JP4252921B2 - ワイヤーハーネスの取付構造およびワイヤーハーネス - Google Patents
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この場合、ワイヤーハーネスに対してクランプが位置ずれしてると取付面に対してワイヤーハーネスを正規位置に固定する作業が面倒となる。
また、クランプ1の長手方向の移動量はばね部材2の収縮量に対応するため、前記位置ずれの許容範囲を広くとることができないという問題がある。
前記規制手段が、前記レール部における前記係合部の挿入方向に対して交差する面に設けられ、かつ、前記レール部の長手方向に沿って凹凸が連続する規制凹凸部と、前記取付部材および前記保持部材のうちの他方に設けられて前記規制凹凸部に係合可能な規制爪部とを有し、
前記係合部が前記取付孔に係合するまでは前記規制凹凸部および前記規制爪部が前記係合部の挿入方向に沿って相対的に離間可能であるとともに、
前記係合部が前記取付孔に係合し、かつ、前記取付部材が前記取付面に面接触したことに連動して前記規制凹凸部および前記規制爪部を近接させて係合させるように構成され、前記取付孔への装着方向と、前記規制爪部が前記規制凹凸部に係合する方向とが逆であることを特徴としている。
そして、取付部材13をレール部16に対して摺動させることで、取付孔11の位置に対するクランプ15(係合部12)の位置ずれによる誤差を吸収して係合部12を正規位置に配置し、この状態で取付部材13に設けた係合部12を取付孔11に係合した際に、規制手段20によってレール部16および取付部材13の相対摺動が規制される。
そして、図5に示すように、係合部12が取付孔11に係合し、かつ、取付部材13が取付面10に面接触すると、突出部材23が押し上げられてレール部16の規制凹凸部21に規制爪部24が係合すると同時にレール部16および取付部材13の相対摺動が規制される。
仮固定手段30は、レール部16における取付部材13の摺動部に向かう面に設けられ、レール部16の長手方向に沿って繰り返し連続する仮固定凹凸部31と、取付部材13における前記仮固定凹凸部31に向かう面に設けられて該仮固定凹凸部31に係合する仮固定爪部32とを有している。
また、取付部材13をレール部16に対して摺動させることで、取付孔11の位置に対するクランプ15(係合部12)の位置ずれによる誤差を吸収して係合部12を正規位置に配置し、この状態で取付部材13に設けた係合部12を取付孔11に係合した際に、規制手段20によってレール部16および取付部材13の相対摺動が規制されるので、取付孔11に対する係合部12の位置合わせを容易に行うことができるとともに、取付孔11に対するクランプ15の位置ずれの許容範囲を大きくとることができる。
さらに、規制手段20により係合部12を取付孔11に係合するだけで自動的にレール部16および取付部材13の摺動部の相対摺動を規制してワイヤーハーネスW/Hを確実に固定できるので、取付工程の簡略化を図ることができる。
この場合、係合部12が取付孔11に係合し、かつ、取付部材13が取付面10に面接触すると、突出部材23が取付部材13内に埋没してレール部16の規制凹凸部21に規制爪部24が係合すると同時にレール部16および取付部材13の相対摺動が規制される。
なお、上記第1実施形態と重複または相当する部材等については、各図に同一符号を付してその説明を省略する。
この規制片40はレール部16側に膨らむように湾曲変形し、規制凹凸部21を向く側には該規制凹凸部21に係合可能な規制爪部24が設けられ、取付面10を向く側で規制爪部24に対応する部位には取付面10に向かって突出する突出部41が設けられている。
なお、上記第1実施形態と重複または相当する部材等については、各図に同一符号を付してその説明を省略する。
これにより、係合部12が取付孔11に係合し、かつ、レール部16の規制凹凸部21に規制爪部24が係合すると同時にレール部16および取付部材13の相対摺動が規制される。その他の構成および作用効果は上記第1実施形態と同様である。
なお、上記第1実施形態と重複または相当する部材等については、各図に同一符号を付してその説明を省略する。
例えば、前述した各実施形態において、レール部16を保持部材14側に設けた場合を例に採ったが、これに代えて、図28に示すように、レール部16を取付部材13側に設けて保持部材14側に対して摺動させるようにしてもよい。
10 取付面
11 取付孔
12 係合部
13 取付部材
14 保持部材
15 クランプ
16 レール部
20 規制手段
21 規制凹凸部
22 貫通孔
23 突出部材
24 規制爪部
30 仮固定手段
31 仮固定凹凸部
32 仮固定爪部
41 突出部
62 大開口部
63 小開口部
64 テーパ開口部
65 テーパ面
70 カム部
71 軸部
Claims (10)
- 多数の電線を束ねたワイヤーハーネスを取付面に沿って固定するために、
前記取付面に設けられた取付孔に挿入して係合可能な係合部を有する取付部材と、前記取付部材に連結されて前記ワイヤーハーネスを保持可能な保持部材とが設けられたクランプを備えるワイヤーハーネスの取付構造であって、
前記取付部材および前記保持部材のうちの一方に設けられたレール部と、前記取付部材および前記保持部材のうちの他方に設けられ、前記レール部に沿って摺動可能な摺動部と、前記係合部が前記取付孔に係合した際に前記レール部および前記摺動部の相対摺動を規制する規制手段とを有し、
前記規制手段が、前記レール部における前記係合部の挿入方向に対して交差する面に設けられ、かつ、前記レール部の長手方向に沿って凹凸が連続する規制凹凸部と、前記取付部材および前記保持部材のうちの他方に設けられて前記規制凹凸部に係合可能な規制爪部とを有し、
前記係合部が前記取付孔に係合するまでは前記規制凹凸部および前記規制爪部が前記係合部の挿入方向に沿って相対的に離間可能であるとともに、
前記係合部が前記取付孔に係合し、かつ、前記取付部材が前記取付面に面接触したことに連動して前記規制凹凸部および前記規制爪部を近接させて係合させるように構成され、前記取付孔への装着方向と、前記規制爪部が前記規制凹凸部に係合する方向とが逆であることを特徴とするワイヤーハーネスの取付構造。 - 少なくとも前記規制手段が前記レール部および前記摺動部の相対摺動を規制するまで、前記レール部および前記摺動部の相対摺動を仮固定可能する仮固定手段を有していることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネスの取付構造。
- 前記仮固定手段が、前記レール部における前記摺動部に向かう面に設けられ、前記レール部の長手方向に沿って繰り返し連続する仮固定凹凸部と、
前記摺動部における前記仮固定凹凸部に向かう面に設けられて前記仮固定凹凸部に係合する仮固定爪部とを有していることを特徴とする請求項2に記載のワイヤーハーネスの取付構造。 - 前記取付部材における前記係合部の挿入方向に沿って設けられた貫通孔と、前記取付面に向かって突出するように前記貫通孔内に配置された突出部材とを有し、
前記規制凹凸部および前記規制爪部のうちの一方が前記突出部材に支持され、
前記係合部が前記取付孔に係合し、かつ、前記取付部材が前記取付面に面接触したことに連動して前記突出部材が前記取付面に押圧されて前記貫通孔内に没入し、前記規制凹凸部および前記規制爪部を近接させて係合させることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれかに記載のワイヤーハーネスの取付構造。 - 所定個所が前記取付面に向かって突出する突出部が前記取付部材に設けられているとともに、前記突出部に対応する位置に前記規制爪部が設けられ、
前記係合部が前記取付孔に係合し、かつ、前記取付部材が前記取付面に面接触したことに連動して前記突出部が前記取付面に押圧され、前記規制凹凸部および前記規制爪部を近接させて係合させることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれかに記載のワイヤーハーネスの取付構造。 - 前記取付孔が、前記突出部材に接触しないように前記係合部を挿脱可能な大開口部と、前記大開口部に連続して設けられ、かつ、前記係合部を前記取付孔に装着する動作時に開口縁部が前記突出部材に接して、前記開口縁部により前記突出部材を前記取付部材に向かって押圧する小開口部とを有していることを特徴とする請求項4に記載のワイヤーハーネスの取付構造。
- 前記大開口部および前記小開口部間に、前記大開口部から前記小開口部に向かって開口形状が先細りとなるテーパ開口部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のワイヤーハーネスの取付構造。
- 前記テーパ開口部及び前記小開口部の前記開口縁部の少なくとも一方に接触可能なテーパ面が前記突出部材に設けられていることを特徴とする請求項7に記載のワイヤーハーネスの取付構造。
- 前記取付部材が、前記規制凹凸部および前記規制爪部の係合方向に対して交差する方向に沿う軸部と、前記軸部を中心として回動するとともに前記軸線に対して偏芯した周面を有するカム部とを有し、
前記係合部が前記カム部に支持されているとともに、前記周面に前記規制爪部が設けられ、
前記係合部が前記取付孔の開口縁部に係合するように前記カム部が回動したときに、前記規制爪部が前記規制凹凸部に係合可能であることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれかに記載のワイヤーハーネスの取付構造。 - 請求項1〜請求項9に記載したワイヤーハーネスの取付構造に用いられたクランプが取り付けられたことを特徴とするワイヤーハーネス。
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