JPH08126169A - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents

ワイヤハーネス用クランプ

Info

Publication number
JPH08126169A
JPH08126169A JP6284186A JP28418694A JPH08126169A JP H08126169 A JPH08126169 A JP H08126169A JP 6284186 A JP6284186 A JP 6284186A JP 28418694 A JP28418694 A JP 28418694A JP H08126169 A JPH08126169 A JP H08126169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
wire harness
anchoring
clamp
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6284186A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Machida
隆司 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP6284186A priority Critical patent/JPH08126169A/ja
Publication of JPH08126169A publication Critical patent/JPH08126169A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付けたワイヤハーネス10と、車体に係
止する係止頭7との間に、オフセット量Lを設けるワイ
ヤハーネス用クランプにおいて、多様なオフセット量L
に共用可能にして、ワイヤハーネス用クランプの種類の
少数化と部品管理性の向上を図り、併せて、ワイヤハー
ネス10の車体への配設作業性の向上を図る。 【構成】 ワイヤハーネス10に固定する取付部3に、
係止頭ポスト5を立設した取着部材1と、板状の基部8
に係止頭7を立設した係止部材2との組合せになし、係
止頭ポスト5に、係止部材2の基部8を上下方向スライ
ド自在にして、係止頭7を前方に突出して受け入れる係
止部材ポケット6を設け、さらに、係止部材2の弾性片
14上の係止爪15と、係止爪15と係合する係止部1
6を、係止頭ポスト5の上下方向に多階状に配設した係
止機構を設け、係止部16の択一によって、オフセット
量Lを多様に変更セット可能にした構造が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの外周
に取り付けて、ワイヤハーネスの車体・機器への配設姿
勢を整えて保持するのに使用するワイヤハーネス用クラ
ンプに関するものであり、詳しくは、車体・機器への係
止頭が、ワイヤハーネスの中心位置から位置ずれしたオ
フセット型のワイヤハーネス用クランプに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用クランプは、ワイヤハ
ーネスの外周に取り付ける取付部に、係止頭を立設した
形状を有し、その係止頭を車体・機器の嵌着孔等に係止
することによって、ワイヤハーネスの配設姿勢を整えて
保持する構造になっている。そして、その係止頭が取付
部の中心に立設された通常型のものと、ワイヤハーネス
の配設姿勢と車体・機器の相対条件によって、その係止
頭が取付部中心から位置ずれしたオフセット型のものが
用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来構造のワイ
ヤハーネス用クランプは、係止頭が係止部に固定された
構造であり、ワイヤハーネスへ取り付けたクランプの係
止頭と車体・機器側の嵌着孔等を、ワイヤハーネス配設
時に「ピタッ」と位置整合させることは実質的に困難な
ので、ワイヤハーネスを配設するとき、クランプの取付
位置を修正したり、ワイヤハーネスを引っ張る等の煩雑
な位置合せ作業を要することが多く、ワイヤハーネスの
配設作業性を阻害している。
【0004】さらに、前記のオフセット型のクランプ
は、オフセット量を20粍・30粍等に限定した多品種
のものを成形して準備し、それ等の中から適するものを
選んで使用するので、多数の成形金型を必要としてコス
ト高となると共に、オフセット量毎の多品種の存在によ
って、部品管理が煩雑になる不具合がある。本発明は、
以上の従来の不具合点を解消するオフセット型のワイヤ
ハーネス用クランプを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用クランプは、「ワイヤハー
ネスに取り付ける取付部に、係止頭ポストを立設した取
着部材と、車体・機器への係止頭を、基部に立設した別
体の係止部材からなり、前記取着部材は、前記基部を前
記係止頭ポストの上下方向にスライド自在にして、前記
係止頭を突き出す姿勢に受け入れる係止部材ポケットを
有し、さらに、前記基部側の弾性梁上の係止爪と、前記
係止部材ポケットの上下方向に多階状に配設した係止部
からなる、前記係止部材の係止機構を設けた構造」にな
っている。
【0006】即ち、本発明のワイヤハーネス用クランプ
は、取着部材側の係止頭ポストの係止部材ポケットに、
係止部材の基部を挿着することによって、単一のクラン
プに合体すると共に、その係止部材ポケットに多階状に
存在する係止部を択一して係止部材を係止し、ワイヤハ
ーネスに対する係止頭の高さポジションを多段的にセッ
ト自在にした構造になっている。
【0007】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用クラン
プは、取り付けたワイヤハーネスに対する係止頭の高さ
ポジションが多段的に設定自在となるので、オフセット
量が異なるワイヤハーネスの配設条件の場合に共用でき
る。そして、その係止部を細ピッチに配設しておくと、
その高さポジションの微量調整ができるので、車体・機
器の係止ポイントに対して位置ずれした係止頭の位置調
整が可能になる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明第一実施例を示す図1を参照して、本発明の
ワイヤハーネス用クランプは、ワイヤハーネス10の外
周に巻き着ける巻着バンド4を有する取付部3に、係止
頭ポスト5を立設した取着部材1と、車体の嵌着孔(図
示しない)に嵌着係止する係止頭7を、略方形板体の基
部8の表面に立設した別体部材の係止部材2との組合せ
になっている。
【0009】詳しくは、取着部材1の係止頭ポスト5
は、基部8の左右側縁12を受け入れ挿着する対向一対
の溝条9A・9Bを、上方下向に有する所要長の柱体を
なし、その溝条9A・9Bの間の一側は、上下に開口し
た係止頭窓11に形成され、この溝条9A・9B間の空
間が係止部材ポケット6となっている。そして、このポ
ケット6の上端から、係止部材2の基部8を挿入する
と、基部8は係止頭7を係止頭窓11から突き出す姿勢
をなして、係止頭ポスト5の上下方向にスライド自在に
挿着できる構造を有している。
【0010】さらに、係止部材2の基部8の左右側縁1
2の部位には、スロット13を介して基部8と遊離した
片持梁形状の弾性片14の上に、側方に突出する係止爪
15が設けられると共に、取着部材1の溝条9A・9B
の壁部を貫通する係止孔の係止部16が、係止頭ポスト
5の上下方向に多階状をなして3個配設され、この係止
爪15と係止部16によって、係止部材ポケット6に嵌
めた係止部材2の係止頭ポスト5に対する相対位置を係
止する係止機構を構成している。なお、この実施例の係
止頭7は、係止柱17の上端から開脚状をなす一対の係
止羽根18からなり、その係止頭7の下方には、係止頭
7を車体等に係止したとき車体等の壁面に圧接する圧接
片19を有する公知形状のものになっている。図中の2
0は巻着バンド4の先端を通して係止するバンド挿通係
止部である。
【0011】そして、取着部材1の係止部材ポケット6
に係止部材2の基部8を入れると、基部8の側縁12か
ら突き出している係止爪15が、溝条9A・9Bと干渉
して弾性後退して、その挿入が進行し、係止爪15が係
止部16と対応すると、「パチン」と係合して組合セッ
トされる。そして、3個存在する係止部16を択一して
係止すると、係止部材2が係止頭ポスト5の所要の高さ
ポジションに係止される。なお、係止部16と係合した
係止爪15は、係止部16へツールを入れて係止爪15
を押すことによって、その係合が容易に解離し、係止爪
15を他の係止部16へ移動させたり、係止部材ポケッ
ト6から外すことができる。
【0012】そして、係止頭7を係止頭ポスト5の所定
位置に係止した後、巻着バンド4によって取付部3をワ
イヤハーネス10の外周に固定し、係止頭ポスト5から
突出している係止頭7を、車体の嵌着孔に係止して、ワ
イヤハーネス10の配設姿勢がクランプされる。
【0013】以上の図1実施例のものは、3個配設の係
止孔16を択一してセットすることによって、ワイヤハ
ーネス10から係止頭7の中心までのオフセット量Lを
三段階に設定することができるので、単一のワイヤハー
ネス用クランプがオフセット量Lを異にする3種類のワ
イヤハーネス配設条件の場合に共用できる。そして、そ
の共用化によって、ワイヤハーネス用クランプの部品点
数を少数化して部品管理性を向上すると共に、コスト低
減が促進できる。
【0014】つぎに、図2を参照して本発明の他の実施
例を説明する。即ち、図1実施例と同様に、係止頭ポス
ト5を有する取着部材1と、基部8に係止頭7を立設し
た係止部材2との組合せからなるものにおいて、係止部
16は、細ピッチで上下方向に連続する鋸刃状の係止部
16になっており、この鋸刃状の係止部16の鋸刃のい
ずれかに、係止部材2側の係止爪15をかみ合せ係止す
るようになっている。
【0015】そして、鋸刃状の係止部16を成形するた
めの成形型の型抜き孔21を、係止部16の側方の周壁
に貫設すると共に、鋸刃状の係止部16の中間を係止頭
ポケット6の周壁と共に切り抜いたツール孔22を、上
下方向に設け、係止部16とかみ合い係止した係止爪1
5を、ツール孔22に入れたツールによって外せるよう
になっている。
【0016】この図2実施例のものによると、鋸刃状の
係止部16が細ピッチで存在するので、オフセット量L
が極めて多段にセットできると共に、係止頭7の位置を
微調整することができるので、車体側の係止ポイントと
係止頭7との位置ずれが簡便に即時調整できる。
【0017】なお、本発明のワイヤハーネス用クランプ
は、前記の実施例に限定されず、係止爪15を、図3の
ように、基部8の側縁12に形成した両端支持梁の弾性
片14上に設けたり、或は、係止頭7を他の公知形状の
ものにしたり、取付部3のワイヤハーネス10への固定
手段を、巻着バンド4に代えて、板状の取付部3をワイ
ヤハーネス10へテープ巻き固定する他の公知手段にす
ることがある。
【0018】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用クランプは、取り付けたワイヤハーネスと車体
・機器への係止頭との間に、所要のオフセット量を設け
るものにおいて、多様なオフセット量の場合に共用でき
るので、ワイヤハーネス用クランプの種類点数を少数化
して、部品管理性の向上とコスト低減を図り、さらに、
そのオフセット量変化を細ピッチにすることによって、
車体・機器の係止ポイントと係止頭との位置ずれ調整を
容易になし、ワイヤハーネスの車体等への配設作業性を
向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のワイヤハーネス用クランプ
を示し、(A)はその構成部材の斜視図、(B)はその
使用状態の斜視図、(C)はその使用状態の側面図
【図2】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プを示し、(A)はその取着部材の部分斜視図、(B)
はその取着部材と係止部材の係止状態を示す正面図、
(C)は(B)のAA断面図、(D)は(C)の部分拡
大図
【図3】本発明の他の実施例の係止部材の正面図
【符号の説明】
1 取着部材 2 係止部材 3 取付部 4 巻着バンド 5 係止頭ポスト 6 係止部材ポケット 7 係止頭 8 基部 9A・9B 溝条 10 ワイヤハーネス 11 係止頭窓 12 側縁 13 スロット 14 弾性片 15 係止爪 16 係止部 21 型抜き孔 22 ツール孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに取り付ける取付部に、
    係止頭ポストを立設した取着部材と、車体・機器への係
    止頭を、基部に立設した別体の係止部材からなり、前記
    取着部材は、前記基部を前記係止頭ポストの上下方向に
    スライド自在にして、前記係止頭を突き出す姿勢に受け
    入れる係止部材ポケットを有し、さらに、前記基部側の
    弾性梁上の係止爪と、前記係止部材ポケットの上下方向
    に多階状に配設した係止部からなる、前記係止部材の係
    止機構を設けた構造を特徴とするワイヤハーネス用クラ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 係止部材ポケットの周壁を貫通した係止
    孔の係止部からなる請求項1のワイヤハーネス用クラン
    プ。
  3. 【請求項3】 細ピッチの鋸刃状係止部になすと共に、
    前記鋸刃状係止部の中間部分を、上下方向に連続し、か
    つ、係止部材ポケットの周壁と共に切り抜いたツール孔
    に形成した請求項1のワイヤハーネス用クランプ。
JP6284186A 1994-10-25 1994-10-25 ワイヤハーネス用クランプ Pending JPH08126169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6284186A JPH08126169A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 ワイヤハーネス用クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6284186A JPH08126169A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 ワイヤハーネス用クランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08126169A true JPH08126169A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17675293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6284186A Pending JPH08126169A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 ワイヤハーネス用クランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08126169A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482635B1 (ko) * 2001-12-05 2005-04-13 현대자동차주식회사 와이어링 하니스의 고정용 클립
JP2005287276A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Yazaki Corp ワイヤーハーネスの取付構造およびワイヤーハーネス
US8157222B1 (en) 2010-10-29 2012-04-17 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Wire harness clamp
WO2016084670A1 (ja) * 2014-11-26 2016-06-02 株式会社パイオラックス 留め具およびコネクタ取付構造
GB2597963A (en) * 2020-08-12 2022-02-16 Daimler Ag Harness clip
KR102496096B1 (ko) * 2021-08-20 2023-02-06 주식회사 경신 위치 보정형 밴드케이블

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482635B1 (ko) * 2001-12-05 2005-04-13 현대자동차주식회사 와이어링 하니스의 고정용 클립
JP2005287276A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Yazaki Corp ワイヤーハーネスの取付構造およびワイヤーハーネス
US8157222B1 (en) 2010-10-29 2012-04-17 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Wire harness clamp
WO2016084670A1 (ja) * 2014-11-26 2016-06-02 株式会社パイオラックス 留め具およびコネクタ取付構造
JPWO2016084670A1 (ja) * 2014-11-26 2017-10-19 株式会社パイオラックス 留め具およびコネクタ取付構造
GB2597963A (en) * 2020-08-12 2022-02-16 Daimler Ag Harness clip
KR102496096B1 (ko) * 2021-08-20 2023-02-06 주식회사 경신 위치 보정형 밴드케이블

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1479306B1 (en) Slider for slide fastener
CN100521421C (zh) 快速组装电连接盒的设备以及方法
JP2001063364A (ja) 止め具
JPH08126169A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
US7549549B1 (en) Universal low voltage box bracket
JP5950327B2 (ja) クリップ付ワイヤハーネス、該クリップ付ワイヤハーネスを備えたワイヤハーネス
JP2562606Y2 (ja) クリップ連結構造
JPH0723516A (ja) ワイヤハーネス用成形プロテクタへのクランプ取り付け構造
JPH07143647A (ja) ワイヤハーネス用成形プロテクタのクランプ構造
EP3506444B1 (en) Surface mounting device
JPH0669556U (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH0610683U (ja) 電線等の結束具
JP3269340B2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ
CN216281188U (zh) 一种cmy色片的安装夹具
US4579305A (en) Cable support apparatus
CN220043939U (zh) 快拆扎带座及快拆扎带组件
JP2001336509A (ja) クランプおよび係合構造
JPH071256Y2 (ja) ポール用バンド締め作業用補助工具
KR200489755Y1 (ko) 터미날 블록을 위한 스토퍼
JP2009213308A (ja) ワイヤハーネス用の車体係止具
JPH0939689A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH0321156Y2 (ja)
JPH0134377Y2 (ja)
JPH0111052Y2 (ja)
JPH11123992A (ja) 自動車用ワイヤハーネスのボデー取付構造