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詳細な説明
本発明は、塗工印刷用紙に関するものであり、塗工印刷用紙は機械パルプを含み、その不透明度は少なくとも89 %、白色度は少なくとも65 %、表面粗さは、4.5 μmを越えることはない。
機械パルプを含み、その不透明度が少なくとも89 %、白色度が少なくとも65 %、表面粗さが、4.5 μmを越えることがない公知の塗工印刷用紙には、たとえば、マシン仕上げコーテッドペーパ(MFCペーパ)、フィルム塗工オフセット用紙(FCO用紙)、LWCペーパ、および重量塗工紙(HWC紙)が含まれる。
MFCペーパは、紙面当りの塗工量が5〜10 g/m2であり雑誌、カタログ、本、および商業印刷物に用いられるコーテッドペーパを指す。MFCペーパの坪量は、48〜80 g/m2の範囲で変わる。この紙の繊維量のうち、60〜80 %は機械パルプであり、15〜40 %は化学パルプである。このコーテッドペーパの填料の総量は20〜30 重量%である。MFCペーパは、塗工量が通常、紙面当り2〜5 g/m2であるMFPペーパを含む場合もある。
LWCペーパは、塗工量が紙面当り5〜12 g/m2であり雑誌、カタログ、折込み、および商業印刷物に用いられるコーテッドペーパを指す。LWCペーパの坪量は、35〜80 g/m2の範囲で変わる。この紙の繊維量のうち、50〜70 %は機械パルプであり、30〜50%は化学パルプである。非塗工原紙では、填料の量は原紙の総重量の4〜10 %である。コーテッドペーパの填料の総量は24〜36 重量%である。
HWC紙とは、塗工量がかなり多いコーテッドペーパを指す。FCO用紙とは、フィルムコーティングされたコーテッドペーパを指す。
上記の紙の等級は、所望の性質を達成するためには化学パルプの量を多くしなければならないという問題を有する。本発明による印刷用紙は、従来技術のコーテッドペーパに取って代わる代替品を提供するとともに、紙の特性を改善する。
本発明による塗工印刷用紙は、紙の全繊維量のうち少なくとも90 重量%の機械パルプを含むことを特徴とする。本発明による塗工印刷用紙は、化学パルプをほとんどもしくは全く使用しないときに達成される優れた不透明度を持つ。本発明による印刷用紙は、同じ目的に使用される他の印刷用紙よりも堅い。この印刷用紙は嵩が比較的大きい。カレンダ掛けにより所望の嵩を左右することができ、大変優れた紙の印刷適性が実現できる。化学パルプの量が少ない、もしくは無いため、製造コストは低い。
本発明による塗工印刷用紙は、上記の紙の等級、とくに、LWCおよびMFCペーパに取って代わることを意図しており、これらのペーパは、不透明度が少なくとも89 %、白色度が少なくとも65 %、好ましくは少なくとも70 %。そして表面粗さは4.5 μmを越えることはなく、好ましくは3.0 μmを越えることはない。通常、必要な白色度の値は少なくとも70 %であり、表面粗さの値は3.0 μmを越えることはないが、いくつかの折込み用の等級では、許容される白色度および表面粗さの値は、それぞれ少なくとも65 %、および4.5 μmを越えることはない。折込みとは、たとえば、特別な新聞、新聞の付録、チラシを指す。参照したこれらの数値は、以下の試験法により得られたものである。

- 不透明度 SCAN-P 8:93
- 白色度 SCAN-P 3:93
- 表面粗さ SCAN-P 76:95

機械パルプの量が多い紙は、化学パルプをより多く含む対応する紙よりも引裂き抵抗が、より小さいであろう。引裂き抵抗は、紙をコーティングすることによりさらに低下するであろう。通常の想定によれば、このことは、機械での紙の走行性とかなり関係があるべきであるが、意外にも、このことは、紙の走行性に影響しなかった。
本発明による印刷用紙では、使用される機械パルプは、有利には、以下の本明細書で述べるように製造される特別なサーモメカニカルパルプ (TMP)である。特別なサーモメカニカルパルプを用いると、たとえば、紙の破壊エネルギー、引張強さおよび伸びについて良い値が得られる。紙の製造工程でのその目的は、紙の特性を損なわせるような部分を新しい構造で置き換えることである。たとえば、抄紙機のプレスセクションで、走行中、紙ウェブを支持し、紙の伸び特性を良好に維持する。なぜならば、ウェブが走行中支持されていないときに必要なウェブへの強い走行時張力を使用する必要が無いからである。
紙の化学パルプの量は、大変低いもしくは無いにもかかわらず、本発明による塗工印刷用紙では、大変優れた特性が達成される。塗工印刷用紙は、紙の全繊維量のうち10 重量%を越えない化学パルプを含んでもよい。有利には、塗工印刷用紙は、紙の全繊維量のうち5 重量%を越えない化学パルプを含んでもよい。そして、印刷用紙の全繊維量が機械パルプであることが好ましい。
塗工印刷用紙の製造に使用する機械パルプは、好ましくはリファイナメカニカルパルプ、たとえばサーモメカニカルパルプ(TMP)である。サーモメカニカルパルプはリファイニングおよび精製され、サーモメカニカルパルプは、非常に結合可能があり、かつ非常に強いパルプになる。典型的には、サーモメカニカルパルプは、長い繊維および微細繊維の量が比較的多いが、中間の大きさの繊維の量が通常よりも少ない。しかし、繊維の分布は、上記の典型的な分布と異なってもよく、繊維製造方法により、結合可能で強いパルプがさらに達成可能である。
長繊維の割合が高い機械繊維パルプを製造するために、繊維状パルプを製造するための方法を利用することができる。本明細書では、機械パルプとは、木材チップなどの木材原料から叩解により製造される繊維パルプを指す。叩解に関して、木材原料および/または繊維パルプは熱処理に掛けられ、熱処理は、サーモメカニカルパルプを製造するための工程である。熱処理に加えて、木材原料を、叩解前に薬品で処理してもよく、これは、ケミサーモメカニカルパルプを製造する工程である。
この方法により、必要ならば、従来使用されていた方法による場合よりも平均繊維長を約10 %長くすることが可能である。これは、繊維パルプ中の短繊維の量が以前とほぼ同じである典型的な方法であるが、中間サイズの繊維の量は減少しており、長繊維の相対的な量は増加している。しかし、繊維長とその分布は、確定した要因であるとは限らず、工程を制御することにより、この方法を用いて、高い強度と結合可能性を特徴とするさまざまな繊維分布を作り出すことができる。意外なことに、このような繊維パルプを用いて、地合いが優れ、印刷用紙に対する高い要求を満たす特性を有する紙を作ることができる。従来、長い平均繊維長と、地合いが優れた繊維パルプを1つの製品で達成することは困難であった。なぜならば、繊維をリファイニングして微細繊維にすると同時に、比較的長い繊維長を保持することは知られていなかったからである。 さらに本発明による繊維パルプの製造方法では、エネルギー消費が、同じろ水度レベルを目標とした従来技術の方法におけるよりも低い。できた繊維パルプのろ水度値は、30〜70 ml CSFである。本明細書では、ろ水度値は、ml CSF単位のカナダ標準ろ水度値を指す。ろ水度値は、パルプの叩解の程度を示すために使用することができる。従来技術によると、ろ水度値と繊維の比表面積との間には、以下の相関がある。
A = -3.03 ln (CSF) + 21.3、ここで、A = パルプの全比表面積 (単位 m2/g)。
上記の式によると、ろ水度値が減少するにつれて、パルプの全比表面積が増加する。すなわち、ろ水度値は、叩解の程度を明確に示す。なぜならば、微細繊維の量が増えるにつれて、繊維の比表面積が増えるからである。
適切な原材料として上げられる本明細書で使用する木材種は、トウヒ属(トウヒ属、いくつかのさまざまな種)、ヨーロッパモミ(モミ属、いくつかのさまざまな種)、マツ属(ヨーロッパアカマツ)、およびサザンパイン(マツ属、いくつかのさまざまな種)である。木材原料から作られた繊維パルプは、少なくとも2つの異なる木材原料から得られた繊維パルプ、および/または、少なくとも2つの異なる方法により作られた繊維パルプを含むことができ、これらは、適切な製造段階で一緒に混合される。
繊維パルプの製造は、適切な木材原料の主要な叩解段階と、これに続く叩解および精製段階とを含む。いわゆる主要な叩解、すなわち叩解工程の第1段階は、165〜175℃の高温と、600〜700 kPa (6〜7 bar)の高圧で短時間行われ、大部分の繊維パルプは比較的粗いままである。高圧リファイナに供給される原料の平均滞留時間は5〜10秒にすぎない。叩解中の温度は、飽和蒸気の圧力により決まる。
1次叩解段階では、1段叩解のみを用いることが好ましい。しかし、同じ段階で、いくつかのリファイナが並行してあってもよい。1次叩解段階後、繊維パルプのろ水度値は250〜700 ml CSFである。1次叩解段階後、繊維パルプは精製されて、1次精製繊維パルプ等級と1次リジェクト繊維パルプ等級になる。繊維パルプを1次精製繊維パルプ等級と1次リジェクト繊維パルプ等級に精製した後、さまざまな方法により工程が行われる。たとえば、
- 1次リジェクト繊維パルプ等級の1段処理、ここでは、リジェクト繊維パルプを1段でリファイニングして精製する。精製繊維パルプ等級は、各精製段階後、工程から除去される、および/または精製繊維パルプ等級は再精製される、もしくは、
- 1次リジェクト繊維パルプ等級の2段処理、ここでは、リジェクト繊維パルプを2段でリファイニングして精製する。精製繊維パルプ等級は、各精製段階後、工程から除去される、および/または精製繊維パルプ等級は再精製される、もしくは、
- 1次リジェクト繊維パルプ等級の3段処理、ここでは、リジェクト繊維パルプを3段でリファイニングして精製する。精製繊維パルプ等級は、各精製段階後、工程から除去される、もしくは、
- 2段もしくは3段のリジェクト繊維パルプ前方結合処理、これは、次のような処理をさす。リジェクト繊維パルプを最初に2段もしくは3段で処理し、各精製段階後、精製繊維パルプ等級を工程から除去し、最後に残ったリジェクト繊維パルプ等級を、たとえば低濃度リファイナ叩解し、低濃度リファイナで処理されたすべての繊維パルプを工程から除去する。
上記の選択肢において、各段階は、1つのリファイナと1つのスクリーンを交互に含む。この実施例は以下に詳細に述べる。この工程のさまざまな段階で得られた精製繊維パルプ等級を、互いに組み合わせて混合し、好ましくは過酸化物漂白で漂白し、抄紙機での製紙用原料として使用する。繊維パルプの製造装置は、いくつかの製造ラインを並行に含んでもよい。得られた精製繊維パルプ等級は互いに組み合わせる。
繊維パルプ製造工程から得られた繊維パルプは、抄紙機での使用へと導く。製紙工程の原理は、それ自体では公知である。しかし、強さが弱い濡れた紙を、走行性に影響を与えずに製造できるように、製紙ラインに修正を加える。すなわち新しい装置の目的はウェブの紙切れを避けることである。製紙中に抄紙機に用いられる走行速度は、1300 m/分より速く、有利には1500 m/分より速く、好ましくは2000 m/分より速い。
抄紙機のプレスセクションでは、ウェブは、クローズドトランスファされる。これは、ウェブがプレスセクションを走行中支持されるということを意味する。これは、たとえばウェブの伸び特性によい影響を与える。したがって、ウェブの張力を、ウェブが走行中支持されていないときのように強くする必要が無い。抄紙機のプレスセクションは、たとえば、Opti-Press (商標、Metso Paper, Inc., フィンランド)とすることができる。
紙は、フィルムコーティングなどの適切なコーティング方法により塗工する。コーティングは、カオリンおよび/または炭酸カルシウムを含むことが好ましい。使用する塗工量は、好ましくは、紙面当り3〜9 g/m2である。
紙は、多ニップカレンダにおいて、適切なニップ圧でカレンダ掛けする。多ニップカレンダは、たとえば、OptiLoad (商標、Metso Paper, Inc., フィンランド)とすることができる。
繊維パルプの製造を、図1〜図5を参照して、さらに詳細に述べる。
図1の工程に木材チップを供給する前に、木材チップを、圧力下で高温蒸気中で前処理する。これにより木材チップは軟化する。前処理時の圧力は、好ましくは50〜800 kPaである。木材チップの前処理のために薬品、たとえば亜硫酸ナトリウム処理などの、アルカリ過酸化物または亜硫酸塩処理を使用することもできる。リファイナの前に、通常、サイクロンなどの蒸気分離用装置もある。
図1の工程では、木材チップは、40〜60 %の濃度、たとえば約50 %でリファイナ1に供給される。リファイナ1は、ろ水度値が250〜700 ml CSFの繊維パルプを生成する。トウヒ属 (ヨーロッパトウヒ)を原料として使用すると、リファイナ1後の平均繊維長は少なくとも2.0 mmである。リファイナ1で用いる圧力は高く、400 kPaより高い超過圧力 (4 barより高い超過圧力)であり、好ましくは600〜700 kPaである。超過圧力とは、標準気圧と比較した超過圧力を指す。リファイナ1は、コーン型もしくはディスク型リファイナとすることができ、好ましくは、それはコーン型リファイナである。コーン型リファイナを用いると、ディスク型リファイナを用いるよりも長い繊維を得ることができる。リファイナ1でのエネルギー消費は0.4〜1.2 MWh/tである。
繊維パルプは、レーテンシィコンテナ2を介してスクリーン3に供給される。レーテンシィコンテナ2では、叩解中にカールした繊維を、熱水中に約1時間保持して、真っ直ぐにする。レーテンシィコンテナ2の濃度1〜5 %である。
スクリーン3は、20〜50 ml CSFのろ水度値を有する1次精製繊維パルプ等級 A1を生成する。全繊維パルプのうち、60〜90 %、好ましくは約80 %が1次リジェクト繊維パルプ等級 R1へ送られる。脱水後、1次リジェクト繊維パルプ等級 R1は、30〜60 %の濃度、好ましくは約50 %で、リファイナ4へ供給され、さらに、1〜5 %の濃度でスクリーン5へ送られる。リファイナ4でのエネルギー消費は0.5〜1.8 MWh/tである。
リファイナ5は、2次精製繊維パルプ等級 A2と、2次リジェクト繊維パルプ等級 R2を生成し、スクリーン5で精製された前段階のリジェクト繊維パルプ等級 R1の60〜80 %を含む。2次リジェクト繊維パルプ等級 R2は、30〜60 %の濃度で、好ましくは50 %で、リファイナ6へ導かれ、1〜5 %の濃度でスクリーン7へ導かれる。スクリーン7は、3次精製繊維パルプ等級 A3と3次リジェクト繊維パルプ等級 R3を生成し、パルプ等級 R3は、リファイナ6の供給物へ戻される。このリファイナのエネルギー消費は0.5〜1.8 MWh/tである。精製繊維パルプ等級 A1、A2およびA3を組み合わせて得られる全繊維パルプは、30〜70 ml CSFのろ水度を有する。
図1の工程に関する上述のエネルギー消費値は、木材チップが薬品で処理されていないときの、すなわちパルプがサーモメカニカルパルプであるときのエネルギー消費に相当する。
リファイナ4および6の圧力は高くてもよく、少なくとも400 kPa より高く(4 barより高く)、好ましくは600〜700 kPa (6〜7 bar)であるか、もしくは、圧力は、標準の高さ、すなわち最大で400 kPa、好ましくは300〜400 kPaとすることができる。
高濃度を達成するように、工程から多くの水を除去するために使用できるスクリュプレスもしくは同等の装置により、リファイナの前に脱水を行い、30〜60 %の濃度、好ましくは約50 %を達成する。一方、精製前の繊維パルプの希釈は、目的に適したポンプにより、水を工程に入れることにより行われる。
繊維パルプは公知の方法により精製される。スクリーンでは、たとえばスロットスクリーンを使うことができる。このスクリーンは、スクリーニングの状況と所望の最終結果の観点から適切に選択される0.10〜0.20 mmのスロットの大きさとプロファイル高さを有する。いくつかの精製段階を含む工程では、スクリーンのスロットの大きさは、通常、工程の終わりに向かって大きくする。スクリーンの特性は、たとえば正常でない状況において妨害されないように選択しなければならない。正常でない状況とは、たとえば工程を開始するときである。スロットスクリーンを使用するときの濃度は、通常1〜5 %である。
繊維パルプを精製する1つのものは、渦流式クリーナである。これを使用するときは、濃度は、スロットスクリーンを使用するときよりも低く調整しなければならない。渦流式クリーナを使用するとき、濃度は好ましくは約0.5%である。
Bauer-McNett法で測定すると、精製繊維パルプ 等級 A1 , A2およびA3を組み合わせて混合して得られた完成した繊維パルプの繊維分布は、通常、以下の通りである。
繊維の40-50 %は、スロットの大きさが16メッシュおよび28メッシュであるスクリーンを通過しない、
繊維の15-20 %は、スロットの大きさが16メッシュおよび28メッシュのスクリーンを通過するが、スロットの大きさが48メッシュおよび200メッシュであるスクリーンを通過しない、そして、
繊維の35-40 %は、スロットの大きさが48メッシュおよび200メッシュのスクリーンを通過する。すなわち、この繊維は、使用したすべてのスクリーン(200メッシュまで)を通過する。
16メッシュスクリーンに残っている繊維の平均繊維長は2.75 mmであり、28メッシュスクリーンに残っている繊維の平均繊維長は2.0 mmであり、48メッシュスクリーンに残っている繊維の平均繊維長は1.23 mmであり、200メッシュスクリーンに残っている繊維の平均繊維長は0.35 mmである。 (出典: J. Tasman: The Fiber Length of Bauer-McNett Screen Fractions, TAPPI, Vol. 55, No. 1 (January 1 972))
したがって、得られた繊維パルプは、繊維の40〜50 %で平均繊維長が2.0 mmより長く、繊維の15〜20 %で平均繊維長が0.35 mmより長く、繊維の35〜40 %で平均繊維長が0.35 mmより短い。しかし、繊維分布は、上述のものと異なってもよい。
図2は、本発明の第2の実施例を示す。工程の始めは、図1に示すものと似ているが、3次リジェクト繊維パルプ等級 R3はリファイナ8にみちびかれ、さらに、スクリーン9へ導かれる。スクリーン9から得られた4次精製繊維パルプ等級 A4は、他の精製繊維パルプ等級 A1、A2およびA3と組み合わせるために導かれる。4次リジェクト繊維パルプ等級 R4は、リファイナ8の入口へと戻される。低いろ水度レベル、たとえば30 ml CSFのレベルを達成することが目的であるときは、この種の装置が必要である。
図3は、本発明の第3の実施例を示す。工程の始めは、図2に示すものと似ているが、 4次リジェクト繊維パルプ等級 R4は、低濃度リファイナ LCに導かれる。低濃度リファイナ LCに導かれる繊維パルプ等級 R4の濃度は3〜5 %である。得られた精製繊維パルプ等級 A1、A2、A3、A4およびA5は組み合わせて混合されて、完成繊維パルプになる。
図4は、本発明の第4の実施例を示す。スクリーン3から得られたリジェクト繊維パルプ等級 R1は、リファイナ4に導かれ、さらにスクリーン5へ導かれる。スクリーン5から得られたリジェクト繊維パルプ等級はリファイナ4の入口へと戻される。スクリーン5から得られた精製繊維パルプ等級 A2は工程から除去される。
スクリーン3から得られた精製繊維パルプ等級 A1は、スクリーン10での再精製へと導かれる。スクリーン10から得られた精製繊維パルプ等級 A11は工程から除去される。スクリーン10から得られたリジェクト繊維パルプ等級 R11は、リファイナ11へ導かれ、さらにスクリーン12へと導かれる。スクリーン12から得られたリジェクト繊維パルプ等級 R12はリファイナ11の入口へと戻る。スクリーン12から得られた精製繊維パルプ等級 A12は工程から除去され、他の精製繊維パルプ等級 A11および A2と組み合わされる。
図5は、本発明の第5の実施例を示す。スクリーン3から得られた精製繊維パルプ等級 A1が、スクリーン13での再精製へと導かれるという点以外では、この工程は、図1に示すものと似ている。スクリーン13から得られた精製繊維パルプ等級 A13、スクリーン5から得られた精製繊維パルプ等級 A2、およびスクリーン7から得られた精製繊維パルプ等級 A3が組み合わせて混合され、製紙工程での使用へと導かれる。スクリーン13から得られたリジェクト繊維パルプ等級 R13は、リジェクト繊維パルプ等級 R2およびR3と組み合わされて、組み合わされた繊維パルプはリファイナ6へと導かれる。
工程で使用する木材原料は、どのような種類の木材でもよいが、通常は、針葉樹材であり、好ましくはトウヒ属であるが、たとえば、マツ属またはサザンパインも使用に適した木材原料である。トウヒ属を木材原料として使用し、木材チップを薬品で処理しないとき、エネルギー消費は約2.8 MWh/tであり、そのうち、約0.3 MWh/tは、各工程段階に適したように濃度を調整するために消費される。図1の工程によると、エネルギー消費は、叩解の第1段階で0.4〜1.2 MWh/tであり、叩解の第2段階で0.5〜1.8 MWh/tであり、叩解の第3段階で0.5〜1.8 MWh/tである。処理に必要なエネルギーは、トウヒ属に対するよりもマツ属に対する方が大きい。たとえば、サザンパインの処理には、トウヒ属よりも約1 MWh/t多いエネルギーが必要である。木材チップサイズの変化もエネルギー消費に影響する。上記のエネルギー消費値は、平均の大きさが21.4 mm、平均の厚さが4.6 mmである木材チップを試験精製した試験から得られたものである。
叩解の濃度と実質的に同じ濃度で精製を行うスクリーンを用いて、繊維パルプの製造を行う上記の工程を実施することも可能である。この場合、エネルギー消費は、より低くなるであろう。なぜならば、濃度を調整するために使うエネルギー量だけ節約するからである。
以下では、実施例を用いて、本発明をさらに詳細に説明する。実施例で与えられる試験結果は、以下に示す試験方法を用いて得られた。

坪量 SCAN-C28:76/SCAN-M8:76
厚さ SCAN-P 7:96
嵩 SCAN-P 7:96
填料の量 SCAN-P 5:63
引張強さ SCAN-P 38:80
伸び SCAN-P 38:80
引裂き抵抗 SCAN-P 11:96
曲げこわさ SCAN-P 29:95
曲げ長さ mod. ASTM:D 1388-96
結合強度 TAPPI Useful Method 403
(RD装置に対する指示)
ISO 白色度 SCAN-P 3:93
D65 白色度 SCAN-P 66:93
不透明度 SCAN-P 8:93
透気度 SCAN-P 19:78
PPS 粗さ SCAN-P 76:95
光沢 (%) 75度 T 480

実施例1
本発明による塗工印刷用紙の製造時に、カレンダ試験を、OptiLoad(商標) カレンダを用いて行った。ニップ圧は500 kN/mであった。6ロールカレンダをサンプル1に用い、8ロールカレンダをサンプル2〜4に用いた。カレンダの温度は、サンプル2のカレンダ中は110℃、サンプル3のカレンダ中は125℃、そしてサンプル3のカレンダ中は140℃にカレンダがなるように調整した。サンプルについて測定した特性は表1に示す。
Figure 0004249986
実施例 2
本発明による塗工印刷用紙の特性と従来技術の塗工印刷用紙の特性とを比較した。この表中で比較したサンプルの坪量は実質的に同じであった。特性は、表2〜表4に示す。
Figure 0004249986
Figure 0004249986
Figure 0004249986
実施例3
以下では、1つの繊維パルプ等級を示す。それから、本発明による印刷用紙を作ることができる。その繊維パルプ等級について、その特性は表5に示し、非配向シートの特性は表6に示す。これは、ラボラトリで作られた。
Figure 0004249986
Figure 0004249986
表5および表6の特性からわかるように、繊維パルプに対して優れた強さ値が得られる。この繊維分布は、本方法により得られる典型的な繊維分布とは少し異なる。この繊維分布は、本方法により得られる典型的な繊維分布と一致しないとしても、この繊維製造方法により、強くて結合可能なパルプが得られるといえる。
本発明は上記のものに限定されない。特許請求の範囲内で変更できる。パルプ等級が、優れた強さ値と結合性を有するようにパルプ等級を精製する限りにおいて、印刷用紙を製造するために繊維分布を変えたパルプ等級を使用することができる。本発明の主要な考えは、ある印刷用紙等級を、紙の全繊維量の少なくとも90 重量%が機械パルプである印刷用紙を用いて、置き換えるということである。
繊維パルプの製造についての原理的な工程図を示す。

Claims (3)

  1. 機械パルプを含み、不透明度が少なくとも89 %、白色度が少なくとも65 %、表面粗さが4.5 μmを越えない塗工印刷用紙において、該用紙は、該紙の全繊維量の少なくとも90 重量%のサーモメカニカルパルプ(TMP)を含み、
    該サーモメカニカルパルプは、Bauer-McNettスクリーンで規定したときに、繊維の40〜50 %は、スロットの大きさが16メッシュおよび28メッシュであるスクリーンを通過せず、繊維の15〜20 %は、前記16メッシュおよび28メッシュのスクリーンを通過するが、スロットの大きさが48メッシュおよび200メッシュであるスクリーンを通過せず、繊維の35〜40 %は、前記48メッシュおよび200メッシュのスクリーンを通過することを特徴とする塗工印刷用紙。
  2. 請求項1に記載の塗工印刷用紙において、該用紙は、該紙の全繊維量の少なくとも95 重量%の前記サーモメカニカルパルプ (TMP) 含むことを特徴とする塗工印刷用紙。
  3. 請求項1に記載の塗工印刷用紙において、該用紙は、全繊維量が前記サーモメカニカルパルプ (TMP)であることを特徴とする塗工印刷用紙。
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