JP4250276B2 - プラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体及びその製造方法 - Google Patents

プラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体及びその製造方法に係り、詳しくはガラスの持つ耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性等を兼ね備え、ハンドリング性及び二次加工性に優れたプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年プラスチックフィルムが高機能化しているが、ガラスに匹敵する耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性等の優れた性能を備えたプラスチックフィルムはこれまで知られていなかった。
【0003】
一方、近年電気製品の小型化に伴い、関連する部材も軽薄短小化しつつあり、ガラス板もその例に洩れずディスプレイ用やセンサー・素子カバー用などの用途において、薄肉化が進んでいる。例えば、ガラスフィルムを透明なアクリル樹脂板に積層してディスプレイに使用したり、光センサーの受光部に接着して受光窓として使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、溶融引き落としされて得られるガラスフィルムを採取しても、機械的強度が低くて傷入り、破損し易く、集積・研磨・検査・保管等の後工程や、実際の応用工程において扱いが困難で過度の慎重さが要求されるばかりでなく、その応用工程での二次加工においても方法・条件面において大きな制約を受けており、効率化や他分野への応用展開を妨げていた。
【0005】
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的はガラスの持つ耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性等を備え、ハンドリング性及び二次加工性に優れたプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、管状体の外面に、厚さ0.1μm以上100μm以下のガラスフィルムの少なくとも一方の面に、厚さ1μm以上1000μm以下で23℃における引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)が1×108 以上1×1012以下の範囲にあるプラスチックフィルムを、50(gf/10mm)≒490(mN/10mm)を超える剥離強度で積層固着したプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体が、連続して巻き取られており、前記ガラスフィルムの厚さ(μm)と当該管状体の外径(mm)との比(μm/mm)が1以下である
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記プラスチックフィルムが少なくとも一層の支持層と、少なくとも一層の対ガラス接着層の実質二層以上の積層体からなる。
【0009】
請求項に記載の発明では、厚さ0.1μm以上100μm以下のガラスフィルムの製造工程で、所定の厚さにローラで引き取られているガラスフィルムに、対ガラス接着層を有するとともに、厚さ1μm以上1000μm以下で23℃における引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)が1×108 以上1×1012以下の範囲にあるプラスチックフィルムを、前記対ガラス接着層がガラスフィルムと対応する状態で連続的に積層固着し、管状体の外面に連続的に巻き取るプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体の製造方法において、前記ガラスフィルムの厚さ(μm)と当該管状体の外径(mm)との比(μm/mm)が1以下である
【0010】
従って、請求項1に記載の発明では、ガラスフィルムに厚さ、引張り弾性率、剥離強度が所定の値に規定されたプラスチックフィルムが積層されているため、ガラスの持つ耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性等を備え、しかもハンドリングが容易で二次加工性に優れている。そして、使用時には所定の大きさに切断され、主にプラスチックフィルム側が接着剤により所定の箇所に接着された状態で使用される。使用目的によってはガラスフィルム側が接着剤により所定の箇所に接着された状態で使用される場合もある。また、プラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体が管状体に連続して巻き取られているため、シート状のプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体に比較して製造装置の小型化が可能になるとともに、保管スペースも小さくできる。
【0011】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記プラスチックフィルムが少なくとも一層の支持層と、少なくとも一層の対ガラス接着層の実質二層以上の積層体からなるため、プラスチックフィルムの適正な厚さ、引張り弾性率及び剥離強度(接着力)を所望の値に調整するのが容易になる。
【0013】
請求項に記載の発明では、厚さ0.1μm以上100μm以下のガラスフィルムの製造工程で、所定の厚さにローラで引き取られているガラスフィルムに、厚さ1μm以上1000μm以下で23℃における引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)が1×108 以上1×1012以下の範囲にあるプラスチックフィルムが、対ガラス接着層を介して連続的に積層固着される。そして、管状に連続的に巻き取られる。したがって、シート状のプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体に比較して製造装置の小型化が可能になるとともに、保管スペースも小さくできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、プラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体(以下、単にフィルム積層体と称す)1は、厚さ0.1μm以上100μm以下のガラスフィルム2と、厚さ1μm以上1000μm以下のプラスチックフィルム3とが積層されて構成されている。プラスチックフィルム3は23℃における引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)が1×108 以上1×1012以下の範囲にあり、50(gf/10mm)≒490(mN/10mm)を超える剥離強度で積層固着されている。
【0015】
ガラスフィルム2に使われるガラスの材質としてはソーダライムガラス、ホウケイ酸ガラス、無アルカリガラス等ほぼいかなるガラス組成のものが適用でき、強化、表面処理等の二次加工を施したものも可能であり、いずれも用途により使い分けられる。
【0016】
ガラスフィルム2は、原理的にはガラス溶融体の固化する温度より上の温度にてガラス溶融体を引き延ばして作ることが可能である。ガラス組成、ガラス溶融体の厚さ、温度、引き取り速度によりガラスフィルム2の厚さを制御することができる。ガラスフィルム2の厚さは0.1〜100μmが効果的であり、0.1μmより薄い場合は機械的強度の極度の低下に伴いプラスチックフィルム3の積層時のストレスにより破損に至り積層自体が困難となり、100μmより厚い場合にはガラス単体での製造効率が悪化せずハンドリング性、二次加工性改良を一つの目的としたプラスチックフィルム3の積層が効果的でなくなる。
【0017】
プラスチックフィルム3は少なくとも一層の支持層3aと、少なくとも一層の対ガラス接着層3bの実質二層以上の積層体からなる。支持層3aにはほぼいかなる材質のものも応用でき、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド等のホモポリマー、コポリマー、ブレンド系の他、多層化したもの(ラミネートフィルム)、安定剤、可塑剤、衝撃改良剤、着色剤、強化剤等の添加剤を加えたもの等が応用できる。また、対ガラス接着層3bの材質としては、ほぼいかなる材質のものも使用でき、酢酸ビニル系、アセタール系、アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ゴム系等の組成でホモポリマー、コポリマー、ブレンド系の他、多層化したもの、場合によりオイル、可塑剤、強化剤、ゴム、架橋剤、カップリング剤等を添加したもので熱可塑系、熱硬化系、感圧接着系等の使用形態のものが応用できる。
【0018】
支持層3aは一般的に知られている成形方法によりフィルム化することができ、押出法、カレンダー法、溶液・エマルジョンキャスト法等が可能である。一方、対ガラス接着層3bは支持層3aへの押出コート法、溶液・エマルジョンコート法の他、支持層3aとの共押出法等が可能である。
【0019】
プラスチックフィルム3は厚さ1μm以上1000μm以下であるのが好ましい。厚さが1μm未満の場合には積層時に皺が入ったり破断したりして積層加工性及びフィルム積層体1の品位を損ねる。また、厚さが1000μmを超えると管状体の外表面に連続して巻き取ろうとすると、特に巻き径が小さいとき、各々の一周あたりの周長の差の周長に対する割合が大きくなり、残留応力となって剥離ないしはガラスフィルム2の破壊に至ったり、切断加工性、曲面密着性等の二次加工性において劣る。
【0020】
プラスチックフィルム3は23℃において、その引張り弾性率(Pa)と、厚さ(μm)の積(Pa・μm)が1×108 以上1×1012以下の範囲のものが好ましく、支持層3a及び対ガラス接着層3bを構成するプラスチックの種類、添加剤の種類・量及び各層の厚さ比の調整により達成することができる。前記の積が1×108 (Pa・μm)未満の場合にはフィルムに腰が無く、ガラスフィルム2との積層時に皺が入って外観を損なったり過度に伸び易くなるため、切断加工性等の二次加工性において劣る。また、前記の積が1×1012(Pa・μm)を超える場合には腰が強すぎて、硬質で脆いガラスフィルム2に追随して密着するための連続積層加工性等のハンドリング性、切断加工性等の二次加工において劣る。
【0021】
プラスチックフィルム3は50(gf/10mm)≒490(mN/10mm)を超える剥離強度でガラスフィルム2と積層されたものが好ましい。剥離強度が50(gf/10mm)≒490(mN/10mm)以下の場合、ハンドリング性、二次加工性等は充分満足するものの、最終的にガラスフィルム2との接着性が不十分で容易に剥離するため、耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性等の性能が不十分となる。その結果、再度剥離して接着性に優れたプラスチックフィルムを貼り直す必要があり、手間と傷入りの可能性が大きくなる。なお、剥離強度はフィルム積層体1の測定面の反対面に厚さ0.5mmの鉄板を接着して補強した後、23℃下、200mm/min の速度での180°剥離試験により評価した値を用いた。
【0022】
前記のフィルム積層体1はシート状に形成されて積み重ねた状態で保管されるものと、帯状に形成されるとともに管状体に連続的に巻き取られて保管されるものとがある。フィルム積層体1はハンドリング時に保護膜及び補強材の役割を果たす。
【0023】
フィルム積層体1を例えばディスプレイパネルの保護被膜として使用するため、透明なアクリル樹脂板に積層する場合は、フィルム積層体1を所望の大きさに切断する。そして、プラスチックフィルム3側の面に接着剤を塗布してアクリル樹脂板の所定位置に接着する。
【0024】
プラスチックフィルム3とガラスフィルム2との積層化には、例えば、プラスチックフィルム3の加熱後ガラスフィルム2に接触させる方法及びその逆、あるいは双方加熱後に接触させる方法でプラスチックフィルム3の対ガラス接着層3bを軟化させた後、軟質クッション材を介してのプレス、ニップロール等により加圧密着させる方法がある。さらには対ガラス接着層3bを常態で粘着状に設計したものを単にプレス、ニップロール等により加圧密着させる方法が可能である。ここで軟質クッション材としては、発泡ポリエチレン、軟質シリコーンゴム等工業的に使われている素材が応用できる。
【0025】
特に連続してかつ熱効率良く製造するにはガラスフィルム2を成形している工程中において、ガラスが依然として加熱状態にある段階にてプラスチックフィルム3とニップロールにて積層密着化させて積層状態のまま引き取る方法や、常温近くに冷えた段階にて対ガラス接着層3bを粘着状に設計したプラスチックフィルム3を応用して同様に積層する方法が好適である。この方法によれば、ガラスフィルム2が成形されて後すぐにプラスチックフィルム3と積層化されるため、ガラスフィルム2単独での機械的脆さが改善されるため、工程内のハンドリング性が向上するばかりでなく、傷入り等の機械的損傷に伴う不良率の低減にも効果的に作用する。また、さらにはガラスフィルム2を成形するのに使われているニップロールが、そのままガラスフィルム2とプラスチックフィルム3とを積層密着化するニップローラとしても併用できるため特別に設備を増強する必要もなくなる。
【0026】
フロート法、リドロー法、フュージョン法、ダウンドロー法などによってガラスフィルムを製造するとともに、その製造工程の途中でプラスチックフィルムを積層するガラス積層体の製造方法を図2(a)に従って説明する。図示しないガラスフィルム成形工程からローラ4,5によって所定の厚さに引き出されるとともに、まだ加熱状態にあるガラスフィルム2に対してボビン6から繰り出されたプラスチックフィルム3が、対ガラス接着層3b(図示せず)側がガラスフィルム2と対応する状態でローラ5の上流において合流され、ローラ5を通過する間にガラスフィルム2に積層される。対ガラス接着層3bが軟化するに充分な熱をガラスフィルム2が持っている段階でプラスチックフィルム3がガラスフィルム2に積層される。ローラ5はガラスフィルム2とプラスチックフィルム3とを積層密着化するニップローラとして作用する。
【0027】
ローラ5を通過後、フィルム積層体1は冷却され、巻き取り装置に装備された管状体7の表面にガラスフィルム2が巻き取られる。図2(b)は管状体7に巻き取られたフィルム積層体1を示す。
【0028】
長尺なフィルム積層体1を連続して得る場合、プラスチックフィルム3とガラスフィルム2の積層体が管状体7の外表面に連続して巻き取られる際、ガラスフィルム2の厚さ(μm)と、当該管状体7の外径(mm)との比(μm/mm)は1以下が好ましい。1を超える場合、プラスチックフィルム3が積層してあり、機械的脆さが改善されてはいるもののガラスフィルム2の曲率が大きくなり過ぎて割れを生じる。
【0029】
(実施例)
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
参考例1
厚さ70μmで幅150mm、長さ200mmの寸法のソーダライムガラスフィルムを用意した。また、厚さ30μmのポリプロピレンからなる支持層3aと、厚さ10μmのアクリル系粘着剤とからなる対ガラス接着層3bで構成されたプラスチックフィルム3を各々押出・延伸加工、溶液コーティング加工を行って採取した。詳細に述べると、まず、ポリプロピレン樹脂を、溶融押出して原フィルムを形成し、これを1軸あるいは2軸延伸して延伸フィルム(支持層3a)を得る。次いでこの延伸フィルムに、アクリル系粘着剤の酢酸エチル溶液をグラビアロールでコーティング加工して、プラスチックフィルム3を得た。
【0030】
プラスチックフィルム3の引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)は6×1010であった。これらフィルムをガラスフィルム2と20℃下シリコーンゴム製ニップロールにより慎重に積層してフィルム積層体1を得た。このフィルム積層体1からのプラスチックフィルム3の剥離強度は200(gf/10mm)≒1960(mN/10mm)であった。このフィルム積層体1は容易に手での取り扱いが可能で、通常のガラス板・プラスチック並みにガラスフィルム2あるいはプラスチックフィルム3側のいずれにも接着剤をコーティングあるいはラミネートすることができ、容易に剥離せず実用上積層体として充分機能し、耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性においてもガラス単体のそれと同等の性能を有していた。
【0031】
また、図1(b)に示すように、フィルム積層体1を筒状にしてポリプロピレン(PP)製のパイプ8に挿入し、プラスチックフィルム3側を内径100mmのパイプ8の内面に熱融着し、中空部と外部との間にガスバリアー性を付与することを試みた。ガラスフィルム2はプラスチックフィルム3を介してPP製パイプ8に脱落せずに良好に接着され、パイプ8に良好なガスバリアー性機能が付与された。なお、図1(b)はフィルム積層体1がパイプ8に挿入されて、まだプラスチックフィルム3側がパイプ8の内面全体に接触する前の状態を示している。
【0032】
(実施例2)
実施例1と同じガラスフィルム2を用意し、また、厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートからなる支持層3aと、厚さ30μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物からなる対ガラス接着層3bとで構成されたプラスチックフィルム3を押出ラミネート法により採取した。プラスチックフィルム3の引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)は2×1011であった。プラスチックフィルム3の対ガラス接着層3b側をガラスフィルム2側に向けて、予め100℃に予熱したガラスフィルム2と、シリコーンゴム製のニップロール間に20℃下、同時に通過させて慎重に積層した。このフィルム積層体1の剥離強度は450(gf/10mm)≒4410(mN/10mm)であった。このフィルム積層体1は外径173mmの紙管にガラスフィルム2を外側に向けて安易に沿わせることができ、フィルム積層体1が連続であれば巻き取ることが可能な状況であった。
【0033】
なお、本発明において連続したフィルム積層体1を管状体7に巻き取れるかどうかの評価は、管状体7に対して、幅150mm、長さ200mmのフィルム積層体1をその長さ方向が密着するように手で沿わせて、ガラスフィルム2に亀裂が生じなければ、巻き取り可能と評価した。このフィルム積層体1は外径173mmの管状体としての紙管にガラスフィルム2を外側に向けた場合と、内側に向けた場合とを試みたが、いずれも亀裂もなく容易に沿わせることができ、連続したフィルム積層体1を巻き取ることが可能であると判断した。
【0034】
(比較例1)
厚さ50μmで幅150mm、長さ200mmのホウケイ酸ガラスフィルム2を用意した。この単層のガラスフィルム2はそのままでは手での取り扱いで容易に割れてしまい、また、通常のガラス板・プラスチック同様にガラスフィルム2側に接着剤をコーティングすることはできるものの、乾燥及びラミネート中にロール等の機材に接触した箇所で破損した。
【0035】
(比較例2)
実施例1と同じガラスフィルム2を用意した。また、厚さ5μmの可塑剤を100重量部含有するポリ塩化ビニルからなる支持層3aと、厚さ2μmのアクリル系粘着剤からなる対ガラス接着層3bとで構成されたプラスチックフィルム3を、各々押出・延伸加工、溶液コーティング加工を行って採取した。プラスチックフィルム3の引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)は9×107 であった。これらフィルムを20℃の雰囲気下においてシリコーンゴム製ニップロールにより慎重に積層した。このフィルム積層体1の剥離強度は80(gf/10mm)≒784(mN/10mm)であった。このフィルム積層体1は積層時にプラスチックフィルム3に腰が無く、ガラスフィルム2との積層時に皺が入った。また、切断加工時にカッターにプラスチックフィルム3がまとわりつき、切断面が荒れノッチ方向と別の方向に亀裂が入った。
【0036】
(比較例3)
ガラスフィルム2として、比較例1と同じものを用意した。また、厚さ30μmのポリプロピレンからなる支持層3aと、厚さ5μmのアクリル系粘着剤からなる対ガラス接着層3bとで構成されたプラスチックフィルム3を各々押出・延伸加工、溶液コーティング加工を行って採取した。プラスチックフィルム3の引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)は6×1010であった。これらフィルムを20℃下シリコーンゴム製ニップロールにより慎重に積層してフィルム積層体1を得た。このフィルム積層体1の剥離強度は40(gf/10mm)≒392(mN/10mm)であった。このフィルム積層体1は容易に手での取り扱いが可能で、通常のガラス板・プラスチック並みにガラスフィルム2側に接着剤をコーティングあるいはラミネートすることができた。しかし、プラスチックフィルム3が容易に剥がれてしまい、その結果プラスチックフィルム3上への印刷加工ができなくなった。また、プラスチックフィルム3側を内径100mmのポリプロピレン製のパイプの内面に熱融着し、パイプに外圧を加え変形させた結果、容易にガラスフィルム2が剥離してしまい、中空部と外部との間にガスバリアー性を付与するには至らなかった。
【0037】
(比較例4)
実施例2で紙管径を68mmとしたところ、即ちガラスフィルム2の厚さと紙管の外径との比(μm/mm)が1より大きな条件としたところ、ガラスフィルム2に亀裂が入った。
【0038】
この実施の形態では次の効果を有する。
(1) 厚さ0.1μm以上100μm以下のガラスフィルム2の一方の面に、厚さ1μm以上1000μm以下で23℃における引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)が1×108 以上1×1012以下の範囲にあるプラスチックフィルム3が、50(gf/10mm)≒490(mN/10mm)を超える剥離強度で積層固着されている。従って、ガラスの持つ耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性等を備え、しかも、フィルム積層体1を所望の箇所に装着するまでのハンドリング性及び二次加工性に優れる。また、使用目的によってガラスフィルム2側が表面になる状態と、プラスチックフィルム3側が表面になる状態とのいずれの状態でも使用できる。
【0039】
(2) プラスチックフィルム3が支持層3aと対ガラス接着層3bの積層構造のため、プラスチックフィルム3の適正な厚さ、引張り弾性率及び剥離強度を所望の値に調整するのが容易になる。
【0040】
(3) 管状体7の外面にフィルム積層体1が連続して巻き取られているため、フィルム積層体1をシート状に形成する場合に比較して、製造装置の小型化が可能になるとともに、保管スペースも小さくできる。
【0041】
(4) ガラスフィルム2の厚さ(μm)と管状体7の外径(mm)との比(μm/mm)が1以下に設定されているため、フィルム積層体1を管状体7に巻き取っても、ガラスフィルム2の曲率が大きくなりすぎず、即ち曲率半径が小さくなりすぎず、割れが発生するのを回避できる。
【0042】
(5) ガラスフィルム2が加熱状態にある段階で、プラスチックフィルム3がガラスフィルム2に積層化されるため、プラスチックフィルム3の対ガラス接着層3bを加熱する工程を設ける必要がなく、装置の構造が簡単になる。また、ガラスフィルム2が成形された後、すぐにプラスチックフィルム3と積層化されるため、ガラスフィルム2単独での機械的脆さが改善され、工程内のハンドリング性が向上するばかりでなく、傷入り等の機械的損傷に伴う不良率も低減される。
【0043】
実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ フィルム積層体1はガラスフィルム2の一方の面にのみプラスチックフィルム3を積層固着する構成に限らず、ガラスフィルム2の両面にプラスチックフィルム3を積層固着した構成であってもよい。この場合、ガラスフィルム2の両面がプラスチックフィルム3によって保護されるため、ハンドリング時等にガラスフィルム2がより傷つき難くなる。また、ガラスフィルム表面の汚れや、穴あけ、切断などの二次加工で発生する切削粉による汚染を防止できる。このフィルム積層体1はガスバリヤー性を主目的として使用される。
【0044】
○ 図3(a),(b)に示すように、ガラスフィルム2の一方の面にプラスチックフィルム3が積層固着され、他方の面に接着剤層10が接着されるとともにその表面に剥離紙11が付着された構成としてもよい。フィルム積層体1を所望の箇所に接着する際は、フィルム積層体1を所望の形状に切断し、図3(b)に示すように、剥離紙11を剥がして接着剤層10を露出させ、接着剤層10を介して所望の箇所にフィルム積層体1を接着する。この場合、ガラスフィルム2に接着剤層10が形成されているため、使用時に接着剤を塗布する必要がなく、所望の形状に切断加工した後、剥離紙11を剥離することにより所望の箇所に接着できる。
【0045】
○ プラスチックフィルム3は対ガラス接着層3bを支持層3aの全面に塗布あるいはラミネートしたものに限らず、例えば対ガラス接着層3bがスポット的に付着された構成としてもよい。
【0047】
前記実施の形態から把握できる請求項記載以外の技術的思想(発明)について、以下にその効果とともに記載する。
(1) 記ガラスフィルムの一方の面にプラスチックフィルムが積層固着され、他方の面に接着剤層が接着されるとともにその表面に剥離紙が付着されている。この場合、ガラスフィルムに接着剤が接着されているため、使用時に接着剤を塗布する必要がなく、所望の形状に切断加工した後、剥離紙を剥離することにより所望の位置に接着できる。
【0048】
(2) ラスフィルムが加熱状態にある段階で、前記プラスチックフィルムがガラスフィルムに積層化される。この場合、プラスチックフィルムの対ガラス接着層を加熱する工程を設ける必要がなく、装置の構造が簡単になる。
【0049】
(3) ラスチックフィルムの対ガラス接着層を常温で粘着性を有する材質で形成し、ガラスフィルムが常温近くに冷えた段階で、プラスチックフィルムがガラスフィルムに積層化される。この場合、プラスチックフィルムを加熱せずにガラスフィルムに接着でき、プラスチックフィルムが加熱によって変質する虞がない。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1〜請求項3に記載の発明によれば、ガラスの持つ耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性等を備え、ハンドリング性及び二次加工性に優れ、各種産業の部品への応用が容易になる。
【0051】
請求項2に記載の発明によれば、プラスチックフィルムの適正な厚さ、引張り弾性率及び剥離強度を所望の値に調整するのが容易になる。
請求項に記載の発明では、さらにシート状のプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体に比較して製造装置の小型化が可能になるとともに、保管スペースも小さくできる。
【0052】
請求項に記載の発明によれば、ガラスフィルムが成形された後、すぐにプラスチックフィルムと積層化されるため、ガラスフィルム単独での機械的脆さが改善され、工程内のハンドリング性が向上するばかりでなく、傷入り等の機械的損傷に伴う不良率も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は一実施の形態のフィルム積層体の部分模式図、(b)はパイプ内面にフィルム積層体を熱融着させる途中の状態の部分模式斜視図。
【図2】 (a)はフィルム積層体の製造方法を説明する模式図、(b)は管状体に巻き取られた状態のフィルム積層体を示す模式図。
【図3】 (a)は別の実施の形態のフィルム積層体の部分模式図、(b)は剥離紙の一部を剥離した状態の部分模式図。
【符号の説明】
1…フィルム積層体、2…ガラスフィルム、3…プラスチックフィルム、3a…支持層、3b…対ガラス接着層、7…管状体。

Claims (3)

  1. 管状体の外面に、厚さ0.1μm以上100μm以下のガラスフィルムの少なくとも一方の面に、厚さ1μm以上1000μm以下で23℃における引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)が1×108 以上1×1012以下の範囲にあるプラスチックフィルムを、50(gf/10mm)(≒490(mN/10mm))を超える剥離強度で積層固着したプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体が、連続して巻き取られており、前記ガラスフィルムの厚さ(μm)と当該管状体の外径(mm)との比(μm/mm)が1以下であることを特徴とするプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体。
  2. 前記プラスチックフィルムが少なくとも一層の支持層と、少なくとも一層の対ガラス接着層の実質二層以上の積層体からなる請求項1に記載のプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体。
  3. 厚さ0.1μm以上100μm以下のガラスフィルムの製造工程で、所定の厚さにローラで引き取られているガラスフィルムに、対ガラス接着層を有するとともに、厚さ1μm以上1000μm以下で23℃における引張り弾性率(Pa)と厚さ(μm)の積(Pa・μm)が1×10 8 以上1×10 12 以下の範囲にあるプラスチックフィルムを、前記対ガラス接着層がガラスフィルムと対応する状態で連続的に積層固着し、管状体の外面に連続的に巻き取るプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体の製造方法において、前記ガラスフィルムの厚さ(μm)と当該管状体の外径(mm)との比(μm/mm)が1以下であるプラスチックフィルム・ガラスフィルム積層体の製造方法
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