JP4251141B2 - 計器および計器の指針表示方法 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される計器及び計器の指針表示方法に関するもので、特にグラフィックディスプレイ上でアナログ表示を行うものに関する。
自動車等の走行車両には運転者に対して現在の車速を視覚的に認識させるためのスピードメータが搭載されており、近年では液晶パネルを用いたものが採用されている。これは、液晶パネル上に目盛・数字を円弧状に配した目盛盤と車速に応じた目盛又は数字を指示する指針とを表示し、所定周期で指針の表示更新を行うことで現在の車速を知らしめるようになっている。
具体的には、目盛盤を表す目盛盤データをメモリにあらかじめ記憶するとともに、各車速に対応したn個の指針データをメモリに記憶しておく。また、指針データは、指針形状、発光色、液晶パネル上における表示位置を記憶している。
そして、スピードメータ動作時には、車速に応じた指針データを適宜読み出し、そのデータに基づいて指針を液晶パネル上に表示することにより、指針の表示及び回動動作表示を実現している(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−137007号公報
ところで、スピードメータの果たす機能は上記のように運転者に現在の車速を視覚的に認識させるためである。これは運転者が道路状況や交通法規を考慮して最適な速度に調整するための重要な情報源となることを意味しており、よって正確な指示が求められている。また、運転者が視覚的に認識するため、見栄え等を考慮すると車速変化時における指針の回動動作表示に円滑さが求められる。
しかしながら上記方法では、指針データの数が限られているため、車速に完全に一致した速度指示をすることが困難となる場合があり、このような場合には近似的な速度指示となるから、速度指示の正確性に欠けるという問題があった。また、車速変化時における指針の回動動作がステップ状となるから、指針の回動動作の円滑化を実現ができないという問題が生じていた。
このことは、自動車等のスピードメータに限らず、グラフィックディスプレイ上にアナログ形式で表示する一般計器にも共通する問題といえる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、指針表示の正確性を高めるとともに、円滑な指針の回動動作表示を実現可能な計器及び計器の指針表示方法を提供することを目的とする。
請求項1〜8に記載の発明では、複数の画素から構成され、特定の画素を表示座標により指定することで所定の画像を表示する表示手段と、表示手段に複数の目盛を円弧状に表示させる目盛盤形成データと、指針の長さを示す指針長データ及び指針の回動中心となる基端点の表示座標を示す基端点位置データを少なくとも含む指針形成データとを記憶する表示基本データ記憶手段と、表示手段の表示座標に対し、指針の基端点を含み、基準角度位置を示す座標軸として予め定めた基準座標軸に対する指針の振れ角を、表示対象の検出値に基づいて求め、当該振れ角と指針形成データのうちの指針長データとに基づいて、指針の先端点の表示座標を示す先端点位置データを求める指針位置演算手段と、目盛盤データに基づいて目盛盤画像を生成するとともに、先端点位置データと前記指針形成データのうちの少なくとも前記基端点位置データとに基づいて指針画像を生成し、目盛盤画像と指針画像との合成画像を表示手段に表示させる画像生成手段とを備えることを特徴としている。
上記構成では、まず、指針位置演算手段が表示対象の検出値に基づいて基準座標軸に対する振れ角を求め、この振れ角と指針形成データのうちの指針長データとから指針の先端点の表示座標を示す先端点位置データを求める。そして、画像生成手段が先端点位置データと指針形成データのうちの少なくとも基端点位置データとから指針画像を生成するとともに、目盛盤データから目盛盤画像生成し、両画像を表示手段に表示させている。
このようにすれば、検出値と指示値を常に一致させることが可能であり、結果として正確な指示を実現することができるとともに、検出値変化時における指針の回動動作表示の円滑性を確保することができる。
ここで、先端点位置データを求めるに際して、振れ角指針長データを用いて例えば三角関数計算を行うという簡易な処理によって先端点の表示座標を求めることができる。これによって、先端点の表示表示座標の算出処理時間を一層短縮化することができるから、例えば短時間で測定値が大幅に変化するような場合であっても、確実に指針の表示を追従させることができる。
請求項2の発明では、基準座標軸に対する前記指針の振れ角のうち最小目盛に対応する最小振れ角及び最大目盛に対応する最大振れ角を記憶する振れ角記憶手段と、最大振れ角と最小振れ角との差分値を目盛盤の最大目盛と最小目盛との差分値で除すことにより単位目盛あたりの振れ角(単位振れ角)を算出する単位振れ角算出手段とを備え、指針位置演算手段は検出値に基づいて基準座標軸に対する指針の振れ角を求めることを特徴としている。
このようにすれば、簡易な処理によって先端点の表示座標を求めることができるから、指針の表示処理を高速化することができる。
請求項3の発明では、基準座標軸に対する指針の振れ角のうち最小目盛に対応する最小振れ角と最大目盛に対応する最大振れ角との差分値を前記目盛盤の最大目盛と最小目盛との差分値で除すことにより求められる単位目盛あたりの振れ角(単位振れ角)を記憶する単位振れ角記憶手段を備え、指針位置演算手段は検出値に基づいて基準座標軸に対する指針の振れ角を求めることを特徴としている。
このようにすれば、単位振れ角の算出処理が不要となるから、指針位置演算手段の処理をさらに高速化することができる。
請求項4の発明では、表示基本データ記憶手段は、指針形成データとして、指針の太さを指定するデータ(指針太さデータ)を有しており、画像生成手段は、指針太さデータに基づいて前記指針画像を生成することを特徴としている。
これによって、目盛盤の形状・大きさ・デザインに応じて最適な指針の太さを選択することができるから、見栄えを向上させることができる。
請求項5の発明では、表示基本データ記憶手段は、指針形成データとして、指針の色を指定するデータ(指針色データ)を有しており、画像生成手段は、指針色データに基づいて指針画像を生成することを特徴としている。
これによって、目盛盤の色に応じて最適な指針の色を選択することができるから、見栄えを向上させることができる。
請求項6の発明では、表示基本データ記憶手段は、指針形成データとして、アンチエイリアシング処理に関するデータを有しており、画像生成手段は、アンチエイリアシング処理に関するデータに基づいて指針画像を生成することを特徴としている。
これによって、指針の斜め線の外縁に発生する階段状のギザギザ(エイリアシング)を消すことができるから、指針の見栄えを向上させることができる。
請求項の発明では、複数の画素から構成され、特定の画素を表示座標により指定することで所定の画像を表示する表示手段と、表示手段に複数の目盛を円弧状に配した目盛盤を表示させる目盛盤形成データと、指針の長さを示す指針長データ及び指針の回動中心となる基端点の表示座標を示す基端点位置データを少なくとも含む指針形成データとを記憶する表示基本データ記憶手段とを備え、表示手段に対し、表示対象の検出値に応じてアナログ表示形式で指針表示させる計器の指針表示方法であって、表示手段の表示座標に対し、前記指針の前記基端点を含み、基準角度位置を示す基準座標軸を予め定めておき、表示対象の検出値に基づいて、基準座標軸に対する指針の振れ角を求め、当該振れ角と指針形成データのうちの指針長データとに基づいて、指針の先端点の表示座標を示す先端点位置データを求め、目盛盤データに基づいて目盛盤画像を生成するとともに、先端点位置データと指針形成データのうちの少なくとも基端点位置データとに基づいて指針画像を生成し、目盛盤画像と前記指針画像との合成画像を前記表示手段に表示させることを特徴としている。
上記構成では、まず、指針位置演算手段が表示対象の検出値に基づいて基準座標軸に対する振れ角を求め、この振れ角と指針形成データのうちの指針長データとから指針の先端点の表示座標を示す先端点位置データを求める。そして、画像生成手段が先端点位置データと指針形成データのうちの少なくとも基端点位置データとから指針画像を生成するとともに、目盛盤データから目盛盤画像生成し、両画像を表示手段に表示させている。
このようにすれば、検出値と指示値を常に一致させることが可能であり、結果として正確な指示を実現することができるとともに、検出値変化時における指針の回動動作表示の円滑性を確保することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。以下の実施形態では本発明を自動車に搭載されているスピードメータに適用した例について説明するが、本発明はそれ以外の車両用メータ、もしくは他分野における計器にも適用可能である。
<第1の実施形態>
本発明の車両用計器等を、自動車のスピードメータに適用した例について図1ないし図6を参照して説明する。
「全体構成」
本実施形態のスピードメータは、図1に示すように、ROM1(請求項に記載の「表示基本データ記憶手段」、「振れ角記憶手段」、「単位振れ角記憶手段」に相当)と、RAM2と、VRAM3(請求項に記載の「画像生成手段」に相当)と、マイクロコンピュータ4(請求項に記載の「指針位置演算手段」、「単位振れ角算出手段」に相当)と、グラフィックコントローラ5と、液晶パネル6(請求項に記載の「表示手段」に相当)とから構成されている。また、マイクロコンピュータ4は車速センサ7の出力信号を受けてその都度、車速値を求め、これをRAM2に更新記憶している。
液晶パネル6は、マトリクス状に多数の画素を配置して構成されており、各画素の発光色を指定することで、所定の画像を表示し得るようになっている。これら各画素には座標値が付与されており、液晶パネル6上の中心位置にあたる画素を原点0((x,y)=(0,0))として直交座標系が設定されている。
この液晶パネル6は自動車の車室内に設けたインストルメントパネルに配設されており、グラフィックコントローラ5によって図2に示すような円弧形状の目盛盤10(目盛盤部)、指針20及びフューエルメータ30が表示されるようになっている。
目盛盤10には、その内周面に沿って等間隔でもって複数の仕切り線11が配されており、さらにその内側には所定の仕切り線11と一致する位置に複数の数値からなる目盛12が配されている。この目盛12は最小値目盛の0(km/h)から20(km/h)間隔で順次大きな数値で刻まれ最大値目盛の180(km/h)までの計10個の数値からなり、円周方向に沿って等間隔で配されている。
また、指針20は固定端21(基端点)を中心として、可動端22(先端点)が目盛盤10の周方向に沿って動くことで、回動動作表示が行われるようになっている。
ROM1は、表示基本データとして、目盛盤10を表す目盛盤形成データDsを一枚のビットマップデータとして記憶しているとともに、指針20の表示に関する指針形成データDiを記憶している(図3参照)。尚、この目盛盤形成データDsにより図2に示すように液晶パネル上に目盛盤10が表示されるようになっている。
指針形成データDiは、液晶パネル6上に表示される指針20において、その固定端21の表示座標(請求項に記載の「基端点位置データ」に相当)、指針20の長さの情報(以下、指針長という。請求項に記載の「指針長データ」に相当。)、車速が0(km/h)及び180(km/h)であるときの指針20の位置に関する情報及び属性情報から構成されている。
ここで、固定端21の表示座標は液晶パネル6上における中心位置、すなわち原点0に設定されている。また、車速が0(km/h)であるときの指針20の位置に関する情報とは、図5に示すように、一の座標軸(以下、基準座標軸Asという。)を基準としたとき、その基準座標軸Asと指針20とのなす角θmin(以下、最小振れ角θminという。)のことであり、本実施形態では、第3象限と第4象限との境界に位置する座標軸を基準座標軸Asと規定している。また車速が180(km/h)であるときの指針20の位置に関する情報とは、上記基準座標軸Asと指針20とのなす角θmax(以下、最大振れ角θmaxという。)のことである。
尚、属性情報とは、具体的には、指針20の太さ(指針太さデータ)、指針20の発光色(指針色データ)、斜め線の外縁に発生する階段状のギザギザを消すアンチエイリアシング処理の有無、指針20の両端21、22の形状整形処理の有無を示す情報のことをいう。
また、目盛盤形成データDsは液晶パネル6上に表示した場合に、その目盛盤10の中心位置が当該液晶パネル6上における中心位置と一致するようなデータ構成とされている。
RAM2には、指針20を表示させるに必要な情報を一時的に記憶するための領域が設けられている。
マイクロコンピュータ4は、図1に示すように、当該自動車のイグニッションスイッチ8を介してバッテリー9から給電されて動作し、図4に示すフローチャートに従って動作し、ROM1、RAM2及びグラフィックコントローラ5を制御する。また、このマイクロコンピュータ4には浮動小数点演算機能が備えられている。
VRAM3には、マイクロコンピュータ4からの動作指令を受けるグラフィックコントローラ5により、ROM1からの目盛盤形成データDsを格納する領域が設けられている。
グラフィックコントローラ5は、マイクロコンピュータ4の動作指令に基づいて、ROM1に記憶されている目盛盤形成データDsをVRAM3に格納する処理を行うとともに、液晶パネル6に対して目盛盤10及び指針20の表示制御を行う。
また、このグラフィックコントローラ5は、液晶パネル6上に目盛盤10及び指針20を表示するために要するレイヤーとして、VRAM3を第1及び第2のレイヤーとして使用しており、このグラフィックコントローラ5は、その画像合成にあたり、第1レイヤーを背景側として用い、第2レイヤーを前面側レイヤーとして用いる。ここで、背景側レイヤーには、目盛盤形成データDsが配置され、前面側レイヤーには、指針20を表示するためのデータが配置されるようになっている。
車速センサ7は、車両の速度を検出するためのものであって、車速に応じた車速信号を出力するものである。この車速センサ7の出力信号線はマクロコンピュータ4の入力に連なっており、その出力信号をマイクロコンピュータ4に対して出力するようになっている。
本実施形態の構成は以上であり、続いてスピードメータの指針表示の方法について図4ないし図6を参照して説明する。尚、図5については、説明の便宜上、フューエルメータ30の記載を省略している。
車室内に設けられたイグニッションスイッチ8がオンされると、バッテリー9からマイクロコンピュータ4に対して電源供給がなされ、当該マイクロコンピュータ4が作動し、図4に示すフローチャートに従って動作する。
尚、本実施形態では約16.7ms毎に液晶パネル6の表示更新を行っている。このような更新間隔としているのは人間の目の残像現象を生かして連続的に画像が変化して見える許容時間間隔を考慮しているからであり、TVの規格に準拠している。
マイクロコンピュータ4は、まずROM1に記憶されている指針形成データDiを読み出すことにより、指針20を表示するにあたって、指針20の固定端21の座標(x,y)=(0,0)、指針長R、最小振れ角θmin及び最大振れ角θmaxを定義する(ステップS1〜ステップS4)。
尚、上記ステップS1が請求項に記載の基端点座標固定手段及び基端点座標固定処理に相当し、ステップS2が請求項に記載の指針部長さ設定手段及び指針部長さ設定処理に相当する。
続いて、読み出された指針形成データDiのうち、最小振れ角θmin及び最大振れ角θmaxから単位速度あたりの指針の回動角θu(以下、単位回動角θuという。)を求める(ステップS5)。この単位回動角θuは、最大振れ角θmaxから最小振れ角θminを減じた値を最大値目盛180(km/h)で除して求めることができる。
そして、マイクロコンピュータ4は、グラフィックコントローラ5に対して目盛盤10の表示命令を行い、これを受けたグラフィックコントローラ5はROM1に記憶されている目盛盤形成データDsをVRAM3内の第1レイヤーに配置する。この後、液晶パネル6に対して表示制御を行い、この液晶パネル6上に目盛盤10を表示させる(ステップS6、図5参照)。
この後、マイクロコンピュータ4は車速センサ7からの出力信号を受け、この出力信号から車速を算出し(ステップS7)、算出した車速に単位回動角θuを乗じて速度0(km/h)のときの指針20の位置を基準とした振れ角θaを求める。そして、この振れ角θaに最小振れ角θminを加えて基準座標軸Asに対する振れ角である絶対振れ角θbを求める(ステップS8、図5参照)。
車速を算出した後、ROM1から読み出した指針長R及び絶対振れ角θbから指針20の可動端22の表示座標(xm,ym)を下記式(1),(2)により算出し、この座標値をRAM2に一旦記憶する(ステップS9、図5参照)。
xm=R×│cos(θb−90°)│・・・・・・・・・・式(1)
ym=R×│sin(θb−90°)│・・・・・・・・・・式(2)
上記処理で指針の可動端22の座標(xm,ym)(請求項に記載の「先端点位置データ」に相当)を算出すると、マイクロコンピュータ4はグラフィックコントローラ5に対して指針20の太さ、指針20の発光色、アンチエイリアシング処理の有無、両端21,22の形状整形処理の有無に関する情報を送信するとともに(ステップS10)、固定端21の座標(x,y)=(0,0)、可動端22の座標(xm,ym)を送信して指針20の表示命令を出す(ステップS11)。
グラフィックコントローラ5はマイクロコンピュータ4の指針表示の命令を受けて、第2レイヤー上に指針20を配置する。具体的には、この第2レイヤー上において、固定端21及び可動端22の座標間に直線を描画するとともに、上記指針20の属性を設定し、その後、液晶パネル6を表示制御制することで液晶パネル6上に指針20を表示させる。
尚、本実施形態では、指針20の発光色は赤、太さは3ライン分の太さとされている。また、アンチエイリアシング処理を施して、指針外縁の波形状を直線形状に整形するとともに、両端21、22の形状整形処理を行って指針20の見栄えを向上させている。
以降、マイクロコンピュータ4はイグニッションスイッチ8がオン状態であるときには、ステップS7〜ステップS11を繰り返して指針表示を行う。一方、イグニッションスイッチ8がオフされると、スピードメータの動作が終了する。
以下、実際に自動車を動作させた際のスピードメータの表示動作について説明する。
「停止時又は定速度走行時」
例えば、運転者が車内に乗り込んでイグニッションスイッチ8をオンすると、マイクロコンピュータ4が作動して、液晶パネル6上に文字盤10及び指針20が表示される。停止状態であれば、ステップS8の処理にて絶対振れ角θbはθminと同一値となるから、指針20の可動端21の座標は0(km/h)に一致する座標となり、指針20は目盛盤10の数字「0」を指示する。
また、自動車が一定速度で走行しているときには、ステップS8の処理にて絶対振れ角θbが実際の車速に対応した値となり、結局指針20の可動端22の座標は一定となるから、指針20は目盛盤10上において、車速に一致した目盛を指示する。
「車速変化時」
運転者のアクセル又はブレーキ操作によって、車速が変化した場合にはステップS8にて絶対振れ角θbが車速変化に伴って減少又は増大方向へ変動する。これによって、指針20の可動端21の表示座標が変動し、液晶パネル6上に表示される指針の指示が変化することとなる。
例えば、アクセル操作によって40(km/h)の定速走行状態から60(km/h)に車速が変化する場合には、ステップS8にて絶対振れ角θbが40(km/h)における絶対振れ角θ1から60(km/h)における絶対振れ角θ2に連続的に変化する。これにより、ステップS9にて可動端22の座標が40(km/h)に対応した座標(x1,y1)から60(km/h)に対応した座標(x2,y2)へと連続的に変化し、結果として、液晶パネル6上の指針20の指示が40(km/h)から60(km/h)へと連続的に変化し、指針20の回動動作表示が実現されることとなる(図6参照)。
本実施形態のスピードメータによれば、車速センサ7の出力信号に基づいて算出した車速値に対応する指針20の表示座標を算出し、この算出結果に基づいて液晶パネル6上に指針20を表示するようにしている。従って、実測値と指示値とを常に一致させることが可能であり、結果として正確な指示を実現することができるとともに、測定値変化時における指針20の回動動作表示の円滑性を確保することができる。
また、本実施形態では、指針20の固定端21の表示座標を固定しつつ、可動端22の表示座標を特定することによって指針20の表示位置を設定している。つまり、可動端22の座標だけを算出すれば指針20を所定の位置に表示することができるのである。しかも、本実施形態では、基準座標軸Asに対する指針20の絶対振れ角θbを算出し、続いてこの絶対振れ角θbと指針長Rとから可動端22の表示座標を特定する、という簡易な処理によってこの可動端21の表示座標を特定している。これによって、マイクロコンピュータ4の演算負担を軽減することが可能となり、例えば、短時間で測定値が大幅に変化するような場合であっても、確実に指針の表示を追従させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
上記実施形態では、スピードメータに適用した例を示したが、例えば、エンジン回転数を表示するタコメータ、エンジンへの加給圧を表示するブーストメータに適用することができる。
また、上記実施形態では、真円計形状の目盛盤10であったが、楕円形状の目盛盤としてもよい。この場合、目盛盤10の外枠形状を楕円形状にデザインし、指針の回動動作表示は上記実施形態と同様に行う。従って、仕切り線11、目盛12の配置は上記実施形態のように、円弧状に周方向に沿って等間隔で配することとなる。
また、単位回動角θuを最小振れ角θmin及び最大振れ角θmaxから算出するようにしたが、この単位回動角θuをあらかじめ記憶する構成としてもよい。
また、表示手段として、本実施形態では液晶パネルを用いた例を示したが、例えば有機ELや陰極線管式のディスプレイを用いてもよい。
また、本実施形態では基準座標軸Asは、Y軸を基準としていたが、これに限られず、任意の基準軸を設定し、それに基づいて最大振れ角θmin、最大振れ角θmaxの設定、及び可動端22の表示座標の算出処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、仕切り線11、目盛12は円周方向に沿って等間隔で配されていたが、例えば100(km/h)以上の高速域は低速域の1/2間隔にする等全域に渡り等間隔にする必要はなく、領域毎に最小振れ角を決定してもよい。
また、上記実施形態では、車速センサ7からの信号により車速値を算出していたが、他の制御系からの通信、例えばCAN信号を使って算出してもよい。
第1実施形態に係るスピードメータの構成を示すブロック図である。 液晶パネル上に表示された目盛盤と指針を示す概念図である。 指針形成データの内容を示す説明図である。 マイクロコンピュータの動作を示すフローチャートである。 指針の表示処理を示す説明図である。 指針の表示処理を示す説明図である。
符号の説明
1…ROM(表示基本データ記憶手段)
2…RAM
3…VRAM(画像生成手段)
4…マイクロコンピュータ(指針位置演算手段)
5…グラフィックコントローラ(画像生成手段)
6…液晶パネル(表示手段)
7…車速センサ

Claims (9)

  1. 複数の画素から構成され、特定の画素を表示座標により指定することで所定の画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に複数の目盛を円弧状に表示させる目盛盤形成データと、指針の長さを示す指針長データ及び前記指針の回動中心となる基端点の表示座標を示す基端点位置データを少なくとも含む指針形成データとを記憶する表示基本データ記憶手段と、
    前記表示手段の表示座標に対し、前記指針の前記基端点を含み、基準角度位置を示す座標軸として予め定めた基準座標軸に対する前記指針の振れ角を、表示対象の検出値に基づいて求め、当該振れ角と前記指針形成データのうちの前記指針長データとに基づいて、前記指針の先端点の表示座標を示す先端点位置データを求める指針位置演算手段と
    記目盛盤形成データに基づいて目盛盤画像を生成するとともに、前記先端点位置データと前記指針形成データのうちの少なくとも前記基端点位置データとに基づいて指針画像を生成し、前記目盛盤画像と前記指針画像との合成画像を前記表示手段に表示させる画像生成手段とを備えることを特徴とする計器。
  2. 前記基準座標軸に対する前記指針の振れ角のうち最小目盛に対応する最小振れ角及び最大目盛に対応する最大振れ角を記憶する振れ角記憶手段と、
    前記最大振れ角と前記最小振れ角との差分値を前記目盛盤の最大目盛と最小目盛との差分値で除すことにより単位目盛あたりの振れ角(単位振れ角)を算出する単位振れ角算出手段とを備え、
    前記指針位置演算手段は前記検出値に基づいて前記基準座標軸に対する指針の振れ角を求めることを特徴とする請求項1に記載の計器。
  3. 前記基準座標軸に対する前記指針の振れ角のうち最小目盛に対応する最小振れ角と最大目盛に対応する最大振れ角との差分値を前記目盛盤の最大目盛と最小目盛との差分値で除すことにより求められる単位目盛あたりの振れ角(単位振れ角)を記憶する単位振れ角記憶手段を備え、
    前記指針位置演算手段は前記検出値に基づいて前記基準座標軸に対する指針の振れ角を求めることを特徴とする請求項1に記載の計器。
  4. 前記表示基本データ記憶手段は、前記指針形成データとして、指針の太さを指定するデータ(指針太さデータ)を有しており、
    前記画像生成手段は、前記指針太さデータに基づいて前記指針画像を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の計器。
  5. 前記表示基本データ記憶手段は、前記指針形成データとして、指針の色を指定するデータ(指針色データ)を有しており、
    前記画像生成手段は、前記指針色データに基づいて前記指針画像を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の計器。
  6. 前記表示基本データ記憶手段は、前記指針形成データとして、アンチエイリアシング処理に関するデータを有しており、
    前記画像生成手段は、前記アンチエイリアシング処理に関するデータに基づいて前記指針画像を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の計器。
  7. 前記指針位置演算手段は、最小目盛に対応する前記指針の位置を基準とした前記指針の前記振れ角を、前記表示対象の検出値に基づいて求めて、前記基準座標軸に対する前記指針の前記振れ角のうち最小目盛に対応する最小振れ角に加えることにより、前記基準座標軸に対する前記指針の前記振れ角である絶対振れ角を求め、当該絶対振れ角と前記指針形成データのうちの前記指針長データとに基づいて、前記指針の先端点の表示座標を示す前記先端点位置データを求めることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の計器。
  8. 前記表示座標は、第3象限と第4象限との境界に位置する前記基準座標軸が予め定められる直交座標(xm,ym)であり、
    前記指針位置演算手段は、前記絶対振れ角をθbとし、前記指針長データが示す前記指針の長さをRとしたとき、前記指針の先端点の表示座標(xm,ym)を示す前記先端点位置データを、下記式(1),(2)により算出することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の計器。
    xm=R×│cos(θb−90°)│・・・・・・・・・・式(1)
    ym=R×│sin(θb−90°)│・・・・・・・・・・式(2)
  9. 複数の画素から構成され、特定の画素を表示座標により指定することで所定の画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に複数の目盛を円弧状に配した目盛盤を表示させる目盛盤形成データと、指針の長さを示す指針長データ及び前記指針の回動中心となる基端点の表示座標を示す基端点位置データを少なくとも含む指針形成データとを記憶する表示基本データ記憶手段とを備え、
    前記表示手段に対し、表示対象の検出値に応じてアナログ表示形式で指針表示させる計器の指針表示方法であって、
    前記表示手段の表示座標に対し、前記指針の前記基端点を含み、基準角度位置を示す基準座標軸を予め定めておき、
    表示対象の検出値に基づいて、前記基準座標軸に対する前記指針の振れ角を求め、当該振れ角と前記指針形成データのうちの前記指針長データとに基づいて、前記指針の先端点の表示座標を示す先端点位置データを求め、
    前記目盛盤形成データに基づいて目盛盤画像を生成するとともに、前記先端点位置データと前記指針形成データのうちの少なくとも前記基端点位置データとに基づいて指針画像を生成し、前記目盛盤画像と前記指針画像との合成画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする計器の指針表示方法。
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