果、溶出時間に150分要した。
【0091】
次に、溶出時間を150分とし、得られたタフタを液流染色機を用いて、アルカリ溶出、洗浄を行ったところ、投入(5分)、昇温(40分)、設定温度維持時間(150分)、排水(5分)、給水(5分)、昇温(5分)、70℃湯洗(10分)、排水(5分)、給水(5分)、水洗(10分)し、pH7.0となったことを確認後、排水(5分)、取り出し(5分)の溶出工程時間には250分要した。
【0092】
【表2】
Figure 0004254393
【0093】
表2から明らかなように、実施例5〜6は、生産性に良好な結果が得られた。
【0094】
【発明の効果】
本発明によれば、従来技術では得られなかった、軽量性、風合いに良好な織編物を生産性よく生産することを提供することができる。

Claims (6)

  1. 芯成分が易溶解性ポリエステルであり、鞘成分がポリアミドであって、芯成分と鞘成分の合計に対して該芯成分の比率が30〜60重量%である複合繊維を用いて織編物を形成後、苛性アルカリとポリアミド膨潤剤を含む水溶液を用いて80〜115℃で加熱処理することによって該芯成分を溶出し、該複合繊維を中空化することを特徴とするポリアミド織編物の製造方法。
  2. 前記ポリアミド膨潤剤が、ベンジルアルコールまたはベンジルアルコール誘導体であることを特徴とする請求項1記載のポリアミド織編物の製造方法。
  3. 前記ベンジルアルコールまたはベンジルアルコール誘導体の濃度が5〜80g/Lであることを特徴とする請求項1または2に記載のポリアミド織編物の製造方法。
  4. 前記芯成分がポリ乳酸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の織編物の製造方法。
  5. 前記芯成分がスルフォン化芳香族化合物ジカルボン酸が3.0〜10.0モル重量%の範囲で共重合されてなる昜溶解性ポリエステルであることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の織編物の製造方法。
  6. 前記鞘成分がナイロン6又はナイロン66であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の織編物の製造方法。
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