JP4252542B2 - ハイブリッド車両の変速制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の変速制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4252542B2
JP4252542B2 JP2005035765A JP2005035765A JP4252542B2 JP 4252542 B2 JP4252542 B2 JP 4252542B2 JP 2005035765 A JP2005035765 A JP 2005035765A JP 2005035765 A JP2005035765 A JP 2005035765A JP 4252542 B2 JP4252542 B2 JP 4252542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
cylinder deactivation
engine
shift map
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005035765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006219054A (ja
Inventor
智弘 西
俊隆 鉢呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005035765A priority Critical patent/JP4252542B2/ja
Priority to CNB2006100044274A priority patent/CN100472099C/zh
Publication of JP2006219054A publication Critical patent/JP2006219054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4252542B2 publication Critical patent/JP4252542B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、部分気筒休止が可能なエンジンを備えたハイブリッド車両の変速制御装置に関するものである。
従来から、エンジンとモータとを駆動源とし、これらの駆動力をオートマチックトランスミッション等の変速機を介して車輪に伝達するハイブリッド車両が知られている。このようなハイブリッド車両の中には、車速とエンジン回転数との変速マップに基づいてオートマチックトランスミッション等の変速制御を行う変速制御装置を備えたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−369604号公報
ところで近年、ハイブリッド車両では、さらなる燃費向上を図るために車両状態に応じて部分気筒休止が可能なエンジンを備えたものがある。このようなハイブリッド車両に上述の変速制御装置を採用すると、エンジンの部分気筒休止運転、全筒運転に関わらず同じ変速マップを使用するため、例えば、部分気筒休止時に乗員による加速要求があったとして、この時にエンジントルクが不足していてもシフトダウンが行われずに前記エンジンを全気筒運転へ切り替えることでエンジントルクを確保しようとする場合がある。そのため、前記エンジンの部分気筒休止の頻度が減少して燃費向上が達成できなくなるという課題がある。
また、前記部分気筒休止時にモータアシストを行う場合と、バッテリ残量が減少してモータアシストを行わない場合との両方で同一変速マップを用いることとなるため、前者のモータアシストを行う場合にエンジン回転数が不要に上昇して燃費の向上を達成できなくなるという課題がある。
そこで、この発明は、エンジン回転数の不要な上昇を抑制し、燃費の向上を図ることができるハイブリッド車両の変速制御装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、全気筒のうち一部の気筒のみを休止する部分気筒休止運転が可能なエンジン(例えば、実施の形態におけるエンジンE)と、バッテリ(例えば、実施の形態におけるバッテリ3)に対して電力を授受可能なモータ(例えば、実施の形態におけるモータM)とを駆動源として備え、少なくとも前記エンジン又は前記モータの動力の一方を、変速機(例えば、実施の形態におけるトランスミッションT)を介して車輪(例えば、実施の形態における前輪Wf)に伝達して走行するハイブリッド車両の変速制御装置において、前記部分気筒休止運転をするか否かを判断する気筒休止判断手段(例えば、実施の形態におけるステップS2)と、バッテリの残容量に基づいてモータによりアシストを行うかどうかを判断するモータ出力判断手段(例えば、実施の形態におけるステップS4)とを備え、前記気筒休止判断手段とモータ出力判断手段との判断結果に基づいて前記変速機の変速マップを持ち替え、前記変速マップは、通常の変速マップと、この通常の変速マップよりも低車速側で変速を行うように設定された複数の変速マップとで構成され、前記通常の変速マップよりも低車速側で変速するように設定された複数の変速マップは、前記部分気筒休止運転を行わない場合、又は、前記エンジンの駆動力を前記モータによりアシスト可能な場合に持ち替えられることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、前記部分気筒休止運転を行わない場合、最も低車速側で変速するように設定された変速マップに持ち替えることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、前記気筒休止判断手段が、前記部分気筒休止運転を行うか否かの判断を、少なくともエンジンの水温に基づいて行うことを特徴とする。
請求項に記載した発明は、前記バッテリの残容量が過充電領域以下の所定の範囲内の場合に前記モータによるアシストを行うことを特徴とする。
請求項に記載した発明は、前記気筒休止判断手段とモータ出力判断手段とに基づいて前記変速機の変速マップを持ち替えた後に前記気筒休止判断手段又は前記モータ出力判断手段の判断条件が変化した場合、前記変速マップの持ち替えを禁止することを特徴とする。
請求項に記載した発明は、前記気筒休止判断手段とモータ出力判断手段とに基づいて前記変速機の変速マップを持ち替えた後に前記バッテリの残容量又は気筒休止判断手段の判断条件が変化した場合、この変化後の判断条件に基づいて前記変速マップを持ち替えることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、前記気筒休止判断手段の判断結果に基づいて行われるエンジンの気筒休止時と、モータ出力判断手段の判断結果に基づいて行われるモータによるアシスト時とに、最適な変速マップに持ち替えて変速制御を行うことができるため、エンジンの不要な気筒切替えと、エンジン回転数の不要な上昇とを抑制し、燃費の向上を図ることができる効果がある。
また、前記通常の変速マップよりも低車速側で変速を行うように設定された複数の変速マップで持ち替えた際には、通常の変速マップよりも低車速側で変速を行うことができるため、エンジン回転数の上昇を抑制して燃費の向上を図ることができる効果がある。
さらに、消費エネルギー量の多いエンジンの気筒休止を行わない場合や、前記モータによりアシストを行う場合に前記エンジンの回転数が上昇するのを抑制することが可能になるため、燃費の向上を図ることが可能となる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、請求項の効果に加え、エンジンの燃料噴射量が多いエンジンの気筒休止を行わない場合に、最も低車速側でシフトアップを行うようにすることができるため、さらに回転数の上昇を抑制し、燃費向上を図ることができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、上述した効果に加え、例えば、エンジンの水温が十分に高いと判定された場合に、エンジンの気筒休止に移行することができるため、確実かつ容易にエンジンの気筒休止判断を行うことができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、上述した効果に加え、バッテリ残容量が過充電領域以下の所定の範囲である場合に積極的にモータによってアシストすることができるため、エンジン回転数が上昇するのを抑制して燃費向上を図ることができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、上述した効果に加え、例えば、クルーズ充電でバッテリの残容量が変動した場合であっても、そのままの変速マップを維持することができるため、エンジン回転数の上昇を抑制して燃費の向上を図ることができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、例えば、クルーズ充電でバッテリの残容量が変動した場合には、変速マップを持ち替えてドライバビリティを向上することができるため、商品性を向上させることができる効果がある。
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施形態のパラレルハイブリッド車両を示し、エンジンE、モータM、トランスミッションTを直列に直結した構造のものである。エンジンE及びモータMの両方の駆動力は、AT(オートマチックトランスミッション)であるトランスミッション(変速機)Tを介して車輪である前輪Wf(後輪あるいは前後輪でもよい)に伝達される。また、ハイブリッド車両の減速時に前輪Wf側からモータM側に駆動力が伝達されると、モータMは発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。
モータMの駆動及び回生作動は、制御ユニット(ECU)1からの制御指令を受けてパワードライブユニット(PDU)2により行われる。パワードライブユニット2にはモータMと電気エネルギーの授受を行う高圧系のニッケル−水素バッテリ(以下、単にバッテリと呼ぶ)3が接続されている。4は各種補機類を駆動するための12ボルトの補助バッテリを示し、この補助バッテリ4はバッテリ3にDC−DCコンバータであるダウンバータ5を介して接続されている。制御ユニット1により制御される前記ダウンバータ5は、バッテリ3の電圧を降圧して補助バッテリ4を充電するようになっている。尚、制御ユニット1はバッテリ3を保護すると共にその残容量SOC(State of Charge)の算出を行っている。
制御ユニット1には、前記ダウンバータ5に加えて、エンジンEへの燃料供給量を制御する図示しない燃料供給量制御手段が接続されており、この燃料供給量制御手段によって点火時期等の制御を行うようになっているため、制御ユニット1には、車速(VP)を検出する車速センサs1からの信号と、エンジン回転数(NE)を検出するエンジン回転数センサs2からの信号と、トランスミッションTのシフトポジション(SH)を検出するシフトポジションセンサs3からの信号と、ブレーキ(Br)ペダルの操作を検出するブレーキセンサs4からの信号と、アクセルペダルの開度(AP)を検出するアクセルペダル開度センサs5からの信号と、スロットル開度(TH)を検出するスロットル開度センサs6からの信号と、エンジンの吸入空気量(AF)を検出する吸入空気量センサs7からの信号と、バッテリ3の温度(TBAT)を検出するバッテリ温度センサs8からの信号等が入力される。
BSはブレーキペダルに連係された制動倍力装置を示し、この制動倍力装置BSの負圧配管には負圧を検出する負圧センサs9が設けられている。尚、この負圧センサs9も制御ユニット1に接続されている。また、制御ユニット1には後述するPOIL(油圧)センサs10、スプールバルブ6のソレノイド、TOIL(油温)センサs11が接続されている。
エンジンEはいわゆるSOHCのV型6気筒エンジンであって、一方のバンクの3つの気筒は気筒休止運転可能な可変バルブタイミング機構VTを備えた構造で、他方のバンクの3つの気筒は気筒休止運転を行わない通常の動弁機構(図示せず)を備えた構造となっている。気筒休止可能な3気筒は各々2つの吸気弁と2つの排気弁が油圧ポンプ7、スプールバルブ6、気筒休止側通路8、気筒休止解除側通路9を介して可変バルブタイミング機構VTにより閉状態を維持できるような構造となっている。
具体的には、油圧ポンプ7からエンジン潤滑系へ供給される作動油の一部がスプールバルブ6を介して気筒休止可能なバンクの気筒休止側通路8に供給されると、各々ロッカーシャフト10に支持され、それまで一体で駆動していたカムリフト用ロッカーアーム11a(11b)と弁駆動用ロッカーアーム12a,12a(12b,12b)が分離して駆動可能となるため、カムシャフト13の回転により駆動するカムリフト用ロッカーアーム11a,11bの駆動力が弁駆動用ロッカーアーム12a,12bに伝達されず、吸気弁と排気弁が閉状態のままとなる。これにより3つの気筒の吸気弁と排気弁が閉状態となる気筒休止運転を行うことができる。尚、気筒休止解除側通路9には気筒休止時において気筒休止解除側通路9の油圧を検出する前記POILセンサs10が設けられ、油圧ポンプ7の潤滑系配管14には油温を検出する前記TOILセンサs11が設けられている。尚、15は電動オイルポンプ、16は電子制御スロットルを示す。
したがって、上記エンジンEは、片側のバンクの3つの気筒が休止した状態の3気筒運転(部分気筒休止運転)と、両方のバンクの6気筒全部が駆動する6気筒運転(全気筒運転)とを切り替えられることとなる。
図3は時間(横軸)に対するバッテリ残容量SOC(縦軸)の変化を示したものである。ここで、前述した制御ユニット1では、例えば、電圧、放電電流、温度等に基づいて算出されるバッテリ残容量SOCのゾーン分け(いわゆるゾーンニング)として、4つのゾーンが設定されている。具体的には、通常使用領域であるゾーン(Zone)A(SOC45%〜SOC75%)を基本として、その下に暫定使用領域であるゾーンB(SOC25%〜SOC45%)、さらにその下に、ゾーンC(SOC0%〜SOC25%)が区画されている。一方、ゾーンAの上には、過充電領域であるゾーンD(SOC75%〜SOC100%)が設けられている。
例えば、バッテリ残容量SOCが80%でゾーンDにある場合は、モータMによるアシスト量を増加し、クルーズ時の発電量を減らす等して、前記バッテリが放電傾向となるように制御して通常使用領域であるゾーンAの範囲内になるようにしている。一方、バッテリ残容量SOCが20%、30%で前記ゾーンAより下の範囲のゾーンB、ゾーンCにそれぞれある場合には、モータMによるアシストを制限し、発電量を多めに設定して、前記バッテリが充電傾向となるように制御してゾーンAの範囲内になるようにしている。つまり、できるだけ前記バッテリ残容量SOCがゾーンAの範囲内となるように制御することで、モータMによるアシストを積極的に行うことが可能となるのである。
ところで、前述したAT等のトランスミッションTのシフトチェンジは、前記制御ユニット1からの制御指令に従って行われるようになっている。前記制御ユニット1内には、予め車速Vとエンジン回転数NEとでギヤ段を決定する複数の変速マップが格納されており、後述する運転状態に応じて最適な変速マップを持ち替えるようになっている。
次に、図2のフローチャートに基づいて、変速マップの持ち替え処理を説明する。
まず、ステップS1では、例えば、バッテリ残容量SOC、車速VP、エンジン回転数NE、アクセルペダル開度AP、シフトポジションSHに基づいて、エンジンの部分気筒休止許可条件を判断してステップS2に進む。ステップS2(気筒休止判断手段)では、エンジンの部分気筒休止が可能か否かを判定する。具体的には、前記エンジンの部分気筒休止可能か否かの判定を最終的にエンジン冷却水温度TWが所定水温(例えば、75℃程度)以上か否かによって判定する。ここで、前記エンジン冷却水温度TWをエンジンの部分気筒休止可能か否かを判定するパラメータとしているのは、前記エンジン冷却水温度TWが低い時にはエンジンに対する負荷が大きくエンジンの部分気筒休止を行うべきではないからである。
ステップS2の判定結果が「YES」(部分気筒休止可能)である場合はステップS3に進み、判定結果が「NO」(部分気筒休止不可能)である場合はそのまま全気筒運転を継続してステップS7に進む。そして、ステップS3においてエンジンの部分気筒休止を実施するべく6気筒の内3気筒を休止してステップS4に進む。ステップS4(モータ出力判断手段)ではバッテリ残容量SOCが所定範囲内(ゾーンA)か否かを判定する。判定結果が「YES」(所定範囲内)である場合はステップS5に進み、判定結果が「NO」である場合はステップS6に進む。ステップS5では第1変速マップに持ち替えてリターンし、ステップS6では、第2変速マップに持ち替えてリターンする。さらに、ステップS7では第3変速マップに持ち替えてリターンする。
ここで、前記第2変速マップは参照頻度が最も高い通常のマップであり、例えば、アクセルペダル開度が低開度の条件で、トランスミッションTのシフトアップが行われる車速が、全ての変速マップ中最も高い車速(例えば、3速から4速へのシフトアップが44km/h程度)に設定されている。これに対し、第1変速マップは、例えば、前記第2変速マップよりもシフトアップされる車速が低車速(例えば、3速から4速へのシフトアップが42km/h程度)に設定されており、さらに、第3変速マップは第1変速マップよりもシフトアップされる車速がより低車速(例えば、3速から4速へのシフトアップが40km/h程度)に設定され、各変速マップのうち最も低車速側でシフトアップが行われるようになっている。
すなわち、全気筒運転である6気筒運転時よりも部分気筒休止運転である3気筒運転時の方が、燃料噴射量が半減して燃費が向上することとなるが、さらに、3気筒運転でモータアシストを行う場合の方が、3気筒運転でモータアシストを行わない場合よりも低回転側でシフトアップすることとなるため、3気筒運転でモータアシストを行う場合のエンジン回転数がより低回転側に維持され、この結果、モータによって積極的にアシストを行いエンジンの各気筒への燃料噴射量を低減することができる。
また、各変速マップのうち最も低回転側でシフトアップするマップを用いエンジン回転数を最も低回転状態に維持して各気筒への燃料噴射量を抑制した状態で6気筒運転するため、気筒毎の燃料消費量の低減効果を6気筒分で得られ、したがって、3気筒運転時にこのマップを用いた場合に比較して燃料消費量の低減効果を最大限に得ることができる。
したがって、上述の実施の形態によれば、制御ユニット1でエンジン冷却水温度TWに基づいて部分気筒休止の最終的な判断を行うことができるため、簡単な処理でエンジンEの部分気筒休止に移行することができ、この結果、エンジンEの部分気筒休止運転への移行頻度を向上させることができる。
そして、このエンジン冷却水温度TWが十分に高い場合に6気筒の内半分の3気筒を休止させ、バッテリ残容量SOCがゾーンB以下の領域又はゾーンD以上の領域である場合に、モータアシストを使用せずに部分気筒休止中のエンジンEのみで車両を駆動するように制御することができる。この際、第2変速マップを参照してトランスミッションTのシフトチェンジを行うことができるため、モータアシストを使用する場合の第1変速マップよりも高回転側でシフトチェンジを行うことができ、例えば、図3に示すように、バッテリ残容量SOCが低下している場合(図中、ゾーンCのSOC20%又はゾーンBのSOC30%)などにはエンジン回転数が高回転になる分だけ、発電量を増加させることができる。
さらに、部分気筒休止時にバッテリ残容量SOCがゾーンAの範囲内にある場合には、積極的にモータアシストを行うことができ、この時に第1変速マップを参照してトランスミッションTのシフトチェンジを行うことができるため、第2変速マップを参照する場合よりも早めのシフトアップを行うことが可能となり、この結果、エンジン回転数の不要な上昇を抑制して燃費の向上を図ることができる。
そして、エンジン冷却水温度TWが低く、エンジンEの部分気筒休止運転が不可能である場合には、6気筒全てに燃料を噴射させるため、エンジン回転数が同一であれば最も燃料消費量が多くなるが、第3変速マップを参照してトランスミッションTのシフトアップを行うことで、各変速マップのうち最も低回転側でシフトアップすることができるため、不要なエンジン回転数の上昇を抑制してさらなる燃費を向上することができる。
また、各変速マップを参照している際に、バッテリ残容量SOCやエンジン冷却水温度TWが変化して、例えば、エンジンEの部分気筒休止運転が可能な状態から不可能な状態に変化したり、また、この逆の変化が生じた場合であっても、変化後のバッテリ残容量SOCやエンジン冷却水温度TWに応じた変速マップに持ち替えることができるため、ドライバビリティの低下を防止しつつ、商品性の向上を図ることができる。
尚、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、3速から4速へのシフトアップ以外に2速から3速や、4速から5速へのシフトアップを低速側で行うように設定してもよい。さらに、バッテリ残容量SOCがゾーンA以外の場合に、ゾーンAの範囲に入るように充放電制御を行った後に変速マップを持ち替えるようにしても良い。
また、上記実施の形態ではバッテリ残容量SOCやエンジン冷却水温度TWが変化すると、変化後の運転状態に応じた変速マップに持ち替える場合について説明したが、他の態様として、バッテリ残容量SOCやエンジン冷却水温度TWが変化しても、変化前の変速マップを継続して参照する構成としてもよい。この場合、早めのシフトアップを維持することでエンジン回転数を低回転側に維持することができるため、燃費向上を優先する場合などに好適である。
本発明の実施の形態におけるハイブリッド車両のシステム図である。 本発明の実施の形態における変速マップの持ち替え処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるバッテリ残容量の領域マップである。
符号の説明
3 バッテリ
E エンジン
M モータ
T トランスミッション(変速機)
Wf 前輪(車輪)
ステップS2 気筒休止判断手段
ステップS4 モータ出力判断手段

Claims (6)

  1. 全気筒のうち一部の気筒のみを休止する部分気筒休止運転が可能なエンジンと、バッテリに対して電力を授受可能なモータとを駆動源として備え、
    少なくとも前記エンジン又は前記モータの動力の一方を、変速機を介して車輪に伝達して走行するハイブリッド車両の変速制御装置において、
    前記部分気筒休止運転をするか否かを判断する気筒休止判断手段と、
    バッテリの残容量に基づいてモータによりアシストを行うかどうかを判断するモータ出力判断手段とを備え、
    前記気筒休止判断手段とモータ出力判断手段との判断結果に基づいて前記変速機の変速マップを持ち替え
    前記変速マップは、通常の変速マップと、この通常の変速マップよりも低車速側で変速を行うように設定された複数の変速マップとで構成され、
    前記通常の変速マップよりも低車速側で変速するように設定された複数の変速マップは、前記部分気筒休止運転を行わない場合、又は、前記エンジンの駆動力を前記モータによりアシスト可能な場合に持ち替えられることを特徴とするハイブリッド車両の変速制御装置。
  2. 前記部分気筒休止運転を行わない場合、最も低車速側で変速するように設定された変速マップに持ち替えることを特徴とする請求項に記載のハイブリッド車両の変速制御装置。
  3. 前記気筒休止判断手段は、前記部分気筒休止運転を行うか否かの判断を、少なくともエンジンの水温に基づいて行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド車両の変速制御装置。
  4. 前記バッテリの残容量が過充電領域以下の所定の範囲内の場合に前記モータによるアシストを行うことを特徴とする請求項1〜請求項に記載のハイブリッド車両の変速制御装置。
  5. 前記気筒休止判断手段とモータ出力判断手段とに基づいて前記変速機の変速マップを持ち替えた後に前記気筒休止判断手段又は前記モータ出力判断手段の判断条件が変化した場合、前記変速マップの持ち替えを禁止することを特徴とする請求項1〜請求項に記載のハイブリッド車両の変速制御装置。
  6. 前記気筒休止判断手段とモータ出力判断手段とに基づいて前記変速機の変速マップを持ち替えた後に前記バッテリの残容量又は気筒休止判断手段の判断条件が変化した場合、この変化後の判断条件に基づいて前記変速マップを持ち替えることを特徴とする請求項1〜請求項に記載のハイブリッド車両の変速制御装置。
JP2005035765A 2005-02-14 2005-02-14 ハイブリッド車両の変速制御装置 Expired - Fee Related JP4252542B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005035765A JP4252542B2 (ja) 2005-02-14 2005-02-14 ハイブリッド車両の変速制御装置
CNB2006100044274A CN100472099C (zh) 2005-02-14 2006-02-10 用于混合动力车辆的变速控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005035765A JP4252542B2 (ja) 2005-02-14 2005-02-14 ハイブリッド車両の変速制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006219054A JP2006219054A (ja) 2006-08-24
JP4252542B2 true JP4252542B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=36923141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005035765A Expired - Fee Related JP4252542B2 (ja) 2005-02-14 2005-02-14 ハイブリッド車両の変速制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4252542B2 (ja)
CN (1) CN100472099C (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006045823B4 (de) * 2006-09-28 2016-10-06 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung eines Parallel-Hybrid-Fahrzeugantriebs
JP5610369B2 (ja) * 2010-05-17 2014-10-22 スズキ株式会社 車両の変速制御装置
JP5974888B2 (ja) * 2012-12-26 2016-08-23 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
WO2016208029A1 (ja) * 2015-06-25 2016-12-29 日産自動車株式会社 ハイブリッド車両の変速制御装置
CN113799762A (zh) * 2020-06-17 2021-12-17 北京福田康明斯发动机有限公司 一种混动车辆控制方法、装置、存储介质及混动车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006219054A (ja) 2006-08-24
CN100472099C (zh) 2009-03-25
CN1821625A (zh) 2006-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6886524B2 (en) Control apparatus for hybrid vehicle
US6943460B2 (en) Control device for hybrid vehicle
JP4153006B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US7610124B2 (en) Control device for motor-driven vehicle
JP3934093B2 (ja) ハイブリット車両の制御装置
JP3665060B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US8417408B2 (en) Drive control apparatus for hybrid vehicle
JP4259527B2 (ja) 車両の制御装置
US20150006000A1 (en) Control system and control method for hybrid vehicle
US20030051930A1 (en) Control system and method for hybrid vehicle
JPWO2011158882A1 (ja) ハイブリッド車両用駆動装置
JP3808489B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP4252542B2 (ja) ハイブリッド車両の変速制御装置
JP3652692B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US9493168B1 (en) Method and apparatus for controlling a control variable of a powertrain system
JP2017052496A (ja) ハイブリッド自動車
JP4361509B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2006275097A (ja) 車両の変速制御装置
JP3649201B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2008296764A (ja) ハイブリッド車両
JP2021102400A (ja) 車両制御装置
JP2005065408A (ja) ハイブリット車両の制御装置
JP2005045858A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2005022584A (ja) ハイブリッド車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4252542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees