JP4246011B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の洗浄剤組成物、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去方法、ダニ誘引緩和用洗浄剤組成物に関する。
近年の住宅の高密閉化による室内空間の高温多湿化に伴い、布団、ソファー及びマット等にダニやカビ等が繁殖し易い環境となり、その人体への影響が問題となってきている。そして住居内のダニは、気管支喘息、アレルギー鼻炎等のアレルギー性疾患や、皮膚炎の原因となるため種々の防除剤が開発されている。
ダニ防除剤としては、ピレスロイド系、カーバメイト系、有機リン系等の各種薬剤が使用されているが、これらの薬剤は毒性が高く、住居内、特に小児のいる家庭では安全性上好ましいものではなかった。またこれら従来のダニ防除剤は、揮散性が少ないので、直接塗布した場所では効果が得られたとしても、カーペットやソファー、布団の内部等の通気性の悪い場所では、特に効果が弱かった。
また、ダニの死骸や糞もアレルゲン物質であることから、ダニを直接殺すだけでなく、忌避作用の強い防除剤が求められている。ダニ忌避剤として、安全性が比較的高いと考えられる植物精油成分のリナロールやカルボンを用いたダニ駆除剤(特許文献1、2)が提案されているが、これらの効果も充分ではなかった。
また、防除剤を用いない防虫材料として、特許文献3には、1デニール以下の極細繊維からなる綿、或いは表面が綿状であるか又は表面が起毛ないし植毛されている織布又は不織布を含むダニ防除具が記載されている。また、特許文献4、5には、繊維集合体の外周部に所定の繊維間隔の極細繊維層を配してなる防虫性繊維構造物が記載されている。また、特許文献6には、所定の繊維間隙、所定の繊維径、及び所定の繊維充填率を有する不織布からなる畳床用防虫シートが記載されている。更に、特許文献7には、ポリプロピレン系重合体からなる極細繊維不織布層の両面にポリプロピレン系重合体からなる長繊維不織布層が積層一体化されてなる耐アレルゲン性寝具カバーが記載されている。
しかしながら、上記各公報に記載の防虫材料は、極細繊維を使用しているので、寝具や家具等のカバー材としては肌触りが良くなく、また繊維中にダニが残るという欠点があった。
また、特許文献8、9、10には、ダニ誘引物質を用い、誘引されてきたダニを駆除する方法が記載されている。しかし、駆除しきれなかった場合、かえってダニを集めるだけになり不都合が多かった。人の分泌物或いは人の分泌物の酸化物の中にはダニ誘引物質が多く存在するため、人と直接接する寝具類では、公知の方法によるダニ誘引駆除効果はあまり期待できなかった。
また、特許文献11、12には、ダニ忌避物質によるダニ駆除方法が記載されている。しかし、ダニ誘引物質の存在下におけるダニ忌避効果は多くを望めなかった。
一方、近年の洗濯機は、環境・エネルギー問題や経済性への対応から、高浴比(衣料/洗浄水)化、運転時間の短縮化、低動力撹拌化等の傾向にあり、従来知られている洗浄剤組成物では、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体を十分に洗浄できない傾向にある。このため、低機械力でも人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体に対する洗浄力の高い洗浄剤が求められている。特許文献13には、脂質分解酵素を配合した、皮脂の蓄積汚れに優れる洗浄剤が記載されているが、脂質の分解によりかえって、ノナナール等の人由来のダニ誘引物質の増加となり、好ましくない。
特開昭63−104905号公報 特開平10−87409号公報 特開平3−80037号公報 特開平4−289256号公報 特開平4−289277号公報 特開平5−140851号公報 特開平7−246144号公報 特開2002−308706号公報 特開2002−253103号公報 特開2003−26508号公報 特開平6−16515号公報 特開2001−294505号公報 特開2001−64696号公報
本発明の課題は、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の洗浄剤組成物、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去方法、ダニ誘引緩和用洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明は、
(a)陰イオン界面活性剤〔以下、(a)成分という〕10〜30質量%、
(b)非イオン界面活性剤〔以下、(b)成分という〕2〜15質量%、
(c)蛋白質分解酵素〔以下、(c)成分という〕0.001〜2質量%、
(d)炭水化物及び/又は炭水化物誘導体〔以下、(d)成分という〕0.001〜10質量%、
(e)水溶性無機塩〔以下、(e)成分という〕25〜50質量%、
を含有し、
(a)と(b)の質量比が(a)/(b)で10/1〜10/12、
(a)と(b)の合計量が15〜40質量%、
(c)と(d)の質量比が(c)/(d)で2/1以下、
(a)と(b)の合計量と(e)成分の質量比が〔(a)+(b)〕/(e)で4/3〜1/3、
(a)、(b)、(e)の合計量が50〜80質量%、
組成物のカルシウム捕捉量30〜200CaCO3mg/g
である、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の洗浄剤組成物に関する。
また、本発明は、
(a)成分10〜30質量%、
(b)成分2〜15質量%、
(c)成分0.001〜2質量%、
(d)成分0.001〜10質量%、
(e)成分25〜50質量%、
を含有し、
(a)成分と(b)成分の質量比が(a)/(b)で10/1〜10/12、
(a)成分と(b)成分の合計量が15〜40質量%、
(c)成分と(d)成分の質量比が(c)/(d)で2/1以下、
(a)成分と(b)成分の合計量と(e)成分の質量比が〔(a)+(b)〕/(e)で4/3〜1/3、
(a)成分、(b)成分、(e)成分の合計量が50〜80質量%、
組成物のカルシウム捕捉量30〜200CaCO3mg/g
であるダニ誘引緩和用洗浄剤組成物に関する。
また、本発明は、
(a)成分10〜30質量%、
(b)成分2〜15質量%、
(c)成分0.001〜2質量%、
(d)成分0.001〜10質量%、
(e)成分25〜50質量%、
を含有し、
(a)成分と(b)成分の質量比が(a)/(b)で10/1〜10/12、
(a)成分と(b)成分の合計量が15〜40質量%、
(c)成分と(d)成分の質量比が(c)/(d)で2/1以下、
(a)成分と(b)成分の合計量と(e)成分の質量比が〔(a)+(b)〕/(e)で4/3〜1/3、
(a)成分、(b)成分、(e)成分の合計量が50〜80質量%、
組成物のカルシウム捕捉量30〜200CaCO3mg/g、
である洗浄剤組成物による、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去方法に関する。
本発明によれば、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の洗浄効果に優れた洗浄剤組成物ないしダニ誘引緩和用洗浄剤組成物が得られる。
本発明の組成物は、いずれも組成物のカルシウム捕捉量が30〜200CaCO3mg/gである。ここで、カルシウム捕捉量は次の方法で求められるものをいう。
(カルシウム捕捉量の測定方法)
カルシウム捕捉量(Ca捕捉量)は、特開平3−277696号公報3頁右下欄6行目から4頁左上欄6行目記載の方法(但し、陰イオン性界面活性剤を洗浄剤組成物と読み替える)により求める。
人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、カルシウム捕捉量は、40〜150CaCO3mg/gが好ましく、50〜100CaCO3mg/gがより好ましい。
本発明の組成物のJIS K 3362:1998により規定された方法で測定する見掛け密度は、利便性や廃棄物(例えば、箱等)を低減する観点から、600g/L以上が好ましく、700g/L以上がより好ましく、800g/L以上が更に好ましい。また、溶解性の点で、見掛け密度は1600g/L以下が好ましく、1300g/L以下がより好ましく、1000g/L以下が更に好ましい。
JIS Z 8801の標準篩を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる質量分率から求める本発明の洗浄剤組成物の平均粒径は、溶解性に優れる観点から、150〜700μmが好ましく、より好ましくは150〜600μm、更に好ましくは180〜400μmである。
洗浄剤組成物は、携帯性や簡便性の点で、一回の使用量を分包包装しても良く、また、圧縮成型して錠剤型にして包装しても良い。この時包装材料が水溶性であることが好ましい。
人由来のダニ誘引物質としては、デカン酸、パルミチン酸、オレイン酸、酢酸、4−メチル−3−ペンテン−2−オン、6−メチル−5−ヘプテン−2−オン、ペプタナール、オクタナール、ノナナール、デカナール、リモネン等が挙げられる。人由来のダニ誘引物質前駆体としては、酸化等により前記ダニ誘引物質になる化合物が挙げられる。特に除去すべき人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体としては、酢酸、4−メチル−3−ペンテン−2−オン、ペプタナール、ノナナール、リモネン及びこれらの前駆体が挙げられる。最も除去すべき人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体としては、ノナナール及びこの前駆体であるオレイン酸、トリオレイン、ジオレインである。
<(a)成分>
本発明の組成物は(a)成分として陰イオン界面活性剤を10〜30質量%含有する。人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、12〜28質量%が好ましく、15〜25質量%がより好ましい。
(a)成分として、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩、アルキル又はアルケニル硫酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩若しくはそのエステル、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、脂肪酸塩等が挙げられる。中でも、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、α−スルホ脂肪酸塩若しくはそのエステルを含有することが好ましい。対イオンとしてアルカリ金属イオンが洗浄力向上の点で好適である。特に、溶解速度向上の観点から、カリウムイオンが好ましく、全対イオン中カリウムイオンは5質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、40質量%以上が特に好ましい。
<(b)成分>
本発明の組成物は(b)成分として非イオン界面活性剤を2〜15質量%含有する。人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、3〜15質量%が好ましく、5〜12質量%がより好ましい。
(b)成分として、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、融点が40℃以下のものが好ましく、より好ましくは30℃以下、特に好ましくは25℃以下である。融点は、FP800サーモシステムのメトラーFP81(Mettler Instrumente AG製)を用い、昇温速度0.2℃/minで測定される。例えば洗浄力の点から、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーが好ましい。特に炭素数10〜18のアルコールにエチレンオキシド(以下、EOと表記する)を平均で4〜20モル付加したポリオキシエチレンアルキルエーテルや、前記アルコールにEOを平均で4〜20モル、プロピレンオキシド(以下、POと表記する)を平均で0.3〜4モル付加したもの、その中でもEO・PO・EOの順にブロック付加したものが好ましい。また、(b)成分は、グリフィン(Griffin)法に基づくHLBが6.5〜14.0のものが好ましい。
本発明の組成物において、(a)成分と(b)成分の合計量は15〜40質量%であり、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、20〜35質量%が好ましく、25〜33質量%がより好ましい。
本発明の組成物において、(a)成分と(b)成分の質量比は、(a)/(b)で10/1〜10/12であり、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、10/8〜10/1.5が好ましく、10/7〜10/3がより好ましい。
<(c)成分>
本発明の組成物は(c)成分として蛋白分解酵素を0.001〜2質量%含有する。人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、0.005〜2質量%が好ましく、0.01〜2質量%がより好ましい。(c)成分は安定性等のために個別に造粒物で添加するのが好ましく、酵素原末は酵素造粒物中に0.5〜15質量%含有されることが好ましい。
(c)成分として、パパイン、ブロメライン、グラヂン、フィシン等の植物由来のプロテアーゼ、トリプシン、キモトリプシン、パンクレアチン等の動物由来のプロテアーゼ、バチルス属等の細菌が生産する細菌プロテアーゼ等の微生物由来のプロテアーゼ等の何れも使用することができる。
<(d)成分>
本発明の組成物は(d)成分として炭水化物及び/又は炭水化物誘導体を0.001〜10質量%含有する。人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、0.005〜8質量%が好ましく、0.01〜6質量%がより好ましい。
(d)成分として、グルコース、ガラクトース、フコース、キシロース、マルトース、ラクトース、フルクトース、β−シクロデキストリン、スクロース、トレハロース、ラフィノース、スタキオース、α−メチル−D−グルコシド、ソルビトール、マンニトール、マンノース、2−デスオキシ−D−リボース、D−グルコサミン、アセチルガラクトサミン、アセチルグルコサミン、等が挙げられる。人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、単糖〜六糖類が好ましく、単糖〜三糖類がより好ましく、二糖類が更に好ましい。
本発明の組成物は、(c)成分と(d)成分の質量比は2/1以下であり、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、1/1以下が好ましく、1/2以下が更に好ましく、1/5以下が特に好ましい。
<(e)成分>
本発明の組成物は(e)成分として水溶性無機塩を25〜50質量%含有する。人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、28〜45質量%が好ましく、30〜40質量%がより好ましい。ここで、水溶性無機塩とは、蒸留水に対する溶解度が0.5g/15g(25℃、蒸留水)以上の無機塩をいうものとする。
(e)成分として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、1号ケイ酸ナトリウム、2号ケイ酸ナトリウム、3号ケイ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの一種以上が挙げられる。この中でも亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、1号ケイ酸ナトリウム、2号ケイ酸ナトリウム、3号ケイ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの一種以上が人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で好ましい。このうち、無水物として0.5gを蒸留水15gに溶解させた水溶液のpH(25℃、電極法)が10以上を示す水溶性無機塩、すなわち、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、1号ケイ酸ナトリウム、2号ケイ酸ナトリウム、3号ケイ酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点でより好ましい。更に、pH8〜12の範囲において単位質量当たりのアルカリ緩衝能に優れる化合物、即ち、その化合物の0.025質量%水溶液(蒸留水)のpH値(25℃、電極法)をPiとした場合、Piが9以上であり、かつその水溶液に0.1規定の塩酸を滴下し、水溶液のpH値が(Pi−1)となるのに要した塩酸の滴下量が3mLを上回る化合物が好ましく、そのような緩衝能を有する化合物としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、1号ケイ酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウムから選ばれる一種以上が、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で更に好ましい。更に、炭酸ナトリウムが経済性の点から最も好ましい。
本発明の組成物において、(a)成分と(b)成分と(e)成分の合計量は50〜80質量%であり、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、55〜75質量%が好ましく、60〜70質量%がより好ましい。
本発明の組成物において、(a)成分と(b)成分の合計量と、(e)成分の質量比は〔(a)+(b)〕/(e)で4/3〜1/3であり、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、4/3.5〜1/2.5が好ましく、1/1〜1/2がより好ましい。
<(f)成分>
本発明の組成物は(f)成分としてホウ酸及び/又はホウ酸塩を含有することが、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で好ましく、含有量は0.01〜10質量%がより好ましく、0.05〜5質量%が更に好ましい。
人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、(c)成分と(f)成分の質量比は、(c)/(f)で1/1以下が好ましく、1/2以下がより好ましく、1/5以下が更に好ましく、1/10以下が特に好ましい。
<(g)成分>
本発明の組成物は(g)成分として、セドレン、セドロール、ツヨプセン、セドリルアセテート、セドリルフォルメート、セドリルメチルエーテル、アセチルセドレン、β−カリオフィレン、α,β−サンタロール、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、ベチベロール、ベチベリルアセテート、パチョリアルコール、セダーウッドオイル、セダーリーフオイル、ヒノキオイル、ヒバオイル、コパイババルサムオイル、サンダルウッドオイル、ベチバーオイル、パチョリオイル、4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、iso−ボロニルシクロヘキサノール、iso−カンフィルシクロヘキサノール、iso−フェンシルシクロヘキサノール、フェニルアセトアルデヒドグリセリルアセタール、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデヒド、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデヒドのシッフ塩基、2−メチル−3−(p−メトキシフェニル)プロパナール、エチルシンナメート、メチルシンナメート、シンナミルアセテート、シンナミックアルコール、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、エチルオイゲノール、メチルオイゲノール、p−t−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド、cis−3−ヘキセニルサリチレート、β−ナフトールエチルエーテル、β−ナフトールメチルエーテル、ジャスモン、ジヒドロジャスモン、ジャスモン酸低級アルキルエステル、ジヒドロジャスモン酸低級アルキルエステル、ファルネソール、ネロリドール、フィトール、イソフィトール、ゲラニルゲラニオール、ゲラニルリナロールから選ばれる1種以上を含有する香料を含有することがダニ再付着防止の点で好ましい。
<その他成分>
本発明の組成物には、衣料用洗剤の分野で公知のビルダー、漂白剤(過炭酸塩、過ホウ酸塩、漂白活性化剤等)、再汚染防止剤(カルボキシメチルセルロース等)、柔軟化剤、還元剤(亜硫酸塩等)、蛍光増白剤、抑泡剤(シリコーン等)、香料、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、その他の酵素(セルラーゼ、ペクチナーゼ、アミラーゼ、リパーゼ(好ましくは添加しない)等)等の添加剤を含有させることができる。
洗浄性能の点で、更に(h)水溶性ポリマーを0.5〜20質量%含有することが好ましく、1〜15質量%がより好ましく、3〜10質量%が更に好ましい。
(h)水溶性ポリマーとしては、25℃の水100gに対する溶解度が0.5g以上且つ分子量1千以上の有機性重合体であり、例えばポリアルキレングリコール、カルボン酸系ポリマー、カルボキシメチルセルロース、可溶性澱粉、糖類等が挙げられる。中でも金属イオン封鎖能、固体汚れ・粒子汚れの分散能及び再汚染防止能の点で分子量が数千〜10万のカルボン酸系ポリマー及びポリエチレングリコールが好ましい。特に、アクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩、ポリアクリル酸塩及びポリエチレングリコールが好ましい。ここで、塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
本発明の組成物は、流動性及び非ケーキング性の点で、表面被覆剤により表面改質を行うことが好ましい。表面被覆剤は組成物中1〜30質量%が好ましく、2〜25質量%がより好ましく、5〜25質量%が更に好ましい。表面被覆剤としては、例えば、アルミノケイ酸塩、ケイ酸カルシウム、二酸化ケイ素、ベントナイト、タルク、クレイ、非晶質シリカ誘導体、結晶性シリケート化合物等のシリケート化合物、金属石鹸、粉末の界面活性剤等の微粉体、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩等のポリカルボン酸塩等の水溶性ポリマー;脂肪酸が挙げられる。中でもシリケート化合物が好ましく、特に結晶性アルミノケイ酸塩、非晶質アルミノケイ酸塩、結晶性シリケート化合物が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、JIS K 3362:1998による25℃、0.1質量%水溶液のpHが7〜12であることが好ましく、8〜12がより好ましく、10〜11が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去性の点で、水中で過酸化水素を放出する化合物及び水中で過酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物を含有することが好ましい。洗浄性能、洗浄効率の点で水中で過酸化水素を放出する化合物は0.1〜8質量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましく、1〜3.5質量%が更に好ましく、1.5〜2.8質量%が更に好ましく、水中で過酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物は0.1〜5質量%が好ましく、0.5〜3質量%がより好ましく、0.8〜2質量%が更に好ましい。水中で過酸化水素を放出する化合物としては、炭酸塩・過酸化水素付加物、硼酸塩・過酸化水素付加物、トリポリリン酸塩・過酸化水素付加物、ピロリン酸塩・過酸化水素付加物、尿素・過酸化水素付加物等が挙げられる。この中でも、炭酸塩・過酸化水素付加物、硼酸塩・過酸化水素付加物が好ましく、炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物、硼酸ナトリウム・過酸化水素付加物がより好ましく、洗浄性能の点で炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物が更に好ましい。水中で過酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物としては、酸素系漂白剤含有洗剤に一般的に用いられる、グルコースペンタアセテート、トリアセチン、N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン、テトラアセチルグリコリルウリル等の漂白活性化剤を使用することができるが、効果の点で、下記一般式(1)〜(4)で表される化合物の一種以上が好ましく、(1)又は(2)で表される化合物の一種以上がより好ましい。
Figure 0004246011
〔式中、R1は炭素数4〜13、好ましくは10〜13のアルキル基、R2は炭素数5〜13、好ましくは7〜11のアルキル基、Mは水素原子又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム若しくはアルカノールアミンを示す。〕
Figure 0004246011
〔式中、R3、R4、R5、R6、R7、R9、R10はそれぞれ独立してメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基であり、R8は炭素数2〜10のアルキレン基であり、X-は陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン、リン酸イオン、硫酸イオンを示す。〕
本発明の組成物を用いて通常の洗濯を行うことで、処理後の繊維製品においてダニ誘引が緩和されるので、本発明の組成物は、ダニ誘引緩和用洗浄剤組成物として用いることもできる。本発明の組成物を用いて、衣類や寝具などの繊維製品を処理(洗濯等)することで、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去方法が提供される。
実施例1〜5、比較例1〜9
表1、2に示す成分のうち、(a)成分、(d)成分、(e)成分、(f)成分、(h)成分、ゼオライトの一部、蛍光染料を用いて、固形分40質量%の水性スラリーを調製し、これを乾燥塔を用いてスプレー乾燥し、水分量3質量%の乾燥生地を得た。これを(b)成分、結晶性シリケート、ゼオライトの一部、及び水分調整用の水と共に攪拌造粒し、ゼオライトの一部で表面被覆し、平均粒径470μm、見掛け密度840g/Lの粒子を得た。更に得られた造粒物と(c)成分、及び必要に応じて(g)成分、過炭酸ナトリウム、LOBS、DOBAを混合して、平均粒径480〜520μm、見掛け密度820g/Lの洗浄剤組成物を得た。
表1、2に示す成分は以下のものを使用した。
・LAS−Na:アルキル基の炭素数12〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
・AS−Na:アルキル基の炭素数12〜16のアルキル硫酸エステルナトリウム
・AOS−Na:アルキル基の炭素数14〜18のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム
・α−SF:アルキル基の炭素数が12〜14のα−スルホ脂肪酸メチルエステルナトリウム
・石鹸:アルキル基の炭素数14〜18の脂肪酸ナトリウム
・AE1:アルキル基の炭素数が12〜14でEO平均付加モル数が7であるポリオキシエチレンアルキルエーテル
・AE2:アルキル基の炭素数が12〜14でEO平均付加モル数が13であるポリオキシエチレンアルキルエーテル
・酵素:セルラーゼK(特開昭63−264699号公報記載)、カンナーゼ24TK(ノボ社製)、サビナーゼ6.0T(ノボ社製)を3:1:2の質量比で使用
・香料1:セドロール含有香料
・香料2:ツヨプセン含有香料
・AA/MAコポリマー:アクリル酸マレイン酸コポリマー、ソカランCP−5(BASF製)
・CMC:カルボキシメチルセルロース
・結晶性シリケート:プリフィード(トクヤマシルテック(株)製)
・過炭酸ナトリウム:炭酸ナトリウム過酸化水素付加物(特開2000−256699号公報の段落0019に記載の漂白剤粒子)
・LOBS:ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム造粒物(特開2000−256699号公報の段落0018記載の漂白剤粒子)
・DOBA:デカノイルオキシ安息香酸ナトリウム造粒物(LOBSと同様にして製造した。)
・蛍光染料:チノパールCBS−X(チバスペシャリティーケミカルス製)
ダニ誘引抑制効果は以下のようにして評価を行った。
1.供試ダニ
ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)
2.試験方法
(2−1)
22cm×11cmのガラス製皿の長手方向の一端に未洗浄の新品枕カバーを4cm角に裁断したものを2枚重ねて置き、他端に4cm角に裁断したろ紙を2枚重ねて置き、中心部に供試ダニ500〜600匹を置いた。これを飽和食塩水で相対湿度85%以上に調整したプラスチック製密閉容器の中に置き、全暗状態で25℃で保存した。24時間後に枕カバー又はろ紙の表裏両面及び下の供試ダニの合計数を数えたところ、新品枕カバー及びろ紙に付着したダニ数は、それぞれ26匹と29匹であり、有意な差は認められず、枕カバー自体にはダニ誘引作用がないことを確認した。
(2−2)
中古枕カバーにダニ誘引物質が付着していることの確認を行うために、未洗浄の中古枕カバー〔(2−1)で用いたものを使用したもの〕とろ紙〔(2−1)で用いたものと同じもの〕を用いて上記(2−1)と同様の試験を行ったところ、中古枕カバーに付着したダニ数は403匹、ろ紙に付着したダニ数は36匹であり、中古枕カバーにダニ誘引物質が付着していることを確認した。
(2−3)
ダニ誘引物質が付着していることを確認した中古枕カバーを4cm角に裁断したもの2枚を、表1に示す粉末の洗浄剤組成物を0.0833質量%、20℃、1Lとなるように溶解した洗浄液を用いて、ターゴトメーターにて普通洗浄した(80rpm×10分)。その後、水道水ですすぎ、乾燥させ、ダニ誘引試験のサンプルとした。このサンプルとろ紙〔(2−1)で用いたものと同じもの〕とを用いて上記(2−1)と同様の試験を行い、それぞれに付着したダニの合計数を数えた。結果を表1、2に示す。
Figure 0004246011
Figure 0004246011

Claims (6)

  1. (a)陰イオン界面活性剤10〜30質量%、
    (b)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーから選ばれる、融点が40℃以下の非イオン界面活性剤2〜15質量%、
    (c)蛋白質分解酵素0.001〜2質量%、
    (d)単糖〜六糖類から選ばれる炭水化物及び/又はその誘導体0.001〜10質量%、
    (e)水溶性無機塩25〜50質量%、
    (f)ホウ酸及び/又はホウ酸塩0.01〜10質量%
    を含有し、
    (a)と(b)の質量比が(a)/(b)で10/1〜10/12、
    (a)と(b)の合計量が15〜40質量%、
    (c)と(d)の質量比が(c)/(d)で2/1以下、
    (a)と(b)の合計量と(e)成分の質量比が〔(a)+(b)〕/(e)で4/3〜1/3、
    (a)、(b)、(e)の合計量が50〜80質量%、
    組成物のカルシウム捕捉量30〜200CaCO3mg/g
    である、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の洗浄剤組成物。
  2. (c)と(f)の質量比が(c)/(f)で1/1以下である請求項1記載の人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の洗浄剤組成物。
  3. 更に、セドレン、セドロール、ツヨプセン、セドリルアセテート、セドリルフォルメート、セドリルメチルエーテル、アセチルセドレン、β−カリオフィレン、α,β−サンタロール、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、ベチベロール、ベチベリルアセテート、パチョリアルコール、セダーウッドオイル、セダーリーフオイル、ヒノキオイル、ヒバオイル、コパイババルサムオイル、サンダルウッドオイル、ベチバーオイル、パチョリオイル、4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、iso−ボロニルシクロヘキサノール、iso−カンフィルシクロヘキサノール、iso−フェンシルシクロヘキサノール、フェニルアセトアルデヒドグリセリルアセタール、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデヒド、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデヒドのシッフ塩基、2−メチル−3−(p−メトキシフェニル)プロパナール、エチルシンナメート、メチルシンナメート、シンナミルアセテート、シンナミックアルコール、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、エチルオイゲノール、メチルオイゲノール、p−t−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド、cis−3−ヘキセニルサリチレート、β−ナフトールエチルエーテル、β−ナフトールメチルエーテル、ジャスモン、ジヒドロジャスモン、ジャスモン酸低級アルキルエステル、ジヒドロジャスモン酸低級アルキルエステル、ファルネソール、ネロリドール、フィトール、イソフィトール、ゲラニルゲラニオール、ゲラニルリナロールから選ばれる1種以上を含有する(g)香料を含有する請求項1又は2記載の人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の洗浄剤組成物。
  4. (c)と(d)の質量比が(c)/(d)で1/1以下である請求項1〜3の何れか1項記載の人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の洗浄剤組成物。
  5. (a)陰イオン界面活性剤10〜30質量%、
    (b)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーから選ばれる、融点が40℃以下の非イオン界面活性剤2〜15質量%、
    (c)蛋白質分解酵素0.001〜2質量%、
    (d)単糖〜六糖類から選ばれる炭水化物及び/又はその誘導体0.001〜10質量%、
    (e)水溶性無機塩25〜50質量%、
    (f)ホウ酸及び/又はホウ酸塩0.01〜10質量%
    を含有し、
    (a)と(b)の質量比が(a)/(b)で10/1〜10/12、
    (a)と(b)の合計量が15〜40質量%、
    (c)と(d)の質量比が(c)/(d)で2/1以下、
    (a)と(b)成分の合計量と(e)成分の質量比が〔(a)+(b)〕/(e)で4/3〜1/3、
    (a)、(b)、(e)の合計量が50〜80質量%、
    組成物のカルシウム捕捉量30〜200CaCO3mg/g
    であるダニ誘引緩和用洗浄剤組成物。
  6. (a)陰イオン界面活性剤10〜30質量%、
    (b)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーから選ばれる、融点が40℃以下の非イオン界面活性剤2〜15質量%、
    (c)蛋白質分解酵素0.001〜2質量%、
    (d)単糖〜六糖類から選ばれる炭水化物及び/又はその誘導体0.001〜10質量%、
    (e)水溶性無機塩25〜50質量%、
    (f)ホウ酸及び/又はホウ酸塩0.01〜10質量%
    を含有し、
    (a)と(b)の質量比が(a)/(b)で10/1〜10/12、
    (a)と(b)の合計量が15〜40質量%、
    (c)と(d)の質量比が(c)/(d)で2/1以下、
    (a)と(b)成分の合計量と(e)成分の質量比が〔(a)+(b)〕/(e)で4/3〜1/3、
    (a)、(b)、(e)の合計量が50〜80質量%、
    組成物のカルシウム捕捉量30〜200CaCO3mg/g
    である洗浄剤組成物による、人由来のダニ誘引物質及び人由来のダニ誘引物質前駆体の除去方法。
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