JP4253530B2 - 回路部品装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばケーシング内に回路部品を密閉した状態で収容するのに好適に用いられる密閉構造型の回路部品装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、回路部品装置としては、例えばケーシング内に各種の回路部品を密閉した状態で収容し、ケーシング内,外の通気を微小な通気孔によって行う構成としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭59−166479号公報
【0004】
この種の従来技術による回路部品装置は、例えばダスト、水分等の異物侵入を防止する密閉構造型のケーシングを有し、このケーシング内には、各種の回路部品を搭載した回路基板が収容されている。
【0005】
また、ケーシングには、例えば樹脂材料等により筒状に形成された防水構造型のコネクタが設けられ、該コネクタの内周側は、ケーシングの外部に開口する有底状のソケット穴となっている。そして、コネクタの端子ピンは、その基端側がケーシング内で回路基板と接続され、その先端側がソケット穴内に突出している。また、コネクタのソケット穴には、例えばソケット穴の底面側に開口する通気孔が設けられ、この通気孔はケーシング内の空間と連通している。
【0006】
そして、回路部品装置の使用時には、装置側のコネクタと相手側のコネクタとを接続することにより、ソケット穴が外部に対して密閉された防水構造となる。これにより、従来技術では、コネクタの防水構造を利用して通気孔への異物侵入を防止しつつ、通気孔によってケーシング内の空間と外部との間で通気を行う構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、コネクタの防水構造を利用して通気孔を異物の侵入から保護する構成としている。しかし、防水型のコネクタは、例えば樹脂材料、ゴム等の弾性材料を用いて密閉性を保持していることが多いため、回路部品装置を長期間にわたって使用するうちに、弾性材料の劣化等によってコネクタの密閉性が低下すると、コネクタ内部に少量の水分等が浸入することがある。
【0008】
このため、従来技術では、何らかの理由でコネクタの防水性が低下すると、これに伴って通気孔からケーシング内に水分等が浸入し易くなるため、浸入した水分によって回路基板が短絡する虞れがあり、高い信頼性を実現するのが難しいという問題がある。
【0009】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、仮りにコネクタの防水性が低下した場合でも、簡単な構造によって通気孔への異物侵入を阻止でき、ケーシング内の回路部品を保護できると共に、信頼性を向上できるようにした回路部品装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、回路部品が収容されるケーシングと、該ケーシングに設けられ外部に開口する有底状のソケット穴を有するコネクタケースに前記回路部品と接続される端子ピンが前記ソケット穴内に突出して設けられたコネクタと、前記コネクタケースのソケット穴内に開口して形成され前記ケーシング内の空間と連通する通気孔とを備えてなる回路部品装置に適用される。
【0011】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記コネクタのコネクタケースには、先端が前記ソケット穴の開口端よりも底面側に位置した状態で前記ソケット穴の底面側から突出する筒状突部を設け、前記通気孔は該筒状突部の先端に開口させる構成としたことにある。
【0012】
このように構成することにより、コネクタのコネクタケースには、先端がソケット穴の開口端よりも底面側に位置した状態でソケット穴の底面側から突出する筒状突部を設けたから、コネクタケースのソケット穴内では、筒状突部の先端(突出端)に通気孔を開口させることができる。このため、通気孔の開口部位をソケット穴の周壁(例えば、底面等)から離れた位置に配置することができる。これにより、例えばコネクタの防水性が経時劣化等により低下し、ソケット穴内に少量の水分等が侵入した場合でも、この水分をソケット穴の周壁や筒状突部の根元側に付着させることができ、通気孔を介してケーシング内に水分が浸入するのを防止することができる。
【0013】
従って、コネクタの防水構造を利用して通気孔への異物侵入を阻止できると共に、仮りにコネクタが劣化した場合でも、筒状突部を用いた簡単な構造によってケーシングの防水性を維持することができる。そして、ケーシング内の回路部品を水分等から長期間にわたって確実に保護でき、耐久性や信頼性を向上させることができる。
【0014】
また、請求項2の発明が採用する構成の特徴は前記コネクタのコネクタケースには、前記端子ピンが挿嵌されるピン挿嵌孔を設け、前記コネクタのコネクタケースには、先端が前記ソケット穴の開口端よりも底面側に位置した状態で前記ソケット穴の底面側から突出する筒状突部を設け、該筒状突部は、前記端子ピンを取囲むと共に、先端に前記ピン挿嵌孔が開口し、前記通気孔は前記端子ピンの外周側を囲んで前記端子ピンと前記ピン挿嵌孔との間に形成され、前記筒状突部の先端に延びる隙間によって形成する構成としたことにある。
【0015】
これにより、例えばコネクタケースを予め樹脂成形しておき、その内部に端子ピンを挿嵌することにより、コネクタケースのピン挿嵌孔と端子ピンとの間に隙間を形成でき、この隙間を用いて通気孔を容易に形成することができる。そして、この通気孔を、端子ピンの根元側等を取囲む筒状突部の先端に開口させることができる。
【0016】
従って、コネクタケースには、例えば端子ピンと異なる位置に専用の通気孔等を設ける必要がなくなり、コネクタケースの形状を簡略化できると共に、その小型化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による回路部品装置を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
ここで、図1ないし図3は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、自動車等の車両に搭載されるコントロールユニットを例に挙げて述べる。
【0019】
1はコントロールユニットの外郭をなす略箱形状のケーシングで、該ケーシング1は、後述のベース2とカバー3とを衝合することにより構成され、その内部には後述の回路基板5が収容されている。
【0020】
2はケーシング1の本体部分を構成するベースで、該ベース2は、例えば金属材料等からなり、図1中の上向きに開口した略四角形の有底箱状体として形成され、その四辺のうち一辺とカバー3との間には、後述のコネクタ7が取付けられている。
【0021】
3はベース2の開口側にねじ止め等の手段によって取付けられたカバーで、該カバー3は、例えば下向きに開口する略四角形の箱形状に形成され、その四辺のうち三辺がベース2の開口側に衝合されると共に、他の一辺がコネクタ7の外面側に衝合されている。
【0022】
これにより、ケーシング1内には、ベース2、カバー3およびコネクタ7によって取囲まれた部品収容空間4が画成され、この部品収容空間4は、後述のシール部材12,13,14によって密閉状態に保持されている。
【0023】
5はケーシング1の部品収容空間4内に収容された回路基板で、該回路基板5には、電子回路を構成する複数の回路部品6が搭載されている。そして、コントロールユニットは、回路基板5がコネクタ7を介して外部との間で信号の入出力等を行うことにより、例えば車両に搭載されたエンジン、変速機、ブレーキ装置等を制御するものである。
【0024】
7はケーシング1に設けられた防水構造型のコネクタで、該コネクタ7は、図1、図2に示す如く、雄コネクタまたは雌コネクタからなり、後述のコネクタケース8と端子ピン9とにより構成されている。そして、コネクタ7は、例えば車両に搭載された各種のセンサ、アクチュエータ(図示せず)等に対して回路基板5を着脱可能に接続するものである。
【0025】
8はコネクタ7の本体部分を構成するコネクタケースで、該コネクタケース8は、例えば絶縁性の樹脂材料等により一体に形成され、ケーシング1内に位置して回路基板5に取付けられた取付部8Aと、ケーシング1の外部に位置して該取付部8Aに固着された有底筒状のソケット部8Bとにより構成されている。
【0026】
そして、ソケット部8Bの内周側は、ケーシング1の外部に開口する有底状のソケット穴8Cとなり、該ソケット穴8Cの底面8D側には端子ピン9が突出している。この場合、端子ピン9は、例えばインサート成形等の手段によりコネクタケース8に形成されたピン挿嵌孔8E内に嵌着されているものである。
【0027】
9はコネクタ7を構成する複数本の端子ピン(1本のみ図示)で、該各端子ピン9は、例えば金属ピン等からなり、その長さ方向の途中部位がコネクタケース8に固着され、その端部側がケーシング1の内,外に突出している。この場合、端子ピン9は、基端側がケーシング1内で略L字状に屈曲し、回路基板5の電子回路に接続されている。また、端子ピン9の先端側は、コネクタケース8のソケット部8B側に伸長し、その底面8D側からソケット穴8C内に突出している。
【0028】
そして、コネクタ7は、ソケット部8Bが車両側のコネクタ(図示せず)と接続されることにより、ソケット穴8Cが外部に対して密閉された防水構造となり、ダスト、水分等の異物がソケット穴8C内に侵入するのを防止できる構成となっている。
【0029】
10はコネクタケース8のソケット穴8C内に設けられた筒状突部で、該筒状突部10は、図2に示す如く、例えばコネクタケース8と一体に樹脂成形され、先端がソケット穴8Cの開口端8Fよりも底面8D側に位置した状態でソケット穴8Cの底面8D側から突出する筒状体として形成されている。また、筒状突部10の内周側には、後述する通気孔11の一部が軸方向に延びて形成され、該通気孔11は、筒状突部10の先端(突出端)に開口している。
【0030】
ここで、仮りにコネクタケース8内に少量の水分等が浸入した場合には、図3に示すように、この水分が水滴Wとなってソケット穴8Cの周壁(例えば、底面8D等)に付着することが多い。この場合、筒状突部10は、通気孔11をソケット穴8Cの底面8D等から離れた筒状突部10の先端で開口させることにより、通気孔11内に水滴Wが浸入するのを阻止するものである。
【0031】
11はコネクタケース8に設けられた通気孔で、該通気孔11は、ケーシング1の内,外を連通する貫通孔として形成され、ケーシング1内の部品収容空間4と外部との間で通気を行うものである。そして、通気孔11は、その一端側がコネクタケース8の取付部8Aに位置して部品収容空間4に開口している。また、通気孔11の他端側は筒状突部10内を軸方向に伸長し、筒状突部10の先端でソケット穴8C内に開口している。
【0032】
この場合、コントロールユニットを車両に搭載したときには、コネクタ7の内部が密閉された状態となるため、コネクタ7の防水構造を利用して通気孔11への異物侵入を防止できる構成となっている。
【0033】
また、図1において、12,13,14はケーシング1の各部位に設けられた複数のシール部材で、シール12はベース2とカバー3との間をシールし、シール13はベース2とコネクタ7との間をシールすると共に、シール14はカバー3とコネクタ7との間をシールするものである。
【0034】
本実施の形態によるコントロールユニットは上述如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0035】
まず、コントロールユニットを車両に搭載するときには、コネクタ7(コネクタケース8)のソケット部8Bが車両側のコネクタに接続され、ソケット穴8C内が密閉された状態となる。これにより、例えばダスト、水分等の異物がコネクタ7内に侵入するのを防止することができる。
【0036】
そして、コントロールユニットは、コネクタ7を介して車両側のセンサ、アクチュエータに対して信号を入出力し、これによって車両のエンジン制御、変速機制御、ブレーキ制御等が行われる。
【0037】
また、コネクタ7の防水性が経時劣化等により低下した場合には、図3に示す如く、例えばコネクタケース8のソケット穴8C内に少量の水分等が侵入し、これが水滴Wとなってソケット穴8Cの底面8D等に付着することがある。
【0038】
しかし、コネクタ7の通気孔11は、ソケット穴8Cの周壁から離れた筒状突部10の先端に開口しているため、水滴Wが筒状突部10の根元側に付着したとしても、通気孔11内に水滴Wが浸入するのを防止することができる。
【0039】
かくして、本実施の形態によれば、コネクタケース8のソケット穴8Cの底面8D側には筒状突部10を設け、その先端に通気孔11を開口させる構成としたので、通気孔11の開口部位をソケット穴8Cの周壁から離れた位置に配置することができる。
【0040】
これにより、例えばコネクタ7内に少量の水滴Wが侵入した場合でも、この水滴Wをソケット穴8Cの底面8Dや筒状突部10の根元側に付着させることができ、水滴Wが通気孔11を介してケーシング1内に浸入したり、回路基板5の電子回路等が水滴Wによって短絡するのを確実に防止することができる。
【0041】
従って、コネクタ7の防水構造を利用して通気孔11への異物侵入を阻止できると共に、仮りにコネクタ7が劣化した場合でも、これに伴ってケーシング1の防水性が低下するのを筒状突部10によって阻止でき、このような2重の防水機能を簡単な構造によって実現することができる。そして、ケーシング1内の回路部品6を水分等から長期間にわたって確実に保護でき、耐久性や信頼性を向上させることができる。
【0042】
次に、図4および図5は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、コネクタの端子ピンを取囲むように筒状突部を設け、コネクタケースと端子ピンとの間の隙間によって通気孔を形成する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0043】
21はコントロールユニットのコネクタで、該コネクタ21は、第1の実施の形態とほぼ同様に、後述のコネクタケース22と端子ピン23とにより構成され、回路基板5を外部に接続するものである。
【0044】
22はコネクタ21の本体部分を構成するコネクタケースで、該コネクタケース22は、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えば絶縁性の樹脂材料等により一体に形成され、取付部22A、ソケット部22B、ソケット穴22C、底面22D、ピン挿嵌孔22E等を有している。そして、ソケット穴22Cの底面22D側には、端子ピン23が突出している。
【0045】
また、端子ピン23は、図5に示す如く、例えば四角形の断面形状をもって形成され、円形の断面形状を有するピン挿嵌孔22E内に挿嵌されている。このため、ピン挿嵌孔22E内には、端子ピン23との間に位置して後述の通気孔25となる隙間が形成されている。
【0046】
24はコネクタケース22のソケット穴22C内に設けられた筒状突部で、該筒状突部24は、例えばコネクタケース22と一体に樹脂成形され、端子ピン23の根元側を取囲んでソケット穴22Cの底面22Dから突出する筒状体として形成されている。また、筒状突部24は、その先端がソケット穴22Cの開口端22Fよりも底面22D側に位置すると共に、先端にピン挿嵌孔22Eが開口している。
【0047】
25はコネクタケース22に設けられた通気孔で、該通気孔25は、コネクタケース22のピン挿嵌孔22Eと端子ピン23との間、および筒状突部24と端子ピン23との間にわたって延びる隙間によって形成されている。
【0048】
そして、通気孔25は、端子ピン23の外周側を取囲んでその長さ方向に延びると共に、ケーシング1の内,外を連通する貫通孔となっている。この場合、通気孔25は、その一端側がコネクタケース22の取付部22Aに位置して部品収容空間4に開口している。また、通気孔25の他端側は、筒状突部24内を軸方向に延び、筒状突部24の先端でソケット穴22C内に開口している。
【0049】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、コネクタケース22に端子ピン23を取囲む筒状突部24を形成し、コネクタケース22と端子ピン23との間の隙間により通気孔25を構成したので、コネクタ21の形成時には、例えばコネクタケース22を予め樹脂成形しておき、そのピン挿嵌孔22Eに端子ピン23を挿嵌することにより、これらの間の隙間を用いて通気孔25を容易に形成することができる。
【0050】
そして、この通気孔25を筒状突部24の先端に開口させることができ、筒状突部24によって通気孔25への異物浸入を防止することができる。従って、コネクタケース22には、例えば端子ピン23(ピン挿嵌孔22E)と異なる位置に専用の通気孔等を設ける必要がなくなり、その形状を簡略化できると共に、コネクタ21全体を小型化することができる。
【0051】
なお、前記各実施の形態では、コネクタケース8,22と筒状突部10,24とを一体に形成する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、コネクタケースと筒状突部とを別部材により形成し、これらを組立てる構成としてもよい。
【0052】
また、実施の形態では、コネクタケース8,22のソケット部8B,22Bを有底筒状体としてケーシング1の外部に突出させる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えばコネクタをケーシングの周壁位置からケーシング内に突出させて形成し、コネクタのソケット穴がケーシングの周壁位置で外部に開口する構成としてもよい。
【0053】
また、第2の実施の形態では、コネクタケース22のピン挿嵌孔22Eを円形の断面形状とし、端子ピン23を四角形の断面形状とした。しかし、これらの断面形状は実施の形態に限定されるものではなく、ピン挿嵌孔と端子ピンとの間に隙間が形成される形状であれば、自由な形状としてよいものである。
【0054】
また、実施の形態では、自動車等の車両に搭載するコントロールユニットを例に挙げて述べた。しかし、本発明はこれに限らず、密閉構造型のケーシングを有する各種の回路部品装置に適用できるものであり、例えば自動車に搭載されるセンサ、アクチュエータ等の電気部品や、自動車以外の産業機械、農業機械等に搭載される各種の電気部品にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるコントロールユニットを示す断面図である。
【図2】図1中のコネクタ等を拡大して示す要部拡大断面図である。
【図3】コネクタ内に浸入した水滴が筒状突部の根元側等に付着した状態を示す部分拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるコントロールユニットのコネクタ等を示す要部拡大断面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
5 回路基板
6 回路部品
7,21 コネクタ
8,22 コネクタケース
8A,22A 取付部
8B,22B ソケット部
8C,22C ソケット穴
8D,22D 底面
8E,22E ピン挿嵌孔
9,23 端子ピン
10,24 筒状突部
11,25 通気孔

Claims (2)

  1. 回路部品が収容されるケーシングと、該ケーシングに設けられ外部に開口する有底状のソケット穴を有するコネクタケースに前記回路部品と接続される端子ピンが前記ソケット穴内に突出して設けられたコネクタと、前記コネクタケースのソケット穴内に開口して形成され前記ケーシング内の空間と連通する通気孔とを備えてなる回路部品装置において、
    前記コネクタのコネクタケースには、先端が前記ソケット穴の開口端よりも底面側に位置した状態で前記ソケット穴の底面側から突出する筒状突部を設け
    記通気孔は該筒状突部の先端に開口させる構成としたことを特徴とする回路部品装置。
  2. 回路部品が収容されるケーシングと、該ケーシングに設けられ外部に開口する有底状のソケット穴を有するコネクタケースに前記回路部品と接続される端子ピンが前記ソケット穴内に突出して設けられたコネクタと、前記コネクタケースのソケット穴内に開口して形成され前記ケーシング内の空間と連通する通気孔とを備えてなる回路部品装置において、
    前記コネクタのコネクタケースには、前記端子ピンが挿嵌されるピン挿嵌孔を設け、
    前記コネクタのコネクタケースには、先端が前記ソケット穴の開口端よりも底面側に位置した状態で前記ソケット穴の底面側から突出する筒状突部を設け、
    筒状突部は、前記端子ピンを取囲むと共に、先端に前記ピン挿嵌孔が開口し、
    記通気孔は前記端子ピンの外周側を囲んで前記端子ピンと前記ピン挿嵌孔との間に形成され、前記筒状突部の先端に延びる隙間によって形成したことを特徴とする回路部品装置。
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