JP4251773B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接合領域の接合強度、風合い、引き剥がし性の何れにも優れた、パンツ型の使い捨ておむつや生理用ナプキン等のパンツ型の吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、液透過性の表面シート、液不透過性の防漏シート及び液保持性の吸収体を備え、腹側部の左右両側縁部と背側部の左右両側縁部とが接合されて一対の接合領域が形成されているパンツ型の吸収性物品は種々提案されている。従来のパンツ型の吸収性物品においては、接合領域の全面が接合されていて1つの厚み領域しか有さないもの、若しくは接合された領域と接合されていない領域による2段階の厚み領域を有するものである。前者の吸収性物品は接合が強固である代わりに当該接合領域が硬く、着用者の肌を刺激し、風合いが悪いという問題がある。これに対して後者の吸収性物品では接合されていない領域を設けることで風合いの改善が見られるが、接合されていない領域を多くすると接合強度が不十分となり、十分な接合強度を得ようとすると接合された領域を多くする必要があって結局風合いが不十分となる。
斯かる吸収性物品に関する従来技術としては、例えば、実用新案登録第2606261号の物品、実開平9−287号公報に記載のパンツが知られているが、接合領域の接合強度、風合い及び接合領域の引きはがし性をいずれをも十分に満足させるものではなかった。
【0003】
従って、本発明の目的は、接合領域の接合強度が十分であり、風合いに優れ、引き剥がし性にも優れたパンツ型の吸収性物品に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の防漏シート及び液保持性の吸収体を備え、腹側部の左右両側縁部と背側部の左右両側縁部との各々の少なくとも一部が接合されて一対の接合領域が形成されているパンツ型の吸収性物品において、前記接合領域が、少なくとも、厚みの最も薄い領域、厚みの最も厚い領域及びそれらの中間領域がそれぞれ多数混在して形成され、該最も薄い領域は接合され、且つ該最も厚い領域は接合されておらず、該最も薄い領域の面積が該接合領域の総面積の15%以上45%以下であることを特徴とする吸収性物品を提供することにより、前記目的を達成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づいて図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明の吸収性物品の実施形態としてのパンツ型の使い捨ておむつ(以下、単におむつともいう。)1は、液透過性の表面シート2、液不透過性の防漏シート(図示せず)及び液保持性の吸収体4を備え、腹側部Aの左右両側縁部と背側部Bの左右両側縁部とが重ね合わされて接合されて一対の接合領域9が形成されている。
【0006】
本実施形態のおむつ1において、吸収体4は、中央部分が括れた砂時計状であり、表面シート2及び防漏シートも該吸収体4の外形に合わせて同様の形状となされている。また、表面シート2及び防漏シートは、特に図示しないが、吸収体4の長手方向の側縁の外方において接合されており、また、吸収体4の長手方向端縁から延出されて両者貼り合わされている。
【0007】
防漏シートの裏面側には、2枚の外層不織布5が配されており、外層不織布5は、吸収体4の側縁よりもおむつ1の外方側に向けて延出され、延出された外層不織布5により、サイドフラップ部7及びウエスト開口部8を形成している。そして、これらの2枚の外層不織布5,5間に、ウエスト開口弾性部材81、レッグ開口弾性部材71及び胴回り弾性部材72が配されて、それぞれ、ウエスト開口部ギャザー、レッグ開口部ギャザー及胴回り部ギャザーが形成されている。
このような構成は、通常のパンツ型の使い捨ておむつと同じである。
【0008】
而して、本実施形態のおむつ1において、接合領域9は、図2〜5に示すように、実質的に腹側部A側の面9A及び背側部B側の面9Bの両面から押圧されて接合されている多数の厚みの最も薄い領域(以下、最薄領域ともいう。)91、実質的に腹側部A側の面9A及び背側部B側の面9Bの何れの面からも押圧されてない多数の厚みの最も厚い領域(以下、最厚領域ともいう。)93、及び実質的に腹側部A側の面9A及び背側部B側の面9Bの何れか片面から押圧されている多数のこれらの中間領域92が混在されて形成されており、接合領域9は、断面厚みが実質的に3段階の領域を有する。
【0009】
更に詳述すると、本実施形態においては、接合領域9は、腹側部A側の面9Aが接合領域9の長手方向に対して所定間隔をおいて直交する方向に沿って所定幅で押圧され、背側部B側の面9Bが接合領域9の長手方向に対して所定間隔をおいて外側下がりの斜め方向に沿って所定幅で押圧されている。これにより、接合領域9の長手方向に対して直交する方向と外側下がりに斜め向きの方向とに沿って重ねて押圧された部分により最薄領域91が形成され、両方向のいずれかの方向に沿ってのみ押圧された部分により中間領域92が形成され、何れの方向に沿っても押圧されていない部分により最厚領域93が形成されている。
【0010】
本発明においては、最薄領域、最厚領域及び中間領域は、接合領域全体に亘って均一に混在していることが好ましく、特に中間領域が最薄領域及び最厚領域に隣接して混在されていることが好ましい。このように三領域が接合領域に均一に混在していると、接合領域における接合強度の偏りが抑えられるとともに、接合領域の風合いを損ないにくくなり、また、引き剥がす際の力の作用方向によらずスムーズは引き剥がしが可能となる。また、中間領域が最薄領域及び最厚領域に隣接していると、接合された最薄領域の周りに比較的剛性の高い中間領域が存在することとなり、接合領域の引き剥がしがスムーズに行われる。
【0011】
本発明においては、接合領域全体の接合強度は、1000〜4000cN/30mmであることが好ましく、1500〜3000cN/30mmであることがより好ましい。1000cN/30mm未満であると装着中に剥がれるおそれがあり、4000cN/30mmを超えると引き剥がしが困難となる。ここで、接合領域全体の接合強度は、接合領域を適宜の長さに切り出してサンプルとし、得られたサンプルについて、引張試験機にて、クロスヘッドスピードを300mm/minとして180°剥離強度を測定し、これを長さ30mm当たりに換算して求めることができる。
【0012】
接合領域全体の形態に特に制限はないが、接合領域全体を腹側部の左右両側縁部と背側部の左右両側縁部とを帯状に接合する形態とすることが好ましい。この場合の接合領域全体の幅W及び長さL(図1及び2参照)は、適宜の幅及び長さに設定することができる。
【0013】
本発明においては、最薄領域は、その総面積が接合領域の総面積の15%以上45%以下であり、15%以上40%未満であることが好ましく、18%以上38%以下であることが特に好ましい。接合領域総面積に対する最薄領域の総面積の割合が15%未満となると、十分な接合強度が得られなくなり、45%を超えると、風合いが不十分となる。
また、各最薄領域の面積は、0.5〜10mm2であることが好ましく、1〜5mm2であることがより好ましい。
さらに、接合領域における各最薄領域の数は、5〜25個/cm2であることが好ましく、10〜20個/cm2であることがより好ましい。
【0014】
各最薄領域の形態は、特に制限はないが、四辺形形状、特に、本実施形態のように平行四辺形形状であることが好ましい。
最薄領域を平行四辺形形状とすることによって、長方形形状や正方形形状とした場合に比べて、接合領域と接合面積は同じでも周囲長を長くすることができるため、非接合領域分の面積を保ちながら、接合領域部分の周囲長を増やすことができ、風合いを良好に保ちながら接合強度を高くできる。
また、各最薄領域が平行四辺形形状であると、引き剥がし方向(接合領域9の幅方向)に対して接合幅(接合領域の長手方向の接合長さ)を徐々に増減できるため、正方形、長方形等の四辺形形状に比べて引き剥がしをスムーズに行うことができる。
最薄領域を平行四辺形形状とする場合における該平行四辺形の内角の角度(二辺のつくる角度)αは5〜85°、特に30〜70°であることが好ましい。なお、この平行四辺形の内角の角度は、後述する接合ブロック100,110(図6及び7参照)の凸部101,111の交差角度α’により決定される。
【0015】
本発明においては、各最薄領域の接合強度は、1500〜5000cN/30mmとするのが好ましい。1500cN/30mm未満であると、接合強度が不十分であり、5000cN/30mmを超えると引き剥が困難になる。最薄領域の接合強度は、前記接合領域全体の接合領域と同じ条件で作製した最薄領域のみのサンプルを用い、前記接合領域全体の接合強度の測定と同様にして測定することができる。
【0016】
本発明においては、最厚領域は、その総面積が接合領域の総面積の8〜35%であることが好ましく、10〜30%であることがより好ましい。接合領域総面積に対する最厚領域の総面積の割合が8%未満となると、風合いが不十分となり、35%を超えると接合強度が不十分となる。
各最厚領域の面積は、0.5〜5mm2であることが好ましく、1〜3mm2であることがより好ましい。
接合領域における各最厚領域の数は、5〜25個/cm2であることが好ましく、10〜20個/cm2であることがより好ましい。
各最厚領域の形態は、四辺形形状、特に、平行四辺形形状であることが好ましい。
最薄領域91と最厚領域93の面積比率は適宜に設定することができるが、風合いと接合強度の点からは20/80〜80/20であることが好ましい。
【0017】
本発明においては、中間領域は接合されていないことが好ましい。
また、中間領域は、その総面積が接合領域の総面積の10〜60%であることが好ましく、30〜55%であることがより好ましい。中間領域の総面積の割合を10%以上とすることにより引き剥がしをスムーズに行うことが可能となり、60%以下とすることにより接合領域の片側面の風合いが良好となる。
また、各中間領域の面積は、0.5〜10mm2であることが好ましい。
さらに、接合領域における各中間領域の数は、10〜50個/cm2であることが好ましく、20〜40個/cm2であることがより好ましい。
各中間領域の形態は、四辺形形状、特に、平行四辺形形状であることが好ましい。中間領域の厚みは段階的又は連続的に変化させることもできる。
【0018】
本実施形態のおむつ1における各構成部材の形成材料は、通常公知のものを特に制限なく用いることができる。
【0019】
本実施形態のおむつ1における前記接合領域9は、図6及び7に示すような、その幅及び長さに対応する押圧面に所定の凹凸形状部を有する一対の接合ブロック100,110を用いて、前記腹側部A側の面9A及び背側部B側の面9Bを重ね合わせた状態でその前後から接合ブロック100,110で狭持押圧して左右一対の接合領域を形成する接合工程を行うことにより形成することができる。接合ブロック100の凸部101は、当該接合ブロック100の長手方向に所定間隔をおき、長手方向に対し直交する方向に伸びる長方形形状に設けられており、また、接合ブロック110の凸部111は、当該接合ブロックの長手方向に対して傾斜した方向に伸びる平行四辺形形状に設けられている。そして、これらの接合ブロック100,110は、一方の凸部101と他方の凸部111とが押圧状態において所定の交差角度α’(図7参照)で交差するよう対向配置されて用いられる。この場合、両接合ブロックの押圧状態における交差角度α’が、好ましくは0〜90°、より好ましくは5〜85°、最も好ましくは3〜70°となるように配置されることが好ましい。
【0020】
接合ブロック100、110の寸法は、形成する接合領域の寸法に応じて適宜設定することができる。また、凸部の大きさ及び間隔(凹部102,112の間隔)は、形成する最薄領域、中間領域及び最厚領域に応じて適宜設定することができる。
また、接合ブロック100,110を用いた押圧は、通常のエンボス加工等と同様にして行うことができる。
おむつ1の製造方法における接合工程以外の工程、例えば各部材の貼り合わせ工程等は、通常の使い捨ておむつの製造方法と同様に行うことができる。
【0021】
本実施形態のおむつ1は、接合領域9が、多数の最薄領域91、中間領域92及び最厚領域93が均一に混在されて形成されており、且つ接合領域9の総面積に対する最薄領域91の総面積が低く抑えられているため、最薄領域の個々の強度を高めた場合にも接合強度の偏りが抑えられるほか、風合いが損なわれることもない。また、使用後に接合領域9を引き剥がして廃棄する際に、接合領域9の長手方向及び幅方向のいずれの方向に沿って引き剥がしを行ってもスムーズに引き剥がしを行うことができ、最薄領域91が平行四辺形形状とされているので、接合領域9をその幅方向にそって引き剥がす際に特にスムーズな引き剥がしが可能となる。
また、接合領域9において、接合された各最薄領域91の四辺全てに比較的剛性を高めた中間領域92が隣接しているので、接合領域の引き剥がしをよりスムーズに行うことができる。
【0022】
なお、本発明は上述の実施形態に何等制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態におけるように、接合領域9は、最薄領域、最厚領域及び中間領域の3つ厚みの異なる領域を混在させて形成することが好ましいが、中間領域の厚みを段階的又は連続的に変化させることで4つ以上の厚みの異なる領域を混在させて形成することもできる。
また、本発明は、上述のように使い捨ておむつに特に好適であるが、このほか、生理用ナプキン、失禁パッド等にも適用することができる。
【0023】
【実施例】
下記実施例1〜実施例5及び下記比較例1〜3のようにしておむつを作製し、下記の試験方法により、接合領域の接合強度、風合い、引き剥がし性、設備面についての評価を行った。それらの結果を表1に示す。
【0024】
〔実施例1〕
図6に示す接合ブロック100の凸部101の幅を0.7mm、図7に示す接合ブロック101の凸部111の幅を2.5mm、凸部の交差角をα=70°とし、最薄領域の総面積を1.86mm2、中間領域の総面積を3.25mm2、最厚領域の総面積を1.28mm2として接合領域を形成した上述の実施形態のおむつ1を作製した。
【0025】
〔実施例2〕
両凸部の交差角をα=90°とし、最薄領域の総面積を1.75mm2、中間領域の総面積を3.05mm2、最厚領域の総面積を1.20mm2として接合領域を形成した以外は、実施例1と同様にしておむつ1を作製した。
【0026】
〔実施例3〕
図7に示す接合ブロック101の凸部111の幅を1.5mm、両凸部の交差角をα=45°とし、最薄領域の総面積を1.49mm2、中間領域の総面積を3.18mm2、最厚領域の総面積を1.70mm2として接合領域を形成した以外は、実施例1と同様にしておむつ1を作製した。
【0027】
〔実施例4〕
図7に示す接合ブロック101の凸部111の幅を3.0mmとし、最薄領域の総面積を2.23mm2、中間領域の総面積を3.30mm2、最厚領域の総面積を0.85mm2として接合領域を形成した以外は、実施例1と同様にしておむつ1を作製した。
【0028】
〔実施例5〕
図6に示す接合ブロック100の凸部101の幅を0.5mm、図7に示す接合ブロック101の凸部111の幅を3.3mmとし、最薄領域の総面積1.76mm2、中間領域の総面積を3.88mm2、最厚領域の総面積を0.74mm2として接合領域を形成した以外は、実施例1と同様にしておむつ1を作製した。
【0029】
〔比較例1〜3〕
両面側とも全面を押圧して接合領域を形成し(比較例1)、一面は全面を押圧し且つ他面は図6に示す接合ブロックを用いて接合領域を形成し(比較例2)、両面共に同じ接合ブロックを用いて接合領域を形成して(比較例3)、それぞれ使い捨ておむつを得た。
即ち、比較例1の使い捨ておむつは、中間領域及び非接合領域のないものであり、比較例2の使い捨ておむつは、非接合領域のないものであり、比較例3の使い捨ておむつは、中間領域のないものである。
【0030】
・接合強度の評価
同温度、同圧力、同時間条件で接合された接合領域を30mmの長さに切断し、引張試験機にて300mm/minで180°剥離強度を測定した。そして、その接合強度を下記の4段階で評価した。
◎:4000cN/30mm超
○:1000〜4000cN/30mm
△:500〜1000cN/30mm
×:500cN/30mm未満
【0031】
・風合いの評価
指で接合領域を触って感触を確かめる手触りによる官能評価を行い、下記の4段階により評価した。
◎:非常に柔らかい。
○:柔らかい。
△:やや硬い、ザラザラする。
×:硬い、チクチクする。
【0032】
・引き剥がし性の評価
接合領域を実際に手で引き剥がし、力のかかり方、裂け方を下記の4段階により評価した。
◎:容易に引き剥がすことができる。
○:大きな力を入れずに剥がすことができる。材料の破れがない。
△:剥がすのに大きな力が必要。材料が破れる時がある。
×:剥がすのに非常に大きな力が必要。材料が破れる。
【0033】
・設備面
おむつの作製に当たっての設備の調整を下記の3段階で評価した。
○:接合ブロックの位置の調整が容易で、安定生産が可能。
△:調整は困難だが、安定生産が可能。
×:調整が困難で、生産時に強度等が不安定。
【0034】
【表1】
Figure 0004251773
【0035】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品は、接合領域の接合強度が十分であり、風合いに優れ、引き剥がし性にも優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としての使い捨ておむつを示す斜視図である。
【図2】図2は、図1のII部拡大図である。
【図3】図3は、図2のIII-III断面図である。
【図4】図4は、図2のIV-IV断面図である。
【図5】図5は、図2のv−v断面図である。
【図6】図6は、同実施形態のおむつにおける接合領域の形成に用いられる接合ブロックの1形態を示す一部拡大平面図である。
【図7】図7は、同接合ブロックの他の形態を示す一部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 表面シート
4 吸収性物品
7 サイドフラップ部
8 ウエスト開口部
9 接合領域
91 厚みの最も薄い領域
92 中間領域
93 厚みの最も厚い領域

Claims (6)

  1. 液透過性の表面シート、液不透過性の防漏シート及び液保持性の吸収体を備え、腹側部の左右両側縁部と背側部の左右両側縁部との各々の少なくとも一部が接合されて一対の接合領域が形成されているパンツ型の吸収性物品において、
    前記接合領域の一方の面が、該接合領域の長手方向に対して所定間隔をおいて直交する方向に沿って所定幅で押圧されているとともに、該接合領域の他方の面が、該接合領域の長手方向に対して所定間隔をおいて斜め方向に沿って所定幅で押圧されており、
    前記接合領域の長手方向に対して直交する方向と斜め向きの方向とに沿って重ねて押圧された部分により厚みの最も薄い領域が形成され、両方向のいずれかの方向に沿ってのみ押圧された部分により中間領域が形成され、何れの方向に沿っても押圧されていない部分により厚みの最も厚い領域が形成され、
    少なくとも、該最も薄い領域は接合され、且つ該厚最も厚い領域は接合されておらず、該最も薄い領域の面積が該接合領域の総面積の15%以上45%以下であることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記中間領域の面積が前記接合領域の総面積の10〜60%である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記最も薄い領域のみが実質的に接合されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記最も薄い領域が四辺形形状であって、その四辺すべてに前記中間領域が隣接している請求項1〜3いずれか記載の吸収性物品。
  5. 前記最も厚い領域が四辺形形状であって、その四辺すべてに前記中間領域が隣接している請求項1〜3いずれか記載の吸収性物品。
  6. 前記最も薄い領域が平行四辺形形状であって、その一の内角の角度αが5〜85°である請求項4記載の吸収性物品。
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